JPH03272231A - 伝送路切替方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディジタル通信における同期端局装置の伝送
路切替方式に利用する。

〔概要〕

本発明は、例えば、同期端局装置における１：Ｎプロテ
クションの伝送路切替方式において、各系統が予備伝送
路に接続されたときの主信号の装置内経路長が等しくな
るように、装置内各部に供給するフレームパルスに位相
差を与え、さらに、予備伝送路信号送出部にエラスティ
ックバッファメモリを設け、その読出しクロックを独立
に供給することにより、 いずれの現用伝送路が予備伝送路に切り替えられた場合
においても、信号のフレーム位相を一定に保ち受信側に
おける同期はずれを防止したものである。

〔従来の技術〕

同期端局装置の１：Ｎ伝送路のプロテクションシステム
を考える。

第２図は従来の伝送路切替方式による同期端局装置の要
部を示すブロック構成国でＮ＝３の場合で送信側を示す
。このシステムでは３本の現用伝送路に対して、１本の
予備伝送路があり、現用伝送路のどれか一つに故障が発
生しても、それを予備伝送路に切り替えて回線を確保す
ることができる。

装置内各部は同一周波数のクロックで動作している。装
置内同期信号発生分配部７は、局内の図外綱同期装置か
らのクロックＣ８を受けて、装置内クロックおよびフレ
ームパルスを発生させ、低速側信号処理分岐部１，２お
よび３に同一周波数、同一位相のクロックとフレームパ
ルス１２を供給している。低速側入力信号Ｓ１、Ｓ２お
よびＳ３は、それぞれ低速側信号処理分岐部１．２およ
び３において、オーバーヘッドの終端、装置内クロック
への乗せ替えなどの信号処理を受け、２系統に分岐され
て高速側へ送られる。

１系統はそれぞれ現用の高速側信号処理送出部９．１０
および１１へ送られて、多重化、オーバーヘッドの挿入
などが行われ、現用系の高速側出力信号Ｗ１、Ｗ２およ
びＷ３として現用伝送路に送出される。

もうｌ系統は、接続スイッチ部４．５および６によって
、それぞれ、予備系の高速側信号処理送出部８に接続さ
れて、予備系の高速側出力信号Ｐとして予備伝送路に送
出される。装置内の図外の切替制御部がどの現用系を予
備系に接続するべきかを判断して、接続スイッチ部４．
５および６を動作させる。

低速側入力信号Ｓ１は、接続スイッチ部４によって予備
系へ接続される。同様に、低速側入力信号Ｓ２は、接続
スイッチ部４および５によって予備系へ接続され、低速
側入力信号Ｓ３は接続スイッチ部４．５および６によっ
て予備系へ接続される。

〔発明が解決しようとする課題〕

前述した従来の伝送路切替方式では、装置内各部に同一
位相のフレームパルスが供給されているため、各系統が
接続スイッチを経由して予備系へ到達するまでの主信号
の装置内経路長の差がフレーム位相差となって現れ、接
続変更時に、予備伝送路に送出している信号のフレーム
位相が急変する現象が生じる。このため、対向局予備系
受信側においては、−瞬同期はずれが発生して回復する
現象が観測され、不要な警報を発出してしまう欠点があ
った。

本発明の目的は、前記の欠点を除去することにより、ど
の現用伝送路が予備伝送路に切り替わった場合において
も、信号のフレーム位相を一定に保ち、受信側における
同期はずれを防止できる伝送路切替方式を提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、複数Ｎ本の現用伝送路を１本の予備伝送路に
切り替える伝送路切替手段と、装置内クロックおよびフ
レームパルスを発生し装置内各部に分配する装置内同期
信号発生分配手段とを備えた伝送路切替方式において、
各現用伝送路が前記予備伝送路に接続されたときの主信
号の装置内経路長を等しくするために装置内各部に分配
するフレームパルスに位相差を与える位相差付与手段を
備えたことを特徴とする。

また、本発明は、前記予備伝送路に信号を送出する予備
伝送路信号送出手段を備え、この予備伝送路信号送出手
段は、前記予備伝送路に切り替えられた信号の位相を調
整するエラスティックバッファメモリを含み、前記装置
内同期信号発生分配手段は、前記エラスティックバッフ
ァメモリに対して読出しクロックを供給する読出しクロ
ック供給手段を含むことを特徴とする。

また、本発明は、前記位相差付与手段は、前記装置内同
期信号発生分配手段内の所要の箇所にそれぞれ挿入され
た異なる遅延量を有する遅延回路であることが好ましい
。

〔作用〕

位相差付与手段は、例えば遅延回路により、装置内各部
へ送るフレームパルスに位相差を与え、各現用伝送路が
予備伝送路に接続されたときの主信号の装置内経路長を
等しくする。

従って、いずれの現用伝送路が予備伝送路に切り替えら
れても、予備伝送路信号送出手段に入力されるフレーム
パルスの位相は等しくなり、受信側における同期はずれ
を防止することができる。

さらに、予備伝送路信号送出手段にエラスティックバッ
ファメモリを設け、現用から予備に切り替えられた信号
を書き込み、装置内同期信号発生分配手段から位相の調
整された読出しクロックの供給を受け、それに従って信
号を読み出し予備伝送路に送出する。

これにより、送信される信号のフレーム位相は微細に調
整されるので、より一層受信側における同期はずれを防
止することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明の一実施例による端局同期装置の要部を
示すブロック構成図で、１：Ｎプロテクションの場合の
送信側を示したものである。

本実施例は、低速側入力信号５ＩＳＳ２およびＳ３がそ
れぞれ入力された低速側信号処理分岐部１．２および３
と、低速側信号処理分岐部１．２および３から出力され
る信号の切り替えをそれぞれ行う伝送路切替手段として
の接続スイッチ部４゜５および６と、低速側信号処理分
岐部１．２および３からの信号をそれぞれ処理し高速側
出力信号Ｗ１、Ｗ２およびＷ３として出力する高速側信
号処理出力部９．１０および１１と、図外の綱同期装置
からのクロックＣ８を受けて、装置内各部へのクロック
、ならびに低速側信号処理分岐部［２および３に対して
それぞれフレームパルス１２ａ　、　１２ｂおよび１２
ｃを発生分配する装置内同期信号発生分配手段としての
装置内同期信号発生分配部１３と、切り替えられた信号
を処理して高速側出力信号Ｐとして予備伝送路に送出す
る高速側信号処理送出部１４とを備え、 本発明の特徴とするところの、 装置内同期信号発生分配部１３は、各現用伝送路が予備
伝送路に接続されたときの主信号の装置内経路長を等し
くするために装置内各部に分配するフレームパルスに位
相差を与える位相差付与手段としての遅延回路（Ｄ＋＞
１３ａおよび（Ｄｚ）１３ｂ　ヲ含み、予備伝送路送出
手段としての高速側信号処理送出部１４ａは、予備伝送
路に切り替えられた信号の位相を調整するエラスティッ
クバッファメモ’）　　（Ｍ＞　１４ａを含み、さらに
、装置内同期信号発生分配部１３は、エラスティックバ
ッファメモリに対し読出しクロック１５を供給する読出
しクロック供給手段としての遅延回路１３ｃを含んでい
る。

次に、本実施例の動作について説明する。

遅延回路１３ａおよび１３ｂを用いて、低速側信号処理
分岐部１．２および３に供給する装置内のフレームパル
ス１２ａ　、　１２ｂおよび１２ｃに適当な位相差を与
え、低速側入力信号Ｓ１、Ｓ２およびＳ３が、それぞれ
接続スイッチ４．５および６を経由して予備系の高速側
信号処理送出部１４に到達するまでの経路長を等しくす
る。低速側信号処理分岐部３から高速側信号処理部送出
部１４までの経路は最も長いため、フレームパルス１２
ｃには遅延を与えない。逆に、低速側信号処理分岐部１
から高速側信号処理送出部１４までの経路は最も短いた
め、フレームパルス１２ａには遅延回路１３ａにより最
も大きな遅延を与えることになる。

以上のようにして、低速側人力信号Ｓ１、Ｓ２およびＳ
３のどれを予備伝送路に接続する場合でも、高速側信号
処理出力部１４に入力される信号のフレーム位相を等し
くすることができる。

さらに、高速側信号処理出力部１４の人力部に設けたエ
ラスティックバッファメモ！Ｊ　１４ａを使用し、０ その読出しクロック１５を装置内同期信号発生分配部１
３から供給することにより、各接続状態間のわずかなフ
レーム位相差をも完全に吸収することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、各系統の予備伝送路へ
の接続経路長を等しくし、さらに、予備伝送路信号送出
部にエラスティックバッファメモリを使用してその読出
しクロックを独立に供給することにより、接続変更を行
っても送出信号のフレーム位相は変化せず、対向局受信
側でのフレーム同期はずれを防ぎ、不要な警報の発出を
防止できる効果がある。

スイッチ部、７．１３・・・装置内同期信号発生分配部
、８〜１１．１４・・・高速側信号処理送出部、１２．
１２ａ〜１２ｃ・・・フレームパルス、１３ａ・・・遅
延回路（Ｄ→、１３ｂ・・・遅延回路（Ｄ２）、１３ｃ
・・・遅延回路（Ｄ３）、１４ａ・・・エラスティック
バッファメモリ　（Ｍ）　、１５・・・読出しクロック
、Ｃｏ・・・クロック、Ｐ、Ｗｌ〜Ｗ３・・・高速側出
力信号、８１〜Ｓ３・・・低速人力信号。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数Ｎ本の現用伝送路を１本の予備伝送路に切り替
   える伝送路切替手段と、 装置内クロックおよびフレームパルスを発生し装置内各
   部に分配する装置内同期信号発生分配手段と を備えた伝送路切替方式において、 各現用伝送路が前記予備伝送路に接続されたときの主信
   号の装置内経路長を等しくするために装置内各部に分配
   するフレームパルスに位相差を与える位相差付与手段 を備えたことを特徴とする伝送路切替方式。 ２、請求項１記載の伝送路切替方式において、前記予備
   伝送路に信号を送出する予備伝送路信号送出手段を備え
   、 この予備伝送路信号送出手段は、前記予備伝送路に切り
   替えられた信号の位相を調整するエラスティックバッフ
   ァメモリを含み、 前記装置内同期信号発生分配手段は、前記エラスティッ
   クバッファメモリに対して読出しクロックを供給する読
   出しクロック供給手段を含むことを特徴とする伝送路切
   替方式。 ３、前記位相差付与手段は、前記装置内同期信号発生分
   配手段内の所要の箇所にそれぞれ挿入された異なる遅延
   量を有する遅延回路である請求項１または請求項２記載
   の伝送路切替方式。