JPH07309100A - 器物における飾り模様の形成方法 - Google Patents

器物における飾り模様の形成方法

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JPH07309100A
JPH07309100A JP10118794A JP10118794A JPH07309100A JP H07309100 A JPH07309100 A JP H07309100A JP 10118794 A JP10118794 A JP 10118794A JP 10118794 A JP10118794 A JP 10118794A JP H07309100 A JPH07309100 A JP H07309100A
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JP
Japan
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color material
decorative pattern
different color
hole
container
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JP10118794A
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Takeshi Aiba
猛 相場
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A P KK
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A P KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属製器物に飾り模様となる異色材を強固に
固定する。 【構成】 ステンレス製の灰皿1に透孔4を形成し、透
孔4に銅または真鍮製の異色材5を嵌め入れる。異色材
5は透孔4とほぼ同径で、かつ前記鍔部2の板厚より僅
かに厚く形成する。そして、鍔部2から突出する異色材
5を圧潰して灰皿1の表裏に飾り模様6を象眼する。 【効果】 異色材5が灰皿1と連続して透孔4の内周面
に緊密に一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、灰皿、茶托、トレーあ
るいは鍋の柄等の金属製器物に異色材を嵌め込んで飾り
模様を形成する器物における飾り模様の形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、灰皿やトレーなどの器物の素材と
して成形が容易でしかも、耐久性、耐蝕性に優れたステ
ンレスが多く用られているが、このようなステンレス製
器物は、一般的にプレスによって打ち抜いて成形する。
ところで、プレスによって打ち抜いて成形する器物は、
複雑な形状の成形には不向きな面があり、比較的単純な
形状であるため、ワンポイントマークの飾り模様を入れ
て装飾性を高める場合がある。
【0003】この場合、飾り模様を際立たせるためには
飾り模様をステンレスと異なる色彩に形成することが好
ましいが、ステンレスと異色の飾り模様を器物に形成す
るには、器物の打ち抜きと同時に飾り模様を形成するこ
とができないことから、当然、飾り模様を後付けする必
要がある。このように、器物と異色、すなわち異色材を
後付けする手段として例えば、飾り模様形状に形成する
異色材を器物に溶接するか若しくはプレスによって加締
めて一体化する方法、あるいは接着による貼り付けや模
様を器物に直接印刷することが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶接に
よって飾り模様を入れる場合、溶接部が盛り上がって見
苦しいことから、溶接部を削り取るなどの後処理が必要
であるため製作工程が複雑でコスト的にも不利であり、
また加締めによって一体化する方法ではプレスの際、飾
り模様の周囲が傷付きやすい。一方、接着や印刷による
方法では飾り模様の周囲が傷付き難い反面、長期間使用
するうちに剥がれたり、擦れて部分的に消えやすいとい
う問題があった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、飾り模様の周囲を傷付けることなく器物
に飾り模様が剥がれたり消えたりすることなく、長期に
渡って安定的に形成できる器物における飾り模様の形成
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、金属
製器物に透孔を形成し、この透孔に器物と色の異なる異
色材を嵌め込み、この異色材の板厚を透孔の周縁部分の
板厚より厚く形成して透孔から突出する異色材を圧潰し
て器物の表裏に飾り模様を象眼したものである。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
器物における飾り模様の形成方法において、前記金属製
器物に前記金属材を嵌め込む凹部を形成し、この凹部の
深さより異色材を厚く形成して器物の表面から突出する
異色材を圧潰して器物の表面に飾り模様を象眼したもの
である。
【0008】
【作用】請求項1の発明では、器物の透孔に異色材を嵌
め入れ、器物から突出する異色材を圧潰すると、異色材
が透孔の内周面に食い込んで器物と異色材を緊密に一体
化できる。また、異色材と器物の前面が連続した平滑面
となり、剥がれ難いとともに、器物の地色に異色材の色
が映えて鮮明な飾り模様を形成できる。
【0009】また、請求項2の発明では、器物に形成す
る凹部に異色材を嵌め入れて器物の表面に飾り模様を象
眼することから、異色材の板厚は凹部の深さより僅かに
厚い板厚だけで済み、製作コストを削減できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0011】図1乃至図3は本発明の第1実施例を示
し、同図において、1は器物としての灰皿であってステ
ンレス板をプレスで打ち抜いて成形する。この灰皿1は
菱形の鍔部2の中央に円状の陥没部3を有し、鍔部2に
円形の透孔4を形成している。なお、鍔部2に形成する
透孔4は灰皿1の成形と別工程でプレスによって打ち抜
かれるが、このプレスで打ち抜くことによって図2及ぶ
図3に示すように、透孔4の開口部周縁が僅かに円弧状
となる。5は透孔4に嵌め込む異色材であり、その材質
は前記灰皿1の材質、すなわちステンレスより柔らか
く、かつステンレスと異色となる例えば銅または真鍮製
である。また、異色材5は前記透孔4とほぼ同径で、か
つ前記鍔部2の板厚より僅かに厚く形成する。そして、
異色材5を透孔4に嵌め入れ、鍔部2から突出する異色
材5をプレスして圧潰することによって鍔部2の表裏に
飾り模様6を象眼する。
【0012】以上のように、本発明はステンレス製の灰
皿1に形成する透孔4に銅または真鍮製の異色材5を嵌
め入れ、鍔部2の表裏に飾り模様6を象眼することによ
って、鍔部2の前面から突出する異色材5を圧潰する
際、灰皿1より柔らかい異色材5が透孔4の内周面に食
い込いで異色材5の表裏が鍔部2と連続して灰皿1と異
色材5とが緊密に一体化し、灰皿1の鍔部2に異色材5
を強固に固着でき、このように異色材5を固着した後
は、前記従来の溶接手段のように溶接跡を除去する後処
理も不要であるため、製作も容易である。さらに、透孔
4の打ち抜きの際、透孔4の開口部周縁に形成される円
弧状部が異色材5で埋まり、異色材5が突出することな
く異色材5と鍔部2の前面が連続した平滑面となり、透
孔4と異色材5との隙間が生じないため、透孔4と異色
材5との間に埃などが溜まり難く、美観を保つことがで
きる。また、ステンレスの地色に異色材5の銅または真
鍮の色が映えてステンレス製の灰皿1に鮮明な飾り模様
6を形成することができ、その商品価値を高めることが
できる。
【0013】図4は本発明の第2実施例を示し、前記第
1実施例と同一部分には同一符号を付し、その詳細を省
略して説明する。
【0014】この例では、前記第1実施例の透孔4に変
えて円形の凹部7を形成する。また、凹部7に嵌め入れ
る銅または真鍮から成る異色材5は凹部7の深さより僅
かに厚い板厚に形成されている。そして、前記第1実施
例と同様に、凹部7に異色材5嵌め入れ、鍔部2の前面
から突出する異色材5の表面部分をプレスして圧潰する
ことによって鍔部2の表面に飾り模様6を象眼する。
【0015】このように、本実施例ではステンレス製の
灰皿1に形成する凹部7に銅または真鍮製の異色材5を
嵌め入れ、鍔部2の表面に飾り模様6を象眼することに
よって、前記第1実施例と同様、灰皿1の鍔部2に異色
材5を強固に固着して飾り模様6が剥がれたり消えたり
することなく長期に渡って形成することができる。
【0016】また、本実施例では凹部7に異色材5を嵌
め入れることから、異色材5は凹部7の深さより僅かに
厚い板厚で済むことから、異色材5を薄型化して製造コ
ストを削減できる。
【0017】以上、本発明の各実施例を詳述したが、本
発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本考案
の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例え
ば、器物として灰皿を例に説明したが、灰皿に限らず茶
托、トレーあるいは鍋の柄等にも広く利用することがで
き、また、器物の材質は適宜設定すればよいものであ
り、同様に異色材の材質はプラスチックなど適宜設定す
ればよいさらに、飾り模様となる異色材の形状は円形の
ものに限らず例えば、図5に示すように、花びら型の異
色材5Aを形成し、その異色材5Aに「寿」の文字を刻
設し、これを器物として鍋の柄1Aに飾り模様6を象眼
してもよく、異色材の形状など適宜設定すればよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明は、金属製器物に透孔を
形成し、この透孔に器物と色の異なる異色材を嵌め込
み、この異色材の板厚を透孔の周縁部分の板厚より厚く
形成して透孔から突出する異色材を圧潰して器物の表裏
に飾り模様を象眼することによって、飾り模様の周囲を
傷付けることなく飾り模様が剥がれたり消えたりするこ
となく長期に渡って形成することができる。
【0019】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
器物における飾り模様の形成方法において、前記金属製
器物に前記金属材を嵌め込む凹部を形成し、この凹部の
深さより異色材を厚く形成して器物の表面から突出する
異色材を圧潰して器物の表面に飾り模様を象眼すること
によって、飾り模様の周囲を傷付けることなく飾り模様
が剥がれたり消えたりすることなく長期に渡って形成す
ることができ、しかも、凹部に嵌め入れる異色材を薄く
形成できるため製造コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同上異色材を装着した状態の一部を拡大した断
面図である。
【図3】同上異色材の取付状態を示す一部を拡大した断
面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す異色材の取付状態を
示す一部を拡大した断面図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す飾り模様付近の平面
図である。
【符号の説明】
1 灰皿(器物) 1A 柄(器物) 4 透孔 5、5A 異色材 6 飾り模様 7 凹部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、金属
製器物に透孔を形成し、この透孔に器物と色の異なる異
色材を嵌め込み、この異色材を圧潰して器物の表裏に飾
り模様を象眼したものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
器物における飾り模様の形成方法において、前記金属製
器物に前記金属材を嵌め込む凹部を形成し、この凹部内
に異色材を圧潰して器物の表面に飾り模様を象眼したも
のである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【作用】請求項1の発明では、器物の透孔に異色材を嵌
め入れ、異色材を圧潰すると、異色材が透孔の内周面に
食い込んで器物と異色材を緊密に一体化できる。また、
異色材と器物の前面が連続した平滑面となり、剥がれ難
いとともに、器物の地色に異色材の色が映えて鮮明な飾
り模様を形成できる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明は、金属製器物に透孔を
形成し、この透孔に器物と色の異なる異色材を嵌め込
み、この異色材を圧潰して器物の表裏に飾り模様を象眼
することによって、飾り模様の周囲を傷付けることなく
飾り模様が剥がれたり消えたりすることなく長期に渡っ
て形成することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
器物における飾り模様の形成方法において、前記金属製
器物に前記金属材を嵌め込む凹部を形成し、この凹部内
に異色材を圧潰して器物の表面に飾り模様を象眼するこ
とによって、飾り模様の周囲を傷付けることなく飾り模
様が剥がれたり消えたりすることなく長期に渡って形成
することができ、しかも、凹部に嵌め入れる異色材を薄
く形成できるため製造コストを削減できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製器物に透孔を形成し、この透孔に
    器物と色の異なる異色材を嵌め込み、この異色材の板厚
    を透孔の周縁部分の板厚より厚く形成して透孔から突出
    する異色材を圧潰して器物の表裏に飾り模様を象眼した
    ことを特徴とする器物における飾り模様の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記金属製器物に前記金属材を嵌め込む
    凹部を形成し、この凹部の深さより異色材を厚く形成し
    て器物の表面から突出する異色材を圧潰して器物の表面
    に飾り模様を象眼したことを特徴とする請求項1記載の
    器物における飾り模様の形成方法。
JP10118794A 1994-05-16 1994-05-16 器物における飾り模様の形成方法 Pending JPH07309100A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106183592A (zh) * 2016-08-26 2016-12-07 河南云乔农业科技有限公司 一种带烟灰缸功能的盆景
CN107397254A (zh) * 2017-09-17 2017-11-28 严苗芬 一种防止幼小儿童误食烟灰烟蒂的烟灰缸
CN107440156A (zh) * 2017-09-17 2017-12-08 严苗芬 防儿童开启的烟灰缸

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