JPH03279473A - 防ダニ用布帛 - Google Patents

防ダニ用布帛

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JPH03279473A
JPH03279473A JP7723290A JP7723290A JPH03279473A JP H03279473 A JPH03279473 A JP H03279473A JP 7723290 A JP7723290 A JP 7723290A JP 7723290 A JP7723290 A JP 7723290A JP H03279473 A JPH03279473 A JP H03279473A
Authority
JP
Japan
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fabric
mite
insecticide
cloth
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP7723290A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunekatsu Furuta
古田 常勝
Teruo Kashi
樫 輝男
Kentaro Mitani
健太郎 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03279473A publication Critical patent/JPH03279473A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、寝具や敷物に発生するダニの悪影響を防止す
るための防ダニ用布帛に関するものである。
(従来の技術) 近年1種々の害虫による原因で生じているアレルギー性
ぜんそくや鼻炎等の疾病が大きな問題となっている。特
に、布団や敷物に発生しやすいダニが、アレルギー性ぜ
んそくや鼻炎の元凶であるといわれている。
ダニには、ぜんそくや鼻アレルギーの原因となるチリダ
ニ科のヒヨウヒダニや人を刺すツメダニ。
多数発生して不快感を与えるコナダニ等の種類がある。
これらは、家庭内の布団1毛布、敷物に棲息している。
従来より、家庭内で行われているダニ駆除の方法として
は、ダニが高温、乾燥に弱いという性質を利用して、直
射日光下で布団2毛布、敷物等を乾燥後1表面をたたい
て駆除する方法が最も一般的である。また、他の方法と
しては、電気掃除機で強制的に吸収して駆除する方法や
、殺虫剤で直接駆除する方法もとられている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上述のごとき直射日光下で乾燥する方法は、ダ
ニを死滅させる温度、湿度に至らないことが多く、さら
に、ダニが布団等の内部の低温。
多湿部分に移動して生き延びるため、完全に駆除できな
い。一方、電気掃除機で吸引する方法では。
表面のダニの駆除のみで、内部に棲息するダニを駆除で
きず、また、殺虫剤によって直接駆除する方法において
も、完全に駆除することは困難であった。
本発明は、このような現状に鑑みて行われたもので、布
団や敷物に発生するダニの悪影響を防止する防ダニ用布
帛を得ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するもので1次の構成よりな
るものである。
すなわち1本発明は1通気度5 cc / ctl /
 sec以下の布帛であって、該布帛に殺虫剤、忌避型
防虫剤またはこれらの両者が含有されていることを特徴
とする防ダニ用布帛を要旨とするものである。
以下9本発明について詳細に説明する。
本発明の防ダニ用布帛は2通気度が5cc/cIII/
sec以下の布帛であることが必要である。
ここでいう布帛とは9合成繊維、再生繊維、半合成繊維
、天然繊維の単独あるいは混合によって構成された織物
1編物、不織布等をいう。合成繊維としては、ポリアミ
ド系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリエステル
系繊維、ポリビニルアルコール系繊維等を挙げることが
でき、また。
再生繊維としては、ビスコースレーヨン系繊維。
銅アンモニアレーヨン系繊維等、半合成繊維としては、
アセテート系繊維等、天然繊維としては。
綿、麻、絹、羊毛等を挙げることができる。
布帛の通気度を5 cc / cnf / sec以下
にするには。
布帛の製造時に布帛に使用する繊維の密度を高くし、高
密度織物や高密度編物、高密度不織布等を形成すること
により通気度5 cc / ctl / sec以下に
する方法や9通気度が5 cc/ cnf/ secを
超える布帛をカレンダー処理することにより通気度を5
cc/cnf/sec以下に低下させる方法、あるいは
通気度が5 cc / cnf / secを超える布
帛に樹脂加工を施すことにより同様に通気度を5 cc
 / cat / sec以下に低下させる方法等があ
り9本発明ではこれらの公知の方法を用いて適宜行えば
よく、特に限定されない。ここで布帛の通気度が5 c
c / caf / secを超えると、布帛内部の繊
維間隙が大きくなりすぎてダニの出入りを阻止すること
ができなくなるので1本発明の目的とする防ダニ用布帛
が得られない。
本発明の防ダニ用布帛は、上述の性能の布帛に殺虫剤、
忌避型防虫剤またはこれらの両者が含有されてなるもの
である。
本発明で用いる殺虫剤は1人体に無害でありながら昆虫
類の他、線虫やダニを含めた害虫類を防除する性能を有
する薬剤であり、具体的には、ピレスロイド系化合物よ
りなる殺虫剤等を挙げることができる。
本発明で用いる忌避型防虫剤は、害虫が化学物質の刺激
に反応して、負の走行性を示しつつ」J激源から遠ざか
る行動を利用して害虫の防除に用いる薬剤であり、この
ような防虫剤としては、トルアミド系化合物よりなる忌
避型防虫剤等を挙げることができる。
本発明においては、上述の殺虫剤、忌避型防虫剤のそれ
ぞれ単独あるいは両者の混合されたものが布帛に含有さ
れていることを必須の要件とする。
殺虫剤、忌避型防虫剤の単独あるいは両者の混合物の布
帛における含有量は、防除しようとする害虫に対して効
果のある含有量であればよく1本発明においては特に限
定しない。含有させる方法についても特に限定はなく、
上言己有効成分を含む溶液を通常の含浸法、噴霧法、コ
ーティング法等により布帛に付与し、以下常法で乾燥す
る。有効成分の付与に際して、上記溶液中に繊維と接着
性の良好な樹脂を添加して併用すると、摩耗、揉み等に
対する殺虫剤や忌避型防虫剤の脱落防止性能が向上する
ので、さらに良好である。
(作 用) 布帛の通気度を5 cc/ ctl/ sec以下にす
ると。
布帛を構成する繊維の間隙は50μm以下になる。
ダニの大きさは9通常50〜400μmであるから、上
記布帛を防ダニ用布帛として用いると、ダニはこの布帛
を通過することができず、封じ込められ、しかも本発明
のごとく上記布帛に殺虫剤や忌避型防虫剤を含有させて
おくと、その殺虫作用や防虫作用によって、封じ込めら
れていたダニが棲息力を奪われ、死滅に追い込まれてい
く。
(実施例) 以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明する
が、実施例における布帛の性能の測定は。
次の方法で行った。
(1)通気度 JIS  L−1018により測定した。
(2)布帛の繊維間空隙 布帛を走査型電子顕微鏡にて観察し、布帛を構成する組
織の繊維間の空隙を測定した。
(3)ダニ数測定 大きさ10cmX 10cm、厚み5cm、重量25g
の木綿100%の布団綿に、コナヒヨウヒダニが100
0匹/g繁殖している培地1gと粉末飼料(含水率12
%)Igを均一に散布した後9本実施例および比較例に
示す加工布帛をそれぞれ布団の表地に使用して評価用布
団のサンプルを作成した。
次に、上記のサンプルを漏斗に入れ、漏斗の下の口の真
下に水を入れたビーカーを配置した状態で、サンプルの
上約6 cmの位置から100w電球で6時間照射し、
その熱でコナヒヨウヒダニを追い出し9次に、追い出さ
れて落ちたコナヒヨウヒダニを含むビーカー内の水を濾
過してコナヒヨウヒダニを濾紙上に集めた後、その濾紙
を0.1%メチレンブルー水溶液で染色し、実体顕微鏡
にてコナヒヨウヒダニの数を測定した。
実施例1 経糸にポリエチレンテレフタレート繊維100デニール
/48フイラメントの仮撚嵩高加工糸と緯糸にポリエチ
レンテレフタレート繊維/綿の混紡糸(混率:ポリエチ
レンテレフタレート繊維40%、綿60%)45番手を
用いて、経糸密度90本/吋、緯糸密度75本/吋の平
織物を製織し9通常の方法で精練および染色し、その後
、温度170℃1時間1分間の条件で熱セットして染色
布を得た。次に、この染色布を熱シリンダ−ロール温度
170℃の条件下でカレンダー処理し。
通気度1.2 cc/ cnf/ sec 、経糸密度
95本/吋。
緯糸密度81本/吋の平織物を得た。
この布帛に殺虫剤としてアニセリンBP−55(大和化
学工業■製、ピレスロイド系殺虫剤)を使用し、噴霧法
により5%0.Ili、f、付着させて本発明の防ダニ
用布帛を得た。
本発明との比較のため1本実施例において殺虫剤の付与
を省く他は9本実施例と全く同一の方法により比較用の
布帛(比較例1)を得た。
また1本発明との比較のたt1本実施例において製織時
の緯糸密度を60本/吋に代え、かつ染色後のカレンダ
ー処理を省く他は9本実施例と全く同一の方法により比
較用の布帛(比較例2)を得た。
上記比較例2において、さらに殺虫剤の付与をも省き、
染色のみを行うことにより比較用の布帛(比較例3)を
得た。
本発明および比較例1〜3の布帛の性能を測定し、その
結果を合わせて第1表に示した。
(以下余白) 第 表 第1表より明らかなごとく9本発明の布帛は。
繊維間隙によるフィルター作用と殺虫剤の殺虫作用との
相乗効果により、非常に優れた防ダニ効果を有する布帛
であることがわかる。
実施例2 経糸にナイロン6繊維70デニール/34フイラメント
の原糸と緯糸にナイロン6繊維70デニール/34フイ
ラメントの原糸を用いて、経糸密度112本/吋、緯糸
密度89本/吋のタフタ組織の織物を製織し1通常の方
法で精練および染色を行った後、温度160℃1時間1
分間の条件で熱セットして染色布を得た。次に、この染
色布を熱シリンダ−ロール(表面温度160℃)でカレ
ンダー処理し、経糸密度116本/吋、緯糸密度91本
/吋の織物を得た。
この布帛に忌避型防虫剤としてアニセリンC−EM(大
和化学工業鞠製、トルイミド系忌避型防虫剤)の10%
水溶液を含浸し、マングルにて絞り率100%で絞った
後、温度100℃1時間1分の乾燥を行い、忌避型防虫
剤を付着させた本発明の防ダニ用布帛を得た。
本発明との比較のため1本実施例において忌避型防虫剤
の付与を省く他は9本実施例と全く同一の方法により比
較用の布帛(比較例4)を得た。
また1本発明との比較のため8本実施例においてカレン
ダー処理を省く他は1本実施例と全く同一の方法により
比較用の布帛(比較例5)を得た。
上記比較例5において、さらに忌避型防虫剤の付与をも
省き、得られた布帛を比較用の布帛(比較例6)とした
本発明および比較例4〜6の布帛の性能を測定し、その
結果を合わせて第2表に示した。
第 表 第2表より明らかなごとく9本発明の布帛は。
ダニの悪影響を防止できる優れた防ダニ用布帛であるこ
とがわかる。
(発明の効果) 本発明の防ダニ用布帛は9通気度が5cc/cnf/s
ec以下であり、従って、その繊維間隙がダニの大きさ
より小さくなっているので、ダニの通過を妨げて封じ込
めるとともに、布帛に付与されている殺虫剤や忌避型防
虫剤によって封じ込めたダニの棲息力を奪い、ダニの悪
影響を大幅に低下させることができる。
本発明の布帛は、その性能から、布団や枕等の寝具並び
に敷物等に利用できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)通気度5cc/cm^2/sec以下の布帛であ
    って、該布帛に殺虫剤、忌避型防虫剤またはこれらの両
    者が含有されていることを特徴とする防ダニ用布帛。
JP7723290A 1990-03-26 1990-03-26 防ダニ用布帛 Pending JPH03279473A (ja)

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JP7723290A JPH03279473A (ja) 1990-03-26 1990-03-26 防ダニ用布帛

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JP7723290A JPH03279473A (ja) 1990-03-26 1990-03-26 防ダニ用布帛

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JPH03279473A true JPH03279473A (ja) 1991-12-10

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ID=13628120

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JP7723290A Pending JPH03279473A (ja) 1990-03-26 1990-03-26 防ダニ用布帛

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JP (1) JPH03279473A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0585895U (ja) * 1992-04-27 1993-11-19 東レ株式会社 消臭防ダニ布帛

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0585895U (ja) * 1992-04-27 1993-11-19 東レ株式会社 消臭防ダニ布帛

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