JP6952451B2 - 外壁の乾式目地構造 - Google Patents

外壁の乾式目地構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6952451B2
JP6952451B2 JP2016186825A JP2016186825A JP6952451B2 JP 6952451 B2 JP6952451 B2 JP 6952451B2 JP 2016186825 A JP2016186825 A JP 2016186825A JP 2016186825 A JP2016186825 A JP 2016186825A JP 6952451 B2 JP6952451 B2 JP 6952451B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
wall
metal plate
indoor side
fin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016186825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018053436A (ja
Inventor
洋輔 小濱
洋輔 小濱
鈴木 清隆
清隆 鈴木
智美 添田
智美 添田
智洋 藤沼
智洋 藤沼
栄紀 鴨下
栄紀 鴨下
昌己 木下
昌己 木下
敦史 荻野
敦史 荻野
賢悟 山本
賢悟 山本
純 谷口
純 谷口
晃一 柴田
晃一 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
Daiwa House Industry Co Ltd
Nippon Steel Coated Sheet Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
Daiwa House Industry Co Ltd
Nippon Steel Coated Sheet Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp, Sekisui Chemical Co Ltd, Daiwa House Industry Co Ltd, Nippon Steel Coated Sheet Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP2016186825A priority Critical patent/JP6952451B2/ja
Publication of JP2018053436A publication Critical patent/JP2018053436A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6952451B2 publication Critical patent/JP6952451B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

この発明は、金属系外壁材やその他の外壁材で構成される外壁に適用される外壁の乾式目地構造に関する。
金属系外壁材の外壁では一般的に、図14に示すように、外壁材51,51間の縦目地52は、基本的には湿式のシーリング53を設け、その裏面に、耐火性能を向上させるためにセラミックファイバー材54を設けている。外壁材51は、胴縁となる金属性パイプからなる下地材55にドリルビス56で止め付けている。この他に、目地シール58およびシーリングテープ59を設けている。
セラミック系外壁材の外壁では、耐火性の確保のために、縦目地に熱膨張性耐火材を介在させた耐火目地構造が提案されている(例えば、特許文献1〜4)。これらの提案例において、水密性は、いずれも前記熱膨張性耐火材とは別に、シーリング材等を縦目地に設けて確保している。特許文献2では、シーリング材を用いずに、金属製または難燃性樹脂材料の目地ジョイナーを前記熱膨張性耐火材と共に用いることについても提案されている。目地ジョイナーは、例えば横断面H形とし、その両フランジ部を外壁材の内外両面に沿わせる。
特開2015−098772号公報 特開2006−009428号公報 特開2015−061971号公報 特開2003−147870号公報
図14の従来例では、水密性においてはシーリング材53に頼り、耐火性能についてはセラミックファイバー材54に頼る構造となり、施工時において多数の工程が必要となる。また、シーリング材53は屋外側から充填する作業となり、外壁材の施工後に目地処理作業を行うため、無足場化が困難である。
前記熱膨張性耐火材を介在させた耐火目地構造の各提案例は、耐火性については優れるが、水密性の確保のためにシーリング材等の水密材を用いるため、図14の例と同様に多数の工程が必要となり、また無足場化も困難である。前記金属製等の目地ジョイナーを用いる提案例では、熱膨張性耐火材を目地ジョイナーに保持させており、そのため、外壁材を順に隣接配置する際に目地ジョイナーを間に介在させるだけでよく、外壁材の施工法によっては目地処理の施工性に優れる。しかし、1枚の外壁材を施工する都度、目地ジョイナーを介在させる作業が必要であり、外壁材を先に施工しておいて、後に目地処理作業を行う手順を採ることができない。例えば、外壁の施工の効率化のため、複数枚の外壁材をユニット化し、躯体に纏めて設置した後に目地処理を行うことが提案されており、このような外壁の施工法を採る場合には使用しにくい。
この発明の目的は、少ない部材点数で耐火性および水密性が得られて、施工の工程が少なくて済み、かつ屋内側から施工できて無足場化が可能な外壁の乾式目地構造を提供することである。
この外壁の乾式目地構造は、隣合う外壁材間の目地における乾式目地構造であって、前記目地が、前記外壁材の屋内側から目地材を挿入可能な形状であり、前記目地材が、水密性および弾力性 を有する長尺形状の熱膨張性耐火材からなり、前記目地内の両側の内面に押しつけ状態で介在していることを特徴とする。なお、上記の「屋内側から目地材を挿入可能な」とは、目地内に目地材を屋内側から挿入した後に、目地が屋内側から閉鎖材で閉じられる構成を含む。
この構成によると、目地材が水密性および弾力性を有する長尺形状の熱膨張性耐火材からなるため、一つの目地材を目地に挿入するだけで、目地の水密性と耐火性を得ることができる。そのため、少ない部材点数で耐火性および水密性が得られて、施工の工程が省力化できる。また、前記目地は、前記外壁材の屋内側から目地材を挿入可能な形状であるため、外壁材の躯体への取付後に、屋内側から施工でき、目地施工の無足場化が可能となる。熱膨張性耐火材は、火災時にはその熱で大きく膨張するため、目地を隙間なく塞ぎ、一般の耐火材に比べて目地における耐火性能に優れる。
この発明の外壁の乾式目地構造において、前記外壁材は、この外壁材の外殻が金属板を有する外壁パネルであり、前記金属板が、前記外壁材の屋外面を構成する屋外金属板部と、この屋外金属板部から前記目地内に折れ曲がって延びる目地内金属板部とを有し、前記目地材は、前記目地の深さ方向の少なくとも一部において両側の前記目地内金属板部に押しつけ状態で介在する構成であってもよい。
熱膨張性耐火材からなる目地材は、耐火性および熱膨張性を与える必要から、材料が限られ、水密性確保専用のガスケットに比べると、接触面での水密性が低い。そのため、外壁材がセラミック系の材料で構成されていて目地内面もそのセラミック系の材料が露出している場合は、目地内面の表面が粗いため、熱膨張性耐火材からなる目地材が押しつけ状態に接していても、水密性を十分に確保できない場合がある。このため、セラミック系の外壁材を用いた外壁の目地では、熱膨張性耐火材とは別に、シーリング材や水密性確保専用のガスケットと併用する場合がある。しかし、目地の内面における熱膨張性耐火材が接する箇所が金属板である目地内金属板部で構成されていると、その表面粗さが小さく、熱膨張性耐火材からなる目地材であっても、水密性を十分に確保することが可能である。外殻が金属板からなる外壁材としては、例えば2枚の金属板の間にロックウール等の不燃断熱材を挟み込んだ金属サンドイッチパネル等が実用化されており、軽量で耐火性や断熱性に優れる。このような外殻が金属板からなる外壁材を用いた外壁において、この発明の水密性および弾力性を有する熱膨張性耐火材からなる目地材を介在させる目地構造とすることで、一つの目地材を挿入するだけで水密性および耐火性の両方を確保できる目地構造が実現できる。
この構成の場合に、前記目地内金属板部が、前記目地の屋外側開口縁から深さ方向の中間まで設けられ、かつ先端に沿って、前記目地の幅方向の中央側へ立ち上がる突出縁を有している。前記目地の内面における前記目地内金属板部の先端から屋内側開口縁までの範囲が不燃断熱材の表面で形成され、前記目地材は、前記目地内金属板部の前記突出縁に押しつけ状態となる突出縁押しつけ部を有する構成としてもよい。
目地内金属板部が先端に沿って目地の幅方向の中央側へ立ち上がる突出縁を有し、前記目地材が前記突出縁に押しつけ状態となっていると、この箇所で接触圧が高くなり、熱膨張性耐火材からなる目地材を用いながら、より高い水密性を得ることができる。前記突出縁は、前記目地内金属板部の先端に設けられるので、折り曲げ加工等によって容易に得ることができる。
この発明において、前記目地材が、中空の目地材本体部と、この目地材本体部の両側面に目地深さ方向に並んでそれぞれ突出した複数のひれ状部とを備えるものであってもよい。目地深さ方向に並ぶ複数のひれ状部で目地内面に接する構成であると、その柔軟性により目地内面に密着し易く、接触箇所における水密性が高く得られる。中空の目地材本体部にひれ状部が設けられていると、目地本体が柔軟な変形性を持ちながら、断面形状の維持性についてもある程度確保され、ひれ状部が目地内面に柔軟に接しながら、押しつけ圧も十分に確保でき、より優れた水密性が得られる。
この発明の外壁の乾式目地構造において、前記目地材が、前記目地内の屋外側に位置する屋外側目地材と屋内側に位置する屋内側目地材とで構成され、前記屋外側目地材は、目地幅方向に広がるひれ状部と、このひれ状部の屋内側にあって屋内側に開口する溝形部とを有し、この溝形部に前記屋内側目地材が嵌まり込んだ構成であってもよい。
この構成の場合、目地材が屋外側目地材と屋内側目地材との2体に分かれるが、目地材の目地への挿入が2回に分けて行え、目地内面にそれぞれの目地材が強く押し当てられるような寸法関係に構成されていて、一体では適正な挿入が難しいような場合も、適正な挿入が容易に行える。
この発明の外壁の乾式目地構造は、隣合う外壁材間の目地における乾式目地構造であって、前記目地が、前記外壁材の屋内側から目地材を挿入可能な形状であり、前記目地材が、水密性および弾力性を有する長尺形状の熱膨張性耐火材からなり、前記目地内の両側の内面に押しつけ状態で介在しているため、少ない部材点数で耐火性および水密性が得られて、施工の工程が少なくて済み、かつ屋内側から施工できて無足場化が可能という効果が得られる。
この発明の一実施形態に係る外壁の乾式目地構造を示す水平断面図である。 同乾式目地構造における自然状態の目地材と目地との寸法関係を示す水平断面図である。 同乾式目地構造を適用した外壁の一部を示す水平断面図である。 同外壁の施工過程を示す部分省略正面図である。 他の実施形態に係る外壁の乾式目地構造を示す水平断面図である。 同乾式目地構造における自然状態の目地材と目地との寸法関係を示す水平断面図である。 同乾式目地構造における目地材の断面図である。 さらに他の実施形態に係る外壁の乾式目地構造を示す水平断面図である。 同乾式目地構造における自然状態の目地材と目地との寸法関係を示す水平断面図である。 同乾式目地構造における目地材の各構成部材の断面図である。 さらに他の実施形態に係る外壁の乾式目地構造を示す水平断面図である。 同乾式目地構造における自然状態の目地材と目地との寸法関係を示す水平断面図である。 同乾式目地構造における目地材の断面図である。 従来の目地構造の水平断面図である。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図4と共に説明する。この外壁の乾式目地構造は、外壁1の隣合う外壁材2,2間の縦目地となる目地3における乾式目地構造であって、目地3が、外壁材2の屋内側から目地材4を挿入可能な形状である。目地材4は、水密性および弾力性を有する長尺形状の熱膨張性耐火材からなり、目地3に屋内側から挿入されて目地材4の持つ弾力性により目地3内の両側の内面3a,3aに押しつけ状態で介在している。
外壁材2は、外殻となる金属板5を有する外壁パネルであり、内部に不燃断熱材6が充填されている。この種の外壁材2は、金属サンドイッチパネルとも呼ばれる。金属板5には鋼板等が用いられる。不燃断熱材6は、ロックウール等の非定形の材料であるが、けい酸カルシウムや石膏ボード等であってもよい。不燃断熱材6の小口面は、石膏ボード等の定形の不燃断熱材からなる小口覆い部材7で覆っている。
金属板5は、屋外面を構成する屋外金属板部5aと、屋内面を構成する屋内側金属板部5bとを有し、外壁材2の両側縁において、屋外金属板部5aから、目地3内に折れ曲がって延びる目地内金属板部5cが設けられている。目地内金属板部5cは、目地3の屋外側開口縁から目地の深さ方向の中間までとされて、屋外金属板部5aと屋内側金属板部5bとは連続しておらず、これら屋内外の金属板部5a,5bの熱橋を回避している。このため、目地3の内面3aは、目地内金属板部5cの先端から屋外側開口縁までの範囲が目地内金属板部5cの表面である金属面部3aaとなり、目地内金属板部5cの先端から屋内側開口縁までの範囲が小口覆い部材7の表面である非金属面部3abとなっている。目地内金属板部5cの先端には、目地3の幅方向の中央側へ立ち上がる突出縁5caが、折り曲げによって長手方向に沿い連続して設けられている。突出縁5caは、その先端で折り返された2重であってもよい。
目地材4は、目地3の深さ方向の少なくとも一部において両側の金属面部3aa,3aaに押しつけ状態で介在している。また、目地材4は、目地内金属板部5cの突出縁5caに押しつけ状態となる突出縁押しつけ部4cを有している。
目地3の屋内側の開口は、帯状の金属材または不燃断熱材等からなる目地塞ぎ材8によって塞がれている。目地塞ぎ材8は、タッピングビスの固着具9で金属板5および小口覆い部材7に着脱可能であり、目地材4の目地3への装着後に取付けられる。
図3,図4に示すように、外壁材2は、横長形状の矩形であり、上下方向に延びる複数本の下地材である胴縁10に取付けられ、胴縁10を介して建物の躯体11(図4)に取付けられる。図3のように、胴縁10は、図示の例ではリップ溝形鋼とされ、外壁材端部に取付けられた胴縁10、すなわち目地3に近接する胴縁10は、目地3に干渉しない位置に設けられている。外壁材2の胴縁10への取付けは、ドリル付きタッピングビス等の国着具9Aによって行われる。外壁材2は、個々に建物の躯体11に取付けてもよいが、例えば図4のように、上下に並ぶ複数枚の外壁材2が、複数本の胴縁10と共にパネルユニット2Aとされ、このパネルユニット2Aの状態で、建物の躯体11に取付けられる。建物の躯体11は、例えば柱12と梁13と床スラブ14等で構成される。
図1,図2において、目地材4は、中空の目地材本体部4aと、この目地材本体部4aの両側面に目地深さ方向に並んでそれぞれ突出した複数のひれ状部4b(4b〜4b)とを備える。目地材4の断面形状は、長手方向のいずれの箇所も同じである。目地材本体部4aは、屋外側となる先端側が若干狭まり、屋内側となる基端面部が凹み形状となっている。ひれ状部4bは、図示の例では目地深さ方向に片面に4つずつ設けられ、いずれも先端が屋内側に近づくように傾斜している。目地材本体部4aの先端面は、最も先端側のひれ状部4b1の傾斜と同じ傾斜角度で傾斜したV字状となっている。目地材4のひれ状部4bを含む全体のA幅は、目地3の屋外側部分および屋内側部分のいずれの幅B,B′よりも大きく形成されている。
目地材4は、最も先端側のひれ状部4bが、目地3の内面3aのうち、金属面部3aaに押しつけ状態に接触し、残りの各ひれ状部4b〜4bは非金属面部3abに押しつけ状態に接触する。先端側から2つ目のひれ状部4bは、その屋外側の面が、前記目地内金属板部5cの突出縁5caに押しつけ状態となる突出縁押しつけ部4cとなる。
目地材4の材質は、前述のように水密性および弾力性を有する熱膨張性耐火材である。熱膨張性耐火材は、火災等により高温となることで、その体積が著しく膨張する(例えば体積が数倍ないし数十倍になる)耐火材の総称である。熱膨張性耐火材としては、例えば、エポキシ樹脂、EPDMゴム、シリコーンゴム、ブチルゴム、熱硬化性発泡樹脂等の樹脂成分と、熱膨張性黒鉛、リン化合物、無機充填材等を配合した熱膨張性樹脂組成物を成形した熱膨張性耐火成形体等を用いることができる。このような樹脂成分を有し成形した熱膨張性耐火材は、その樹脂成分のため、水密性および弾力性を有するものとなる。配合により、熱膨張性耐火材における水密性および弾力性をある程度高めることができ、そのような水密性および弾力性を高めた熱膨張性耐火材が、目地材4の材質として好ましい。
なお、熱膨張性耐火材は、市販品として、テープ状に成形したものであれば、例えば、積水化学工業社製のフィブロック(登録商標、エポキシ樹脂やゴムと、熱膨張性黒鉛等を含有する樹脂組成物を含むシート材料)や、住友スリーエム社製のファイヤーバリア(クロロプレンゴムとバーキュライトを含有する樹脂組成物からなるシート材料)等がある。前記フィブロックを用いた目地材の組成は、例えば次の組成とされる。数値の単位は部数(%)である。EPDM:37.1、熱膨張性黒鉛:7.6、無機系充填剤:55.3
この構成の乾式目地構造によると、目地材4が水密性および弾力性を有する長尺形状の熱膨張性耐火材からなるため、一つの目地材4を目地3に挿入するだけで、目地3の水密性と耐火性を得ることができる。そのため、少ない部材点数で耐火性および水密性が得られて、施工の工程が少なくて済む。また、目地3は、外壁材2の屋内側から目地材4を挿入可能な形状であるため、外壁材2の躯体11(図4)への取付後に、屋内側から施工でき、目地施工の無足場化が可能となる。
また、熱膨張性耐火材は、火災時にはその熱で大きく膨張するため、このような熱膨張性耐火材からなる目地材4が用いられていることで、火災時に目地3を密に隙間なく塞ぎ、一般の耐火材に比べて目地3における耐火性能が優れたものとなる。
熱膨張性耐火材からなる目地材4は、耐火性および熱膨張性を与える必要から、材料が限られ、水密性確保専用のガスケットに比べると、接触面での水密性が低い。そのため、外壁材2がセラミック系の材料で構成されていて目地3の内面3aもそのセラミック系の材料が露出している場合は、目地3の内面3aの表面が粗いため、熱膨張性耐火材からなる目地材4が押しつけ状態に接していても、水密性を十分に確保できない場合がある。このため、従来、セラミック系の外壁材を用いた外壁の目地では、熱膨張性耐火材とは別に、シーリング材や水密性確保専用のガスケットと併用している。
しかし、この実施形態では、目地3の内面3aの屋外側部分が、目地内金属板部5cの表面である金属面部3aaとなり、この金属面部3aaに目地材4のひれ部4b1が押しつけ状態に接している。金属面部3aaは、その表面粗さが小さく、熱膨張性耐火材からなる目地材4であっても、水密性を十分に確保することが可能である。残りのひれ状部4b〜4bは非金属面部3abに接しているが、ひれ部4bが金属面部3aaに接するため、目地3の水密性が確保できる。
また、この実施形態では、外壁材2が、2枚の金属板部5a,5bの間にロックウール等の不燃性断熱材を挟み込んだ金属サンドイッチパネルとされていて、軽量で断熱性に優れる。このような外殻が金属板5からなる外壁材2を用いた外壁1において、この水密性および弾力性を有する熱膨張性耐火材からなる目地材4を介在させる目地構造とすることで、一つの目地材4を挿入するだけで水密性および耐火性の両方を確保できるものとなる。
上記のような金属サンドイッチパネルからなる外壁材2の躯体11への設置については、図4と共に前述したように、複数枚ユニット化して設置することで施工性を高めることが提案されており、その場合、目地処理作業は外壁材2の設置後の作業となる。また、上記ユニット化した外壁材2の設置について、無足場化が提案されており、その場合、目地処理だけに足場を組むのでは無駄が多く、無足場化が要求される。この実施形態の外壁の乾式目地構造によると、屋内側から目地材4を挿入するだけで目地施工が行えるため、このような無足場化の要求に応じることができる。
またこの実施形態では、目地内金属板部5cが先端に突出縁5caを有し、目地材4が突出縁5caに押しつけ状態となる。そのため、この押しつけ箇所で接触圧が高くなり、熱膨張性耐火材からなる目地材4を用いながら、より高い水密性を得ることができる。突出縁5caは、目地内金属板部5cの先端に設けられるので、折り曲げ加工等によって容易に得ることができる。
目地材4は、目地深さ方向に並ぶ複数のひれ状部4b(4b〜4b)で目地3の内面3aに接するため、ひれ状部4bの柔軟性により目地3の内面3aに密着し易く、接触箇所における水密性が高く得られる。中空の目地材本体部4aにひれ状部4bが設けられているため、目地本体4aが柔軟な変形性を持ちながら、断面形状の維持性についてもある程度高く得られ、ひれ状部4bが目地3の内面3aに柔軟に接しながら、押しつけ圧も十分に確保でき、より優れた水密性が得られる。
図5〜図7、図8〜図10、図11〜図13は、それぞれ他の実施形態を示す。これらの実施形態において、特に説明する事項の他は、図1〜図4と共に前述した第1の実施形態と同様であり、重複する説明は省略する。
図5〜図7に示す実施形態では、目地材4が、目地3内の屋外側に位置する屋外側目地材4Aと屋内側に位置する屋内側目地材4Bとで構成される。屋外側目地材4Aは、目地幅方向に広がるひれ状部4Aaと、このひれ状部4Aaの屋内側にあって屋内側に開口する溝形部4Abとを有する。溝形部4Abは、底面部が浅いV字状に傾斜している。屋内側目地材4Bは、屋外側目地材4Aの溝形部4Abに嵌まり込む形状であり、図示の例では断面形状矩形とされている。屋外側目地材4Aと屋内側目地材4Bとは、いずれも水密性および弾力性を有する長尺形状の熱膨張性耐火材であるが、変形し易さ等が異なっていてもよい。屋外側目地材4Aと屋内側目地材4Bの目地3内への挿入前の自然状態の幅寸法は、いずれも、図6に示すように目地幅B,B′よりも若干大きい。
屋外側目地材4Aと屋内側目地材4Bとは、図7に示すように、互いに分離していて、目地3内へは屋外側目地材4Aを挿入した後、屋内側目地材4Bを屋外側目地材4Aの溝形部4Ab内に挿入する。
この構成の場合、目地材4が屋外側目地材4Aと屋内側目地材4Bとの2体に分かれるが、目地3への挿入が上記のように2回に分けて行える。そのため、目地材4の幅を広くして目地3の内面3aに目地材4が強く押し当てられるようにした場合でも、適正な挿入が容易に行える。
図8〜図10の実施形態では、目地材4が、目地3内の屋外側に位置する屋外側目地材4Cと屋内側に位置する屋内側目地材4Dとで構成され、これら屋外側目地材4Cおよび屋内側目地材4Dは、いずれも、水密性および弾力性を有する長尺形状の熱膨張性耐火材である。
図10(A),(B)はそれぞれ屋外側目地材4Cおよび屋内側目地材4Dに外力が作用しない自然状態を示す。同図に示すように、屋外側目地材4Cは、頭部4Caとこの頭部4Caにおける裏面の幅方向中央から延びる平板状の屈曲性脚部4Cbとを備える。この屈曲性脚部4Cbは、頭部4Caに繋がる基端部および中間部の2箇所に屈曲用溝部15,15を有する。頭部4Caは、両側縁が縁部側に到るに従って薄肉となるひれ状に形成され、また自然状態において屈曲用溝部15で屈曲して屈曲性脚部4Cbに対し傾斜している。屋内側目地材4Dは、幅方向の中央に溝部16を有する。
図8に示すように、この実施形態の目地材4は、目地3への介在状態で、屋外側目地材4Cの頭部4Caの両側縁が目地3の両側の内面3a,3aにそれぞれ接する。屈曲性脚部4Cbにおける中間部の屈曲用溝部15よりも頭部4Caから遠い脚部先端側部分4Cbbは、目地3の片方の内面3aに沿う。中間部の屈曲用溝部15よりも頭部4Caに近い脚部基端側部分4Cbaは、目地3の深さ方向に対して斜めとなる。
屋内側目地材4Dは、屋外側目地材4Cの脚部先端側部分4Cbbとこの脚部先端側部分4Cbbの配置側とは反対側の目地3の内面3aとの間に押しつけ状態で介在する。
屋外側目地材4Cおよび屋内側目地材4Dの幅寸法は、自然状態では、図9に示すように、いずれも目地3の幅B,B′よりも若干広く形成されている。
この実施形態の目地材4は、施工に際しては、目地3に屋内側から外内側部材4C屋外側目地材4Cを先に挿入し、その後に屋内側目地材4Dを目地3に挿入する。この目地材4は、目地3への挿入が上記のように2回に分けて行える。そのため、目地材4の幅を広くして目地3の内面3aに目地材4が強く押し当てられるようにされていて一体では適正な押し込みが困難な場合であっても、適正な押し込みが容易に行える。また、屋内側目地材4Dは自然状態で中央の溝部16を有する形状であり、溝部16の幅が変形代となる。そのため、屋内側目地材4Dが柔軟に弾力性変形し、目地3の内面3aへの適切な押しつけを行いながら、目地3への押し込みが行い易い。
図11〜図13の実施形態では、目地材4は、水密性および弾力性を有する長尺形状単一の部材からなり、かつ頭部4Hとこの頭部4Hにおける裏面の幅方向中央から延びる平板状の屈曲性脚部4Lとを備える。この屈曲性脚部4Lは、頭部4Hに繋がる基端部および他の複数箇所(図示の例では4箇所)に屈曲用溝部17(17〜17)を有する。頭部4Hは、両縁部が縁部側に到るに従って薄肉となるひれ状に形成されている。
この目地材4は、自然状態では図13に示すように、頭部4Hに対して、屈曲性脚部4Lの屈曲用溝部17で区分された最も頭部4Hに近い脚部分割体部4Lが溝部17で屈曲して傾斜して延び、残りの脚部分割体部4L〜4Lは、互いに平板状に繋がっていて、頭部4Hに近い脚部分割体部4Lから溝部17で逆方向に傾斜して頭部4Hに対して略垂直に延びている。
図11において、この実施形態の目地材4は、目地3への介在状態で、頭部4Hは両側縁が目地3の両側の内面3aにそれぞれ接し、屈曲性脚部4Lは屈曲用溝部17で屈曲した折り畳み状で目地3の両側の内面3aに押しつけ状態で介在する。屈曲性脚部4Lの折り畳み形状は、この例では四角形状となる。
この構成の目地材4によると、目地3への配置状態では、屈曲性脚部4Lの折り畳み体および頭部4Hがそれぞれ目地3の内面3aに接して水密性を得る。頭部4Hと屈曲性脚部4Lの折り畳み体との複数箇所で目地3の内面3aに接するため、優れた水密性が得られる。
施工時は、屈曲性脚部4Lが平面状に広がったままで、まず頭部4Hを目地3内に適切な深さまで挿入し、この後、一部が目地3から出た状態となる屈曲性脚部4Lを折り畳みながら目地3内に挿入する。このように折り畳みながら目地3内に押し込めばよく、そのため、挿入完了状態では目地3の内面3aに強く圧し当たる状態となるように挿入しても、比較的に弱い押し込み力で挿入することができ、施工性が良い。屈曲性脚部4Lは、屈曲用溝部17が設けられていて、ここで屈曲し易くなっているため、容易に折り畳み状態とすることができる。これらのため、水密性および施工性の両方に優れた乾式目地構造を構成できる。
また、この実施形態では、目地材4の屈曲性脚部4Lは、頭部4Hに繋がる基端部の他に屈曲用溝部17を4箇所に有し、頭部4Hに繋がる基端部から先端部へ向かう2番目以降の各屈曲用溝部17〜17で屈曲して断面四角形に折り畳まれた形状とされる。この四角形の状態で目地3の両側の内面3aに押しつけ状態に介在する。この場合に、四角形状に折り畳まれた屈曲性脚部4Lは、対向する2辺で目地3の内面3aに面接触となって接し、残りの2辺で柔軟な弾力性を有することになる。そのため、目地3の内面3aへの広い押しつけ面積を得ながら、優れた弾力性変形性も得られる。そのため、水密性および施工性がより優れたものとなる。このように、熱膨張性耐火材からなる目地材4で優れた耐火機能を得ながら、水密性、弾力性が得られて施工性にも優れたものとなる。
以上、実施例に基づいて本発明を実施するための形態を説明したが、ここで開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…外壁
2…外壁材
3…目地
3a…内面
3aa…金属面部
3ab…非金属面部
4…目地材
4a…目地材本体部
4b…ひれ状部
4c…突出縁押しつけ部
4A…屋外側目地材
4B…屋内側目地材
4Aa…ひれ状部
4Ab…溝形部
4C…屋外側目地材
4D…屋内側目地材
4Ca…頭部
4Cb…屈曲性脚部
4H…頭部
4L…屈曲性脚部
5…金属板
5a…屋外金属板部
5b…屋内側金属板部
5c…目地内金属板部
5ca…突出縁
6…不燃断熱材
7…小口覆い部材
10…胴縁
11…躯体
15…屈曲用溝部
17…屈曲用溝部
A…幅
B,B′…幅

Claims (3)

  1. 隣合う外壁材間の目地における乾式目地構造であって、前記目地が、前記外壁材の屋内側に、目地材を挿入可能な開口を有しており、前記目地材の全体が、水密性および弾力性を有する長尺形状の熱膨張性耐火材である同一の材料から形成されており、
    前記外壁材は、この外壁材の外殻となる金属板を有する外壁パネルであり、前記金属板が、前記外壁材の屋外面を構成する屋外金属板部と、この屋外金属板部から前記目地内に折れ曲がって延びる目地内金属板部とを有し、前記目地材は、前記目地の深さ方向の少なくとも一部において両側の前記目地内金属板部に押しつけ状態で介在しており、
    前記目地材が、中空の目地材本体部と、この目地材本体部の両側面に目地深さ方向に並んでそれぞれ突出した複数のひれ状部とを備えており、
    前記目地材の、最も屋外側の前記ひれ状部が、前記目地の内面のうち、前記目地内金属板部の表面である金属面部に押し付け状態で接触しており、他の前記ひれ状部が、前記目地の内面のうち、前記目地内金属板部で覆われていない非金属面部に押し付け状態で接触している、
    外壁の乾式目地構造。
  2. 請求項1に記載の外壁の乾式目地構造において、前記目地内金属板部が、前記目地の屋外側開口縁から目地の深さ方向の中間まで設けられ、かつ先端に沿って、前記目地の幅方向の中央側へ立ち上がる突出縁を有し、前記目地の内面における前記目地内金属板部の先端から屋内側開口縁までの範囲が小口覆い部材の表面で形成され、前記目地材の、屋外側から2つ目の前記ひれ状部が、前記目地内金属板部の前記突出縁に押しつけ状態となる突出縁押しつけ部を形成している、
    外壁の乾式目地構造。
  3. 隣合う外壁材間の目地における乾式目地構造であって、前記目地が、前記外壁材の屋内側に、目地材を挿入可能な開口を有しており、前記目地材が、水密性および弾力性を有する長尺形状の熱膨張性耐火材から形成されており、
    前記目地材が、前記目地内の屋外側に位置する屋外側目地材と屋内側に位置する屋内側目地材とで構成され、前記屋外側目地材は、目地幅方向に広がるひれ状部と、このひれ状部の屋内側にあって屋内側に開口する溝形部とを有し、この溝形部に前記屋内側目地材が嵌まり込んでおり、
    前記外壁材は、この外壁材の外殻となる金属板を有する外壁パネルであり、前記金属板が、前記外壁材の屋外面を構成する屋外金属板部と、この屋外金属板部から前記目地内に折れ曲がって延びる目地内金属板部とを有し、
    前記屋外側目地材の前記ひれ状部が、前記目地の内面のうち、前記目地内金属板部の表面である金属面部に押し付け状態で接触しており、前記屋外側目地材の前記溝形部が、前記目地の内面のうち、前記目地内金属板部で覆われていない非金属面部に押し付け状態で接触していることにより、前記目地材が前記目地内の両側の内面に押しつけ状態で介在している、
    外壁の乾式目地構造。
JP2016186825A 2016-09-26 2016-09-26 外壁の乾式目地構造 Active JP6952451B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016186825A JP6952451B2 (ja) 2016-09-26 2016-09-26 外壁の乾式目地構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016186825A JP6952451B2 (ja) 2016-09-26 2016-09-26 外壁の乾式目地構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018053436A JP2018053436A (ja) 2018-04-05
JP6952451B2 true JP6952451B2 (ja) 2021-10-20

Family

ID=61835340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016186825A Active JP6952451B2 (ja) 2016-09-26 2016-09-26 外壁の乾式目地構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6952451B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH045614Y2 (ja) * 1987-12-23 1992-02-18
JPH0626166A (ja) * 1992-05-21 1994-02-01 Ig Tech Res Inc 目地構造
JPH073986A (ja) * 1993-06-19 1995-01-06 Ig Tech Res Inc 壁耐火構造
JPH084136A (ja) * 1994-04-20 1996-01-09 Asahi Chem Ind Co Ltd 防水目地材及びそれを用いた防水目地材の装着方法
JP3981308B2 (ja) * 2002-07-30 2007-09-26 日鉄住金鋼板株式会社 外壁パネルシール構造
JP4146807B2 (ja) * 2004-02-04 2008-09-10 積水化学工業株式会社 耐火ガスケットおよびその製造方法
JP5565901B2 (ja) * 2010-02-22 2014-08-06 積水ハウス株式会社 耐火目地材及び外壁目地の耐火防水構造
JP6121172B2 (ja) * 2012-01-24 2017-04-26 西川ゴム工業株式会社 目地のシール構造
JP6168516B2 (ja) * 2013-01-22 2017-07-26 積水化学工業株式会社 建材用熱膨張性パッキン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018053436A (ja) 2018-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6283335B2 (ja) 外装構造
JP5132423B2 (ja) 貫通ダクト部材とその部材を用いた中空壁のダクト構造
US8307610B2 (en) Insulative metallic channel and construction assembly
KR101955180B1 (ko) 건물의 외단열 구조
JP6259932B2 (ja) 防火性建具
JP6952451B2 (ja) 外壁の乾式目地構造
JP6765266B2 (ja) 外壁用目地材および外壁の乾式目地構造
JP7304751B2 (ja) 断熱パネルで構成された壁の耐火被覆構造
KR101577017B1 (ko) 누수방지 및 열교 차단을 위한 건축용 패널 조립 시스템
JP5334560B2 (ja) 目地材
JP2010265665A (ja) 外壁構造
RU2723774C2 (ru) Изоляционный слой для комплексной системы теплоизоляции и комплексная система теплоизоляции
JP2015190174A (ja) 建築用パネルおよびパネル素体
JP3196233U (ja) 断熱材
RU86629U1 (ru) Панель для облицовки фасадов зданий (варианты)
JP6795900B2 (ja) 耐火パネルの設置構造
JP6842805B2 (ja) 耐火パネル
JP6842806B2 (ja) 耐火パネル
KR200397332Y1 (ko) 숨쉬는 금속 외장재 패널
RU203520U1 (ru) Стеновая панель
JP7402057B2 (ja) ジョイナ、及び壁構造
US20230407626A1 (en) Fire-rated wall joint component and related assemblies
JP2996480B2 (ja) 建築用パネル
JP5588273B2 (ja) 内装材の換気構造
JP2016188489A (ja) 建物外壁の目地材および目地構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6952451

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150