JP3388250B2 - 活性エネルギー線硬化型塗料用組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型塗料用組成物

Info

Publication number
JP3388250B2
JP3388250B2 JP10608094A JP10608094A JP3388250B2 JP 3388250 B2 JP3388250 B2 JP 3388250B2 JP 10608094 A JP10608094 A JP 10608094A JP 10608094 A JP10608094 A JP 10608094A JP 3388250 B2 JP3388250 B2 JP 3388250B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
acrylate
active energy
energy ray
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10608094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07286133A (ja
Inventor
博 多喜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP10608094A priority Critical patent/JP3388250B2/ja
Publication of JPH07286133A publication Critical patent/JPH07286133A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3388250B2 publication Critical patent/JP3388250B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/67Unsaturated compounds having active hydrogen
    • C08G18/671Unsaturated compounds having only one group containing active hydrogen
    • C08G18/672Esters of acrylic or alkyl acrylic acid having only one group containing active hydrogen

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、活性エネルギー線に対
する硬化性が良好で、金属及びプラスチック類に対する
密着性、表面平滑性、可撓性、耐候性、耐水性に優れる
活性エネルギー線硬化型塗料用組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】活性エネルギー線硬化型塗料は、一般溶
剤系塗料と異なり、無溶剤かつ活性エネルギー線硬化プ
ロセスが高生産性、省資源、省エネルギーである。この
様な特徴のために、各種用途への塗料として開発が進ん
できている。しかしながら、活性エネルギー線硬化型塗
料は基材に対する濡れ性に乏しく、硬化時の収縮による
内部応力が残ってしまうため、基材との接着性が悪く、
硬化性の点でも塗料の色によって硬化性の変動が大きか
った。また、塗料の高性能化によって塗膜の可撓性が必
要とされてきているが、可撓性に優れた塗料組成物は基
材との密着性が悪く、耐候性、耐水性に劣るという問題
があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の問題点を解決するために創案されたものであり、その
目的とするところは、低エネルギーの活性エネルギー線
に対する硬化性に優れ、金属及びプラスチック類に対す
る密着性、表面平滑性、可撓性、耐候性、耐水性に優れ
る活性エネルギー線硬化型塗料用組成物を提供すること
にある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するために鋭意研究した結果、芳香族ジカルボン
酸を特定量共重合した分子量1000〜20000のポ
リエステルポリオールに、(2) ポリイソシアネート化合
物を介して、 (3)1個以上の(メタ)アクリロイルオキ
シ基と1個以上の水素基を有する化合物を導入して得ら
れる特定範囲の分子量とウレタンまたはウレア基濃度を
有するウレタンアクリレート(A) 、重合性モノマー(B)
と必要により顔料(C) を配合することにより得られる塗
料を使用すると、低エネルギー域での活性エネルギー線
に対する硬化性および密着性、表面平滑性、可撓性、耐
候性、耐水性に優れた活性エネルギー線硬化型塗料用組
成物が得られることを見いだした。 【0005】即ち、本発明の活性エネルギー線硬化型塗
料用組成物は、下記(1)〜(3)とを反応させて得られる、
共重合ポリエステルポリオール成分(1)の繰り返し単位
数が2以上であり、かつ共重合ポリエステルポリオール
成分(1)の構成単位当たり2.7〜11個のウレタン結
合基及び/またはウレア結合基を有する分子量が400
〜20000のウレタンアクリレート(A)、テトラヒ
ドロフルフリール(メタ)アクリレート、フェノキシエ
チル(メタ)アクリレート、トルイルオキシエチル(メ
タ)アクリレート、N−ビニルピロリドンまたは(メ
タ)アクリロイルモルホリン(B)と必要により顔料(C)
重量比、(A)/(B)/(C)=20〜50/10〜50/
0〜55にて含有してなることを特徴とする活性エネル
ギー線硬化型塗料用組成物である。 (1) ジカルボン酸成分とグリコール成分とからなり、
芳香族ジカルボン酸を全ジカルボン酸成分中、40モル
%以上含有し、かつ分子量1000〜10000の共重
合ポリエステルポリオール (2) ポリイソシアネート化合物 (3) 1個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基と1個
以上のヒドロキシル基を有する化合物 【0006】本発明で使用される(1) 共重合ポリエステ
ルポリオールはジカルボン酸成分とグリコール成分とか
らなる。本発明における必須成分である芳香族ジカルボ
ン酸は芳香族性を有する基を分子内に有するジカルボン
酸であり、例えば、無水フタル酸、テレフタル酸、イソ
フタル酸、オルソフタル酸、1,5−ナフタル酸などが
代表的なものとして挙げられる。必要により、トリメリ
ット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸などのトリ及び
テトラカルボン酸を少量含んでいてもよい。芳香族ジカ
ルボン酸以外で共重合可能なジカルボン酸としては、コ
ハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデ
カンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、1,2−ヘ
キサヒドロフタル酸、1,3−ヘキサヒドロフタル酸、
1,4−ヘキサヒドロフタル酸、パーヒドロナフタレン
ジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸、フマール酸、マ
レイン酸、イタコン酸等の不飽和ジカルボン酸、テトラ
ヒドロフタル酸、シクロブテンジカルボン酸等の不飽和
脂環族ジカルボン酸、p−ヒドロキシエチルオキシ安息
香酸、ε−カプロラクトン等のオキシ酸が挙げられる。 【0007】グリコール成分としては、例えば、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパ
ンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリ
コール、ジプロピレングリコール、2,2,4−トリメ
チル−1,3−ペンタンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、スピログリコール、1,4−フェニ
レングリコール、1,4−フェニレングリコールのエチ
レンオキサイド付加物、ビスフェノールAのエチレンオ
キサイド付加物及びプロピレンオキサイド付加物、水素
化ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物及びプ
ロピレンオキサイド付加物、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
ールなどのジオールなどがある。必要によりトリメチロ
ールエタン、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペ
ンタエリスリトールなどのトリオール及びテトラオール
を少量含んでいてもよい。 【0008】このようなジカルボン酸成分とグリコール
成分より共重合ポリエステルポリオールを得るために
は、ジカルボン酸原料に対して、グリコール原料を過剰
に用いて合成すればよい。カルボキシル基末端が共重合
ポリエステル中に50eq/106 g未満になるように合
成することが望ましい。50eq/106 g以上になると
後述のウレタンアクリレート樹脂を合成する際にジイソ
シアネート化合物との反応における不活性末端が多くな
りすぎ、目的とするウレタン系樹脂が得られず活性エネ
ルギー線に対する硬化性が低下する。 【0009】本発明で使用するポリエステルポリオール
はジカルボン酸成分として芳香族ジカルボン酸を40モ
ル%以上含有し、分子量が1000〜10000の範囲
である。ジカルボン酸成分として芳香族ジカルボン酸成
分が40モル%未満では密着性が低下し、また硬化した
塗膜の強靱性も低下するために好ましくない。また、分
子量が1000未満では密着性が低下し、硬化塗膜の可
撓性が不十分である。分子量が10000を越えるとウ
レタン化反応性が低下し、また、粘性が高くなるためハ
ンドリングの問題が生じてくる。 【0010】本発明で使用される(2) ポリイソシアネー
ト化合物としては2,4−トリレンジイソシアネート、
2,6−トリレンジイソシアネート、p−フェニレンジ
イソシアネート、ビフェニルメタンジイソシアネート、
m−フェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、3,
3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレンジイソシア
ネート、2,4−ナフタレンジイソシアネート、3,
3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシアネ
ート、4,4’−ジフェニレンジイソシアネート、4,
4’−ジイソシアネートジフェニルエーテル、1,5’
−ナフタレンジイソシアネート、p−キシリレンジイソ
シアネート、m−キシリレンジイソシアネート、1,3
−ジイソシアネートメチルシクロヘキサン、1,4−ジ
イソシアネートジシクロヘキサン、4,4’−ジイソシ
アネートジシクロヘキサン、4,4’−ジイソシアネー
トジシクロヘキシルメタン、イソホロンジイソシアネー
ト等のジイソシアネート化合物、あるいは全イソシアネ
ート基の内7モル%以下の2,4−トリレンジイソシア
ネートの3量体、ヘキサメチレンジイソシアネートの3
量体等のトリイソシアネート化合物が挙げられる。これ
らのイソシアネート化合物では特にイソホロンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネートが耐候性の
点で好ましい。 【0011】本発明で使用される(3)1個以上の(メ
タ)アクリロイルオキシ基と1個以上のヒドロキシル
を有する化合物としては、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、ヘキサメチレングリコール等のグリコ
ールのモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン、トリメチロールエタン等のトリオール
化合物のモノ(メタ)アクリレート及びジ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリト
ール等の4価以上のポリオールのモノ(メタ)アクリレ
ート、ジ(メタ)アクリレート、トリ(メタ)アクリレ
ート、グリセリンモノアリルエーテル、グリセリンジア
クリルエーテル等のヒドロキシル基含有アクリル系化合
物が挙げられる。 【0012】本発明で使用されるウレタンアクリレート
(A) には必要に応じて前記(1) 以外のポリオール及び/
またはポリアミンを鎖延長剤として使用してもよい。前
記(1) 以外のポリオールとしては、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール等の前記(1) 共重合ポリエス
テルポリオールのグリコール成分等が挙げられる。また
ポリアミンとしてはヘキサメチレンジアミン、ジアミノ
ジフェニルメタン、N−メチルジエタノールアミン、分
子中に1級または2級のアミノ基を2個以上有する、末
端アミノ化ポリブタジエン等の高分子量ポリアミン等が
挙げられる。またこれらの化合物と同様に水を使用して
もかまわない。 【0013】本発明のウレタンアクリレート(A) は、前
記(1) 共重合ポリエステルポリオールと(2) ポリイソシ
アネート化合物を[NCO]/[OH]<2で反応させ
て、イソシアネート末端ウレタンプレポリマーを得た
後、(3) 1個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基と1
個以上の水素基を有する化合物を反応させて得ることが
できる。他の製法としては、前記(1) 共重合ポリエステ
ルポリオールと(2) ポリイソシアネート化合物を[NC
O]/[OH]≧2で反応させて、イソシアネート末端
プレポリマーを得た後、(3) 1個以上の(メタ)アクリ
ロイルオキシ基と1個以上の水素基を有する化合物と
(4) 上記(1) 以外のポリオール及び/またはポリアミン
を反応させて得ることができる。これらの樹脂は、反応
させる化合物を一定比率で一括して仕込み反応させる方
法によっても得ることが可能である。 【0014】このようにして得られる本発明のウレタン
アクリレート(A) の分子量は4000〜20000の範
囲内であり、分子中に成分(1) の繰り返し単位数が2以
上でかつ成分(1) の構成単位あたり2.7〜11個のウ
レタン結合基及び/またはウレア結合基を有することが
必要である。分子量が4000より小さくなると、硬化
時の歪みが大きくなり、基材への密着性が悪くなり好ま
しくない。分子量が20000を越えると、後述の重合
性モノマー(B) との相溶性が悪くなり、結果として粘度
が高くなりすぎ使用困難になる等の問題が生じ好ましく
ない。繰り返し単位数が1個のときには塗膜の強靭性お
よび密着性が不足する。また繰り返し単位数が2個以上
であっても分子中のウレタン結合基及び/またはウレア
結合基が構成成分ポリエステルポリオール(1) の単位当
2.7個未満であると基材との密着性が充分ではな
く、塗膜の強靭性も不足する。11個を越えると密着性
が低下し、ウレタン結合等によって粘度が高くなるため
好ましくない。 【0015】本発明の別の必須成分として分子量が50
0未満の重合性モノマー(B) としては、例えば(メタ)
アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸ブチル、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、テトラヒドロフルフリール(メタ)アクリレート、
フェノキシエチル(メタ)アクリレート、トルイルオキ
シエチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アク
リレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、ジシ
クロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテ
ニル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリ
レート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート、イソボニル(メタ)アクリレート、モルホリノ
エチルアクリレート、エチレンオキサイド変性リン酸
(メタ)アクリレート、N−メチルビニルピロリドン、
カプロラクトン変性テトラヒドロフルフリル(メタ)ア
クリレート、(メタ)アクリロキシエチルサクシネー
ト、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)
アクリレート等のモノアクリレート化合物、エチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコー
ル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、、ジシクロペンタ
ニルジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジ(メ
タ)アクリレート、エチレンオキサイド変性リン酸ジ
(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ビスフ
ェノールAジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート等のジアクリリレート化
合物、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
プロピレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリ
アクリレート等のトリアクリレート化合物、ペンタエリ
スリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロ
ールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、プロピオン
酸変性ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレ
ート等のテトラアクリレート化合物、ジメチルアクリル
アミド、イソプロピルアクリルアミド、アクリロイルモ
ルホリン、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド等が
挙げられる。 【0016】これらの重合性モノマーではポリエチレン
テレフタレートに対する密着性に優れる点でテトラヒド
ロフルフリール(メタ)アクリレート、フェノキシエチ
ル(メタ)アクリレート、トルイルオキシエチル(メ
タ)アクリレート、Nービニルピロリドン、(メタ)ア
クリロイルモノホリンが好ましい。 【0017】本発明で使用される顔料(C) としては無機
系でも有機系でも使用できる。無機系顔料としては酸化
チタン、カーボンブラック、有機系顔料としてはフタロ
シアニンブルー、キナクリドンレッド、ジオキサジオバ
イオレット、イソインドリンイエロー、ペリレンマルー
ン等が挙げられる。 【0018】これらの化合物を使用した活性エネルギー
線硬化型塗料用組成物は、活性エネルギー線に対する硬
化性、金属及びプラスチック類特にポリエチレンテレフ
タレートに対する密着性に優れ、実用上充分な可撓性、
耐候性、耐水性に優れており好ましい。 【0019】本発明による活性エネルギー線硬化型塗料
は上記のウレタンアクリレート樹脂(A) 、重合性モノマ
ー(B) と必要により顔料(C) を配合したものである。そ
の配合比率は任意に設定することができるが、重量比で
(A)/(B)/(C) =20〜50/10〜50/0〜55の範
囲が好ましい。成分(A) が20重量%未満になるとウレ
タンアクリレート樹脂としての特性が失われ、金属及び
プラスチック類に対する密着性の低下、可撓性、耐候
性、耐水性の低下が生じて好ましくない。また、成分
(A) が50重量%を超えると粘度が高すぎて使用が困難
になり、表面平滑性が低下するだけでなく、活性エネル
ギー線に対する硬化性が悪くなり好ましくない。 【0020】本発明の活性エネルギー線硬化型塗料用組
成物を製造する方法としては、上記の方法でウレタンア
クリレート樹脂(A) を合成したあとに重合性モノマー
(B) を配合する方法がある。他の方法としては、重合性
モノマー(B) を反応溶剤としてウレタンアクリレート樹
脂(A) を合成する方法がある。顔料(C) の配合方法とし
てはウレタンアクリレート樹脂(A) に顔料(C) を加えて
分散させることが好ましいが、この方法に限定されるべ
きものではない。 【0021】本発明による活性エネルギー硬化型塗料に
は前記成分(A) 〜(C) 以外の成分も必要に応じて添加す
ることができる。添加可能な成分としては通常の塗料に
使用しているものであれば特に制限はない。例えば他の
樹脂、可塑剤、消泡剤、レベリング剤、溶剤、安定剤、
光重合開始剤等がある。本発明において使用する活性エ
ネルギー線は紫外線、電子線、γ線、中性子線等であ
る。紫外線を使用する場合には光重合開始剤を添加する
ことが望ましい。 【0022】本発明に使用できる有機溶剤は揮発性のも
のに限定され、活性エネルギー線硬化前に加熱乾燥等に
より大部分もしくは全部が揮発する必要がある。使用可
能な溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、ヘプタン等の脂
肪族炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロピ
ルアルコール等のアルコール類、またはこれらの混合物
等がある。本発明のウレタンアクリレート樹脂(A) の合
成時に使用した溶剤をそのまま使用することもできる。 【0023】前記光重合開始剤としてはジエトキシアセ
トフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、1
−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2
−メチルプロパン−1−オン、4−(2−ヒドロキシエ
トキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)
ケトン、1−ヒドロキシシクロヘキシル−フェニルケト
ン、2−メチル−2−モルホリノ(4−チオメチルフェ
ニル)プロパン−1−オン等のアセトフェノン類、ベン
ゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチル
エーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイ
ンイソブチルエーテル等のベンゾインエーテル類、ベン
ゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェ
ニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、4−
ベンゾイル−4’−メチル−ジフェニルサルファイド、
アルキル化ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テト
ラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノ
ン、4−ベンゾイル−N,N−ジメチル−N−[2−
((1−オキソ−2−プロペニルオキシ)エチル]ベン
ゼンメタナミニウムブロミド、(4−ベンゾイルベンジ
ル)トリメチルアンモニウムクロイド等のベンゾフェノ
ン類、2−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジメ
チルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサント
ン、2,4−ジクロロチオキサントン等のチオキサント
ン類が挙げられる。これらは単独で用いても複数を使用
してもよい。 【0024】また、上記光重合開始剤にトリエタノール
アミン、メチルジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチ
ルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸
イソアミル、安息香酸(2−ジメチルアミノ)エチル、
4,4’−ジメチルアミノベンゾフェノン、4,4’−
ジエチルアミノベンゾフェノン等の増感剤を併用しても
よい。 【0025】電子線照射機としてはスキャニング方式、
あるいはカーテンビーム方式が採用でき、吸収線量は1
〜20Mrad、好ましくは2〜15Mradが良い。 【0026】本発明の活性エネルギー線硬化型塗料用組
成物は、活性エネルギー線に対する優れた硬化性、金属
及びプラスチック類に対する密着性、表面平滑性、可撓
性、耐候性、耐水性に優れるという特徴を生かし、金属
及びプラスッチク類の表面保護膜、電子部品の塗装、家
具等のトップコート剤、鋼材の防錆塗装、光ファイバー
の表面コート剤、印刷紙の表面加工等の様々な用途に使
用できる。 【0027】 【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、実施例中単に部とあるのは重量部を示す。 【0028】(共重合ポリエステルポリオールの製造
例)温度計、攪拌機、蒸留塔、コンデンサー、減圧装置
を具備した反応容器中に、ジメチルテレフタレート44
0部、ジメチルイソフタレート440部、エチレングリ
コール412部、ヘキサンジオール393部、及びテト
ラブトキシチタネート0.5部を仕込み、150〜23
0℃で120分間加熱してエステル交換反応をさせた。
ついで反応系を10mmHgに減圧し30分間で250℃ま
で昇温して反応を行い、共重合ポリエステルポリオール
Aを得た。ポリエステルポリオールAの分子量は160
0であった。同様の方法により得られたポリエステルポ
リオールB〜FをポリエステルポリオールAとともに第
1表に示した。樹脂組成は1 H NMRにより分析し
た。 【0029】 【表1】【0030】(活性エネルギー線硬化型塗料用組成物の
製造例1)温度計、攪拌機、還流冷却器を具備した反応
容器中に共重合ポリエステルポリオールA100部、フ
ェノキシエチルアクリレート132部を仕込み、溶解
後、ヘキサメチレンジイソシアネート17部及びジブチ
ル錫ジラウレート0.05部を仕込み、70〜80℃で
2時間反応させた後、さらに2−ヒドロキシエチルアク
リレート15部を加えて70〜80℃で反応を行なうこ
とにより、ウレタンアクリレート樹脂のフェノキシエチ
ルアクリレート溶液である活性エネルギー線硬化型塗料
用組成物Aを得た。ウレタンアクリレートの分子量は2
000であった。同様の方法によりウレタンアクリレー
ト樹脂を合成し、活性エネルギー線硬化型塗料用組成物
B〜Eを得た。得られた組成物を第2表に示した。 【0031】 【表2】【0032】(活性エネルギー線硬化型塗料用組成物の
製造例2)温度計、攪拌機、還流冷却器を具備した反応
容器中に共重合ポリエステルポリオールA100部、ア
クリロイルモルホリン135部を仕込み、溶解後、ヘキ
サメチレンジイソシアネート21部及びジブチル錫ジラ
ウレート0.05部を仕込み、70〜80℃で2時間反
応させた後、さらに2−ヒドロキシエチルアクリレート
7部を加えて70〜80℃でさらに2時間反応後、鎖延
長剤として3−メチル−1,5−ペンタンジオール7部
を加えて反応を行なうことにより、ウレタンアクリレー
ト樹脂のアクリロイルモルホリン溶液である活性エネル
ギー線硬化型塗料用組成物Fを得た。ウレタンアクリレ
ートの分子量は4100であった。同様の方法によりウ
レタンアクリレート樹脂を合成し、活性エネルギー線硬
化型塗料用組成物G〜Kを得た。得られた組成物を第3
表に示した。 【0033】 【表3】【0034】実施例 1 活性エネルギー線硬化型塗料用組成物B100部に対し
て光重合開始剤1−(4−イソプロピルフェニル)−2
−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン(ダロキ
ュアー1116 MERK社製)3部を混合し、ポリエ
チレンテレフタレートシート上に硬化後の厚みが10μ
mになるようにアプリケーターを用いて塗布した。つい
で6.4kw×4灯水冷式低圧水銀灯で紫外線を100
mJ/cm2 となるように照射して重合硬化を行なっ
た。同様の方法により亜鉛メッキ鋼板、ポリカーボネー
トシート、ポリイミドシート、塩ビシート上に塗装皮膜
を作成した。塗料組成物C,E,F,Hに対しても同様
に塗装皮膜を作成した。 【0035】比較例 1 活性エネルギー線硬化型塗料用組成物A100部に対し
て光重合開始剤1−(4−イソプロピルフェニル)−2
−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン(ダロキ
ュアー1116 MERK社製)3部を混合し、ポリエ
チレンテレフタレートシート上に硬化後の厚みが10μ
mになるようにアプリケーターを用いて塗布した。つい
で6.4kw×4灯水冷式低圧水銀灯で紫外線を100
mJ/cm2 となるように照射して重合硬化を行なっ
た。同様の方法により亜鉛メッキ鋼板、ポリカーボネー
トシート、ポリイミドシート、塩ビシート上に塗装皮膜
を作成した。塗料用組成物D,G,I,J,Kに対して
も同様に塗装皮膜を作成した。 【0036】塗装皮膜の評価は以下の方法で行なった。 ・密着性 太佑機材(株)の碁盤目試験用定規を用い、カッターナ
イフで1mm×1mmの100ケの碁番目を塗膜上に作成
し、ニチバン(株)製セロハンテープNo.405を張
り付け、引き剥して、塗膜が剥離せずに密着している碁
盤目の数を評価した。 【0037】・表面平滑性 塗装皮膜の表面状態を目視で判定した。 ○:平滑性良好 △:平滑性がわずかに低下している ×:平滑性が悪い 【0038】・可撓性 太佑機材(株)製塗料皮膜屈曲試験機を用い、塗装皮膜
を基材と共に180゜折り曲げる。この時、塗装面に亀
裂または剥離が生じない最小の心棒の直径で表示した。 【0039】・耐候性 促進耐候性試験(QUV)で300時間暴露後の光沢の
変化を目視判定した。 ○:異常なし △:光沢がわずかに低下する ×:光沢がひどく低下する 【0040】・耐水性 塗装皮膜を水中に300時間放置後の塗装表面の光沢の
変化を目視判定した。 ○:異常なし △:光沢がわずかに低下する ×:光沢がひどく低下する 【0041】実施例1及び比較例1の活性エネルギー線
硬化型塗料用組成物による塗装皮膜の評価結果を第4表
及び第5表に示す。 【0042】 【表4】【0043】 【表5】【0044】 【発明の効果】本発明の活性エネルギー線硬化型塗料用
組成物は活性エネルギー線に対する硬化性に優れ、硬化
後の皮膜は金属及びプラスチック類に対する密着性、表
面平滑性、可撓性、耐候性、耐水性に優れたものが得ら
れる。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 1/00 - 10/00 C09D 101/00 - 201/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 下記(1)〜(3)とを反応させて得られる、
    共重合ポリエステルポリオール成分(1)の繰り返し単位
    数が2以上であり、かつ共重合ポリエステルポリオール
    成分(1)の構成単位当たり2.7〜11個のウレタン
    結合基及び/またはウレア結合基を有する分子量が40
    00〜20000のウレタンアクリレート(A)、テトラ
    ヒドロフルフリール(メタ)アクリレート、フェノキシ
    エチル(メタ)アクリレート、トルイルオキシエチル
    (メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドンまたは
    (メタ)アクリロイルモルホリン(B)と必要により顔料
    (C)を重量比、(A)/(B)/C)=20〜50/10〜50
    /0〜55にて含有してなることを特徴とする活性エネ
    ルギー線硬化型塗料用組成物(1) ジカルボン酸成分とグリコール成分とからなり、
    芳香族ジカルボン酸を全ジカルボン酸成分中、40モル
    %以上含有し、かつ分子量1000〜10000の共重
    合ポリエステルポリオール (2) ポリイソシアネート化合物 (3) 1個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基と1個
    以上のヒドロキシル基を有する化合物。
JP10608094A 1994-04-20 1994-04-20 活性エネルギー線硬化型塗料用組成物 Expired - Lifetime JP3388250B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10608094A JP3388250B2 (ja) 1994-04-20 1994-04-20 活性エネルギー線硬化型塗料用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10608094A JP3388250B2 (ja) 1994-04-20 1994-04-20 活性エネルギー線硬化型塗料用組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07286133A JPH07286133A (ja) 1995-10-31
JP3388250B2 true JP3388250B2 (ja) 2003-03-17

Family

ID=14424605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10608094A Expired - Lifetime JP3388250B2 (ja) 1994-04-20 1994-04-20 活性エネルギー線硬化型塗料用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3388250B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19925631A1 (de) * 1999-06-04 2000-12-07 Georg Gros Beschichtungsverfahren und Beschichtungsgemisch

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07286133A (ja) 1995-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0247563B1 (en) Ultraviolet-curable coating composition and process for preparing the same
US4164486A (en) Radiation-curable prepolymer
JP5886090B2 (ja) 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びコーティング剤
JP5665613B2 (ja) 金属基材のコーティング方法
JP5215897B2 (ja) 塗膜形成方法
JP5089889B2 (ja) ハードコート剤組成物および成形品
JP5335559B2 (ja) 硬化性ポリウレタン樹脂組成物および硬化物
JP2012229412A (ja) 樹脂組成物、コーティング剤
JP2016121346A (ja) ウレタン(メタ)アクリレートの製造方法
JP2837144B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型水性樹脂組成物
JPH07292304A (ja) 活性エネルギー線硬化型印刷インキ
JP7542295B2 (ja) 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びコーティング剤
JP2014065902A (ja) 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びコーティング剤
JP3388250B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型塗料用組成物
JP2011052227A (ja) 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物の硬化物
JP3436410B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型接着剤
JP2987887B2 (ja) 放射線硬化型樹脂組成物
JP3995191B2 (ja) ウレタン(メタ)アクリレート及びそれを含む活性エネルギー線硬化型ウレタン(メタ)アクリレート組成物
JP3493724B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物
JP4171154B2 (ja) 光硬化性樹脂組成物
JP2021123676A (ja) 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、粘着剤組成物及び粘着剤
JP5237610B2 (ja) ウレタン樹脂組成物
JP2001200024A (ja) 光硬化性樹脂組成物
JP2003226730A (ja) ウレタンウレア樹脂および該樹脂を含むラジエーション硬化型樹脂組成物
JP7388243B2 (ja) ウレタン(メタ)アクリレート系化合物及び活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、並びにウレタン(メタ)アクリレート系化合物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080110

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100110

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100110

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110110

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110110

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120110

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120110

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130110

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130110

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140110

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term