JPH03283894A - 電子交換機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子交換機に係わり、局データの新旧の差分を
用いて局ファイルの更新作業を行うようにした電子交換
機に関する。

〔従来の技術〕

電子交換機の機能を向上させる場合等には、交換処理を
行うソフトウェアのプログラムや局固有のデータを集め
た局データからなる局ファイルを更新することが行われ
ている。

従来では元の局データとしての日周データと新しい局デ
ータとしての新局データとの差分をロードモジュールの
形で生成しておき、これを使用して局データの更新を行
っていた。

第８図はこの従来の方法を説明するためのものである。

同図（ａ）は初期設定前の状態すなわち更新作業が行わ
れる前の状態を表わしており、同図（ｂ）は初期設定の
行われた状態すなわち更新作業後のメモリの状態を表わ
している。これらの図で斜線で示した部分は、システム
として稼働中のメモリ領域であることを表わしている。

第８図（ａ）でメモリＯ系には日周ファイルのプログラ
ムと局データＢｏ　、Ｃｏが格納されており、これらに
よって局が稼働されている。メモリ１系には更新に使用
するための新局ファイルが格納されている。この例では
局データＢ＋　、Ｄ＋　がロードモジュール１１の形で
生成されている。これは、局データＣ０の部分に変更が
あることによるものである。

同図（ｂ）に示したように初期設定が行われると、メモ
リ１系の部分が代って稼働状態となり、これによって局
ファイルの更新が行われたことになる。

〔発明が解決しようとする課題〕

このように従来では新旧の局データの差分をとり、これ
をファイル生成専用の装置にかけてロードモジュールと
して生成していた。この際、差分の内容については、局
データ構造の変更を示す仕様書を基にして、人手による
作業で変換と確認を行っていた。このため、次のような
問題が存在した。

（イ）ロードモジュールを生成するための専用の装置を
必要としたので、ファイルの入れ替えを行う局とこの専
用の装置とが遠く離れていた場合には、作成したロード
モジュールを磁気テープ等の媒体を用いて運搬する必要
があった。

（ロ）新旧の局データの差分を生成するための変換作業
や変換後の確認作業を人手に頼っていたため、人為的な
誤りがはいり込む可能性が大であった。特に、ファイル
の更新を行う対象となる局が数十層から数百局と多くな
ると、ロードモジュールもそれぞれの局に対応して個別
に作成する必要があるので、人為的な誤りが生じやすか
った。また、このようにロードモジュールを数多く作成
すると、そのための時間や費用が膨大になるという問題
もあった。

そこで本発明の目的は、専用の装置を使用することなく
自身の局データの更新を行うことのできる電子交換機を
提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明では、更新前の局データと更新後の局データの両
者の差分を生成するための変換処理を行う変換処理手段
を電子交換機自体に具備させることにして、専用の装置
を使用しなくても局ファイルの更新作業を可能にする。

〔実施例〕

以下実施例につき本発明の詳細な説明する。

第１１ｉＡは本実施例の局の一般的な構成を表わしたも
のである。局内に配置された中央制御装置２１はデータ
バス等のバス２２を介して一時記憶装置２３や固定記憶
装置２４と接続されている。固定記憶装置１４には、少
なくともメモリ０系とメモリ１系の２つの系統の記憶領
域が配置されている。

第２図は、初期設定の前後にふけるこれらメモリ０系と
メモリ１系の２つのメモリ系の内容を表わしたものであ
る。同図（ａ）は初期設定前の状態すなわち更新作業が
行われる前の状態を表わしており、同図（ｂ）は初期設
定の行われた状態すなわち更新作業後のメモリの状態を
表わしている。

これらの図で斜線で示した部分は、システムとして稼働
中のメモリ領域であることを表わしている。

この第２図（ａ）でメモリ０系には囲周ファイルのプロ
グラムと局データＢ。ＳＣｏが格納されており、これら
によって局の制御が行われている。

また、メモリ１系には新局ファイルが格納されている。

新局ファイルのプログラムエリアには、囲周ファイルの
プログラムに対して機能を向上させたり機能を追加した
ものが格納されており、更に局データ変換処理を行う制
御手順Ａも格納されている。

ところで、局データの変更部分は日周データの構造や値
を基にしである規則にしたがって生成されるものである
。したがって、この規則を基にしてこのような制御手順
あるいは変換処理のアルゴリズムを作成することができ
る。そこで、このアルゴリズムを局ファイルに組み込ん
だ上で、新局ファイルの初期設定の際に実際の変換を行
ってメモリ１系上へ差分を振り分ければよい。

局ファイルの更新作業は、メモリ１系側から初期設定を
行わせてシステムを再開することによって行う。この初
期設定の最初の段階３１で、局データの不変部分Ｂ。が
Ｂ１　　としてそのままメモリ１系に転送される。次の
段階３２でＩよ、変更される部分Ｃ８が局データ変換処
理を行う制御手順ＡによってデータＤ、としてメモリ１
系に割り付けられる。新局ファイルは、この新しい局デ
ータ（Ｂ、　　とＤＩ　）を使用して初期設定を完了さ
せて、稼働状態に入る。

第３図〜第５図は、局データの変更の実例を表わしたも
のである。第３図では、データのアドレスがＸ番地から
Ｙ番地に変更になっている。第４図では、データの値が
ＮからＮ′に変更になっている。第５図では、データ構
造が変更になっている。すなわちこの第５図に示した例
では、１ワ一ド単位に組まれていたデータＮ。、Ｎ、　
、Ｎ２Ｍｏ　、　Ｍ＋　、Ｍ２がそれぞれ２ワ一ド単位
のデータＮ０、Ｎ１、Ｎ２、Ｍｏ、Ｍ１１Ｍ２になって
いる。

第６図は、このような変換処理を行う制御手順Ａの内容
を表わしたものである。初期設定で第１図に示した中央
制御装置２１は局データ変換登録テーブルのサーチを行
い（第６図ステップ■）、変換の必要なデータがこのテ
ーブル中になければ（ステップ■；Ｎ、ステップ■；Ｙ
）、処理を終了する（エンド）。

これに対して、変換の必要なデータがこの局データ変換
登録テーブルに存在すれば（ステップ■；Ｙ）、次に説
明する変換処理を行う。

第７図は、局データ変換登録テーブルの内容を表わした
ものである。局データ変換登録テーブル４１には、変換
が必要なデータ４２．．４２２、・・・・・・４２．に
対して、それぞれ処理指標４３、旧データアドレス４４
、旧データサイズ４５および変換に必要な固有情報４６
が１組ずつ割り当てられている。ここで、処理指標４３
とは、アドレスの変更処理のように変更処理の種別を示
す情報である。

第６図に戻って説明を続ける。第６図のステップ■で変
換に必要なデータが見つかったら（Ｙ）、処理指標４３
によってこれがアドレス変更に関するものなのか（ステ
ップ■）、値変更に関するものなのか（ステップ■）、
あるいは構造変更に関するものなのか（ステップ■）等
の判別が行われる。そして、変換の内容に応じて対応す
る処理が実行される（ステップ■〜■）。

この後、中央制御装置２１は局データ変換登録テーブル
４１のサーチを再開しくステップ■）、このテーブル４
１のサーチが完了するまでに見つけた変換対象のすべて
のデータに対して同様に変更処理を施すことになる（ス
テップ■〜■）。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、ファイル更新を行
う局自体が局データの変更分を生成するので、専用の装
置を使用する必要がなくなり、その分の費用や時間を削
減することができる。また、人手を介して変換作業を行
う必要がないので、正確な変換を行うことができるとい
う利点がある。

更に変換処理をオンラインで動作する制御手順の一部と
して組み込むことができるので、ファイルの更新を行う
対象となる局が多くなってもこれに関係なく正確な変換
が安定して行えるという利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第７図は本発明の一実施例を説明するためのも
ので、このうち第１図は電子交換機の回路構成の要部を
示すブロック図、第２図は初期設定の前後におけるメモ
リ０系とメモリ１系の２つのメモリ系の内容を表わした
説明図、第３図は局データのアドレスを変更する場合を
表わした説明図、第４図はデータの値を変更する場合を
表わした説明図、第５図はデータの構造を変更する場合
を表わした説明図、第６図は局データの変換処理の流れ
を示す流れ図、第７図は局データ変換登録テーブルの内
容を表わした説明図、第８図は従来の局データの更新作
業を表わした説明図である。 ２１・・・・・・中央制御装置、 ２３・・・・・・−時記憶装置、 ２４・・・・・・固定記憶装置、 ４１・・・・・・局データ変換登録テーブル、４３・・
・・・・処理指標、 Ａ・・・・・・局データ変換処理を行う制御手順。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、更新前の局データと更新後の局データの両者の差分
   としての局データ変更分を生成する局データ変更分生成
   手段と、 この生成された局データ変更分を更新後に稼働するメモ
   リ領域上に割りつける割付手段 とを具備することを特徴とする電子交換機。 ２、局データ変更分生成手段は局データを収容した局フ
   ァイルの所定の領域に格納されていることを特徴とする
   請求項１記載の電子交換機。 ３、更新後の局のファイルの初期設定時に、局データ変
   更分を前記メモリ領域上に割りつけることを特徴とする
   請求項１記載の電子交換機。