JPS6236643B2

JPS6236643B2 -

Info

Publication number: JPS6236643B2
Application number: JP59213246A
Authority: JP
Inventors: Jei Shimerunasu Uiriamu
Original assignee: Nabisco Brands Inc
Current assignee: Nabisco Brands Inc
Priority date: 1983-10-11
Filing date: 1984-10-11
Publication date: 1987-08-07
Also published as: EP0140617A3; EP0140617A2; JPS60145037A; US4528900A; CA1218902A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、異なつた内側及び外側部分を持つ食
品の製造、特に、内側部分を外側部分で取り囲ん
である食品の製造に係る。

本発明が関係した種類の食品には、練り粉から
焼いて作られる焼き食品がある。前記食品は、炉
で焼かれる練り粉の外側層と芯を持ち、当該芯は
別の練り粉または他の材料、例えば、ジヤム、ク
リーム、ピユーレ、ペースト、或はその他の押し
出し可能な状態のフルーツ、チーズ、ミート、ベ
ジタブル、キヤンデイー、または他の食べられる
物質からできている。芯も練り粉からできている
食品では、内側と外側の練り粉は組成が違つてお
り、焼いてできた食品の内側と外側の部分に、違
つた風味、色、外観、手ざわり、堅さ等を作りだ
している。

（従来の技術）かつては、この種の食品は、中詰め材料が２つ
の練り粉の層を分けているラミネートシートから
作られていた。こうした試みが、米国特許第
3494302号で明らかにされている方法に用いられ
ている。この特許では、ラミネートシートは、矩
形の練り粉断片に縦方向と横方向に分割されてい
る。この特許の方法と装置で作られた食品はデニ
ツシユペーストリである。こうした方式を使つ
て、ソフトクツキー練り粉のように焼き工程時に
膨脹するような、練り粉を使つた食品を製造する
場合、箇々の矩形断片を縦と横の両方向に分け
て、焼いている間に練り粉が互いに接着するのを
阻止する必要がある。勿論、こうした断片を離し
て配慮するのには、熟練労働者又は機械を必要と
する。

（発明が解決しようとする問題点）このラミネートシートの方式は、非常に古くか
らあるクツキーに似た丸い外形の製品を作るの
に、適していない。焼かれた丸い製品を得るのに
は、練り粉を、焼いている間にこの練り粉の膨張
の範囲を考慮して、丸いか又は実質的に丸くしな
くてはならない。しかし、練り粉シートから丸い
練り粉断片を切り取るとなると、スクラツプの割
合が高くなる。中詰めをしていない丸いクツキー
やクラツカを作る際、スクラツプは練り粉に戻さ
れて混ぜられるため、無駄は生じない。しかし、
練り粉シートが異なつた材料のラミネートであれ
ば、この混ぜ合わせはできない。こうしたラミネ
ートのスクラツプは、各材料の一部を含有してい
る。従つて、これを材料のいずれか一方に多量に
混ぜることは、材料の特性を変えてしまい、焼い
てできた製品の外側と内側の部分の差をなくして
しまう。

異なつた内側と外側部分を持つ製品を作る別の
試みが、米国特許第3572259号に明示されてい
る。この試みでは、２つの材料を同軸的に押し出
し、押し出されたロープは、螺施形の外縁を持つ
１対の回転ホイールにより、分断され同心状の練
り粉ボールに形成されている。示された装置は、
小さい焼き物に使うのには効果的であるが、製造
能力に限界があり、能力の割には比較的大きい床
面積を必要としている。

商業規模の大きい製造所で使う標準的なベルト
オーブンは、18列の２インチ（5.1センチ）径の
クツキーを載せている。ここで指摘した前記特許
の機械は、１列の練り粉断片だけしか作れない。
従つて、近代的な量産オーブンを満たすのに、18
列のこれら機械を必要としている。又、機械から
練り粉断片を運び、これら断片をオーブンのベル
ト上に規則正しいパターンで置くコンベアシステ
ムを設置する必要がある。

係属中のAlbert Pinto氏の1983年６月24日付け
提出の出願第507401号で、しかも、本件出願の譲
受人に譲渡されたものの中に、無駄の少ない、近
代的なベルトオーブンに供給するのに充分な量
の、中詰めした焼き製品を製造する改良された方
法と装置が明らかにされている。この関連出願で
明らかにされた方法と装置では、２種類の異なつ
た材料を連続して同軸的に押し出して、内側芯と
外側チユーブの異なつた材料から成る一連の平行
した押し出しロープを作りだしている。押し出さ
れたロープは、連続的に移動する水平なコンベア
に載せられ、往復動切断機により練り粉断片に分
割されている。切断機は丸みのあるナイフを使つ
ている。前記ナイフは、当該ナイフの下で内側芯
材料を帯域からわきにずらし、帯域に沿つて外側
チユーブ自体を閉じ、そして、帯域内で外側チユ
ーブを切り離している。切断機のストロークごと
に、１つの練り粉断片が各押し出しロープの端に
形成される。

この装置は、ベルトオーブンに供給するのに充
分な量の練り粉断片を製造するが、そのためには
最高速度で駆動されねばならず、それですら、一
部のオーブンの製造速度に追い付けない。

往復動切断機構は、切断刃がコンベアベルト下
の支持板を打つ度に、激しい衝撃荷重に晒され
る。これらの衝撃は、往復動機構に振動を生み、
この振動が機械の効率的に働ける速度を制限して
いる。又、高速運転が機械を急激に摩損させ、不
調の原因となり、修正を行なうのに無駄な時間を
費やしている。

（問題を解決するための手段）従つて、本発明の目的は、中詰めした焼き物を
製造する、改良された生産性の高い方法と装置を
提供することにある。

前述の目的は、２種類の異なつた材料を連続し
て同軸的に押し出して、異なつた材料の内側芯と
外側チユーブから成る押し出しロープを作り、押
し出しロープを連続して移動するコンベア上に置
き、コンベアに沿つた１つの地点で、ロープの端
から数倍長さの部分を丸みのある刃で切断し、同
一のストロークで、数倍長さの部分を丸みのある
刃手段により箇々の練り粉断片に分割することで
達成される。

本発明の好ましい実施例は、図解説明のために
選択されたものであり、また、明細書の一部を成
す添付図面に示されている。

（実施例）図面、特に第１図を参照すると、本発明に係る
装置が示されている。この装置は、全体的にみ
て、同心状に設けられた２種類の異なつた材料か
ら成る押し出しロープ１１を作る押し出し成形機
１０と、押し出し成形機１０から遠ざかる方向に
押し出しロープ１１を運ぶコンベア１２と、コン
ベアの上方に配置された往復動切断機構１４と、
切断位置でコンベアの下に配置された支持板１５
と、そして、加熱オーブン（図示せず）の方向に
延び且つコンベア１２より早く動く第２のコンベ
ア１７とを備えている。

コンベア１２は、任意の幅にできるが、普通で
は、オーブンで使用するバンドの幅に等しい幅が
ある。標準的なオーブンのバンドの幅は、107セ
ンチ（42インチ）ある。本発明に係る装置では、
その幅を持つコンベアは、当該コンベアの幅にわ
たつて間隔をあけた全部で18本の平行な押し出し
ロープを収容することができる。

押し出し成形機１０は、コンベアの全幅を横切
つて延び、またダイスブロツク１９を備えてい
る。このダイスブロツクはコンベアを横切つて間
隔をあけられた、従来構造の複数の同軸押し出し
ダイス２０（例えば、全部で18箇）を備えてい
る。箇々のダイス２０は、内側出口２１と外側出
口２２を備えている。詰め込み材料は、各ダイス
の内側出口２１に供給され、押し出しロープ１１
の芯部分として押し出される。練り粉（dough）
は各ダイスの外側出口に送られ、ロープ１１の外
側チユーブ状部分２５として押し出されている。

ダイス２０の内側出口２１は、箇々のスクリユ
ー押し出し機２６から供給を受けている。すべて
の押し出し機２６は、ホツパ２９から単一の歯付
き供給ロール２７により供給を受けている。ダイ
スの外側出口は、箇々のスクリユー押し出し機３
０から供給を受けている。すべての押し出し機３
０は、ホツパ３２から単一の歯付き供給ロール３
１により供給を受けている。供給ロール２７，３
１とホツパ２９，３２は、コンベア１２の幅を横
切つて延びている。

押し出し機２６のスクリユーは箇々に駆動さ
れ、内側材料を同じ流量割合でそれぞれのダイス
に送つている。同じように、押し出し機３０のス
クリユーも箇々に駆動され、外側材料を同じ流量
割合で各々のダイスに送つている。具体的には、
押し出し機２６の組と押し出し機３０の組は、別
箇のモータにより各組ごとに駆動され、各モータ
が箇箇の組の押し出し機を歯車列を介して駆動し
ている。駆動モータは速度調節装置を標準装備
し、内側材料と外側材料の流れる割合を箇別に変
えている。

コンベア１２は、押し出し機より延びしかも切
断機１４の下を通る綿生地のコンベアベルト３３
を備えている。

切断機１４は、横棒３５で相互に連結した１対
の垂直板部材３４を備えている。切断機１４は、
枢着してある脚（図示せず）に取り付けられてお
り、コンベアベルト３３に平行して水平に往復運
動される。切断刃ユニツト６２と６３を支えてい
るダイスヘツド３６が、垂直な往復運動のために
板３４の間に取り付けられている。ダイスヘツド
３６はスライドブロツク３９を備えている。この
ブロツクは、各々の板部材３４に形成された垂直
のスロツト４０内に滑動可能に配置されている。

切断機１４は、ダイスが押し出しロープ１１と
係合している際、ダイスヘツド３６がコンベアベ
ルト３３の速度で水平に移動しているように、往
復運動する。

薄いゴムウエブ４１が、切断刃３７，３８と押
し出しロープ１１との間に配置される。このウエ
ブは、供給ロール４２から巻き取りロール４４へ
延びている。ロール４２お４４は、板３４の間に
あるロツド８０と８１にそえぞれ取り付けられて
いる。好ましい実施例では、ウエブ４１は、６千
分の１インチ（0.004ミリ）から９千分の１イン
チ（0.003ミリ）の厚さのラテツクスゴムシート
である。

ダイスヘツド３６が下向きに動くと、当該ダイ
スヘツドはゴムウエブを練り粉シートに向けて運
んでゆく。切断刃ユニツト６２．６３が押し出し
ロープ１１に押し込まれると、ウエブは延び刃ユ
ニツトの外形になじむ。ダイスヘツドが上向きに
動く際、ウエブは元の平らな状態に戻り、従つ
て、切断した練り粉部分を確実に切断刃ユニツト
から分離できる。刃がゴムウエブを介して切断を
始める際、ロツド３１と３２を手で回し、新しい
ウエブ部分をダイスの下まで持つてくる。

ダイスヘツド３６は、複数の弓状構造体４５に
よりスライドブロツク３９の間に取り付けられて
いる。前記構造体は、ブロツク３９で支えたバー
４６に接続されている。当て板４７が弓状構造体
４５にボルト止めされ、また、刃ユニツト６２，
６３を支える切断ダイス４９が当て板４７の底に
ボルト止めされている。

第２図から第４図を参照する。説明のために示
した切断刃ユニツト６２，６３は、前述の関連出
願に詳しく記載した型式のものから成つている。
ユニツト６２，６３は、両側にロープ１１に平行
して配置した刃物６４と、刃物の間でロープ１１
を横切つて延びる中央刃部材６５とを備えてい
る。刃部材６５には、それぞれ上流側と下流側に
向いた湾曲表面６６と６７が形成されている。

表面６６，６７には、それぞれ内側に向かつて
テーパの付いた縁６９，７０が形成されている。
部材６５の底または接触部分は２つの平らな表面
から構成されている。これら表面は、縁線７４に
沿つて交わり当該縁線から上向きに非常にゆるい
角度で傾斜している。

各運転に際し、ストロークごとに、切断刃ユニ
ツト６２はロープ１１の端から２倍長さの練り粉
断片を切り離す。同時に、切断刃ユニツト６３は
事前のストロークで形成した断片５０を２つの練
り粉断片に分割する。従つて、ストロークごとに
２つの断片５１が形成され、前記関連出願に係る
装置の製造率を２倍にしている。

このことは、切断ユニツト６２，６３を練り粉
断片５１の中心間隔Ｓの３倍の間隔に等しい距離
だけ離し、そして、ベルト３３が切断ストローク
の間に間隔Ｓの２倍移動するように切断機１４と
コンベアベルト３３の速度のタイミングを合わせ
ることで果たすことができる。

これとは別に、ユニツト６２，６３を間隔Ｓの
５倍離すこともできる。この場合、刃ユニツト６
３は、ストロークごとに、事前の２回のストロー
クで形成してある２倍長さの断片５０を分割す
る。

ここで明らかにしたタイプの刃ユニツトによる
と、薄い排棄練り粉７５の汚れができる。この汚
れがベルト３３にはり付くが、第１図に示した排
棄容器の上方に設けた掻き取り具７６により取り
除かれる。本発明の実際に於いて、他の刃構造も
簡便に使用できることは当業者にとつて明らかで
ある。

前述したことから、本発明が充填焼き食品を作
る改良された生産性の高い方法と装置を提供して
いることが分かる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る装置を概略的に図示し
ている、一部を断面にした側面図である。第２図
は、ゴムウエブを取り外して示す、第１図の一部
分の拡大図である。第３図は、第２図の３−３線
に沿つた平面図にして、切断ストローク以前の押
し出し部分の状態を示している。第４図は、第３
図と同様の平面図にして、切断ストローク後の押
し出し部分の状態を示している。１０……押し出し成形機、１１……押し出しロ
ープ、１２……コンベア、１４……切断機
（構）、１５……支持板、１７……第２のコンベ
ア、１９……ダイスブロツク、２０……同軸押し
出しダイス、２１……内側出口、２２……外側出
口、２４……芯部分、２５……外側チユーブ状部
分、２６……押し出し機、２７，３１……供給ロ
ール、２９，３１……ホツパ、３０……押し出し
機、３３……コンベアベルト、３４……垂直板部
材、３５……横棒、３６……ダイスヘツド、３９
……スライドブロツク、４１……ゴムウエブ、４
２……供給ロール、４４……巻き取りロール、４
５……弓状構造体、４６……バー、６１……排棄
容器、６２，６３……切断刃ユニツト、６６，６
７……湾曲表面、６９，７０……縁、７６……掻
き取り具、８０，８１……ロツド。

Claims

【特許請求の範囲】１異なつた内側及び外側部分を持ち、内側部分
を外側部分が覆つている練り粉断片を形成する方
法に於いて、２種類の異なつた材料を連続して同
軸的に押し出して、練り粉から成つている外側チ
ユーブで取り囲まれた内側芯ができるように異な
つた材料が構成されているような、押し出しロー
プを形成する段階と、連続的に移動する水平なコ
ンベア上に押し出しロープを据える段階と、前記
コンベアに沿つた第１の地点で、押し出しロープ
の横に広がる帯域からわきに内側芯材料をずら
し、前記帯域に沿つて外側チユーブ自体を閉じ、
そして、前記帯域内の境界線に沿つて外側チユー
ブを切り離すことにより、前記ロープの端から倍
数長さの部分を切断する段階と、前記コンベアに
沿つた第２の地点で、押し出しロープの横に広が
る第２の帯域からわきに内側芯材料をずらし、前
記帯域に沿つて外側チユーブ自体を閉じ、そし
て、前記帯域内の境界線に沿つて外側チユーブを
切り離すことにより、前記倍数長さの部分を箇々
の練り粉断片に切断する段階とを有する方法。２前記倍数長さの部分が２倍長さの部分であ
り、且つ前記第２の地点が前記練り粉断片の中心
を隔てる距離の奇数倍だけ前記第１の地点から間
隔をあけられている特許請求の範囲第１項に記載
の方法。３前記第２の地点が、練り粉断片の間隔の３倍
に等しい距離だけ前記第１の地点から間隔をあけ
られている特許請求の範囲第２項に記載の方法。４異なつた内側及び外側部分を持ち、内側部分
を外側部分が覆つている練り粉断片を形成するた
めの装置に於いて、当該装置が、２種類の異なつ
た材料を連続して押し出して、練り粉から成つて
いる外側チユーブで取り囲まれた内側芯ができる
ように異なつた材料が構成されているような、押
し出しロープを形成するための手段と、押し出し
ロープを水平方向に搬送するための連続的に駆動
されるコンベア手段と、前記押し出しロープに沿
つて間隔をあけた第１及び第２の刃部材を備えて
いる、前記押し出しロープから前記練り粉断片を
形成するための手段と、更に、押し出しロープに
対して前記刃部材を下向きに移動するための手段
とを有し、前記刃部材が、前記押し出しロープを
変形して前記内側芯材料を前記降下している刃の
下で帯域からずらし、外側シエル自体を閉じ、そ
して外側シエルのシールした部分に沿つて当該外
側シエルを切り離すための丸みのある縁を備えて
おり、前記第１と第２の刃は、練り粉断片の間隔
を奇数倍したものに等しい距離だけお互いから間
隔をあけられており、前記コンベアが、前記刃の
操作ごとに２つの練り粉断片の間隔に等しい距離
を移動するように駆動されており、その結果、前
記第１の刃が、押し出しロープの２倍長さの部分
を切断し、そして前記第２の刃が前記２倍長さの
部分を箇々の練り粉断片に分割する装置。５前記第１と第２の刃が、練り粉断片の間隔の
３倍に等しい距離だけお互いから間隔をあけられ
ている特許請求の範囲第４項に記載の装置。