JPH03287472A - 車両の旋回機構 - Google Patents

車両の旋回機構

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JPH03287472A
JPH03287472A JP8779390A JP8779390A JPH03287472A JP H03287472 A JPH03287472 A JP H03287472A JP 8779390 A JP8779390 A JP 8779390A JP 8779390 A JP8779390 A JP 8779390A JP H03287472 A JPH03287472 A JP H03287472A
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格 小林
Tadashi Hatakeyama
畠山 正
Tatsumi Takizawa
滝沢 巽
Akinobu Yamagishi
山岸 昭信
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、旋回時に後輪を減速して小旋回ができるスピ
ードスプレーヤ等の前後輪を駆動する車両の旋回機構に
関する。
(従来技術およびその課題) 一般に、四輪駆動する車両、例えばスピードスプレーヤ
は果樹園あるいは傾斜地などを走行し薬液を散布するも
のである。特に、スピードスプレーヤが果樹の間を縫っ
て走行しながら薬液を散布する際に、果樹に均一に薬液
を散布することが必要である。このため、スピードスプ
レーヤを一定速度で走行しながら薬液を散布している。
しかしながら、スピードスプレーヤにおいては、旋回の
際に、後輪(駆動輪)の旋回方向の内側輪(内輪)にブ
レーキをかけて制動するようにしている。このため、ス
ピードスプレーヤが直線走行から旋回する際に、後輪の
旋回方向の外側輪(外輪)の速度が早くなりスピードス
プレーヤを後方から押すように旋回することとなり、旋
回半径が大きくなり、操縦安定性に劣るという難点を有
している。
また、上述する従来のスピードスプレーヤのように、旋
回時に後輪の内輪のみを制動するような走行では、外輪
側の旋回速度が早くなり、旋回時にスピードスプレーヤ
の外側に位置する果樹などに均一な薬液散布をすること
が難しいという不具合もある。
すなわち、スピードスプレーヤの薬液散布においては、
第7図に示すように、果樹2に対する直線走行時の薬液
散布密度と、境界線3の手前などの旋回走行時に散布す
る外周部分4Aの薬液散布密度とが同じであることが理
想的である。しかし、上述する従来のスピードスプレー
ヤでは旋回位置の外側に位置する果樹等に均一な薬液散
布をすることができなかった。
そこで、この発明は安定した小旋回をすることができる
スピードスプレーヤ等の車両の旋回機構を提供すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) この発明は上記課題を解決するために次の構成を備えて
なる。
エンジンからの駆動力を伝達系を介して前輪および後輪
に伝達する車両において、 前輪および後輪に別れた伝達系のうち、後輪への伝達系
の中途部にデファレンシャルを並列に設け、該各デファ
レンシャルは、デフケース内の同軸上に、対向位置して
デフケースに軸支されたピニオンギアと、各ピニオンギ
アに噛み合うサイドギアとから構成され、前記各デファ
レンシャルの入力軸と出力軸とをデファレンシャルを構
成するサイドギアの回転軸に設定し、前記エンジンから
の出力軸をデファレンシャルの入力軸の1つに連繋し、
デファレンシャルの出力軸のうち1つを後輪の車軸に連
繋し、各デファレンシャルの入力軸と出力軸上に各デフ
ァレンシャルごとに異なる入出力ギア比を有する伝達ギ
アを設けるとともに、各入力軸上に設けた伝達ギアと各
出力軸上に設けた伝達ギアとをそれぞれ噛み合わせ、各
デファレンシャルのデフケースを回転可能状態およびロ
ック状態とするブレーキをそれぞれ設け、前記各ブレー
キの制御部を設けたことを特徴とする。
(作用) 次に、この発明の作用について述べる。
スピードスプレーヤ等の車両を、旋回するためにタイヤ
の切れ角を変えると、後輪の速度が低下する。すると、
後輪の外輪が前輪を押すことなく、前輪の駆動力により
、あたかも後輪を中心とするように旋回する。
(実施例) 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
以下、四輪能動車両としてスピードスプレーヤについて
説明する。
第1図は四輪駆動のスピードスプレーヤの駆動伝達機構
を示す説明図である。第6図はスピードスプレーヤの外
観を示す側面図である。
10はエンジンである。このエンジン10からの駆動力
は第1ギアケース12に伝達され、この第1ギアケース
12からプロペラシャフト14を介して第2ギアケース
16に伝達される。
第2ギアケニス16からの駆動力は、走行用の第ニドラ
ンスミッション18、およびプロペラシャフト20を介
して第2トランスミツシヨン22に伝達されている。
第2トランスミツシヨン22から、前輪24Fのディフ
ァレンシャル26Fにプロペラシャフト28Fを介して
駆動力が伝達されている。
また、第2トランスミツシヨン22から、後輪減速装置
30およびプロペラシャフト26Rを介して、後輪24
Rのデファレンシャル26Rに駆動力を伝達している。
一方、エンジンlOからは、送風機のファン11にも駆
動力が伝達されている。
続いて、第2トランスミツシヨン22および後輪減速装
置30について主に第2図を参照して説明する。第2図
は第2トランスミツシヨンおよび後輪減速装置部分の機
構説明図である。
前記第2トランスミツシヨン22には、果樹園等に薬剤
を散布する際に低速で走行する低速走行レベルLと、移
動時などで高速で走行する高速走行レベルHとにレバー
32により切換可能である。
なお、このレバー32は運転席に設けられているもので
ある。
レバー32の切換動作によりプロペラシャフト20に連
結されている切換軸36上の2枚の伝達ギア36a、3
6bの一方が、前輸出力軸38上の伝達ギア38a、3
8bの一方に歯合可能である。第1図および第2図では
、伝達ギア36aと伝達ギア38aが歯合して低速走行
レベルLである。なお、レバー32を切換て伝達ギア3
6bと伝達ギア38bを歯合させると、高速走行レベル
Hに切り変わる。
前輸出力軸38は一端がプロペラシャフト28Fを介し
て前輪24Fのデファレンシャル26Fに伝達されてい
る。また、前輸出力軸38の他端は前輪変速装置30内
に延出している。この後輪変速装置30内の前輸出力軸
38上には伝達ギア38cが固定されている。
後輪変速装置30内の前輸出力軸38と平行に配置され
た後輸入力軸40iが軸支され、この後輸入力軸40i
はデファレンシャル42を介して後輸出力軸40uに連
結されている。また、後輸入力軸40iと後輸出力軸4
0uには伝達ギア40aおよび40bが固定されている
。そして、前記前輸出力軸38上の伝達ギア38cと伝
達ギア40aが噛み合っている。
また、後輸入力軸40iおよび後輸出力軸4゜Uと平行
に、減速入力軸44iおよび減速出力軸44uが設けら
れ、各軸44i、44u上にそれぞれ固定された伝達ギ
ア44aおよび44bがそれぞれ伝達ギア40aおよび
40bと噛み合っている。また、減速入力軸44iと減
速出力軸44Uの間にはデファレンシャル46が介設さ
れている。
ここで、デファレンシャル42.46の構造について、
第3図を参照して説明する。
デファレンシャル42.46は同じ構造である。
そこで、一方のデファレンシャル42を例に説明する。
後輸出力軸40iと後輸出力軸40uとの先端にそれぞ
れサイドギア50a、50bが固定され、このサイドギ
ア50a、50bにそれぞれ噛み合ってピニオンギア5
2a、52bが配置されている。そして、ピニオンギア
50a、50bは、各サイドギア50a、50bおよび
ピニオンギア52a、52bを覆うデフケース54に軸
56着されている。
デフケース54の外周には後輸入出力軸40i、40u
と同軸で回転するリングギア56が設けられ、またこの
リングギア56に噛み合うドライブギア58が設けられ
ている。このドライブギア58の軸58a上には、電磁
ブレーキ60が設けられている。この電磁ブレーキ60
は、非通電時には軸58aに制動力が加わっており1回
転不能(ロック)状態である。
なお、デファレンシャル46にも、デファレンシャル4
2と同様に電磁ブレーキ62が設けられている。この電
磁ブレーキ62は、非通電状態のときには作動せず軸5
8aが回転可能(フリー)状態である。
上記デファレンシャル42.46は、@ 58 aがフ
リー状態のときには、後輪および減速入力軸40i、4
4iからの駆動力が後輪および減速出力軸40u、44
uに伝達されずにデフケース54が回転する。一方、軸
58aがロック状態のときには、後輪および減速入力軸
40i、44iからの駆動力は、デフケース54を回転
させずに後輪および減速出力軸40u、44uにそれぞ
れ伝達される。
上記電磁ブレーキ60.62は、前輪24Fの切り角度
が所定の角度より大きくなった際に作動するように構成
されている。前輪24Fの切り角がθより大きいときに
電磁ブレーキ60および62に通電されるようにスイッ
チ64が構成されている(第4図を参照して後述する)
続いて、前輪24Fの切り角の大きさよって電磁ブレー
キ60.62が作動するための機構について、第4図及
び第5図を参照して説明する。
前記プロペラシャフト28Fからアクスル72のデファ
レンシャルを介して駆動力がアクスルシャフト74に伝
達される。アクスル72の先端には固定ギヤボックス7
6が連結され、この固定ギヤボックス76内に前記アク
スルシャフト74が延出し、該アクスルシャフト74の
駆動力はベベルギヤを介してキングピン80に伝達され
る。そして、キングピン80と同軸に回動ギヤボックス
82が配置されている。回動ギアボックス82から駆動
軸84が延出し、前輪24Fが固定されている、 また、固定ギヤボックス76の上面にキングピン80と
同軸上で回転させる回動アーム92がベアリングを介し
て回動自在に設けられている。この回動アーム92をキ
ングピン80と同軸上で回動させるためのナックルアー
ム86の一端が回動アーム92の上面に固定されている
。したがって、スピードスプレーヤの前輪はキングピン
80を中心にタイヤを回動させるものであり、キングピ
ン80は舵取軸として作用する。
なお、ナックルアーム86は、タイロッド88に連結さ
れ、このタイロッド88にステアリングホイールからの
操作が従来公知の伝達手段により伝達される。
一方のナックルアーム86は後輪方向に延出し、このナ
ックルアーム86の後端と車体に適宜固定されたスイッ
チ64とが、若干の遊びをもって鎖68で連結されてい
る。このため、ステアリングホイールを回し、タイロッ
ド56などを介して前輪24Fの切り角が所定角度より
大きくなると、fi68に引っ張られてスイッチ64が
オン状態となる。
なお、スピードスプレーヤは上記レバー32により低速
走行レベルLと、高速走行レベルHと切換可能であるが
、低速走行レベルLに切り換えた際にレバー32に連結
されているスイッチ65がオン状態となり、スイッチ6
4が作動可能となるように構成されている。このため、
高速走行レベルHにレバー32を切り換えた際には、前
輪24Fが所定角度以上向きを変えてもスィッチ64動
作しない(スイッチ64がオフ状態である)。
そして、低速走行レベルLにレバー32を切’J換えた
際に、スイッチ65がオン状態となり、前@24Fが所
定角度以上向きを変えるとスイッチ・64が動作可能状
態となり、電磁ブレーキ60゜62が作動する。
ここで、スイッチ64および65と電磁ブレーキ60.
62の動作とともに、エンジン10からの前@24Fお
よび後@24Rへの動力の伝達状態について説明する。
先ず、レバー32を高速走行レベルHに切り換えた場合
について説明する。
前記レバー32が高速走行レベルHLこ切り換えた際に
は、スイッチ65はオフ状態であり、前輪24Fが所定
角度以上向きを変えてもスイッチ64が動作せず、電磁
ブレーキ60.62が作動しない。
この場合、エンジン10からの駆動力は、第1ギアケー
ス12、プロペラシャフト14、第2ギアケース16、
走行用の第1トランスミツシヨン18、プロペラシャフ
ト20を介して第2トランスミツシヨン22に伝達され
ている。そして、第2トランスミツシヨン22の前輸出
力軸38から、前輪24Fのディファレンシャル26F
にプロペラシャフト28Fを介して駆動力が伝達されて
前@24Fが駆動する。
一方、後輪減速装置30に伝達された駆動力は、前輪出
力軸38上の伝達ギア38cと後輸入力軸40i上の伝
達ギア40aとが噛み合い、後輪入力軸4Oi力和区動
する。この後輸入力軸40iの駆動力は、デファレンシ
ャル42を介して後輸出力軸40uに伝達され、プロペ
ラシャフト28Rを介して後輪24Rのディファレンシ
ャル26Rに駆動力が伝達されている。
なお、デファレンシャル42の軸58aが回転不能であ
るので、デフケース54も回転不能状態である。このた
め、後輸入力軸40iのサイドギア50aに噛み合って
いるピニオンギア52a、52bが回転してサイドギア
50bに駆動力を伝達して、後輸出力軸40uに出力さ
れる。
また、後輸入出力軸40i、40u上の伝達ギア40a
、40bと、減速入出力軸44i、44U上のそれぞれ
の伝達ギア44a、44bが噛み合っているが、デファ
レンシャル46に連繋している電磁ブレーキ62が作動
していないので(非通電時なので)、軸58aが回転自
在である。このため、デファレンシャル46の減速入力
軸441の駆動力が、デファレンシャル46のサイドギ
ア50a、50bからピニオンギア52a、52bに伝
達され、ピニオンギア52a、52bの回転力によって
デフケース54を回転させることとなる。したがって、
減速出力軸40uへ減速入力@44iの駆動力が伝達さ
れない(この場合、伝達ギア40bに噛み合う伝達ギア
44bから減速出力軸44uに駆動力が伝達されるが、
デファレンシャル46を介しているので、減速入力軸4
41と関連なく回転する)。
次に、レバー32を低速走行レベルLに切り換えた場合
について説明する。
前記レバー32が低速走行レベルLに切り換えた際には
、スイッチ65がオン状態であり、前輪24Fが所定角
度0以上向きを変えるとスイッチ64が動作して、電磁
ブレーキ60.62を作動させる。
なお、前輪24Fの切り角がθよりも小さいときには、
スイッチ64が作動せずに、切換軸36上の伝達ギア3
6aと前輪出力軸38上の伝達ギア38aとが噛み合っ
ている点が相違するだけで、高速走行レベルHの際の駆
動力の伝達と同様に前輪24Fおよび後輪24Rにそれ
ぞれ駆動力が伝達される。
続いて、前輪24Fの切り角がOより大きくなった場合
について説明する。
前輪24Fの切り角がOより大きくなると、スイッチ6
4がオンとなり、電磁ブレーキ60.62にそれぞれ通
電される。
デファレンシャル42に連繋する電磁ブレーキ60は、
通電時には@58aの制動が解除され、フリー状態とな
る。このため、後輪人力軸40iの駆動力が後輸出力軸
40uに伝達されない(この場合、デファレンシャル4
2のデフケース54が回転して駆動力を後輸出力軸40
uに伝達しないため、後輸出力軸40uは後輸入力軸4
0iと関連無く回転する)。
一方、デファレンシャル46に連繋する電磁ブレーキ6
2が作動して、軸58aが回転不能状態となっている。
このため、後輸入力軸40i上の伝達ギア44aを介し
て駆動する減速入力軸44iI71駆動力は、デファレ
ンシャル46を介して減速出力軸44uに伝達される(
この場合、デファレンシャル46のデフケース54が回
転しない)。
そして、減速出力軸44u上の伝達ギア44bから後輸
出力軸40uに伝達され、さらにプロペラシャフト28
Rを介して後輪24Hのディファレンシャル26Rに駆
動力が伝達されている。
なお、伝達ギア40a、44a、44bおよび40bの
組み合わせは、低速走行レベルで、前輪24Fの切り角
が0より大きくなった際に、後輪24Rの回転速度が減
速されるように構成されている。例えば、図面上は伝達
ギア40aと44aのギア比が40a:44a==1:
2に、伝達ギア44bと40bとのギア比が40b :
 44b=1=1に形成されている。このため、この実
施例では、後輪が前輪の速度の半分に減速される。
したがって、旋回時には、後輪の速度が前輪の速度より
遅くなるため、前輪でスピードスプレーヤが旋回する(
後輪の駆動力により前輪を押すことなく、あたかも後輪
を中心に旋回する)ようにみえる、このため、スピード
スプレーヤの旋回半径を小さくすることができる。
すなわち、従来は、スピードスプレーヤの前部が旋回す
る間に、後輪は直線的に前輪を前方に押すこととなり、
旋回半径が大きくなっていた。これに対し、本発明のス
ピードスプレーヤは後輪の速度を遅くして、直線走行時
と同じ速度で外輪を駆動することができるので、外輪側
の薬液の散布を直線走行時と同一じ密度とすることがで
きる。また、後輪が前輪を前方に押す力が鋤か少ないた
め。
旋回する際の半径を小さくすることができ、小旋回が可
能となる。
なお、上記実施例において、電磁ブレーキは、機械的な
ブレーキでも良く、この場合には前輪の切り角を機械的
に検知してブレーキに作用するようにしても良い。また
、上記実施例において前輸出力軸38と後輸入力軸40
iとを同軸に、あるいは一体軸に形成しても良い。さら
に、上記実施例では後輪への駆動力の伝達系の中途部に
2つのデファレンシャルを並設したが3つ並設しても良
い、またさらに旋回時に内側の薬剤散布量を少なくする
ことにより、薬液散布の無駄をなくすことができる。
以上この発明の好適な実施例を挙げて種々説明してきた
が、本発明が上述した実施例に限定されるものでないこ
とはいうまでもなく1発明の精神を逸脱しない範囲内で
多くの改変を施し得ることはもちろんである。
(発明の効果) 以上この発明について述べたように、スピードスプレー
ヤ等の車両が旋回の際に、後輪を速度を減速するように
したので、従来のように外輪の速度が早くなることがな
く、あたかも後輪の内輪を中心に小旋回することができ
る。このため、スピードスプレーヤの場合には旋回部分
の外周部分の果樹に対しても直線走行時と同様な一様の
薬液散布をすることができる。
さらに、スピードスプレーヤ等が直線走行から旋する際
に、従来のように後輪の外輪がスピードスプレーヤ等を
後方から押すようなことがなく、小旋回ができるととも
に、操縦安定性に優れているなどの著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は四輪駆動のスピードスプレーヤの駆動系を示す
説明図、第2図は第2トランスミツシヨンおよび後輪減
速装置部分の機構を示す説明図。 第3図はデファレンシャル部分を示す断面説明図、第4
図は前輪の舵取り機構を示す部分平面説明図、第5図は
前輪の舵取り部分を示す部分断面図、第6図はスピード
スプレーヤの側面図、第7図はスピードスプレーヤの薬
液散布状態を示す説明図である。 10・・・エンジン、 18・・・第1トランスミツシヨン、 22・・・第2トランスミツシヨン、 0 ・30 42゜ 80 ・ 82 ・ 86 ・ 88 ・ アクスル、 後輪減速装置、 ・・・デファレンシャル、 キングピン。 回動ギヤボックス、 ナックルアーム、 タイロッド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エンジンからの駆動力を伝達系を介して前輪および
    後輪に伝達する車両において、 前輪および後輪に別れた伝達系のうち、後 輪への伝達系の中途部にデファレンシャルを並列に設け
    、 該各デファレンシャルは、デフケース内の 同軸上に、対向位置してデフケースに軸支されたピニオ
    ンギアと、各ピニオンギアに噛み合うサイドギアとから
    構成され、 前記各デファレンシャルの入力軸と出力軸 とをデファレンシャルを構成するサイドギアの回転軸に
    設定し、 前記エンジンからの出力軸をデファレンシ ャルの入力軸の1つに連繋し、デファレンシャルの出力
    軸のうち1つを後輪の車軸に連繋し、各デファレンシャ
    ルの入力軸と出力軸上に各デファレンシャルごとに異な
    る入出力ギア比を有する伝達ギアを設けるとともに、各
    入力軸上に設けた伝達ギアと各出力軸上に設けた伝達ギ
    アとをそれぞれ噛み合わせ、 各デファレンシャルのデフケースを回転可 能状態およびロック状態とするブレーキをそれぞれ設け
    、 前記各ブレーキの制御部を設けたことを特 徴とする車両の旋回機構。 2、前記ブレーキの制御部が、前輪の切り角が旋回のた
    めに所定角度より大きくなった場合に作動するようにし
    た請求項1記載の車両の旋回機構。 3、前記各デファレンシャルの入力軸と出力軸上に設け
    た入出力ギア比が、前輪の切り角が旋回のために所定角
    度より大きくなった場合に、後輪の速度が減速するよう
    に設定したことを特徴とする請求項1また2記載の車両
    の旋回機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06156308A (ja) * 1992-11-20 1994-06-03 Minamikiyuushiyuu Noki Hanbai Kk 農業用自動車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06156308A (ja) * 1992-11-20 1994-06-03 Minamikiyuushiyuu Noki Hanbai Kk 農業用自動車

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