JPS6274423A - ポリオレフイン系帯電不織布 - Google Patents
ポリオレフイン系帯電不織布Info
- Publication number
- JPS6274423A JPS6274423A JP60215940A JP21594085A JPS6274423A JP S6274423 A JPS6274423 A JP S6274423A JP 60215940 A JP60215940 A JP 60215940A JP 21594085 A JP21594085 A JP 21594085A JP S6274423 A JPS6274423 A JP S6274423A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nonwoven fabric
- charged
- deodorant
- agent
- effect
- Prior art date
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、ポリオレフィン系帯電不織布に関する。
さらに詳しくは防カビ効果、防菌効果、殺菌効果、防虫
効果または殺虫効果を併せもつポリオレフィン系帯電不
織布に関する。
効果または殺虫効果を併せもつポリオレフィン系帯電不
織布に関する。
[従来の技術]
合成樹脂m帷の不織布を帯電化させたものは集塵用のエ
アフィルターなどとして用いられている。この帯電不織
布の集塵機能には、1illlt層による通常のメカニ
カルな濾過機能と帯電化で生じた静電気による捕集機能
とがあり、メカニカル濾過により主として比較的大きな
塵芥が、静電気により主として微細な塵芥が捕集される
。
アフィルターなどとして用いられている。この帯電不織
布の集塵機能には、1illlt層による通常のメカニ
カルな濾過機能と帯電化で生じた静電気による捕集機能
とがあり、メカニカル濾過により主として比較的大きな
塵芥が、静電気により主として微細な塵芥が捕集される
。
このように帯電不織布は捕集可能な塵芥の粒径の幅を拡
げることができると共にgA昨効率を高めることができ
るほか、圧力損失が大きく低減され、長期間集塵作用を
持続することができるため、すぐれたエアフィルターと
して注目されている。
げることができると共にgA昨効率を高めることができ
るほか、圧力損失が大きく低減され、長期間集塵作用を
持続することができるため、すぐれたエアフィルターと
して注目されている。
このような帯電不織布の製造に用いられる合成繊維とし
ては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、塩化ビニル
系、塩化ビニリデン系、ポリフラール系などのmnなど
が用いられている。
ては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、塩化ビニル
系、塩化ビニリデン系、ポリフラール系などのmnなど
が用いられている。
また、長期間使用したばあい、不織布は空気中の水分を
吸収し、その表面または内部でカビなどが発生すること
があり、また空気中に浮遊するカビや菌類は喘息などの
病気の原因となるが、これらに対する殺菌性、捕捉性は
通常のフィルターには存在せず、かえって、菌類を拡散
したり、再飛散することがある。
吸収し、その表面または内部でカビなどが発生すること
があり、また空気中に浮遊するカビや菌類は喘息などの
病気の原因となるが、これらに対する殺菌性、捕捉性は
通常のフィルターには存在せず、かえって、菌類を拡散
したり、再飛散することがある。
2[記のような繊維からなる帯電不織布自体にさらに脱
臭効果あるいは防カビ効果、防菌効果、殺菌効果、防虫
効果あるいは殺虫効果などの防除効果を保持させたもの
について、従来から種々検討がなされているが、帯電不
織布に脱臭剤あるいは防除剤を付着させたばあい、帯電
されるべき繊維表面が脱臭剤などに覆われるため該不織
布の帯電化が困難であると考えられており、その実用化
はなされていない。
臭効果あるいは防カビ効果、防菌効果、殺菌効果、防虫
効果あるいは殺虫効果などの防除効果を保持させたもの
について、従来から種々検討がなされているが、帯電不
織布に脱臭剤あるいは防除剤を付着させたばあい、帯電
されるべき繊維表面が脱臭剤などに覆われるため該不織
布の帯電化が困難であると考えられており、その実用化
はなされていない。
[発明が解決しようとする問題点]
そこで本発明者らは、従来の帯電不織布のかかる問題点
を解決するべく鋭意研究を重ねたところ、部分的に脱臭
剤などを付着したポリオレフィン系不織布を用いたばあ
い、すぐれた脱臭効果および集塵効率を有するという事
実を見出し、本発明を完成するに至った。
を解決するべく鋭意研究を重ねたところ、部分的に脱臭
剤などを付着したポリオレフィン系不織布を用いたばあ
い、すぐれた脱臭効果および集塵効率を有するという事
実を見出し、本発明を完成するに至った。
[問題点を解決するための手段]
本発明は脱臭剤および/または防除剤か部分的に付着さ
れてなるポリオレフィン系帯電不織布に関する。
れてなるポリオレフィン系帯電不織布に関する。
[作用および実施例1
本発明のポリオレフィン系帯電不織布は、静電気による
高い捕集効果を有し、捕集された菌類や臭気粒子に対し
て脱臭効果や防除効果を呈する脱臭剤などを部分的に付
着することによりえられる。
高い捕集効果を有し、捕集された菌類や臭気粒子に対し
て脱臭効果や防除効果を呈する脱臭剤などを部分的に付
着することによりえられる。
本発明において、脱臭剤などを部分的に付着した不II
&布とは、不織布の表面や中間層または表裏両層などの
特定の層にのみ脱臭剤などが付着しているか、または各
層における脱臭剤などの分布密度が明らかに異なるもの
や、あるいは不織布全体の特定部分にのみ脱臭剤が何着
しているか、または明らかに付着分布の密度の異なりを
有するものをいう。
&布とは、不織布の表面や中間層または表裏両層などの
特定の層にのみ脱臭剤などが付着しているか、または各
層における脱臭剤などの分布密度が明らかに異なるもの
や、あるいは不織布全体の特定部分にのみ脱臭剤が何着
しているか、または明らかに付着分布の密度の異なりを
有するものをいう。
部分的に脱臭剤などを付着した不織布は、その付看陽が
不織布全体にわたって付着したものと同一であっても、
非付着部分の帯電効果が大きいので、集塵効果は優れて
いる。
不織布全体にわたって付着したものと同一であっても、
非付着部分の帯電効果が大きいので、集塵効果は優れて
いる。
脱臭剤などの付着方法としては、不織布の製造時に部分
的【こ繊維に脱臭剤などを付着させる方法、製造された
不織布に部分的に繊維に脱臭剤などを塗布、含浸、浸漬
、吹付けなどによって付着させる方法などがあげられる
が、これらのいずれの方法も採用できる。
的【こ繊維に脱臭剤などを付着させる方法、製造された
不織布に部分的に繊維に脱臭剤などを塗布、含浸、浸漬
、吹付けなどによって付着させる方法などがあげられる
が、これらのいずれの方法も採用できる。
たとえば不織布全体の特定部分に付着させるには、塗布
法が好ましく、高粘度の脱臭剤溶液をハケ、ローラーな
どにより11!布すればよい。
法が好ましく、高粘度の脱臭剤溶液をハケ、ローラーな
どにより11!布すればよい。
なお、スクリーン印刷法などを用いれば種々の形状の付
着面を形成することができる。
着面を形成することができる。
1だ不織布全体く厚さ方向も含む)に点状に脱臭剤など
を付着させるには、スプレー法がとくに好ましい。吹き
付は液は水分散系のものが好ましい。
を付着させるには、スプレー法がとくに好ましい。吹き
付は液は水分散系のものが好ましい。
さらに、脱臭剤などの付着筒を不m布内部の領域に形成
するばあいは、浸漬法が好ましく、脱臭剤溶液の粘度、
濃度あるいは乾燥条件などを適宜選定することにより、
マイグレーション作用により脱臭剤などの濃度が高まっ
た層が容易に形成される。
するばあいは、浸漬法が好ましく、脱臭剤溶液の粘度、
濃度あるいは乾燥条件などを適宜選定することにより、
マイグレーション作用により脱臭剤などの濃度が高まっ
た層が容易に形成される。
かかる処理ののち不織布を乾燥し、ついで帯電化処理す
ることによって本発明の帯電不織布がえられる。
ることによって本発明の帯電不織布がえられる。
また脱臭剤などは単独で付荷させてもよいし、油剤など
の通常の処理剤と混合した状態で付着させてもよい。後
者のばあいは従来の製造工程がそのまま使用できるとい
う点で有利である。
の通常の処理剤と混合した状態で付着させてもよい。後
者のばあいは従来の製造工程がそのまま使用できるとい
う点で有利である。
本発明で使用される帯電不織布は、たとえばポリエチレ
ンm帷、ポリプロピレンtm帷、ポリプロピレン−ポリ
エチレン少合繊維、鞘成分がポリエチレンまたはポリプ
ロピレンで芯成分がポリエステルやポリアミドの複合!
!維、あるいはそれらを難燃化処理、柔軟化処理、ハイ
クリンプ処理したものなどからなる不織布があげられる
がこれらのばかポリアミド、ポリエステル、レーヨンな
どの繊維を混綿した不織布を用いてもよい。このばあい
不織布を構成する全繊維中に、少なくとも40%(重尋
%、以下同様)以上のポリオレフィン系繊維が含まれる
のが、充分な帯電効果をうるうえで好ましい。
ンm帷、ポリプロピレンtm帷、ポリプロピレン−ポリ
エチレン少合繊維、鞘成分がポリエチレンまたはポリプ
ロピレンで芯成分がポリエステルやポリアミドの複合!
!維、あるいはそれらを難燃化処理、柔軟化処理、ハイ
クリンプ処理したものなどからなる不織布があげられる
がこれらのばかポリアミド、ポリエステル、レーヨンな
どの繊維を混綿した不織布を用いてもよい。このばあい
不織布を構成する全繊維中に、少なくとも40%(重尋
%、以下同様)以上のポリオレフィン系繊維が含まれる
のが、充分な帯電効果をうるうえで好ましい。
本発明に用いる脱臭剤としてはたとえば天然植物性消臭
剤や二1illi鉄イオン吸着剤、多価フェノール、フ
タロシアニン化合物、塩素化合物、カルボン層化合物、
アミン化合物、臭素化合物などの反応型の脱臭剤などが
あげられ、これらの脱臭剤は単独で用いてもよく、また
2種以上を混合して用いてもよい。これらの脱臭剤のな
かでも反応をの脱臭剤を使うときは、臭い成分を分解す
るので一舅好ましい。
剤や二1illi鉄イオン吸着剤、多価フェノール、フ
タロシアニン化合物、塩素化合物、カルボン層化合物、
アミン化合物、臭素化合物などの反応型の脱臭剤などが
あげられ、これらの脱臭剤は単独で用いてもよく、また
2種以上を混合して用いてもよい。これらの脱臭剤のな
かでも反応をの脱臭剤を使うときは、臭い成分を分解す
るので一舅好ましい。
本発明に用いる防除剤としては防カビ剤、防菌剤、殺菌
剤、防虫剤あるいは殺虫剤があげられる。その具体例と
して二酸化塩素、ヘキサクロロフェン、クロルヘキサン
などの有機塩素系化合物、α−ブロモシンナモアルデヒ
ドなどの有機臭素系化合物: 2−(4−チアゾリル)
−ベンゾイミダゾールなどのベンゾイミダゾール系化合
物:ポリへキサメチレン・パイガナジン塩酸塩、ドデシ
ルグアニジン塩R塩などの塩酸塩化合物などからなる防
カビ剤、防菌剤、殺菌剤:ダイアジノン、マラオチン、
リンデン、ディルドリン、DD■、レスメトリン、フタ
ルスリンなどの殺虫剤、防虫剤などがあげられる。
剤、防虫剤あるいは殺虫剤があげられる。その具体例と
して二酸化塩素、ヘキサクロロフェン、クロルヘキサン
などの有機塩素系化合物、α−ブロモシンナモアルデヒ
ドなどの有機臭素系化合物: 2−(4−チアゾリル)
−ベンゾイミダゾールなどのベンゾイミダゾール系化合
物:ポリへキサメチレン・パイガナジン塩酸塩、ドデシ
ルグアニジン塩R塩などの塩酸塩化合物などからなる防
カビ剤、防菌剤、殺菌剤:ダイアジノン、マラオチン、
リンデン、ディルドリン、DD■、レスメトリン、フタ
ルスリンなどの殺虫剤、防虫剤などがあげられる。
前記脱臭剤などの付着量は不織布の密度や厚さ、付着し
た脱臭剤の層の厚さなどによって異なるが、優れた脱臭
効果あるいは防除効果をうるためには通常1%以上であ
るのが好ましい。
た脱臭剤の層の厚さなどによって異なるが、優れた脱臭
効果あるいは防除効果をうるためには通常1%以上であ
るのが好ましい。
前記脱臭剤に紡糸工程または不織布作製時の力−デイン
グ工程、mtIi絡合工程などにおいて使用されている
油剤を適量添加してもよい。
グ工程、mtIi絡合工程などにおいて使用されている
油剤を適量添加してもよい。
ポリオレフィン系繊維に使用されている油剤はソルビタ
ン化合物などのノニオン系、高級脂肪酸エステルなどの
アニオン系、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライ
ドなどのカチオン系など種々のものがあるが、本発明に
おいてはこれらのものから選ばれた1種または2種以上
のものを用いることができる。
ン化合物などのノニオン系、高級脂肪酸エステルなどの
アニオン系、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライ
ドなどのカチオン系など種々のものがあるが、本発明に
おいてはこれらのものから選ばれた1種または2種以上
のものを用いることができる。
不織布化法としては、スパンボンド法、メルトブロー法
などの直接不織布化法や従来より行なわれている繊維接
肴法()1イバーボンデイング法)、ポイント接着法、
ニードルパンチ法、水流パンチ法などの乾式法などが採
用できる。
などの直接不織布化法や従来より行なわれている繊維接
肴法()1イバーボンデイング法)、ポイント接着法、
ニードルパンチ法、水流パンチ法などの乾式法などが採
用できる。
かくしてえられる不織布を帯電化98理することにより
、本発明の帯電不織布がえられる。帯電化迅理としては
、従来より通常行なわれているコロナPliiを利用し
た方法が採用される。コロナI’+−2電法は、通常コ
ロナ?11i極と接地電極間に不織布ウェブを通しつつ
、両電極間に高電圧を印加してコロナ放電を生ぜしめる
ことにより、不織布を帯電せしめる方法である。
、本発明の帯電不織布がえられる。帯電化迅理としては
、従来より通常行なわれているコロナPliiを利用し
た方法が採用される。コロナI’+−2電法は、通常コ
ロナ?11i極と接地電極間に不織布ウェブを通しつつ
、両電極間に高電圧を印加してコロナ放電を生ぜしめる
ことにより、不織布を帯電せしめる方法である。
本発明の帯電不織布は、そのままあるいは補強、プリー
ツ形成、ホントメルト樹脂塗布などの加工が施されたの
ち、所定の形状に裁断されてエアーフィルター、マスク
、ワイピングクロスなどどして使用される。
ツ形成、ホントメルト樹脂塗布などの加工が施されたの
ち、所定の形状に裁断されてエアーフィルター、マスク
、ワイピングクロスなどどして使用される。
つぎに本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は
かかる実施例のみに限定されるものではない。
かかる実施例のみに限定されるものではない。
実施例1
メルトブロー法によるポリプロピレン繊維(平均繊維径
:5μm以下)製ウェブを部分的に繊維接着している不
織布をえた(目付:50g/’ゴ、厚さ: 0.7m
m)。
:5μm以下)製ウェブを部分的に繊維接着している不
織布をえた(目付:50g/’ゴ、厚さ: 0.7m
m)。
つぎに天然植物性消臭剤50%および二洒鉄イオン吸着
剤50%からなる脱臭剤の5%水溶液をスプレー110
07/mとなるように調整し、えられた不織布の片面に
付着させた。
剤50%からなる脱臭剤の5%水溶液をスプレー110
07/mとなるように調整し、えられた不織布の片面に
付着させた。
この不織布を熱風循環式ドライヤー内で100℃にて5
分間乾燥させ、脱臭剤の付着量が10%のl152臭剤
部分的付青不織布(目付:55g7/ゴ、厚さ: Q
、7mIn)をえた。
分間乾燥させ、脱臭剤の付着量が10%のl152臭剤
部分的付青不織布(目付:55g7/ゴ、厚さ: Q
、7mIn)をえた。
つぎにこの脱臭剤部分的付着不織布を直流電圧13.5
kVで5秒間コロナ帯電処理させたのち、25cmx
25cmに裁断し、筒形ダクトに取りつけ、風速10c
m/秒で塵芥を含む空気を通し、0.3.iaの曙粒子
の捕集効率を測定したところ、捕集効率は90%であっ
た。
kVで5秒間コロナ帯電処理させたのち、25cmx
25cmに裁断し、筒形ダクトに取りつけ、風速10c
m/秒で塵芥を含む空気を通し、0.3.iaの曙粒子
の捕集効率を測定したところ、捕集効率は90%であっ
た。
なお、通気抵抗は4.7n+m120であった。
つぎに20cmx 20CI11に裁断した脱臭剤部分
的付着シートに対し、300本のたばこの煙(副流煙)
を負荷しながらえられた脱臭剤含浸シートを通過した下
流側エアーの臭気をノースモーカー5名の嗅覚により以
下の判定基準に基づいて判定した。
的付着シートに対し、300本のたばこの煙(副流煙)
を負荷しながらえられた脱臭剤含浸シートを通過した下
流側エアーの臭気をノースモーカー5名の嗅覚により以
下の判定基準に基づいて判定した。
(判定!!準)
◎:臭気はほとんどない
O:臭気はあるが、低下効果が認められる
×:臭気が著しい
ざらに脱臭剤の付着量を変更して第1表に示すような脱
臭剤の付着量とした不織布についても同様に帯電効果お
よび脱臭効果を調べた。その結果を第1表に示す。
臭剤の付着量とした不織布についても同様に帯電効果お
よび脱臭効果を調べた。その結果を第1表に示す。
また、脱臭剤を添加したが帯電処理を行なわなかったも
の、脱臭剤を添加しないで帯?l!ffi理を行なった
ものについても同様にして帯電効果および脱臭効果を調
べた。その結果を第1表に示す。
の、脱臭剤を添加しないで帯?l!ffi理を行なった
ものについても同様にして帯電効果および脱臭効果を調
べた。その結果を第1表に示す。
[以下余白]
実施例2
密構造を有するポリプロピレン−ポリエチレン複合繊維
(II維径:約0.9デニール、繊維長二64mm )
製ウェブ70部11部、以下同様)と粗構造を有するポ
リプロピレン−ポリエチレン凌合繊維(繊維径:約3デ
ニール、繊維長: 64mm)製ウェブ130部とを温
度140℃、圧力5 K’J / cmのエンボス加熱
ロールでポイント接着した不織布をえた(目付: 2
00y / rd、厚さ: 1.2ii*)。
(II維径:約0.9デニール、繊維長二64mm )
製ウェブ70部11部、以下同様)と粗構造を有するポ
リプロピレン−ポリエチレン凌合繊維(繊維径:約3デ
ニール、繊維長: 64mm)製ウェブ130部とを温
度140℃、圧力5 K’J / cmのエンボス加熱
ロールでポイント接着した不織布をえた(目付: 2
00y / rd、厚さ: 1.2ii*)。
つぎに天然植物性消臭剤50%および二1ilIi鉄イ
オン吸着剤50%からなる脱臭剤の10%水溶液をえら
れた不織布にピックアップ400%となるように調整し
た。
オン吸着剤50%からなる脱臭剤の10%水溶液をえら
れた不織布にピックアップ400%となるように調整し
た。
この不織布を熱用循環式ドライヤー内で130℃にて5
分間乾燥させ、密構造の層にIIR臭剤がマイグレーシ
ョン作用により集中した、脱臭剤部分的付着不織布(目
付:2289/尻、厚さ:1.4姻)をえた。
分間乾燥させ、密構造の層にIIR臭剤がマイグレーシ
ョン作用により集中した、脱臭剤部分的付着不織布(目
付:2289/尻、厚さ:1.4姻)をえた。
つぎにこの脱臭剤含浸不織布を直流電圧14kVで5秒
間コロナ帯電処理させたのち、帯電効果および脱臭効果
について実施例1と同様の方法で測定したところ、捕集
効率は80%、通気抵抗は3.510m120で臭気は
ほとんどなかった。
間コロナ帯電処理させたのち、帯電効果および脱臭効果
について実施例1と同様の方法で測定したところ、捕集
効率は80%、通気抵抗は3.510m120で臭気は
ほとんどなかった。
さらに帯電させなかったもの、脱臭剤と油剤との混合液
を使用しないで帯電させたものおよび脱臭剤と油剤との
混合液を使用しないで帯電させなかったものについても
上記と同様にして帯電効果および脱臭効果を測定した。
を使用しないで帯電させたものおよび脱臭剤と油剤との
混合液を使用しないで帯電させなかったものについても
上記と同様にして帯電効果および脱臭効果を測定した。
その結果を第2表に示す。
[以下余白]
実施例3
スパンボンド法によりポリプロピレン繊維(繊維径:約
20−)製ウェブを部分的に繊維接着している不織布を
えた(目付: 160M Td、厚さ: 1.01m1
゜ つぎに天然植物性消臭剤の付着分が1%のヤシ殻活性炭
り100メツシユバス)100部およびポリビニルアル
コール50部からなる点状プリントをえられた不織布に
プリントした。
20−)製ウェブを部分的に繊維接着している不織布を
えた(目付: 160M Td、厚さ: 1.01m1
゜ つぎに天然植物性消臭剤の付着分が1%のヤシ殻活性炭
り100メツシユバス)100部およびポリビニルアル
コール50部からなる点状プリントをえられた不織布に
プリントした。
この不tl&布を熱風循環式ドライヤー内で130℃に
て5分間乾燥させ、脱臭剤部分的付着不織布(目付:
300g/m、厚さ: 1.3mm1をえた。
て5分間乾燥させ、脱臭剤部分的付着不織布(目付:
300g/m、厚さ: 1.3mm1をえた。
つぎに直流高電圧14kVで5秒間コロナ帯!処理させ
たのち、帯電効果および脱臭効果について実施例1と同
様の方法で測定したところ、捕集効率は78%、通気抵
抗は3.5mmH2Oで臭気はほとんどなかった。
たのち、帯電効果および脱臭効果について実施例1と同
様の方法で測定したところ、捕集効率は78%、通気抵
抗は3.5mmH2Oで臭気はほとんどなかった。
さらに帯電させなかったもの、脱臭剤と油剤との混合液
を使用しないで帯電させたものおよび脱臭剤と油剤との
混合液を使用しないで帯電させなかったものについても
上記と同様にして帯電効果および脱臭効果を測定した。
を使用しないで帯電させたものおよび脱臭剤と油剤との
混合液を使用しないで帯電させなかったものについても
上記と同様にして帯電効果および脱臭効果を測定した。
その結果を第3表に示す。
[以下余白]
第 3 表
E以下余白]
実施例4
メルトブロー法によりポリプロピレンI&Ii帷(平均
繊維径:5JA以下)製ウェブを部分的に[[接着した
不織布をえた(目付:50g/m、厚さ: 0.7m
m) 、。
繊維径:5JA以下)製ウェブを部分的に[[接着した
不織布をえた(目付:50g/m、厚さ: 0.7m
m) 、。
つぎに防カビ・防菌剤としてベンゾイミダゾール系のエ
チルアルコール水溶液をスプレー階100g/TItと
なるように調整し、えられた不織布の片面に付着させた
。
チルアルコール水溶液をスプレー階100g/TItと
なるように調整し、えられた不織布の片面に付着させた
。
この不織布を熱lit循環式ドライヤー内で100℃に
て5分間乾燥させ、防カビ・防菌剤部分的付着不織布(
目付:52g/rIt、厚さ: o7mm)をえた。
て5分間乾燥させ、防カビ・防菌剤部分的付着不織布(
目付:52g/rIt、厚さ: o7mm)をえた。
つぎにこの防カビ・防菌剤部分的付着不m布を直流高電
圧14kVで5秒間コロナ帯電処理させたのち、25C
IIIX 25Cmに裁断し、筒形ダクトに取りつけ、
風速10c+n/秒で塵芥を含む空気を通し、0.3J
irlの塵粒子の捕集効率を測定したところ、補集効率
は95%であった。
圧14kVで5秒間コロナ帯電処理させたのち、25C
IIIX 25Cmに裁断し、筒形ダクトに取りつけ、
風速10c+n/秒で塵芥を含む空気を通し、0.3J
irlの塵粒子の捕集効率を測定したところ、補集効率
は95%であった。
なお、通気抵抗は4.2m1llH20であった。
つぎにJIS l 29Nカビ抵抗性試験方法に基づい
てカビ用寒天培地にアスペルギルス・ニゲル(八spc
rgillus n+ger)tへTCC9642)と
トリコブルv (Trichoderma) T−1(
ATCC9645)の2種類のカビをン昆合し、シャー
レに注入し、防カビ・防菌剤部分的付着シートを約2.
5cmx 2.5cmに裁断し、この培地上に置き、2
8°Cにて7日間培養してその効果を顕微鏡で観察し、
以下の判定基準に基づいて判定した。
てカビ用寒天培地にアスペルギルス・ニゲル(八spc
rgillus n+ger)tへTCC9642)と
トリコブルv (Trichoderma) T−1(
ATCC9645)の2種類のカビをン昆合し、シャー
レに注入し、防カビ・防菌剤部分的付着シートを約2.
5cmx 2.5cmに裁断し、この培地上に置き、2
8°Cにて7日間培養してその効果を顕微鏡で観察し、
以下の判定基準に基づいて判定した。
(判定基準)
3:試料または試験片の接種した部分に菌糸の発育が認
められない。
められない。
2:試料または試験片の)a種した部分に認められる菌
糸の発育部分の面積は、全 面積の173をこえない。
糸の発育部分の面積は、全 面積の173をこえない。
1:試料または試験片の接種した部分に認められる菌糸
の発育部分の面積は、全 面積の173をこえる。
の発育部分の面積は、全 面積の173をこえる。
さらに防カビ・防菌剤の付着mを変更して第3表に示す
ような防カビ・防菌剤付着菌とじた不織布についても同
様に帯電効果および防カビ・防菌効果を調べた。その結
果を第4表に示す。
ような防カビ・防菌剤付着菌とじた不織布についても同
様に帯電効果および防カビ・防菌効果を調べた。その結
果を第4表に示す。
また防カビ・防菌剤を添加したが、帯電処理を行なわな
かったもの、防カビ・防菌剤を添カロしないで帯N9B
浬を行なったものあるいは防カビ・防菌剤を添加しない
で帯電処理を行なわなかったものについても同様にして
帯電効果および防カビ・防菌効果について調べた。その
結果を第4表に示す。
かったもの、防カビ・防菌剤を添カロしないで帯N9B
浬を行なったものあるいは防カビ・防菌剤を添加しない
で帯電処理を行なわなかったものについても同様にして
帯電効果および防カビ・防菌効果について調べた。その
結果を第4表に示す。
[以下余白]
第 4 表
実施例5
実施例1で用いた天然植物性消臭剤50%および二洒鉄
イAン吸着剤50%からなる脱臭剤のかわりに第4表に
示す脱臭剤および/または防除剤を用いたほかは実施例
1と同様にして帯電不織布を作製した。
イAン吸着剤50%からなる脱臭剤のかわりに第4表に
示す脱臭剤および/または防除剤を用いたほかは実施例
1と同様にして帯電不織布を作製した。
えられた帯電不織布の帯電効果および防カビ・防菌効果
を実施例1および実施例4と同様にして調べた。その結
果を第5表に示ず。
を実施例1および実施例4と同様にして調べた。その結
果を第5表に示ず。
[以下余白]
[発明の効果]
本発明のポリオレフィン系帯電不織布は従来の脱臭ある
いは防除フィルターと帯電不織布を用いたエアーフィル
ターとを重ね合わせた積層帯電不織布よりもその厚さが
薄く、しかも通気抵抗を小さくすることができるという
効果を奏する。
いは防除フィルターと帯電不織布を用いたエアーフィル
ターとを重ね合わせた積層帯電不織布よりもその厚さが
薄く、しかも通気抵抗を小さくすることができるという
効果を奏する。
また、その製造工程は従来の脱臭あるいは防除フィルタ
ーとエアーフィルターを重ね合わせる工程を要せず、脱
臭剤あるいは防除剤を部分的に帯電不織布にスプレー、
含浸などにより付着させるのみであるから工程が簡単で
あり、生産性の向上、ひいてはコストダウンをはかるこ
とができるという効果を奏する。
ーとエアーフィルターを重ね合わせる工程を要せず、脱
臭剤あるいは防除剤を部分的に帯電不織布にスプレー、
含浸などにより付着させるのみであるから工程が簡単で
あり、生産性の向上、ひいてはコストダウンをはかるこ
とができるという効果を奏する。
さらに脱臭剤と防除剤を併用することもでき、エアーフ
ィルター、マスク、ワイピングクロスをはじめ種々の用
途に適用しうるという効果を奏する。
ィルター、マスク、ワイピングクロスをはじめ種々の用
途に適用しうるという効果を奏する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 脱臭剤および/または防除剤が部分的に付着されて
なるポリオレフィン系帯電不織布。 2 全構成繊維の少なくとも40重量%がポリオレフィ
ン系繊維である特許請求の範囲第1項記載のポリオレフ
ィン系帯電不織布。 3 防除剤が防カビ剤、防菌剤、殺菌剤、防虫剤または
殺虫剤である特許請求の範囲第1項記載のポリオレフィ
ン系帯電不織布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60215940A JPS6274423A (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 | ポリオレフイン系帯電不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60215940A JPS6274423A (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 | ポリオレフイン系帯電不織布 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6274423A true JPS6274423A (ja) | 1987-04-06 |
Family
ID=16680779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60215940A Pending JPS6274423A (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 | ポリオレフイン系帯電不織布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6274423A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62263360A (ja) * | 1986-05-08 | 1987-11-16 | 東洋紡績株式会社 | エレクトレツト糸の混繊ウエツプ |
JPH01164411A (ja) * | 1987-12-18 | 1989-06-28 | Toray Ind Inc | 機能性エレクトレット材 |
WO1995022646A1 (en) * | 1994-02-22 | 1995-08-24 | Kimberly-Clark Corporation | Improved nonwoven barrier and method of making the same |
JP2005539160A (ja) * | 2002-09-16 | 2005-12-22 | トリオシン・ホールディング・インコーポレイテッド | 活性剤が加入された静電的に荷電したフィルター媒体 |
-
1985
- 1985-09-27 JP JP60215940A patent/JPS6274423A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62263360A (ja) * | 1986-05-08 | 1987-11-16 | 東洋紡績株式会社 | エレクトレツト糸の混繊ウエツプ |
JPH01164411A (ja) * | 1987-12-18 | 1989-06-28 | Toray Ind Inc | 機能性エレクトレット材 |
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US5998308A (en) * | 1994-02-22 | 1999-12-07 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Nonwoven barrier and method of making the same |
JP2005539160A (ja) * | 2002-09-16 | 2005-12-22 | トリオシン・ホールディング・インコーポレイテッド | 活性剤が加入された静電的に荷電したフィルター媒体 |
US7955997B2 (en) | 2002-09-16 | 2011-06-07 | Triosyn Corp. | Electrostatically charged filter media incorporating an active agent |
KR101160691B1 (ko) * | 2002-09-16 | 2012-06-28 | 트리오신 홀딩 아이엔씨 | 활성화제가 혼입된 정전기적으로 하전된 필터 매질 |
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