JPH03283125A

JPH03283125A - 回転ヘッド式テープ記録再生装置

Info

Publication number: JPH03283125A
Application number: JP2084630A
Authority: JP
Inventors: Takashi Yamaguchi; 隆山口
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-03-30
Filing date: 1990-03-30
Publication date: 1991-12-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）この発明は、回転ヘッド式テープ記録再生装置に係り、
特にその薄形化を図るようにテープ走行系を改良したも
のに関する。

（従来の技術）周知のように、例えばデジタルオーディオテープレコー
ダやビデオテープレコーダ等に代表される回転ヘッド方
式のテープ記録再生装置は、記録再生ヘッドが外周面に
露出されるように搭載された回転ドラムに、テープカセ
ットから引き出したテープを傾斜させて巻き付け、回転
ドラムを回転駆動するとともにテープを走行させること
により、記録再生ヘッドがテープをヘリカルスキャンし
て記録再生が行なわれるものである。

第５図は、デジタルオーディオチーブレコーダにおける
テープ走行系を示している。すなわち、図中１１はテー
プカセットで、内部にテープ１２の両端部が巻回された
一対のリールハブ１３゜１４が、それぞれ回転自在に支
持されている。そして、このテープ１２は、記録再生時
にテープカセット１１内から図示しないローディング機
構によって引き出され、回転ドラム１５の外周面に接触
されるように保持される。この場合、リールハブ１３側
からリールハブ１４側に、つまり、図中矢印方向にテー
プ１２が走行されるものとすると、リールハブ１３側か
ら導出されたテープ１２は、直立に設置された４つのガ
イド用のローラ１６゜１７．１８．１９を介して回転ド
ラム１５の外周面に接触される。そして、回転ドラム１
５を離れたテープ１２は、直立に設置された４つのガイ
ド用のローラ２０．２１，２２．２３を介して、リール
ハブ１４側に巻き取られる。

ここで、上記のようなテープ走行系では、テープカセッ
ト１１内から導出されたテープ１２が再びテープカセッ
ト１１内に巻き取られるまでの全走行過程の中で、テー
プ１２をその幅方向に進路を変えるような走行経路をと
ることなく、かつ、回転ドラム１５の外周面に傾斜させ
て巻き付けるために、第６図に示すように回転ドラム１
５を水平線Ｇに対して角度θだけ傾斜させるように設置
している。なお、第６図において、回転ドラム１５は、
上部ドラム１５ｇと下部ドラム１５ｂとが重なって構成
されており、両ドラム１５ａ。

１５ｂの間に図示しない複数個の記録再生ヘッドが配置
されている。また、回転ドラム１５には、その図中下部
にドラムモータ２４が取り付けられており、回転駆動力
が付与されている。

しかしながら、回転ヘッド方式のテープ記録再生装置に
使用される、上記のような従来のテープ走行系では、回
転ドラム１５が傾斜されて取り付けられているため、第
６図中最低部から最高部までの高さＨが、回転ドラム１
５とドラムモータ２４とを合わせた高さｈよりも高くな
ってしまい、装置の薄型化が妨げられるという問題が生
じている。

（発明が解決しようとする課題）以上のように、従来の回転ヘッド式テープ記録再生装置
では、そのテープ走行系において回転ドラムが傾斜され
ているため、装置の薄型化が疎外されるという問題を有
している。

そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので
、回転ドラムを水平に設置して装置の薄型化を図り、し
かもテープに対するへりカルスキャン方式による記録再
生を実現し得る極めて良好な回転ヘッド式テープ記録再
生装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）この発明に係る回転ヘッド式テープ記録再生装置は、ヘ
ッドが搭載された筒状の回転ドラムにテープを傾斜させ
て接触させ、該テープに対してヘリカルスキャン方式で
記録再生を行なうものを対象としている。そして、回転
ドラムを水平に設置するとともに、一定の高さで水平に
走行されるテープを回転ドラムに対して傾斜して進入さ
せるように案内する第１の案内手段と、回転ドラムから
傾斜されて導出されたテープを元の高さで水平に走行さ
れるように案内する第２の案内手段とを備えるようにし
たものである。

（作用）上記のような構成によれば、回転ドラムを水平に設置す
るようにしたので、装置の薄型化を図ることができ、し
かも、第１及び第２の案内手段によってテープを回転ド
ラムに対して傾斜させて接触させることができるので、
テープに対してヘリカルスキャン方式による記録再生を
行なうことができる。

（実施例）以下、この発明の一実施例について図面を参照して詳細
に説明する。第１図において、第５図と同一部分には同
一記号を付して示している。すなわち、テープカセット
１１のリールハブ１３側から導出されたテープ１２は、
直立に設置された３つのローラ１６，１７．１８で案内
された後、前記ローラ１９に代えて後述する２つのガイ
ドローラ２５．２６で案内されて回転ドラム１５の外周
面に接触される。そして、回転ドラム１５を離れたテー
プ１２は、前記ローラ２ｏに代えて後述する３つのガイ
ドローラ２７，２８．２９で案内された後、直立に設置
された３つのローラ２１゜２２．２３を介して、リール
ハブ１４側に巻き取られる。

ここで、上記回転ドラム１５は、先に第６図で示したよ
うに、水平線Ｇに対して傾斜されて設置されずに、水平
つまり水平線Ｇに平行になるように設置されており、テ
ープ１２の方をその幅方向に進路を変えるように案内し
て、テープ１２を回転ドラム１５の外周面に傾斜させて
巻き付けるようにしている。すなわち、ローラ１８を介
して導出されたテープ１２は、上記ガイドローラ２５゜
２６によってその幅方向に進路を変えられ、回転ドラム
１５に対して傾斜されて進入されるように案内される。

そして、傾斜された状態で回転ドラム１５から離れたテ
ープ１２は、上記ガイドローラ２７，２８．２９によっ
て再びその幅方向に進路を変えられ、ローラ１８によっ
て導出されたときの高さに戻されてローラ２１に進入さ
れるように案内される。

第２図は、上記のようにテープ１２をその幅方向に進路
を変え回転ドラム１５に対して傾斜させて進入させ、再
び元の高さにまで戻すために必要な、ローラ１８．２１
．ガイドローラ２５〜２９及び回転ドラム１５に対する
諸条件の一例を示している。そして、この第２図に示さ
れた各条件の意味するところについて、第３図及び第４
図を参照して説明する。なお、第３図及び第４図では、
ガイドローラ２５．２６を例にとって各条件の意味を説
明しているが、他のローラ１８．２１．ガイドローラ２
７〜２９及び回転ドラム１５についても、同一条件の部
分は同じ意味を持つものとする。

まず、円筒形状に形成された各ガイドローラ２５．２６
の直径が、軸の直径であり、第２図からガイドローラ２
５．２６共に３．０ｍｍとなっている。また、テープ１
２は、ガイドローラ２５に進入され案内された後ガイド
ローラ２５を離れ、次にガイドローラ２６に進入され案
内されるように走行されている。そして、テープ１２を
幅方向に２分する中心線ＣＴが、ガイドローラ２５の外
周面から離間される最終点を出口点Ａとし、ガイドロー
ラ２６の外周面に接触される開始点を入口点Ｂとすると
、出口点Ａから入口点Ｂまでの距離が、ガイドローラ２
６に対するテープ距離（第２図では４．０ｍｍ）となる
。

さらに、テープ１２の中心線ＣＴがガイドローラ２６の
外周面から離間される最終点を出口点Ｃとすると、ガイ
ドローラ２６の入口点Ｂから出口点Ｃまでの、輪切り断
面投写周面距離に対応する中心角θ１が、ガイドローラ
２６に対するテープ１２の巻付角度であり、第２図では
２５．１’となっている。また、上記ガイドローラ２５
を出口点Ａで輪切りにしてなる円形平面をガイドローラ
２５の軸中心線ＣＧ２５が貫く出口中心点りから、上記
ガイドローラ２６を入口点Ｂで輪切りにしてなる円形平
面をガイドローラ２６の軸中心線ＣＧ２６が貫く入口中
心点Ｅまでを結ぶ線分と、ガイドローラ２６の入口点Ｂ
を正面にみた状態でその軸中心線ＣＧ２Ｂに直交する線
分ＣＧ２［１１とのなす角度θ２が、ガイドローラ２６
に対するテープ１２の傾斜角度であり、第２図では３４
．７＠となっている。

次に、ガイドローラ２６の入口中心点Ｅを、第４図に示
すように、ＸｒＹ＋Ｚ座標で示したちのが、ガイドロー
ラ２６の入口中心位［Ｘ、Ｙ、Ｚであり、第２図の場合
それぞれｒ−１１，７Ｊ。

ｒ４５．９Ｊ及びｒ−０，７Ｊとなっている。また、ガ
イドローラ２６の軸中心線ＣＧ２Ｂと２軸とのなす角度
θ３が、ガイドローラ２６の軸の傾き角度であり、第２
図では４１．１＠となっている。

さらに、ガイドローラ２６の軸中心線ＣＧ２Ｂをｘ−ｙ
平面に投写させた線分ＣＧ２８２とＸ軸とのなす角度θ
４が、ガイドローラ２６の軸の傾斜方向角度であり、第
２図では−５９，５’となっている。

したがって、上記実施例のような構成によれば、ローラ
１８を介して導出されたテープ１２を、まず、ガイドロ
ーラ２５．２６によってその幅方向に進路を変え、水平
に設置された回転ドラム１５に対して傾斜されて進入さ
れるように案内し、回転ドラム１５から傾斜された状態
で離れたテープ１２を、ガイドローラ２７．２８．２９
によって再びその幅方向に進路を変え、ローラ１８によ
って導出されたときの高さに戻してローラ２１に進入さ
せるように案内したので、テープ１２に対するヘリカル
スキャン方式による記録再生を実現しながら、装置の薄
型化を図ることができる。

なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく
、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができる。

［発明の効果］以上詳述したようにこの発明によれば、回転ドラムを水
平に設置して装置の薄型化を図り、しかもテープに対す
るヘリカルスキャン方式による記録再生を実現し得る極
めて良好な回転ヘッド式テープ記録再生装置を提供する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る回転ヘッド式テープ記録再生装
置の一実施例を示す平面図、第２図は同実施例における
ローラ、回転ドラム及びガイドローラ等の諸条件を示す
図、第３図及び第４図はそれぞれ同諸条件の意味すると
ころを説明するための図、第５図は従来の回転ヘッド式
テープ記録再生装置のテープ走行系を説明するための平
面図、第６図は同従来装置の回転ドラムの設置状態を示
す側面図である。１１・・・テープカセット、１２川テープ、１３゜１４
・・・リールハブ、１５・・・回転ドラム、１６〜２３
・・・ローラ、２４・・・ドラムモータ、２５〜２９・
・・ガイドローラ。

Claims

【特許請求の範囲】

ヘッドが搭載された筒状の回転ドラムにテープを傾斜さ
せて接触させ、該テープに対してヘリカルスキャン方式
で記録再生を行なう回転ヘッド式テープ記録再生装置に
おいて、前記回転ドラムを水平に設置するとともに、一
定の高さで水平に走行される前記テープを前記回転ドラ
ムに対して傾斜して進入させるように案内する第１の案
内手段と、前記回転ドラムから傾斜されて導出された前
記テープを元の高さで水平に走行されるように案内する
第２の案内手段とを具備してなることを特徴とする回転
ヘッド式テープ記録再生装置。