JPH03286028A - 既設基礎の補強構造 - Google Patents

既設基礎の補強構造

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JPH03286028A
JPH03286028A JP8642790A JP8642790A JPH03286028A JP H03286028 A JPH03286028 A JP H03286028A JP 8642790 A JP8642790 A JP 8642790A JP 8642790 A JP8642790 A JP 8642790A JP H03286028 A JPH03286028 A JP H03286028A
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JP
Japan
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footing
piles
pile
additional
increased
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JP8642790A
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Inventor
Yoichi Kobayashi
洋一 小林
Takeshi Iida
毅 飯田
Kiyohiro Morimoto
森本 精洋
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、既に建設された軟弱地盤上の基礎、流動性の
背面土を有する基礎等が、地震等によって災害を受ける
おそれがある場合の補強構造に関するものである。
〔従来の技術〕
軟弱地盤上に建設された既設の基礎において、地震力に
対する基礎部の鉛直および水平支持力が不足すると判断
される場合における杭基礎を例とした補強方法としては
、特開昭54−15307号公報記載の方法等がある。
第8図および第9図は既設橋脚1に対する同様の補強例
を示したものである。この例では基礎フーチング2の周
囲に杭5を増設しく以下、増設杭という〉、増設杭5の
頭部に打設した増設コンク!J−)21とフーチング2
をPC鋼材22等で結合させることにより、増設杭5に
鉛直および水平方向の荷重を分担させている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の増設杭5を用いた補強構造には、以下の
ような問題点がある。
■ 増設コンクIJ −) 21へ荷重を伝達する既設
フーチング2側面は肌荒らしの施工精度が悪く、荷重伝
達性能の信頼度が低い。
■ 既設フーチング2と増設コンクリート21とは、P
C鋼材22等を挿通し、充填材の硬化により一体化を図
っているが、PC鋼材22等の挿通のために穿孔を行う
ことは、既設フーチング2に損傷を与えることであり、
構造の安全上問題がある。また、既設フーチング2内部
の配筋、杭等を避けて穿孔することは実施工上困難を伴
う。
■ 増設杭5周囲の増設コンク’J−)21は杭頭設計
法に従い、かなりの厚さとなるので、コンクリート量が
多く、施工コストが大である。
本発明は従来技術における上述のような問題点を解決し
、増設杭への荷重伝達を確実に行いつつ、増設杭の強度
、剛性を有効に利用することが可能な既設基礎の補強構
造を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は既設基礎のフーチングの周囲に杭を増設し、増
設杭の頭部どうしをフーチングの上面にわたしたPC鋼
材あるいは形鋼などの連結部材で緊結することにより既
設基礎を補強するものであり、通常、増設杭とフーチン
グ側面との間にはコンクリートあるいはモルタル等の充
填材を間詰めする。
また、増設杭に水平抵抗に加え、鉛直抵抗の機能を与え
るためには、増設杭の深さ方向の一部に断面拡大部を設
け、断面拡大部でフーチング下部を支持することにより
、増設杭の鉛直抵抗力を有効に利用することができる。
また、増設杭として、杭本体または杭本体の外周に取り
付けた杭軸方向の排水用部材に多数の孔を設け、該孔部
にフィルターを装着してなる液状化抑止杭を用いること
により、液状化のおそれのある地盤において、上記機能
に加え、液状化抑止機能を付加することができる。
さらに、増設杭の代わりにフーチングの周囲に矢板を連
続的に打設し、該矢板の頭部どうしを前記フーチングの
上面にわたした連結部材で緊結することによっても、同
様の補強効果を得ることができる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例について説明する。
第1図および第2図は軟弱地盤4上に建設された既設橋
脚lの本発明による補強構造の一実施例を示したもので
ある。
本実施例ではフーチング2の周囲に増設杭5を打設し、
そのフーチング2下面に相当する位置に断面拡大部8を
設け、断面拡大部8によりフーチング2下部を支える形
で、増設杭5がフーチング2を鉛直方向に支持している
本実施例における断面拡大部8は増設杭5の周りを掘削
した孔(開削部15)内にコンクリートを打設して製作
したもので、鉄筋9により補強している。また、断面拡
大部8の上端とフーチング2の下面との接触面積は設計
支圧応力度より決まる所要値以上の面積としている。
なお、増設杭5の断面拡大部8位置について外面突起付
き鋼管を使用すれば、コンクリートとの付着力が高くな
るので、断面拡大部8を介しての・フーチング2から増
設杭5への鉛直力の伝達が確実になる。
一方、水平力に対しては、基礎フーチング2の最大高さ
付近まで増設杭5の杭頭を立上げ、増設杭5とフーチン
グ2の側面との間に間詰めコンクリート6を打設すると
ともに、増設杭5どうしをフーチング2上面にわたした
PC鋼棒7で連結している。その結果、基礎フーチング
2から増設杭5への水平力の伝達において、力の作用方
向にある前後の増設杭5が共同して確実に抵抗する。ま
た、材料使用上も、間詰めコンクリート6が圧縮力に抵
抗し、PC鋼棒7が引張力に抵抗するため、合理的であ
り、強度的に信頼性の高い補強構造が得られる。
なお、増設杭5に関しては杭頭部内へのコンクリート中
詰めやPC鋼材定着部の補剛材14により断面変形を防
止する。
第3図は本発明の他の実施例を示したもので、増設杭5
の頭部を連結する連結部材として、部材剛性の高い形鋼
7aを使用し、フーチング2の斜め方向にも連結するこ
とにより、増設杭5全部を横軸方向水平荷重および横軸
直角方向水平荷重の両方に抵抗させ得る構造としている
。そのため、本実施例の補強構造によれば、一方向に増
設杭5を連結する場合よりも増設杭5の本数を少なくす
ることかできる。
第4図は鉛直方向支持のための増設杭5断面拡大部8の
形成方法について、他の実施例を示したものである。こ
の例では増設杭5の側面に高強度繊維による袋体10を
固定し、この袋体10にモルタル等の流動固化材を注入
することにより、袋体10を膨張、硬化させ、フーチン
グ2下面を支持する。
第5図は地震時に液状化のおそれがある地盤において、
さらに効果的な補強構造の実施例を示したものである。
この補強構造では、表面に多数の小孔12を設けた中空
の増設杭5aを用いるか、あるいは表面に多数の小孔1
2を設けた溝形鋼、角形パイプ等の排水用部材13を取
り付けた増設杭5bを用いている。これにより地震時に
生ずる地盤の過剰間隙水を、小孔12から増設杭5に沿
って地表へ迅速に排水でき、地盤の強度低下を最小限に
止めつつ、増設杭5の水平および鉛直抵抗を有効に利用
することができる。なお、小孔12部分には通常フィル
ターが装着されている。
〔発明の効果〕
■ 本発明の補強構造ではフーチングの周囲に打設した
増設杭または矢板をフーチング上面にわたした連結部材
で緊結するため、増設杭と既設基礎とが一体的に挙動す
る。これにより、設計必要条件が満足され、構造信頼性
の高い補強構造が得られる。
■ フーチング側面の穿孔等を必要とせず、既設基礎本
体に損傷を与えないので、構造信頼性の高い既設橋脚の
補強構造が得られる。
■ 増設杭とフーチング側面との間には間詰めコンクリ
ートを打設、充填する等して、基礎に加わる地震時の水
平力の一部を増設杭に無理なく伝達できる。
■ 増設杭打設時にフーチング下面位置に断面拡大部を
設け、断面拡大部の上端とフーチング下面とを所要支圧
面積以上で密着させることにより、鉛直力を増設杭に無
理なく伝達することができる。
■ 本発明の既設基礎の補強構造における荷重伝達機構
は増設杭の周りに大きなコンクリート塊を要する従来構
造のそれとは異なり、コンクリート量が低減できるので
、ひいては土工量も低減され、経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す橋脚基礎部の鉛直断面
図、第2図はその平面図、第3図は本発明の他の実施例
を示す平面図、第4図は断面拡大部の形成方法の一例を
示す鉛直断面図、第5図は増設杭として液状化抑止杭を
用いた場合の実施例を示す鉛直断面図、第6図および第
7図は液状化抑止杭の例を示す斜視図、第8図は従来例
を示す鉛直断面図、第9図はその平面図である。 1・・・橋脚、2・・・フーチング、3・・・杭、4・
・・軟弱地盤、5・・・増設杭、6・・・間詰めコンク
リート、7・・・PC鋼棒、7a・・・形鋼、8・・・
断面拡大部、9・・・鉄筋、10・・・袋体、11・・
・モルタルパイプ、12・・・小孔、13・・・排水用
部材、14・・・定着部補剛材、15・・・開削部 第 1 図 第 図 第 8 図 第 図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)既設基礎のフーチングの周囲に杭を増設し、該増
    設杭の頭部どうしを前記フーチングの上面にわたした連
    結部材で緊結したことを特徴とする既設基礎の補強構造
  2. (2)前記増設杭と前記フーチング側面との間には充填
    材を間詰めしたことを特徴とする請求項1記載の既設基
    礎の補強構造。
  3. (3)前記増設杭の深さ方向の一部に杭断面拡大部を設
    け、該拡大部により前記フーチング下部を鉛直方向に支
    持することを特徴とする請求項1または2記載の既設基
    礎の補強構造。
  4. (4)前記増設杭として、杭本体または杭本体の外周に
    取り付けた杭軸方向の排水用部材に多数の孔を設け、該
    孔部にフィルターを装着してなる液状化抑止杭を用いる
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の既設基礎
    の補強構造。
  5. (5)既設基礎のフーチングの周囲に矢板を打設し、該
    矢板の頭部どうしを前記フーチングの上面にわたした連
    結部材で緊結したことを特徴とする既設基礎の補強構造
JP8642790A 1990-03-30 1990-03-30 既設基礎の補強構造 Pending JPH03286028A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000320152A (ja) * 1999-05-13 2000-11-21 Shimizu Corp 既存杭基礎建物の耐震補強方法および耐震補強構造
JP2004300820A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Railway Technical Res Inst 上面掛止型補強構造
JP2006316490A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Shimizu Corp 杭基礎の耐震補強構造および耐震補強方法
JP2013096176A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 既設基礎の補強構造
JP2015045199A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 鹿島建設株式会社 既存構造物における既存基礎の補強構造
JP2019011629A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 鹿島建設株式会社 杭基礎構造

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