JP3196233U - 断熱材 - Google Patents

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平田 恒一郎
恒一郎 平田
博幸 宮代
博幸 宮代
▲ざき▼ 英明 山
▲ざき▼ 英明 山
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すてきナイスグループ 株式会社
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【課題】垂木間の寸法に柔軟に対応することができ、施工が容易で、十分な断熱および気密性能を維持しつつ、十分な通気量を確保することができる屋根用断熱材を提供する。【解決手段】屋根用断熱材は、所要の幅と厚みと長さを有し、上面には、長手方向に沿って左右一対の突出部4が所要間隔を存して形成され、下面には、幅方向の一端もしくは両端に、長手方向に沿って所要深さのスリット溝2が形成されている。この屋根用断熱材は、野地板6の下方に敷設された垂木7間に配設され、野地板と突出部間の溝3との間に通気層が形成される。またスリット溝により幅方向に圧縮変形可能となり、垂木間の寸法に柔軟に対応して配設でき、弾性変形による復元力によって、十分な断熱および気密状態が確保される。【選択図】図2

Description

この考案は、野地板の下方の垂木間に装着される屋根用断熱材に関するものである。
より具体的には、垂木間の寸法に柔軟に対応することができ、施工が容易で、十分な断熱および気密性能を維持しつつ、十分な通気量を確保することができる屋根用断熱材に関するものである。
従来、建物の屋根部においては、外部からの熱を遮断し屋内を快適な状態に保つために断熱材を野地板の下面や天井部に配設することが行われている。
例えば、屋根部の勾配天井においては、垂木下(約10cm)に天井下地を施工し、繊維系断熱材を下から入れ込む方法が採られていた。
また、特開平09−144156号公報(特許文献1)においては、
野地板が固定された垂木間に、片面に溝部を有する断熱パネルが嵌め込まれ、
この溝部が、野地板との間に、軒先部から棟部に通じる通気層を形成し、
更に前記断熱パネルの屋根裏側に気密シートが配置されていることを特徴とする断熱屋根構造が提案されている。
この断熱屋根構造によれば、
1)垂木や野地板を二重に設けることなく、より簡易な構造で、通気層を有する屋根断熱を実現することができる;
2)野地板の下側に断熱パネル及び気密シートを取り付けるため、施工時にこれらが踏み付けられることがなく、施工時の気密シートの破れや断熱パネルの割れや欠けによる断熱性及び気密性の低下を防止できる;
3)断熱パネルは、施工の一時期さえ垂木間から落下しないよう嵌め込めばよく、これを固定するための金具の取付け等の特別な措置が不要であり、作業性が極めてよい、
とされている。
さらに、実開昭60−184903号公報(特許文献2)においては、部材間に挿入される断熱材が提案されている。
この部材間挿入断熱材は、板状の硬質発泡ポリウレタン、発泡ポリトリスチレン等からなるものであって、部材間に挿入した時に圧縮を受ける板両端付近の両面に、板面に対してほぼ垂直で、切込みの間隔が板厚より小さく、かつ切り込み深さが板厚の半分より深く、互い平行な細溝を設けたものである。
特開平09−144156号公報(請求項1,図1,2) 実開昭60−184903号公報(実用新案登録請求の範囲,図5)
従来の上記のような断熱材の施工方法では、施工が面倒であるという問題や精度よく施工することが難しいという問題があった。
特に繊維系断熱材の施工は、作業者(施工者)の熟練度合い(施工精度)などによって施工精度にむらができてしまうおそれがあって、断熱および気密性能が十分に確保できないという問題もあった。
また、外気と居室内との温度差が大きくなると壁内や屋根の下面で結露が生じることがある。このような結露が生じると構造部材の腐食等の原因となり建物の耐久性が著しく低下するおそれがある。
さらに、垂木間の寸法は様々であり、垂木間の寸法と断熱材の幅寸法とが一致しないことが多いという問題があった。
前記特許文献1の断熱屋根構造における断熱パネルのような断熱材の場合、断熱材の幅寸法が垂木間の寸法よりも小さければ、垂木と断熱材との間に隙間が生じて断熱性が低下する。
さらに、断熱材の幅寸法が垂木間の寸法よりも小さいと、垂木間に取り付けられる断熱材が屈曲して隙間が生じるおそれや、野地板と断熱材との間の通気層が塞がれるおそれがあり、垂木間の寸法に柔軟に対応することができないという問題があった。
前記特許文献2の部材間挿入断熱材では、その長手側面に沿って、上下面に、厚みのほぼ1/2以上の深さで、複数の切込み(スリット)を設けた構造とされている。
したがって、上下方向に反りや、曲がりが発生し易いため、敷設、嵌挿作業がやり難く、嵌挿されても左右の水平度が出難いという問題があった。
この考案はかかる現状に鑑み、野地板の下方の垂木間に装着される屋根用の断熱材であって、垂木間の寸法に柔軟に対応することができ、施工が容易で、十分な断熱および気密性能を維持しつつ、十分な通気量を確保することができる断熱材を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、この考案にかかる請求項1に記載の考案は、
所要の幅と厚みと長さを有する板状の屋根用断熱材であって、
上面には、長手方向に沿って左右一対の突出部が所要間隔を存して形成され、
下面には、幅方向の一端もしくは両端に、長手方向に沿って所要深さのスリット溝が形成されていること
を特徴とする屋根用断熱材。
この考案の請求項2に記載の考案は、
請求項1に記載の屋根用断熱材において、
前記屋根用断熱材は、野地板の下方に敷設された垂木間に配設され、
前記野地板と前記溝との間に通気層が形成されること
を特徴とするものである。
この考案の請求項3に記載の考案は、
請求項1又は2に記載の屋根用断熱材において、
前記溝は、
前記屋根用断熱材の両端と略中央に形成されていること
を特徴とするものである。
この考案にかかる屋根用断熱材は、野地板の下方に敷設される垂木間に嵌め込むだけで施工できるので、その施工は容易である。
この考案にかかる屋根用断熱材においては、その下面の幅方向の両端もしくは一端に、長手方向に沿って所要深さのスリット溝が形成される。
したがって、この考案にかかる屋根用断熱材は、前記スリット溝の幅が変動するように幅方向に圧縮変形可能となっているので、垂木などの構造材間の寸法に柔軟に対応して容易に配設され、また、この屋根用断熱材が有する弾性変形による復元力によって、十分な断熱および気密状態が確保される。
特に、この考案にかかる屋根用断熱材においては、その上面に、長手方向に沿って所要深さの溝を設けることによって、突出部が形成される。
さらに、この屋根用断熱材の上面(溝)と野地板との間に、突出部の高さ相当の通気層が形成される。
したがって、十分な断熱および気密性能を維持しつつ、十分な通気量を確保することができるので、屋根の結露を効果的に防止することができるとともに、屋根の雨漏りや結露の際には、乾燥しやすく、カビなどの発生を防止することができる。
この考案にかかる屋根用断熱材の一実施形態を示した斜視図である。 図1に示す屋根用断熱材が屋根に取り付けられた状態を模式的に示す概略説明図である。
以下、この考案にかかる屋根用断熱材の実施の形態を、添付の図面に基づいて具体的に説明する。
なお、この考案の屋根用断熱材は、図示の実施例に限定されるものではなく、考案の要旨を変更しない範囲内で改良を加えることができるものである。
図1は、この考案にかかる屋根用断熱材の一実施形態を示した斜視図である。
前記屋根用断熱材1は、所要の幅と厚みと長さを有する板状のものである。
前記屋根用断熱材1には、その下面の幅方向の一端に長手方向に沿って所要深さのスリット溝2が形成されている。
このような構成によって、屋根用断熱材1は、前記スリット溝2の幅が変動するように幅方向に圧縮変形可能となっているので、後述するように、垂木間の寸法に柔軟に対応して容易に配設される。
さらに、この屋根用断熱材1は、弾性変形による復元力を有するので、その施工に際しては、十分な断熱および気密状態が確保される。
なお、この実施例において、スリット溝2は、屋根用断熱材1の幅方向の一端に1本設けられているが、断熱性能を低下させない範囲で、幅方向の一端または両端に、複数本設けられてもよい。
また、前記スリット溝2の深さは、断熱材1の高さの1/2程度とすることができる。
前記屋根用断熱材1の上面には、長手方向に沿って所要深さの溝3を設けることにより突出部4が形成されている。
この突出部4は、後述するように、垂木間に装着されたときに、野地板との間で通気層を形成するものである。
すなわち、前記屋根用断熱材1の上面に形成された突出部4は、スペーサーとしての機能を有する。
この考案においては、前記溝を複数設けることにより前記突出部を一又は複数形成させることができる。
なお、この実施例においては、図1に示したように、前記屋根用断熱材1の両端に所要の幅の溝を2つ、これらの溝よりも幅広の溝を略中央に1つ設けることにより、長手方向に沿って左右一対の突出部が所要間隔を存して形成されている。
この考案においては、前記屋根用断熱材1の材質としては、発泡合成樹脂、好ましくは、上下方向に反りや、曲がりを発生させない観点から硬質の発泡合成樹脂が選択される。
なお、前記屋根用断熱材1には、断熱性を向上させるなど、各種の目的のために、例えば、カーボンブラック、グラファイト、酸化チタンなどの添加剤を適宜添加することができる。
なお、この実施例においては、図1に示したように、前記屋根用断熱材1には、長手方向の一端に、嵌合凸部が設けられるとともに、他端に嵌合凹部が設けられ、他の屋根用断熱材との連結が可能となるように構成されている。
この屋根断熱構造では、図2に示すように、所要の間隔をおいて垂木7,7が敷設され、その上に野地板6が取り付けられている。
さらに、この野地板6の下方の垂木7,7間に屋根用断熱材1が装着されている。
より具体的には、野地板6の裏面に屋根用断熱材1の突出部4,4が当接し、相隣り合う垂木7,7間に圧縮状態で嵌め込まれている。
前記屋根用断熱材1は、前記垂木7,7の間隔と同等、又はこれよりもやや広い幅を有するものとする。
なお、この実施例においては、前記垂木7,7の間隔を約410mmとし、前記断熱材1の幅を約410mmとしている。
前記屋根用断熱材1は、下面の幅方向の一端に、長手方向に沿って所要深さのスリット溝2を有する。
このような構成によって、前記垂木7,7間に取り付ける際には、前記屋根用断熱材1は、前記スリット溝2の幅が変動するように幅方向に圧縮変形可能となっているので、嵌め込むだけで前記垂木7,7間に保持され、容易に施工することができる。
さらに、この屋根用断熱材1が有する弾性変形による復元力によって、十分な断熱および気密性能が確保される。
さらにまた、図2に示すように、前記屋根用断熱材1は、その突出部4,4の頂部が野地板6に当接するように配設されるので、野地板6と屋根用断熱材1の上面(溝)との間に突出部4,4の高さ相当(この実施例において約25mm)の空隙が形成される。
この空隙が通気層5を構成し、この通気層5を外気と連通させることによって、屋根の結露を効果的に防止することができるとともに、屋根の雨漏りや結露の際には、容易に乾燥させることができ、カビなどの発生を防止することができる。
なお、この実施例においては、断熱材1は、屋根用の断熱材として、垂木7,7間に嵌め込まれるものとしているが、垂木以外に、柱、間柱などの屋根以外の構造材間に装着することもできる。
この考案にかかる屋根用断熱材は、野地板の下方に敷設される垂木間に嵌め入れられるもので、施工が容易で、十分な断熱および気密性能を維持しつつ、十分な通気量を確保することを可能とする。
したがって、特に建築業界において幅広く利用されるものである。
1 屋根用断熱材
2 スリット溝
3 溝
4 突出部
5 通気層
6 野地板
7 垂木
8 嵌合凸部
9 嵌合凹部

Claims (3)

  1. 所要の幅と厚みと長さを有する板状の屋根用断熱材であって、
    上面には、長手方向に沿って左右一対の突出部が所要間隔を存して形成され、
    下面には、幅方向の一端もしくは両端に、長手方向に沿って所要深さのスリット溝が形成されていること
    を特徴とする屋根用断熱材。
  2. 前記屋根用断熱材は、野地板の下方に敷設された垂木間に配設され、
    前記野地板と前記溝との間に通気層が形成されること
    を特徴とする請求項1に記載の屋根用断熱材。
  3. 前記溝は、
    前記屋根用断熱材の両端と略中央に形成されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の屋根用断熱材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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