JPH0328182B2 - - Google Patents

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JPH0328182B2
JPH0328182B2 JP60263203A JP26320385A JPH0328182B2 JP H0328182 B2 JPH0328182 B2 JP H0328182B2 JP 60263203 A JP60263203 A JP 60263203A JP 26320385 A JP26320385 A JP 26320385A JP H0328182 B2 JPH0328182 B2 JP H0328182B2
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JP
Japan
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JP60263203A
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Tsugio Hiraoka
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Description

【発明の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本発明は種々形状の細工蒲鉾等練成食品の自動
成型に於ける離型方法及び離型装置に関するもの
である。
ロ 従来の技術 従来より細工蒲鉾として鯛、鶴、亀又は松、
竹、梅等種々の外型を有する飾り蒲鉾が製造され
ているが、これらの細工蒲鉾は魚肉を主体にした
摺り身を型抜したものを蒸成又は焼成するもので
あり、その型抜作業時に於いて型材に材料が付着
して身崩れする等の問題を有し、鯛型の鱗の如く
細かい表現を要する細工蒲鉾成型の自動化ができ
ず、細かい表現を省略するか又は高級品では人手
に依つて成型しており、製産コストが高騰する等
の問題を有していた。
ハ 発明が解決しようとする問題点 本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、表
現の細かい細工蒲鉾を自動成型することが可能な
練成食品の離型方法を提唱すると共に、該離型装
置を提供し、高級細工蒲鉾の自動成形を可能にす
ることを目的とするものである。
ニ 問題点を解決するための手段及び作用 本発明の練成食品の離型方法は型部材と、該型
部材に充填した食品間に離型層を形成すること
と、離型位置に於いて上記型部材を反転倒立せし
め、充填した成形食品を自重落下せしめると共
に、該離型食品を型部材と等速で同方向に移動す
るベルト上に落下せしめることに依り前記目的を
達成するものである。
即ち、上記型部材1は第1図乃至第3図に示す
如く成形する細工蒲鉾aの外形を成すシリンダ状
内孔2aを有する型枠2に該内孔2aと同一断面
のピストン状雄型3を挿抜自在に内挿したもので
あり、該雄型3の端面に表面凹凸形状の模様型3
aを形成すると共に、該雄型3を型枠2の端面か
ら適量後退保持し、型凹部4を形成する。上記型
部材1は無端チエンベルト等の反転移送手段5に
取り付けられ、該反転移送手段5の上面位置で正
立した型部材1に蒲鉾材料の摺り身bを充填する
と共に、充填後該型部材1を反転するように成
る。また、上記型部材1は材料充填直前に水洗機
構6に依り洗浄され、殊に型凹部4表面に水膜が
残る状態で摺り身bを充填し、成型材料aとの間
に離型層Gを形成する。上記反転移送手段5に依
つて反転される型部材1の下方位置には、該反転
移送手段の移動と等速同方向の移動速度を有する
平ベルト等の離型落下した細工蒲鉾aを受ける為
の受取移送手段7が架設され、型部材1に近接し
た位置から徐々に離間する構造に成る。
即ち、型部材1に充填された摺り身bは反転移
送手段5に依つて型部材1が反転倒立されると、
該型部材1の雄型3が型枠2から突出する為、型
凹部4に依つて成形された細工蒲鉾aは内孔2a
から押し出され、その端面a′が下方を等速移動す
る受取移送手段7の上面に密接する。然るに、上
記反転移送手段5と受取移送手段7は徐々に離間
する為、細工蒲鉾aは離型層Gを介して雄型3の
模様型3a面から剥離し、離型を完了すると同時
に該受取移送手段7に依り、所定位置に移送せし
められる。
上記離型に際し、洗浄機構6に依つて形成され
る離型層G、型部材1の押出作用と受取移送手段
7の離間作用の相互作用に依り、細工蒲鉾aは身
崩れすることなく正確に成形されるように成る。
ホ 実施例 以下、本発明の練成食品の自動成型に於ける離
型方法を実施した細工蒲鉾自動成型装置の一実施
例を第4図乃至第7図に従つて説明する。
符号5は機枠12の上部両端に軸設したチエン
ホイール13,14間に囲繞架設した一対の無端
チエンベルト15,15から成る反転搬送手段で
あり、電動モータ16と適宜回動伝達機構を介し
て適宜速度で矢印A方向に回転駆動せしめられる
と共に、該両チエンベルト15,15間は連桟1
7,17…を等間隔に配置連結し、連桟17,1
7間の無端チエンベルト15,15に突設した取
付子18,18に対して移動板19と型支持板2
0を小ネジを介して螺合締結して成るものであ
る。上記型支持板20には該上面が面一に成るよ
うに枠型2が固設されると共に、該枠型2の内孔
2aにピストン状の雄型3を下面側から挿入し、
上面側に突出又は後退自在にした型部材1を構成
する。また、符号24は上記搬送手段1に、型部
材1の移動軌跡に沿つて架設固着したガイドレー
ルであり、雄型3の後端に固着した係合子25が
該ガイドレール24に沿つて摺接移動し、上面側
24aでは雄型3を後退位置に、また下面側24
bでは雄型3を突出位置に保持すると共に、後述
する身詰機構26の下部位置では高さ位置を調整
可能に成る厚さ調節レール部27を構成する。
上記身詰機構26は機枠12に対して、反転搬
送手段5を横断するように架設した口枠28に連
続してホツパー29を着脱自在に連結すると共
に、該口枠28とホツパー29間に一対の身送り
ローラ30,30を並架軸設し、矢印B及びC方
向に回転駆動する如く適宜回動連結機構を介して
モータ16と駆動連結して成り、口枠28の下面
を摺動移送される型部材23に摺り身材料bを充
填する。
符号7は前記反転搬送手段5の下方に位置し、
上面側が該反転搬送手段5と近接する如くチエン
ホイール32,33間に囲繞架設した一対の無端
チエンベルト34,34から成る受板搬送手段で
あり、該無端チエンベルト34,34間に架設し
た多数の連板35にはそれぞれ受板ガイド溝3
6,36を構成すると共に、該受板ガイド溝3
6,36に対して横方向(矢印D)から受板37
をガイド縁38,38に沿つて挿抜自在に成るも
ので、該受板搬送手段7は反転搬送手段5と同期
して矢印E方向に回転駆動して成る。
また、上記受板37は天然木材に依り形成さ
れ、水洗吸湿状態で使用される。符号39は上記
身詰機構26の前側に位置し、型部材1に向つて
開口するように担持した水洗ノズルであり、該水
洗ノズル39は通過する型部材1に向つて適宜加
圧ポンプ(図示せず)を介して適量の加圧水を噴
出せしめ、該型部材1に付着した成型カスを流出
除去するものであり、該下側には隔壁40を固設
し飛散水を回収するように成る。
上記構成の細工蒲鉾自動成型装置は、鯛、鶴、
亀等、種々の凹型を有する型部材1を選択して反
転搬送手段5に取り付け、魚類の摺り身等から成
る蒲鉾材料bをホツパー29に投入した状態で運
転を開始することに依り、受板搬送手段7の取出
部(矢印F)から受板37に載受した成形した蒲
鉾型が得られるもので、これを受板37と一緒に
受板ガイド溝36から抜き取り、他の加熱処理装
置に依つて加熱加工して製品を得るものである。
また、受板37を抜出した受板ガイド溝36,3
6には新たに受板37が挿入される。
即ち、水洗ノズル39から噴出する高圧水に依
つて洗浄された型部材1は雄型3が枠型2に対し
て後退し、型凹部4を構成した状態で身詰機構2
6の口枠28を通過する為、ホツパー29の材料
bが両身送りローラ30,30に依つて該型凹部
13内に充填され、上面は型支持板20と面一な
平坦面fに成る。このとき充填された材料bと型
凹部4面間には水膜に依る離型層Gが形成され
る。上記型部材1がチエンホイール14位置で反
転され雄型3が自重に依り突出し、枠型2から成
型した材料aを押出すと、該材料aの平坦面a′が
下方を移動している受板37の上面に略当接す
る。この状態から型部材1と受板37は両搬送手
段5,7が徐々に離間するように成る為、相互に
離れるものであり、このとき成型した材料aは離
型層Gを介して雄型3端面から外れ、受板37の
上面に移項載置し、成型を完了する。
また、離型した型部材1は水洗ノズル39位置
に於いて、噴出する高圧水に依り付着した成型ク
ズを洗浄除去した後、再び身詰機構26に搬送せ
られる。
上記工程に於いて、型部材1に充填された材料
aは両搬送手段5,7の徐々の開きに依つて型部
材1から受板37に移項されると共に、この際、
離型層Gが形成されていることと相俟つて身崩れ
を防止し、細かい外面形状も正確に成型すること
ができるものである。
ヘ 発明の効果 以上述べた如く、本発明の練成食品の自動成型
に於ける離型方法及びその装置に依れば、型凹部
に練成食品の材料を充填し、これを離型成形する
細工蒲鉾等に於いて、身崩れすることがなく、よ
り細かい表現を行うことができるように成り、高
級品の自動製造化を可能にする特徴を有するもの
で本発明の産業界に及ぼす影響は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を示す説明図、第2図は
型部材と成型した材料を示す斜視図、第3図は第
1図に於ける矢視イ,ロ,ハ,ニの状態を示す要
部正断面図、第4図は細工蒲鉾自動成型装置の一
実施例を示す装置全体の略正断面図、第5図は型
搬送手段の要部分解斜視図、第6図は受板搬送手
段の要部分解斜視図、第7図は身詰機構部の正断
面図である。 1〜型部材、2〜枠型、3〜雄型、4〜型凹
部、5〜反転移送手段、6〜水洗機構、7〜受取
移送手段、a〜成型した材料、b〜摺り身材料、
G〜離型層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 魚介類等練成食品の摺り身を型凹部に充填
    し、離型成形する自動成型に於いて、型部材の型
    凹部を枠型の内孔に対して雄型が進退自在に成る
    ように嵌挿して構成すると共に、該型部材を連続
    移送可能な反転移送手段に固設して身詰め位置を
    通過後反転し、上記雄型の突出に依り型凹部から
    成形した材料を押し出すと共に、該反転位置下方
    に上記型部材の移動方向及び速度と等しく移動す
    る受取移送手段上に該材料を載設し、且つ型部材
    と受取移送手段を徐々に離間して、成形した材料
    を受取移送手段側に移送して離型し、離型後、上
    記型部材を水洗機構に依り水洗して充填した材料
    と型凹部間に水膜に依る離型層を形成せしめる練
    成食品の自動成型に於ける離型方法。 2 魚介類等練成食品の摺り身を型凹部に充填
    し、離型成形する自動成型に於いて、身詰する型
    凹部を枠型の内孔に対して雄型を進退自在に嵌挿
    して構成した型部材と、該型部材を取付け所定位
    置で型部材を反転倒立せしめると共に、等速度で
    移送する反転移送手段と、上記反転移送手段の型
    部材反転位置下方に架設し、型部材の移動方向及
    び速度と等しく移動する平坦な上面を有する受取
    移動手段と、前記型部材の身詰位置前方に於い
    て、上記型部材を洗浄する水洗手段とから成る練
    成食品の自動成型に於ける離型装置。
JP60263203A 1985-11-21 1985-11-21 練成食品の自動成型に於ける離型方法及びその装置 Granted JPS62122568A (ja)

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JPH0319672A (ja) * 1989-06-14 1991-01-28 Yanagiya:Kk 水畜産練製品粘着原料の成形方法およびその装置
JP4606204B2 (ja) * 2005-03-03 2011-01-05 株式会社紀文食品 具材入り練り製品の製造方法及びその製造装置

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