JPH0328320B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0328320B2 JPH0328320B2 JP8600785A JP8600785A JPH0328320B2 JP H0328320 B2 JPH0328320 B2 JP H0328320B2 JP 8600785 A JP8600785 A JP 8600785A JP 8600785 A JP8600785 A JP 8600785A JP H0328320 B2 JPH0328320 B2 JP H0328320B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting recess
- decorative member
- side plate
- grinding
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 19
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 14
- 239000002023 wood Substances 0.000 claims description 4
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 3
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000010411 cooking Methods 0.000 description 2
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 2
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 2
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- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Knives (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(従来の技術)
一般に、金属板における象眼は、第4図aに示
すように、金属板Mに対して同じく金属材料にて
形成した枠Fをかしめ着したのち、第4図bに示
すように、この枠F内に木材、金属材、合成樹脂
材等で形成した装飾物Dを嵌め込んで形成され
る。
すように、金属板Mに対して同じく金属材料にて
形成した枠Fをかしめ着したのち、第4図bに示
すように、この枠F内に木材、金属材、合成樹脂
材等で形成した装飾物Dを嵌め込んで形成され
る。
しかし、上記のような象眼構造では金属板Mと
枠Fとを別体に形成する必要があるため、材料に
無駄が生じ、材料費が高くなる。
枠Fとを別体に形成する必要があるため、材料に
無駄が生じ、材料費が高くなる。
また、枠Fを形成したうえで、この枠Fを金属
板Mにかしめ着するため、加工精度に欠け、複雑
かつ細微な装飾を施すときには、枠Fを所望の形
状にすることが難しい。従つて、象眼の外観が損
なわれることがある。
板Mにかしめ着するため、加工精度に欠け、複雑
かつ細微な装飾を施すときには、枠Fを所望の形
状にすることが難しい。従つて、象眼の外観が損
なわれることがある。
また、枠Fと金属板Mとの接合部分が、枠Fの
形成時に生じたバリ等のため正確な直角状をなさ
ず、装飾物Dが枠F内に正確に嵌着保持されず、
金属板Mから離脱することがある。
形成時に生じたバリ等のため正確な直角状をなさ
ず、装飾物Dが枠F内に正確に嵌着保持されず、
金属板Mから離脱することがある。
加えて、上記の象眼方法ではかしめ着を必要と
するため、加工作業が煩雑なうえ、工賃が高くな
る。
するため、加工作業が煩雑なうえ、工賃が高くな
る。
(発明が解決しようとする問題点)
この発明は上述したように、材料費が高くなる
とともに、加工精度に欠け、さらには加工作業が
煩雑で工賃が高くなるという問題点を解決しよう
とするものであり、その目的は材料費が低廉にし
て加工精度に優れ、さらには加工が簡単で工賃が
低い象眼方法を提供することにある。
とともに、加工精度に欠け、さらには加工作業が
煩雑で工賃が高くなるという問題点を解決しよう
とするものであり、その目的は材料費が低廉にし
て加工精度に優れ、さらには加工が簡単で工賃が
低い象眼方法を提供することにある。
発明の構成
(問題点を解決するめの手段)
この発明は上述した問題点を解決するために、
第2図bに示すように、加工材料Mにプレス加工
を施して、その表面に装着凹部3を形成する工程
と、このプレス工程ののちに、第2図cに示すよ
うに、前記加工材料M裏面の装着凹部3と対応す
る位置において突出する突出部7を研削除去する
工程と、この研削工程ののちに、第2図eに示す
ように、装着凹部3内に装飾部材5を嵌着保持す
る工程とからなるものである。
第2図bに示すように、加工材料Mにプレス加工
を施して、その表面に装着凹部3を形成する工程
と、このプレス工程ののちに、第2図cに示すよ
うに、前記加工材料M裏面の装着凹部3と対応す
る位置において突出する突出部7を研削除去する
工程と、この研削工程ののちに、第2図eに示す
ように、装着凹部3内に装飾部材5を嵌着保持す
る工程とからなるものである。
(作用)
この発明は上記した手段を採用したことによ
り、一工程で加工材料Mに装着凹部3が形成され
るとともに、同装着凹部3の内底角部4が正確に
形成されるものである。
り、一工程で加工材料Mに装着凹部3が形成され
るとともに、同装着凹部3の内底角部4が正確に
形成されるものである。
(実施例)
以下この発明をナイフの柄の象眼方法に具体化
した一実施例を図面に従つて詳述する。
した一実施例を図面に従つて詳述する。
第1図において1はナイフの柄であり、2はこ
の柄1を構成する一対の側板である。なお、この
実施例において側板2は象眼材料として使用され
るものである。3はこれら側板2の中央部分に凹
設した装着凹部であつて、特に第2図b〜eに示
すように、内底角部4は正確な直角をなしてい
る。5は前記側板1の装着凹部3に嵌着した装飾
部材であつて、合成樹脂材料にて形成されてい
る。なお、この装飾部材5は側板1の装着凹部3
と正確に対応する形状をなし、さらにその内方角
部6が装着凹部3の内底角部4に対して確実に係
合しているため、装飾部材5は側板2に対して離
脱不能な状態で保持されている。
の柄1を構成する一対の側板である。なお、この
実施例において側板2は象眼材料として使用され
るものである。3はこれら側板2の中央部分に凹
設した装着凹部であつて、特に第2図b〜eに示
すように、内底角部4は正確な直角をなしてい
る。5は前記側板1の装着凹部3に嵌着した装飾
部材であつて、合成樹脂材料にて形成されてい
る。なお、この装飾部材5は側板1の装着凹部3
と正確に対応する形状をなし、さらにその内方角
部6が装着凹部3の内底角部4に対して確実に係
合しているため、装飾部材5は側板2に対して離
脱不能な状態で保持されている。
さて、上記した側板2の加工方法及び同側板2
に対する装飾部材5の取付け方法を以下に説明す
る。
に対する装飾部材5の取付け方法を以下に説明す
る。
まず、第2図aに示す加工材料としての一対の
金属板M(一方のみ図示)を、第2図bに示すよ
うに、上方よりプレス型Pにて押圧して表面を窪
ませ装着凹部3を形成する。このとき、金属板M
の裏面の装着凹部3に対応する位置には、同装着
凹部3の窪んだ分だけ突出して突出部7が形成さ
れる。この突出部7は柄1の組付け時には障害と
なるため、第5図に示すように、研摩盤8を使用
して研削除去される。このあと、金属板M表面の
装着凹部3以外の部分も研摩仕上して、一対の側
板2を形成する。
金属板M(一方のみ図示)を、第2図bに示すよ
うに、上方よりプレス型Pにて押圧して表面を窪
ませ装着凹部3を形成する。このとき、金属板M
の裏面の装着凹部3に対応する位置には、同装着
凹部3の窪んだ分だけ突出して突出部7が形成さ
れる。この突出部7は柄1の組付け時には障害と
なるため、第5図に示すように、研摩盤8を使用
して研削除去される。このあと、金属板M表面の
装着凹部3以外の部分も研摩仕上して、一対の側
板2を形成する。
側板2の形成が終了したのち、同側板2の装着
凹部3内に装飾部材5を圧入して、側板2に対し
て離脱不能に取付ける。このあと、第1図に示す
ように、一対の側板2は互いに組付けられて、柄
1が形成される。
凹部3内に装飾部材5を圧入して、側板2に対し
て離脱不能に取付ける。このあと、第1図に示す
ように、一対の側板2は互いに組付けられて、柄
1が形成される。
上記した側板2は1枚の金属板Mに、装飾部材
5を取付けるための装着凹部3を凹設し、さらに
両側板2の裏面は研摩されているため、こられ側
板2は中板の機能も有する。従つて、従来品と異
なり、側板2の形成にあたつて、材料に無駄がな
く、材料費を低く抑えることができる。
5を取付けるための装着凹部3を凹設し、さらに
両側板2の裏面は研摩されているため、こられ側
板2は中板の機能も有する。従つて、従来品と異
なり、側板2の形成にあたつて、材料に無駄がな
く、材料費を低く抑えることができる。
加えて、金属板Mにプレス・研削及び研削加工
を施すだけで側板2が形成されるため、この加工
作業は容易であるとともに、工賃も低いものとな
る。
を施すだけで側板2が形成されるため、この加工
作業は容易であるとともに、工賃も低いものとな
る。
また、側板2の装着凹部3は形状はプレス型P
の形状によつて決定される。従つて、第3図に示
すような複雑な形状の象眼構造も、装飾部材5を
プレス型Pに対応する形状にしておけば容易に形
成可能である。
の形状によつて決定される。従つて、第3図に示
すような複雑な形状の象眼構造も、装飾部材5を
プレス型Pに対応する形状にしておけば容易に形
成可能である。
さらには、プレス加工の特質として加工精度が
高く、側板2の装着凹部3内の内底角部4が正確
に形成され、装着凹部3に装飾部材5を取付けた
とき、装着凹部3の内底角部4と装飾部材5の内
方角部6とが整合するため、装飾部材5は装着凹
部3内に確実に保持される。従つて、装飾部材5
は側板2から離脱することはない。
高く、側板2の装着凹部3内の内底角部4が正確
に形成され、装着凹部3に装飾部材5を取付けた
とき、装着凹部3の内底角部4と装飾部材5の内
方角部6とが整合するため、装飾部材5は装着凹
部3内に確実に保持される。従つて、装飾部材5
は側板2から離脱することはない。
なお、この発明は上記の実施例に拘束されるも
のではなく、例えば、 象眼材料として、ナイフの柄1の側板2に代
えて、包丁、フオークをはじめとする調理用
具、飯食用具の柄1に採用したり、 装飾部材5として布、木材、紙、金属材等を
使用したり、 加工材料として、金属板Mに代えて合成樹脂
材、強化木等にて形成した板材を使用する、 等、発明の趣旨から逸脱しない限りにおいて任意
の変更は無論可能である。
のではなく、例えば、 象眼材料として、ナイフの柄1の側板2に代
えて、包丁、フオークをはじめとする調理用
具、飯食用具の柄1に採用したり、 装飾部材5として布、木材、紙、金属材等を
使用したり、 加工材料として、金属板Mに代えて合成樹脂
材、強化木等にて形成した板材を使用する、 等、発明の趣旨から逸脱しない限りにおいて任意
の変更は無論可能である。
発明の効果
以上詳述したように、この発明は加工材料にプ
レス加工を施して、その表面に装着凹部を形成す
る工程と、このプレス工程ののちに、前記加工材
料裏面の装着凹部と対応する位置において突出す
る突出部を研削除去する工程と、この研削工程の
のちに、装着凹部内に装飾部材を嵌着保持する工
程とからなることにより、材料費が低廉にして加
工精度に優れ、さらには加工が簡単で工賃が低い
という優れた効果を発揮する。
レス加工を施して、その表面に装着凹部を形成す
る工程と、このプレス工程ののちに、前記加工材
料裏面の装着凹部と対応する位置において突出す
る突出部を研削除去する工程と、この研削工程の
のちに、装着凹部内に装飾部材を嵌着保持する工
程とからなることにより、材料費が低廉にして加
工精度に優れ、さらには加工が簡単で工賃が低い
という優れた効果を発揮する。
第1図はこの発明をナイフの柄に具体化して示
す斜視図、第2図a〜eはこの発明における象眼
方法を順を追つて示す断面図、第3図は特に複雑
な形状の装飾部材を装着したナイフの柄を示す正
面図、第4図a,bは従来例を示す断面図であ
る。 装着凹部3、装飾部材5、突出部7、加工材料
M。
す斜視図、第2図a〜eはこの発明における象眼
方法を順を追つて示す断面図、第3図は特に複雑
な形状の装飾部材を装着したナイフの柄を示す正
面図、第4図a,bは従来例を示す断面図であ
る。 装着凹部3、装飾部材5、突出部7、加工材料
M。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 加工材料Mにプレス加工を施して、その表面
に装着凹部3を形成する工程と、このプレス工程
ののちに、前記加工材料M裏面の装着凹部3と対
応する位置において突出する突出部7を研削除去
する工程と、この研削工程ののちに、装着凹部3
内に装飾部材5を嵌着保持する工程とからなる象
眼方法。 2 前記加工材料Mは研削工程ののちに、その表
面が研摩されることを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載の象眼方法。 3 前記加工材料として金属板Mを使用したこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の象眼
方法。 4 前記装飾部材5を木材にて形成したことを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載の象眼方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8600785A JPS61242899A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | 象眼方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8600785A JPS61242899A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | 象眼方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61242899A JPS61242899A (ja) | 1986-10-29 |
JPH0328320B2 true JPH0328320B2 (ja) | 1991-04-18 |
Family
ID=13874634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8600785A Granted JPS61242899A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | 象眼方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61242899A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6467400A (en) * | 1987-09-08 | 1989-03-14 | Ryuhei Inoue | Inlaying method |
JP2013163357A (ja) * | 2012-02-13 | 2013-08-22 | Toyota Motor Corp | 木質化粧板およびその製造方法 |
-
1985
- 1985-04-22 JP JP8600785A patent/JPS61242899A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61242899A (ja) | 1986-10-29 |
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