JPH03278867A - パネルのシール方法 - Google Patents

パネルのシール方法

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JPH03278867A
JPH03278867A JP7658790A JP7658790A JPH03278867A JP H03278867 A JPH03278867 A JP H03278867A JP 7658790 A JP7658790 A JP 7658790A JP 7658790 A JP7658790 A JP 7658790A JP H03278867 A JPH03278867 A JP H03278867A
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JP
Japan
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sealing material
panel
sealant
panels
paint
Prior art date
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Pending
Application number
JP7658790A
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English (en)
Inventor
Katsuya Yamamoto
勝也 山本
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車車体のパネル接合部にシーリング材を
塗布して被覆するパネルのシール方法に関する。
(従来の技術) 例えば、第3図および第4図に示す自動車のシルアウタ
1とクォータパネル2との接合部3は、ドア側に取り付
けられたウェザ−ストリップ(ウェザ−ストリップの当
たり面4を第3図に一点鎖線にて図示する)がこの接合
面上に接触して室内を密閉することから、シルアウタ1
にクォータパネル2の板厚相当の段部5を形成し、両パ
ネル1゜2の表面が面一となるように構成されている。
また、室内への水の侵入とクォータパネル3のエツジの
発錆を防止するため、この接合部3にはシーリング材が
塗布されている。
従来のシーリング材の塗布は、電着塗装を終了した後工
程であって中塗り工程の前に行なわれるのが一般的であ
り、シーリング材としては塩化ビニル系熱硬化型樹脂の
シーリング材が広く用いられている。また、このシーリ
ング材を焼き付ける乾燥炉は、シーリング材の塗布工程
の直後に設けられているが、場合によってはこのような
専用乾燥炉を設置することなく、シーリング材塗布工程
の後工程である中塗り乾燥炉か利用されることもある。
ここで、従来実施されていたパネルのシール方法につい
て説明する。第4図(A)〜(D)は、接合部3を示す
縦断面図であり、まず、塗布ガン6によりシーリング材
7を接合部3に塗布する(第4図(B))。この塗布ガ
ン6による塗布直後のシーリング材7は、シルアウタ1
およびクォータパネル2の上面より盛り上がった状態と
なっており、前述したウェザ−ストツリツブが当接して
室内を密閉するためには、このシーリング材7を両パネ
ル1.2の表面と面一にする必要がある。
したがって、次の工程で、ゴム製ヘラ8によってシーリ
ング材7表面を両パネル1,2表面と面一になるように
払拭した後に(第4図(C) ) 、乾燥炉にてシーリ
ング材7を焼き付ける(第4図(D))ようにしている
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来のシール方法によれは、第4図(D
)に示すように、ゴム製ヘラ8によってシーリング)F
A7を払拭して接合部3を平坦にする際に、ゴムヘラ8
の弾性によってシーリンク+A7を払拭し過ぎたり、あ
るいはシーリンク月7の粘性によってシーリング材7が
ゴムヘラ8に付着して接合部3におけるシーリング材7
か凹むこととなる。これによって、パネルエツジ2aが
露出して発錆の原因となったり、あるいは接合部3にお
けるウェザ−ストリップとの間に微小な空隙が生しるこ
とにより、ここから水が室内に侵入するという不具合が
生じる虞れがある。また、接合部3の存在が明らかに確
認できることから見栄え上においても好ましくない。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、パネル接合部に塗布するシーリング材を
平坦に形成することにより、発錆および水漏れを防止し
、かつパネルを一体成形したように見せることにより見
栄えを向上させることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明は、2つのパネルを接
合し、両パネルの表面が略面一になるように一方のパネ
ルに段部を形成してなる接合部に、熱により体積膨張硬
化するシーリンク材を塗布した後に、当該シーリング材
を両パネルの表面と面一あるいはそれより低くなるよう
に払拭し、ついでこのシーリンクHの」−に、当該シー
リンクHの膨張温度と略同一の温度にて硬化する塗料を
塗布した後に、前記シーリンク材および塗料を焼き付け
ることを特徴とするパネルのシール方法である。
(作用) このように構成した本発明にあっては、ます、接合部に
熱により体積膨張硬化するシーリンク材を塗布し、当該
シーリング材を両パネルの表面と而−となるようにシー
リンク材を払拭する。この状態ではシーリング材表面は
凹んでおりパネルエツジが露出している部位も存在する
ついで、このシーリング材の上にシーリング材の膨張温
度と略同一の温度にて硬化する塗料を塗布した後に、前
記シーリング材および塗料を焼き付けると、塗膜か硬化
してシーリング材の表面に硬化膜が形成された状態で、
シーリンク材か体積膨張することにより、パネルエツジ
を確実に被覆すると同時に、表面状態も良好となる。
これにより、パネルエツジか露出することがなく、発錆
を防止することかでき、またウェザ−ストリップとの接
触か確実となって水漏れを防止することができる。しか
も、パネルがあたかも一体成形されたように見えること
から、見栄えか向」ニする。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基ついて説明する。第
1図は本発明の一実施例を示す工程図、第2図(A)〜
(E)は同実施例の接合部を示す縦断面図である。
本実施例の一方のパネル1には、他方のパネル2の板厚
tに相当する段部5か形成されており、両パネル1,2
の表面は略面一となっている。これら両パネル1,2は
スポット溶接等により接合される。そして、パネル表面
に化成被膜を形成した後に、電着塗装を行い所定膜厚の
電着塗膜を形成する。このようなパネル接合部の具体例
を挙げれば、自動車車体におけるクォータパネルとシル
アウタパネルとの接合部、センターピラーとシルアウタ
パネルとの接合部、フロントピラーアッパとロアとの接
合部等が該当するが、本発明は車体の特定部位に限定さ
れることな〈実施することが可能である。
この接合部3をシールするには、第2図(A)に示すよ
うに、まずこの2つのパネル1,2の接合部3に塗布ガ
ン6によってシーリング材7を塗布する(膨張シーリン
グ材塗布20)。
本実施例にて用いられるシーリング材7は、熱硬化型の
シーリング材であって、具体的にはジ−リング剤98.
8重量%に対し、膨張剤を1.2重量%加えたものであ
る。シーリング剤には、塩化ビニル樹脂、可塑剤、充填
剤、添加剤が含まれており、また膨張剤としては具体的
にはパラトルエンヒドラジッドを用いることができる。
このような膨張シーリング材7の膨張メカニズムは、次
のように理解することができる。すなわち、膨張シーリ
ング材7は、加熱によって塩化ビニル↑−シrが可塑剤
を吸収して体積膨張すると共に、隣接する他の塩化ビニ
ル粒子と互いに接触融合してゲル化を開始する。このと
き、熱膨張マイクロカプセルも、内部に収容された溶剤
の蒸気圧により体積膨張を開始する。そして一定時間加
熱し続けると、塩化ビニル樹脂は完全にゲル化し、また
熱膨張マイクロカプセルは、周囲の塩化ビニル樹脂がゲ
ル化することにより体積膨張したときの形状を保持する
ことができ、したがって、シーリング材全体が均一に体
積膨張することになるのである。
このようにして接合部3にシーリング材7を塗布した後
に、第2図(B)に示すように、従来と同様にゴムヘラ
10等により両パネル1,2の表面と面一となるように
シーリング材7を平坦にする(ゴムヘラ修正21)。こ
のとき、シーリング材7の表面は、第2図(C)に示す
ように、シーリング材7の粘性によりシーリング祠7が
ゴムヘラに付着したり、あるいはゴムヘラの弾性によっ
てパネル1,2の表面より凹んだ状態となる。この状態
においては、パネルエツジ2aは部分的に露出している
ことも充分考えられる。
ついで、第2図(D)に示すように、この凹んだシーリ
ング材7の一ヒに、シーリング材7の膨張温度と略同一
の温度にて硬化する塗料9をスプレー塗装等により塗布
する(塗料塗布22)。
本実施例にて用いられる塗料9は、膨張シーリング材7
の膨張温度が120°Cである場合には、例えば、硬化
温度が120℃近傍のウレタン系塗料を用いることがで
きる。このように膨張シーリング材7の膨張温度と略同
一の硬化温度の塗料9を用いるのは、これらを同時に焼
き付けた際に、パネルエツジ2aに塗膜を形成させ、し
かもシーリング材7の表面にもこの硬化膜を形成させた
状態で、シーリング材7を膨張させることにより、パネ
ルエツジ2aの被覆を確実に行うことができると共に、
表面状態も良好となるからである。
これに対して、膨張シーリング材7の膨張温度(例えば
120℃)より高い硬化温度(例えば140℃)の塗料
を用いると、膨張シーリンク′材7が膨張した後に塗料
9が硬化することから、シーリング材7の膨張によりパ
ネルエツジ2aが確実に被覆されていないとパネルエツ
ジ2aが露出してしまい好ましくない。というのも、塗
料9のみによりパネルエツジ2aを被覆することは、塗
料9の硬化時に粘度が一時低下するため不可能だからで
ある。したがって、このような条件でシーリング材と塗
料を同時に焼き付けたとしても、シーリング材の膨脂率
をよほど精度良く管理しなければ、パネルエツジの被覆
を行うことはできないし、また、このような精度良い膨
脂率管理は現実的でない。
また、膨張シーリング材7の膨張温度(例えば120℃
)より低い硬化温度(例えば80°C)の塗料を用いる
と、ゴムヘラ修正後のパネルエツジが露出した状態で、
まず塗料9が硬化し、上述した理由でパネルエツジの被
覆を行うことはできない。しかも、この後にシーリング
材7が膨張したとしても、硬化した塗膜がこのシーリン
グ材の膨張を阻害してパネルエツジの被覆を行うことか
できない。
この塗料9を塗布した直後においては、接合部3の表面
は凹んだままであるが、次にこのシーリング材7と塗料
9とを同時に焼き付ける(焼き付け24)と、第2図(
E)に図示するように、シーリング月7が体積膨張して
パネルエツジ2aを被覆すると同時に、塗料9も硬化し
てシーリング材7の表面に塗膜を形成する。
本発明に係る塗料9の塗布工程22は、従来の中塗り工
程にて行うことができ、また、焼き付は工程23は中塗
り乾燥炉を使用することができる。
なお、中塗り工程の前に専用工程を設けても良いことは
いうまでもない。
このように本実施例によれば、シーリング材7を塗布し
これを平坦にした際に、当該シーリング材7が凹んでパ
ネルエツジ2aが露出するが、この熱硬化によって体積
が膨張するシーリング材7の上に塗料9を塗布した後に
、両者7.9を焼き付けるため、焼き付は後に接合部3
が突出することとなり、再びパネルエツジ2aを被覆す
ることができる。したがって、パネルエツジ2aの露出
による発錆を防止することができる。また、シーリング
)rA7と塗料9とを同時に焼き付け、シーリング利」
二に塗膜を形成するため、あたかもパネル1.2が一体
成形されたかのように見え、外観品質が向上する。
(発明の効果) 以上述べたように本発明によれは、2つのパネルを接合
し、両パネルの表面が略面一になるように一方のパネル
に段部を形成してなる接合部に、熱により体積膨張硬化
するシーリング材を塗布した後に、当該シーリング材を
両パネルの表面と面一あるいはそれより低くなるように
払拭し、ついでこのシーリング材の上に、当該シーリン
グ材の膨張温度と略同一の温度にて硬化する塗料を塗布
した後に、前記シーリング材および塗料を焼き付けるよ
うに構成したため、パネルエツジの発錆、および接合部
からの水漏れを防止することができる。また、パネルを
一体成形したように見せることにより見栄えを向モさせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す工程図、第2図(A)
〜(E)は同実施例の接合部を示す拡大断面図、第3図
は従来の自動車の接合部を示す斜視図、第4図(A)〜
(D)は従来のンール方法を示す縦断面図である。 1・・・一方のパネル、  2・・・他方のパネル、3
・・・接合部、     5・・・段部、7・・・シー
リング材、   9・・・塗料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 2つのパネルを接合し、両パネルの表面が略面一になる
    ように一方のパネルに段部を形成してなる接合部に、熱
    により体積膨張硬化するシーリング材を塗布した後に、
    当該シーリング材を両パネルの表面と面一あるいはそれ
    より低くなるように払拭し、ついでこのシーリング材の
    上に、当該シーリング材の膨張温度と略同一の温度にて
    硬化する塗料を塗布した後に、前記シーリング材および
    塗料を焼き付けることを特徴とするパネルのシール方法
JP7658790A 1990-03-28 1990-03-28 パネルのシール方法 Pending JPH03278867A (ja)

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