JPS6253719A - ポリオレフイン系帯電不織布 - Google Patents
ポリオレフイン系帯電不織布Info
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- JPS6253719A JPS6253719A JP19274085A JP19274085A JPS6253719A JP S6253719 A JPS6253719 A JP S6253719A JP 19274085 A JP19274085 A JP 19274085A JP 19274085 A JP19274085 A JP 19274085A JP S6253719 A JPS6253719 A JP S6253719A
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- charged
- nonwoven fabric
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- polyolefin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、ポリオレフィン系帯電不織布に関する。
さらに詳しくは、防カビ効果、防菌効果、殺菌効果、防
虫効果または殺虫効果を併せもつポリオレフィン系帯電
不織布に関する。
虫効果または殺虫効果を併せもつポリオレフィン系帯電
不織布に関する。
［従来の技術］
合成樹脂繊維の不織布を帯電化させたものは集塵用のエ
アフィルターなどとして用いられている。この帯電不織
布の集塵機能には、４１１１層による通常のメカニカル
な濾過機能と帯電化で生じた静電気による捕集機能とが
あり、メカニカル濾過により主として比較的大きな塵芥
が、静電気により主として＠細な塵芥が捕集される。
アフィルターなどとして用いられている。この帯電不織
布の集塵機能には、４１１１層による通常のメカニカル
な濾過機能と帯電化で生じた静電気による捕集機能とが
あり、メカニカル濾過により主として比較的大きな塵芥
が、静電気により主として＠細な塵芥が捕集される。
このように帯電不織布は捕集可能な塵芥の粒径の幅を拡
げることができると共に集塵効率を高めることができる
ほか、圧力損失が大きく低減され、長期間集塵作用を持
続することができるため、すぐれたエアフィルターとし
て注目されている。
げることができると共に集塵効率を高めることができる
ほか、圧力損失が大きく低減され、長期間集塵作用を持
続することができるため、すぐれたエアフィルターとし
て注目されている。
このような帯電不織布の製造に用いられる合成繊維とし
ては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、塩化ビニル
系、塩化ビニリデン系、ボリクラール系などの繊維など
が用いられている。
ては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、塩化ビニル
系、塩化ビニリデン系、ボリクラール系などの繊維など
が用いられている。
また、長期間使用したばあい、不織布は空気中の水分を
吸収し、その表面または内部でカビなどが発生すること
があり、また空気中に浮遊するカビや菌類は喘息などの
病気の原因となるが、これらに対する殺菌性、捕捉性は
通常のフィルターには存在せず、かえって、菌類を拡散
したり、再飛散することがあるため、防カビ剤、防菌剤
さらには殺菌剤、防虫剤、殺虫剤を付着させたフィルタ
ーを、また部屋内の臭いを除去するために脱臭剤を付着
させたフィルターをサンドイッヂ構造に重ね合せたエア
ーフィルターなどが用いられる。
吸収し、その表面または内部でカビなどが発生すること
があり、また空気中に浮遊するカビや菌類は喘息などの
病気の原因となるが、これらに対する殺菌性、捕捉性は
通常のフィルターには存在せず、かえって、菌類を拡散
したり、再飛散することがあるため、防カビ剤、防菌剤
さらには殺菌剤、防虫剤、殺虫剤を付着させたフィルタ
ーを、また部屋内の臭いを除去するために脱臭剤を付着
させたフィルターをサンドイッヂ構造に重ね合せたエア
ーフィルターなどが用いられる。
上記のようなＩｌ帷からなる帯電不織布にさらに脱臭効
果あるいは防カビ効果、防菌効果、殺菌効果、防虫効果
あるいは殺虫効果などの防除効果を保持させたものにつ
いて、従来から種々検討がなされているが、帯電不織布
に脱臭剤あるいは防除剤を付着させたばあい、帯電され
るべき繊維表面が脱臭剤などに覆われるため該不織布の
帯電化が困難であると考えられており、その実用化はな
されていない。
果あるいは防カビ効果、防菌効果、殺菌効果、防虫効果
あるいは殺虫効果などの防除効果を保持させたものにつ
いて、従来から種々検討がなされているが、帯電不織布
に脱臭剤あるいは防除剤を付着させたばあい、帯電され
るべき繊維表面が脱臭剤などに覆われるため該不織布の
帯電化が困難であると考えられており、その実用化はな
されていない。
そこで、脱臭剤などを固定化せしめた脱臭フィルターと
帯電不織布を用いたエアーフィルターとを重ね合わせる
ことにより、脱臭などの効果を有し、しかも静電気力に
よるすぐれた集塵効果を有する積層帯電フィルターの開
発が進められている。
帯電不織布を用いたエアーフィルターとを重ね合わせる
ことにより、脱臭などの効果を有し、しかも静電気力に
よるすぐれた集塵効果を有する積層帯電フィルターの開
発が進められている。
［発明が解決しようとする問題点］
しかしながら、上記のような積層帯電フィルターは、脱
臭剤などを固定化せしめた脱臭フィルターと帯電不織布
を用いたエアーフィルターを重ねたものであり、その厚
さは、従来の帯電フィルターよりも厚くなり、したがっ
て通気性の低下、積層に伴なう多工程化、充分な効果を
うるためには多口の薬剤付着が必要であるなどの欠点が
ある。
臭剤などを固定化せしめた脱臭フィルターと帯電不織布
を用いたエアーフィルターを重ねたものであり、その厚
さは、従来の帯電フィルターよりも厚くなり、したがっ
て通気性の低下、積層に伴なう多工程化、充分な効果を
うるためには多口の薬剤付着が必要であるなどの欠点が
ある。
そこで本発明者らは、従来の積層フィルターのかかる問
題点を解決するべく鋭意研究を重ねたところ、ポリオレ
フィン系不繊布においても脱臭剤などの付着量を特定範
囲に制限することにより、脱臭剤などが付着した不織布
であっても帯電でき、しかもすぐれた脱臭効果などの付
加機能が発揮されうるという従来の考え方を打ち破る驚
くべき事実を見出し本発明を完成するに至った。
題点を解決するべく鋭意研究を重ねたところ、ポリオレ
フィン系不繊布においても脱臭剤などの付着量を特定範
囲に制限することにより、脱臭剤などが付着した不織布
であっても帯電でき、しかもすぐれた脱臭効果などの付
加機能が発揮されうるという従来の考え方を打ち破る驚
くべき事実を見出し本発明を完成するに至った。
［問題を解決するための手段］
本発明は脱臭剤および／または防除剤の全付看量が０．
１〜４ｉｉ［であるポリオレフィン系帯電不織布に関す
る。
１〜４ｉｉ［であるポリオレフィン系帯電不織布に関す
る。
［作用および実施例］
ポリオレフィン系Ｉｌｌ ｉｆｆまたはそれを用いて製
造された不織布に特定量の脱臭剤および／または防除剤
を付着させることにより、えられるポリオレフィン系帯
電不織布は、従来の脱臭フィルターと帯電不織布エアー
フィルターとを平ね合わせた積層帯電不織布よりもその
厚さがλ７いので通気抵抗を小さくすることができるほ
か静電気による高い捕集効果と、捕集した菌類や臭気粒
子に対して脱臭剤や防除剤が直接的に作用するため少量
の薬剤で効果が発揮できる。
造された不織布に特定量の脱臭剤および／または防除剤
を付着させることにより、えられるポリオレフィン系帯
電不織布は、従来の脱臭フィルターと帯電不織布エアー
フィルターとを平ね合わせた積層帯電不織布よりもその
厚さがλ７いので通気抵抗を小さくすることができるほ
か静電気による高い捕集効果と、捕集した菌類や臭気粒
子に対して脱臭剤や防除剤が直接的に作用するため少量
の薬剤で効果が発揮できる。
またその製造工程は従来の脱臭フィルターとエアーフィ
ルターを重ね合わせる工程を要せず、脱臭剤および／ま
たは防除剤を帯電不織布に付着させるのみであるから簡
単であり、生産性の向上、ひいてはコストダウンをはか
ることができる。
ルターを重ね合わせる工程を要せず、脱臭剤および／ま
たは防除剤を帯電不織布に付着させるのみであるから簡
単であり、生産性の向上、ひいてはコストダウンをはか
ることができる。
さらに従来の積層帯電不織布では塵芥を捕集する帯電フ
ィルターと、脱臭フィルターとが分離されているため、
帯電フィルタ一部分で捕集された微粒子には脱臭や防カ
ビ・防菌などの効果は期待できず脱臭などの効果が充分
ではなかったが、本発明の帯電不織布では集塵されると
その場で脱臭や殺菌されるので、再飛散のない優れた脱
臭などの効果かえられる。
ィルターと、脱臭フィルターとが分離されているため、
帯電フィルタ一部分で捕集された微粒子には脱臭や防カ
ビ・防菌などの効果は期待できず脱臭などの効果が充分
ではなかったが、本発明の帯電不織布では集塵されると
その場で脱臭や殺菌されるので、再飛散のない優れた脱
臭などの効果かえられる。
本発明で使用される帯電不織布には、たとえばポリエチ
レン繊維、ポリプロピレン１１ｔＩｉあるいはポリプロ
ピレン−ポリエチレン複合繊維などからなる不織布があ
げられるが、該不織布を構成する全繊維中に、少なくと
も４０％ （ｆｆｌｆｆ１％、以下同様）以上のポリオ
レフィン系繊維が含まれるのが、充分な帯電効果をうる
うえで好ましい。
レン繊維、ポリプロピレン１１ｔＩｉあるいはポリプロ
ピレン−ポリエチレン複合繊維などからなる不織布があ
げられるが、該不織布を構成する全繊維中に、少なくと
も４０％ （ｆｆｌｆｆ１％、以下同様）以上のポリオ
レフィン系繊維が含まれるのが、充分な帯電効果をうる
うえで好ましい。
前記ポリオレフィン系繊維の具体例としてはポリエチレ
ン繊維、ボリプ白ピレン繊帷、ポリプロピレン−ポリエ
チレン複合繊維、鞘成分がポリエチレンまたはポリプロ
ピレンで芯成分がポリエステルやポリアミドの複合繊維
、あるいはそれらを難燃化処理、柔軟化処理、ハイクリ
ンプ処理したち、のなどがあげられる。
ン繊維、ボリプ白ピレン繊帷、ポリプロピレン−ポリエ
チレン複合繊維、鞘成分がポリエチレンまたはポリプロ
ピレンで芯成分がポリエステルやポリアミドの複合繊維
、あるいはそれらを難燃化処理、柔軟化処理、ハイクリ
ンプ処理したち、のなどがあげられる。
本発明に用いる脱臭剤としてはたとえば天然植物性消臭
剤や二価鉄イオン吸着剤、多価フェノール、フタロシア
ニン化合物、塩素化合物、カルボン酸化合物、アミン化
合物、臭素化合物などの反応型の脱臭剤などがあげられ
、これらの脱臭剤は単独で用いてもよく、また２種以上
を混合して用いてもよい。これらの脱臭剤のなかでも反
応型の脱臭剤を使うときは、臭い成分を分解するので一
層好ましい。
剤や二価鉄イオン吸着剤、多価フェノール、フタロシア
ニン化合物、塩素化合物、カルボン酸化合物、アミン化
合物、臭素化合物などの反応型の脱臭剤などがあげられ
、これらの脱臭剤は単独で用いてもよく、また２種以上
を混合して用いてもよい。これらの脱臭剤のなかでも反
応型の脱臭剤を使うときは、臭い成分を分解するので一
層好ましい。
本発明に用いる防除剤としては防カビ剤、防菌剤、殺菌
剤、防虫剤あるいは殺虫剤があげられる。その具体例と
して二酸化塩素、ヘキサクロロフェン、クロルヘキサン
などの有機塩素系化合物、α−ブロモシンナモアルデヒ
ドなどの有機臭素系化合物： ２−（４−チアゾリル）
−ベンゾイミ、ダゾールなどのベンゾイミダゾール系化
合物；ポリへキサメチレン・パイガナジン塩酸塩、ドデ
シルグアニジン塩酸塩などの塩酸塩化合物などからなる
防カビ剤、防菌剤、殺菌剤；ダイアジノン、マラオチン
、リンデン、ディルドリン、ＤＯＴ 、レスメトリン、
フタルスリンなどの殺虫剤、防虫剤などがあげられる。
剤、防虫剤あるいは殺虫剤があげられる。その具体例と
して二酸化塩素、ヘキサクロロフェン、クロルヘキサン
などの有機塩素系化合物、α−ブロモシンナモアルデヒ
ドなどの有機臭素系化合物： ２−（４−チアゾリル）
−ベンゾイミ、ダゾールなどのベンゾイミダゾール系化
合物；ポリへキサメチレン・パイガナジン塩酸塩、ドデ
シルグアニジン塩酸塩などの塩酸塩化合物などからなる
防カビ剤、防菌剤、殺菌剤；ダイアジノン、マラオチン
、リンデン、ディルドリン、ＤＯＴ 、レスメトリン、
フタルスリンなどの殺虫剤、防虫剤などがあげられる。
前記脱臭剤などは不織布に対して０．１〜４ｚ付看させ
て用いられる。このばあい脱臭剤などの付着量が０．１
％未満のばあい、脱臭などの効果が低く、また４％をこ
えると帯電効果が著しく低下するので、好ましくない。
て用いられる。このばあい脱臭剤などの付着量が０．１
％未満のばあい、脱臭などの効果が低く、また４％をこ
えると帯電効果が著しく低下するので、好ましくない。
また、前記脱臭剤に紡糸工程または不織布作製時のカー
ディング工程、繊維絡合工程などにおいて使用されてい
る油剤を適量添加してもよい。
ディング工程、繊維絡合工程などにおいて使用されてい
る油剤を適量添加してもよい。
ポリオレフィン系繊維に使用されている油剤はソルビタ
ン化合物などのノニオン系、高級脂肪酸エステルなどの
アニオン系、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライ
ドなどのカチオン系など種々のものがあるが、本発明に
おいてはこれらのものから選ばれた１種または２種以上
のものを用いることができる。
ン化合物などのノニオン系、高級脂肪酸エステルなどの
アニオン系、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライ
ドなどのカチオン系など種々のものがあるが、本発明に
おいてはこれらのものから選ばれた１種または２種以上
のものを用いることができる。
脱臭剤などの付着方法としては、あらかじめ不織布製造
用の繊維に付着させる方法、不織布の製造時に繊維に付
着させる方法、製造された不織布に塗布、含浸、浸漬、
吹付けなどによって付着させる方法などがあげられるが
、これらのいずれの方法によって付着させてもよい。
用の繊維に付着させる方法、不織布の製造時に繊維に付
着させる方法、製造された不織布に塗布、含浸、浸漬、
吹付けなどによって付着させる方法などがあげられるが
、これらのいずれの方法によって付着させてもよい。
また脱臭剤などを単独で付着させてもよいし、油剤など
の通常の処理剤と混合した状態で付着させてもよい。後
者のばあいは従来の製造工程がそのまま使用できる点で
有利である。
の通常の処理剤と混合した状態で付着させてもよい。後
者のばあいは従来の製造工程がそのまま使用できる点で
有利である。
不織布化法としては、スパンボンド法、メルトブロー法
などの直接不織布化法や従来より行なわれている繊維接
着法（ファイバーボンディング法）、ポイント接着法、
ニードルパンチ法、水流パンチ法などの乾式法などが採
用できる。
などの直接不織布化法や従来より行なわれている繊維接
着法（ファイバーボンディング法）、ポイント接着法、
ニードルパンチ法、水流パンチ法などの乾式法などが採
用できる。
かくしてえられる不織布を帯電化処理することにより、
本発明の帯電不織布がえられる。帯電化処理としては、
従来より通常行なわれているコロナ放電を利用した方法
が採用される。コロナ放電法は、通常コロナ電極と接地
電極間に不織布ウェブを通しつつ、両電橿間に高電圧を
印加してコロナ放電を生ぜしめることにより、不織布を
帯電せしめる方法である。
本発明の帯電不織布がえられる。帯電化処理としては、
従来より通常行なわれているコロナ放電を利用した方法
が採用される。コロナ放電法は、通常コロナ電極と接地
電極間に不織布ウェブを通しつつ、両電橿間に高電圧を
印加してコロナ放電を生ぜしめることにより、不織布を
帯電せしめる方法である。
本発明の帯電不織布は、そのままあるいは補強、プリー
ツ形成、ホットメルト樹脂塗布などの加工が施されたの
ち、所定の形状に裁断されてエアーフィルター、マスク
、ワイピングクロスなどとして使用される。
ツ形成、ホットメルト樹脂塗布などの加工が施されたの
ち、所定の形状に裁断されてエアーフィルター、マスク
、ワイピングクロスなどとして使用される。
つぎに本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は
かかる実施例のみに限定されるものではない。
かかる実施例のみに限定されるものではない。
実施例１
スパンボンド法によるポリプロピレンＥＸ Ｎ（１１維
径：杓２０１Ｍ、）製ウェブを部分的に繊維接着した不
織布をえたく目付： １６０Ｍｍ、厚さ：１．０ｎｖ）
。
径：杓２０１Ｍ、）製ウェブを部分的に繊維接着した不
織布をえたく目付： １６０Ｍｍ、厚さ：１．０ｎｖ）
。
つぎに天然植物性消臭剤５０％および二価鉄イオン水溶
液５０％からなる脱臭剤のエチルアルコール水溶液中に
浸漬したのち、２本のゴムロール間でしぼり、ピックア
ップ１００″ｇとなるように調整した。
液５０％からなる脱臭剤のエチルアルコール水溶液中に
浸漬したのち、２本のゴムロール間でしぼり、ピックア
ップ１００″ｇとなるように調整した。
この不織布を熱風循環式ドライヤー内で１００℃にて３
分間乾燥させ、脱臭剤含浸不織布（目付： １６１．
６Ｇ／尻、厚さ： ０．８ｍｍ）をえた。
分間乾燥させ、脱臭剤含浸不織布（目付： １６１．
６Ｇ／尻、厚さ： ０．８ｍｍ）をえた。
つぎにこの脱臭剤含浸不織布を直流高電圧１４・にＶで
５秒間コロナ帯電処理させたのち、２５ｃｍｘ２５ｃｍ
に裁断し、筒形ダクトに取りつけ、風速１０Ｃ１ｌｌ／
秒で塵芥を含む空気を通し、０．３虜の塵粒子の捕集効
率を測定したところ、捕集効率は９０％であった。
５秒間コロナ帯電処理させたのち、２５ｃｍｘ２５ｃｍ
に裁断し、筒形ダクトに取りつけ、風速１０Ｃ１ｌｌ／
秒で塵芥を含む空気を通し、０．３虜の塵粒子の捕集効
率を測定したところ、捕集効率は９０％であった。
なお、通気抵抗は１ 、２１１８２０であった。
つぎに２０ＣＩＩＩＸ ２０ｃｍに裁断した脱臭剤含浸
シートに対し、３００本のたばこの煙（副流煙）を負荷
しながらえられた脱臭剤含浸シートを通過した下流側エ
アーの臭気をノースモーカー５名の嗅覚により以下の判
定ＭＱ！に基づいて判定した。
シートに対し、３００本のたばこの煙（副流煙）を負荷
しながらえられた脱臭剤含浸シートを通過した下流側エ
アーの臭気をノースモーカー５名の嗅覚により以下の判
定ＭＱ！に基づいて判定した。
（判定基準）
◎：臭気はほとんどない
Ｏ：臭気はあるが、低下効果が認められる×：臭気が著
しい さらに脱臭剤の付着量を変更して第１表に示すような脱
臭剤の付着量とした不ｌｉ布についても同様に帯電効果
および脱臭効果を調べた。その結果を第１表に示す。
しい さらに脱臭剤の付着量を変更して第１表に示すような脱
臭剤の付着量とした不ｌｉ布についても同様に帯電効果
および脱臭効果を調べた。その結果を第１表に示す。
また、脱臭剤を添加したが帯電処理を行なわなかったも
の、脱臭剤を添加しないで帯１！処理を行なったものあ
るいは帯電処理を行なわなかったもの、さらに従来の積
層フィルター（フィルターの厚さ１ｃｍ）についても同
様にして帯電効果および脱臭効果を調べた。その結果を
第１表に示す。
の、脱臭剤を添加しないで帯１！処理を行なったものあ
るいは帯電処理を行なわなかったもの、さらに従来の積
層フィルター（フィルターの厚さ１ｃｍ）についても同
様にして帯電効果および脱臭効果を調べた。その結果を
第１表に示す。
実施例２
繊維油剤としてＨＬＢ値が１．９のノニオン活性剤であ
るソルビタン化合物６０１ ｉ ％と、脱臭剤として二
価鉄イオン吸舊剤２０！１１７％およびカルボン酸であ
る酒石酸２０重量％とからなる混合液中にポリプロピレ
ンステープル繊維（ｍｉ１１径＝２デニール、ＩＩ帷長
： ５１ｎ＋ｍ）を原綿で含浸・乾燥させたのちウェブ
を形成し、ニードルパンチ法（針密度：１５０本／ｃＩ
！、針深さ： １０００ｍ）によりパンチフェル］・不
織布（目付： １７０Ｑ／ ｒｄ、厚さ： １．５１
１１）をえた。
るソルビタン化合物６０１ ｉ ％と、脱臭剤として二
価鉄イオン吸舊剤２０！１１７％およびカルボン酸であ
る酒石酸２０重量％とからなる混合液中にポリプロピレ
ンステープル繊維（ｍｉ１１径＝２デニール、ＩＩ帷長
： ５１ｎ＋ｍ）を原綿で含浸・乾燥させたのちウェブ
を形成し、ニードルパンチ法（針密度：１５０本／ｃＩ
！、針深さ： １０００ｍ）によりパンチフェル］・不
織布（目付： １７０Ｑ／ ｒｄ、厚さ： １．５１
１１）をえた。
えられた不織布を熱風循環式ドライヤー内で温度１４０
℃にて２分間乾燥させ、つぎに直流高電圧１４にＶで５
秒間コロナ放電処理させたのち、帯電効果および脱臭効
果について実施例１と同様の方法で測定したところ、捕
集効率は８４％、通気抵抗は１．６ｎｌＨ２０で臭気は
ほとんどなかった。
℃にて２分間乾燥させ、つぎに直流高電圧１４にＶで５
秒間コロナ放電処理させたのち、帯電効果および脱臭効
果について実施例１と同様の方法で測定したところ、捕
集効率は８４％、通気抵抗は１．６ｎｌＨ２０で臭気は
ほとんどなかった。
ざらに帯電させなかったもの、脱臭剤と油剤との混合液
を使用しないで帯電させたものおよび脱臭剤と油剤との
混合液を使用しないで帯電させなかったものについても
上記と同様にして帯電効果および脱臭効果を測定した。
を使用しないで帯電させたものおよび脱臭剤と油剤との
混合液を使用しないで帯電させなかったものについても
上記と同様にして帯電効果および脱臭効果を測定した。
その結果を第２表に示す。
［以下余白１
実施例３
メルトブロー法によりポリプロピレン繊維（繊維径：約
８ρ）製ウェブを部分的にｔｉ帷接着している不織布を
えた（目付： １６０Ｍ ｔｒｉ、厚さ： １．０ｍ＋
１）。
８ρ）製ウェブを部分的にｔｉ帷接着している不織布を
えた（目付： １６０Ｍ ｔｒｉ、厚さ： １．０ｍ＋
１）。
つぎに防カビ・防菌剤としてベンゾイミダソール系のエ
ヂルアルコール水溶液中に浸漬したのち、２本のゴムロ
ール間でしぼりピックアップ１００％となるように調整
した。
ヂルアルコール水溶液中に浸漬したのち、２本のゴムロ
ール間でしぼりピックアップ１００％となるように調整
した。
この不織布を熱風循環式ドライヤー内で１００℃にて３
分間乾燥させ、防カビ・防菌剤含浸シート（目付：
１６１．６ｇ／Ｔｄ１厚さ： ０．８１１１）をえた
。
分間乾燥させ、防カビ・防菌剤含浸シート（目付：
１６１．６ｇ／Ｔｄ１厚さ： ０．８１１１）をえた
。
つぎにこの防カビ・防菌剤含浸シートを直流高電圧１４
ＫＶで５秒間コロナ帯電処理させたのち、２５Ｃ１ｌｌ
Ｘ ２５ｃｍに裁断し、筒形ダクトに取りつけ、風速１
０ＣＩＩ／秒で塵芥を含む空気を通し、０．３虐の塵粒
子の捕集効率を測定したところ、捕集効率は９６％であ
った。
ＫＶで５秒間コロナ帯電処理させたのち、２５Ｃ１ｌｌ
Ｘ ２５ｃｍに裁断し、筒形ダクトに取りつけ、風速１
０ＣＩＩ／秒で塵芥を含む空気を通し、０．３虐の塵粒
子の捕集効率を測定したところ、捕集効率は９６％であ
った。
なお通気抵抗は３．０１１１１１１）１３０であった。
つぎにＪＩＳ ｌ ２９１１カビ抵抗性試験方法に基づ
いてカビ用寒天培地にアスペルギルス・ニゲル（Ａｓｐ
ｅｒａｉｌｌｕｓ ｎ１ａｅｒ）（ＡＴＣＣ９６４２）
とトリコブル？ （Ｔｒｉｃｈｏｄｅｒｎ＋ａ） Ｔ−
１（ＡＴＣＣ９６４５） （７） ２種類ノカビを混合
し、シャーレに注入し、防カビ・防菌剤含浸シートを約
２．５ｃｎ＋ｘ ２．５ｃｎ＋に裁断し、この培地上に
置き、２８℃にて７日間培養してその効果を顕微鏡で観
察し、以下の判定基準に基づいて判定した。
いてカビ用寒天培地にアスペルギルス・ニゲル（Ａｓｐ
ｅｒａｉｌｌｕｓ ｎ１ａｅｒ）（ＡＴＣＣ９６４２）
とトリコブル？ （Ｔｒｉｃｈｏｄｅｒｎ＋ａ） Ｔ−
１（ＡＴＣＣ９６４５） （７） ２種類ノカビを混合
し、シャーレに注入し、防カビ・防菌剤含浸シートを約
２．５ｃｎ＋ｘ ２．５ｃｎ＋に裁断し、この培地上に
置き、２８℃にて７日間培養してその効果を顕微鏡で観
察し、以下の判定基準に基づいて判定した。
（判定基準）
３：試料または試験片の接種した部分に菌糸の発育が認
められない。
められない。
２：試料または試験片の接種した部分に認められる菌糸
の発育部分の面積は、全 面積の１７３をこえない。
の発育部分の面積は、全 面積の１７３をこえない。
１：試料または試験片の接種した部分に認められる菌糸
の発育部分の面積は、全 面積の１７３をこえる。
の発育部分の面積は、全 面積の１７３をこえる。
さらに防カビ・防菌剤の付＠儂を変更して第３表に示す
ような防カビ・防菌剤材１ｉｆｔとじた不織布について
も同様に帯電効果および防カビ・防菌効果を調べた。そ
の結果を第３表に示す。
ような防カビ・防菌剤材１ｉｆｔとじた不織布について
も同様に帯電効果および防カビ・防菌効果を調べた。そ
の結果を第３表に示す。
また防カビ・防菌剤を添カロしたが、帯電処理を行なわ
なかったもの、防カビ・防菌剤を添加しないで帯電処理
を行なったものあるいは防カビ・防菌剤を添加しないで
帯電処理を行なわなかったものについても同様にして帯
電効果および防カビ・防菌効果について調べた。その結
果を第３表に示す。
なかったもの、防カビ・防菌剤を添加しないで帯電処理
を行なったものあるいは防カビ・防菌剤を添加しないで
帯電処理を行なわなかったものについても同様にして帯
電効果および防カビ・防菌効果について調べた。その結
果を第３表に示す。
［以下余白］
第 ３ 表
実施例４
実施例１で用いた天然植物性消臭剤５０％および二価鉄
イオン水溶液５０％からなる脱臭剤のかわりに第４表の
脱臭剤および／または防除剤を用いたほかは実施例１と
同様にして帯電不織布を作製した。
イオン水溶液５０％からなる脱臭剤のかわりに第４表の
脱臭剤および／または防除剤を用いたほかは実施例１と
同様にして帯電不織布を作製した。
えられた帯電不織布の帯電効果および防カビ・防菌効果
を実施例１および実施例３と同様にして調べた。その結
果を第４表に示す。
を実施例１および実施例３と同様にして調べた。その結
果を第４表に示す。
［以下余白］
［発明の効果〕
本発明のポリオレフィン系帯電不織布は集塵すると同時
にその場で脱臭や殺菌されるので、優れた脱臭などの効
果を奏する。
にその場で脱臭や殺菌されるので、優れた脱臭などの効
果を奏する。
また本発明のポリオレフィン系帯電不織布は従来の脱臭
あるいは防除フィルターと帯電不織布を用いたエアーフ
ィルターとを重ね合わせた積層帯電不織布よりもその厚
さが薄く、したがって通気抵抗を小さくすることができ
るという効果を奏する。
あるいは防除フィルターと帯電不織布を用いたエアーフ
ィルターとを重ね合わせた積層帯電不織布よりもその厚
さが薄く、したがって通気抵抗を小さくすることができ
るという効果を奏する。
また、その製造工程は従来の脱臭あるいは防除フィルタ
ーとエアーフィルターを重ね合わせる工程を要せず、脱
臭剤を帯電不織布に付着させるのみであるから工程が簡
単であり、生産性の向上、ひいてはコストダウンをはか
ることができる。
ーとエアーフィルターを重ね合わせる工程を要せず、脱
臭剤を帯電不織布に付着させるのみであるから工程が簡
単であり、生産性の向上、ひいてはコストダウンをはか
ることができる。
さらに脱臭剤と防除剤を併用することもでき、エアーフ
ィルター、マスク、ワイピングクロスをはじめ種々の用
途に適用しうる。
ィルター、マスク、ワイピングクロスをはじめ種々の用
途に適用しうる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 脱臭剤および／または防除剤の全付着量が０．１〜
４重量％であるポリオレフィン系帯電不織布。 ２ 全構成繊維の少なくとも４０重量％がポリオレフィ
ン系繊維である特許請求の範囲第１項記載のポリオレフ
ィン系帯電不織布。 ３ 防除剤が防カビ剤、防菌剤、殺菌剤、防虫剤または
殺虫剤である特許請求の範囲第１項記載のポリオレフィ
ン系帯電不織布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19274085A JPS6253719A (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | ポリオレフイン系帯電不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19274085A JPS6253719A (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | ポリオレフイン系帯電不織布 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6253719A true JPS6253719A (ja) | 1987-03-09 |
Family
ID=16296268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19274085A Pending JPS6253719A (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | ポリオレフイン系帯電不織布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6253719A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GR900100736A (en) * | 1990-10-08 | 1992-09-25 | Timoleon Venetsianos | New electrostatic-antistatic method for the protection of cotton wool or synthetic fibres from microorganisms and temperature |
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| KR100310274B1 (ko) * | 1999-05-25 | 2001-11-02 | 박호군 | 정전기 에어 필터 소재 및 이의 제조 방법 |
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| JP2016508866A (ja) * | 2012-12-14 | 2016-03-24 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 不織布エレクトレット繊維ウェブ及びその製造方法 |
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| JPS4924494A (ja) * | 1971-06-21 | 1974-03-04 | ||
| JPS522170A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-08 | Hitachi Ltd | Electronic parts |
| JPS56165055A (en) * | 1980-04-18 | 1981-12-18 | Seplast Sa | Surface treatment of nonwoven high air permeable fiber filter layer |
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| JPS6242716A (ja) * | 1985-08-14 | 1987-02-24 | Toyobo Co Ltd | エレクトレツトフイルタ−用フイルタ−材料 |
-
1985
- 1985-08-30 JP JP19274085A patent/JPS6253719A/ja active Pending
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