JPH03280308A - ビスマス系酸化物超電導体の製造方法 - Google Patents

ビスマス系酸化物超電導体の製造方法

Info

Publication number
JPH03280308A
JPH03280308A JP2080421A JP8042190A JPH03280308A JP H03280308 A JPH03280308 A JP H03280308A JP 2080421 A JP2080421 A JP 2080421A JP 8042190 A JP8042190 A JP 8042190A JP H03280308 A JPH03280308 A JP H03280308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
oxide superconductor
bismuth
raw material
heat treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2080421A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3044732B2 (ja
Inventor
Takeshi Hikata
威 日方
Kenichi Sato
謙一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2080421A priority Critical patent/JP3044732B2/ja
Priority to EP19910104065 priority patent/EP0447994A3/en
Priority to FI911313A priority patent/FI911313A/fi
Publication of JPH03280308A publication Critical patent/JPH03280308A/ja
Priority to US08/283,498 priority patent/US5670459A/en
Priority to US08/858,842 priority patent/US5910222A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3044732B2 publication Critical patent/JP3044732B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Landscapes

  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ビスマス系酸化物超電導体の製造方法に関
するもので、特に、臨界電流密度の磁場特性の優れたビ
スマス系酸化物超電導体を製造する方法に関するもので
ある。
[従来の技術] 近年、より高い臨界温度を示す超電導材料として、セラ
ミック系のもの、すなわち酸化物超電導材料が注目され
ている。
たとえば、ビスマス系酸化物超電導体は、110に程度
の高い臨界温度を有し、その実用化が期待されている。
ビスマス系酸化物超電導体には、臨界温度が110にの
相と、臨界温度が80におよびIOKの相とがあること
が知られている。また、特に110に相の超電導体を製
造しようとするとき、非超電導相が一部において現われ
ることも知られている。
また、ビスマス系酸化物超電導体において、110に相
は、B i −8r−Ca−Cuまたは(Bi、Pb)
−S r−Ca−Cuの組成における2223組成を有
し、他方、80に相は、同組成における2212組成を
有していることが知られている。
[発明が解決しようとする課題] 超電導体をケーブルやマグネットに応用しようとするに
は、高い臨界温度に加えて、高い臨界電流密度を有して
いることが必要である。特に、使用する磁場において、
必要な臨界電流密度を確保しなければならない。
しかしながら、従来のビスマス系酸化物超電導体では、
臨界電流密度の磁場特性がそれほど良好ではなく、特に
C軸に対して平行に磁場が印加された場合、臨界電流密
度が大きく低下するという欠点があった。
それゆえに、この発明の目的は、磁場下での臨界電流密
度が向上され得るビスマス系酸化物超電導体の製造方法
を提供しようとすることである。
[課題を解決するための手段] 金属シースにて被覆された状態にあるビスマス系酸化物
超電導体において、110に相である2223相が、そ
のa−b面を長手方向に配向させているとともに、80
に相である2212相を主体とする超電導相および/ま
たは非超電導相が、2223内のa、 −b面に沿って
分散しているものが、臨界電流密度の磁場特性が著しく
優れていることが見い出された。
そこで、この発明は、このような構成を有するビスマス
系酸化物超電導体を製造しようとするものである。
すなわち、この発明によるビスマス系酸化物超電導体の
製造方法は、 配合組成に関しては、B i −S r−Ca−Cuま
たは(B i、  pb) −s r−Ca−Cuにお
ける2223組成を基本としながら、結晶構造に関して
は、2212相を主体とする超電導相および非超電導相
を分散させた状態の原料を準備し、前記原料を金属シー
スにて被覆し、 前記原料を被覆した前記金属シースに対して塑性加工お
よび熱処理を施す、 各ステップを備え、 前記熱処理を施すステップは、前記原料の部分溶融反応
の終了点温度で実施される。
好ましくは、前記塑性加工および熱処理を施すステップ
は、複数回繰返される。
一般に、金属被覆されたビスマス系酸化物超電導材料を
昇温させて溶融させるとき、吸熱のピークから判断して
、3種類の溶融反応が順に観察される。この発明では、
これら3種類の溶融反応のうち、最初に現われる溶融反
応、すなわち部分溶融反応が用いられる。また、この部
分溶融反応において、−例について説明すると、その開
始点が840℃であり、その終了点が850℃であると
き、この発明では、終了点温度である850℃が熱処理
を施すステップにおいて適用される。
なお、従来は、通常、熱処理を施すステップにおいて、
部分溶融反応の開始点と終了点との中間の温度を用いて
いた。この場合には、この発明が目指すようなビスマス
系酸化物超電導体が得られず、はとんどが110に相す
なわち2223相の超電導体しか得られず、このような
超電導体においては、その臨界電流密度の磁場特性を著
しく向上させる効果のある2212相を主体とする超電
導相や非超電導相が2223相のa−b面に沿って分散
していない。
[作用] この発明によれば、前述したように、110に相である
2223相が、a−b面を長手方向に配向させていると
ともに、80に相である2212相を主体とする超電導
相および/または非超電導相が、2223相のa−b面
に沿って分散された、ビスマス系酸化物超電導体が得ら
れる。
上述した非超電導相としては、5r−Ca−Cu−0、
Ca−(Pb、S r)−0,Ca−Cu−0のような
組成を有するものがあり、これらのものは、いずれも、
2223相が生成されるとき、ここに分散された状態で
同時に(すなわち、I n−5Ituに)生成される。
[発明の効果] したがって、この発明によれば% 2223相のa−b
面に沿って分散された2212相を主体とする超電導相
および/または非超電導相によって臨界電流密度の磁場
特性が著しく向上されたビスマス系酸化物超電導体が得
られる。それゆえに、このような超電導体を、ケーブル
やマグネットに問題なく応用することかり能になる。
[実施例] この発明に係る製造方法は、たとえば、次のような実施
される。
2212相を主体とする超電導相および非超電導相を分
散させた状態の、2223組成を基本とするB i−S
 r−Ca−Cuまたは(Bi、Pb)−8r−Ca−
Cuの成分を有する原料がまず準備される。
この原料を、たとえば銀パイプに充填し、伸線加工と圧
延加工とを施し、次いで、熱処理を加え、再度、圧延加
工と熱処理とを施すことにより、目的とするビスマス系
酸化物超電導体が得られる。
最終の熱処理の前に実施される圧延加工に代えて、伸線
加工を行なってもよい。
上述した熱処理の温度は、ビスマス系酸化物超電導体の
原料の部分溶融反応の終了点温度に選ばれる。これによ
って、原料中の2212相および/または非超電導相が
残存した構造のビスマス系酸化物超電導体が得られる。
この温度条件は、2223相を支配的に作製する温度よ
りも、若干高めである。なお、銀バイブに充填される原
料は、サブミクロンの粉末としておくことが、分散され
る超電導相および/または非超電導相が微細になる点で
好ましい。
熱処理温度は、熱処理雰囲気により最適な温度が選択さ
れるので、一義的に定めることはできない。たとえば、
熱処理雰囲気の酸素分圧を低くする場合、部分溶融反応
温度は、広い温度範囲となり、温度コントロールがたや
すくなるとともに、終了点温度は低めとなる。
金属シースは、超電導材料と反応せず、かつ加工性が良
好である、という条件を満足する材料であれば、どのよ
うな材料から構成されてもよい。
たとえば、上述した銀のほか、銀合金、金、または金合
金からなる金属シースが用いられる。また、超電導材料
と接触する面のみがこれらの金属のいずれかからなる層
で被覆された金属シースを用いてもよい。また、金属シ
ースは、超電導体の使用条件で安定化材として機能する
ものが望ましい。
塑性加工には、たとえば、伸線加工、圧延加工などがあ
る。臨界電流密度を向上させるためには、伸線加圧にお
いては、その加工度が80%以上であることが望ましく
、圧延加工においても、その加工度が80%以上である
ことが望ましい。このような塑性加ニステップおよび熱
処理ステップは、複数回繰返されることが、臨界電流密
度の向上に効果的である。たとえば圧延加工が複数回実
施される場合、1バスの加工度が40%以上であること
が望ましい。熱処理が実施された後、再度、圧延加工ま
たは伸線加圧が行なわれる場合、このような加工におけ
る加工度は、10%ないし30%程度で十分である。圧
延加工は、たとえば、ロールまたはプレスを用いて実施
される。
以下に、この発明に基づき行なった実験例について説明
する。
B t208、PbO,S rco、 、CaC01お
よびCuOを用いて、Bi:Pb:Sr:Ca:Cu−
1,80:0.38:1.96:2.21:3.02の
組成比になるように、これらを配合した。この配合した
ものを、大気中において、700℃で12時間、次いで
800℃で8時間、さらに、減圧雰囲気ITorrにお
いて、760℃で8時間、の順に熱処理した。なお、各
熱処理後において、それぞれ、粉砕を行なった。このよ
うな熱処理を経て得られた粉末を、さらに、ボールミル
により粉砕し、サブミクロンの粉末を得た。この粉末に
対して、減圧雰囲気において、800℃で10分間、脱
ガス処理を行なった。
得られた粉末を、直径(外径)12mmの銀パイプに充
填し、直径1mmにまで伸線加圧し、さらに、厚さ0.
17mmになるように圧延加工を施した。
次いで、上述の圧延加工により得られたテープ状線材を
、原料粉末の部分溶融反応の終了点温度である850℃
で50時間、熱処理した。この熱処理により、低い臨界
温度を有する相の一部および非超電導相を残存させなが
ら、低い臨界温度を有する相の残部が高い臨界温度を有
する相に変態する。
次いで、厚さ0.13mmになるまで、再度、圧延加工
を施した後、845℃で50時間の熱処理を施した。こ
の段階での熱処理で、高い臨界温度を有する相の結晶粒
の成長が生じ、結晶粒がその粒界を介して融合される。
このようにして得られたテープ状線材の臨界電流密度は
、外部磁場を印加しない状態では、38000A/cm
2であり、テープ面に垂直に0゜4テスラの磁場を印加
した場合、13000A/Cm2であった。
(ばか2名)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)配合組成に関しては、Bi−Sr−Ca−Cuま
    たは(Bi、Pb)−Sr−Ca−Cuにおける222
    3組成を基本としながら、結晶構造に関しては、221
    2相を主体とする超電導相および非超電導相を分散させ
    た状態の原料を準備し、 前記原料を金属シースにて被覆し、 前記原料を被覆した前記金属シースに対して塑性加工お
    よび熱処理を施す、 各ステップを備え、 前記熱処理を施すステップは、前記原料の部分溶融反応
    の終了点温度で実施される、 ビスマス系酸化物超電導体の製造方法。
  2. (2)前記塑性加工および熱処理を施すステップは、複
    数回繰返される、請求項1に記載のビスマス系酸化物超
    電導体の製造方法。
JP2080421A 1990-03-16 1990-03-27 ビスマス系酸化物超電導体の製造方法 Expired - Fee Related JP3044732B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2080421A JP3044732B2 (ja) 1990-03-27 1990-03-27 ビスマス系酸化物超電導体の製造方法
EP19910104065 EP0447994A3 (en) 1990-03-16 1991-03-15 Bismuth oxide superconductor and method of preparing the same
FI911313A FI911313A (fi) 1990-03-16 1991-03-18 Vismutoxidsuperledare och foerfarande foer framstaellning av denna.
US08/283,498 US5670459A (en) 1990-03-16 1994-08-01 Bismuth oxide superconductor of preparing the same
US08/858,842 US5910222A (en) 1990-03-16 1997-05-19 Bismuth oxide superconductor and method of preparing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2080421A JP3044732B2 (ja) 1990-03-27 1990-03-27 ビスマス系酸化物超電導体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03280308A true JPH03280308A (ja) 1991-12-11
JP3044732B2 JP3044732B2 (ja) 2000-05-22

Family

ID=13717830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2080421A Expired - Fee Related JP3044732B2 (ja) 1990-03-16 1990-03-27 ビスマス系酸化物超電導体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3044732B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3044732B2 (ja) 2000-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3074753B2 (ja) ビスマス系酸化物超電導体の製造方法
JP2567505B2 (ja) ビスマス系酸化物超電導体の製造方法
US5246917A (en) Method of preparing oxide superconducting wire
CA2059453C (en) Method of preparing bismuth oxide superconducting wire
JP3008453B2 (ja) ビスマス系超電導体の製造方法
US5910222A (en) Bismuth oxide superconductor and method of preparing the same
JP2995796B2 (ja) 酸化物超電導体の製造方法
JPH0536317A (ja) ビスマス系酸化物超電導線材の製造方法
JPH03280308A (ja) ビスマス系酸化物超電導体の製造方法
JP3089641B2 (ja) ビスマス系酸化物超電導体およびその製造方法
JP3051867B2 (ja) 酸化物超電導線材の製造方法
JP2569413B2 (ja) Bi系酸化物超電導線材の製造方法
JPH04292814A (ja) ビスマス系酸化物超電導線材の製造方法
JP3008440B2 (ja) ビスマス系酸化物超電導体の製造方法
JPH07282659A (ja) 高温超電導線材の製造方法
JPH0864044A (ja) 高温超電導線材の製造方法
JPH06342607A (ja) 酸化物超電導線材の製造方法
JPH04292812A (ja) ビスマス系酸化物超電導線材の製造方法
JPH05159641A (ja) 高温超電導線材の製造方法
JP3149170B2 (ja) ビスマス系酸化物超電導体の製造方法
JPH03276520A (ja) 酸化物超電導体の製造方法
JPH02192619A (ja) 酸化物超電導導体の製造方法
JPH09295813A (ja) 酸化物超電導材、この酸化物超電導材の製造方法及び超電導線材
JPH03250509A (ja) 酸化物超電導線材の製造法
JPH04249812A (ja) テープ状セラミックス超電導線材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees