JPH03273017A - 放射線硬化型樹脂及びその組成物 - Google Patents

放射線硬化型樹脂及びその組成物

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JPH03273017A
JPH03273017A JP2070243A JP7024390A JPH03273017A JP H03273017 A JPH03273017 A JP H03273017A JP 2070243 A JP2070243 A JP 2070243A JP 7024390 A JP7024390 A JP 7024390A JP H03273017 A JPH03273017 A JP H03273017A
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JP
Japan
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meth
acrylate
compound
molecule
hydroxyl groups
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Application number
JP2070243A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Ohashi
大橋 英之
Shinpei Yamamoto
晋平 山本
Hiroshi Taki
博 多喜
Naoshi Nakajima
直士 中島
Yoshiichi Kodera
宣一 小寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03273017A publication Critical patent/JPH03273017A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、放射線硬化型の樹脂および組成物に関し、詳
しくは接着剤、コーティング剤、バインダー等に有用な
樹脂および組成物に関するものである。
(従来の技術) γ線、電子線、紫外線などの放射線の照射により、分子
内の二重結合が反応して架橋反応が進行し、硬化する性
質の放射線硬化型樹脂が、種々合成されている。
放射線硬化型樹脂には、例えば、塩化ビニール、酢酸ヒ
ニル共重合体、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、アクリル系樹脂などにアクリル系二重結
合を導入した樹脂がある。
放射線硬化型樹脂は、接着剤、インキや塗料等のバイン
ダ、磁気記録媒体のバインダーなどに使用されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような用途では、基材への密着性・表面硬度、可
撓性等が優れ、かつ機械的特性として高い弾性率と、大
きな伸度という相反する性能の両立等が望まれている。
従来の技術では、これらの特性を高度に両立させ、特に
優れた機械特性を満足させることが困難であり、いずれ
か一方の特性が不充分なものにならざるを得なかった。
また、放射線硬化型樹脂から得られる塗膜の機械的特性
の向上、すなわち強靭性、耐久性を向上させるためには
、塗膜自身が有する破壊エネルギーを高める必要がある
。このため、機械的特性、すなわち破断強度、伸度、弾
性率等がともに高くなければならず、従来の放射線硬化
型樹脂では、これらの特性を充分に満足させるものはな
く、硬くてもちいか軟くてよく伸びる様な破壊のエネル
ギーの低い塗膜しか得られなかった。
(課題を解釈するための手段) すなわち本発明は、(1)分子中に水酸基を2個以上有
するポリエステルポリオール、(2)分子中に水酸基を
2個以上有するポリカーボネートポリオール、(3)イ
ソシアネート化合物、(4)分子中に1個以上の(メタ
)アクリロイル基と1個以上の水酸基とを有する化合物
および必要により(5)分子中に2個以上の活性水素を
有する化合物とを反応させて得られるウレタン結合濃度
が3000eq./106 g以下、(メタ)アクリロ
イル基濃度が100〜6,000eq./106gであ
ることを特徴とする放射線硬化型樹脂であり、該放射線
硬化型樹脂と多官能(メタ)アクリレート化合物とを含
有する放射線硬化型樹脂組成物である。
前記(1)の分子中に水酸基を2個以上有するポリエス
テルポリオールは、多塩基酸成分とポリオール成分とか
らなる。多塩基酸成分としては、テレフタル酸、イソフ
タル酸、オルソフタル酸、1,5ナフタル酸等の芳香族
ジカルボン酸、P−ヒドロキシエチル安息香酸、ヒドロ
キシピバリン酸等のオキシ酸、コハク酸、アジピン酸、
アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸等の
脂肪族ジカルボン酸、フマール酸、マレイン酸、イタコ
ン酸等の不飽和脂肪族ジカルボン酸、テトラヒドロフタ
ル酸、シクロブテンジカルボン酸等の不飽和脂環族ジカ
ルボン酸、ヘキサヒドロフタル酸、シクロブタンジカル
ボン酸等の脂環族ジカルボン酸が挙げられる。その他、
必要により、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリ
ット酸等のトリ及びテトラカルボン酸を少量共重合して
も良い。
ポリオール成分としては、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、1.3−プロパンジオール、1.4−
ブタンジオール、1.5−ベンタンジオール、1.6−
ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ヒドロキ
シピバリン酸ネオペンチルグリコールエステル、ジエチ
レングリコール、ジプロピレングリコール、2,2.4
−トリメチル−1,3ベンタンジオール、1,4−シク
ロ−・キサンジメタツール、ビスフェノールAのエチレ
ンオキサイド付加物およびプロピレンオキサイド付加物
、水素化ヒスフェノールAのエチレンオキサイドおよび
プロピレンオキサイド付加物、ポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリ
コールなどがある。またトリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール
などのトリおよびテトラオールを併用してもよい。ポリ
エステルポリオールとしては他にε−カプロラクトン等
のラクトン類を開環重合して得られるラクトン系ポリエ
ステルポリオール類があげられる。
前記(2)の分子中に水酸基を2個以上有するポリカー
ボネートポリオールは、例えば、次の方法で合成される
A)ジオキシ化合物と、単官能性オキシ化合物から得ら
れる炭酸のジエステルとのエステル交換反応、 B)ジオキシ化合物と、それ自身あるいは他のジオキシ
化合物のビスアルキルあるいはビスアリールカーボネー
トとのエステル交換反応、C)酸結合剤の存在下でジオ
キシ化合物とホスゲンとの反応 D)酸結合剤の存在下でジオキシ化合物とジオキシ化合
物のビスクロル炭酸エステルとの反応ジオキシ化合物と
しては、前記ポリエステルボリオールのポリオール成分
および、ビスフェノールA、ビスフェノールS1ハイド
ロキノン、チーヒドロキシフェニルフェノール、4−ヒ
ドロキシフェノキシフェノール、4−ヒドロキシフェナ
シルフェノール等のフェノール性水酸基を有する化合物
が挙げられる。
本発明で使用される(1)ポリエステルポリオールおよ
び(2)ポリカーボネートポリオールの分子量は、いづ
れも500〜20000であり、好ましくは500〜6
000である。500を下まわると放射線硬化型樹脂塗
膜の可撓性が悪くなり、高加工性が得られず、2000
0を越えると硬化塗膜の架橋密度が低下し、所望の性能
が得られない。
本発明で使用される〔3)イソシアネート化合物として
は24−トリレンジイソシアネート、2.6− )リレ
ンジイソシアネート、P−フェニレンジイソシアネート
、ビフェニルメタンジイソシアネート、m−フェニレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
テトラメチレンジイソシアネート、33−′ジメ]・キ
シ−44′−ビフェニレンジイソシアネート、2,4−
ナフタレンジイソシアネート、3.3’−ジメチル−4
,4′−ビフエニレンジイソンアネー)、4.4−’ジ
フェニレンジイソシアネート、4.4−’ ジイソシア
ネート−ジフェニルエーテル、1,5−ナフタレンジイ
ソシアネート、p−キシリレンジイソシアネート、m−
キシリレンジイソシアネート、1,3−ジイソシアネー
ト−トメチルシクロヘキサン、1.4−ジイソシアネー
ト、メチルシクロヘキサン、 4.4’−ジイソシアネ
ートジシクロヘキサン、4.4′−ジイソシアネートジ
シクロヘキシルメタン、インホロンジイソシアフート等
のジイソシアネート化合物、全イソシアネート基のうち
7モル%以下の2.4− )リレンジイソシアネートの
二量体、ヘキサメチレンジイソシアネートの二量体等の
トリイソシアネート化合物あるいはイソシアネート・エ
チルアクリレート、イソシアネートエチルメタンクレー
ト等の不飽和イソシアネート化合物があげられる。
(3)インシアネート化合物の好ましい構成割合は、(
1)分子中に水酸基を2個以上有するポリエステルポリ
オールと(2)分子中に水酸基を2個以上有するポリカ
ーボネートポリオールの総和量100部に対し1〜10
0部であり、さらに好ましくは2〜70部である。その
理由は、1部を下まわると、水酸基に対するイソシアネ
ート基の割合が小さすぎるため、分子鎖末端にしかイソ
シアネート基を有しないポリマーや、分子鎖両末端のい
ずれにもイソシアネート基を有しないポリマー等が生し
、所望の放射線硬化型樹脂が得られにくい。
100部を上回ると、未反応のジイソシアネートが系内
に多量に残り、これが(メタ)アクリロイルオキシ基と
水酸基とを有する化合物と優先的に反応し、イソシアネ
ート末端プレポリマーへのアクリル系二重結合の導入を
妨げ、所望の放射線硬化型樹脂が得られにくい。
(3)イソシアネート化合物のイソシアネート基に対す
る(1)分子中に水酸基を2個以上有するポリエステル
ポリオールと(2)分子中に水酸基を2個以上有するポ
リカーボネートポリオールの有する水酸基の総和量の割
合はOH/NC0= 1〜5000/100 (当量比
)である。さらに好ましくは10〜500/100(当
量比)である。
(4)1個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基と1個
以上の水酸基とを有する化合物としては、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、ヘキサメチレングリコ
ール等のグリコールのモノ(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3
−フェノキシプロビル(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン、トリメチロールエタン等
のトリオール化合物のモノ(メタ)アクリレート及びジ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール、ジペン
タエリスリトール等の4価以上のポリオールのモノ (
メタ)アクリレート、ジ(メタ)アクリレート、トリ 
(メタ)アクリレート、グリセリンモノアクリルエーテ
ル、グリセリンジアクリルエーテル等のヒドロキシル基
含有アクリル系化合物が挙げられる。
(4)1個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基と、1
個以上の水酸基とを有する化合物の好ましい構成割合は
、(1)分子中に水酸基を2個以上有するポリエステル
ポリオールと(2)分子中に水酸基を2個以上有するポ
リカーボネートポリオールの総和量1、 O0部に対し
、0.1〜100部であり、さらに好ましくは0.5〜
50部である。その理由は0.1部を下まわると、片末
端にしかアクリル二重結合を有しないポリマーや末端に
アクリル系二重結合を全く有しないポリマーが生じ、得
られた放射線硬化型樹脂に放射線を照射した際の架橋密
度が低下し、希望の性能が得られない、100部を上ま
わる量の化合物(4)は必要としないだけではなく、製
造方法によっては放射線硬化型樹脂の分子量を低下させ
るためである。
前記(1)ポリエステルポリオールと(2)のポリカー
ボネートポリオールとの構成割合(重量比)は、(1)
/(2) = 10/90〜90 / 1.0が好まし
く、この範囲外では得られる硬化皮膜はヤング率が高く
、かつ伸度も大きいものが得にくい。
(5)分子中に二個以上の活性水素を有する化合物とし
では、エチレングリコール、プロピレングリコール等の
前記(1)共重合ポリエステルポリオールのグリコール
成分として挙げられた化合物、ヘキサメチレンジアミン
、ジアミノジフェニルメタン、N−メチルジェタノール
アミン、分子中に1級又は2級のアミノ基を2個以上有
する、末端アミノ化ポリブタジェン等の高分子量ポリア
ミン、グリセリン・モノアクリレート、ペンタエリスリ
トール・ジアクリレート等の不飽和グリコール、ジメチ
ロールプロピオン酸、水等が挙げられる。
(5)分子中に2個以上の活性水素を有する化合物の好
ましい構成割合は、(1)分子中に水酸基を2個以上有
するポリエステルポリオールと分子中に水酸基を2個以
上有するポリカーボネートポリオールの総和量100部
に対し50部以下であり、さらに好ましくは30部以下
である。その理由は50部を上まわると、樹脂中のウレ
タン基濃度が高くなり過ぎ、溶剤溶解性が悪くなったり
、得られた樹脂が所望の性能が得られず、好ましくない
ためである。
本発明の放射線硬化型樹脂は、前記(1)分子中に水酸
基を2個以上有するポリエステルポリオール、および(
2)分子中に水酸基を2個以上有するポリカーボネート
ポリオールと(3)イソシアネート化合物とヲ反応させ
て、イソシアネート末端プレポリマーを得た後、(4)
1個以上の(メタ)アクリロイルメキシ基と1個以上の
水酸基とを有する化合物、および必要により、(5)分
子中に二個以上の活性水素を有する化合物を反応させて
遂次反応法により得ることができる。
別なる製法として前記の原料を同時に仕込み、反応させ
る一括法がある。
本発明の放射線硬化型樹脂であるウレタンアクリレート
樹脂の分子量は1000〜50000であり、好ましく
は2000〜30000である。
また、ウレタン結合濃度は3000eq、/10” g
以下であることが耐候性の点から好ましく、溶剤溶解性
からは2500eq、/1.0’ g以下であり、より
好ましくは2000eq、/10” g以下、塗膜物性
からは、最も好ましくは1690eq./106 g以
下である。
さらに(/夕)アクリロイル基濃度は100〜6000
eq、/10” gであり、好ましくは3000〜60
00eq./106gであり、ウレタンアクリレート樹
脂の分子鎖末端が2個以上の(メタ)アクリロイル基を
有する場合がより好ましい。
また、必要に応じ、ポリウレタンアクリレートを得る方
法の任意の段階において、−)JI7.、−NR,ノS
O3M、−COOM、〜PO(OM’ )z、>PO(
OM’ )(式中Rは水素原子、アルキル、アリール、
アラルキル基を表わし、Mは水素原子、アルカリ金属原
子、テトラアルキルアンモニウム、テトラアルキルホス
ホニウムを表わし、M′は水素原子、アルカリ金属原子
、テトラアルキルアンモニウム、アルキル、了り−ル、
アラルキル基を表わす、)等の極性基を存する化合物を
反応させることにより、各種基材との密着性や、顔料、
添加剤等の均一性の向上を計ることもできる。
このようにして得られた本発明の放射線硬化型樹脂は、
放射線に対し非常に優れた硬化性を示す。
使用可能な放射線としては、紫外線、電子線、γ線、中
性子線等である。紫外線を使用する場合には光開始剤を
添加することが望ましい。光開始剤としては、アセトフ
ェノン、ヘンシフエノン、ベンゾインエチルエーテル、
ベンジルメチルケタール、ベンジルエチルケタール、ベ
ンゾインイソブチルケトン、ヒドロキシジメチルフェニ
ルケトン、1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケト
ン、2.2−ジェトキシアセトフェノン、ミヒラーケト
ン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、ベ
ンジル、ジエチルチオキサンソン、2−クロロチオキサ
ンソン、ベンゾイルジェトキシホスフィンオキサイド、
1−トリメチルヘンジイルジフェニルホスフィンオキサ
イド等が使用できる。
また、必要に応じてn−ブチルアミン、ジ−n−ブチル
アミン、トリエチルアミン等の光増感側を加えてもよい
また、本発明の放射線硬化型樹脂は、前記放射線硬化型
樹脂に、(メタ)アクリレート化合物を配合したもので
ある。(メタ)アクリレート化合物とは、単官能および
多官能の(メタ)アクリレート化合物であり、ヒドロキ
シル基を含有していのモノ (メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトールモノ (メタ)アクリレート、ジペ
ンタエリスリトールモノ (メタ)アクリレート、ジペ
ンタエリスリトールモノ (メタ)アクリレート、など
の4価以上の多価アコールの(メタ)アクリレートでヒ
ドロキシル基を含有するものや、これらのアルコールの
ε−カプロラドン添加物を(メタ)アクリレート化した
ものでヒドロキシル基を含有するものや、各種のモノタ
ンジルエーテル、エチレグリコールジグリシジルエーテ
ル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プ
ロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピ
レングリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグ
リコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンシオ
ールジグリシジルエーテルなどの2価アルコールのジグ
リシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、
トリメチロールプロパントリグリシジルエーテルなどの
多価アルコールのグリシジルエーテル類、ビスフェノー
ルAのジグリシジルエーテルなどの、フェノール性水酸
基を有するてもよい。
単官能(メタ)アクリレート化合物としては、具体的に
は、次のような化合物が挙げられる。
エチレングリコールモノ (メタ)アクリレート、プロ
ピレングリコールモノ (メタ)アクリレート、ブタン
ジオールモノ(メタ)アクリレート、ベンタンジオール
モノ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールモノ (
メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ (メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ
)アクリレート、ネオペンチルグリコールモノ (メタ
)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルク
リコールエステルモノ(メタ)アクリレート、ジプロピ
レングリコールモノ(メタ)アクリレートなどの2価ア
ルコールのモノ (メタ)アクリレート、トリメチロー
ルエタンモノ (メタ)アクリレート、トリメチロール
エタンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ンモノ(メタ)アクリレート、グリセリンモノ (メタ
)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレートな
どの3価アルコール化合物のグリシジルエーテル類とい
ったエポキン化合物に(メタ)アクリル酸を添加せしめ
て得られるエポキシアクリレート化合物などがあげられ
る。
本発明に用いる多官能(メタ)アクリレート化合物とは
、多価アルコール、!:(メタ)アクリル酸との反応に
より得られる分子中に(メタ)アクリロイル基を少なく
とも2個以上有する化合物である。具体的には次のよう
な化合物があげられる。
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ブタンジオール
ジ(メタ)アクリレート、ペンタンジオールジ(メタ)
アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リプロレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペ
ンチルグリコールモノ(メタ)アクリレート、ヒト′ロ
キシビバリンrli:aオベンチルグリコールジ(メタ
)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)7
’7リレート、トリプロピレングリコールジ(メタコア
クリレート、ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート
、エチレンオキサイド変性リン酸ジ(メタ)アジリレー
ト、エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジ(メタ
)アクリレート等の2価アルコールのジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールエタントリ (メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ (メタ)アクリレ
ート、グリセリントリ (メタ)アクリレート、プロピ
レンオキサイド変−性トリメチロールブロバントリ(メ
タ)アクリレート等の3価のアルコールのトリ (メタ
)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ (メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)ア
クリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)
アクリレート等の4価以上のアルコールを(メタ)アク
リレート化した化合物等があげられる。
これらは1種類で使用してもよいし、2種類以上併用し
てもよい。
本発明の放射線硬化型樹脂組成物は上記のウレタンアク
リレート樹脂と(メタ)アクリレート化合物を配合した
ものである。その配合は樹脂組成物中の(メタ)アクリ
ロイル基濃度が400〜9000eq、/106gとな
るようにすることが好ましい。3000〜9000eq
、/10hgであり、最も好ましくは4000〜800
0eq、/106gである。
樹脂組成物中の(メタ)アクリロイル基濃度が400未
満になると架橋密度が低くなりすぎ、耐汚染性、耐溶剤
性が悪くなり、9000eq、 /10” gを越える
と架橋密度が上がりすぎて加工性が劣るようになる。
本発明の放射線硬化型樹脂は、放射線照射に対し優れた
硬化性を有し、得られた塗膜は、破断強度、伸度、ヤン
グ率が大きく、機械的特性に非常に優れることから、放
射線硬化型のコーティング剤、インキ、塗料、接着側、
磁気記録媒体用のバインダー レジスト材料等の様々な
用途に使用できる。
(実施例) 以下本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例中単に部とあるのは重量部を示す。
ポリエステルポリオールの製造例 温度計、攪拌機、蒸留類、コンデンサー、減圧装置を具
備した反応容器中に、ジメチルテレフタル酸388部、
ジメチルイソフタル酸388部、エチレングリコール3
556(i、ネオペンチルグリコール320部およびテ
トラブトキシチタネート0.41部を仕込み、220〜
230°Cで1時間常圧で反応させた後、10醜Hgに
減圧し30分間で250°Cまで昇温しで反応を行ない
、ポリエステルポリオールAを得た。ポリエステルポリ
オールの分子量は2,000であった。
同様の方法により得られたポリエステルポリオールB−
Dを第1表に示した。樹脂組成は)INMRにより分析
した。
以下余白 第  1  表 ポリウレタンアクリレートの製造側 温度計、攪拌機、還流式冷却器を具備した反応容器中に
トルエン75部、メチルエチルケトン75部、ポリエス
テルポリオールA50部、ヘキサンジオールを基本骨格
とする分子量2.000のポリカーボネートポリオール
A50部を仕込み、熔解後、4.4′ジフ工ニルメタン
ジイソシアネート27部及びジプチル錫ジラウレート0
.05部を仕込み、70〜80℃で2時間反応させた後
、更にペンタエリスリトールトリアクリレート14部を
加え、70〜80“Cで2時間反応させ、更にヒドロキ
シピバリン酸ネオペンチルグリコールエステル8.4部
を加え、5時間反応させてポリウレタンアクリレート樹
脂Aを得た。
ポリウレタンアクリレート樹脂への分子量は1.5.0
00であった。同様の製造法により、ポリウレタンアク
リレート樹脂B−Gを得た。得られたポリウレタンアク
リレート樹脂を第2表に示す。
以下余白 第2表 実施例1および比較例1 第2表に示したポリウレタンアクリレート樹脂A、B、
Fのトルエン/メチルエチルケトンを二軸延伸ポリプロ
ピレンフィルム上に乾燥後の厚みが50μmになるよう
に、アフ″リケーターを用いて塗布した。
次いで80°Cで30分間乾燥した後、加速電圧165
kv, ii流2.5mA、吸収線量5 Mradの電
子線照射を行なった。
このようにして作成した電子線硬化フィルムの機械的特
性、および、ゲル分率を次のように測定した。
(a)  機械的特性(破断強度、伸度、ヤング率)テ
ンシロン引張試験機を用い、試料中10m、試製40腫
、引張速度200■/winで測定した。
し) ゲル分率 電子線硬化フィルムを円筒濾紙に入れ、ソックスレー抽
出器を用いてメチルエチルケトンにより24時間抽出を
行ない、円筒濾紙内の残渣を乾燥した後秤量し抽出前の
重量とからゲル分率を算出し、硬化性を評価した。
電子線硬化フィルムの機械的特性およびゲル分率を測定
した結果を第3表に示す。
実施例2および比較例2 第2表に示したポリウレタンアクリレート樹脂C,D,
E,Fのトルエン/メチルエチルケトン溶液100部(
樹脂固形分50部)に対し、ペンタエリスリトールトリ
アクリレート15部を加えコーティング剤C,D,E,
FおよびGとした。
これらのコーティング剤を、亜鉛メツキ銅板(厚み0.
3閣、エポキシ系ブライマーが3μ−の厚みで塗布され
たもの。)に、乾燥後の厚みが10μ−になるようにバ
ーコーターを用いて塗布した。次いで80°Cで30分
間乾燥した後、加速電圧165にν電流5a+A、吸収
線量10Mradの電子線照射を行った。
このようにして作製した塗装鋼板の性能を以下の様に評
価した。
0 鉛筆硬度 三菱鉛筆ユニを用いて試験し、キズがつく最低の硬さの
1ランク下の硬さで表わした。
■ 折り曲げ加工性 塗装鋼板に使用したものと同じ鋼板を何枚かはさんで1
80@折り曲げる。この時、塗面に亀裂または剥離が生
しない最小のはさんだ鋼板の枚数を示した。表4で2T
とあるのは、塗面に亀裂または剥離が生しない最小のは
さんだill板の枚数が、2枚で有ることを示す。表示
した数値が小さい程加工性が良好なことを示す。
■ 基盤目密着性 塗面にカッターナイフで1 tm X 1 wmの10
0個の基盤目を作製し、ニチバン■製セロテープN。
405を貼り付は剥離を行った。この時に塗膜が剥離せ
ず密着している基盤目の数を評価した。
■ 耐汚染性 赤、青、黒の三色のマジックインキを使用して塗面に線
描し、24時間放置後、ガーゼにエタノールを含ませて
拭き取り、線の跡を5段階評価した。5が最も耐汚染性
が良好で、全く跡が残らない場合であり、1は最も耐汚
染性が不良な場合である。
この様にして得られた性能評価結果を第4表に示した。
第4表 (発明の効果) ポリエステルポリオールとポリカーボネートポリオール
を共重合した本発明の放射線硬化型樹脂であるポリウレ
タンアクリレート樹脂は、放射線照射に対し優れた硬化
性を示し、機械的特性に優れた、即ち破断強度、伸度、
ヤング率の大きな強靭な塗膜が得られる。
また、本発明の樹脂を鋼板のコーティング剤や塗料用樹
脂として使用した場合、特に表面硬度が高く、かつ著し
く加工性に優れ、鋼板への密着性にも優れたプレコート
鋼板を得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)分子中に水酸基を2個以上有するポリエステ
    ルポリオール、(2)分子中に水酸基を2個以上有する
    ポリカーボネートポリオール、(3)イソシアネート化
    合物、(4)分子中に1個以上の(メタ)アクリロイル
    基と1個以上の水酸基とを有する化合物および必要によ
    り(5)分子中に2個以上の活性水素を有する化合物と
    を反応させて得られるウレタン結合濃度が3000eq
    ./10^6g以下、(メタ)アクリロイル基濃度が1
    00〜6,000eq./10^6gであることを特徴
    とする放射線硬化型樹脂。 2、請求項1の放射線硬化型樹脂と(メタ)アクリレー
    ト化合物とを含有する放射線硬化型樹脂組成物。
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