JPH0327371B2 - - Google Patents
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- JPH0327371B2 JPH0327371B2 JP874783A JP874783A JPH0327371B2 JP H0327371 B2 JPH0327371 B2 JP H0327371B2 JP 874783 A JP874783 A JP 874783A JP 874783 A JP874783 A JP 874783A JP H0327371 B2 JPH0327371 B2 JP H0327371B2
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- wood
- fibers
- unit
- raw material
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- Expired
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Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
- Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、床材、天井材、家具用化粧板等に用
いられる幅広い意匠に適した美麗な木口化粧単板
に関するものである。
いられる幅広い意匠に適した美麗な木口化粧単板
に関するものである。
一般に、木口模様を有する薄単板を得るには、
第1図に示すように、原木から木材を構成する繊
維の主な成長方向であり、通常、木材の樹軸方向
となる木材の主繊維方向を一方向とする長方形の
単位フリツチを木取り製材し、それを主繊維方向
と交差するよう鋸歯によつて薄板とすることが知
られている。なお、aは木口面、bは木材繊維で
ある。
第1図に示すように、原木から木材を構成する繊
維の主な成長方向であり、通常、木材の樹軸方向
となる木材の主繊維方向を一方向とする長方形の
単位フリツチを木取り製材し、それを主繊維方向
と交差するよう鋸歯によつて薄板とすることが知
られている。なお、aは木口面、bは木材繊維で
ある。
木材の木口面は、木質繊維が短いため、鉋刃に
よる薄削スライスに耐えるだけの強度に乏しく、
スライス時に破損しやすい欠点があり、木口模様
を有するスライス単板を得るのは困難であつた。
そのため、木口模様を有する木質材は、従来、鋸
歯切削による厚削のブロツク状の製品でのみ得ら
れ、製品厚みとしては薄いものでも10m/mから
20m/m、厚いものは60m/mにもなり、相当な
重量でかつ高価なため、家具・調度品の一部分に
のみ使用される程度であつた。
よる薄削スライスに耐えるだけの強度に乏しく、
スライス時に破損しやすい欠点があり、木口模様
を有するスライス単板を得るのは困難であつた。
そのため、木口模様を有する木質材は、従来、鋸
歯切削による厚削のブロツク状の製品でのみ得ら
れ、製品厚みとしては薄いものでも10m/mから
20m/m、厚いものは60m/mにもなり、相当な
重量でかつ高価なため、家具・調度品の一部分に
のみ使用される程度であつた。
本発明の目的は、上述した欠点を解消し、重量
及びコストを減少させ、加工性を向上させて大量
製産を可能にし、使用範囲の拡大を図ると共に、
美麗な木口模様を現出させた化粧単板を提供する
ことにある。
及びコストを減少させ、加工性を向上させて大量
製産を可能にし、使用範囲の拡大を図ると共に、
美麗な木口模様を現出させた化粧単板を提供する
ことにある。
上記目的を達成するために、本発明の木口化粧
単板は、軟質原材と硬質原材からそれぞれ木取り
した各単位フリツチを、一方向に木口面が出現す
るように組合せ接着してなる集成フリツチを前記
一方向に交差する方向より鉋刃によつてスライス
してなることを特徴とする。
単板は、軟質原材と硬質原材からそれぞれ木取り
した各単位フリツチを、一方向に木口面が出現す
るように組合せ接着してなる集成フリツチを前記
一方向に交差する方向より鉋刃によつてスライス
してなることを特徴とする。
以下、図面に基づいて、本発明を詳細に説明す
る。
る。
第2図に示すように、原材から樹種の主繊維方
向に交走する他の繊維の最大交走角度よりも大き
な角度で斜めに木取りして単位フリツチ2を得
る。
向に交走する他の繊維の最大交走角度よりも大き
な角度で斜めに木取りして単位フリツチ2を得
る。
すなわち、木材は、その生長過程において繊維
が層状にかつ輪を描くように生長するので、繊維
方向が交走した部分や湾曲した部分を有し、従来
慣行上行なわれていた木取り方法で得られたフリ
ツチをスライスすれば部分的に逆目現象が生ずる
ことは避けられないので、各樹種の主繊維方向に
交差する他の繊維の最大交走角度よりも大きな角
度で斜めに木取りして一方向に順目のみが表われ
るフリツチ2を得、順目方向からスライスするこ
とにより、繊維の交走があるにもかかわらず、逆
目現象を解消し得るようにする。なお、cは木口
面、dは木材の繊維を示す。
が層状にかつ輪を描くように生長するので、繊維
方向が交走した部分や湾曲した部分を有し、従来
慣行上行なわれていた木取り方法で得られたフリ
ツチをスライスすれば部分的に逆目現象が生ずる
ことは避けられないので、各樹種の主繊維方向に
交差する他の繊維の最大交走角度よりも大きな角
度で斜めに木取りして一方向に順目のみが表われ
るフリツチ2を得、順目方向からスライスするこ
とにより、繊維の交走があるにもかかわらず、逆
目現象を解消し得るようにする。なお、cは木口
面、dは木材の繊維を示す。
次に、この単位フリツチ2を、第3図に示すよ
うに適宜組合せ配置し、接着して種々の模様(例
えば、市松ばり、ますばり、逆ますばり、一本矢
ばり、二本矢ばり、ダイヤモンドばり、逆ダイヤ
モンドばり、杢4枚ばり、ランダムばり等)を構
成する集成フリツチ3を製作する。第3図におい
て、セン、ニレ等の軟質の原材から得た単位フリ
ツチを2a、チーク、シイ、シラカシ等の硬質の
原材から得た単位フリツチを2bとする。
うに適宜組合せ配置し、接着して種々の模様(例
えば、市松ばり、ますばり、逆ますばり、一本矢
ばり、二本矢ばり、ダイヤモンドばり、逆ダイヤ
モンドばり、杢4枚ばり、ランダムばり等)を構
成する集成フリツチ3を製作する。第3図におい
て、セン、ニレ等の軟質の原材から得た単位フリ
ツチを2a、チーク、シイ、シラカシ等の硬質の
原材から得た単位フリツチを2bとする。
このとき、単位フリツチ2a及び2bは、木口
面cが一方向に出現して化粧単板表面となるよう
に組合せ、かつ木材繊維dの方向が同一傾斜方向
に向くよう木組する。
面cが一方向に出現して化粧単板表面となるよう
に組合せ、かつ木材繊維dの方向が同一傾斜方向
に向くよう木組する。
このようにして得た集成フリツチ3を、木口面
cを表面とし、前記一方向に交差してスライスマ
シーン等(図示せず)で鉋刃により木材の順目方
向からスライスして木口化粧単板4(第4図)を
得る。ここで順目方向とは、切削方向Bと木材の
繊維dの方向とのなす角度αがα≦90°になる方
向を示す。
cを表面とし、前記一方向に交差してスライスマ
シーン等(図示せず)で鉋刃により木材の順目方
向からスライスして木口化粧単板4(第4図)を
得る。ここで順目方向とは、切削方向Bと木材の
繊維dの方向とのなす角度αがα≦90°になる方
向を示す。
このようにして得られた前記木口化粧単板4
は、合板、石膏ボード、集成材等の台板または芯
材5に接着剤により、貼着して木口化粧板材6を
形成する。(第5図) なお、前記の原材の木取りからスライスまでを
その木材の繊維飽和点以上の高含水率で遂行する
とよい。
は、合板、石膏ボード、集成材等の台板または芯
材5に接着剤により、貼着して木口化粧板材6を
形成する。(第5図) なお、前記の原材の木取りからスライスまでを
その木材の繊維飽和点以上の高含水率で遂行する
とよい。
本発明は以上のように、軟質原材と硬質原材か
ら木取りした各フリツチを、木口面が化粧単板表
面となり木材繊維方向が一方向に向くよう組合
せ、接着して得た集成フリツチを鉋刃でスライス
するので、スライス時、該集成フリツチの硬質材
部分にかかる抵抗は軟質材部分で緩和され、同時
にスライス時軟質材部分に生ずる逃げは軟質材部
分で阻止される。
ら木取りした各フリツチを、木口面が化粧単板表
面となり木材繊維方向が一方向に向くよう組合
せ、接着して得た集成フリツチを鉋刃でスライス
するので、スライス時、該集成フリツチの硬質材
部分にかかる抵抗は軟質材部分で緩和され、同時
にスライス時軟質材部分に生ずる逃げは軟質材部
分で阻止される。
したがつて、鉋刃によるスライス時に木材が破
損することなく、また、鉋刃による薄削のため、
鋸歯によるものに比して、厚さが薄く美麗な木口
化粧単板を得ることができ、木口化粧単板の重量
を減少させ、大量かつ安価に生産することがで
き、使用範囲の拡大を図ることができる。
損することなく、また、鉋刃による薄削のため、
鋸歯によるものに比して、厚さが薄く美麗な木口
化粧単板を得ることができ、木口化粧単板の重量
を減少させ、大量かつ安価に生産することがで
き、使用範囲の拡大を図ることができる。
第1図は、従来の単位フリツチを示す斜視図、
第2図は、本発明実施例における単位フリツチを
示す斜視図、第3図は、本発明実施例における集
合フリツチを示す斜視図、第4図は、本発明実施
例の斜視図、第5図は、本発明実施例を用いた化
粧板材の斜視図である。 2a……軟質材から木取りした単位フリツチ、
2b……硬質材から木取りした単位フリツチ、3
……集成フリツチ、4……木口化粧単板、c……
木口面、d……木材の繊維、B……順目方向。
第2図は、本発明実施例における単位フリツチを
示す斜視図、第3図は、本発明実施例における集
合フリツチを示す斜視図、第4図は、本発明実施
例の斜視図、第5図は、本発明実施例を用いた化
粧板材の斜視図である。 2a……軟質材から木取りした単位フリツチ、
2b……硬質材から木取りした単位フリツチ、3
……集成フリツチ、4……木口化粧単板、c……
木口面、d……木材の繊維、B……順目方向。
Claims (1)
- 1 軟質原材と硬質原材からそれぞれ木取りした
各単位フリツチを、一方向に木口面が出現するよ
うに組合せ接着してなる集成フリツチを前記一方
向に交差する方向より鉋刃によつてスライスして
なる木口化粧単板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP874783A JPS59135102A (ja) | 1983-01-24 | 1983-01-24 | 木口化粧単板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP874783A JPS59135102A (ja) | 1983-01-24 | 1983-01-24 | 木口化粧単板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59135102A JPS59135102A (ja) | 1984-08-03 |
JPH0327371B2 true JPH0327371B2 (ja) | 1991-04-15 |
Family
ID=11701522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP874783A Granted JPS59135102A (ja) | 1983-01-24 | 1983-01-24 | 木口化粧単板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59135102A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02141580U (ja) * | 1989-04-26 | 1990-11-28 |
-
1983
- 1983-01-24 JP JP874783A patent/JPS59135102A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59135102A (ja) | 1984-08-03 |
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