JPH055985Y2 - - Google Patents

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JPH055985Y2
JPH055985Y2 JP1665988U JP1665988U JPH055985Y2 JP H055985 Y2 JPH055985 Y2 JP H055985Y2 JP 1665988 U JP1665988 U JP 1665988U JP 1665988 U JP1665988 U JP 1665988U JP H055985 Y2 JPH055985 Y2 JP H055985Y2
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speed
speed sprayer
rear wheels
wheels
wheel
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は旋回時にも均一な薬液の散布ができる
スピードスプレーヤに関する。
(従来技術およびその課題) 一般に、スピードスプレーヤは果樹園あるいは
傾斜地などを走行し薬液を散布するものである。
特に、スピードスプレーヤが果樹の間を縫つて走
行しながら薬液を散布する際に、果樹に均一に薬
液を散布することが必要である。このため、スピ
ードスプレーヤを一定速度で走行しながら薬液を
散布している。
しかしながら、スピードスプレーヤにおいて
は、旋回の際に、後輪(駆動輪)の旋回方向の内
側輪(内輪)にブレーキをかけて制動するように
している。このため、スピードスプレーヤが直線
走行から旋回する際に、後輪の旋回方向の外側輪
(外輪)の速度が早くなりスピードスプレーヤを
後方から押すように旋回するので、旋回半径が大
きくなり、操縦安定性に劣るという問題点を有し
ている。
また、上述する従来のスピードスプレーヤのよ
うに、旋回時に後輪の内輪のみを制動するような
走行では、外輪側の旋回速度が早くなり、旋回時
に果樹などに均一な薬液散布をすることが難しい
という不具合がある。
すなわち、スピードスプレーヤの薬液散布にお
いては、第5図に示すように、果樹2に対する直
線走行時の薬液散布密度と、境界線3の手前など
の旋回走行時に散布する外周部分4Aの薬液散布
密度とが同じであることが理想的である。しか
し、上述する従来のスピードスプレーヤでは旋回
時の均一な薬液散布ができなかつた。
そこで、この考案は旋回時の外周部分にも均一
に薬液を散布することができるとともに、小旋回
をすることができるスピードスプレーヤを提供す
ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) この考案は上記課題を解決するために次の構成
を備えてなる。
すなわち、前輪および後輪を駆動することがで
きるスピードスプレーヤにおいて、後輪のデフア
レンシヤルギヤに駆動力を伝達する伝達系の中途
部に減速機を介設し、ステアリングホイールによ
り舵取りを行い、所定の角度以上にステアリング
ホイールを切つた際に減速機を低速側に切り換え
すべく、前輪の舵取り軸をワイヤー等の連繋手段
を介して前記減速機の切り換え部に連繋したこと
を特徴とする。
(作用) 次に、この考案の作用について述べる。
旋回するために、スピードスプレーヤのステア
リングホイールによりタイヤの切れ角を変える
と、減速機が作動して後輪の速度が低下する。す
ると、前輪の駆動力により、後輪の外輪が前輪を
押すことなく、あたかも後輪を中心とするように
スピードスプレーヤが旋回する。
(実施例) 以下本考案の好適な実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。
第1図は四輪駆動のスピードスプレーヤの駆動
機構を示す説明図である。第2図は前輪の舵取り
機構を示す部分断面説明図、第3図はスピードス
プレーヤの側面図である。
10はエンジンである。このエンジン10から
駆動力は、主クラツチ12を介して中間トランス
ミツシヨン14に連繋されている。そして、中間
トランスミツシヨン14で駆動力が分岐されてい
る。1つはクラツチ16および走行用トランスミ
ツシヨン18および無段階減速機28を介して後
輪22のアクスル20のデフアレンシヤルギヤに
連繋している。また、1つは送風機のフアン24
に連繋している。
また、中間トランスミツシヨン14からクラツ
チ26を介して前輪30のアクスル32のデフア
レンシヤルギヤに駆動力を伝達している。そし
て、クラツチ26により前輪の駆動力を断続を行
う。
前輪30の舵取り機構について説明する。
前記アクスル32のデフアレンシヤルギヤを介
して駆動力がアクスルシヤフト34に伝達され
る。アクスル32の先端には固定ギヤボツクス3
6が連結され、この固定ギヤボツクス36内に前
記アクスルシヤフト34が延出し、該アクスルシ
ヤフト34の先端にベベルギヤ38aが固着され
ている。このベベルギヤ38aに歯合するベベル
ギヤ38bが配設され、このベベルギヤ38bは
キングピン40の一端部に固定されている。そし
て、キングピン40の一端は固定ギヤボツクス3
6の天井面にベアリング39aを介して支持され
るとともに、キングピン40は直下に延出してい
る。
また、固定ギヤボツクス36の下方には回動ギ
ヤボツクス42が配置されている。そして、前記
キングピン40が固定ギヤボツクス36の壁面を
貫通して回動ギヤボツクス42内部に延出してい
る。そして、キングピン40の下端は回動ギヤボ
ツクス42内の底面にベアリング39bを介して
回動自在に支持されている。
また、キングピン40の下端には、ベベルギヤ
38cが固定されている。そして、回動ギヤボツ
クス42の側壁面を貫通し、この壁面にベアリン
グ39cを介して駆動シヤフト44が設けられ、
この駆動シヤフト44の外部にはタイヤのホイー
ル46が固定されている。一方、回動ギヤボツク
ス42内部の駆動シヤフト44の先端にはベベル
ギヤ38dが固定されて、該ベベルギヤ38dが
キングピン40下端部のベベルギヤ38cと歯合
している。
また、回動ギヤボツクス42のタイヤ側に、回
動ギヤボツクス42と一体に形成された作動部4
8が上方に延出している。
前記固定ギヤボツクス42の上面にキングピン
40と同軸に支持軸50が固定されている。この
支持軸50に回動アーム52がベアリング39d
を介して回動自在に設けられ、回動アーム52の
一端は前記作動部48に回動可能にボルト止めさ
れている。さらに、回動アーム52を支持軸50
を中心に回動させるためのナツクルアーム54の
一端が回動アーム52の上面に固定されている。
したがつて、スピードスプレーヤの前輪はキン
グピン40を中心にタイヤを回動させるものであ
り、キングピン40は舵取軸として作用する。
前記回動アーム52をデフアレンシヤルギヤ方
向に延出させ操作アーム58が形成されている。
そして、操作アーム58の先端にワイヤ60が連
結され、このワイヤ60の中途部をアクスル32
表面に設けたローラ62を介して後方へ90°曲げ
られている。また、ワイヤ60はホース状の案内
管64内に挿通され、案内管64の前端は前輪の
アクスル32の固定部材66aに固定され、案内
管64の後端は無段階減速機28から突設した固
定部材66bに固定されている。この案内管64
は配設位置を保持し、内部のワイヤ60のみが移
動可能である。また、ワイヤ60の後端は無段階
減速機28の切換部としての操作杆28aに連結
されている。この操作杆28aを引くことにより
速度が減速されるように、無段階減速機は公知の
構造を有している。
したがつて、ステアリングホイール(図示せ
ず)を切つて、キングピン40を中心にタイヤが
回動すると、回動アーム52とともに操作アーム
58が支持軸50を中心に回動する。このため、
ローラ62を介して、ワイヤ60が引つ張られ
る。このワイヤ60の引つ張り力により無段階減
速機28の操作杆28aが引つ張られるので、後
輪が減速する。
そして、両輪の前記ナツクルアーム54の他端
は、タイロツト56により連結されている。そし
て、一方のナツクルアーム54から前方にが伝達
杆53延出し、この伝達杆53がパワーステアリ
ング用のシリンダ55に接続されている。
続いて、高速走行時に無段階減速機28の動作
を必要としない場合の断続機構について述べる。
第4図に断続機構を示す。無段階減速機28に操
作軸29が起立し、この操作軸29に操作杆28
aの先端の孔28cが外嵌している。この孔28
cの上部は拡径された嵌合部28dが形成され、
この嵌合部28dに結合スリーブ28eが嵌合す
る。そして、結合スリーブ28eは、該結合スリ
ーブ28eを介して操作軸29と操作杆28aを
連結するものである。
前記操作軸29の外周面に凹凸29aが刻設さ
れている。そして、結合スリーブ28eの内周面
にも操作軸29の凹凸29aに嵌合する凹凸28
fが刻設されている。すなわち、操作軸29の凹
凸29aと結合スリーブ28eの凹凸28fが咬
み合つた状態で、操作軸29に沿つて結合スリー
ブ28eが上下動する。
また、結合スリーブ28eが下動すると、結合
スリーブ28eの外周面に設けられたキー28g
が操作杆28aの嵌合部28dに形成されたキー
溝28hに嵌合する。すなわち、結合スリーブ2
8eを介して操作軸29と操作杆28aが連結さ
れる。
また、操作軸29の上部にボルトによりストツ
パ28iが固定されている。また、結合スリーブ
28eの上部外壁にてこ杆27の一端が軸着さ
れ、このてこ杆27の中途部がてこの支点として
支持されている。さらに、てこ杆27の他端は結
合スリーブ28eを上下動させる操作部27aで
ある。この操作部27aは手動、電動モータ、ソ
レノイド等で作動させることができる。
この実施例のスピードスプレーヤは以上のよう
に構成されているので、次のように動作する。
無段階減速機28に前記結合スリーブ28e、
操作杆28a等を介してタイヤの切れ角が伝達さ
れるように連結する。
そして、ステアリングホイールを回し、タイロ
ツト56などを介してタイヤの向きを変える。す
ると、支持軸50を中心としてナツクルアーム5
4が回動し、これに伴い操作アーム58が回動し
てローラ62を介してワイヤ60が引つ張られ
る。そして、このワイヤ60の引つ張りが操作杆
28aに作用し無段階減速機28が作動し、後輪
の速度が減速される。
したがつて、旋回時には、後輪の速度が前輪の
速度より遅くなるため、前輪でスピードスプレー
ヤが旋回する(後輪の駆動力により前輪を押すこ
となく、あたかも後輪を中心に旋回する)ように
みえる。このため、スピードスプレーヤの旋回半
径を小さくすることができる。
すなわち、従来は、前輪でスピードスプレーヤ
の前部が旋回する間に、後輪は直線的に前輪を前
方に押すこととなり、旋回半径が大きくなつてい
た。これに対し、本考案のスピードスプレーヤは
後輪の速度が遅くして、直線走行時と同じ速度で
外輪を駆動することができるので、外輪側の薬液
の散布を直線走行時と同じ密度とすることができ
る。また、後輪が前輪を前方に押す力が働か少な
いため、旋回する際の半径を小さくすることがで
き、小旋回が可能となる。
なお、上記実施例ではワイヤの進退を無段階減
速機に伝達していたが、タイヤの切れ角に応じて
油圧シリンダを作動させるようにしても良い。例
えば、その構成を第4図に示す。前記回動アーム
52のデフアレンシヤルギヤ方向に平面三角形状
のカム部材70が設けられている。そして、カム
部材70の端面に油圧シリンダ72のシリンダロ
ツド74が当接している。また、油圧シリンダ7
2は油路76を介して油路76先端のロツドが突
出入すうように構成され、ロツドが無段階減速機
28の操作杆28aに当接している。この無段階
減速機28は操作杆28aを後方に押すことによ
り後輪が低速に切り換えられる。
このため、キングピン40を中心にタイヤが切
られると、カム部材70の底辺の中央に当接して
いたシリンダロツド74の先端が、徐々にカム部
材70の角部70a方向に移行し、シリンダロツ
ド74が油圧シリンダ70内に押し込まれる。す
ると、圧縮された油圧により油路76先端のロツ
ドが突き出され、前記無段階減速機28の操作杆
28aを押し、後輪を低速に切り換える。
さらに、スピードスプレーヤが旋回する際、本
発明の構成により後輪を減速するとともに後輪の
内輪を公知の機構により制動するようにして一層
小旋回ができるようにしても良い。
なお、上記各実施例において、無段階減速機2
8の動作の断続は運転者が走行状態に応じて適宜
に行つていたが、シフトチエンジに連動して低速
時にのみ無段階減速機28が作動するようにして
も良い。
以上この考案の好適な実施例を挙げて種々説明
してきたが、本考案が上述した実施例に限定され
るものでないことはいうまでもなく、考案の精神
を逸脱しない範囲ないで多くの改変を施し得るこ
とはもちろんである。
(考案の効果) 以上この考案について述べたように、スピード
スプレーヤの旋回の際に、後輪を速度を減速する
ようにしたので、従来のように外輪の速度が早く
なることがなく、あたかも後輪を中心に旋回する
ことができる。このため、スピードスプレーヤの
旋回部分の外周部分の果樹に対しても直線走行時
と同様な一様の薬液散布をすることができる。
さらに、スピードスプレーヤが直線走行から旋
する際に、、従来のように後輪の外輪がスピード
スプレーヤを後方から押すようなことがなく、小
旋回ができるとともに、操縦安定性に優れている
などの著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は四輪駆動のスピードスプレーヤの駆動
機構を示す説明図、第2図は前輪の舵取り機構を
示す部分断面説明図、第3図はスピードスプレー
ヤの側面図、第4図は無段階減速機の動作の断続
機構を示す部分断面図、第5図は前輪の要部を示
す部分平面図、第6図はスピードスプレーヤの薬
液散布状態を示す説明図である。 10……エンジン、12……主クラツチ、14
……中間トランスミツシヨン、18……走行用ト
ランスミツシヨン、20……アクスル、28……
無段階減速機、32……アクスル、36……固定
ギヤボツクス、40……キングピン、42……回
動ギヤボツクス、50……支持軸、52……回動
アーム、54……ナツクルアーム、56……タイ
ロツト、58……操作アーム、60……ワイヤ、
62……ローラ、64……案内管、70……カム
部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前輪および後輪を駆動することができるスピー
    ドスプレーヤにおいて、 後輪のデフアレンシヤルギヤに駆動力を伝達す
    る伝達系の中途部に減速機を介設し、ステアリン
    グホイールにより舵取りを行い、所定の角度以上
    にステアリングホイールを切つた際に減速機を低
    速側に切り換えすべく、前輪の舵取り軸をワイヤ
    ー等の連繋手段を介して前記減速機の切換部に連
    繋したことを特徴とするスピードスプレーヤ。
JP1665988U 1988-02-10 1988-02-10 Expired - Lifetime JPH055985Y2 (ja)

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JPH01120971U JPH01120971U (ja) 1989-08-16
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