JPH0327299A - グルコースを含有する試料中の1,5―アンヒドログルシトールの定量法 - Google Patents

グルコースを含有する試料中の1,5―アンヒドログルシトールの定量法

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JPH0327299A
JPH0327299A JP15822289A JP15822289A JPH0327299A JP H0327299 A JPH0327299 A JP H0327299A JP 15822289 A JP15822289 A JP 15822289A JP 15822289 A JP15822289 A JP 15822289A JP H0327299 A JPH0327299 A JP H0327299A
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中村 恒郎
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正彦 藪内
Minoru Masuda
稔 増田
Hiroshi Akanuma
赤沼 宏史
Sachiko Kamei
亀井 幸子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は糖尿病の診断マーカーとして有用な1、5−ア
ンヒドログルシトール(以下AGという)の定量法に関
する。
(従来の技術〉 AGはヒ1へ体液中に含まれ糖尿病の診断マーカーとし
て有用であるが、その存在量は少なくアセチル化等の前
処理をしてガスクロマ1・グラフィにより定量するか、
試料をイオン交換樹脂等で処理して多量に存在するグル
コースを除去してからAGを酵素的方法で定量していた
(発明が解決すべき課題) しかし従来の技術では前処理が繁雑で時間がかかり、ま
た機器の保守、管理のため分析試料数に制限があるため
、より簡便にグルコースを除去できかつAGを定量でき
る方法が要望されていた。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは研究の結果、試料中のグルコー又をグルコ
キナーゼ、ヘキソキナーゼの様なグルコース6位リン酸
化酵素とアデノシン3リン酸(以下ATPという〉でグ
ルコース6リン酸(以下G6Pという)とし、これを更
にG6P脱水素酵素とニコチンアミドアデニンジヌクレ
オチドリン酸(酸化型以−y;’NAppという)で酸
化するεグルコースを完全に消去しうること、そして生
じたNADPの還元型(以下NADPHという)はAG
の酵素的定量に際[7影饗するのでこの消去液にNAD
PHを補酵素とずる酸化還元酵素並びに該酸化還元酵素
の基質を加えて反応さぜてるか、NADPH脱水素酵素
でNADP}Iを酸化しl.:後であれば試料中のAG
をAG酸化酵素を用いて測定できることを見出だした。
即ち本発明はグルコース及びAGを含有ずる試料ノ\グ
ルコース6位リン酸IL酵素(以下G6P化酵素という
),ATP,G6P脱水酵素、NADP及び(1)NA
DPHを補酵素とする酸化還元酵素並びに該酸化還元酵
素の基質又は(2)NADPI−{脱水素酵素を添加、
反応してグルコース及び生或するN A D P Hを
消去して後、該試料中の六〇をAG酸化酵素を用いて定
量することを特徴とするグルコース及びAGを含有する
試料中のAGの定量法に関する。
本発明で用いられる試料と1〜では、AG及びグルコー
スを含むことが予測されるものなら特に制限は無く、例
えば血液、尿、髄液などの体液や、植物、動物組織など
の抽出物およびそれらの除蚤白物などがあげられる。
本発明で用いられるG6P化酵素εしては、グルコキナ
ーゼ、ヘキソキナーゼなどがあげられる。これらの酵素
及び本発明で用いられるG6P脱水素酵素はlUPAC
−IUBの命名法で、それぞれ[2.7.1.1].[
2.7.1、2.],[1.1.1.493と分類しう
るものであれば、特に制限は無く市販のものを使用しう
る。それらの使用量は試料中のグルコース量により異な
るが、概ね試料O.lmlあたり0.1〜10単位であ
る。
グルコースのリン酸化に必要なATf)量は試料中のグ
ルコース量により異なるが、通常1−・10mMで良い
G6P脱水素酵素による反応に必要なNADP量は試料
中のグルコース量により異なるが通常1− 10rrt
Mで良い。
本発明で用いられるN A D P Hを酸化する酵素
はNADPHを補酵素とする酸化還元酵素及びNADP
Hに直接作用する脱水素酵素であり、代表的なものとし
てはそれぞれグルタミン酸脱水素酵素[1.4.1..
3] ,[1.4.1.4]及びNADPH脱水素酵素
[1.6.99.1],[1.6.99.2]があげら
れる。それらの使用量は試料0.1rnlあたり通常0
.1〜10単位である。NADPHを補酵素とする酸化
還元酵素を用いる反応には被還元基質が必要であり、例
えばグルタミン酸脱水素酵素の場合は2−ケ1−グルタ
ル酸と塩化アンモニューj8の様なアンモニューム塩が
試料0.lml辺りそれぞれ1〜5 0 m M及び1
〜1 0 0 rrt M程度の濃度で用いられる。
G6P化反応及びG6P脱水素反応の際には反応を促進
する1.め、塩化力リューム及び酢酸マグネシコー−ム
の様なカリューム、マグネシュームの無機、有機塩類を
添加することが望ましくそれぞれ通常1〜50mMの濃
度で用いられる。
G6P化反応、G6P脱水素反応及びNADP■」消去
反応は通常]〜50rnM,pH6〜IOのバッファ一
中で20〜50  C、望ましくは25〜37  Cで
5〜10分程度行われる。使用できるバッファーとして
は、リン酸バッファ一、1〜リス塩酸バッファ一等があ
る。
上記各試薬の試料l\の添加順序は特に制限は無いが通
常、酵素以外の必要成分を試料へ加え次いで酵素混合液
を添加して反応を開始する。
この様にして前処理した試料中のAGを酵素を用いて測
定するにはビラノースオキシダーゼ[】.1.3.10
]あるいはAG酸化酵素を用いる公知の方法、例えばビ
ラノースオキシダーゼを作用させて生ずる過酸化水素を
指標とした定量法に関する特開昭63−185397号
公報記載の方法や特開昭62−79780号公報記載の
方法で行うことができる。
(効果) 実験例I AGを蒸溜水または200mg/mlの濃度のグルコー
ス水溶液で溶解して各種濃度のAG標準液を調整した。
これらの試料を下に示す様に本発明の方法で処理後、A
Gをピラノースオキシダーゼ(以下PROD)で酸化し
、生じた過酸化水素をパーオキシダーゼ(以下HRP)
 、4−アミノアンチピリン(以下4−AA)及びN一
エチルーN一(2−ヒドロキシ・−3−スルフォプロビ
ル)rn − )・−ルイヂン(以下TOOS>を用い
て発色して吸光度を測定L ノ::。グルコース水溶液
で調整したAG標準液を直接P R. O Dで酸化し
発色した場合及び下記の酵素液Bからグルタミン酸脱水
素酵素を除去し7″:もので処理した場合をそれぞれ参
考例1及び2として吸光度を測定1−た。
く方法〉 下記の組成の試薬液A及び酵素液B,Cを調整した。2
.5rntの試薬液AへAG標準液0,1mlと酵素液
B0。lmlを加え、37  Cで3O分反応後、酵素
液Cを0.3ml加え栄に60分反応して5 5 5 
n mの吸光度をJIJ定した。参考例1の場合は酵素
液Bからグルコース6リン酸脱水素酵素、参考例2の場
合は酵素液Bからグルタミン酸脱水素酵素をそれぞれ除
いえ=酵素液を用いた。
試薬液A 1ヘリスー塩酸バッフ7−; 10rnM,pH9AT
P         ・1 rriMNADP    
    ・1mM 塩化マグネシスーム  ・2 0mM 2−ケ}・グルタル酸  ; 1 0mM塩化アンモニ
ューム  ・20mM 酵素液B リン酸バッファ一   ; ] OrnM,pH7グル
コキナーゼ    :50u/mlG6P脱水素酵素 
  ;35u/rnlグルタミン酸脱水素酵素; 6 
0 u / m 1酵素液C リン酸バッフ7−  ; 200xnM,pH5.6P
Fこ0[) HRP 4 −AA TOOS ぐ結果〉処理方法、 ;25u/ml ;6u/rnl ;5mM :51TIM AG濃度による発色度変化 (注) 八G/開:蒸溜水でAGを溶解した3,AG/
GS :グルコース水溶液でAGを溶解した。
表の様にグルコースが共存しても本発明の方法によれば
、AG濃度と発亀度との間には良い直線関係がみられた
。一方、参考例1で直接PRODを用いて発色した場合
は過大な値となりAGの定量はできないことは明らかで
ある。まfS9考例2の様にNADPHを消去しない場
合は発色が開,害されAGの測定は不可能である。
グルコキナーゼの代わりにヘキソキナーゼを用いて上と
同様の実験を行ったがAGの測定は可能であった。
実施例1 ヒ1−ft[l清中のAGをal1定ずるため、5種類
の血清をアミコン社製MPS−センI・リフリーで除蛋
白した。除蛋白試料及び蒸溜水で溶解したAG標準液を
実験例1の方法に準じて反応、発色しAG標準液による
検量線がら血清中のAG濃度を算出した。同時に除蛋白
試料を従来の方法であるガスクロマトグラフィー法(D
iabetes  36.709〜・へ.715.19
87>でA G及びグルコース含量を8!11定した。
く結果〉 本発明の方法とガスクロマ1〜グラフイー法
による血清中のAG及びグルコース濃度表の如く本発明
の方法による結果は、従来の方法であるガスクロマ1・
グラフィーによる結果とほぼ近似し、良い相関を示しグ
ルコースを含む血清中のAGをa(り定できた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. グルコース及び1,5−アンヒドログルシトールを含有
    する試料へグルコース6位リン酸化酵素、アデノシン3
    リン酸、グルコース6リン酸脱水素酵素、ニコチンアミ
    ドアデニンジヌクレオチドリン酸(酸化型)及び(1)
    ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(還元型
    )を補酵素とする酸化還元酵素並びに該酸化還元酵素の
    基質又は(2)ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド
    リン酸脱水素酵素を添加、反応してグルコース及び生成
    するニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(還
    元型)を消去して後、該試料中の1,5−アンヒドログ
    ルシトールを1,5−アンヒドログルシトール酸化酵素
    を用いて定量することを特徴とするグルコース及び1,
    5−アンヒドログルシトールを含有する試料中の1,5
    −アンヒドログルシトールの定量法
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