JPH03275450A - 包装体 - Google Patents
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- JPH03275450A JPH03275450A JP7592490A JP7592490A JPH03275450A JP H03275450 A JPH03275450 A JP H03275450A JP 7592490 A JP7592490 A JP 7592490A JP 7592490 A JP7592490 A JP 7592490A JP H03275450 A JPH03275450 A JP H03275450A
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Landscapes
- Bag Frames (AREA)
- Wrappers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は包装体に係り、特に、開封時に切り裂きが容易
な包装体に関する。
な包装体に関する。
従来より、多層樹脂フィルムから形成された柔軟性を有
する種々の包装体が食品等のレトルト包装や、その他の
包装に広く用いられている。そして、包装体に用いられ
る多層樹脂フィルムは、使用目的に応じて種々の構成を
有するが、基本的には基材層とヒートシール層を備えて
いる。このような多層樹脂フィルムとしては、例えばポ
リエチレンテレフタレート(PET)層/接着剤層/ア
ルミニウム(At )箔層/接着剤層/無延伸ポリプロ
ピレン(P P)層からなる5層構成の樹脂フィルム、
あるいは、PET層/接着剤層/延伸ナイロン層/接看
剤層/AJ箔層/接着剤層/無延伸PP層からなる7層
構成の樹脂フィルムがある。
する種々の包装体が食品等のレトルト包装や、その他の
包装に広く用いられている。そして、包装体に用いられ
る多層樹脂フィルムは、使用目的に応じて種々の構成を
有するが、基本的には基材層とヒートシール層を備えて
いる。このような多層樹脂フィルムとしては、例えばポ
リエチレンテレフタレート(PET)層/接着剤層/ア
ルミニウム(At )箔層/接着剤層/無延伸ポリプロ
ピレン(P P)層からなる5層構成の樹脂フィルム、
あるいは、PET層/接着剤層/延伸ナイロン層/接看
剤層/AJ箔層/接着剤層/無延伸PP層からなる7層
構成の樹脂フィルムがある。
そして、ヒートシール層である無延伸PP層を介して多
層樹脂フィルムを加熱圧着することにより包装体が形成
されていた。
層樹脂フィルムを加熱圧着することにより包装体が形成
されていた。
しかしながら、このような従来の包装体においては、1
kg以上の内容量を充填する場合、包装体に要求される
強度の点からヒートシール層である無延伸PP層の厚さ
は70μm以上であることが必要となり、このため包装
体の開封の際、直線的に切れなかったり、切断が途中で
止まってしまったり、包装体を構成する相対向するフィ
ルムがずれて切り裂かれてしまうことがあり、きれいに
切り裂くことが困難であるといった問題があった。
kg以上の内容量を充填する場合、包装体に要求される
強度の点からヒートシール層である無延伸PP層の厚さ
は70μm以上であることが必要となり、このため包装
体の開封の際、直線的に切れなかったり、切断が途中で
止まってしまったり、包装体を構成する相対向するフィ
ルムがずれて切り裂かれてしまうことがあり、きれいに
切り裂くことが困難であるといった問題があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、開封時の切り裂きの特性に優れた包装体を提
供することを目的とする。
のであり、開封時の切り裂きの特性に優れた包装体を提
供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、基材層とヒートシー
ル層を有する多層樹脂フィルムを前記ヒートシール層を
介して加熱圧着して形成される包装体において、前記ヒ
ートシール層が縦方向一軸延伸フィルムを有する積層構
成であるように構成した。
ル層を有する多層樹脂フィルムを前記ヒートシール層を
介して加熱圧着して形成される包装体において、前記ヒ
ートシール層が縦方向一軸延伸フィルムを有する積層構
成であるように構成した。
〔作用〕
上記の構成を有する本発明によれば、包装体は縦方向一
軸延伸フィルムを有する積層構成からなるヒートシール
層と基材層とを備えた多層樹脂フィルムを前記ヒートシ
ール層を介して加熱圧着して形成され、この包装体を開
封するために引き裂くときにヒートシール層内の縦方向
一軸延伸フィルムの分子配向により前記配向方向と平行
方向に容易、かつ、きれいに切り裂くことか可能となる
。
軸延伸フィルムを有する積層構成からなるヒートシール
層と基材層とを備えた多層樹脂フィルムを前記ヒートシ
ール層を介して加熱圧着して形成され、この包装体を開
封するために引き裂くときにヒートシール層内の縦方向
一軸延伸フィルムの分子配向により前記配向方向と平行
方向に容易、かつ、きれいに切り裂くことか可能となる
。
以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
第1図は本発明に係る包装体の一例としての袋状の包装
体を示す平面図である。第1図において、包装体10は
2枚の多層樹脂フィルム20をそのヒートシール層を対
向するようにして重ね合わせて、その周囲を加熱圧着し
てヒートシール部11を形成して包装体とされている。
体を示す平面図である。第1図において、包装体10は
2枚の多層樹脂フィルム20をそのヒートシール層を対
向するようにして重ね合わせて、その周囲を加熱圧着し
てヒートシール部11を形成して包装体とされている。
このヒートシール部11には、包装体10の開封の際、
包装体10を切り裂くためのノツチ12が形成されてい
る。
包装体10を切り裂くためのノツチ12が形成されてい
る。
本発明において包装体10に用いられる多層樹脂フィル
ムはヒートシール層と基材層とから構成されている。そ
して、ヒートシール層は縦方向一軸延伸フィルム(フィ
ルム製造時に流れ方向に延伸させたフィルム、以下縦延
伸フィルムとする)を有するものであり、また基材層は
例えばPET等の単一の樹脂フィルムであってもよく、
あるいは種類の樹脂フィルムの積層、AI箔と樹脂フィ
ルムの積層等、包装体の使用目的に応じて適宜決定する
ことができる。
ムはヒートシール層と基材層とから構成されている。そ
して、ヒートシール層は縦方向一軸延伸フィルム(フィ
ルム製造時に流れ方向に延伸させたフィルム、以下縦延
伸フィルムとする)を有するものであり、また基材層は
例えばPET等の単一の樹脂フィルムであってもよく、
あるいは種類の樹脂フィルムの積層、AI箔と樹脂フィ
ルムの積層等、包装体の使用目的に応じて適宜決定する
ことができる。
第2図は多層樹脂フィルムの一例を示す概略断面図であ
る。第2図において、多層樹脂フィルム20は、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)層21、接着剤層22
、延伸ナイロン層23、接着剤層24およびアルミニウ
ム(AI)箔層25が積層されてなる基材層20aと、
縦延伸ポリプロピレン(P P)フィルム層27、接着
剤層28、ポリプロピレン(P P)層29および無延
伸ポリプロピレン(P P)層30が積層されてなるヒ
ートシール層20bとを有し、基材層20aとヒートシ
ール層20bとが接着剤層26を介して積層されて構成
されている。この場合、基材層はPE7層21、延伸ナ
イロン層23およびAI箔層25を備えていることによ
り耐熱性、バリア性を有する基材層である。
る。第2図において、多層樹脂フィルム20は、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)層21、接着剤層22
、延伸ナイロン層23、接着剤層24およびアルミニウ
ム(AI)箔層25が積層されてなる基材層20aと、
縦延伸ポリプロピレン(P P)フィルム層27、接着
剤層28、ポリプロピレン(P P)層29および無延
伸ポリプロピレン(P P)層30が積層されてなるヒ
ートシール層20bとを有し、基材層20aとヒートシ
ール層20bとが接着剤層26を介して積層されて構成
されている。この場合、基材層はPE7層21、延伸ナ
イロン層23およびAI箔層25を備えていることによ
り耐熱性、バリア性を有する基材層である。
つぎに、上述のような構成を有する多層樹脂フィルム2
0の形成を説明する。
0の形成を説明する。
まず、縦延伸PPフィルムに接着剤層としてのPP樹脂
を押し出しラミネートして、縦延伸PPフィルム層27
/接着剤層28の構成の積層フィルム31(第3図)を
形成する。尚、この積層フィルム31は共押し日し加工
により同時にフィルム形成することも可能である。つぎ
に、第3図に示されるような押出しラミネーター40を
用いて、積層′フィルム31の接着剤層28の表面にダ
イ41からPP樹脂42を押し出すと共に、無延伸PP
フィルム43を供給して加圧ローラー45a145bに
よりサンドラミネートして縦延伸PPフイル五層27/
接着剤層28/PP層29/無延伸PP層30の構成の
ヒートシール層フィルム20bを形成する。
を押し出しラミネートして、縦延伸PPフィルム層27
/接着剤層28の構成の積層フィルム31(第3図)を
形成する。尚、この積層フィルム31は共押し日し加工
により同時にフィルム形成することも可能である。つぎ
に、第3図に示されるような押出しラミネーター40を
用いて、積層′フィルム31の接着剤層28の表面にダ
イ41からPP樹脂42を押し出すと共に、無延伸PP
フィルム43を供給して加圧ローラー45a145bに
よりサンドラミネートして縦延伸PPフイル五層27/
接着剤層28/PP層29/無延伸PP層30の構成の
ヒートシール層フィルム20bを形成する。
次に、このようなヒートシール層フィルム20bの縦延
伸PPフィルム層27の表面にコロナ処理を施す。一方
、PET層21/接着剤層22/延伸ナイロン層23/
接着剤層24/Al箔層25の構成の基材シート20a
の表面に有機溶剤に溶解した接着剤を塗布し、熱風また
は加熱によって乾燥して接着剤層26を形成する。そし
て、上記のヒートシール層フィルム20bの縦延伸PP
フィルム層27の表面を接着剤層26に重ねて加熱圧着
する、いわゆるドライラミネーションを行い、多層樹脂
フィルム20(第2図)を形成する。
伸PPフィルム層27の表面にコロナ処理を施す。一方
、PET層21/接着剤層22/延伸ナイロン層23/
接着剤層24/Al箔層25の構成の基材シート20a
の表面に有機溶剤に溶解した接着剤を塗布し、熱風また
は加熱によって乾燥して接着剤層26を形成する。そし
て、上記のヒートシール層フィルム20bの縦延伸PP
フィルム層27の表面を接着剤層26に重ねて加熱圧着
する、いわゆるドライラミネーションを行い、多層樹脂
フィルム20(第2図)を形成する。
このような多層樹脂フィルム20において、PE7層2
1の厚さは6〜30μm1延伸ナイロン層23の厚さは
6〜30μm、Aj!箔層25の厚さは5〜30μm1
縦延伸PPフイルム層27の厚さは5〜30μm、PP
P2S5厚さは5〜30μm1無延伸PP層30の厚さ
は20〜100μmであり、ヒートシール層20bの厚
さは25〜130μm1多層樹脂フィルム20全体の厚
さは45〜200μm程度が好ましい。
1の厚さは6〜30μm1延伸ナイロン層23の厚さは
6〜30μm、Aj!箔層25の厚さは5〜30μm1
縦延伸PPフイルム層27の厚さは5〜30μm、PP
P2S5厚さは5〜30μm1無延伸PP層30の厚さ
は20〜100μmであり、ヒートシール層20bの厚
さは25〜130μm1多層樹脂フィルム20全体の厚
さは45〜200μm程度が好ましい。
また、本発明に用いる多層樹脂フィルムとして、第2図
に示される基材層20aを単独のPETフィルムとする
こともできる。
に示される基材層20aを単独のPETフィルムとする
こともできる。
また、本発明において、ヒートシール層20bとして、
上記の積層フィルム31と無延伸PPフィルム43との
ラミネートをサンドラミネートすることなくドライラミ
ネートとすることも可能であるが、このような場合、積
層フィルム31の両面にコロナ処理を施すことが必要と
なり、積層フィルム31を巻取った状態でブロッキング
を生じやすくなり妥当ではない。
上記の積層フィルム31と無延伸PPフィルム43との
ラミネートをサンドラミネートすることなくドライラミ
ネートとすることも可能であるが、このような場合、積
層フィルム31の両面にコロナ処理を施すことが必要と
なり、積層フィルム31を巻取った状態でブロッキング
を生じやすくなり妥当ではない。
そして、上述のような多層樹脂フィルムをヒートシール
層が対向するように重ね合せて加熱圧着して形成された
包装体10は、縦延伸PPフィルム層27の延伸方向(
箪1図の矢印A方向)が開封時の切り裂き方向となるよ
うにノツチ12が設けられている。
層が対向するように重ね合せて加熱圧着して形成された
包装体10は、縦延伸PPフィルム層27の延伸方向(
箪1図の矢印A方向)が開封時の切り裂き方向となるよ
うにノツチ12が設けられている。
このように、本発明を具体化した包装体10に用いられ
る多層樹脂フィルム20はヒートシール層内に縦延伸P
Pフィルム27が積層されているので、所定のヒートシ
ール強度を得るためにヒートシール層が従来のヒートシ
ール層と同程度の厚さであっても、縦延伸PPフィルム
層27の分子の配向方向(延伸方向)に沿った方向の引
き裂き強度が低下し、直線状にきれいに切り裂くことが
できる。さらに、多層樹脂フィルム20にAI箔層25
が含まれることによりガスバリア性に優れた包装体10
を形成することが可能となり、酸化を嫌う食品のレトル
ト包装等に用いることも可能になる。
る多層樹脂フィルム20はヒートシール層内に縦延伸P
Pフィルム27が積層されているので、所定のヒートシ
ール強度を得るためにヒートシール層が従来のヒートシ
ール層と同程度の厚さであっても、縦延伸PPフィルム
層27の分子の配向方向(延伸方向)に沿った方向の引
き裂き強度が低下し、直線状にきれいに切り裂くことが
できる。さらに、多層樹脂フィルム20にAI箔層25
が含まれることによりガスバリア性に優れた包装体10
を形成することが可能となり、酸化を嫌う食品のレトル
ト包装等に用いることも可能になる。
次に、実験例を示して本発明を更に詳細に説明する。
実験例
第1図に示される構成の多層樹脂フィルムを重ね合わせ
、その周囲を180℃、2kg/cnfで1秒間加熱圧
着して形成したレトルト包装体に水を充填した(本発明
試料)。
、その周囲を180℃、2kg/cnfで1秒間加熱圧
着して形成したレトルト包装体に水を充填した(本発明
試料)。
・多層趣旨フィルムの構成材料及び厚さPE7層:12
μm 延伸ナイロン層:15μm AI箔層、7μm 縦延伸PPフィルム層:2oμm PP接着剤層:15μm 無延伸PP層:50μm また、第1図に示される構成においてヒートシール層2
0bとして厚さ90μmの無延伸PPフィルムを用いた
他は上記の多層樹脂フィルムと同一構成の多層樹脂フィ
ルムを使用して本発明試料と同一の条件で形成したレト
ルト包装体に水を充填した(比較試料)。
μm 延伸ナイロン層:15μm AI箔層、7μm 縦延伸PPフィルム層:2oμm PP接着剤層:15μm 無延伸PP層:50μm また、第1図に示される構成においてヒートシール層2
0bとして厚さ90μmの無延伸PPフィルムを用いた
他は上記の多層樹脂フィルムと同一構成の多層樹脂フィ
ルムを使用して本発明試料と同一の条件で形成したレト
ルト包装体に水を充填した(比較試料)。
以上のような本発明試料及び比較試料について、製袋シ
ール強度及び引き裂き強度を測定した。
ール強度及び引き裂き強度を測定した。
結果をjlE1表に示す。
第1表
*−1ヒートシール部強度は包装体の左部、右部および
底部の各測定値の平均値 を示す。
底部の各測定値の平均値 を示す。
*−2引き裂き強度はエルメンドルフ法により測定した
縦方向の引裂き強度 を示す。
縦方向の引裂き強度 を示す。
*−3傾め切れ又は途中で切れが止まる第1表に示され
るように本発明試料は比較試料と同程度のヒートシール
部強度を有しているにもかかわらず、引き裂き強度は明
らかに低い値を示している。また、本発明試料と比較試
料とを120℃および130℃でそれぞれレトルト処理
を行なったが何ら問題は生じなかった。
るように本発明試料は比較試料と同程度のヒートシール
部強度を有しているにもかかわらず、引き裂き強度は明
らかに低い値を示している。また、本発明試料と比較試
料とを120℃および130℃でそれぞれレトルト処理
を行なったが何ら問題は生じなかった。
また、レトルト処理後の本発明試料及び比較試料をノツ
チ部から手で切り裂いて開封試験を行った。その結果、
本発明試料においては、容易に切り裂くことができ、切
り口は直線状できれいな形状であった。一方、比較試料
においては、切り裂きが困難であり、また、表裏で切り
裂き方向にずれが生じ、切り裂きの途中で止まってしま
い、さらに切り裂くことは不可能であった。
チ部から手で切り裂いて開封試験を行った。その結果、
本発明試料においては、容易に切り裂くことができ、切
り口は直線状できれいな形状であった。一方、比較試料
においては、切り裂きが困難であり、また、表裏で切り
裂き方向にずれが生じ、切り裂きの途中で止まってしま
い、さらに切り裂くことは不可能であった。
以上の結果から、本発明によれば包装体を構成する多層
樹脂フィルムに縦延伸フィルムが含まれるので、縦延伸
フィルムの分子の配向方向と平行方向に容易に切り裂け
ることが判り、本発明の効果は明らかであった。
樹脂フィルムに縦延伸フィルムが含まれるので、縦延伸
フィルムの分子の配向方向と平行方向に容易に切り裂け
ることが判り、本発明の効果は明らかであった。
尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではな(
、その趣旨を逸脱しない範囲内で適宜変更することが可
能である。例えば、上述した実施例においては、ヒート
シール層の構成樹脂としてポリプロピレンが用いられて
いるが、これに限定されるものではなく、例えば、ポリ
エチレン等を用いることも可能である。また、包装体の
形状、大きさ等は実施例に限定されるものではなく、使
用目的等に応じて種々のものとすることができる。
、その趣旨を逸脱しない範囲内で適宜変更することが可
能である。例えば、上述した実施例においては、ヒート
シール層の構成樹脂としてポリプロピレンが用いられて
いるが、これに限定されるものではなく、例えば、ポリ
エチレン等を用いることも可能である。また、包装体の
形状、大きさ等は実施例に限定されるものではなく、使
用目的等に応じて種々のものとすることができる。
以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
内容量が比較的大きく、高いヒートシール強度が要求さ
れる包装体であっても、包装体を開封する際にきれいな
切り口で容易に切り裂くことが可能となるという効果が
奏される。
内容量が比較的大きく、高いヒートシール強度が要求さ
れる包装体であっても、包装体を開封する際にきれいな
切り口で容易に切り裂くことが可能となるという効果が
奏される。
/−′O
第1図は本発明に係る包装体の一例を示す平面図、第2
図は包装体を形成するための多層樹脂フィルムの構成を
示す概略断面図、第3図は包装体を形成するための多層
樹脂フィルムの製造に用いる押出しラミネーターの概略
を示す側面図である。 10・・・包装体、11・・・ヒートシール部、12・
・・ノツチ、20・・・多層樹脂フィルム、20a・・
・基材層、20b・・・ヒートシール層、25・・・ア
ルミニウム層、27・・・縦延伸ポリプロピレン層。 第1図 第2図
図は包装体を形成するための多層樹脂フィルムの構成を
示す概略断面図、第3図は包装体を形成するための多層
樹脂フィルムの製造に用いる押出しラミネーターの概略
を示す側面図である。 10・・・包装体、11・・・ヒートシール部、12・
・・ノツチ、20・・・多層樹脂フィルム、20a・・
・基材層、20b・・・ヒートシール層、25・・・ア
ルミニウム層、27・・・縦延伸ポリプロピレン層。 第1図 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、基材層とヒートシール層を有する多層樹脂フィルム
を前記ヒートシール層を介して加熱圧着して形成される
包装体において、 前記ヒートシール層が縦方向一軸延伸フィルムを有する
積層構成であることを特徴とする包装体。 2、前記包装体の加熱圧着部分に開封のためのノッチが
設けられていることを特徴とする請求項1記載の包装体
。 3、前記多層樹脂フィルムの基材層がバリア性を有する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7592490A JP2998968B2 (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | 包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7592490A JP2998968B2 (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | 包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03275450A true JPH03275450A (ja) | 1991-12-06 |
JP2998968B2 JP2998968B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=13590334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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1990
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JP2998968B2 (ja) | 2000-01-17 |
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