JPH03287071A - フィブリノペプタイドBβ↓1↓5‐↓4↓2の測定法 - Google Patents

フィブリノペプタイドBβ↓1↓5‐↓4↓2の測定法

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JPH03287071A
JPH03287071A JP8739190A JP8739190A JPH03287071A JP H03287071 A JPH03287071 A JP H03287071A JP 8739190 A JP8739190 A JP 8739190A JP 8739190 A JP8739190 A JP 8739190A JP H03287071 A JPH03287071 A JP H03287071A
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antibody
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Koji Maki
牧 浩司
Takahiro Kyoda
京田 高裕
Kunitsugu Inoue
國世 井上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はFPBβ15−42を特異的に認識するモノク
ローナル抗体を利用した試料中のFPBβ1゜42の測
定方法に関するものである。
(従来の技術) 血栓症や血栓症を伴い易い病態の患者では、血液はいわ
ゆる凝固亢進状態にあることが指摘されており、血液凝
固亢進状態は何等かの原因による血管向凝固系の活性化
によると考えられている。
血液凝固はカスケード反応により進行するが、その中に
フィブリノゲンーフィプリン系があり、フィブリノゲン
の分解に関与するトロンビン等の酵素活性の上昇は、す
なわち血管向凝固系の活性化を意味する。
フィブリノゲンは分子量約340000の糖タンパク質
で、Aα、Bβおよびγ鎖の各ポリペブタイド鎖が一対
ずつ計6本の2量体の形をとり、S−8結合で連結され
ている。血液凝固系が活性化されると、フィブリノゲン
はトロンビンによりフィブリ〉に転換されるが、この過
程は一連の血液凝固過程のうち最終段階に位置する中心
的反応である。まずトロンビンがフィブリノゲンに作用
するとA a @ N末端近傍のArglBとclyi
yの間が切断され、Alal−ArglBというフィブ
リノペプタイドA (FPA)が生じる。FPAを遊離
したものはdesフィブリンモノマーとなり、フィブリ
ンの結合を担う部分が露出される。さらに、トロンビン
が作用することによりフィブリンに転換されるが、Bβ
鎖N末端近傍のArg14とC1y15の間が切断され
14個のアミノ酸からなるフィブリノペブタイドB (
FPB)が遊離し、これによりフィブリンの結合に関与
する部分が露出する。フィブリンはモノマーからポリマ
ーへと重合し、さらに活性化X■因子による架橋形成を
経て安定化フィブリンとなる。
一方、線溶系の活性化により生じたプラスミンは、Bβ
鎖N末端側のArg42−A]a43の結合を切断する
ため、フィブリノゲンあるいはdesAフィブリンモノ
マーにプラスミンが作用するとBβ鎖からはフィブリノ
ペブタイドBβ1〜42を生じ、FPBを放出したのち
のフィブリンにプラスミンが作用すると、フィブリノペ
プタイドBβ0.−42が遊離することになる。FPB
β1−42とFPBβ1542はいずれもプラスミンに
より遊離したベブタイドであるため、FPBβ、−42
は一次線溶を、FPBβ15−42は二次線溶を反映し
ていることになる。
現時点では、FPBβ15−42は放射免疫測定法(R
I A)あるいは酵素免疫測定法(EIA)により測定
されているが、両者とも競争法と呼ばれるタイプの測定
法である。しかし、RIAはそれに使用される試薬の取
扱いに多大な注意を要するだけでなく、特別な施設も必
要とされる。また、競争法でのEIAは感度が比較的低
いという欠点を有している。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように従来の方法は諸問題を有しており、本発
明の目的はその様な問題点を解決し、簡便な測定法を提
出することにある。すなわち、難しいとされてきたアミ
ノ酸28残基のペプチドであるFPBβ15−42に対
するサンドウィッチ系を確立し、検出感度に支障をきた
すことなく上記問題を解決することである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは従来技術の問題点を解決すべく、操作が簡
便で測定精度の高いFPBβ15−42の測定方法につ
いて鋭意検討したところ、これらの問題点を解決できる
ことを見出だし、本発明を完成させた。即ち、本発明は
試料中のフィブリノペプタイドBβ19−42を測定す
る方法において、(a)  ・フィブリノペプタイドB
β0.−42を特異的に認識する、固相に固定化された
モノクローナル抗体 ・試料 及び ・固定化モノクローナル抗体とは異なる部位でフィブリ
ノペプタイドBβ15−42を特異的に認識する、標識
されたまたは標識されていないモノクローナル抗体 とを接触させ、 (b) (a)で標識されていないモノクローナル抗体
を使用した場合には、そのモノクローナル抗体又はaで
生じる免疫反応生成物を特異的に認識する標識された抗
体を接触させ (e) R離の標識された抗体を除去し、(d)標識を
直接的または間接的に検出して、免疫反応生成物を定量
する 工程からなることを特徴とする試料中のフィブリノペプ
タイドBβ15−42の測定法を提供するものであり、
以下その詳細について説明する。
本発明は、抗原であるFPBβ15−42の上において
、認識部位の異なる2種類のモノクローナル抗体を用い
て、サンドウィッチ法による免疫測定法により、FPB
β15−42を定量することを特徴とするFPBβ15
−42の測定法である。具体的には、例えばモノクロー
ナル抗体はFPBβ35−42のアミノ末端側を認識す
るものとカルボキシル末端側を認識するものとを作製し
て免疫測定法に供すればよい。本発明方法において、用
いられるモノクローナル抗体は、それ自体公知である方
法(G、ケーラー&C,ミルシュタイン、キーチャ第2
56巻、495頁、1975年)に準じて製造すること
ができる。以下、本発明に使用するモノクローナル抗体
の製造法について詳細に説明する。
(A)FPBβ15−42のハブテン化FPBβ15−
42は比較的分子量の小さいものであるので、ハブテン
にして免疫用抗原とする。その方法についてはN−ヒド
ロキシサクシイミド法、カルボジイミド法、MBS法(
北用法)等、公知の種々の方法を用いることができ特に
限定されない。また、担体として用いるタンパク質もウ
シアルブミン、ウシオブアルブミン、キーホールリンペ
ッド・ヘモシアニン等、一般にハブテン用担体として使
われているものを使用できる。
(B)抗原感作動物細胞の調製 上記A項で調製した免疫用抗原−タンパク質複合体を動
物に免疫する。免疫動物はマウス、ウサギ、ヤギ等、一
般に免疫用動物として用いられているものが用いられ、
好ましくはB a 1 b / cマウスのように後述
の骨髄腫細胞がセル・ラインとして確立している種類の
ものが使用されるが、特に限定されない。免疫方法につ
いても何ら限定されるものではない。
(C)腫瘍細胞の調製 上記B項で用いた免疫用動物に対応する腫瘍細胞を必要
量培養する。腫瘍細胞は例えば5P210/Ag14の
ような8−アザグアニンを含む培養液にて成育し、ヒポ
キサンチン、アミノプテリン、チミジンを含む培養液に
て成育できないなどの性質を有するもの、すなわち培養
液成分によって選択可能なセル・ラインとして確立され
たものを用いる。
(D)細胞融合 細胞融合は公知である方法(G、ケーラー&C。
ミルシュタイン、ネーチャー、第256巻。
495頁、1975年)に準じて行なうことができる。
ただし、電気的に融合する方法も用いられ、特に限定さ
れない。
(E)抗FPBβ15−42抗体の精製上記方法により
得られたハイブリドーマの産生ずるモノクローナル抗体
を、通常タンパク質の精製に用いられる方法により精製
する。
(F)抗FPBβ15−42抗体の固定化本発明方法に
用いられる抗体を固相に固定化する方法は、公知の方法
を採用でき、固相としては例えば、ポリスチレン、ポリ
エチレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、セファ
ロース粒子、ラテックス、アガロース、セルロース、ポ
リメタアクリレートなどが使用される。
(G)標識抗体の調製 抗FPBβ15−42抗体を標識する場合、その標識化
の方法とその検出方法もなんら限定されるものでなく、
公知の方法により標識化および検出することができる。
標識として間接的に検出されるもの、例えば酵素を用い
る場合、標識物質としては例えば、ペルオキシダーゼ、
β−D−ガラクトシダーゼ、アルカリホスファターゼ、
ウレアーゼ、カタラーゼ、β−グルクロニダーゼなどの
酵素が使われる。標識として直接的に検出されるもの、
例えば放射性物質としては、3に、  ”I、 または
 1311等か、蛍光物質を使用する方法としては、例
えば、フルオレスカミン、フルオレラセンチオシアネー
ト、テトラローダミンイソチオシアネート等が常法によ
りモノクローナル抗体に結合される。しかしながら、標
識物質は上記物質に何ら限定されるべきものではない。
また標識されていない抗FPBβ15−42抗体を用い
た場合には、その抗体又はその免疫反応生成物を特異的
に認識する標識された抗体を用いる。
その際の標識も前述と同様のものが用いられる。
以上のような固定化抗FPBβ15−42抗体及び標識
化抗体を用いて、試料中のFPBβ15−42をサンド
イッチ測定法で測定することができる。このとき、固定
化抗体、標識化抗体、及び試料を接触させる順序には特
に限定はない。そして生成した免疫反応生成物を遊離の
標識化抗体と分離し、標識を直接的又は間接的に検出す
ればよい。
(発明の効果) (1)試料中のFPBβ15−42濃度は、0.1〜2
00ng/mlの範囲内で測定することができ、(2)
従来法に比べて、極めて簡便な操作で短時間に、かつ感
度よく多数の検体の測定が可能である。
(実施例) 以下に本発明の詳細な実施例を説明する。しかし本発明
は、これら実施例のみに限定されるものではない。
実施例1 酵素標識法によるFPBβ15−42の測定(1)FP
Bβ15−42の7\ブテン化ウシ血清アルブミン(B
 S A) 6.6Bをバイアルびんにとり0.1M 
 N a CI含有0.IM  リン酸緩衝液(pH7
,5)l+Iに溶解させ、20IIIMS P DP 
(N−サクシイミジル3−(2−ピリジルジチオ)プロ
ピオネート)エタノール溶液100 μmを添加し、室
温で30分攪拌した。その後、0,1MNaC1含有0
.1M  リン酸緩衝液(pH4,5)に透析した。さ
らに、0.5MDTT (ジチオスレイトール)水溶液
を加え室温にて20分間放置し、その後、0.1mM 
E D T A含有0.1M  リン酸緩衝液(pH6
,0)に、4℃にて一晩透析を行い、BSAにSH基を
導入した。
つぎにFPBβ15−42のIBをバイアルびんにとり
、0.1Hリン酸緩衝液(pH8,0)に溶解した。さ
らに、25.3mg/III MB S (m−マレイ
ミドベンゾイル−N−ハイドロキシサクシンイミドエス
テル)ジメチルホルムアミド溶液(62,5μm)を加
え室温に30分間、攪拌後0.3IIl ジクロロメタ
ンを添加し3000rpa+ 5分間遠心後、上清をと
りFPBβ15−42にマレイミド基を導入した。
最後に上記2つの溶液を4℃にて一晩反応しカップリン
グしFPBβ15−42−BSAを作製した。
(II)抗原感作動物細胞の調製 Ba1b/Cマウス(♀)を上記(I)で調製したFP
Bβ+、−a2B S Aで免疫した。免疫は、マウス
の腹腔にフロイントの完全アジュバントとFPBβ15
−42  B5A10○μg/匹とを乳化させた試料1
00μmを投与した。2週間後に追加免疫としてFPB
β15−42−BSA100μg/匹をフロイントの不
完全アジュバントと乳化させたもの100μlをマウス
腹腔に投与した。1週間後最終免疫としてFPBβ15
−42−BSA100μg/匹をリン酸緩衝化生理食塩
水(0,85%NaC1含有0.01%リン酸緩衝液、
pH7,2:以下PBS)に溶解したちの100μmを
腹腔内に投与した。3日後この処置マウスの膵臓を無菌
的に取出した。15%子牛脂児血清(以下15%FCS
と省略する)を含むDMEMI Om lを注射器で吸
い取り27ゲージの注射針をつけた。膵臓を氷冷してお
いたデイツシュに入れ、注射針で数か新式をあけた。注
射針を差し込み還流し膵臓細胞をデイツシュに流出させ
た。流出液をナイロンメツシュで濾過し遠心チューブに
入れ、11000rpで10分間遠心分離して上澄をす
てた。細胞ベレ・ソト中の赤血球を0.15M塩化アン
モニウム溶液(l m Mエチレンジアミン4酢酸−2
ナトリウム塩(以下EDTAと省略する)を含む0.0
1M炭酸緩衝液、pH7,2)で溶血させ遠心分離し、
さらに細胞ペレットをD M E Mで2回同様に遠心
洗浄して肺細胞とした。
(m)骨髄腫細胞の調製 骨髄腫細胞としてはBa1b+/cマウス由来の8−ア
ザグアニン耐性株として、SP2/C)−Ag14(以
下S P 210と省略する)を使用した。
細胞融合を行う1週間前まで20μg / m 1の8
−アザグアニン、159oFCSを含むD M E M
で培養し、その後細胞融合口まで15%FC5を含むD
MEMを使用した。細胞融合直前に、5P210は無菌
的にDMEMで1100Orpで10分間遠心洗浄を2
回繰り返し調製した。
(IV)細胞融合 上記(II)項で調製した肺臓細胞と上記(III)項
で調製した骨髄腫細胞を5=1の割合で混合遠心(10
00rpm、10分)し細胞ベレットを集めた。遠心チ
ューブを軽くたたいて細胞ベレットを壁面にうずく広げ
た。その中に37℃に暖めておいた50%PEG (M
ERK社製ポリエチレングリコール4000)を含むD
MEM溶液0.5mlを遠心チューブを回しながら少し
ずつ滴下した。1分間ゆっくりと遠心チューブを回転さ
せ混合した後、30秒に1mlの割合で遠心チューブを
回転しながら37℃13加温しておいたDM E Mを
10回加えた。つぎにFCSを2mlゆっくりと入れ、
11000rp、10分間遠心した。細胞ベレットを1
5%FC3とI X 10−’Mヒポキサンチン、4 
X 10−’Mアミノプテリン、156X10−5Mチ
ミジンを含むDMEM (以下HAT培地と省略する)
で2回遠心洗浄(1000rpm、10分間)した。こ
の培養液を96ウエルプレート(Fa 1con#30
42)に5X105細胞個/ウェルになるように200
μmずつ分注した。3日日ごとにHAT培地を100μ
m/ウェル交換した。3週間後からは、I X 10−
’Mヒボキサンチン、156X10−5Mチミジンと1
5%FC8を含むDMEM (以下HT培地と省略する
)を培地交換に用いた。
(V)ハイブリドーマの選択 96ウエルプレートに細胞コロニーが認められる100
日日後から固相酵素免疫測定法を行い、培養上清に抗F
PBβ15−42抗体が存在するかどうか調べた。
96ウエルイムノプレート平底(インターメッド社製)
に、FPBβ15−422 u g / m 1を50
μl/ウェル分注し、37℃で155時間静置した。ウ
ェルに残っている溶液を除去し、PBSに0.04%ツ
イーン(Tween)−20を含んだ溶液(以下PBS
−T)で3同洗浄した後、0.1%BSAを溶解したP
BS−T溶液300μ】を各ウェルに加えて、37℃で
1,5時間ブロッキング処理した。つぎに各ウェルに上
記培養上〆nを100μmずつ分注し37℃で155時
間静置した。これらのウェルをPBS−T溶液で3回洗
浄した後、ペルオキシダーゼ標識ラビット抗マウスIg
G抗体(ジャクソン社製)4000倍希釈を50μl/
ウェルずつ分注し、37℃で155時間静置した。PB
S−T溶液で3回洗浄したのち、基質溶液(1,2% 
2,2−アジノジー(3−エチルベンズチアゾリン硫酸
)−ジアンモニウム塩(ABTS)及び0.01%過酸
化水素(H2O2)を含有する0、1Mクエン酸緩衝液
(pH5,1))を各ウェルに100μm添加した。3
0分間室温で放置し、200mMシュウ酸溶液を100
μmを加えて酵素反応を停止させた。415nmでの吸
光度を測定し、酵素活性か認められたウェルに抗FPB
β15−42抗体を産生ずるハイブリドーマが存在する
ことがわかる。
以上のようにして、抗体価の強い抗体産生ハイブリドー
マを取得した。
c、 VT )コンデショニングメデウムの調製26ゲ
ージの注射針をつけた注射器に10m1の冷蔵しておい
た0、34〜1サツカロース溶液を吸い取った。B a
 1 b / cマウス(♂)をを椎脱臼させ、無菌的
に腹腔内に上記溶液を注入した。
注入後5分以内に左側腹部にコ8ゲージの注射針をつけ
氷冷しておいた注射器にて腹腔内溶液を回収した。水冷
しておいた遠心チューブに上記回収液を流し込み、11
000rpで5分間遠心分離した。遠心後上清を廃棄し
、細胞ベレットに15%F CS −D ME Mを加
え攪拌しデッンユに入れた。37℃、5%炭酸ガス濃度
、95%湿度で一晩培養した。培養上清を集め、0.2
2μmのメンブレンフィルターで濾過し、これをコンデ
ショニングメデウムとした。
(■)クローニング 抗体産生を認めるハイブリドーマについて限界希釈法を
用いて単一クローンにした。上記(Vl)項で作製した
コンデンヨニングメデウムを1ml含むHAT培地20
m1を用意した。クローニングしたいハイブリドーマ細
胞を各ウェルに1個になるように上記培養液中に調整し
、200μm/ウェルずつ96ウエルプレート(Fal
con#3042)に分注した。培養10日目前後から
細胞コロニーが認められるウェルについて、上記(V)
項に記載した同相酵素免疫測定法に準じて抗FPBβ1
5−12抗体産生バイプリドーマを選択し、さらに再度
クローニングを繰り返し単一ハイブリドーマを樹立した
。最終的に7クローンのハイブリドーマを確立した。
(■)抗FPBβ15−42抗体の精製B a l b
 / cマウス(♂)6〜10週令の腹腔にブリスタン
(2,6,10,ユ4−テトラメチルペンタデカン)を
0.5ml/匹投与した。2週間後上記(■)項で得ら
れた抗FPBβ15−4゜抗体産生ハイブリドーマ株を
マウス腹腔内に各クローンについて2X10’細胞個/
匹移植した。
10日目前後に生成した腹水を、18ゲージの注射針を
腹腔に差し込み、l/20量の0.2M・EDTAをい
れた遠心チューブに滴下させた。遠心チューブを400
Orpmで10分間遠心し、上清を集めた。採取した上
清を50%硫酸アンモニウム沈殿分画法にしたがって粗
精製し、0.05%アジ化ナトリウムを含むPBS溶液
に透析後、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過を
おこない精製した。メルカプトエタノール還元下での5
DS−ポリアクリルアミド電気泳動(12%T)で1本
の重鎮と1本の軽鎖の2本のバンドになったことで抗体
の純度を確認した。
以上の方法により、FPBβ15−42を特異的に認識
する複数種のモノクローナル抗体を得た。それぞれの抗
体の結合定数は、107〜150”Mの範囲内であった
(IX)抗FPBβ0.−42抗体の固定化未処理マイ
クロタイタープレート(96ウエル・タンクプレート、
インターメッド社製)の各ウェルに0,1M炭酸ナトリ
ウム緩衝液(pH9,6)に溶解した3μg / m 
lのマウス由来の抗FPBβ19−42抗体(名称A)
の溶液200μ】を加えて、4℃−夜インキユベートし
た。次に、各ウェルの溶液を除去し、PBS−Tで3回
洗浄した後、0.1%BSAを溶解したPBS−T溶液
300μlを各ウェルに加えて、4℃でブロッキング処
理しそのまま保存した。
(X)西洋ワサビペルオキシダーゼ(以下HRP)標識
抗体の調製 0.3M重炭酸ナトリウム緩衝液(pH8,1)に溶解
したHRP溶!(5mg/ml)に19゜1−フルオロ
−2,4−ジニトロベンゼンのエタノール溶液0.1m
lを加え、室温にて1時間反応させた。その溶液に0.
06M過ヨウ素酸ナトリウム150mlを添加し30分
反応させた。未反応の過ヨウ素酸ナトリウムを0.16
Mのエチレングリコール150mlを加えて除去した後
、0.015M炭酸ナトリウム緩衝液(pH9,5)で
透析した。次に、マウス由来抗FPBβ15−42モノ
クローナル抗体(名称B0モノクローナル抗体Aとは異
なる抗原部位を認識するもの)5mgを加えて5〜6時
間反応させた。水素化ホウ素ナトリウム5mgを添加し
て4℃中で一夜放置した。
この後、未反応の水素化ホウ素ナトリウムを除去するた
め、0.85%塩化ナトリウムを含む10m Mリン酸
ナトリウム緩衝液(pH7,1)に対して4℃で一夜攪
拌しながら透析した。上記反応物ヲT S K −’f
 ルG −3000S W (東ソー株式会社製、商品
名)を用いて高速液体クロマトグラフィーにて精製し、
HRP標識抗体とした。
(XI)試料中のFPBβ15−42の定量本実施例中
の(IX)で記述した方法で作製したマイクロタイター
プレートを室温にもどし、PBS−T溶液で洗浄した後
、FPBβl S −42を含む標$試料を各ウェルに
それぞれ20μm加えた。
つぎに本実施例(X)で得たHRP標識抗体をPBS−
T溶液で希釈し、各ウェルに200μmずつ添加した。
そのまま室温で3時間インキュベートした後、溶液を除
去しPBS−T溶液で3回洗浄した。それに、152%
 2,2−アジノジ(3−エチルベンズチアゾリン硫酸
)−ジアンモニウム塩(ABTS)及び0.01%過酸
化水素(H2O2)を含有する0、1Mクエン酸緩衝液
(pH4,1)から成る基質溶成を各ウェルに200μ
l添加し、室温で30分間酵素反応させた後、200m
Mシュウ酸溶液を100μm加えて酵素反応を停止させ
た。上記マイクロタイタープレートを各ウェルについて
、波長415nm。
対照波長492nmの吸光強度を自動マイクロタイター
プレートリーダー(東ソー株式会社製、MPR−A4、
商品名)で測定した結果を表1に示す。表1から明らか
なように、試料中のFPBβ1、−42は0,1〜20
0ng/mlの範囲で定量できることが確認された。
表1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 試料中のフィブリノペプタイドBβ_1_5_−_4_
    2を測定する方法において、 (a)・フィブリノペプタイドBβ_1_5−_4_2
    を特異的に認識する、固相に固定化されたモノクロ ーナル抗体 ・試料 及び ・固定化モノクローナル抗体とは異なる部位でフィブリ
    ノペプタイドBβ_1_5_−_4_2を特異的に認識
    する、標識されたまたは標識され ていないモノクローナル抗体 とを接触させ、 (b)(a)で標識されていないモノクローナル抗体を
    使用した場合には、そのモノクローナル抗体又はaで生
    じる免疫反応生成物を特異的に認識する標識された抗体
    を接触させ、 (c)遊離の標識された抗体を除去し、 (d)標識を直接的または間接的に検出して、免疫反応
    生成物を定量する 工程からなることを特徴とする試料中のフィブリノペプ
    タイドBβ_1_5_−_4_2の測定法。
JP8739190A 1990-04-03 1990-04-03 フィブリノペプタイドBβ↓1↓5‐↓4↓2の測定法 Pending JPH03287071A (ja)

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JP8739190A Pending JPH03287071A (ja) 1990-04-03 1990-04-03 フィブリノペプタイドBβ↓1↓5‐↓4↓2の測定法

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