JPH03281404A - タイヤ空気圧制御装置 - Google Patents

タイヤ空気圧制御装置

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Publication number
JPH03281404A
JPH03281404A JP8362590A JP8362590A JPH03281404A JP H03281404 A JPH03281404 A JP H03281404A JP 8362590 A JP8362590 A JP 8362590A JP 8362590 A JP8362590 A JP 8362590A JP H03281404 A JPH03281404 A JP H03281404A
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JP
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tire
vehicle
air pressure
air
pressure
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Application number
JP8362590A
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English (en)
Inventor
Tadayuki Niibe
忠幸 新部
Katsuji Murakawa
村川 勝次
Hiroki Kamimura
裕樹 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業−トの利用分野) 本発明は、走行状態に応じてタイヤの空気圧を可変とし
た車両のタイヤ空気圧制御装置に関する。
(従来の技術) 車両におけるタイヤの空気圧は、該車両の乗り心地を左
右すると同時に、コーナリング性能やステアリング特性
等の走行性にも影響を与えることが知られており、そこ
で、このタイヤ空気圧を各タイヤに掛かる荷重(以下、
輪重という)と走行状態とに応じて可変制御することに
より、乗員数や荷物の積載量等に拘らず、常に良好な走
行性が得られるようにすることが試みられている。
このようなタイヤ空気圧制御装置としては、特開昭58
−841.1号公報に記載されたものがあり、この公報
記載の装置においては、各タイヤに対j−で空気を供給
、排出する空気給排手段が設けられると共に、各タイヤ
の空気圧を検出する手段と、各タイヤの輪重を検出する
手段と、その他の走行状態を検出する手段と、これらに
基いて空気圧を制御する制御手段とが備えらねる。そ1
1.て、この制御1段により、例えば車両の静的安定性
を示すスタティックマージンが正の値となるコ・−ナリ
ングバワーが各タイヤに得られるように(ステアリング
特性がアンダスデア傾向となるように)、或は路面から
車体に伝わる振動のレベルが高いときには空気圧を低く
するように、さらに高速走行時には空気圧を高くするよ
うに、各タイヤの空気圧を制御することが示されており
、これらの空気圧制御により、走行性の向上が図られる
ことになる7 (発明が解決j7よ・うとする課M) 一方、車両のタイヤの空気圧に関しては、上記のような
走行中の問題だけでなく、駐車中や停車中の状態に関連
する問題もあり、その一つとし。
て、駐車中におけるタイヤのフラットスポット化の問題
がある。
これは、特に長期間にわたる駐車時に、車体の重量を支
えるタイヤの接地部が地面に添って平面化する現象であ
り、この現象が発生すると、次回の走行時に、タイヤの
温度が十分上昇してフラットスポットが消滅Aるまで、
車体を著しく振動させるのである。
また、停車中においては、走行中と同じタイヤ空気圧の
場合、例えば車庫入れ等に際して停車状態でrzンドル
を操作する所謂すえ切り時に、この操作が著L<重くな
るといった問題がある。
そこて゛、本発明は、タイヤの空気圧を可変制御可能と
し、た車両において、駐車中や停車中における空気圧の
制御を適切に行うことにより、上記のような問題を解消
することを課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明は次のように楕成し、
たことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に係る発明(以下、第1発明とい
う)は、タイヤに対して空気を給排する空気給排手段を
備えて、走行状態に応じてタイヤの空気圧を可変制御す
るようにした車両のタイヤ空気圧制御装置において、車
両の駐車状態を検出する駐車検出手段と、該検出手段に
より車両の駐車状態が検出されたときに、各タイヤの空
気圧を非駐屯時よりも高くするように、上記空気給排手
段により各タイヤに空気を供給させる制御手段とを備え
たことを特徴とする。
また、本願の請求項2に係る発明(以下、第2発明とい
う)は、−ト記第1発明における駐車検出手段に加えて
、車両の停車状態を検出する停車検出手段を備えると共
に、この停車検出手段により停車状態が検出されたとき
に、各タイヤの空気圧を走行中よりも高く[2、且つ駐
車検出手段により駐車状態が検出されたときに、各タイ
ヤの空気圧を停車時よりも高くするように、上記空気給
排手段により各タイヤC=空気を供給させる制御手段を
を備えたことを特徴とする。
さらに、請求項3に係る発明(以下、第3発明という)
は、E記第2発明の構成に加えて、走行中における急制
動状態を検出する急制動検出手段を備えると共に、第2
発明と同様に、各タイヤの空気圧を走行中よりも停車中
を高くし、且つ停車中よりも駐車中をさらに高くするよ
うに空気給排手段により各タイヤに空気を供給させる一
方、走行中に急制動状態が検出されたときには、上記停
車検出手段により停車状態が検出されても走行中より空
気圧を高くする制御を禁止する制御手段を備えたことを
特徴とする。
(作  用) 上記の構成によれば、第1〜第3発明のいずれにおいて
も、駐車中に、各タイヤの空気圧が走行中(及び停車中
)よりも高くされて、その張力が増大されることにより
、これらのタイヤの接地面積が減少することになり、従
って長期間の駐車による各タイヤの接地部のフラ・ント
スボ・7ト化が抑制されることになる。
また、第2発明によれば、停車中に各タイヤの空気圧が
走行中よりも高くされることにより、その接地面積が走
行中よりも減少して、前輪の転舵時における地面に対す
る抵抗が減少することになり、従って停車状態でハンド
ルを操作するすえ切り時に、そのハンドル操作が軽くな
る。また、次の発進時に、各タイヤが、空気圧が高いこ
とによって地面に対する大きなグリップ力を発揮し、良
好な発進加速性が得られることになる。
ところで、この第2発明における停車検出手段としては
、一般にタイヤの回転速度を検出するものが使用される
から、急制動時においてタイヤがロックして回転速度が
0となったとき、つまり所謂スキッド状態となったとき
に、車体は未だ移動しているにも拘らず停車したものと
判定することになる。この場合、第2発明によれば各タ
イヤの空気圧を高める制御が行われることになるが、こ
のようにスキッド状態でタイヤの空気圧を高めると、こ
の状態の解消が遅れて車体の姿勢が不安定となる。
これに対し、第3発明によれば、急制動時には、停車検
出手段が停車状態を検出しても各タイヤの空気圧を高め
る制御を行われないことになり、従って急制動時におけ
る上記のようなタイヤのスキッドによる車体の不安定化
が回避されることになる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について説明する。なお、この実
施例は本願の第1〜第3発明に共通の実施例である。
第1図に示すように、本実施例に係る車両には、左右の
前輪及び後輪のタイヤ1〜4への空気供給系統10が備
えられている。この空気供給系統10は、圧縮空気ポン
プ11と、該ポンプ11から吐出された圧縮空気が逆止
弁12を介して導入されて所定の圧力に保持する蓄圧器
13と、該蓄圧器13から各タイヤ1〜4に圧縮空気を
供給する空気供給通路14と、該通路14の各タイヤ1
〜4への分岐部141〜144上にそれぞれ設けられた
三方切換弁151〜154とで構成されている。そして
、上記各三方切換弁15+〜154は、それぞれ、当該
タイヤ1〜4内の空気を閉込める閉位置と、該タイヤ1
〜4内を上記蓄圧器13側に連通させる開位置と、該タ
イヤ1〜4内を大気に解放する大気解放位置とに切り換
えられるようになっている。
また、この車両には、上記三方切換弁151〜154を
作動させて、各タイヤ1〜4内の空気圧を走行状態に応
じて制御するコントローラ20が備えられている。この
コントローラ20には、上記空気供給通路14の各分岐
部141〜144における三方切換弁15、〜154の
下流側の圧力、即ち各タイヤ1〜4の内圧を検出する空
気圧センサ21+〜214からの信号と、各タイヤ1〜
4に掛かる荷重をそれぞれ検出する輪重センサ22、〜
224からの信号と、当該車両の車速を検出する車速セ
ンサ23からの信号と、走行路の路面抵抗を検出する路
面センサ24からの信号と、外気温を検出する外気温セ
ンサ25からの信号と、エンジンの作動、停止を判別す
るためのイグニッションスイッチ26からの信号とが入
力される。そして、該コントローラ20は、これらの入
力信号に応じて上記各三方切換弁151〜154 切換
動作させて、各タイヤ1〜4に対して空気を給排するこ
とにより、その空気圧を制御するよ・うG7な−)でい
る。
6:こて、各夕、イヤ]〜4に対する空気の給排構造の
具体的構成を第2図により説明すると、サラクルアーム
等の車軸支持部材31に、その外面から車軸摺動面に通
じる第1空気通路31aが設けられて、該通路31. 
aに第1図に示を空気共通路14の分岐部14x(1,
42〜444)が接続されていると共に、この車軸支持
部材31に回転自在に支持された車軸32には、91−
記第1空気通路31aに連通ずる周溝32aと、該周溝
32aに連通しで車軸32の先端部に開口する第2空気
通路32bとが設けられている。そして、この第2空気
通路32bの先端部に−・端が接続されたパイプ33の
他端がタイヤ1(2〜4)のホイール34に接続され、
これにより、上記空気供給通N14の分岐部14i  
(142−14a )がタイヤ1(2〜・、4)内に常
時連通さノ]た状態とされでいる。
次に、1−記コントT7−ラ20による各タイヤ1〜4
の空気圧制御の具体的動作を第3図カフローチャー1−
・に従−)で説明する。
マス、コ〉・トローラ20は、フローチャー1・のステ
ップS、て′、エンジンのイグニッションス、イッ千2
6がONであるか否かを判定し9.ONのとき、即ぢエ
ンジ〉・の作動中には。次にステップS2で第1図に示
す各空気圧センサ21 、 、、、・2]4、各輪重セ
ンサ2L!、〜224、及び車速上ン23からの信号に
より、各タイヤ1〜4の空気圧P+−P4.輪重W、−
=−W4及び車速■を検出する。そして、ステップS、
で車速Vから求められる加速度V”が負の所定値=αJ
り小さいか否か、即ち減速度が所定値より入きくなる急
制動時であるか否かを判定すると共に、このような急制
動時でない場合には、ステップS4で車速■が0である
か否か、即ち停車中であるか否かを判定する。
そして、停車中でなく口、つ急制動時でもない通常の走
行時には、ステップS5で車速Vが40km′h以]か
否かを判定L、V a 40 km 、、/ hの中高
速時には、ステップS6−1S、Dによ・つて各タイヤ
1−4の空気圧を設定する。
つまり、まずステップS6で、第4図に示1″各輪重値
毎の空気圧に対するコーラ−リングパワーの特性図に基
き、各タイヤ1〜4について、、そilぞれの輪重W、
−・W4でのコーナリングパワーの値(以↑\CP値と
記ず)がD犬となる空気圧PMAイ、 l ”’ P 
MAX、 4を求めて、そのときのスタティックマージ
ンを算出する。
このスタティックマージン′は車両のステアリング特性
を示Aもので、次式に従って算出され、その値(以下、
SM値と記す)が正のときにはステアリング特性がアン
ダステア、負めときにはオーバステアとなることを示す
7 SM二CPp / (CPF +CPR,)−a/(a
+b) ここで (”Ppは前輪側のタイヤ12のCP値の合計
値、CPRは後輪側のタイヤ3,4のCP値の合計値、
aは当該車両の重心から前輪中心までの距離、bは同重
心から後輪中心までの距離を示す、 そして コン叫=口・−ラ[20は、ステップS7で′
、L記のようにし、て求めたS M値が正の所定値βよ
り大きいか否かを判定し、S M >βのとき、即ちス
テアリング特性がア〉ダスデアのときはステップS8で
、上記の第4図から求めた各タイヤ1−・4の最大(”
P空気圧Puaに、%P、Aに、4を各タイヤ1〜4の
目標空気圧P、。−・P、。に設定する。
また、SM≦βのとき、即ちステアリング特性がオーバ
ステア(もし7くはニュートラルスデア)であるときは
、後輪側のタイヤ3.4の空気圧を上、記最大cp空気
II’:、 P MAX3、P□x、4に固定した状態
で、前輪側のタイヤl、:、!の空気圧を変化させるこ
とにより SM>βが成立する範囲で、該タイヤ1.2
のCP値が最も大きくなる空気圧p、  、p2’ を
算出する。つまり、前輪側タイヤ1.2の空気圧を上記
最大CP空気圧P MAX□P MAX、 2より低下
させて、そのコーナリングパワーを次第に減少させた場
合に、ステアリング特性がオーバステアにュート・ラル
ステア)がらアンダステアに転じるときの空気圧を見い
出すのである。
そして、ステップStOで、上記のようにして得られた
各空気圧P1 ’ + P2 ’ + P MAX−3
r P IIAX、4を各タイヤ1〜4の目標空気圧P
10 ””’ P 4 oにそれぞれ設定すると共に、
各タイヤ1〜4の空気圧P1〜P4が、このステップS
tOで設定した目標空気圧pto〜P40もしくは上記
ステップS8で設定した目標空気圧PIO〜P40とな
るように、コントローラ20はステップSllで各三方
切換弁151〜154に切換制御信号を出力する。
これにより、車速Vが40km/h以上の中高速時には
、各タイヤ1〜4の空気圧P1〜P4が、ステアリング
特性をアンダステア(SM>β)に保持しながら、最大
のコーナリングパワーが得られる圧力とされ、従って、
高いコーナリング限界と優れた操縦安定性とが得られる
ことになる。
一方、V<40km/h以下の低速時には、コントロー
ラ20は、上記ステップS5からステップS12を実行
し、路面センサ24からの信号によって路面の摩擦係数
μを検出すると共に、ステップS13で該摩擦係数μが
所定値μ0より大きいか否かを判定する。そして、μ〉
μ0のとき、つまり通常の乾燥路での走行時には、ステ
ップ314〜S18により各タイヤ1〜4の空気圧を設
定する。
この場合は、まずステップS14で、第4図に示す安全
な走行が保証される最低のタイヤ空気圧P11[N、1
〜Pw+N、+  (例えば1.3kg/ad)での各
タイヤ1〜4のCP値に基いてSM値を算出すると共に
、ステップS15で、このSM値が負の所定値−βより
小さいか否かを判定する。そして、SMく一βのとき、
即ちステアリング特性がオーバーステアであるときには
、ステップ516で上記の最低空気圧PIIIN、1〜
P 111111.4を各タイヤ1〜4の目標空気圧P
IO〜P40に設定する。
また、SM≧−βのとき、つまりステアリング特性がア
ンダステア(もしくはニュートラルステア)であるとき
は、ステップSlフで、後輪側のタイヤ3,4の空気圧
を上記最低空気圧P IIIN、S +PMI11.4
に固定した状態で、前輪側のタイヤ1゜2の空気圧を変
化させることにより、SM<−βが成立する範囲で、該
タイヤ1.2のCP値が最も小さくなる空気圧P1°、
P2′を算出する。
つまり、この場合は、前輪側タイヤ1.2の空気圧を上
記最低空気圧PIIIN、1 + PMIN、2より上
昇させて、そのコーナリングパワーを次第に増大させた
場合に、ステアリング特性がアンダステアにニュートラ
ルステア)からオーバステアに転じるときの空気圧を見
い出すのである。
そして、ステップ5llilで、上記のようにして得ら
庇た各空気圧P1 ’ r P2 ’ + P I[I
ll、3 + P l1lN、4を各タイヤ1〜4の目
標空気圧P、。〜P40にそれぞれ設定すると共に、各
タイヤ1〜4の空気圧P1〜P4が、このステップS1
gで設定した目標空気圧PIG〜P40もしくは上記ス
テップS16で設定した目標空気圧P10−P 46と
なるように、上記ステップSllで各三方切換弁15□
〜154に切換制御信号を出力する。
これにより、車速Vが40km/h以下であって、路面
の摩擦係数μが十分大きい通常の乾燥路の走行時には、
各タイヤ1〜4の空気圧P1〜P4が、ステアリング特
性をオーバステア(SM<ヘノ β)に保持しながら、安全が保証される範囲の最低の圧
力とされ、従って、ソフトな乗り心地と優れた回頭性と
が得られることになる。
また、車速■が40km/h以下の低速時において、路
面摩擦係数μが上記所定値μ0以下の低μ路走行時にお
いては、コントローラ20は、上記ステップStSから
ステップS19.S20を実行して、外気温センサ25
からの信号により外気温Tを検出すると共に、該外気温
Tが所定値Toより低いか否かを判定する。
そして、低μ路走行時において外気温Tが上記所定値T
oより低いとき、換言すれば雪道や凍結路の走行時には
、コントローラ20は、ステップS21で、上記ステッ
プS14と同様に、最低空気圧P IIIN、 1〜p
Hll11.4でのcp値に基いてSM値を算出すると
共に、ステップ522でこのSM値が正の所定値βより
大きいか否かを判定する。そして、SM>βのアンダス
テア時には、上記ステッ1516により、最低空気圧P
MIN、1〜P MIN、 4を各タイヤ1〜4の目標
空気圧P +、o” P 40に設定する。
また、SM≦βとなるオーバステア時(もしくはニュー
トラルステア時)には、ステップS23で、前輪側のタ
イヤ1.2の空気圧を上記最低空気圧P MIN、 1
1 P +m+N、 2に固定した状態で、後輪側のタ
イヤ3.4の空気圧を変化させることにより、SM>β
が成立する範囲で、該タイヤ3,4のCP値が最も小さ
くなる空気圧P3″、P4を算出する。つtす、この場
合は、後輪側タイヤ3.4の空気圧を上記最低空気圧P
1111N、3 、 Pm+、N、4より上昇させて、
そのコーナリングパワー・をン疋 ゝ−糖に増大させた場合に、ステアリング特性がオーバ
ステアにュートラルステア)からアンダステアに転じる
ときの空気圧を見い出すのである。
そして、ステップSa4で、上記のようにして得られた
各空気圧PMIN、11 PMIll、2 I P’3
″、P4“を各タイヤ1〜4の目標空気圧P1.O〜P
、。にそれぞれ設定すると共に、各タイヤ1〜4の空気
圧P、−p4が、このステ・ツブS24で設定した目標
空気圧P、。〜P40もしくは上記ステップS1.6で
設定した目標空気圧PiO〜P40となるように ステ
ップSllで各三方切換弁151〜154に切換制御信
号を出力する。
これにより、雪道もしくは凍結路での低速走行時には、
各タイヤ1〜4の空気圧が、ステアリング特性をアンダ
ステア(SM>β)に保持しながら、できるだけ低くさ
れ、従って、路面に対する各タイヤ1〜4の良好な追従
性と走行安定性とが得られて、これらの路面上でスリッ
プを生じることなく良好に走行することが可能となる。
一方、低μ路走行時においても、外気温1゛が所定値T
。以上のとき、換言すれば降雨によって路面が濡れてい
るときには、コントローラ2oは、上記ステップS2Q
からステップs6〜SIOを実行して、前述の中高速時
と同様に、各タイヤ1〜4の空気圧を、ステアリング特
性をアンダステアに保持しながら、最も大きなコーナリ
ングパワーが得られる空気圧に設定する。つまり、この
場合は、空気圧を高くしてタイヤの接地面圧を高くする
ことにより、路面とタイヤの間から雨水を排出して該タ
イヤを確実に接地させるのである。これにより、濡れた
路面でのタイヤのスリップが防止されて、降雨時におけ
る良好な走行性が得られることになる。
このようにして、コントローラ20は、走行中に、走行
状態及び走行条件に応じて各タイヤ1〜4の空気圧を最
適値に制御するのであるが、該コントローラ20は、こ
のような走行中の制御に加えて、当該車両の停車中及び
駐車中においても各タイヤ1〜4の空気圧を制御する。
つまり、コントローラ20は、上、記ステップS4で車
速VがOであることを判定したとき、即ち停車時には、
ステップS8からステップSIIを実行して、各タイヤ
1〜4の空気圧を第4図から求められる最大cp空気圧
P IIIAX、 1〜P 、AX、 4に設定する。
これにより、停車中においては、各タイヤ1〜4の空気
圧が走行中よりも高くされて、各タイヤ1〜4の接地面
積が小さくなり、そのため前輪の転舵時における路面に
対する抵抗が減少1.一般にすえ切りと称せられる停車
状態でのハンドル操作が軽くなるのである。才な、次の
発進時に、各タイヤ1〜4の路面に対するグリップ力か
最大どなって、良好な発進加速性が得らハることc、′
なる。なお、この場合、発進加速時の荷重移動C,′:
伴う各タイヤ1〜・4の空気圧の変化を予め見込み、こ
の変化によって最大CP空気圧P MAX、l ”” 
P IIIAx、4が得られるように停車中の空気圧を
設定針−一してもよい。
ところで、加速度÷が負の所定値−αより小さいとき、
つまりタイヤがロックするような急制動時には、タイヤ
の回転速度に基いて車速を検出する車速センサ23は、
スキッド状態となって車体が移動しているにも拘らず車
速Oを検出イることになる。このとき、ト記ステップS
4からステップS8を実行して、停車時の空気圧を最大
CFl空気圧PM^8.1〜P MA、!、 4に設定
する制御を行うと、スキッド状態が著しくなり或は該ス
キッド状態の解消が遅れることになる。
そこで、この急制動時には、コントローラ20は、ステ
ップS3からステップS5を実行して、上記ステップS
4による停車中か否かの判定を回避する。これにより、
急制動時に各タイヤ1〜4の空気圧を高める制御が回避
されて、スキッド状態が速かに解消されることになる。
さらに、イグニッションスイッチ26がOFFのとき、
つまり当該車両の駐車中には、コントローラ20はステ
ップS1からステップS25を実行し、各三方切換弁1
51〜154を開状態に設定する。つまり、この場合は
、各切換弁151〜154の切換動作による各タイヤ1
〜4の空気圧制御は行わず、各タイヤ1〜4と蓄圧器1
3とを完全に連通させて、各タイヤ1〜4に蓄圧器13
内の高圧の空気をそのまま導入させる。これにより、駐
車中は、各タイヤ1〜4の空気圧が停車中よりもさらに
高くされて、長期間にわたる駐車によってもタイヤ接地
部の所謂フラットスポット化が抑制されることになる。
従って、次の走行時におけるフラットスポットによる振
動の発生が防止される。
〈発明の効果) 以上のように本発明によれば、走行状態に応じてタイヤ
の空気圧を可変制御するようにした車両において、該車
両の駐車中には、各タイヤの空気圧を非駐車時よりも高
くするようにしたから、長期間の駐車中によっても、各
タイヤの接地部におけるフラットスポット化が生じない
ことになり、従って次の走行時におけるタイヤのフラッ
トスポットによる振動の発生が防止されることになる。
また、第2発明によれば、停車中に各タイヤの空気圧が
走行中よりも高くするようにしたから、上記の効果に加
えて、ハンドルのすえ切り操作が軽くなると共に、次回
の発進時に良好な発進加速性が得られることになる。
そして、第3発明によれば、上記第2発明のように、停
車中に各タイヤの空気圧を高くする制御を行うようにし
た場合において、急制動時にタイヤのスキッド状態が発
生したときに、この状態が速かに解消されて、急制動時
における車体の安定性が確保されることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は車両にお
けるタイヤ空気圧制御装置のシステム図、第2図はタイ
ヤに対する空気給排通路の具体的構成を示す断面図、第
3図は空気圧制御の1ilJll動作を示すフローチャ
ート図、第4図はこの制御で用いられる空気圧に対する
コーナリングパワーの特性図である。 1〜4・・・タイヤ、11,14,15.〜154・・
・空気給排手段(ポンプ、空気供給通路、三方切換弁)
、20・・・制御手段(コントローラ)、23・・・停
車検出手段、急制動検出手段(車速センサ)、26・・
・駐車検出手段(イグニッションスイッチ)。 繁 Y・ 寞 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タイヤに対して空気を給排する空気給排手段を備
    えて、走行状態に応じてタイヤの空気圧を可変制御する
    ようにした車両のタイヤ空気圧制御装置であって、車両
    の駐車状態を検出する駐車検出手段と、該検出手段によ
    り車両の駐車状態が検出されたときに、各タイヤの空気
    圧を非駐車時よりも高くするように、上記空気給排手段
    により各タイヤに空気を供給させる制御手段とを備えた
    ことを特徴とするタイヤ空気圧制御装置。
  2. (2)タイヤに対して空気を給排する空気給排手段を備
    えて、走行状態に応じてタイヤの空気圧を可変制御する
    ようにした車両のタイヤ空気圧制御装置であって、車両
    の停車状態を検出する停車検出手段と、駐車状態を検出
    する駐車検出手段と、上記停車検出手段により停車状態
    が検出されたときに、各タイヤの空気圧を走行中よりも
    高くし、且つ上記駐車検出手段により駐車状態が検出さ
    れたときに、各タイヤの空気圧を停車時よりも高くする
    ように、上記空気給排手段により各タイヤに空気を供給
    させる制御手段とを備えたことを特徴とするタイヤ空気
    圧制御装置。
  3. (3)タイヤに対して空気を給排する空気給排手段を備
    えて、走行状態に応じてタイヤの空気圧を可変制御する
    ようにした車両のタイヤ空気圧制御装置であって、車両
    の停車状態を検出する停車検出手段と、駐車状態を検出
    する駐車検出手段と、走行中における急制動状態を検出
    する急制動検出手段と、上記停車検出手段により停車状
    態が検出されたときに、各タイヤの空気圧を走行中より
    も高くし、且つ上記駐車検出手段により駐車状態が検出
    されたときに、各タイヤの空気圧を停車時よりも高くす
    るように、上記空気給排手段により各タイヤに空気を供
    給させると共に、走行中に上記急制動検出手段により急
    制動状態が検出されたときには、上記停車検出手段によ
    り停車状態が検出されても走行中より空気圧を高くする
    制御を禁止する制御手段とを備えたことを特徴とするタ
    イヤ空気圧制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013010478A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ空気圧制御装置およびタイヤ空気圧制御方法

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JP2013010478A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ空気圧制御装置およびタイヤ空気圧制御方法

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