JPH0328729Y2 - - Google Patents

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JPH0328729Y2
JPH0328729Y2 JP2447385U JP2447385U JPH0328729Y2 JP H0328729 Y2 JPH0328729 Y2 JP H0328729Y2 JP 2447385 U JP2447385 U JP 2447385U JP 2447385 U JP2447385 U JP 2447385U JP H0328729 Y2 JPH0328729 Y2 JP H0328729Y2
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JP
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planting
hydraulic
prime mover
section
hydraulic cylinder
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JP2447385U
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  • Transplanting Machines (AREA)
  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、田植機の油圧回路に関するもので
ある。
(ロ) 従来の技術 従来、田植機の植付部の昇降作動は油圧により
制御されており、田植機の下面に配設したフロー
トにより、田植機の植付部の地表からの高さを検
出し、検出結果にもとづき油圧ポンプからの油圧
を制御弁で制御し、田植機を支持した油圧シリン
ダを作動させて、植付部を地表から一定の高さに
保持すべく構成されていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記油圧ポンプは、直接的にエ
ンジンに連結しており、エンジン回転数の高低に
伴つて同ポンプの吐出量が変動し、エンジン回転
数が低速のときは、田植機の昇降作動速度が遅く
なり地表への追従性が悪く、この欠点を解消する
ために、油圧ポンプの回転数を高くセツトしてお
くと、エンジンが高回転のとき吐出量が過大とな
り、昇降作動速度が速くなりすぎてオーバーシユ
ートしハンチングを生起するという欠点があつ
た。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この考案では、油圧ポンプの回転数を、エンジ
ンの低速回転時に合わせて高めにセツトしてお
き、油圧シリンダと油圧ポンプとの間に、油圧ポ
ンプの吐出圧の高低に応じて絞りの程度を自動的
に強弱調整する自動絞り弁を介設した田植機の油
圧回路を提供せんとするものである。
(ホ) 作用 上記の構成により、油圧シリンダに到達する油
量は、エンジン回転数が低速のときは油圧ポンプ
の吐出量が少ないので油圧低下が大きく、絞り弁
の絞りが弱くなつて、油圧ポンプへの流路抵抗を
減じ、高回転のときは吐出量が多く油圧低下が少
なく、絞り弁の絞りが強くなつて、流路抵抗を大
きくするので、エンジン回転数の高低にわわらず
油圧シリンダの作動速度を略一定に保持するもの
である。
(ヘ) 効果 この考案によれば、油圧シリンダと制御弁との
間に自動可変の絞り弁を介設することにより、油
圧シリンダの作動速度を、エンジン回転数の高低
にかかわりなく略一定に保持して、植付部の地表
への追従性を向上し、しかもハンチングを防止し
て、良好な植付結果をもたらすという効果があ
る。
(ト) 実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、
Aは乗用型の田植機を示し、同田植機Aは走行機
体B及び植付部Cよりなり、走行機体Bは機体フ
レーム1の前部に原動機部2を搭載し、原動機部
2からの動力を、ベルト連動機構3を介してミツ
シヨン4に伝達し、ミツシヨン4の左右側に配設
したチエン連動機構5を介して機体フレーム1の
後方左右側に配設した後車輪6に動力を伝達する
と共に、原動機部2の下方左右側に配設した前車
輪7を、運転部8に立設した操向ハンドル9を介
して操向し、走行機体Bの後方に連結した植付部
Cを牽引して圃場内を走行しながら苗の植付作業
を行うべく構成している。
植付部Cは、走行機体Bの後部に平行リンク1
0を介して昇降自在に連結した植付部フレーム1
1の下方に、圃場の植付面を滑走して植付部Cを
下方から支持するためのセンターフロート12及
び同フロート12の斜め後方左右側に左右フロー
ト13を配設し、植付部フレーム11の上方に後
下り傾斜状の苗載台14を設け、同苗載台14の
上面に載置した苗マツト15下端縁から、植付爪
16の植付回動作動により所定量の苗を採取して
圃場の植付面に植付けるものであり、植付爪16
は、後端を揺動レバー17を介して植付部フレー
ム11の後端に連結した植付アーム18の前端に
垂設されており、同アーム18の中途に植付クラ
ンク19を連結し、同クランク19を植付部フレ
ーム11内蔵の駆動機構により回転せしめて同爪
16先端に植付回動をなさしめるべく構成してい
る。
従つて、苗の植付位置は、植付アーム18,植
付クランク19及び揺動レバー17よりなるリン
ク機構により決定された植付爪16先端の植付部
Cに対する回動軌跡の最下方位置に設定されるこ
とになり、圃場の植付面に対する植付深さは、各
フロート12,13に支持された植付部Cの地上
高により決定されることになる。
植付部Cの地上高を一定にして、最適植付深さ
を保持するために、走行機体Bと植付部Cを連結
した平行リンク10のアツパーリンク20の中途
部と、走行機体Bに連設したブラケツト21との
間に油圧シリンダ22を介設し、同シリンダ22
の伸縮作動により、植付部Cを昇降作動させるよ
うに構成し、同シリンダ22の伸縮作動を、セン
ターフロート12の前端に連結した接地圧センサ
ー23で操作される油圧制御弁24で制御して、
同フロート12が浮上して接地圧が減少したとき
は油圧シリンダ22を縮退して植付部Cを降下さ
せ、同フロート12が沈みこんで接地圧が高まる
と、同シリンダ22を伸長させ、植付部Cを上昇
作動させて、植付爪16の植付深さを一定に保持
するものである。
油圧シリンダ22は、伸長及び縮退作動が双方
とも原動機部2と連動連結した油圧ポンプ25か
らの油圧によつて作動する複動型の油圧シリンダ
であり、同シリンダ22と油圧ポンプ25との間
に、油圧制御弁24を介設して、同弁24を接地
圧センサー23で操作して油圧の方向を正逆切換
えて油圧シリンダ22に伸縮作動を行わせるもの
である。
更に、油圧方向制御弁24と油圧シリンダ22
の伸長ポート26との間に自動絞り弁27を介設
し、同絞り弁27を、油圧ポンプ25の吐出圧が
高くなると自動的に絞りの程度を強くし、吐出圧
が低くなると自動的に絞りの程度を弱めるように
構成した吐出圧パイロツトの自動絞り弁に構成し
ており、原動機部2の回転数が低いときは、油圧
ポンプ25の吐出量が少なくなり油圧が低下し、
自動絞り弁27の絞りが弱くなつて、同弁27を
通過する作動油が流れやすくなり、結果的には油
圧シリンダ22の作動速度を早めることになり、
他方、原動機部2の回転数が高くなつたときは、
吐出圧が高くなり、自動絞り弁27の絞りが弱く
なつて同弁27を通過する作動油が流れにくくな
り、結果的には油圧シリンダ22の作動速度を遅
くすることになる。
このように、原動機部2の回転数の高低にかか
わらず、油圧シリンダ22の作動速度を略一定に
保持、原動機部2低回転時の同シリンダ22の作
動遅れによる植付面への追従性の悪化を防止する
と共に、原動機部2高回転時の同シリンダ22の
オーバーシユート及びハンチングを防止してい
る。なお、油圧ポンプ25の吐出側にはリリーフ
弁28が設けられており、同弁28で設定した以
上の油圧が発生すると自動的に開弁して油圧を逃
がすように構成しているので、自動絞り弁27介
設により流路抵抗が増加しても設定圧力以上の油
圧がかからないので油圧ポンプ25の破損が防止
されている。
第2図は、自動絞り弁27を示しており、左端
のパイロツトポート29と連通した油圧ポンプ2
5の吐出圧が高くなると、プンジヤ30を戻しバ
ネ31の付勢に工して右方に摺動させ、プランジ
ヤ30の右端に連設したニードル32を絞り孔3
3中に侵入せしめて弁側ポート34とシリンダ側
ポート35との間の流路低抗すなわち絞りの程度
を強め、吐出圧が低くなると、戻しバネ31によ
りニードル32を後退させて絞りの程度を弱める
ように構成している。
第4図は、ワイヤー36を介してニードル37
を運転部8のアクセルレバー38と連動連結した
ものを示し、同レバー38を高速側へ作動させて
原動機部2を高回転にしたときは、ニードル37
を絞り孔39中に進入させ、同レバー38が低速
側にあるときふは、ニードル37を後退させて、
絞りの強弱を原動機部2回転数の高低に合わせて
調整するように構成している。
第5,6図に示すものは、原動機部2の回転数
を感知して、それに応じて絞りの程度を比例制御
すべく構成したものである。すなわち、原動機部
2または油圧ポンプ25と連動連結したタコメー
タゼネレーター40からの出力と、ニードル41
に連動連結したロータリエンコーダー42からの
出力を制御回路43に入力し、同回路43からの
出力でニードル41を進退作動させるためのモー
ター44を制御するものである。第6図中、45
は整流器、46はA/D変換器、47,48は増
巾器、49は差動増巾器、50は3レベルのボル
テージコンパレーター、51,52はそれぞれ
正・逆転出力リレーを示す。なお、比例制御の特
性は増幅器47,48のゲイン調整及びボルテー
ジコンパレーター50の上下リフアレンス電圧の
調整により調定することができる。また、53,
54はモーター44の正逆回動を伝達するための
大小ギヤ、56は同正逆回動をニードル41の進
退作動に変換するためのネジを示す。
なお、ロータリエンコーダ42のかわりにポテ
ーシヨンメータ型の可変抵抗器を用いることもで
き、この場合はA/D変換器を46を省略できる
が、付近に作動油が存在するので防火の対策を要
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による油圧回路、第2図は、
自動絞り弁の構造を示す断面図、第3図は、本案
回路を有する田植機の全体側面図、第4〜第6図
は、他実施例を示す。 C:植付部、2:原動機部、22:油圧シリン
ダ、25:油圧ポンプ、27:自動絞り弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原動機部2と連動連結した油圧ポンプ25と、
    植付部Cを昇降作動させて植付部Cを植付面から
    一定高さに保持するための油圧シリンダ22との
    間に、油圧ポンプ25の吐出圧の高低により絞り
    の程度を強弱調整すべく構成した自動絞り弁27
    を介設して、原動機部2の回転数の高低にかかわ
    らず油圧シリンダ22の作動速度を略一定に保持
    すべく構成してなる田植機の油圧回路。
JP2447385U 1985-02-21 1985-02-21 Expired JPH0328729Y2 (ja)

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JP2447385U JPH0328729Y2 (ja) 1985-02-21 1985-02-21

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JP2447385U JPH0328729Y2 (ja) 1985-02-21 1985-02-21

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Publication Number Publication Date
JPS61142511U JPS61142511U (ja) 1986-09-03
JPH0328729Y2 true JPH0328729Y2 (ja) 1991-06-20

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ID=30518653

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JP2447385U Expired JPH0328729Y2 (ja) 1985-02-21 1985-02-21

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JP4622662B2 (ja) * 2005-04-28 2011-02-02 井関農機株式会社 乗用芝刈機のコレクタ昇降装置

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JPS61142511U (ja) 1986-09-03

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