JP6240973B2 - 壁構造の縦目地部分の止水構造 - Google Patents
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Description
本発明の止水構造1とは、ALCパネル10を水平方向に複数連接してなる壁構造100において、個々のALCパネル10間に鉛直方向に形成される所謂縦目地部分に当該部分からの水分の進入を防ぐために形成される止水構造である。本発明の止水構造1は、図1及び図2に示す通り、弾性材料からなる折り畳み式のガスケット12とシーリング材11とが縦目地部分の壁内部側から順次挿入されて構成されている。又、図1及び図2に示す通り、止水構造1に、T字型スペーサー13を更に配置することにより、これを介することによって、横目地部分の防水に寄与する横目地部分用シーリング材14と、ガスケット12との接着性を高めて、止水構造1の防水性能を更に顕著に向上させることができる。尚、マンション等のベランダ側のALCパネルによる壁構造の場合には、縦目地部分の目地幅は、一般的に8〜13mm程度であるが、このような縦目地部分における防水手段として、止水構造1は、特に好ましく用いることができる。
図1〜図3に示す通り、ガスケット12は、止水構造1において、縦目地部分に圧入されて、シーリング材11等とともに止水構造1を構成する。又、ガスケット12は、図2に示す通り、シーリング材11よりも縦目地部分の奥側、即ち、ALCパネル10内部の中心寄りの位置に、長手方向の中心線に沿って折り畳まれた状態で、且つ、折り畳み線の山側をALCパネル10の内部方向に向けた状態で圧入されて止水構造1を構成する。
図1〜図3に示す通り、シーリング材11は、止水構造1において、縦目地部分に成形されて、ガスケット12等とともに止水構造1を構成する。又、シーリング材11は、ガスケット12よりも縦目地部分の外側、即ち、ALCパネル10内部の表面寄りの位置に形成されて止水構造1を構成する。止水構造1は、特に壁構造100の構造的制約から、シーリング材を二重に形成できないことが多い縦目地部分においても、シーリング材とガスケットの最適な組合せにより、防水性を顕著に向上させることができることを特長とする構造である。尚、シーリング材11を形成する材料としては、二液タイプのウレタン系のシーリング材等、従来公知のものを適宜用いることができる。
図7に示す通り、T字型スペーサー13は、水平プレート部131と脚部132を有する形態であればよく、材料樹脂をそのような形状に一体成形したものや、或いは金属プレートを折曲げ形成したものを適宜用いることができる。
止水構造1を含んで構成される壁構造100は、折畳み式のガスケット12を用いることによって、縦目地部分の防水性能について優れた性能を有する構造となる。又、壁構造100は、横目地部分用シーリング材14と、ガスケット12とが取り合う位置に、独自の形状及び構成からなるT字型スペーサー13を配置することにより、ガスケット12と、横目地部分用シーリング材14とが、T字型スペーサー13を介して強固に一体化される。これにより、そのような壁構造100は、極めて優れた防水性能と耐久性を有するものとなる。
11 シーリング材
12 ガスケット
121 凸部
122 スリット
13 T字型スペーサー
131 水平プレート部
132 脚部
133 天面側接着層
134 底面側接着層
14 横目地部分用シーリング材
10 軽量気泡コンクリート(ALC)パネル
100 壁構造
Claims (3)
- 複数の壁パネルを水平方向に連接してなる壁構造において前記壁パネルの間に鉛直方向に形成される縦目地部分の止水構造であって、
前記縦目地部分には、その内部側から表面側に向かって、弾性材料からなる折り畳み式のガスケットと、シーリング材と、が、この順序で挿入されていて、
前記ガスケットは、長手方向の中心線に沿って折り畳まれた状態で、且つ、折り畳み線の山側を前記壁パネルの内部方向に向けた状態で、前記縦目地部分に圧入されていて、
前記壁パネルの天面側の小口面である横目地部分には、T字型スペーサーが、その脚部が前記ガスケットの折り畳み後のギャップ部分に挿入される態様で積層されていて、
前記横目地部分には、更に、前記T字型スペーサーを覆って、横目地部分用シーリング材が積層されていて、
前記T字型スペーサーの水平プレート部の天面には、前記横目地部分用シーリング材との接着性を向上させるための天面側接着層が形成されていて、前記水平プレート部は前記天面側接着層を介して、前記横目地部分用シーリング材と密着しており、
前記T字型スペーサーの水平プレート部の底面には、前記ガスケットとの接着性を向上させるための底面側接着層が形成されている止水構造。 - 前記壁パネルが軽量気泡コンクリートパネルである請求項1に記載の止水構造。
- 請求項1又は2に記載の止水構造を含んでなる壁構造。
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