JPH032881Y2 - - Google Patents

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JPH032881Y2
JPH032881Y2 JP1984032163U JP3216384U JPH032881Y2 JP H032881 Y2 JPH032881 Y2 JP H032881Y2 JP 1984032163 U JP1984032163 U JP 1984032163U JP 3216384 U JP3216384 U JP 3216384U JP H032881 Y2 JPH032881 Y2 JP H032881Y2
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plate material
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roll
shaped
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JP1984032163U
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【考案の詳細な説明】 この考案はロール状に巻取られた偏光板材料に
関するものである。
従来技術と考案の目的 従来、偏光板の材料は、粘着加工を施すかまた
は表面疵防止用の保護フイルムを貼着した比較的
小型の矩形切板として供給されていた(第4図参
照)。しかしこのような矩形切板状の材料の場合、
つぎのような問題があつた。
(イ) 矩形切板状の偏光板材料11から複数の短冊
形の偏光板12を作るには、これら偏光板の各
偏光軸方向が一対ずつ直交したものとなるよう
に、偏光板材料11の長さ方向に対して45゜の
角度で偏光板12の打抜き加工を行なうが、第
4図から明らかなように、各偏光板材料11ご
とに両端隅部に大きなロス13が生じ、偏光板
の形状が大きくなればロス13も大きくなり、
製品歩留りの低下が避けられなかつた。
(ロ) 未粘着加工切板の粘着加工、製品打抜き加
工、打抜き品の基板への貼着工程等の諸工程を
連続自動化により行なうことが困難であつた。
(ハ) 偏光板材料の厚みが比較的薄いためこれを一
枚ずつ取扱ううちに材料に折れが生じて、しば
しば不良品ができた。
(ニ) 疵の発生を防ぐために両面に保護フイルムを
貼る必要があり、その分割高をまねいた。
このような問題を解決するためには、帯状の偏
光板材料をロール状に巻取ることが考えられる
が、この場合、従来の矩形切板状の材料を単に帯
状物にし、これをロール状に巻取つただけでは、
新たにつぎのような問題が生じる。
(ホ) ロール状偏光板材料のロール層間の荷重圧に
より、同材料またはその保護フイルムに含まれ
ている微細な異物や、両者の間の微細な挾雑物
が押されて、その痕跡が材料の表面に現われ、
得られた製品が表面不良のものとなる。
(ヘ) 偏光板材料の厚みが幅方向にバラツキを有す
るため、同材料のロール状に巻取つたときにし
わが生じたり、締め跡が生じる。またこれを防
ぐために材料を緩く巻取ると、多数のロール層
どうしが互いにズレたりさらには巻きくずれを
生じ、その跡が表面に表われ、やはり製品が表
面不良となる。
(ト) 偏光板材料の両面に保護フイルムが貼着して
ない場合には、表面に疵が生じ、商品価値が低
下する。
この考案は、上記のような諸事情に鑑みてなさ
れたもので、これらの問題をことごとく解決する
ことのできるロール状偏光板材料を提供すること
を目的とする。
考案の構成 この考案によるロール状偏光板材料は、上記目
的の達成のために、帯状の合成樹脂シートまたは
フイルムよりなる偏光板材料の両側部に長さ方向
に、内面に粘着剤層を有するテープ状のスペーサ
が、偏光板材料の両側部から一部外方突出状に設
けられ、偏光板材料がスペーサを介してロール状
に巻き取られ、スペーサの各突出部どうしが粘着
剤層で貼着されているものである。
スペーサの材質は特に限定されないが、好まし
くは、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンその他の軟
質合成樹脂である。またスペーサの幅は、製品有
効部となるスペーサ非貼着部の幅が可及的に広く
なるように、狭い方がよく、通常は10mm前後であ
る。またスペーサの厚みは通常30〜150μである。
偏光板材料はサンドイツチ構造をなし、芯材と
これの両面に貼着された芯材保護用の被覆材とよ
りなる。芯材は合成樹脂板に通常の偏光処理を施
したもので、たとえばポリビニルアルコール樹脂
シートまたはフイルムに所要量の沃素を吸着さ
せ、ついで沃素吸着シートまたはフイルムを所要
倍に延伸するか、または予め延伸した上記樹脂の
シートまたはフイルムに沃素を吸着させたもので
ある。
以下、この考案を図示の実施例により具体的に
説明する。
第1図において、帯状の偏光板材料1は幅約
525mm厚み120μであつて、ポリビニルアルコール
樹脂シートまたはフイルムに所要量の偏光処理を
施した芯材1aと、これの両面に貼着された上下
一対の被覆材1b,1bとよりなる。偏光板材料
1の裏面には粘着剤層2を介して離型フイルム3
が貼着されている。
偏光板材料1の表面両側部にはそれぞれ粘着剤
層4を有した合成樹脂製のテープ状のスペーサ5
が配され、粘着剤層4で貼着されている。これら
一対のスペーサ5はそれぞれ幅約10mm厚み60μの
フイルムよりなり、偏光板材料1の表面両側部か
ら3〜5mm外方に突出した状態で設けられてい
る。
一対のスペーサ5を備えた帯状の偏光板材料1
は、第2図に示すように、巻芯6にロール状に巻
取られ、ロール状の偏光板材料1の多数のロール
層の間には、それぞれ両側部にスペーサ5が介在
されている。そのため各ロール層のスペーサ非貼
着部7の間には、スペーサ5によつて間隙が形成
されている。また、スペーサ5の各突出部は、互
いに重なるようにロールの中心方向に屈曲せら
れ、第1図に示すように、粘着剤層4で貼着され
ている。したがつて、偏光板材料1のロール層ど
うしがズレたり巻き崩がれを生じるおそれがな
い。
上記のように構成せられたロール状の偏光板材
料1の両側部は、打抜き加工前に切除されて、ス
ペーサ5が除去される。そして残つた帯状のスペ
ーサ非貼着部7から、第3図に示すように、打抜
き加工により多数の短冊形の偏光板8が製作され
る。そしてこの場合もこれら偏光板の各偏光軸方
向が一対ずつ直交したものとなるように、スペー
サ非貼着部7の長さ方向に対して45゜の角度で偏
光板8の打抜き加工を行なうが、スペーサ非貼着
部7は帯状のものであるので、第4図に示す矩形
切板よりなる多数の偏光板材料を打抜き加工する
場合に比べて、ロス9は遥かに少ない。
考案の効果 以上の次第で、この考案によれば、帯状の合成
樹脂シートまたはフイルムよりなる偏光板材料の
両側部に長さ方向にテープ状のスペーサが設けら
れているので、この偏光板材料をロール状に巻取
つたときに、多数のロール層の間にスペーサが介
在され、各ロール層のスペーサ非貼着部の間には
間隙が形成せられる。したがつて冒頭で説明した
ような問題、すなわち(ホ)異物や挾雑物に起因する
製品の表面不良、(ヘ)偏光板材料の厚みのバラツキ
に起因する製品の表面不良、さらには(ト)保護フイ
ルムの非貼着による疵の発生といつた問題を完全
に解消することができ、高品質でかつ低価格のロ
ール状偏光板材料を供給することができる。した
がつて従来の矩形切板状の多数の偏光板材料を打
抜き加工する場合に比べて、加工ロスを大幅に減
少させることができる上に、冒頭で説明したその
他の問題(ロ)(ハ)(ニ)も一挙に解決することができる。
また、スペーサは内面に粘着剤層を有し、かつ
偏光板材料の両側部から一部外方突出状に設けら
れ、スペーサの各突出部どうしが粘着剤層で貼着
されているので、偏光板材料のロール層どうしが
ズレたり巻き崩れを生じるおそれがまつたくな
い。
さらに、スペーサは貼着剤層を内面のみに有す
るものであるので、同層を両面に有するものを用
いる場合に比べて、スペーサ自体に価格が安くて
すむ上に、剥離紙の除去作業およびその装置が必
要でなく、したがつて製造コストが安くつく。
【図面の簡単な説明】
第1図は偏光板材料の横断面図、第2図はロー
ル状の偏光板材料の斜視図、第3図は偏光板材料
の打抜き加工を示す平面図、第4図は従来の矩形
切板状の偏光板材料の打抜き加工を示す平面図で
ある。 1……偏光板材料、2……粘着剤層、3……離
型フイルム、4……粘着剤層、5……スペーサ、
6……巻芯、7……スペーサ非貼着部、8……偏
光板、9……ロス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 帯状の合成樹脂シートまたはフイルムよりなる
    偏光板材料の両側部に長さ方向に、内面に粘着剤
    層を有するテープ状のスペーサが、偏光板材料の
    両側部から一部外方突出状に設けられ、偏光板材
    料がスペーサを介してロール状に巻き取られ、ス
    ペーサの各突出部どうしが粘着剤層で貼着されて
    いる、ロール状の偏光板材料。
JP3216384U 1984-03-05 1984-03-05 ロ−ル状の偏光板材料 Granted JPS60143404U (ja)

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JPS60143404U JPS60143404U (ja) 1985-09-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101277886B (zh) * 2005-12-20 2011-03-09 夏普株式会社 薄膜辊制造方法及制造装置和薄膜辊
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5946307B2 (ja) * 1980-02-28 1984-11-12 株式会社クボタ ホ−ロ−引き浴槽の施釉方法

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