JP3117962U - 建築物屋根用断熱パネル及びそのパネルを用いた断熱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 寄せ棟造りの屋根等の換気口がない隅棟に使用しても通気凹部を介して軒換気口と棟換気口が連通され、瓦裏面に滞留する熱や湿気を効果的に排熱・排湿を行うことができる断熱パネルを提供するものである。
【解決手段】 軸材14間に装着される矩形板状の基板部2と、この基板部2の軸材14に当接する両側に前記軸材14が延びる方向へ亘って該軸材14上面に載置される突出部3とを有する建築物屋根部分の軸材14間に装着される断熱パネル1であって、前記基板部2上面には長手方向に連続する縦通気凹部4が凹設され、前記突出部3には前記縦通気凹部4に連通し、更に隣合う断熱パネル1と連通する横通気溝5が刻設された構成とする技術的手段を採用した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築物の屋根に用いる断熱パネル、及び、そのパネルを用いた断熱構造に関するものである。
従来、建築物の屋根の断熱性能を高める手段として、例えば図7(特許文献1の図1参照)に示すような断熱構造が知られている。この断熱構造は、垂木等の軸材121間に断熱パネル100が装着されている。この断熱パネル100は、断熱板101と前記軸材121との間に介在するように断熱板101の端部に取り付けられる一対の端部材102から形成されており、端部材102は軸材121の上面に当接する突出部103を有し、また、断熱板101上に、断熱材板101両端部材102同士で囲まれた部分には、通気凹部110が形成されている。この断熱構造では、通気凹部110を介して軒換気口と棟換気口が連通され、瓦裏面に滞留する熱や湿気を効果的に排熱・排湿を行うことができる有意な構造である。
特開2004−332276号公報
しかし前記断熱パネル100は、寄せ棟造りの屋根においては隅棟と称する傾斜する棟構造であるため、その隅棟上に棟換気口を設置するのが困難であり、その結果、通気凹部110が閉塞され外部に連通しない状態となる。したがって排熱・排湿を行うことができなかった。なお、寄せ棟造りでは屋根頂部の大棟にのみ棟換気口が形成されている。
そこで、本考案は、寄せ棟造りの屋根に使用しても通気凹部を介して軒換気口と棟換気口が連通され、瓦裏面に滞留する熱や湿気を効果的に排熱・排湿を行うことができる断熱パネルを提供するものである。
すなわち本考案は、建築物屋根の軸材間に装着される断熱パネルであって、前記断熱パネルは、軸材間に装着される矩形板状の基板部と、この基板部の軸材に当接する両側に前記軸材が延びる方向へ亘って該軸材上面に載置される突出部とを有し、前記基板部上面には長手方向に連続する縦通気凹部が凹設され、前記突出部には前記縦通気凹部に連通し、更に隣合う断熱パネルと連通する横通気溝が刻設された技術的手段を採用する。
この断熱パネルを用いた建築物屋根の断熱構造としては、請求項5記載のように、前記断熱パネルが建築物屋根の軸材間に嵌着された断熱構造であって、隣接する断熱パネルの縦通気凹部が、当接し合う突出部の横通気溝を連続させることにより、野地板との間に通気路が確保された構造を採用する。
以上のように本考案の断熱パネルは、軸材に載置する突出部に横通気溝が刻設されていることにより、容易に軸材上を跨ぐ通気路を野地板との間に形成することが可能である。また、この断熱パネルを使用することにより、隣合う断熱パネルの縦通気凹部が横通気溝を介して連通することにより、隅棟頂部に排気口が無い場合にも隣合う断熱パネルに通気され排気口まで通じさせることが可能となる。
以下、本考案の実施形態について具体的に図示した実施例に基づいて更に詳細に説明する。
図1は、断熱パネル1の斜面図であって、断熱パネル1は、長方形状の基板部2の長辺両側に全長へ亘って突出部3が突設された基本形態をしている。なお、断熱パネル1の素材は、主にポリスチレン、ウレタン、フェノール等の合成樹脂を発泡させたものを用いる。また、加工性の点を重視する場合では、ポリスチレンを用いることがより好ましい。
そしてこの基板部2上面には垂木間14の巾よりも狭く深さが30mmの長辺方向へ連続する縦通気凹部4が凹設されている。
そしてさらに、突出部3上面には前記縦通気凹部4から側端部まで連通された横通気溝5が刻設されている。その横通気溝5は、溝深さが後述する垂木14の上面を露出することなく、かつ前記縦通気凹部4の深さと同じかそれ以下であり、かつ長辺方向へ間隔を設けて複数刻設される。なお、本実施例では溝深さが12mmで、突出部3の厚みが30mmであり、垂木14上に18mmの断熱部が介在される。また、その溝巾は80mm、間隔は等間隔に2条と、短辺の境界に2条を有し、断熱パネル上1に後述する野地板13を載置しても押し潰れないように溝巾と個数が設定される。
次にこの断熱パネル1の設置した構造を図2乃至3用いて説明する。
図2は、屋根の断面図を示しており、図3は寄せ棟屋根の隅棟を正面視した図を示している。
当該屋根の構造は外側から、瓦11と、防水紙12と、野地板13と、垂木14(軸材)と、隅棟の軸材として隅木15が備えられている。垂木14は、屋根部分に沿って一定間隔に配置され、隣接する垂木14間に断熱パネル1が装着されている。断熱パネル1は軒側を基点に、棟に向って連設しながら任意の枚数を装着する。このように隣接する断熱パネル1の装着基点を統一することで、隣接する横通気溝5を確実に連通することが可能となる。また隅棟の隅木15と交差する断熱パネル1はその傾斜角度に沿って切断して用いる。
このような構造とすることで、断熱パネル1の縦通気凹部4と野地板13で囲まれた部分に縦通気層16が形成され、隣接する断熱パネル1の連通された横通気溝5と野地板13で囲まれた部分に横通気層17が形成され、そしてそれら縦通気層16と横通気層17が縦横に連通し、屋根パネル1と野地板13との間に通気路が形成される。よって如何なる屋根においても、軒換気口と棟換気口が連通され、瓦裏面に滞留する熱や湿気を効果的に排熱・排湿を行うことが可能となる。
図4の実施例は、断熱パネル1の巾寸法を増減する弾性変形部が形成された構成である。詳細には、基板部の側面が上方に向かって外側へ広がる傾斜面とされ、かつ基板部の上面に、長辺方向へ延びるV字状の割溝6が形成されている。この割溝6を境とする外側部分が圧縮力を加えることにより内方に弾性変形する。したがって、断熱パネル1の巾方向の寸法が増減され、この断熱パネル1の幅方向の寸法調節を行うことが可能である。よって、軸材間や断熱パネル1の寸法誤差が生じても確実に断熱パネル1を軸材間に装着させることが出来る。
図5の実施例は、断熱パネル1の巾寸法を増減する弾性変形部が形成されたその他の構成である。詳細には、基板部1が基板部材と、該基板部材と嵌合する一対の端部材に分割され、かつ基部材には長辺方向へ延びる2本の切欠7が形成されている。この切欠7の巾が圧縮力を加えることにより狭まるように弾性変形する。したがって、実施例2と同様の効果を得ることが出来る。
図6の実施例は、断熱パネル1の巾寸法を増減する弾性変形部が形成されたその他の構成である。詳細には、基板部の側面が上方に向かって外側へ広がる傾斜面とされ、かつ基板部であり、装着した際に軸材の側面に当接する側端部近傍に、長辺方向へ延び上面開放V字状の割溝8が形成されている。この割溝8を境とする外側部分が圧縮力を加えることにより内方に弾性変形する。したがって、実施例2と同様の効果を得ることが出来る。
本考案の第1実施例にかかる断熱パネルの斜視図である。 本考案の第1実施例にかかる断熱パネルが屋根部分に設置された状況を示した断面図である。 本考案の第1実施例にかかる断熱パネルが屋根部分に設置された状況を示した斜視図である。 本考案の第2実施例にかかる断熱パネルの斜視図である。 本考案の第3実施例にかかる断熱パネルの斜視図である。 本考案の第4実施例にかかる断熱パネルの斜視図である。 従来の断熱パネルが設置された状況を示した図である。
符号の説明
1 断熱パネル
2 基板部
3 突出部
4 縦通気凹部
5 横通気溝
6 割溝(弾性変形部)
7 切欠(弾性変形部)
8 割溝(弾性変形部)
13 野地板
14 垂木(軸材)
15 隅木
16 縦通気層
17 横通気層

Claims (5)

  1. 建築物屋根の軸材間に装着される断熱パネルであって、
    前記断熱パネルは、軸材間に装着される矩形板状の基板部と、この基板部の軸材に当接する両側に前記軸材が延びる方向へ亘って該軸材上面に載置される突出部とを有し、
    前記基板部上面には長手方向に連続する縦通気凹部が凹設され、前記突出部には前記縦通気凹部に連通し、更に隣合う断熱パネルと連通する横通気溝が刻設された
    ことを特徴とする断熱パネル。
  2. 前記横通気溝は、軸材の上面が露出することなく刻設されていることを特徴とする請求項1記載の断熱パネル。
  3. 前記横通気溝は、前記突出部の軸材が延びる方向に間隔を設けて複数刻設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の断熱パネル。
  4. 前記基板部には、巾寸法を増減する弾性変形部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の断熱パネル。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の断熱パネルが建築物屋根の軸材間に装着された断熱構造であって、
    隣接する断熱パネルの縦通気凹部が、当接し合う突出部の横通気溝を連続させることにより、野地板との間に通気路が確保されていることを特徴とする建築物屋根部分の断熱構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010121378A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Kikkona Kk 屋根パネル、通気性屋根下地構造、寄棟屋根および分岐屋根の通気構造

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