JPH03281651A - アスファルト組成物 - Google Patents

アスファルト組成物

Info

Publication number
JPH03281651A
JPH03281651A JP8114090A JP8114090A JPH03281651A JP H03281651 A JPH03281651 A JP H03281651A JP 8114090 A JP8114090 A JP 8114090A JP 8114090 A JP8114090 A JP 8114090A JP H03281651 A JPH03281651 A JP H03281651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block copolymer
asphalt
weight
polymer
styrene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8114090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2835360B2 (ja
Inventor
Yoshinori Sasaki
佐々木 吉紀
Yukinori Nakamichi
幸則 仲道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON ERASUTOMAA KK
Original Assignee
NIPPON ERASUTOMAA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON ERASUTOMAA KK filed Critical NIPPON ERASUTOMAA KK
Priority to JP8114090A priority Critical patent/JP2835360B2/ja
Publication of JPH03281651A publication Critical patent/JPH03281651A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2835360B2 publication Critical patent/JP2835360B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特定の2官能性ジ工ポキシ化合物でカップリ
ングさせ、特定の構造を有するブロック共重合体組成物
をベースとした、機械的強度、軟化点、耐寒性などの物
性と加工性(適度な溶融粘度の保持及び高温下での貯蔵
安定性)のバランスに優れるアスファルト組成物に関す
る。
(従来の技術) 従来、アスファルトは入手が容易でかつ安価なため、多
くの分野において種々の用途に幅広く用いられている。
しかしながら、アスファルトはタフネス・テナシティや
引張強度などの機械的強度に劣る上、最大の欠点として
温度の変化に伴い柔らかくなったり、硬くなったりする
という好ましくない感温特性を有している。
従って、このような欠点を改良する目的で、種々のポリ
マー(又は高分子の)添加による改質が試みられている
。例えば、特定の構造を有するアタックチックポリプロ
ピレンを添加してアスファルトを改質する試みが行われ
ている(特開平1282235号公報)。しかしながら
、軟化点などの改良については有効であるものの、耐寒
性の改良については不充分である。
一方、モノアルケニル芳香族化合物と共役ジエンとより
なるブロック共重合体(組成物)を添加してアスファル
トを改質する試みが行われている(特公昭47−173
19号公報、特公昭59−36949号公報)、シかし
ながら、アスファルトの感温特性は改良しているものの
、溶融粘度が高く、耐熱性に劣るために高温下で貯蔵す
る際、しばしば溶融粘度がバラツクという問題があった
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、このような従来のアスファルト組成物が有す
る欠点を克服し、機械的強度、軟化点、耐寒性などの物
性と加工性(適度な溶融粘度の保持及び高温下での貯蔵
安定性)のバランスに優れるアスファルト組成物を提供
することを目的としてなされたものである。
(!i題を解決するための手段) 本発明者らは、前記の好ましい性質を有するアスファル
ト組成物を開発するために、鋭意検討を重ねた結果、特
定の2官能性ジ工ポキシ化合物でカンプリングさせた特
定の構造を有するモノアルケニル芳香族化合物−共役ジ
エンブロック共重合体組成物を含有してなるアスファル
ト組成物がその目的に適合することを見出し、この知見
に基づいて本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は; (a)  少なくとも1個のモノアルケニル芳香族化金
物を主体とする重合体ブロックと共役ジエンを主体とす
る重合体ブロックよりなるブロック共重合体を重合し、
該ブロック共重合体のゲルパーミェーションクロマトグ
ラフィー(GPC)に於けるピーク分子量が標準ポリス
チレン換算で1×104〜50X10’であり、且つ、 該ブロック共重合体中の全モノアルケニル芳香族化合物
の合計量が10〜50重量%である、リビングポリマー
と、 一般弐: 〔式中、Rは、 を示し、R1及びR2は水素又は炭素数が1〜20のア
ルキル基又はフェニル基であり、R3は炭素数が2〜2
0のアルキレン基であり、06体含有量が95重量%以
上である〕 で示されるジェポキシ化合物の単独、若しくは、これら
の混合物(同郡同志の混合物又は異種群同志の混合物)
とをカップリング反応させて得られる線状ブロック共重
合体組成物において、該線状ブロック共重合体組成物中
のカンプリングした成分が30重量%以上である、線状
ブロック共重合体組成物と、 (b)  アスファルト からなることを特徴とする、アスファルト組成物を提供
するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明を構成する(a)成分は、少なくとも1個のモノ
アルケニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックと
共役ジエンを主体とする重合体ブロックよりなるブロッ
ク共重合体を重合し、該ブロック共重合体のゲルパーミ
ェーションクロマトグラフィー(GPC)に於けるピー
ク分子量が標準ポリスチレン換算でlXl0’〜50X
]0’であり、且つ、 該ブロック共重合体中の全モノアルケニル芳香族化合物
の合計量が10〜50重量%である、リビングポリマー
を特定の2官能性ジ工ポキシ化合物でカップリングさせ
て得られる。
(a)成分で使用されるモノアルケニル芳香族化合物と
しては、例えばスチレン、P−メチルスチレン、第三級
ブチルスチレン、α−メチルスチレン、1.1−ジフェ
ニルエチレンなどの単量体が挙げられ、中でもスチレン
が好ましい。これらの単量体は、単独でも2種以上の併
用でもよい。
一方、共役ジエンとしては、例えば1.3−ブタジェン
、イソプレン、2,3−ジメチル−13−ブタジェン、
ピペリレン、3− フチルー1 。
3−オクタジエン、フェニル−1,3−ブタジェンなど
の単量体が挙げられ、中でも1.3−ブタジェン及びイ
ソプレンが好ましい。これらの単量体は、単独でも2種
以上の併用でもよい。
(a)成分中のりピングポリマーの態様としては、例え
ば、一般式(A−B)、−Lj、 (B−A−B) 、 −L i。
(A−B−A) 、 −L j、 (式中、Aはモノアルケニル芳香族化合物を主体とする
重合体ブロックであり、Bは共役ジエンを主体とする重
合体ブロックであり、mは1〜5の整数である)の単独
若しくは組合せで示される。
また、モノアルケニル芳香族化合物を主体とする重合体
ブロックとは、モノアルケニル芳香族化合物単独重合体
ブロック又はモノアルケニル芳香族化合物50重量%を
越えて含有するモノアルケニル芳香族化合物−共役ジエ
ン共重合体ブロックを示し、共役ジエンを主体とする重
合体ブロックとは、共役ジエン単独重合体ブロック又は
共役ジエン50重量%を超えて含有する共役ジエン−モ
ノアルケニル芳香族化合物共重合体プロノックを示す。
各ブロックが共重合体の場合には、モノアルケニル芳香
族化合物と共役ジエンの配列は均一であっても不均一(
テーパー型など)であってもよい。
上記一般式で示されるリビングポリマーをカップリング
反応させる他に、目的に応して組成比(11造)の異な
るリビングポリマーを別々に調製し、カップリング反応
させるか、又は、重合途中に単量体と有機リチウム化合
物を追加添加重合するなどにより組成(構造)の異なる
リビングポリマーを調製し、カップリング反応させても
よい。
更に、上記一般式で示されるリビングポリマーとアルケ
ニル芳香族化合物を主体とする(共)共重合体リビング
ポリマー又は共役ジエンを主体とする(共)重合体リビ
ングポリマーとをカンプリング反応させてもよい。
本発明において、カップリング直前のプロ、り共重合体
のGPCによるピーク分子量は、標準ポリスチレン換算
でlXl0’〜50X10’であり、好ましくは3XI
O’〜30X10’である。
ピーク分子量がlXl0’未満であると、アスファルト
組成物の機械的強度や軟化点の改良が不充分となり、5
0X10’を超えると、アスファルト組成物の溶融粘度
が著しく高くなり、しかも、溶融する迄の時間が長くな
りすぎ加工性を損ねる。
(a)成分におけるカップリング直前のブロック共重合
体とカップリング反応後の線状ブロック共重合体組成物
中の全モノアルケニル芳香族化合物の合計量は、10〜
50重量%、好ましくは15〜40重量%の範囲で選択
される。該合計量が10重量%未満では、アスファルト
組成物のS械的強度の改質が不充分となり、50重量%
を超えると、アスファルト組成物の耐寒性を損ねる。
(a)成分において使用されるジェポキシ化合物として
は、 一般式: 〔式中、 Rは、 H −R3+0CLCHCLO−Rsh H (I[I)群 を示し、R,及びR2ば水素又は炭素数が1〜20のア
ルキル基又はフェニル基であり、R5は炭素数が2〜2
0のアルキレン基であり、00体含有量が95重量%以
上である] で示されるジェポキシ化合物の単独、若しくは、これら
の混合物(同郡同志の混合物又は異種群同志の混合物)
で示される。
(r)群の具体的例としては、 (ビスフェノールFタイプ) (ビスフェノールAタイプ) (ビスフェノールADタイプ) CI。
CHコ CH3 CHコ (CHり+6 (CHx) + b CH3 Hs などが挙げられるが、 これらに限定されるもの ではない。
(II)群の具体的例としては、上記(1)群のる。
(II)群の具体例としては、 などが挙げられるが、これらに限定されものではない。
本発明で使用されるジェポキシ化合物のn数は、0〜1
0の範囲の整数であり、好ましくは0〜5、より好まし
くはθ〜3の整数である。n数が10を超えた化合物て
は、アスファルト組成物の軟化点改良が不充分となる傾
向を生ずる。同様に、n。体音有量が95重量%未満で
あると、アスファルト組成物の軟化点改良が不充分とな
る。
一方、n0体含有量が100重量%に近ずくにつれて結
晶性が大きくなり(特に(1)群)、取扱い難くなる傾
向を生じる。
従って、本発明で使用されるジェポキシ化合物が(1)
群の場合は、取扱性の面からビスフェノールFタイプ及
びビスフェノールADタイプが好ましく、更に、結晶化
抑制及び粘度低減などの面から、同郡同志の混合物又は
異種群同志の混合物としての使用が最も好ましい。
その具体例としては、 との混合物、 との混合物、 との混合物、 との混合物、 との混合物 などが挙げられるが、これらに限定されるものではない
なお、該混合物の組成比は、各成分量が1〜99重量%
、好ましくは20〜80重量%、より好ましくは40〜
60重量%(各成分の合計量を1゜00重量%とする)
の範囲で選択される。
また、本発明に使用されるジェポキシ化合物において、
出発原料の1つであるエピクロルヒドリンに由来する(
副生成物芳しくは残存の)全塩素量が1重量%以下が好
ましく、特には、0.5重量%以下が好ましい。全塩素
量が1重量%を超えると、アスファルト組成物の耐熱性
が低下し、溶融粘度のバラツクという傾向が生しる。
本発明の(a)成分中のカンプリングした成分が30重
量%以上である必要があり、30重量%未満であると、
アスファルト組成物のWI械的強度や軟化点改良が不充
分となる。
更に、(a)成分の示差熱分析(DTA)による分解温
度については特に規定するものでないが、175℃以上
であることがアスファルト組成物の溶融粘度のバラツキ
を抑える面から好ましい。
同様に、fa)成分のジエン部のミクロ構造についても
特に規定するものでないが、1.4結合体が50%以上
(好ましくは、65%以上)、1.2−結合体が50%
以下(好ましくは、10〜40%)であることが、アス
ファルト組成物の熔融粘度のバラツキを抑える面から好
ましい。
更に、(a)成分のカップリング反応処理した線状ブロ
ック共重合体(&[l放物)には、水素添加された線状
ブロック共重合体や、更に、無水マレイン酸などの変性
剤で変性された線状ブロック共重合体も含まれる。
次に、本発明を構成する(口)成分は、特に制限される
ものでなく慣用されているアスファルト、例えば、スト
レートアスファルト、(セミ)ブローンアスファルト、
及びこれらの混合物などが挙げられる。好適には、針入
度40〜】20のストレートアスファルト、針入度10
〜30のブローンアスファルト及びこれらの混合物が挙
げられる。
本発明におけるアスファルト組成物中のfa)成分の組
成比は、アスファルトの種類及びその用途によっても異
なるが、物性及び加工性、さらには施工性を考慮すると
、(b)成分100重量部当たり、(a)成分1〜50
0重量部、好ましくは3〜70重量部の範囲で選択され
る。また、本発明においては、(a)成分の特性改良を
目的として、(a)成分100重量部当たり、0))成
分1〜20重量部未満、好ましくは5〜15重量部の範
囲であるアスファルト組成物とすることも可能である。
本発明のアスファルト組成物には、必要に応して、酸化
防止剤、光安定剤などの安定剤を添加することもできる
該安定剤としては、例えば2,6−ジーt−ブチル−4
−メチルフェノール、n−オクタデシル−3−(4−ヒ
ドロキシ−3゛  5゛−ジーも一ブチルフェニル)プ
ロピオネート、2,2メチレンじス(4−メチル−6−
t−ブチルフェノール)、2.2°−メチレンビス(4
−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2.4−ビス
〔(オクチルチオ)メチル)−0−クレゾール、2−t
−ブチル−6−(,3−L−ブチル−2−ヒドロキシ−
5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレー
ト、24−ジ−t−アミル6−CI−(3,5−ジ−t
−アミル−2−ヒドロキシフェニル)エチル〕フェニル
アクリレートなどのヒンダードフェノール系酸化防止剤
;ジラウリルチオジプロピオネート、ラウリルステアリ
ルチオジプロピオネート、ペンタエリスリトール−テト
ラキス(β−ラウリルチオプロピオネート)などのイオ
ウ系酸化防止剤; トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(2,
4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトなどのリン
系酸化防止剤などを挙げることができる。
また、光安定剤としては、例えば2− (2’ヒドロキ
シ−5′−メチルフェニル〕ペンゾトリアヅール、2−
 (2’−ヒドロキシ−3°、5゛t−7”チルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2“−ヒドロキシ−3
′、5”−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール系紫外線吸収
剤や2ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなどの
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、あるいはヒンダードア
ミン系光安定剤などを挙げることができる。
上記安定剤以外に、本発明のアスファルト組成物には、
必要により従来アスファルト組成物に慣用されている各
種添加剤、例えばシリカ、タルク、炭酸カルシウム、鉱
物質粉末、ガラス繊維などの充填剤や補強剤、鉱物質の
骨材、顔料あるいはパラフィン系、ナフテン系及びアロ
マ系のプロセスオイルなどの軟化剤、クマロンインデン
樹脂、テルペン樹脂などの粘着付与性樹脂、アゾジカル
ボンアミドなどの発泡側、アククチツクポリプロピレン
、エチレン−エチルアクリレート共重合体などのポリオ
レフィン系又は低分子量のビニル芳香族系熱可塑性樹脂
;天然ゴム;ポリイソプレンゴム、ポリブタジェンゴム
、スチレン−ブタジェンゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム、クロロブレンゴム、アクリルゴム、イソプレン−イ
ソブチレンゴム、ポリペンテナマーゴム、及び本発明以
外のスチレン−ブタジェン系ブロック共重合体、スチレ
ン−イソプレン系ブロック共重合体などの合成ゴムを添
加しても良い。
また、道路舗装用として用いられる場合には、通常績ア
スファルト組成物は、鉱物質の石、砂、スラグなどの骨
材と混合して使用される。
本発明のアスファルト組成物を混合する方法は特に限定
されるものでなく、(a)成分、(ト))成分を必須成
分とし、所望により前記の各種添加剤を、例えば熱熔融
釜、ロール、ニーダ−、バンバリーミキサ−1押出機な
どにより加熱溶融混練することにより調製することがで
きる。
(実施例) 以下、実施例によって本発明を説明するが、これらの実
施例は本発明を限定するものでない。
なお、各種測定は下記の方法に従った。
口   丑 ム      の       ・■ 全
スチレン含量: 紫外線分光光度計(日立UV  200)を用いて、2
62nmの吸収強度より算出した。
■ ブロックスチレン量: 四酸化オスミウムとL−ブチルハイドロパーオキシドに
よる酸化分解法〔「ジャーナル・オブ・ポリマー・サイ
エンス」第り巻、第4291(1946年)に記載〕に
従って求めた。
なお、スチレン重合体ブロックの重量測定は、紫外線分
光光度計(日立UV  200)を用いて、262nm
の吸収強度より算出した。
■ B部のスチレン含量: 全スチレン単位含量とスチレン重合体ブロック量との差
より算出した。
■ B部のガラス転移温度: 示差走査熱量計(セイコー電子工業■製、5SC157
5)を用いて、ASTM  D341882に準拠し、
比熱の温度変化を測定して、外挿温度T、を求め、ガラ
ス転移温度とした。なお、昇温速度は10°C/分とし
た。
■ ピーク分子量及び組成比: GPCC装置は、ウォーターズ製であり、カラムは、デ
ュポン製のZORBAX  PSM  1000−3を
2本とPSM  60−3の計3本の組合せである。f
@媒にはテトラヒドロフランを用い、測定条件は、温度
35℃、流速0.7+d/分、試料濃度0.1重量%、
注入量50μ!である〕のクロマトグラムより、ピーク
分子量及び組成比を求めた。
なお、ピーク分子量は、以下の標準ポリスチレン(ウォ
ーターズ製)検量線からの換算値である。
1.75X10’、4.lXl0’、1.12XIO’
、3.5X10’、8.5xlOコ■ 分解開始温度: DTA (島原製作所■製DTA  40)を用いて、
ASTM  D341B−82に準拠し、外挿温度T、
を求めて分解開始温度とした。
なお、試料は110℃で約5秒間プレス成形したフィル
ム状(W−さ約0.3閣)のものを用い、昇温速度は1
0℃/分とした。
ジェポキシ   の    ゛ ■ n数及びn0体含有量1 GPC(装置はウォーターズ製であり、カラムは、昭和
電工製の5hodex  K2O2,に802、に80
3の計3本の組合せで、検出器にR1、UV (254
nm)を用イタ、溶媒ニハクロロホルムを用い、測定条
件は、温度35℃、流速1.0m/分、試料濃度0.1
重量%、注入量40μ!である〕のクロマトグラムより
、n数及びn0体含有の解析を行った。
ス   ル      の    ; ■ 引張特性; 180℃で圧縮成形したサンプル(JIS  3号 ダ
ンベル片、厚さ2■)を、JIS−K  6301に準
拠して測定した。
■ タフネス、テナシティ; 舗装工事に関する試験方法(日本道路建設業協会編)に
準じて測定した。
■ 伸度、針入度、軟化点: JIS−K  2207に準拠して測定した。
■ 耐寒性: 180°Cで圧縮成形したサンプル(厚さ2m、幅20
mg、長さ100m>を所定温度に保持したドライアイ
ス・メタノール冷媒中に15分間浸漬した後、素早く直
径15閣の金属棒に沿って折り曲げて、クランクが発生
しないものをO5完全に割れるものを×、その中間をΔ
とし、3ランクで評価した。
■ 溶融粘度: 180℃でブルックフィールド型粘度計により測定した
■ 貯蔵安定性ニ アスフアルド組成物を、160°C12日間攪拌し、初
期溶融粘度との変化率で3ランクで評価した。
0 :変化率が20%以内の場合。
△ :変化率が20%を超え、50%以内の場ム × :変化率が50%を超えた場合。
〜 ジャケットと攪拌機の付いた10j!ステンレス製反応
器を充分窒素置換した後、シクロヘキサン5720g−
テトラヒドロフラン1g、スチレン240gを仕込み、
ジャケットに温水を通水して内容物を約70℃に設定し
た。
この後、n−ブチルリチウムシクロヘキサン溶液(純分
で1.0g)を添加し、スチレンの重合を開始した。ス
チレンがほぼ完全に重合してから10分後に、ブタジェ
ン(1,3−ブタジェン)560gを添加し重合を継続
し、ブタジェンがほぼ完全に重合して最高温度約95℃
に達してから15分後に、カンブリングIFI (種類
及び量は、第1表に示す)を添加し、カップリングさせ
た。カップリング剤添加より15分後に、水0.4gを
加えた。スチレンを仕込んだ直後より、この間、攪拌機
により系内を連続的に撹拌した。
この後、線状プロ、り共重合体組成物の溶液を抜き出し
、2,6−ジーt−ブチル−4−メチルフェノール6.
4g、  トリス(ノニルフェニル)ホスファイト4g
を添加し、得られた該溶液をスチームストリッピングす
ることにより溶媒を除去し、引き続き、熱ロール(12
0℃)により脱水乾燥して、線状ブロック共重合体を得
た。
このようにして得られた該線状ブロック共重合体組放物
75gとストレートアスファルト〔日本石油■製、スト
アス60/80)425gを、180℃で90分間溶融
混練してアスファルト組成物を調製した。
その特性を第1表に示す。
裏施貫土−土 スチレン量、ブタジェン量(全単量体800gLカンプ
リカップリング剤量以外は、実施例2.3と同様にして
線状ブロック共重合体組成物及びアスファルト組成物を
得た。
これらの特性を第1表に示す。
比較■土 ジャケットと攪拌機の付いた10ffiステンレス製反
応器を充分窒素置換した後、シクロヘキサン5.720
g、テトラヒドロフラン1g1スチレン120gを仕込
み、ジャケットに温水を通水して内容物を約70°Cに
設定した。
この後、n−ブチルリチウムシクロヘキサン溶液(純分
で0.5g)を添加し、スチレンの重合を開始した。ス
チレンがほぼ完全に重合してから10分後に、ブタジェ
ン(1,3−ブタジェン)560gを添加し重合を継続
し、ブタジェンがほぼ完全に重合して最高温度(95℃
)に達してから15分後に、再度、スチレンを120g
添加して重合を続け、スチレンがほぼ完全に重合してか
ら更に15分間保持して重合を完結させた後、水0.2
gを加えて失活させた。なお、最初のスチレンを仕込ん
だ直後より、この間、攪拌機により系内を連続的に撹拌
させた。
この後、実施例2.3と同様にして線状ブロック共重合
体組成物及びアスファルト組成物を得た。
この特性を第1表に示す。
第1表より、実施例1〜4は、比較例1〜4との比較に
おいて、機械的強度(引張強度)、軟化点、耐寒性と加
工性(溶融粘度の低減化及び貯蔵安定性)のバランスに
すぐれていることが判る。
皇施班i 実施例2と同じ線状ブロック共重合体組成物75gとス
トレートアスファルト〔日本石油■製、ストアス60/
80)250g、ブローンアスファルト〔日本石油■製
、甲ブロアス20/30)250gを、180℃で90
分間溶融混練してアスファルト組成物を調製した。
その特性を第2表に示す。
止較五i 比較例3と同じ線状ブロック共重合体を用いた以外、実
施例5と同様にしてアスファルト組成物を調製した。
その特性を第2表に示す。
第2表より、実施例5と比較例5との比較において、機
械的強度(引張強度)、軟化点、耐寒性と加工性(貯蔵
安定性)のバランスに優れていることが判る。
実2 n−ブチルリチウム(純分で1.4g)添加量及びカッ
プリング剤添加量を変えた以外は、実施例2.3と同様
にして線状ブロック共重合体組成物を得た。
このようにして得られた該線状ブロック共重合体組成物
25gとストレートアスファルト〔日本石油■製、スト
アス60/80)475gを、180℃で90分間溶融
混練してアスファルト組成物を調製した。
これらの特性を第3表に示す。
五較±工 n−ブチルリチウム(純分で1.0g)添加量及びカッ
プリング剤添加量を変えた以外は、比較例3と同様にし
て線状ブロック共重合体組成物及びアスファルト組成物
を得た。その特性を第3表に示す。
第3表より、実施例6.7は、比較例6との比較におい
て、機械的強度(タフネス・テナシティ)、軟化点、針
入度、耐寒性と加工性(貯蔵安定性)のバランスに優れ
ていることが判る。
ジャケットと攪拌機の付いた10fステンレス製反応器
を充分窒素置換した後、シクロヘキサン5720 g、
テトラヒドロフラン1g、スチレン240gを仕込み、
ジャケットに温水を通水して内容物を約80°Cに設定
した後、n−ブチルリチラムシクロヘキサン溶液(純分
で1.、Og)を添加し、スチレンの重合を開始した。
スチレンがほぼ完全に重合してから10分後に、スチレ
ン200gとブタジェン(1,3−ブタジェン)560
gを同時に所定量添加して重合を継続させ、2分後に定
量ポンプにより40分間を要して残りのブタジェン(1
,3−ブタジェン)394gを連続的に重合系内に供給
し、重合を継続させた。これがほぼ完全に重合し、最高
温度約95°Cに到達してから15分後に、カップリン
グ剤(種類及び量は、第4表に示す)を添加し、カップ
リングさせた。カップリング剤添加より15分後に、水
0゜4gを加えた。最初のスチレンを仕込んだ直後より
、この間、攪拌機により系内を連続的に攪拌した。
この後、実施例6〜7と同様にして線状ブロック共重合
体組成物及びアスファルト組成物を得た。
これらの特性を第4表に示す。
第4表より、実施例8と比較例7との比較において、機
械的強度(タフネス・テナシティ)、軟化点、 針入度、 耐寒性と加工性(貯蔵安定性) の バランスに優れていることが判る。
第4表 (発明の効果) 本発明のアスファルト組成物は、機械的強度、軟化点、
耐寒性などの物性と加工性(適当な溶融粘度の保持性及
び高温下での貯蔵安定性)のバランスに優れているので
、例えば防水シート用、止水材用、サイレンサーシート
用、鋼管コーティング用、道路舗装用など、種々の用途
に用いることができ、その工業的意義は大きい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)少なくとも1個のモノアルケニル芳香族化合物を
    主体とする重合体ブロックと共役ジエンを主体とする重
    合体ブロックよりなるブロック共重合体を重合し、該ブ
    ロック共重合体のゲルパーミエーションクロマトグラフ
    ィー(GPC)に於けるピーク分子量が標準ポリスチレ
    ン換算で1×10^4〜50×10^4であり、且つ、 該ブロック共重合体中の全モノアルケニル芳香族化合物
    の合計量が10〜50重量%である、リビングポリマー
    と、 一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは、 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) を示し、R_1及びR_2は水素又は炭素数が1〜20
    のアルキル基又はフェニル基であり、R_3は炭素数が
    2〜20のアルキレン基であり、nは0〜10の整数で
    あり、n数が0の化合物(以下、n体と略す)含有量が
    95重量%以上である〕で示されるジエポキシ化合物の
    単独、若しくは、これらの混合物(同群同志の混合物又
    は異種群同志の混合物)とをカップリング反応させて得
    られる線状ブロック共重合体組成物において、該線状ブ
    ロック共重合体組成物中のカップリングした成分が30
    重量%以上である、線状ブロック共重合体組成物と、 (b)アスファルト からなることを特徴とする、アスファルト組成物。
JP8114090A 1990-03-30 1990-03-30 アスファルト組成物 Expired - Lifetime JP2835360B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8114090A JP2835360B2 (ja) 1990-03-30 1990-03-30 アスファルト組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8114090A JP2835360B2 (ja) 1990-03-30 1990-03-30 アスファルト組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03281651A true JPH03281651A (ja) 1991-12-12
JP2835360B2 JP2835360B2 (ja) 1998-12-14

Family

ID=13738100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8114090A Expired - Lifetime JP2835360B2 (ja) 1990-03-30 1990-03-30 アスファルト組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2835360B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2344593A (en) * 1998-12-07 2000-06-14 Taiwan Synthetic Rubber Corp Coupled polymers
JP2001310988A (ja) * 2000-02-25 2001-11-06 Japan Elastomer Co Ltd 耐熱変色性に優れる熱安定化ブロック共重合体組成物
KR100290992B1 (ko) * 1998-12-11 2001-11-14 니타ㅓ 커플링된중합체및그의제조방법
US7592381B2 (en) 2005-11-14 2009-09-22 Kraton Polymers U.S. Llc Process for preparing a bituminous binder composition
JP2017500437A (ja) * 2014-11-04 2017-01-05 エルジー・ケム・リミテッド アスファルト改質剤及びこれを含むアスファルト組成物
US10351475B2 (en) 2014-05-29 2019-07-16 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Asphalt composition

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2344593A (en) * 1998-12-07 2000-06-14 Taiwan Synthetic Rubber Corp Coupled polymers
US6136921A (en) * 1998-12-07 2000-10-24 Taiwan Synthetic Rubber Corperation Coupled polymers and process for preparing the same
KR100290992B1 (ko) * 1998-12-11 2001-11-14 니타ㅓ 커플링된중합체및그의제조방법
JP2001310988A (ja) * 2000-02-25 2001-11-06 Japan Elastomer Co Ltd 耐熱変色性に優れる熱安定化ブロック共重合体組成物
US7592381B2 (en) 2005-11-14 2009-09-22 Kraton Polymers U.S. Llc Process for preparing a bituminous binder composition
US7728074B2 (en) 2005-11-14 2010-06-01 Kraton Polymers U.S. Llc Process for preparing a bituminous binder composition
US10351475B2 (en) 2014-05-29 2019-07-16 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Asphalt composition
JP2017500437A (ja) * 2014-11-04 2017-01-05 エルジー・ケム・リミテッド アスファルト改質剤及びこれを含むアスファルト組成物
US9926448B2 (en) 2014-11-04 2018-03-27 Lg Chem, Ltd. Asphalt modifier and asphalt composition comprising the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2835360B2 (ja) 1998-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1437384B1 (en) Block copolymer compositions
US4304881A (en) Alkenyl aromatic resin composition having an excellent impact strength
JP2660274B2 (ja) アスファルト組成物、及びアスファルト改質用ブロック共重合体組成物
EP1464672B1 (en) Block copolymer
JP4963796B2 (ja) アスファルト粘接着剤用ブロック共重合体組成物及びアスファルト粘接着剤組成物
JP3313297B2 (ja) 新規アスファルト組成物、及び新規アスファルト改質用ブロック共重合体組成物
JPH03281651A (ja) アスファルト組成物
SU865130A3 (ru) Термопластична формовочна композици
JP4841073B2 (ja) アスファルト組成物、及びアスファルト改質用ブロック共重合体
JPH11315187A (ja) アスファルト改質用ブロック共重合体組成物及びアスファルト組成物
JP2008106149A (ja) アスファルト粘着剤用ブロック共重合体及びアスファルト粘着剤組成物
JPH0757788B2 (ja) ブロック共重合体
JPH01254768A (ja) アスフアルト改質用熱可塑性エラストマー
JPH07118491A (ja) 耐油性樹脂組成物
JP4841074B2 (ja) 樹脂組成物、及び樹脂改質用ブロック共重合体
JP2002030126A (ja) アスファルト改質用ブロック共重合体、及びアスファルト組成物
JPH0428740A (ja) 熱可塑性樹脂組成物の製造方法
JP3468246B2 (ja) アスファルト改質用ブロック共重合体
JPH0733989A (ja) アスファルト組成物
JPH0551494A (ja) ポリオレフイン組成物
JP4688255B2 (ja) 熱安定化ブロック共重合体組成物
JPH04225062A (ja) ポリカーボネート樹脂組成物
JP4703039B2 (ja) ブロック共重合体組成物
JPS6028868B2 (ja) ブロツク共重合体組成物
JPH0262584B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091009

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101009

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101009

Year of fee payment: 12