JPH08147824A - テープガイド - Google Patents
テープガイドInfo
- Publication number
- JPH08147824A JPH08147824A JP6287822A JP28782294A JPH08147824A JP H08147824 A JPH08147824 A JP H08147824A JP 6287822 A JP6287822 A JP 6287822A JP 28782294 A JP28782294 A JP 28782294A JP H08147824 A JPH08147824 A JP H08147824A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- guide
- flanges
- fixed
- magnetic tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 テープ損傷と走行ロスの発生を防止し、かつ
生産性を高める。 【構成】 テープガイド62の各固定フランジ63,6
4に回転ローラ65の各端面に向かって突出するテープ
案内部66,67を延設した。このため、テープ走行時
に回転ローラ65の外周面65aおよびテープ案内部6
6,67の外周面66a,67aにテープ面tが接触す
るから、テープエッジTaのクリアランスg内への入り
込みを阻止することができる。また、テープエッジTa
のクリアランスgへの入り込みを阻止できることは、テ
ープエッジTaと回転ローラ65間の接触抵抗を低減す
ることができる。さらに、固定フランジ63,64と回
転ローラ65を別体としたことは、従来必要としたフラ
ンジの2次加工が不要になるから、回転ローラ65の製
造を簡単に行うことができる。
生産性を高める。 【構成】 テープガイド62の各固定フランジ63,6
4に回転ローラ65の各端面に向かって突出するテープ
案内部66,67を延設した。このため、テープ走行時
に回転ローラ65の外周面65aおよびテープ案内部6
6,67の外周面66a,67aにテープ面tが接触す
るから、テープエッジTaのクリアランスg内への入り
込みを阻止することができる。また、テープエッジTa
のクリアランスgへの入り込みを阻止できることは、テ
ープエッジTaと回転ローラ65間の接触抵抗を低減す
ることができる。さらに、固定フランジ63,64と回
転ローラ65を別体としたことは、従来必要としたフラ
ンジの2次加工が不要になるから、回転ローラ65の製
造を簡単に行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオテープレ
コーダ等の磁気記録再生装置に使用して好適なテープガ
イドに関するものである。
コーダ等の磁気記録再生装置に使用して好適なテープガ
イドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばビデオテープレコーダ
(以下、「VTR」と称する。)のテープローディング
方式にはU型ローディング方式やM型ローディング方式
が知られており、このうちM型ローディング方式はロー
ディング機構の簡素化が図れることから多用されてい
る。
(以下、「VTR」と称する。)のテープローディング
方式にはU型ローディング方式やM型ローディング方式
が知られており、このうちM型ローディング方式はロー
ディング機構の簡素化が図れることから多用されてい
る。
【0003】従来、この種M型ローディング方式による
VTRにおいては、図3に示すようにシャーシ1上に回
転ヘッドドラム2がドラム軸線を垂直基準Pに対し矢印
aで示す方向に傾斜させて設置されている。
VTRにおいては、図3に示すようにシャーシ1上に回
転ヘッドドラム2がドラム軸線を垂直基準Pに対し矢印
aで示す方向に傾斜させて設置されている。
【0004】このようなVTRのテープローディング
は、次に示すようにして行われる。
は、次に示すようにして行われる。
【0005】すなわち、シャーシ1上のリール台3,4
にテープカセット5を水平に装着した後、テープカセッ
ト5のテープリール6,7に巻装されている磁気テープ
8を可動傾斜ガイド9a,10aおよび可動垂直ガイド
9b,10bを有する左右1組のメインローディング機
構9,10によってテープカセット5の挿入方向に水平
に引き出し、回転ヘッドドラム2の外周面に巻き付け
る。
にテープカセット5を水平に装着した後、テープカセッ
ト5のテープリール6,7に巻装されている磁気テープ
8を可動傾斜ガイド9a,10aおよび可動垂直ガイド
9b,10bを有する左右1組のメインローディング機
構9,10によってテープカセット5の挿入方向に水平
に引き出し、回転ヘッドドラム2の外周面に巻き付け
る。
【0006】これと略同時にテープテンションレギュレ
ータ等からなる左右1組のサブローディング機構11,
12によって磁気テープ8をカセット挿入方向の左右両
側方に水平に引き出し、この磁気テープ8の供給側8a
を全幅消去ヘッド13や複数の垂直ガイド14,15に
巻き付けると共に、磁気テープ8の巻取側8bをチャン
ネルイレーズヘッド16,音声記録・再生ヘッド17お
よびコンフィデンスヘッド18の複数の固定ヘッドやキ
ャプスタン19や複数の垂直ガイド20,21に巻き付
ける。
ータ等からなる左右1組のサブローディング機構11,
12によって磁気テープ8をカセット挿入方向の左右両
側方に水平に引き出し、この磁気テープ8の供給側8a
を全幅消去ヘッド13や複数の垂直ガイド14,15に
巻き付けると共に、磁気テープ8の巻取側8bをチャン
ネルイレーズヘッド16,音声記録・再生ヘッド17お
よびコンフィデンスヘッド18の複数の固定ヘッドやキ
ャプスタン19や複数の垂直ガイド20,21に巻き付
ける。
【0007】そして、テープローディング後には、ピン
チローラ22によって磁気テープ8の巻取側8bをキャ
プスタン19に圧着し、供給側のテープリール6から磁
気テープ8を供給して巻取側のテープリール7に巻き取
るべくテープローディング経路に沿って定速走行させな
がら、回転ヘッドドラム2を高速回転させることにより
磁気テープ8に対するビデオ信号の記録・再生が行われ
る。
チローラ22によって磁気テープ8の巻取側8bをキャ
プスタン19に圧着し、供給側のテープリール6から磁
気テープ8を供給して巻取側のテープリール7に巻き取
るべくテープローディング経路に沿って定速走行させな
がら、回転ヘッドドラム2を高速回転させることにより
磁気テープ8に対するビデオ信号の記録・再生が行われ
る。
【0008】ところで、このようなVTRのテープ走行
系においては、磁気テープを案内するテープガイドとし
て固定ガイドあるいは回転ガイドが採用されている。
系においては、磁気テープを案内するテープガイドとし
て固定ガイドあるいは回転ガイドが採用されている。
【0009】このうちテープガイドが固定ガイドである
場合には、テープテンションが増加したり、あるいは磁
気テープが損傷したりするという不具合がある。
場合には、テープテンションが増加したり、あるいは磁
気テープが損傷したりするという不具合がある。
【0010】すなわち、θを固定ガイドに磁気テープが
巻き付いている角度,μを固定ガイドと磁気テープとの
間の摩擦係数,T1を磁気テープが固定ガイドに入る時
のテープテンション,T2を磁気テープが固定ガイドか
ら出る時のテープテンションとすると、これら変数の間
には、 T2=T1*exp(μθ) の関係式が成立することが知られている。
巻き付いている角度,μを固定ガイドと磁気テープとの
間の摩擦係数,T1を磁気テープが固定ガイドに入る時
のテープテンション,T2を磁気テープが固定ガイドか
ら出る時のテープテンションとすると、これら変数の間
には、 T2=T1*exp(μθ) の関係式が成立することが知られている。
【0011】この式より、磁気テープが固定ガイドを走
行すると、テープテンションが増加してT1からT2(T
2>T1)に変化することが分かる。
行すると、テープテンションが増加してT1からT2(T
2>T1)に変化することが分かる。
【0012】さらに、上式中のμは磁気テープの温湿度
特性,多数回走行によってμ’に通常変化するため、前
式のμをμ’に置換すると、 T2’=T1*exp(μ’θ) となり、さらにテープテンションが増加する(T2’>
T2)。
特性,多数回走行によってμ’に通常変化するため、前
式のμをμ’に置換すると、 T2’=T1*exp(μ’θ) となり、さらにテープテンションが増加する(T2’>
T2)。
【0013】また、固定ガイドと磁気テープとの間の摩
擦係数μが非常に小さく、磁気テープの温湿度特性,多
数回走行によって大きく変化しない場合でも、テープ走
行時に磁気テープの表面が固定ガイドを直接摺動するた
め、磁気テープが損傷してしまう。
擦係数μが非常に小さく、磁気テープの温湿度特性,多
数回走行によって大きく変化しない場合でも、テープ走
行時に磁気テープの表面が固定ガイドを直接摺動するた
め、磁気テープが損傷してしまう。
【0014】これに対して、テープガイドが図4に示す
ように回転ガイドである場合には、テープテンションの
増加がきわめて小さく、磁気テープのテープ表面におけ
る損傷も皆無に等しい。
ように回転ガイドである場合には、テープテンションの
増加がきわめて小さく、磁気テープのテープ表面におけ
る損傷も皆無に等しい。
【0015】同図において、符号31で示す回転ガイド
は、上下方向に延在するガイド支軸32と、このガイド
支軸32に固着され磁気テープTのテープ幅方向移動を
規制する上下2つの固定フランジ33,34と、これら
両固定フランジ33,34間に回転自在に設けられ磁気
テープTのテープ面tに接触可能な回転ローラ35とか
ら構成されている。
は、上下方向に延在するガイド支軸32と、このガイド
支軸32に固着され磁気テープTのテープ幅方向移動を
規制する上下2つの固定フランジ33,34と、これら
両固定フランジ33,34間に回転自在に設けられ磁気
テープTのテープ面tに接触可能な回転ローラ35とか
ら構成されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のテー
プガイドにおいては、各固定フランジ33,34に対す
る回転ローラ35の非接触回転を実現する必要から、図
5(A)および(B)に示すように各固定フランジ3
3,34と回転ローラ35の各端面との間に若干のクリ
アランスGが存在する。
プガイドにおいては、各固定フランジ33,34に対す
る回転ローラ35の非接触回転を実現する必要から、図
5(A)および(B)に示すように各固定フランジ3
3,34と回転ローラ35の各端面との間に若干のクリ
アランスGが存在する。
【0017】このため、図6に示すように外乱等によっ
て磁気テープTに異常に高いテープテンションが作用す
ると、図7(A)および(B)に示すようにテープ走行
時に磁気テープTのテープエッジTaが固定フランジ3
3,34の当接してクリアランスG内付近に入り込み、
磁気テープTが損傷する。
て磁気テープTに異常に高いテープテンションが作用す
ると、図7(A)および(B)に示すようにテープ走行
時に磁気テープTのテープエッジTaが固定フランジ3
3,34の当接してクリアランスG内付近に入り込み、
磁気テープTが損傷する。
【0018】この場合、図8に示すように回転ガイド4
1の軸線O1が垂直な軸線Oに対して角度θ傾斜してい
ると、磁気テープTの進行方向がテープ幅方向に変化
し、回転ガイドが垂直ガイドである場合と比べ各固定フ
ランジ42,43に強く当接して磁気テープTのテープ
エッジTaがクリアランスG内に入り込み、磁気テープ
Tの損傷は顕著に現れる。
1の軸線O1が垂直な軸線Oに対して角度θ傾斜してい
ると、磁気テープTの進行方向がテープ幅方向に変化
し、回転ガイドが垂直ガイドである場合と比べ各固定フ
ランジ42,43に強く当接して磁気テープTのテープ
エッジTaがクリアランスG内に入り込み、磁気テープ
Tの損傷は顕著に現れる。
【0019】また、テープ走行時にテープエッジTaが
固定フランジ42,43に強く当接してクリアランスG
内付近に入り込むことは、それだけテープエッジTaと
回転ローラ44間の接触抵抗が増大し、走行ロスが発生
するという問題があった。
固定フランジ42,43に強く当接してクリアランスG
内付近に入り込むことは、それだけテープエッジTaと
回転ローラ44間の接触抵抗が増大し、走行ロスが発生
するという問題があった。
【0020】そこで、図9(A)および(B)に示すよ
うに回転ローラ51の上下各端部にフランジ52,53
を一体に形成してなる回転ガイド54が考えられるが、
この場合回転ガイド54を合成樹脂によって形成する
と、図10(A)〜(C)に示すように回転ローラ51
にガイド支軸55が挿通するシャフト挿通孔56を設け
るための孔加工および両フランジ52,53のうち一方
のフランジの2次加工が必要になる。
うに回転ローラ51の上下各端部にフランジ52,53
を一体に形成してなる回転ガイド54が考えられるが、
この場合回転ガイド54を合成樹脂によって形成する
と、図10(A)〜(C)に示すように回転ローラ51
にガイド支軸55が挿通するシャフト挿通孔56を設け
るための孔加工および両フランジ52,53のうち一方
のフランジの2次加工が必要になる。
【0021】この結果、回転ローラ51の製造が複雑に
なり、生産性が低下するという不都合があった。
なり、生産性が低下するという不都合があった。
【0022】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、テープ損傷および走行ロスの発生を防止するこ
とができると共に、生産性を高めることができるテープ
ガイドを提供するものである。
もので、テープ損傷および走行ロスの発生を防止するこ
とができると共に、生産性を高めることができるテープ
ガイドを提供するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテープガイ
ドは、走行テープのテープ幅方向移動を規制する2つの
固定フランジおよびこれら両固定フランジ間に回転自在
に設けられ走行テープを案内する回転ローラを有するガ
イド部材からなり、このガイド部材の各固定フランジに
回転ローラの各端面に向かって突出するテープ案内部を
延設したものである。
ドは、走行テープのテープ幅方向移動を規制する2つの
固定フランジおよびこれら両固定フランジ間に回転自在
に設けられ走行テープを案内する回転ローラを有するガ
イド部材からなり、このガイド部材の各固定フランジに
回転ローラの各端面に向かって突出するテープ案内部を
延設したものである。
【0024】
【作用】本発明においては、テープ走行時に回転ローラ
およびテープ案内部の各外周面に走行テープのテープ面
が接触することになる。
およびテープ案内部の各外周面に走行テープのテープ面
が接触することになる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の構成等を図に示す実施例によ
って詳細に説明する。
って詳細に説明する。
【0026】図1(A)および(B)は本発明に係るテ
ープガイドによるテープ案内状態を示す断面図とそのA
部分を拡大して示す断面図、図2(A)および(B)は
同じく本発明におけるテープガイドの全体を示す正面図
と斜視図である。
ープガイドによるテープ案内状態を示す断面図とそのA
部分を拡大して示す断面図、図2(A)および(B)は
同じく本発明におけるテープガイドの全体を示す正面図
と斜視図である。
【0027】同図において、符号61で示すものは上下
方向に延在する丸棒からなるガイド支軸で、VTR用の
シャーシ(図示せず)に固定されている。
方向に延在する丸棒からなるガイド支軸で、VTR用の
シャーシ(図示せず)に固定されている。
【0028】62は回転ガイドとしてのテープガイド
で、テープ走行時に磁気テープTのテープ幅方向移動を
規制する2つの固定フランジ63,64および磁気テー
プTを案内する外周面65aを有する回転ローラ65か
らなり、前記ガイド支軸61に設けられている。
で、テープ走行時に磁気テープTのテープ幅方向移動を
規制する2つの固定フランジ63,64および磁気テー
プTを案内する外周面65aを有する回転ローラ65か
らなり、前記ガイド支軸61に設けられている。
【0029】このテープガイド62の各固定フランジ6
3,64は前記ガイド支軸61に互いに上下方向に所定
の間隔(回転ローラ65の軸線方向寸法より大きい寸
法)をもって固定されており、各内側端面には前記回転
ローラ65の外径寸法と略同一の寸法に設定された外径
をもつ外周面66a,67aを有し前記回転ローラ65
の各端面に向かって突出するテープ案内部66,67が
延設されている。
3,64は前記ガイド支軸61に互いに上下方向に所定
の間隔(回転ローラ65の軸線方向寸法より大きい寸
法)をもって固定されており、各内側端面には前記回転
ローラ65の外径寸法と略同一の寸法に設定された外径
をもつ外周面66a,67aを有し前記回転ローラ65
の各端面に向かって突出するテープ案内部66,67が
延設されている。
【0030】一方、このテープガイド62の回転ローラ
65は、前記ガイド支軸61に軸受(図示せず)を介し
て設けられ、かつ前記両固定フランジ63,64間に介
装されている。
65は、前記ガイド支軸61に軸受(図示せず)を介し
て設けられ、かつ前記両固定フランジ63,64間に介
装されている。
【0031】このように構成されたテープガイドにおい
ては、テープ走行時に固定フランジ63,64のテープ
案内部66,67の外周面66a,67aに磁気テープ
Tのテープ面tのうちテープエッジTaのテープ面taが
接触すると共に、回転ローラ65の外周面65aに磁気
テープTのテープエッジTa以外のテープ面tbが接触す
る。
ては、テープ走行時に固定フランジ63,64のテープ
案内部66,67の外周面66a,67aに磁気テープ
Tのテープ面tのうちテープエッジTaのテープ面taが
接触すると共に、回転ローラ65の外周面65aに磁気
テープTのテープエッジTa以外のテープ面tbが接触す
る。
【0032】したがって、本実施例においては、テープ
走行時に各テープ案内部66,67と回転ローラ65と
の間に形成されるクリアランスgを磁気テープTのテー
プ面tが覆うことになるから、すなわち磁気テープTの
テープエッジTaがクリアランスgから十分に離間する
ことになるから、外乱等によって磁気テープTに異常に
高いテープテンションが作用しても、テープエッジTa
のクリアランスg内への入り込みを阻止することができ
る。
走行時に各テープ案内部66,67と回転ローラ65と
の間に形成されるクリアランスgを磁気テープTのテー
プ面tが覆うことになるから、すなわち磁気テープTの
テープエッジTaがクリアランスgから十分に離間する
ことになるから、外乱等によって磁気テープTに異常に
高いテープテンションが作用しても、テープエッジTa
のクリアランスg内への入り込みを阻止することができ
る。
【0033】この場合、磁気テープTのテープ面tの一
部(テープ面ta)がテープ案内部66,67の外周面
66a,67aに接触するが、他の大部分(テープ面t
b)が回転ローラ65の外周面65aに接触するため、
テープテンションの増加は磁気テープTのテープ面tの
全部が回転ローラの外周面に接触する場合と比較して略
同一のレベルである。
部(テープ面ta)がテープ案内部66,67の外周面
66a,67aに接触するが、他の大部分(テープ面t
b)が回転ローラ65の外周面65aに接触するため、
テープテンションの増加は磁気テープTのテープ面tの
全部が回転ローラの外周面に接触する場合と比較して略
同一のレベルである。
【0034】また、本実施例において、回転ガイドとし
てのテープガイド62の軸線を垂直な軸線に対して傾斜
させても、テープエッジTaのクリアランスgへの入り
込みを阻止できることは、テープエッジTaと回転ロー
ラ65間の接触抵抗を低減することができる。
てのテープガイド62の軸線を垂直な軸線に対して傾斜
させても、テープエッジTaのクリアランスgへの入り
込みを阻止できることは、テープエッジTaと回転ロー
ラ65間の接触抵抗を低減することができる。
【0035】さらに、本実施例においては、固定フラン
ジ63,64と回転ローラ65を別体としたから、従来
回転ローラに必要としたフランジの2次加工が不要にな
り、回転ローラ65の製造を簡単に行うことができる。
ジ63,64と回転ローラ65を別体としたから、従来
回転ローラに必要としたフランジの2次加工が不要にな
り、回転ローラ65の製造を簡単に行うことができる。
【0036】なお、本実施例においては、M型ローディ
ング方式によるVTRに適用する例として説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、U型ローディ
ング方式によるVTRのみならず他の記録再生装置にも
実施例と同様に適用できることは勿論である。
ング方式によるVTRに適用する例として説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、U型ローディ
ング方式によるVTRのみならず他の記録再生装置にも
実施例と同様に適用できることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、走
行テープのテープ幅方向移動を規制する2つの固定フラ
ンジおよびこれら両固定フランジ間に回転自在に設けら
れ走行テープを案内する回転ローラを有するガイド部材
からなり、このガイド部材の各固定フランジに回転ロー
ラの各端面に向かって突出するテープ案内部を延設した
ので、テープ走行時に回転ローラおよびテープ案内部の
各外周面に走行テープのテープ面が接触する。
行テープのテープ幅方向移動を規制する2つの固定フラ
ンジおよびこれら両固定フランジ間に回転自在に設けら
れ走行テープを案内する回転ローラを有するガイド部材
からなり、このガイド部材の各固定フランジに回転ロー
ラの各端面に向かって突出するテープ案内部を延設した
ので、テープ走行時に回転ローラおよびテープ案内部の
各外周面に走行テープのテープ面が接触する。
【0038】したがって、テープ走行時に各テープ案内
部と回転ローラとの間に形成されるクリアランスをテー
プ面が覆うことになるから、外乱等によってテープに異
常に高いテープテンションが作用しても、テープエッジ
のクリアランス内への入り込みを阻止することができ、
テープの損傷発生を防止することができる。
部と回転ローラとの間に形成されるクリアランスをテー
プ面が覆うことになるから、外乱等によってテープに異
常に高いテープテンションが作用しても、テープエッジ
のクリアランス内への入り込みを阻止することができ、
テープの損傷発生を防止することができる。
【0039】また、回転ガイドとしてのテープガイドの
軸線を垂直な軸線に対して傾斜させても、テープエッジ
のクリアランスへの入り込みを阻止できることは、テー
プエッジと回転ローラ間の接触抵抗を低減することがで
きるから、テープの走行ロス発生を防止することもでき
る。
軸線を垂直な軸線に対して傾斜させても、テープエッジ
のクリアランスへの入り込みを阻止できることは、テー
プエッジと回転ローラ間の接触抵抗を低減することがで
きるから、テープの走行ロス発生を防止することもでき
る。
【0040】さらに、固定フランジと回転ローラを別体
としたことは、従来回転ローラに必要としたフランジの
2次加工が不要になるから、回転ローラの製造を簡単に
行うことができ、生産性を高めることができるといった
利点もある。
としたことは、従来回転ローラに必要としたフランジの
2次加工が不要になるから、回転ローラの製造を簡単に
行うことができ、生産性を高めることができるといった
利点もある。
【図1】(A)および(B)は本発明に係るテープガイ
ドによるテープ案内状態を示す断面図とそのA部分を拡
大して示す断面図。
ドによるテープ案内状態を示す断面図とそのA部分を拡
大して示す断面図。
【図2】(A)および(B)は同じく本発明におけるテ
ープガイドの全体を示す正面図と斜視図。
ープガイドの全体を示す正面図と斜視図。
【図3】ビデオテープレコーダのテープローディングを
説明するために示す平面図。
説明するために示す平面図。
【図4】従来のテープガイドをテープが走行する状態を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図5】(A)および(B)は従来のテープガイド
(1)を示す正面図と斜視図。
(1)を示す正面図と斜視図。
【図6】従来のテープガイド(1)を走行するテープに
異常テンションが作用した状態を示す正面図。
異常テンションが作用した状態を示す正面図。
【図7】(A)および(B)は従来のテープガイドのク
リアランスにテープエッジが入り込んだ状態を示す断面
図とそのB部分を拡大して示す断面図。
リアランスにテープエッジが入り込んだ状態を示す断面
図とそのB部分を拡大して示す断面図。
【図8】従来における傾斜テープガイドをテープが走行
する状態を示す正面図。
する状態を示す正面図。
【図9】(A)および(B)は従来のテープガイド
(2)を示す正面図と斜視図。
(2)を示す正面図と斜視図。
【図10】(A)〜(C)は図9のテープガイドをテー
プが走行した場合の不具合を説明するために示す断面
図。
プが走行した場合の不具合を説明するために示す断面
図。
61…ガイド支軸 62…テープガイド 63,64…固定フランジ 65…回転ローラ 65a…外周面 66,67…テープ案内部 66a,67a…外周面 T…磁気テープ Ta…テープエッジ t,ta,tb…テープ面
Claims (1)
- 【請求項1】 走行テープのテープ幅方向移動を規制す
る2つの固定フランジおよびこれら両固定フランジ間に
回転自在に設けられ走行テープを案内する回転ローラを
有するガイド部材からなり、このガイド部材の各固定フ
ランジに前記回転ローラの各端面に向かって突出するテ
ープ案内部を延設したことを特徴とするテープガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6287822A JPH08147824A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | テープガイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6287822A JPH08147824A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | テープガイド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08147824A true JPH08147824A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17722218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6287822A Pending JPH08147824A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | テープガイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08147824A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1994
- 1994-11-22 JP JP6287822A patent/JPH08147824A/ja active Pending
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