JPH0514962Y2 - - Google Patents

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JPH0514962Y2
JPH0514962Y2 JP1987134753U JP13475387U JPH0514962Y2 JP H0514962 Y2 JPH0514962 Y2 JP H0514962Y2 JP 1987134753 U JP1987134753 U JP 1987134753U JP 13475387 U JP13475387 U JP 13475387U JP H0514962 Y2 JPH0514962 Y2 JP H0514962Y2
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JP
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joint
joint material
front wall
sealant
filled
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は外壁等の接合部における目地にはめ
込まれる目地材に関し、詳しくは目地材本体にシ
ーリング材の貯留部を設け、この貯留部にシーリ
ング材を充填した目地材に関するものである。
[従来の技術] 従来から建築物の外壁等の接合部に形成される
目地には漏水防止並びに気密性保持等の目的か
ら、目地にシーリング材を充填するとともに、シ
ーリング材の上から目地化粧材を施すことが行な
われている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記従来の施工手段ではガンによる
シーリング材の充填後に目地化粧材を施すという
少なくとも2回の処理が必要であるとともに、シ
ーリング処理作業に際して目地付近にシーリング
材等が付着するのを防止するためにマスキングテ
ープを張るなどの養生を要するなど面倒な作業を
必要とし作業効率が極めて悪いという問題があつ
た。
また、シーリング材を均一に充填することが困
難で、シーリング材の充填状態にむらが生じ、必
ずしも漏水防止効果、気密効果等の仕上げが満足
のいくものではなかつた。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので
シーリング処理、目地化粧処理が一度でできて作
業効率がよく、しかも漏水防止効果、気密効果等
が確実で、かつ仕上げ状態等が均一に仕上がる目
地材を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] この考案に係る目地材は、可撓性を有する材料
からなる目地材本体と、この目地材本体に充填さ
れたシーリング材とからなる目地材において、前
記目地材本体は前壁と該前壁の両側に立設された
側壁とから構成されて断面略コ字状に形成され、
前記目地材本体には前記前壁と両側壁とで構成さ
れた貯留部が形成され、該貯留部にはシーリング
材が充填され、前記両側壁の各外側面には、目地
に自体が嵌め込まれた時に前記貯留部が押圧され
る大きさの複数の突条がそれぞれ形成され、前記
貯留部の開口部には、目地に自体が嵌め込まれ前
記突条により前記貯留部が押圧されている状態で
前記前壁が前記貯留部側へ押圧された時にはじめ
て破損するフイルムが設けられた構成とされたも
のである。
[実施例] 以下この考案に係る目地材の第1実施例につい
て図面を参照しながら説明する。第1図はこの実
施例に係る目地材Aを示す斜視図である。
前記目地材Aは目地材本体1の貯留部2にシー
リング材3を充填してなるものである。
前記目地材本体1は可撓性を有する合成ゴムか
らなるもので、長尺状をなし前壁4と前壁4の両
側に立設された側壁5,5とからなる断面略チヤ
ンネル状に形成されている。
前記前壁4の両側及び前記側壁5の外方側には
突条6が形成されるとともに谷部6aが形成され
ている。
また、前記目地材本体1には前壁4と側壁5,
5とで形成される貯留部2が設けられており、こ
の貯留部2にはペースト状のシーリング材3が均
一に充填されている。
前記シーリング材3はブチル系、アクリル系、
シリコン系など、その使用される建材の種類、用
途、目的等に応じて各種の品質のものが使用され
る。
また、前記シーリング材3が充填された貯留部
2の開口部は、シーリング材3の脱漏防止のため
にポリエチレンやポリプロピレンなどの薄膜のフ
イルム7で被覆されている。
次に、上記実施例の目地材Aの使用方法につい
て説明する。
先ず、例えば壁材8,8の目地9の幅に適合す
る目地材Aを選択し、この目地材Aを目地9にあ
てがい側壁5,5を狭めるように押圧するととも
に前壁4を押圧し、目地材Aを目地9内に押し込
み、第3図に示すように目地材Aを前壁4の表面
が壁材8,8の外表面と略面一となる程度に目地
9内に押し込みはめ込む。
この場合、目地材本体1は可撓性を有するため
に、側壁5,5は撓み、はめ込まれた後に前壁4
及び側壁5,5の突条6は目地9内の側壁に密着
する。
上記のようにして目地材Aを目地9内に押し込
みはめ込む際、側壁5,5を押圧するとともに前
壁4を押圧することにより、貯留部2がおしつぶ
されフイルム7が破けて貯留部2内に充填されて
いたシーリング材3が貯留部2から押し出され
る。
そして、目地材本体1から押し出されたシーリ
ング材3は目地9内の奥部に充填される。
上記実施例の目地材Aは、可撓性を有する材料
である合成ゴムからなり、かつ前壁4及び両側壁
5,5から構成されているため、目地9にはめ込
む際に撓み、目地9にはめ込み易いとともに、は
め込まれた後に合成ゴムによる弾性により両側壁
5,5に形成された突条6が目地9の側壁に押圧
密接される。
また、たとえ雨水等が前壁4の内側に浸水して
も、複数の突条6,6間の谷部6aを伝わつて下
方へ流れ落ちるので目地材Aから内部へは浸水す
ることがない。従つてこの目地材本体1のみでも
十分にシール性を有するものである。
しかも目地材本体1の前壁4は目地化粧材の役
割を果たすものである。
また、前壁4と側壁5,5とで構成される貯留
部2にシーリング材3が充填されているため、目
地材Aを目地9に押し込みはめ込む際に貯留部2
が押しつぶされるとともに、フイルム7が破けて
シーリング材3が押し出され目地9内に充填され
るという具合に、目地材Aを押し込みはめ込むと
同時にシーリング材3も目地9に充填され、シー
リング処理と目地化粧処理とが同時に行なわれる
ことになり作業効率が極めて向上する。
また、上記のように目地材本体1によるシーリ
ング効果とシーリング材3によるシーリング効果
との二つの相乗効果により確実な漏水防止効果や
気密効果が発揮される。
また、貯留部2内のシーリング材は均一に充填
されているため、目地9の長さが長くても目地9
内に充填されるシーリング材3の量は目地9のど
の個所でも均一となり、漏水防止効果及び気密効
果等にむらが生じることがない。
従つて、またシーリング処理における作業員の
処理技術の熟練等が要求されることがなく、だれ
でも容易に確実なシーリング処理作業を行うこと
ができる。
次に、この考案の第2実施例について説明す
る。
第2実施例に係る目地材Cは第4図に示されて
いる。この目地材Cが上記第1実施例と異なる点
は、貯留部2内に防火発泡体11が充填されてい
ることである。
前記防火発泡体11は第4図に示すようにシー
リング材にひる石などの発泡材11aを混入した
ものである。
前記ひる石は熱せられるとC軸方向に急激に膨
張する特性があることから、火災時の高温による
ひる石の膨張によりシーリング材を膨張させて空
気遮断効が発揮され、防火性能を上げるものであ
る。
また、ひる石は温度を下げても元に戻らない性
質を有するため、例えばシーリング材3が炭化し
ても膨張後は目地のシーリング効果には変化がな
く、シーリング材3が炭化しない場合は膨張によ
り却つてシーリング効果が向上するものである。
次に、この考案の第3実施例について説明す
る。第3実施例に係る目地材Dは第5図に示され
ている。この目地材Dは同図に示すように貯留部
2の内壁に金属板10を設けるとともに、この金
属板10の内側に前記実施例2の防火発泡体11
を充填したものである。
この第3実施例の目地材Dによると、火災等が
発生しても目地材本体1が炭化し、この目地材本
体1と金属板10による空気遮断効果により火災
の拡大を防止することができる。
また、漏水防止効果、気密効果の点において
も、目地材本体1の弾性に加えて、金属板10の
弾性により、目地材本体1の側壁5,5が目地の
側壁に強く圧接されるため漏水防止効果等が向上
する。
以上のようにこの実施例の目地材Dによると、
火災時には金属板10の不燃性による防火性能と
上記防火発泡体11の膨張による防火性能が発揮
されるとともに、併せて金属板10の弾性による
空気遮断効果等が加わるために更に防火性能が向
上する。
なお、上記各実施例においては、目地材本体1
の材料に合成ゴムを使用したが、可撓性を有する
合成樹脂などであればその種類を問うものではな
い。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、 a 可撓性を有する材料からなる目地材本体は前
壁と側壁とから断面略コ字状に形成され、前記
目地材本体には前壁と両側壁とで構成された貯
留部が形成され、該貯留部にはシーリング材が
充填され、目地材本体の側壁の各外側面には、
目地に本目地材が嵌め込まれた時に前記貯留部
が押圧される大きさの複数の突条がそれぞれ形
成されているので、目地に目地材を押し込みは
め込むことにより、目地に目地材をはめ込む際
に目地材本体がその可撓性により撓み、目地に
はめ込み易いとともに、貯留部を押圧しかつ突
条を目地の側壁に押圧密接させることができ、
漏水防止効果や気密効果を著しく向上させるこ
とができる。
b また、貯留部の開口部には、突条により貯留
部が押圧されている状態で前壁を貯留部側へ押
圧することにより、貯留部の開口部のフイルム
をはじめて破損させることができ、目地に本目
地材を押し込みはめ込むと同時にシーリング材
をも目地内に充填することができ、これによ
り、貯留部内に均一に充填されているシーリン
グ材を押し出して目地のシーリングを均一に行
なうことができ、目地材本体によるシーリング
効果とシーリング材によるシーリング効果との
相乗効果により一層確実な漏水防止効果や気密
効果を発揮することができる。
c 従つて、シーリング処理における作業者の熟
練を要さず、作業効率を向上させることがで
き、マスキングテープの張設等の養生を不要と
し、 d しかも、目地材本体の前壁は目地化粧材の役
割を果たすので、シーリング処理と目地化粧処
理とを同時に行なうことができる。
e また、雨水等が前壁の内側に浸水しても、こ
の雨水は複数の突条間を通り流下するので、目
地材から内部へ浸水するのを防止することがで
きる。
f また、シーリング材に防火発泡体を混入する
ことにより防火効果をもあげることができる等
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案に係る目地材の
第1実施例を示すもので第1図はこの実施例に係
る目地材Aの概略を示す斜視図、第2図は平面
図、第3図はこの目地材Aを目地にはめ込んだ状
態を示す図、第4図は第2実施例に係る目地材C
を示す平面図、第5図は第3実施例に係る目地材
Dを示す平面図である。 1……目地材本体、2……貯留部、3……シー
リング材、4……前壁、5……側壁、6……突
条、7……フイルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可撓性を有する材料からなる目地材本体と、こ
    の目地材本体に充填されたシーリング材とからな
    る目地材において、前記目地材本体は前壁と該前
    壁の両側に立設された側壁とから構成されて断面
    略コ字状に形成され、前記目地材本体には前記前
    壁と両側壁とで構成された貯留部が形成され、該
    貯留部にはシーリング材が充填され、前記両側壁
    の各外側面には、目地に自体が嵌め込まれた時に
    前記貯留部が押圧される大きさの複数の突条がそ
    れぞれ形成され、前記貯留部の開口部には、目地
    に自体が嵌め込まれ前記突条により前記貯留部が
    押圧されている状態で前記前壁が前記貯留部側へ
    押圧された時にはじめて破損するフイルムが設け
    られたことを特徴とする目地材。
JP1987134753U 1987-09-03 1987-09-03 Expired - Lifetime JPH0514962Y2 (ja)

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JP1987134753U JPH0514962Y2 (ja) 1987-09-03 1987-09-03

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JPS6441505U JPS6441505U (ja) 1989-03-13
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6240973B2 (ja) * 2013-12-24 2017-12-06 住友金属鉱山シポレックス株式会社 壁構造の縦目地部分の止水構造
JP2022144857A (ja) * 2021-03-19 2022-10-03 古河電気工業株式会社 耐火部材、耐火構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6441505U (ja) 1989-03-13

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