JP2016188489A - 建物外壁の目地材および目地構造 - Google Patents

建物外壁の目地材および目地構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2016188489A
JP2016188489A JP2015068466A JP2015068466A JP2016188489A JP 2016188489 A JP2016188489 A JP 2016188489A JP 2015068466 A JP2015068466 A JP 2015068466A JP 2015068466 A JP2015068466 A JP 2015068466A JP 2016188489 A JP2016188489 A JP 2016188489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
wall
joint material
building
trunk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015068466A
Other languages
English (en)
Inventor
鈴木 清隆
Kiyotaka Suzuki
清隆 鈴木
洋輔 小濱
Yosuke Kohama
洋輔 小濱
敦弘 山上
Atsuhiro Yamagami
敦弘 山上
昌巳 木下
Masami Kinoshita
昌巳 木下
泰一 牧田
Yasukazu Makita
泰一 牧田
英貴 栗原
Hideki Kurihara
英貴 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Daiwa House Industry Co Ltd
Sekisui Polymatech Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Daiwa House Industry Co Ltd
Sekisui Polymatech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Daiwa House Industry Co Ltd, Sekisui Polymatech Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2015068466A priority Critical patent/JP2016188489A/ja
Publication of JP2016188489A publication Critical patent/JP2016188489A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

【課題】 建物の屋内側から施工することができ、しかも施工自体が簡単で、防水性および耐火性に優れた建物外壁の目地材を提供する。
【解決手段】 この目地材1Aは、建物外壁の壁パネル20間の目地21に装着される。目地材1Aは、止水性を有する弾性体からなる目地材本体2と、この目地材本体2に保持される熱膨張耐火材3とで構成される。目地材本体2は、目地21を構成する両側の壁パネル20の端面に密着する胴部4と、この胴部4の屋内側端から両側に張り出し、両側の壁パネル20の屋内側面にそれぞれ係合する位置決め部5とを有する。目地材本体2の胴部4に、屋内側から壁厚さ方向に延びる切れ目8が設けられ、この切れ目8に熱膨張耐火材3が差し込まれて保持される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、物流施設やその他各種の建物の外壁における壁パネル間の目地に装着される目地材、およびこの目地材が使用された目地構造に関する。
建物外壁の壁パネル間の目地に使用される目地材には、防水性、耐火性、施工性等が要求される。また、目地材が外部に露出する場合には、意匠性も要求される。特に耐火性能が求められる建物においては、目地材の耐火性能が重要である。
耐火性能を必要とする目地材としては、不定形材料からなる湿式の耐火用シーリング材やゴム材等の定形材料からなる乾式の耐火ガスケットが用いられる。図9は、壁パネル20間の目地21に耐火用シーリング材30を屋外側から充填した例を示す。耐火用シーリング材30の屋内側には、耐火用シーリング材30を支持するバックアップ材31が設けられている。また、図10は、目地21に耐火ガスケット32を装着した例を示す。耐火ガスケット32は、例えば環状のゴム材でできている。
図9、図10のように、目地21に耐火用シーリング材30または耐火ガスケット32を施工することで、耐火性と意匠性の両方が得られる。但し、耐火用シーリング材30は耐火ガスケット32と比べて、防水性には優れるが、火災等が発生した場合に亀裂や剥離が生じる可能性があり耐火性では劣る。逆に、耐火ガスケット32は耐火用シーリング材30と比べて、耐火性には優れるが、防水性では劣る。このため、図9の目地構造は耐火性に難があり、図10の目地構造は防水性に難がある。このように耐火用シーリング材30および耐火ガスケット32を単独で使用するのは、それぞれ一長一短がある。
そこで、図11のように、耐火用シーリング材30と耐火ガスケット32とを併用することも行われている。すなわち、目地21の屋内側の箇所に耐火ガスケット32を装着し、屋外側の箇所にバックアップ材31および耐火用シーリング材30を配置する。これにより、防水性、耐火性、および意匠性を担保することができる。しかし、耐火用シーリング材30および耐火ガスケット32を併用すると、耐火用シーリング材30および耐火ガスケット32をそれぞれ別作業で施工しなければならず、施工性が問題となる。
図9、図10、図11のいずれの目地構造も、屋外側から施工される。このため、建物の屋外側に作業のための足場を設置する必要がある。
目地に防水用材料および耐火用材料を使用する場合の施工性を向上するために、図12に示すように、防水用材料である弾性材34の内部に耐火用材料である熱膨張耐火材35を埋め込んだ目地材36が提案されている(特許文献1)。前記熱膨張耐火材35は、一定の温度以上になると膨張して体積を増加させる性質を持つ。この目地材36によると、屋外側から目地21に目地材36を挿入するだけで施工が完了する。施工後は、弾性材34によって防水性が担保される。火災等により熱膨張性耐火材35が一定の温度以上になると、熱膨張耐火材35が膨張して目地21を塞ぐことで、延焼を防止する。
特許第4086699号公報 特許第5364003号公報 特開2014−159731号公報
特許文献1に記載の目地材36を使用する目地構造は、図11の耐火用シーリング材30および耐火ガスケット32を使用する場合と比較して施工性が向上するが、目地材36を屋外側から装着する仕様であるため、図9〜図11の各目地構造と同様に、建物の屋外側に作業のための足場を設置する必要がある。特に、物流施設等のような大きな建物の場合、足場が大掛かりのものとなる。このため、簡易な設備で効率良く施工できることが望まれる。
この発明の目的は、建物の屋内側から施工することができ、しかも施工自体が簡単で、防水性および耐火性に優れた建物外壁の目地材および目地構造を提供することである。
この発明の建物外壁の目地材は、建物外壁の壁パネル間の目地に装着される目地材であって、止水性を有する弾性体からなる目地材本体と、この目地材本体に保持される熱膨張耐火材とで構成され、前記目地材本体は、前記目地を構成する両側の前記壁パネルの端面に密着する胴部と、この胴部の屋内側端から両側に張り出し、前記両側の壁パネルの屋内側面にそれぞれ係合する位置決め部とを有することを特徴とする。
この構成の目地材は、目地材本体の胴部を屋内側から目地に挿入し、位置決め部を両側の壁パネルの屋内側面にそれぞれ係合させて、目地に装着する。目地材本体が位置決め部を有するため、目地内に入り過ぎたり、挿入不足となったりすることなく、正確に位置決めすることができる。この装着作業は屋内側から行うことができ、かつ目地材を目地に押し込むだけの簡単な作業であるので、施工性が良い。目地材を目地に装着した状態では、止水性を有する目地材本体の胴部が、弾性を利用して目地を構成する両側の壁パネルの端面に密着することで、防水性が担保される。火災等により熱膨張耐火材が一定の温度以上になると、熱膨張耐火材が膨張して目地を塞ぐことで、延焼を防止する。
この発明において、前記目地材本体の前記胴部に、屋内側から壁厚さ方向に延びる切れ目が設けられ、この切れ目に前記熱膨張耐火材が差し込まれて保持される構成であるとよい。
この構成であると、止水性を有する目地材本体が耐水性の低い材料である熱膨張耐火材を保護することで、熱膨張耐火材が湿気て機能低下することを防げる。また、目地材本体の弾性を利用して切れ目に熱膨張耐火材を保持するため、保持される熱膨張耐火材の大きさの融通が利く。このため、目地の幅や耐火要求仕様に応じて任意の大きさの熱膨張耐火材を目地材本体に保持させることができる。
前記熱膨張耐火材は、複数のシート状材を積層した構成としてもよい。この場合、シート状材の枚数を変更することで、熱膨張耐火材を求められる大きさにすることが可能である。
この発明において、前記目地材本体の前記胴部は、胴部本体と、この胴部本体における屋外側端から前記壁パネルの前記端面に向かって延びる屋外端ひれ体とを有し、前記胴部を前記目地に挿入した状態で前記屋外端ひれ体が撓んで前記壁パネルの端面に密着する構成とするとよい。
この場合、屋外端ひれ体を撓ませて壁パネルの端面に密着させることで、胴部と壁パネルの端面と密着度が高まり、防水性が向上する。加えて、目地材本体の材料を減少させることができ、経済的である。
また、前記屋外端ひれ体の他に、前記胴部本体における壁厚さ方向の前記位置決め部と前記屋外端ひれ体との中間部に前記壁パネルの前記端面に向かって延びる中間ひれ体を有し、前記胴部を前記目地に挿入した状態で前記中間ひれ体が撓んで前記壁パネルの端面に密着する構成としてもよい。
この場合、屋外端ひれ体および中間ひれ体が2箇所で壁パネルの端面に密着することにより、防水性がより一層向上する。
この発明の建物外壁の目地構造は、この発明の建物外壁の目地材を、前記建物外壁の壁パネル間の目地に屋内側から装着して得られる。このようにして得られる目地構造は、この発明の目地材につき前述したように、施工が簡単で、防水性および耐火性に優れる。
この発明の建物外壁の目地材は、建物外壁の壁パネル間の目地に装着される目地材であって、止水性を有する弾性体からなる目地材本体と、この目地材本体に保持される熱膨張耐火材とで構成され、前記目地材本体は、前記目地を構成する両側の前記壁パネルの端面に密着する胴部と、この胴部の屋内側端から両側に張り出し、前記両側の壁パネルの屋内側面にそれぞれ係合する位置決め部とを有するため、建物の屋内側から施工することができ、しかも施工自体が簡単で、防水性および耐火性に優れる。
この発明の建物外壁の目地構造は、この発明の建物外壁の目地材を、前記建物外壁の壁パネル間の目地に屋内側から装着して得られ、この発明の目地材につき前述したように、施工が簡単で、防水性および耐火性に優れる。
この発明の一実施形態にかかる目地材を使用する目地構造の分解斜視図である。 同目地構造の水平断面図である。 同目地材の(A)組立て前の水平断面図、(B)組立て後の水平断面図である。 同目地材の変形例の(A)組立て前の水平断面図、(B)組立て後の水平断面図である。 図1〜図3に示すものとは熱膨張耐火材の形態が異なる目地材を使用した目地構造の水平断面図である。 熱膨張耐火材の形態がさらに異なる目地材を使用した目地構造の水平断面図である。 この発明の異なる実施形態にかかる目地材の(A)組立て前の水平断面図、(B)組立て後の水平断面図である。 この発明のさらに異なる実施形態にかかる目地材の(A)組立て前の水平断面図、(B)組立て後の水平断面図である。 従来の目地構造の一例の水平断面図である。 従来の目地構造の他の例の水平断面図である。 従来の目地構造のさらに他の例の水平断面図である。 提案例の目地構造の水平断面図である。
この発明の一実施形態を図1〜図3と共に説明する。
図1はこの発明の一実施形態にかかる目地材を使用する目地構造の分解斜視図、図2は同目地構造の水平断面図である。この目地構造は、建物外壁の壁パネル20,20間の目地21に適用される。壁パネル20は、ALC板や、コンクリート板等からなる。
この目地構造に使用される目地材1Aは、図1のように目地21に沿って延びる上下に長い乾式の目地材である。目地材1Aは、目地材本体2と、この目地材本体2に保持される熱膨張耐火材3とで構成される。
目地材本体2は、例えばゴム材、発泡材等の止水性を有する弾性体からなる。具体的には、エチレンプロピレンジエンゴム等のゴム材や、オレフィン系等の可塑性エラストマーが用いられる。
熱膨張耐火材3は、火災等で一定以上の温度になると膨張する難燃性のものであり、例えば以下に示す何れかの樹脂組成物からなる。第1の樹脂組成物は、エポキシ樹脂、リン化合物、中和処理された熱膨張性黒鉛、および無機充填材を含有する。第2の樹脂組成物は、熱可塑性樹脂および/またはゴム物質、リン化合物、中和処理された熱膨張性黒鉛、および無機充填材を含有する。これらの樹脂組成物は、一定以上の温度になると5〜40倍程度に膨張する。
図3の水平断面図に示すように、目地材本体2は、目地21(図1、図2)に屋内側から挿入される部位である胴部4と、この胴部4の屋内側端となる一端から両側に張り出した一対の位置決め部5,5とからなる。一対の位置決め部5,5の両端間の寸法は、この目地材1が使用される目地21の壁幅方向の寸法よりも大きい。
胴部4は、壁厚さ方向に長い胴部本体4aと、この胴部本体4aから両側へ延びる各一対の屋外端ひれ体6,6および中間ひれ体7,7とからなる。前記壁厚さ方向は、この目地材1を目地21(図1、図2)に装着した状態での方向を言う。屋外端ひれ体6,6は、胴部本体4aにおける屋外側となる他端から両側へ延びている。また、中間ひれ体7,7は、胴部本体4aにおける壁厚さ方向の中間部、すなわち位置決め部5,5と屋外端ひれ体6,6との中間部から両側へ延びている。これら屋外端ひれ体6,6および中間ひれ体7,7の各両端間の寸法は、この目地材1が使用される目地21の壁幅方向の寸法よりも大きい。
前記屋外端ひれ体6,6および中間ひれ体7,7は、壁厚さ方向の肉厚が薄く、撓みやすい形状とされている。特に、屋外端ひれ体6,6は、先端側へ行くに従い肉厚が薄くなっており、中間ひれ体7,7以上に撓みやすい形状である。屋外端ひれ体6,6の屋外側の面は、先端側に行くに従い屋内側に後退している。
胴部本体4aには、屋内側から壁厚さ方向に延びる切れ目8が設けられている。切れ目8は、目地材本体2の成型時に形成してもよく、成型後に形成してもよい。また、切れ目8は、図3の例のように一定幅の隙間を有していてもよく、隙間がなく単に切込みを入れただけのものであってもよい。図3(A)のように、胴部本体4aの弾性変形を利用して、屋内側から切れ目8に熱膨張耐火材3を差し込む。図3(B)のように切れ目8に熱膨張耐火材3を差し込んだ状態では、胴部本体4aの弾性復元力による挟み付けで、切れ目8内に熱膨張耐火材3が保持される。
図4に示すように、切れ目8の内面に抜け止めのための突起9を設けておいてもよい。この突起9は、上下方向に連続する線状の形態であってもよく、また上下方向に沿って点在する形態であってもよい。突起9が設けられていると、図4(B)のように切れ目8に熱膨張耐火材3を差し込んだとき、突起9が熱膨張耐火材3の屋内側の端面に係合して切れ目8から熱膨張耐火材3が抜けることを規制する。これにより、目地材1Aの取り扱いが容易になる。
この目地材1Aが使用される目地構造は、図1に示すように、目地材本体2に熱膨張耐火材3が保持された目地材1Aを、屋内側から目地21に押し込むことによって施工を行う。図2に示すように、目地21に目地材1Aを装着した状態では、目地材本体2の胴部4が目地21に挿入される。一対の位置決め部5,5が目地21の両側の壁パネル20の屋内側面にそれぞれ係合することで、胴部4が目地21内に入り過ぎたり、挿入不足となったりすることなく、目地材1Aの壁厚さ方向の位置が正確に位置決めされる。このように、この目地材1の装着作業は屋内側から行うことができ、かつ目地材1を目地21に押し込むだけの簡単な作業であるので、施工性が良い。
このようにして得られる目地構造は、止水性を有する目地材本体1の胴部4が目地21を塞ぐことにより、防水性を確保する。特に、この実施形態の場合、屋外端ひれ体6,6および中間ひれ体7,7が撓んで壁パネル20,20の端面に密着することで、胴部4と壁パネル20,20の端面との密着度が高まり、防水性が向上する。また、屋外端ひれ体6,6および中間ひれ体7,7の2箇所で壁パネル20,20の端面に密着するため、1箇所で壁パネル20,20の端面に密着する場合よりも防水性がさらに良い。加えて、胴部4が屋外端ひれ体6,6および中間ひれ体7,7を有する構成であると、目地材本体2の材料を減少させることができ、経済的である。
火災等が発生した場合、目地材本体1は燃焼してしまうが、熱膨張耐火材3が一定の温度以上になると、熱膨張耐火材3が5〜40倍程度に膨張して目地21を塞ぐことで、延焼を防止する。
まとめると、目地材1Aを使用した目地構造は、目地材本体2により防水性が担保され、熱膨張耐火材3により耐火性が担保される。また、屋内側から施工が可能であり、しかも目地材を目地に押し込むだけの簡単な作業であるので、施工性がよい。なお、目地21の屋外側には、必要に応じて意匠性を有する化粧板22(図1、図2)等が取り付けられる。
上記実施形態の目地材1Aは、熱膨張耐火材3が所定幅の一つの部材で構成されているが、図5、図6のように、熱膨張耐火材3を複数のシート状材3aを積層した構成としてもよい。熱膨張耐火材3の大きさは、目地21の幅や耐火要求仕様に応じて決められる。熱膨張耐火材3をシート状材3aの積層体とすれば、シート状材3aの枚数を変更することで、熱膨張耐火材3を求められる大きさとすることが可能である。目地材本体2が弾性体からなるため、シート状材3aの枚数に応じて切れ目8の隙間寸法が自在に変化することで、求められる大きさの熱膨張耐火材3を切れ目8に保持させることができる。
例えば、図5のように目地21の幅が狭い場合は、シート状材3aの枚数を少なく(例えば3枚)して熱膨張耐火材3を小さくし、図6のように目地21の幅が広い場合は、シート状材3aの枚数を多く(例えば5枚)して熱膨張耐火材3を大きくする。また、求められる耐火要求仕様に応じて、必要な枚数のシート状材3aを積層してもよい。
図7は異なる目地材を示す。前記目地材1A(図3)が屋外端ひれ体6,6および中間ひれ体7,7を有するのに対し、図7の目地材1Bは屋外端ひれ体6,6のみを有する。図7の例では、目地材1Bの屋外端ひれ体6,6の形状が目地材1A(図3)の中間ひれ体7,7の形状に類似しているが、屋外端ひれ体6,6の形状は特に決まりがない。このように屋外端ひれ体6,6のみであっても、目地材本体2により防水性が担保される。前記目地材1A(図3)と同様に、熱膨張耐火材3は、目地材本体2の胴部本体4aに設けられた切れ目8に保持される。
図8はさらに異なる目地材を示す。この目地材1Cは、前記目地材1A(図3),1B(図7)と比べて、熱膨張耐火材3の保持の仕方が異なる。目地材本体2の胴部4は、胴部本体4aと、この胴部本体4aにおける屋外側端から両側へ延びる屋外端ひれ体6,6と、この屋外端ひれ体6,6の先端から屋内側へ延びる耐火材保持片10,10とからなる。目地材1A,1Bと異なり、胴部本体4aに切れ目が設けられていない。
この目地材1Cは、2つの熱膨張耐火材3,3が、胴部本体4aと耐火材保持片10,10との間の保持空間11,11にそれぞれ保持される。保持空間11に熱膨張耐火材3を保持させる際には、図8(A)に二点鎖線で示すように耐火材保持片10を外向きに撓ませて、保持空間11と外部空間との間に熱膨張耐火材3が通ることが可能な開口を開けて作業を行う。
上記各実施形態の目地材1A,1B,1Cは、胴部4と壁パネル20,20の端面との密着度を高めるために屋外端ひれ体6,6、中間ひれ体7,7等のひれ体を有するが、胴部4自体の弾性を利用して胴部4と壁パネル20,20の端面とを密着させることが可能であれば、ひれ体を有しない構成であってもよい(図示せず)。
1A,1B,1C…目地材
2…目地材本体
3…熱膨張耐火材
3a…シート状材
4…胴部
4a…胴部本体
5…位置決め部
6…屋外端ひれ体
7…中間ひれ体
8…切れ目
20…壁パネル
21…目地

Claims (6)

  1. 建物外壁の壁パネル間の目地に装着される目地材であって、
    止水性を有する弾性体からなる目地材本体と、この目地材本体に保持される熱膨張耐火材とで構成され、
    前記目地材本体は、前記目地を構成する両側の前記壁パネルの端面に密着する胴部と、この胴部の屋内側端から両側に張り出し、前記両側の壁パネルの屋内側面にそれぞれ係合する位置決め部とを有することを特徴とする建物外壁の目地材。
  2. 請求項1に記載の建物外壁の目地材において、前記目地材本体の前記胴部に、屋内側から壁厚さ方向に延びる切れ目が設けられ、この切れ目に前記熱膨張耐火材が差し込まれて保持される建物外壁の目地材。
  3. 請求項2に記載の建物外壁の目地材において、前記熱膨張耐火材は、複数のシート状材を積層してなる建物外壁の目地材。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の建物外壁の目地材において、前記目地材本体の前記胴部は、胴部本体と、この胴部本体における屋外側端から前記壁パネルの前記端面に向かって延びる屋外端ひれ体とを有し、前記胴部を前記目地に挿入した状態で前記屋外端ひれ体が撓んで前記壁パネルの端面に密着する建物外壁の目地材。
  5. 請求項4に記載の建物外壁の目地材において、前記胴部本体における壁厚さ方向の前記位置決め部と前記屋外端ひれ体との中間部に前記壁パネルの前記端面に向かって延びる中間ひれ体を有し、前記胴部を前記目地に挿入した状態で前記中間ひれ体が撓んで前記壁パネルの端面に密着する建物外壁の目地材。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の建物外壁の目地材を、前記建物外壁の壁パネル間の目地に屋内側から装着して得られる建物外壁の目地構造。
JP2015068466A 2015-03-30 2015-03-30 建物外壁の目地材および目地構造 Pending JP2016188489A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015068466A JP2016188489A (ja) 2015-03-30 2015-03-30 建物外壁の目地材および目地構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015068466A JP2016188489A (ja) 2015-03-30 2015-03-30 建物外壁の目地材および目地構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016188489A true JP2016188489A (ja) 2016-11-04

Family

ID=57239579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015068466A Pending JP2016188489A (ja) 2015-03-30 2015-03-30 建物外壁の目地材および目地構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016188489A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO20181678A1 (no) * 2018-12-21 2020-06-22 Tunnelsupply As Rissanviser

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0283904U (ja) * 1988-12-15 1990-06-28
JPH04130608U (ja) * 1991-05-22 1992-11-30 西川ゴム工業株式会社 耐火目地ガスケツト
JP2004316082A (ja) * 2003-04-11 2004-11-11 Nishikawa Rubber Co Ltd 耐火目地ガスケット
JP2012207469A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Tokyu Construction Co Ltd 耐火壁の施工方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0283904U (ja) * 1988-12-15 1990-06-28
JPH04130608U (ja) * 1991-05-22 1992-11-30 西川ゴム工業株式会社 耐火目地ガスケツト
JP2004316082A (ja) * 2003-04-11 2004-11-11 Nishikawa Rubber Co Ltd 耐火目地ガスケット
JP2012207469A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Tokyu Construction Co Ltd 耐火壁の施工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO20181678A1 (no) * 2018-12-21 2020-06-22 Tunnelsupply As Rissanviser

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5132423B2 (ja) 貫通ダクト部材とその部材を用いた中空壁のダクト構造
US10641417B2 (en) Fire protection sleeve
US20230013036A1 (en) Firestop collar
JP2016188489A (ja) 建物外壁の目地材および目地構造
JP5209253B2 (ja) 中空壁における延焼防止構造
RU2738297C2 (ru) Противопожарная манжета
JP6452301B2 (ja) 建築用パネルおよびパネル素体
JP2018138736A (ja) 建具
JP5334560B2 (ja) 目地材
JP2018003345A (ja) 目地カバーおよび目地構造
JP5937902B2 (ja) 耐火処理具及び貫通部の耐火構造
JP2010077791A (ja) 目地材
JP6952451B2 (ja) 外壁の乾式目地構造
JP2016151118A (ja) 防火材付きの枠、防火材付き建具、及び、枠又は建具への防火材の取付方法
KR20190017211A (ko) 변형을 방지하는 이질의 단열재가 부가된 알루미늄 샤시
JP6766001B2 (ja) 建具
JP6765266B2 (ja) 外壁用目地材および外壁の乾式目地構造
US20140202103A1 (en) Membrane Interface for Building Apertures
KR101340288B1 (ko) 방화문
JP2017106209A (ja) 目地構造
JPH09268661A (ja) 建築用防水部材

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20171025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171025

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190307

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190625