JPH08128148A - 屋根における棟木 - Google Patents

屋根における棟木

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JPH08128148A
JPH08128148A JP28198994A JP28198994A JPH08128148A JP H08128148 A JPH08128148 A JP H08128148A JP 28198994 A JP28198994 A JP 28198994A JP 28198994 A JP28198994 A JP 28198994A JP H08128148 A JPH08128148 A JP H08128148A
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JP
Japan
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roof
ventilation
purlin
attic
ridge
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Pending
Application number
JP28198994A
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English (en)
Inventor
Iwao Tsuzuki
巌 都築
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Yanegiken Co Ltd
Original Assignee
Yanegiken Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隅棟木に換気のための手段を施すことによ
り、屋根裏の換気に簡易に対応することができる。 【構成】 屋根における隅棟に使用される棟木であっ
て、垂木が位置される間に屋根裏から屋根の下地部材が
張着される上面に抜ける通気用の換気通路をその長さ方
向に所定の間隔で複数個形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋根における隅棟に使用
される棟木(隅棟木という。)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、隅棟が形成される構造の屋根、例
えば、方形屋根等にあっては、棟木を中心として両側に
傾斜されて瓦が葺かれるものであり、その構造は、主
に、該隅棟木をの両側に屋根の傾斜に対応して所定の間
隔をおいて垂木が両側に組付られ、その上面には野地板
等の屋根の下地部材が該棟木の上面から全体に張着さ
れ、その上部に瓦が敷設されるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、上記の構造の
屋根にあって屋根裏の換気に対応するには、別の換気構
造が採用されており、棟木等は既存のものを使用してい
るのが現状である。そこで、本発明は、棟木に換気のた
めの手段を直接に施すことにより、屋根裏の換気に簡易
に対応することができる屋根における棟木を提供するこ
とを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は屋根における隅棟に使用される棟木で
あって、垂木が位置される間に屋根裏から屋根の下地部
材が張着される上面に抜ける通気用の換気通路をその長
さ方向に所定の間隔で複数個形成したことをようしとす
るものである。また、前記通気用の換気通路は屋根の下
地部材が張着される上面に対し垂木が位置される間にお
いて、所定の間隔で複数個その幅方向に形成した屋根裏
の通気用の凹溝であることが好ましい。さらに、前記通
気用の換気通路は棟木の下面から上面に抜ける貫通孔で
あることが好ましい。そして、上記棟木の上面を屋根の
傾斜に対応して両側に傾斜する山形状となし、この傾斜
面に沿って通気用の凹溝を連続して形成することがこの
ましい。しかも、上記棟木の上面を屋根の傾斜に対応し
て両側に傾斜する山形状となし、この山形状の頂点に位
置して貫通孔を形成することが好ましい。
【0005】
【作用】上記した構成によれば、屋根裏(室内側)と外
部側とを棟木の通気用の換気通路にて連通状態、すなわ
ち、空気の流通路を形成することができる。これによっ
て、屋根裏(室内側)の換気を図るものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。図において、1は屋根の隅棟部位に使用される
棟木の全体を示し、断面角形状の長尺材から形成され、
その上面は幅方向の中心部から両側に傾斜面1a,1a
がさの長手方向全長にわたって形成されて山形状となし
ている。この傾斜面1a,1aの角度は、施工すべき屋
根の傾斜角度に対応するように形成されることは勿論の
ことである。そして、この上面の傾斜面1a,1aには
垂木Tが組付けられる部位を除いて所望の深さの通気用
の換気通路Wを構成する凹溝2〜2が所定の間隔で多数
個その傾斜面1a,1aに沿って連続して形成されてい
る。
【0007】この凹溝2〜2は前記垂木T間において、
少なくとも複数個(図では5個の場合を示す)形成され
ているのが望ましい。なお、凹溝2〜2の形状は図示の
ものに限定するものではなく、種々の形状が考えられる
ものである。
【0008】本実施例の棟木1は上述のように構成され
ており、その組付けにあっては、屋根の隅棟部位に棟木
1を配設するとともに、該棟木1の所定の部位には施工
すべき屋根の傾斜に対応して複数本の垂木Tが所定の間
隔をおいてその棟木1を中心として両側に斜状に組付け
られている。この場合、垂木Tは棟木1に対してその凹
溝2〜2の部位を避けて組付けられるように予め設定す
ることが可能である。
【0009】ついで、前記垂木Tの上面に、野地板等の
屋根の下地部材Nを棟木1から全体にわたって敷設する
とともに、その上部に防水用のシート等を貼着する。こ
の場合、棟木1に対する下地部材Nの敷設にあって、両
側の最上部に位置される下地部材Nはその上端縁どうし
が突き合わせられることなく、若干の間隔をおいて対向
するものであり、また、下地部材N上に貼着されるシー
トも該下地部材Nの間隔部位を閉塞するものではない。
したがって、棟木1に形成された換気通路Wを構成する
凹溝2〜2はその上面の一部が下地部材Nで閉塞される
ことなく、環法状態が保持されるものである。
【0010】そして、前記下地部材N(前記シート介在
する)の上面に従来と同様に瓦を順次葺いていくもので
あり、棟木1の上方には既存の換気手段(図示しない)
が組付けられるものである。
【0011】しかして、屋根裏側(室内側)と外部側と
は棟木1の凹溝2〜2により構成される通気用の換気通
路Wおよび換気手段(図示しない)によって連通状態と
なり、外部側に対して該屋根裏側(室内側)の換気がな
されるものである。
【0012】このように、本実施例においては、棟木1
に形成された凹溝2〜2により屋根裏側(室内側)と外
部側とを連通する換気通路Wを構成するものであるか
ら、前記換気手段に特別の工夫を施す必要がなく、その
換気構造の簡易化を図ることができるものである。
【0013】なお、本実施例は棟木1の上面を幅方向の
中心部から両側に傾斜面1a,1aを有する形状の場合
について説明したが、これに限定するものではなく、図
3に示すように、上面が偏平面のままの断面角形状の棟
木1Aを使用してもよく、この場合、前記凹溝2〜2は
前例と同様に上面を幅方向の中心部から両側に連続して
傾斜した該凹溝2A〜2Aがその長手方向に所定の間隔
をおいて形成されるものであり、その余の構成及び使用
状態は前述した実施例と同様であり、したがって、効果
もそのまま享受するものである。
【0014】また、上記した各実施例にあって、棟木
1,1Aの上面に突条部を形成してその間を凹溝2〜
2,2A〜2Aとしてもよい。
【0015】さらに、図4に示す本発明の別例について
説明すると、本実施例は棟木10の上面を幅方向の中心
部から両側に傾斜面10a,10aを有する形状に形成
するとともに、この傾斜面10a,10aの頂点を中心
として所望の形状(図では円形の場合を示す)の貫通孔
12〜12が垂木Tが組付けられる部位を除い所定の間
隔で下面から上面(傾斜面10a,10a)に抜けて多
数個貫設され、この貫通孔12〜12により通気用の換
気通路Wを構成した場合であって、その余の構成は前述
した実施例と同様である。したがって、本実施例にあっ
ては前述の実施例における使用状態及びその効果をその
まま享受するとともに、換気通路Wの形成を極めて簡単
になし得るものである。
【0016】なお、上記した実施例において、貫通孔1
2〜12の形状は図示円形に限定するものでなく、楕
円、矩形形状等にいずれの形状でもよく、また、平面の
ままの断面角形状の棟木1Aを使用してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明にあっては、屋根
における隅棟に使用される棟木であって、屋根の下地部
材が張着される上面に対し垂木が位置される間に屋根裏
の通気用の換気通路を所定の間隔で複数個その幅方向に
形成したことにより、その組付け状態にあって、該換気
通路にて屋根裏(室内側)と外部側とを棟木の換気通路
にて屋根裏(室内側)と外部側との連通状態、すなわ
ち、空気の流通路を形成することができる。このこと
は、屋根裏(室内側)の換気に簡易に対応することがで
きるとともに、その換気構造の簡易化を図ることができ
る。また、前記通気用の換気通路は屋根の下地部材が張
着される上面に対し垂木が位置される間において、所定
の間隔で複数個その幅方向に形成した屋根裏の通気用の
凹溝で形成したものであるから、棟木の強度を損ねるこ
となく換気通路を形成し得る。さらに、前記通気用の換
気通路は棟木の下面から上面に抜ける貫通孔でで形成し
たものであるから、その生計がきわめて簡易になし得
る。しかも、上記棟木の上面を屋根の傾斜に対応して両
側に傾斜する山形状となし、この傾斜面に沿って通気用
の凹溝を連続して形成すること、また、該山形状の頂点
に位置して貫通孔を形成することにより、屋根の施工に
即した通気用の換気通路の形成を可能とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す棟木の一部省略した斜
視図である。
【図2】同じく、組付け状態を示す断面図である。
【図3】本発明の別の実施例を示す棟木の一部省略した
斜視図である。
【図4】本発明の他の別実施例を示す棟木の一部省略し
た斜視図である。
【符号の説明】
1,1A、10 棟木 2,2A 凹部 12 貫通孔 W 換気通路 T 垂木 N 下地部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根における隅棟に使用される棟木であ
    って、垂木が位置される間に屋根裏から屋根の下地部材
    が張着される上面に抜ける通気用の換気通路をその長さ
    方向に所定の間隔で複数個形成したことを特徴とする屋
    根における棟木。
  2. 【請求項2】 前記通気用の換気通路は屋根の下地部材
    が張着される上面に対し垂木が位置される間において、
    所定の間隔で複数個その幅方向に形成した屋根裏の通気
    用の凹溝であることを特徴とする前記請求項1記載の屋
    根における棟木。
  3. 【請求項3】 前記通気用の換気通路は棟木の下面から
    上面に抜ける貫通孔であることを特徴とする前記請求項
    1記載の屋根における棟木。
  4. 【請求項4】 上記棟木の上面を屋根の傾斜に対応して
    両側に傾斜する山形状となし、この傾斜面に沿って通気
    用の凹溝を連続して形成したことを特徴とする前記請求
    項2記載の屋根における隅棟木。
  5. 【請求項5】 上記棟木の上面を屋根の傾斜に対応して
    両側に傾斜する山形状となし、この山形状の頂点に位置
    して貫通孔を形成したことを特徴とする前記請求項3記
    載の屋根における隅棟木。
JP28198994A 1994-09-08 1994-11-16 屋根における棟木 Pending JPH08128148A (ja)

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JP28198994A JPH08128148A (ja) 1994-09-08 1994-11-16 屋根における棟木

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JP6-214892 1994-09-08
JP21489294 1994-09-08
JP28198994A JPH08128148A (ja) 1994-09-08 1994-11-16 屋根における棟木

Publications (1)

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JPH08128148A true JPH08128148A (ja) 1996-05-21

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JP28198994A Pending JPH08128148A (ja) 1994-09-08 1994-11-16 屋根における棟木

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JP (1) JPH08128148A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006348697A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Yane Gijutsu Kenkyusho:Kk 屋根における換気用棟木
JP2007327319A (ja) * 2005-07-27 2007-12-20 Shinsei:Kk 換気棟構造
JP2022069884A (ja) * 2020-10-26 2022-05-12 株式会社ウッドビルド 小屋裏空間通気制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006348697A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Yane Gijutsu Kenkyusho:Kk 屋根における換気用棟木
JP2007327319A (ja) * 2005-07-27 2007-12-20 Shinsei:Kk 換気棟構造
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