JPH03276513A - 絶縁電線 - Google Patents
絶縁電線Info
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- JPH03276513A JPH03276513A JP7645290A JP7645290A JPH03276513A JP H03276513 A JPH03276513 A JP H03276513A JP 7645290 A JP7645290 A JP 7645290A JP 7645290 A JP7645290 A JP 7645290A JP H03276513 A JPH03276513 A JP H03276513A
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- Japan
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- insulated wire
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- thin
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、極めて薄肉の被覆を施すことができ、それに
よって−層の細径化が可能な上、十分な機械的強度や耐
摩耗性および必要な電気絶縁性能を保有する新規な絶縁
電線に関するものである。
よって−層の細径化が可能な上、十分な機械的強度や耐
摩耗性および必要な電気絶縁性能を保有する新規な絶縁
電線に関するものである。
[従来の技術]
近年、通信機器類や精密電子機器類は小型化あるいは高
密度実装化の傾向が著しく、さらには、このような様々
の機能を有する小型精密機器類が自動車等に数多く搭載
されるようになり、機器内配線は勿論のこと、限られた
スペースを有効に利用する必要上、これらの機器間を接
続する電線に対しても、絶縁体の薄肉化そして電線自体
の細径化への要望が高まってきている。
密度実装化の傾向が著しく、さらには、このような様々
の機能を有する小型精密機器類が自動車等に数多く搭載
されるようになり、機器内配線は勿論のこと、限られた
スペースを有効に利用する必要上、これらの機器間を接
続する電線に対しても、絶縁体の薄肉化そして電線自体
の細径化への要望が高まってきている。
[発明が解決しようとする課題]
上記した精密機器類内における配線や機器間の細物配線
には、コンピュータ内などにおけるような特殊な場合を
除いて、一般に安価なポリ塩化ビニルを主体とした樹脂
組成物が使用されてきた。
には、コンピュータ内などにおけるような特殊な場合を
除いて、一般に安価なポリ塩化ビニルを主体とした樹脂
組成物が使用されてきた。
しかし、この種従来の樹脂組成物では、薄肉化するにし
ても350μm程度が限界であり、しかもこのように薄
肉化した場合の機械的強度とくに摩耗特性が大きく低下
するという問題があり、薄肉細径化にとって一つの障壁
が出来た形になっていた。
ても350μm程度が限界であり、しかもこのように薄
肉化した場合の機械的強度とくに摩耗特性が大きく低下
するという問題があり、薄肉細径化にとって一つの障壁
が出来た形になっていた。
本発明の目的は、上記したような従来技術の問題点を解
消し、極めて薄肉の被覆を有し、それによって−層の細
径化を可能ならしめる一方、機械的強度が十分にあり摩
耗特性にも優れ、しかも必要な電気絶縁性能をも併せ保
有する上、価格の上でのコストアップも比較的小さい新
規な絶縁電線を提供しようとするものである。
消し、極めて薄肉の被覆を有し、それによって−層の細
径化を可能ならしめる一方、機械的強度が十分にあり摩
耗特性にも優れ、しかも必要な電気絶縁性能をも併せ保
有する上、価格の上でのコストアップも比較的小さい新
規な絶縁電線を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段]
本発明は、下記の化学構造式で示される基本骨格を有し
、溶融粘度(フローテスタ、360℃、剪断速度100
S−1)が1000ポイズ以上のポリエーテルニトリ
ルを主体とする樹脂組成物を導体上に厚さ200gm以
下に被覆してなるものである。
、溶融粘度(フローテスタ、360℃、剪断速度100
S−1)が1000ポイズ以上のポリエーテルニトリ
ルを主体とする樹脂組成物を導体上に厚さ200gm以
下に被覆してなるものである。
電線の絶縁体を薄肉化する場合に、被覆の容易性やその
均一性もさることながら、最終的な決め手となるのは絶
縁体の有する耐摩耗性である。しかし、そのために材料
自体が非常に高価になったりしたのでは、量産性や原価
低減の上から好ましくない。
均一性もさることながら、最終的な決め手となるのは絶
縁体の有する耐摩耗性である。しかし、そのために材料
自体が非常に高価になったりしたのでは、量産性や原価
低減の上から好ましくない。
発明者らは、そのような見地に立ち、少なくとも200
μm以下の厚さにまで薄肉化でき、しかも従来電線と同
等以上の摩耗特性を有する絶縁体となり得る各種のプラ
スチックについてその検討を行なった。
μm以下の厚さにまで薄肉化でき、しかも従来電線と同
等以上の摩耗特性を有する絶縁体となり得る各種のプラ
スチックについてその検討を行なった。
その結果、ついに特定の分子量の分子中にニトリル基を
有するポリエーテル樹脂が求めるような優れた耐摩耗性
を保有することを見出した。
有するポリエーテル樹脂が求めるような優れた耐摩耗性
を保有することを見出した。
そして、この樹脂を導体上に押出被覆してみたところ、
被覆厚が200μm以下である電線を得ることが可能で
あることも見出したのである。
被覆厚が200μm以下である電線を得ることが可能で
あることも見出したのである。
この樹脂の分子量は、溶融粘度で評価した場合1000
ポイズ以上である必要があり、この値未満では耐摩耗性
は不十分である。本発明で規定する溶融粘度は簡便なフ
ローテスタ法によるもので、その測定条件は温度360
℃、剪断速度100S−’である。
ポイズ以上である必要があり、この値未満では耐摩耗性
は不十分である。本発明で規定する溶融粘度は簡便なフ
ローテスタ法によるもので、その測定条件は温度360
℃、剪断速度100S−’である。
この樹脂組成物には、従来同様に着色剤、酸化防止剤、
滑剤、軟化剤等を加えることができ、また、他のポリエ
ーテル系の樹脂を耐摩耗性を損わない範囲で加えること
もできる。
滑剤、軟化剤等を加えることができ、また、他のポリエ
ーテル系の樹脂を耐摩耗性を損わない範囲で加えること
もできる。
このような樹脂としては、ポリエーテルエーテルケトン
、ポリエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリエー
テルスルホン、ポリフェニレンエーテル等を挙げること
ができる。
、ポリエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリエー
テルスルホン、ポリフェニレンエーテル等を挙げること
ができる。
[実施例]
次に、本発明を実施例及び比較例を用いて説明する。
評価に用いた電線は、0.3麿 の軟銅撚線導体上に第
1表に示すように熱可塑性樹脂を被覆厚100μmまた
は200μmとなるように押出被覆したものである。
1表に示すように熱可塑性樹脂を被覆厚100μmまた
は200μmとなるように押出被覆したものである。
摩耗試験は、自動車用低電圧電線の規格であるJASO
D−611のスクレープ試験に準じた。
D−611のスクレープ試験に準じた。
すなわち、第1図はその摩耗試験状況を示す説明図であ
り、1は電線、2はブレード、3はおもりであり、4は
電線1を押えるクランプ、5は試験台、6が往復動試験
機である。
り、1は電線、2はブレード、3はおもりであり、4は
電線1を押えるクランプ、5は試験台、6が往復動試験
機である。
第1図に示すように電線1の被覆11の表面に第2図に
示すエツジ半径0.125amの刃(ブレード)2を当
て、10m+のストロークを毎分60回の速さで往復さ
せる。被覆11が摩耗し、刃が導体12に接触するまで
の往復回数を求め、150回以上耐えるものを合格とし
た。なお、刃にかかる荷重は510gに調整した。
示すエツジ半径0.125amの刃(ブレード)2を当
て、10m+のストロークを毎分60回の速さで往復さ
せる。被覆11が摩耗し、刃が導体12に接触するまで
の往復回数を求め、150回以上耐えるものを合格とし
た。なお、刃にかかる荷重は510gに調整した。
第1表にその試験結果を示した。
この結果から明白なように、実施例1,2.3は本発明
で規定する溶融粘度をもつポリエーテルニトリル樹脂を
それぞれ100μm及び200μmの厚さに被覆した例
であり、耐摩耗性は極めて良好である。
で規定する溶融粘度をもつポリエーテルニトリル樹脂を
それぞれ100μm及び200μmの厚さに被覆した例
であり、耐摩耗性は極めて良好である。
これに対し、比較例1は従来のポリ塩化ビニルを用いた
例であり、被覆厚さを200μmにすると耐摩耗性は明
らかに不合格である。
例であり、被覆厚さを200μmにすると耐摩耗性は明
らかに不合格である。
また、比較例2は本発明の規定を外れる溶融粘度の小さ
いポリエーテルニトリルの例であり100μmとしたと
きの耐摩耗性は不合格である。
いポリエーテルニトリルの例であり100μmとしたと
きの耐摩耗性は不合格である。
第1表より、本発明に係る絶縁体電線の極めて優れた耐
摩耗特性を端的に知ることができる。
摩耗特性を端的に知ることができる。
[発明の効果]
以上の説明によってわかる通り、本発明に係る絶縁電線
によれば、被覆厚を極めて薄くすることができ、細線化
ならびにそれに伴う配線スペースの縮小化を可能とする
ものであり、今日的要請に適切に対応できるものとして
、その工業上の価値は非常に大きなものがある。
によれば、被覆厚を極めて薄くすることができ、細線化
ならびにそれに伴う配線スペースの縮小化を可能とする
ものであり、今日的要請に適切に対応できるものとして
、その工業上の価値は非常に大きなものがある。
第1図は摩耗試験状況を示す説明図、第2図は第1図の
摩耗試験に使用されるブ1ノードの先端部分の説明図で
ある。 1:電線、 2:ブレー阻 3:おもり、 4:クランプ、 5:試験台、 6:往復動試験機、 11:被覆、 12:導体。
摩耗試験に使用されるブ1ノードの先端部分の説明図で
ある。 1:電線、 2:ブレー阻 3:おもり、 4:クランプ、 5:試験台、 6:往復動試験機、 11:被覆、 12:導体。
Claims (1)
- (1)下記の化学構造式で示される基本骨格を有し溶融
粘度(フローテスタ、360℃、剪断速度100S^−
^1)が1000ポイズ以上のポリエーテルニトリルを
主体とする樹脂組成物を導体上に厚さ200μm以下に
被覆してなる絶縁電線。 ▲数式、化学式、表等があります▼
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7645290A JPH03276513A (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | 絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7645290A JPH03276513A (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | 絶縁電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03276513A true JPH03276513A (ja) | 1991-12-06 |
Family
ID=13605543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7645290A Pending JPH03276513A (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | 絶縁電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03276513A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013041794A (ja) * | 2011-08-19 | 2013-02-28 | Hitachi Cable Ltd | 電線・ケーブルおよび組成物 |
CN106010174A (zh) * | 2016-05-31 | 2016-10-12 | 无锡伊佩克科技有限公司 | 一种改性聚芳醚耐高温绝缘漆及其制备方法 |
-
1990
- 1990-03-26 JP JP7645290A patent/JPH03276513A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013041794A (ja) * | 2011-08-19 | 2013-02-28 | Hitachi Cable Ltd | 電線・ケーブルおよび組成物 |
CN106010174A (zh) * | 2016-05-31 | 2016-10-12 | 无锡伊佩克科技有限公司 | 一种改性聚芳醚耐高温绝缘漆及其制备方法 |
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