JPH03279742A - パイプカバー用架橋ポリオレフィン発泡体 - Google Patents

パイプカバー用架橋ポリオレフィン発泡体

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JPH03279742A
JPH03279742A JP7954890A JP7954890A JPH03279742A JP H03279742 A JPH03279742 A JP H03279742A JP 7954890 A JP7954890 A JP 7954890A JP 7954890 A JP7954890 A JP 7954890A JP H03279742 A JPH03279742 A JP H03279742A
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JP
Japan
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crosslinked polyolefin
pipe cover
young
modulus
pipe
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Pending
Application number
JP7954890A
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English (en)
Inventor
Takaaki Kenmotsu
孝明 監物
Tatsuya Ono
達也 小野
Mitsunori Okada
光範 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はパイプカバー用架橋ポリオレフィン発泡体に関
し、更に詳しくは、可撓性、耐熱性がいずれも優れてい
て、空調器の冷熱媒配管やトシノンホースなどの外周を
包被するパイプカバーに用いて有効なパイプカバー用架
橋ポリオレフィン発泡体に関する。
(従来の技術) 従来から、空調器などの冷熱媒配管を断熱するためには
、主として、発泡ポリオレフィンシートを円筒状に成形
してパイプカバーとし、これで前記冷熱媒配管を包被す
るという処置が採られている。
このような処置は、夏期に配管内に所定の冷媒を通流せ
しめると、配管の表面温度が5〜108Cとなり外気と
の温度差により外気中の湿気が配管の表面に結露するこ
とや、また冬期においては配管内を通流する熱媒によっ
て配管の表面温度が100〜120℃程度に上昇して熱
放散が進行することを防止するためである。すなわち、
配管をパイプカバーで包被することにより、断熱・保温
を行なって熱伝達効率の向上が意図される。
このようなパイプカバー用の断熱材料としては、従来か
ら、発泡ポリオレフィンが多用されているが、とくにそ
の中でも、架橋低密度ポリエチレン発泡体が賞月されて
いる。
また最近では、このパイプカバーの耐熱性を高めるため
に、例えばその材料として、低密度ポリエチレンに高密
度ポリエチレンやポリプロピレンを配合して成る樹脂組
成物発泡体が使用されるようになってきている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、一般に、上記した樹脂組成物発泡体で製
造したパイプカバーの場合、その耐熱性は優れているが
、しかし可撓性に難があり、例えば、このパイプカバー
に冷熱媒配管を挿入するときにかなり大きな力を必要と
する。
また、冷熱媒配管を互いに接続する場合には、前記配管
の接続端部において、パイプカバーが損傷しないように
、パイプカバーをめくりあげる作業が必要になるが、し
かしパイプカバーの可撓性が悪いため上記した作業は極
めて困難になる。
このように、パイプカバーには、優れた耐熱性もさるこ
とながら、可撓性にも優れていることが必要特性として
求められる。
本発明は、上記した要請に応えることができ、耐熱性と
同時に可撓性もまた優れているパイプカバー用架橋ポリ
オレフィン発泡体の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段・作用) 本発明者らは上記した目的を達成すべく、パイプカバー
として用いる架橋ポリオレフィン発泡体の適正な可撓性
につき鋭意研究を行ったところ、後述するような特性を
備えた架橋ポリオレフィン発泡体はパイプカバーとして
好適であるとの事実を見出し、本発明のパイプカバー用
架橋ポリオレフィン発泡体を開発するに到った。
すなわち、本発明のパイプカバー用架橋ポリオレフィン
発泡体は、J I S K6767で規定する加熱寸法
変化率(ただし、加熱温度は110℃である)が5%以
下で、かつ、ヤング率が12〜25Kg/crlである
ことを特徴とする。
用いる架橋ポリオレフィン発泡体は、後述する組成の樹
脂組成物の発泡体であるが、その場合、上記した加熱寸
法変化率が5%より大きい組成のものは、パイプカバー
として用いて配管内に熱媒を通流せしめたときに、配管
の表面温度が120℃前後になると、配管の表面に融着
するという不都合をもたらす。すなわち、耐熱性の低下
が引き起こされる。好ましい加熱寸法変化率は3%程度
以下である。
また、ヤング率が15%より低い発泡体の場合には、パ
イプカバーの成形時における成形性が悪く、また25%
より高い発泡体の場合は、可撓性の低下が認められる。
好ましいヤング率は16〜21%である。
上記した特性を備えた架橋ポリオレフィン発泡体は、各
種のポリオレフィンと、架橋剤1発泡剤とを所定量配合
してポリオレフィン系の樹脂組成物とし、これを架橋発
泡せしめることによって製造することができる。
互いに配合するポリオレフィンとしては、例えば、高圧
法低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート
共重合体、エチレン−プロピレンラバー、直鎖状低密度
ポリエチレンをあげることができる。
これらの組合せのうち、好適なものとしては、例えば、
密度0.920〜0.95 g /cnrの低密度ポリ
エチレン50〜80重量部、密度0.950〜0.96
5 g/cdの高密度ポリエチレン10〜30重量部、
および酢酸ビニル含量が5〜25重量%であるエチレン
−酢酸ビニル共重合体10〜30重量部の組合せをあげ
ることができる。
配合する架橋剤としては、例えば、ジクミルパーオキサ
イド、2.5−ジメチル−2,5−ジ(1−ブチルパー
オキシ)ヘキサンのような過酸化物をあげることができ
、発泡剤としては、例えば、アゾジカルボンアミド、ジ
ニトロペンタメチレンテトラミンなどをあげることがで
きる。
この樹脂組成物の架橋方法としては、架橋剤として例え
ば、ジクミルパーオキサイドのような過酸化物を用いて
行う化学架橋方法や例えば、電子線のような電離性放射
線を照射して行う方法があげられる。
また、発泡倍率を過度に大きくすると得られた架橋発泡
体のヤング率が小さくなりすぎ、また発泡倍率が少なす
ぎると可撓性の低下を招くので、発泡倍率としては20
〜40倍程度に制御することが好ましい。
(発明の実施例) 実施例1 低密度ポリエチレン(商品名9白石しクスロンM2O1
,白石化学■製、密度0.919 g/cnf。
メルトインデックス 1.0g710分)50重量部、
高密度ポリエチレン(商品名1白石スタフレンE792
. 白石化学■製、密度0.958 g/cnr。
メルトインデックス 17g/10分)20重量部、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体(商品名、エバフレックス
P−1950.三井・デュポンポリケミカル■製、酢酸
ビニル含量19重量%)20重量部、直鎖状低密度ポリ
エチレン(商品名9白石すニレックスA F 3310
.  白石化学(掬製、密度0.922 g/ c! 
、  メルトインデックス 2.0 g710分)10
重量部、アゾジカルボンアミド 16重量部、およびジ
クミルパーオキサイド1.0重量部を1ρニーダ−で溶
融混合してペレット化した。
得られたペレットを、ダイス径40mmの押出機により
、温度140℃で押出成形して、厚み2.4mmのシー
トとし、ついで、シートを2309Cの熱風炉に導入し
て架橋発泡せしめた。得られた発泡体シートの厚みは8
.1 mmであり、そのときの発泡倍率は32倍であっ
た。
このシートの、J I S K6767で規定する加熱
寸法変化率(ただし加熱温度は110℃)は3.5%。
ヤング率は20.5 Kg/cutであった。
このシートを徐々に丸めながら移動させ、シーム面に熱
風を吹きつけてそこを融着したのち、急冷して内径10
.0 mmのパイプカバーを成形した。
このパイプカバーに外径9.5 mmの冷熱媒配管を挿
入したところ、パイプカバーは可撓性が良好で挿入操作
の作業は極めて容易であった。なお、このパイプカバー
は、120℃に加熱しても配管に融着することはなかっ
た。
比較例1 前記した白石レクスロンM2O180重量部、白石スタ
フレンE792 20重量部、アゾジカルボンアミド1
6重量部、およびジクミルパーオキサイド1.0重量部
から成る樹脂組成物のペレットを用いたことを除いては
、実施例と同様にして発泡体シートを製造した。
このシートの加熱寸法変化率は2.3%、ヤング率は2
8.0 Kg/ crTlであった。
このシートから実施例と同様にして同じ寸法のパイプカ
バーを成形し、これに実施例と同じ外径の配管を挿入し
ようとしたところ、可撓性が悪く挿入作業は困難であっ
た。
比較例2 白石しクスロン100重量部、アゾジカルボンアミド1
6重量部、およびジクミルパーオキサイド1.0重量部
から成る樹脂組成物のペレットを用いたことを除いては
、実施例と同様にして発泡体シートを製造した。
このシートの加熱寸法変化率は15.8%、ヤング率は
18.3Kg/ctであった。
このシートで実施例と同様にして同じ寸法のパイプカバ
ーを成形し、これに実施例と同じ外径の配管を挿入しよ
うとしたところ、パイプカバーの可撓性が良好であるた
め、その挿入作業は極めて容易であった。しかし、配管
内に熱媒を通流せしめてその表面温度が120℃前後に
なると、パイプカバーは配管に融着してしまった。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明のパイプカバー用
架橋ポリオレフィン発泡体は、耐熱性が優れていると同
時に、可撓性も優れていて、冷熱媒配管やドレンホース
などの断熱・保温用のパイプカバーの材料として有用で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. JISK6767で規定する加熱寸法変化率(ただし、
    加熱温度は110℃である)が5%以下で、かつ、ヤン
    グ率が12〜25Kg/cm^2であることを特徴とす
    るパイプカバー用架橋ポリオレフィン発泡体。
JP7954890A 1990-03-27 1990-03-27 パイプカバー用架橋ポリオレフィン発泡体 Pending JPH03279742A (ja)

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JP7954890A JPH03279742A (ja) 1990-03-27 1990-03-27 パイプカバー用架橋ポリオレフィン発泡体

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ID=13693058

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007032660A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Tokyo Gas Co Ltd 温水暖房用ペアチューブ

Cited By (1)

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