JPH03290382A - 高耐熱性グレーズド基板 - Google Patents

高耐熱性グレーズド基板

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JPH03290382A
JPH03290382A JP9209990A JP9209990A JPH03290382A JP H03290382 A JPH03290382 A JP H03290382A JP 9209990 A JP9209990 A JP 9209990A JP 9209990 A JP9209990 A JP 9209990A JP H03290382 A JPH03290382 A JP H03290382A
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正博 加藤
Kazuaki Nakanishi
一晃 中西
Masaji Tsuzuki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、表面平滑性、耐熱性を要求される電子材料用
に用いられるグレーズド基板、特にファクシミリのサー
マルヘッドやプリンタヘッド用基板として用いられるグ
レーズド基板に関するものである。
〔従来の技術〕
グレーズド基板は、絶縁基板上に薄く均一に溶融したガ
ラスを塗布してグレーズ層を形成したものであり、ファ
クシミリのサーマルヘッドやプリンタヘッド用等に汎用
されているグレーズド基板の絶縁基板としては、主とし
てアルミナ含有率が90〜97%のセラ短ックスからな
るアルミナ基板が多く用いられているが、その実用温度
は800℃未満である。
しかし、最近、印字速度が益々高速度化されるにつれ、
温度の急激な上昇、降下という極めて厳しい条件にさら
されるようになって従来よりも更に高度な耐熱性が要求
されるようになり、かつまた、小型化、高精度化の要求
も厳しくなってきている。これらの要求に応えるべくグ
レーズ層の耐熱性向上、グレーズ層の薄層化及び段付き
・端面型グレーズド基板等基板の形状の改良が行われて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
グレーズ層の耐熱性向上のために高軟化点のガラスを用
いると、グレーズド基板の焼成温度を高くする必要があ
り、またグレーズ厚みの薄いグレーズ層表面はセラミッ
ク基板の影響を受は易いので、焼成温度上昇とグレーズ
層の薄層化によって平滑性の低下を来たし、また、焼成
によりグレーズ層が端部より引けていく、いわゆる“ひ
け”が大きくなり、更には基板の反りが大きくなるとい
う問題を生ずる。これらのことは高精度化の要求に沿え
なくなる現象である。また、段付きグレーズド基板とし
た場合は段付き部でグレーズ層がはげるという問題も生
じている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の如き課題を解決す、るために鋭意研究
を重ねた結果850℃以上の耐熱性を有するグレーズド
基板を提供することを目的とし、その概要は、アルミナ
基板として平均粒径2/I′In以下で含有率が98%
以上のアルミナ粉末からなるセラミック基板を用い、グ
レーズ層を形成するガラスとしては、屈伏点が700℃
以上、軟化点が900℃以上で、かつ、熱膨張係数が5
0xlO−’〜75xlO−’/℃の範囲にあるガラス
を、10〜50IITnの厚さに被覆してなる高耐熱性
グレーズド基板を提供するものである。
本発明においてアルミナ基板を構成するアルミナ粉末と
して平均粒径を2n以下の粒径を選定した理由は、2即
より大きいとグレーズ層にうねりの発生を招き、表面平
滑性が悪くなるためであり、アルミナ含有率を98%以
上としたのは、98%未満の場合、その焼成によるグレ
ーズ層の“ひけ”基板の反りが共に大きくなり、うねり
によって表面平滑性が悪くなるからである。
また、グレーズ層を構成するガラスの屈伏点を700℃
以上、軟化点を900℃以上としたのは、850℃以上
の高温で使用するための基板に適合した高耐熱グレーズ
層とするためである。因みに上記より低い屈伏点と軟化
点のガラスを用いた場合は、基板を高耐熱化した効果を
生しない。
また、更に、グレーズ層を構成するガラスの熱膨張係数
を50X10−’〜85X10−’/℃としたのは、本
発明における上記の如き構成のアルミナ基板との熱膨張
差が小さく反りを発生しないためであり、この範囲を外
れたものではアルξす基板との熱膨張差が大きくなり過
ぎて焼成によりうねりや反りを発生し易く、アルミナ基
板あるいはグレーズ層にクラックを発生し易い。
また、グレーズ層の厚さを10〜50tnnとしたのは
、グレーズ層の薄層化を図ったものであるが、101r
rn未満では平滑で引けのないグレーズ層を形成するこ
こが困難であるためである。なお、50nより厚くした
場合はアルミナ基板によるグレーズ層表面への影響を受
けに<<、特に薄膜グレーズ層とした基板本来の改良の
効果が不明瞭となる。
〔作用〕
上記の如くアルミナ基板におけるアルミナ含有率を98
%以上となるようにフリットを減らすことによってグレ
ーズ層の濡れ性が向上して“ひけ”が減少する。また、
平均粒径2n以下としてアルミナ基板表面の微細度を保
つことと、グレーズ層の濡れ性向上との相乗効果により
、うねりのない平滑なグレーズ層表面となる。また、ア
ルミナの含有率を高くしてガラス成分が少ないことから
、グレーズ層へのアルミナ基板成分の混入が抑制され、
グレーズ層の均質化や変性防止に効果が生ずる。更に、
前記の如き本発明のアルミナ基板は、従来用いられてい
るアルミナ基板よりも硬く、強度が向上しているので、
反りを生しなくなる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について説明する。
グレーズ層を構成する材料として溶融後に第1表の組成
となるように、5iOz、AI(OH1h 、HzBO
3、MgC0ff、CaC0,,5rCO,、BaC0
,、、Y2O3、ZrO2、Laz03、Na2CO3
、K2CO3及びpb3o、を秤量し、らいかい機で混
合し、白金るつぼ中で1300〜1500℃の適切な温
度で溶融した後、水中に投下してガラス化し、アルミナ
製ボールミルで微粉砕し、本発明によるグレーズ組成物
階1〜Nu5と、比較のための従来例のグレーズ組成物
陰6を製造した。これらのグレーズ組成物の熱特性を測
定した結果は第2表に示すとおりである。
第1表 第2表 注1)屈伏点 グレーズ組成物を20×5φ(IIIIll)の形状に
し熱膨張を測定し、膨張曲線が頂点となる温度とした。
2)軟化点 示差熱分析を行って第2番目の吸熱ピークに相当する温
度とした。
3)熱膨張係数 グレーズ組成物を20×5φ(mm)の形状にし30℃
から400℃までの熱膨張差より求めた。
上記のグレーズ材料を用いて以下のグレーズド基板を作
成し評価をした。
(実施例I) 第1図において、平均粒径1.2四で、純度99%のア
ルミナ粒子で形威された厚さ0.635mmのアルミナ
基板1上に、第1表に示す試料磁1のグレーズ組成物を
塗布し、1240℃で焼成して厚さ30Armのグレー
ズ層2を形威したグレーズド基板を得た。
そして表面状態を面粗度計によって測定したところ第3
図(alに示すように、うねりは少なく表面の平均粗さ
が4.4四であり表面平滑性に優れ、基板の反りも4.
01nn/cmと少なく、端部“ひけ”も平均0.49
mmと小さい良好なグレーズド基板が得られた。また、
上記と同しアルミナ基板上に第1表に示す試料隘2〜N
16を用いてそれぞれ第2表に示す焼成温度で焼成して
グレーズド基板を製造したが、上記と同様に良好なグレ
ーズド基板が得られた。なお、第3図は、垂直方向を1
000倍、水平方向を5倍の倍率で拡大した図面である
(実施例■) 実施例Iと同様のアルミナ基板(厚さ0.9mm)に研
磨加工して、第2図に示すような傾き1o6、輻5、O
mm 、深さ0.2mmの段付きアルミナ基板1とし、
段付き部に試料隘1のグレーズ組成物を塗布し、124
0℃で焼成して厚さ40四の段付きグレーズ層2を形威
して段付きグレーズド基板を作成した。従来のアルミナ
含有率97%以下のアルミナ基板の場合に問題となって
いた第2図の矢印部に生じていた“はげ”もなく、表面
平滑な優れたグレーズド基板が得られた。
(実施例■) 実施例Iと同様のアルミナ基板1上に、試料狙3のグレ
ーズ組成物を塗布し、1220’cで焼成して厚さ2O
nのグレーズ層2を形威しグレーズド基板としたところ
、実施例Iと同様に良好なグレーズド基板が得られた。
(比較例I) 平均粒径2.3Innで純度95%からなり厚さ0.6
35n+mのアルミナ基板l上に実施例■と同様な条件
で試料弘1〜狙6のグレーズ組成物を用いて厚さ30n
のグレーズ層2を有するグレーズド基板を作成した。試
料弘1を用いたグレーズド基板についての表面状態は、
第3図(b)に示し、図中矢印で示す如く波形のうねり
を生じ、実施例Iと比較して表面の平均粗さが10.7
nと大きく基板の反りも11.3四/c+wと大きく、
端部“ひけ”も平均0.71mmと大きくなった。試料
隊2〜M5を用いた場合も同様に平滑性が悪く“ひけ”
も大きく、実用には適さないものである。なお、試料1
1h6を用いたものは平滑性はよく、反りも少なく外観
上良好なグレーズド基板が得られた。
(比較例■) 平均粒径2.7−で純度97%のアルミナ粉末から形成
されたアルミナ基板lを用いるほかは、実施例Iと同様
にしてグレーズド基板を作成した。試料N11L1のグ
レーズ組成物を用いた場合の表面状態は第3図(C)に
示すとおりであり表面の平均粗さが5.4nと大きくな
った。図中矢印で示す如く細かいさざ波状のうねりがあ
り、また基板の反りは5.2n/ca+と比較的小さい
が端部の“ひけ”は平均1 、10mmと非常に大きく
、やはり実用レベルには至らない。試料M2〜N15の
グレーズ組成物を用いた場合も同様な結果が得られた。
試料M6を用いたものは良好なグレーズド基板が得られ
た。
上記の実施例及び比較例は数多くの実験の一部を掲げた
に過ぎないが、平均粒径が2μよりも大きく、しかもア
ルミナ含有率が98%未満のものでは表面にうねりを生
じて平滑性が悪くなり、基板の反り及び端部の“ひけ”
が共に大きいという結果が得られた。また、上記の実施
例及び比較例において試料胤6を用いたものは、いずれ
も良好なグレーズド基板が得られたが、これは第2表に
て示す如<850℃未満で使用する比較的低温用のもの
であり、本発明のように850℃以上の高温に耐える高
耐熱性グレーズド基板ではないので、高耐熱性グレーズ
ド基板を得るには本発明によるアルξす基板を用いる必
要があることが判る。
〔発明の効果〕
本発明は、微粒子で、かつ、高純度のアル≧すで形成さ
れたアルミナ基板を用い、かつ、耐熱性が高くアルミナ
基板と熱膨張係数差の小さいグレーズ層を形成すること
によって、従来のものよりも高耐熱性で、しかも表面平
滑性及び端部の“ひけ”が大幅に改善され、また、反り
のないグレーズド基板が得られ、最近のファクシミリや
プリンタの高速化、小型化等に対応できるすべての要求
特性を満足する優れたグレーズド基板を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】 第1図はグレーズド基板断面図、第2図は段付きグレー
ズド基板断面図、第3図のそれぞれ(a)は本発明によ
る実施例1.(blは比較例1、(C1は比較例■にお
けるグレーズド基板の表面状態の拡大図である。 l:アルミナ基板、2:グレーズ層。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.平均粒径2μm以下でアルミナ(Al_2O_3)
    含有率が98%以上のアルミナ基板上に、屈伏点700
    ℃以上、軟化点が900℃以上で、かつ熱膨張係数が5
    0×10^−^7〜85×10^−^7/℃のガラスに
    よる厚さ10〜50μmのグレーズ層が形成されている
    ことを特徴とする高耐熱性グレーズド基板。
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