JPH03270934A - 積層フィルム、揮発性有害物質用包装体および保護具 - Google Patents

積層フィルム、揮発性有害物質用包装体および保護具

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JPH03270934A
JPH03270934A JP7009290A JP7009290A JPH03270934A JP H03270934 A JPH03270934 A JP H03270934A JP 7009290 A JP7009290 A JP 7009290A JP 7009290 A JP7009290 A JP 7009290A JP H03270934 A JPH03270934 A JP H03270934A
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JP
Japan
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polyester
film
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copolymerized
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JP7009290A
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Koji Utsunomiya
宇都宮 浩司
Shigeo Uchiumi
滋夫 内海
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Diafoil Co Ltd
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Diafoil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、揮発性有害物質の揮発・拡散(以下揮散と記
す)防止効果の優れた積層フィルムに関する。更に詳し
くは、本発明は、同位体ヨウ素等の放射性物質や有機物
質等の揮散防止あるいは該物質から人体等の保護におい
て有用なフィルム、該フィルムよりなる包装体および該
フィルムよりなる保護具に関する。
[従来の技術および発明が解決しようとする課B]医療
・医薬分野を始めとする諸分野において、放射性同位体
元素を用いた標識実験が頻繁に行われている。例えば、
放射性同位体ヨウ素は、高感度測定が可能なので、タン
パク質などの標識としてしばしば使用されている。しか
し、この放射性ヨウ素(+251 、III 1 )や
、3H,+4C,’+53 e。
3! p 、 :lS 3等の放射性同位体の多くは揮
散しやすい核種であり、人体や環境に対する影響が懸念
されている。このため、かかる物質の保存や廃棄の際に
はポリエチレン製の袋に入れ、また、取扱い時にもポリ
エチレン製の手袋等の保護具が使用されている。
しかしながら、気化した放射性同位体は容易にポリエチ
レン製のフィルム・シートを通過してしまうため、かか
る物質に対し高遮断性を有するものが求められていた。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記課題に鑑み鋭意検討した結果、ある
特定の構成を有するフィルムが、揮発性有害物質に対し
優れた遮断性を有することを見出し、本発明を完成する
に至った。
すなわち、本発明の要旨は、エチレンテレフタレート単
位を主体とするポリエステル(A)層の少なくとも片面
に、ポリオレフィン(B)層及び/又は共重合ポリエチ
レンテレフタレート(C)層を積層してなるフィルム、
該フィルムからなる揮発性有害物質用包装体および該フ
ィルムからなる保護具に存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のポリエステルA層に用いられるポリエステルは
、エチレンテレフタレート単位を主体とするものであり
、必要に応じ、他の成分を共重合させた共重合ポリエス
テルであってもよい。
上記共重合成分としては、ジカルボン酸成分として、シ
ュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、1.10−デカンジカルボン酸、フタ
ル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェ
ニルエーテルジカルボン酸等、公知のジカルボン酸の一
種又は二種以上を用いることができ、一方、ジオール成
分としては、ネオペンチルグリコール、プロピレングリ
コール、1.4−ブタンジオール、トリメチレングリコ
ール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ヘキサメチレングリコール、ジエチレングリコール
、ポリアルキレングリコール、1.4−シクロヘキサン
ジメタツール等の公知のジオール成分の一種又は二種以
上を用いることができる。
かかる共重合成分のジカルボン酸成分及びジオール成分
中の含有量は各、通常5モル%未満であり、好ましくは
0.5〜4モル%、更に好ましくは1〜3モル%である
。共重合成分の含有量が5モル%を超えると、フィルム
の機械的特性および耐熱性等が低下する。
後述する共重合ポリエステル(C)層に用いられるもの
と共通する共重合成分の好ましいものとして、イソフタ
ル酸、アジピン酸、セバシン酸、1.10−デカンジカ
ルボン酸、ネオペンチルグリコール、1.4−ブタンジ
オール、ポリアルキレングリコール、1,4−シクロヘ
キサンジメタツール等が挙げられ、これらのうち少なく
とも1種の共重合成分を用いることによりフィルムのヒ
ートシール強度を更に高めることができ好ましい。
また、ポリエステル(A)層に他の成分、例えば、P−
オキシ安息香酸、P−オキシエトキシ安息香酸のような
オキシカルボン酸、安息香酸、ベンゾイル安息香酸、メ
トキシポリアルキレングリコールのような一官能性化合
物、グリセリン、ペンタエリスリトールにような多官能
性化合物も、生成物が実質的に線状の高分子を保持し得
る範囲内で使用することができる。
本発明において、共重合ポリエステル(C)層は、エチ
レンテレフタレート単位以外の共重合成分を含有するも
のであり、全カルボン酸成分中及びジオール成分中に共
重合成分を各、6〜40モル%含有するポリエステルが
好ましく、更に好ましくは該共重合成分を全カルボン酸
成分中及びジオール成分中に各10〜40モル%含有す
るポリエステルである。
かかる共重合成分含有量が6モル%未満のフィルムでは
、融点の低下が不十分で、十分なヒートシール強度が得
られず好ましくない。一方、かかる共重合成分含有量が
40モル%を越えるフィルムでは、フィルムにカールが
発生しやすく好ましくない。
本発明の積層フィルムにおいて、共重合ポリエステル(
C)層の平均屈折率n、は、共重合ポリエステル(C)
のみを溶融後急冷して得られる実質的に非晶状態の未延
伸フィルムの平均屈折率7゜との関係においで、 n1≦ n0+  0.005 を満足することが好ましい。−石−8が(no+0.0
05)を越えるフィルムでは十分なヒートシール性が得
られず好ましくない。
ポリエステル(C)層の表面における最大高さ(R1)
と中心線平均粗さ(Ra)の比(Rt/Ra)は、好ま
しくは20以下、更に好ましくは5〜15の範囲である
。Rt / Raのフィルム表面の形状を表わす特性値
の1つであり、該値が大きい程フィルム表面に急峻な突
起が多く、また、該値が小さい程、フィルム表面にブロ
ードな突起が多く存在する。本発明のフィルムにおいて
ポリエステル8層の表面のRt / Raが20を越え
るフィルムでは、ヒートシール時の密着不足や、低強度
でのヒートシール部の凝集破壊を招き易く好ましくない
。また、Rt / Raが5未満のフィルムでは、フィ
ルムの滑り性、作業性が低下し好ましくない。
一方、本発明のフィルムにおいて滑り性、作業性の良否
を大きく左右するのは、ポリエステル(A)層の表面粗
さであり、本発明のフィルムにおいてポリエステル(A
)層の表面の中心線平均粗さ(Ra)は好ましくは0.
020μm以上、更に好ましくは0.030〜0.06
0μmの範囲である。
本発明のポリエステル(A)層および共重合ポリエステ
ル(C)層には、フィルムの易滑性を向上させるために
、有機滑剤、無機の滑剤等の微粒子を含有させるのも好
ましい。また、必要に応じて安定剤、着色剤、酸化防止
剤、消泡剤、静電防止剤等の添加剤を含有したり、表面
にコートしたものであってもよい。滑り性を付与する微
粒子としては、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、酸
化ケイ素、テレフタル酸カルシウム、酸化アルミニウム
、酸化チタン、リン酸カルシウム、フン化リチウム、カ
ーボンブランク等の公知の不活性外部粒子、ポリエステ
ル樹脂の溶融製膜に際して不溶な高融点有機化合物、架
橋ポリマー及びポリエステル合成時に使用する金属化合
物触媒、例えばアルカリ金属化合物、アルカリ土類金属
化合物などによってポリエステル製造時に、ポリマー内
部に形成される内部粒子を挙げることができる。フィル
ム中の微粒子含有量は通常0.005〜0゜9重量%、
平均粒径は通常0.001〜3.5μmである。
本発明の積層フィルムのポリオレフィン(B)層に用い
られるポリオレフィン重合体としては、ポリプロピレン
、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低
密度ポリエチレン、ポリ−4−メチルペンテン−1、酢
酸ビニルエチレン共重合体等が挙げられるが、ヒートシ
ール性能を与え得るものが好ましい。
ポリオレフィン(B)層および共重合ポリエステル(C
)層には、通常、と−トシール性を有するものを用いる
が、これらの層のヒートシール強度は通常、400g/
15m幅以上であり、好ましくは500g/15m幅以
上、更に好ましくは1000g/15m幅以上である。
本発明の積層フィルム全厚は、通常、10〜200、c
rmの範囲であり、好ましくは20〜100μm、更に
好ましくは25〜80μmの範囲である。全厚が10μ
m未満では、フィルムの機械的強度および有害物質の遮
断性が劣り、実用的でない。
ポリオレフィン(B)層および共重合ポリエステル(C
)の厚さの総和は、通常、3μm以上であり、好ましく
は7〜60μm、更に好ましくは10〜30μmの範囲
である。
本発明の積層フィルムの構成は、ポリエステル(A)層
の少なくとも片面に、ポリオレフィン(B)層及び/又
は共重合ポリエステル(C)層を積層したものであり、
B層と0層を積層する場合、その順番はいずれでもよい
また、本発明の要旨を越えない限り、各層間に紫外線吸
収層およびガスバリアー層等の層を設けたり、各層を多
層化することも可能である。
次に本発明のフィルムの製造法を具体的に説明するが本
発明は下記製造法に特に限定されるものではない。
本発明において積層フィルムを得る方法としては、共押
出法、エクストルージョンラミネート法、ドライラミネ
ート法等の公知の手法が用いられるが、ポリオレフィン
(B)層を積層する場合には、接着促進剤、接着補助剤
等を介してポリオレフィン(B)フィルムを加圧・加熱
圧着させる方法(ドライラミネート法)、ポリオレフィ
ン(B)を溶融押出して積層する方法(エクストルージ
ョンラミネート法)が好ましい。
一方、共重合ポリエステル(C)層をポリエステル(A
)に積層する方法としては前記方法のいずれでもよいが
、特に共押出法が好ましく採用される。
以下、共押出法について具体的に説明する。
無機粒子等を必要に応じて適量含有するポリエステル(
A)とポリエステル(C)を各々ホッパドライヤー、パ
ドルドライヤー、真空乾燥機等を用いて乾燥した後、別
々の押出機を用いて200〜320℃の温度で溶融させ
、その後2種のポリエステルをバイブ内又は口金内で合
流させて押出し、急冷して未延伸フィルムを得る。押出
しに際しては、Tダイ法、チューブラ法等、既存のどの
方法を採用しても構わない。押出しの際、各々の押出機
の吐出量を調整することにより、積層フィルムの厚さ比
を適宜変更することができる。未延伸フィルムを得る際
に、Tダイを用いた場合、急冷時にいわゆる静電密着法
を用いることは、厚さ斑の均一なフィルムを得る方法と
して好ましい。
得られた未延伸フィルムは続いて延伸工程において(T
g−10℃)以上、(Tc−10℃)以下の温度範囲で
面積倍率にして1.1〜50倍、好ましくは6〜30倍
の範囲で長平方向及び/又は幅方向に延伸される(上記
Tg、Tcは各々、ポリエステル(A)のガラス転移温
度、昇温時結晶化温度を示す)。延伸方法としては用途
に応じて一軸延伸でもよいし、二輪延伸でもよい。二輪
延伸を行なう場合には、逐次二輪延伸、同時二輪延伸、
それらを組合せた延伸、いずれであってもよい。なお、
逐次二輪延伸の場合は、一般には縦方向に延伸した後、
横方向に延伸する方法が好ましく採用される。また、二
軸延伸後、次工程の熱処理工程に供する前に長平方向及
び/又は幅方向に再延伸を行なってもよい。
このようにして−軸又は二軸方向に延伸されたフィルム
は必要に応じて熱固定ゾーンにて、100〜260℃で
1秒〜10分間熱処理される。熱処理の最高温度は(ポ
リエステル(C)の融点−10℃)以上260℃以下と
することが好ましい。
上記熱処理は通常緊張固定下で実施されるが該熱処理時
及び/又は熱処理後の冷却時に、フィルム長手及び/又
は幅方向に20%以下の弛緩又は巾出しを行なうことも
可能である。
前記延伸工程中、延伸前、又は延伸後にフィルムの片面
又は両面にコロナ放電処理を施し、フィルムの印刷層等
に対する接着性を向上させることも可能である。
また、上記延伸工程中、延伸前、又は延伸後にフィルム
の片面又は両面に塗布を行ない、フィルムの接着性、帯
電防止性、易滑性、遮光性等を向上させることも可能で
ある。
本発明の積層フィルムは有害物質の揮散防止効果の優れ
たフィルムであり、そのまま使用したり、袋等の包装体
や手袋、エプロン、保護服等の保護具に加工して使用す
ることができる。
[実施例〕 以下、実施例にて本発明を更に具体的に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り、これらの例に限定され
るものではない。
なお、フィルムの評価方法を以下に示す。
(1)ガラス転移温度(Tg) ポリマーを窒素気流下300℃で5分間加熱溶融後、急
冷して無定形状態にし、セイコー電子工業特製差動熱量
計5SC580−DSC20型により昇温速度4℃/ 
m t nにて測定した。
(2)  フィルムの面配向度(△P)、平均屈折率(
n) アタゴ光学社製アフベ式屈折計を用い、フィルム面内の
屈折率の最大値n7、それに直角の方向の屈折率nβ、
及びフィルムの厚さ方向の屈折率nαを測定し、次式よ
り平均屈折率、複屈折率、面配向度を算出した。なお、
屈折率の測定は、ナトリウムD線を用い、23℃で行な
った。
△P=    (nγ十nβ)−nα n=    (nα+nβ十nγ) (3)中心線平均粗さ(Ra) ■小板研究所社製表面粗さ測定機(SE−3F)を用い
て次のようにして求めた。すなわち、フィルム断面曲線
からその中心線の方向に基準長さL(2,5m)の部分
を抜き取り、この抜き取り部分の中心線をX軸、縦倍率
の方向をy軸として粗さ曲線y=f  (x)で表わし
たとき、次の式で与えられた値を〔μm〕で表わし、中
心線平均粗さは、試料フィルム表面から10本の断面曲
線を求め、これらの断面曲線から求めた抜き取り部分の
中心線平均粗さの平均値で表わした。なお、触針の先端
半径は2μm、荷重は30■とし、カットオフ値は0.
08mとした。
(4)最大高さ(Rt) ■小板研究所製表面粗さ測定機(SE−3F)によって
得られた断面曲線から、基準長さ(2,5m)だけ抜き
取った部分(以下、抜き取り部分という。)の平均線に
平行な2直線で抜き取り部分を挟んだとき、この2直線
の間隔を断面曲線の縦倍率の方向に測定してその値をマ
イクロメートル(μm)単位で表わしたものを抜き取り
部分の最大高さとした。最大高さは、試料フィルム表面
から10本の断面曲線を求め、これらの断面曲線から求
めた抜き取り部分の最大高さの平均値で表わした。なお
、この時使用した触針の半径は、2.0μm、荷重30
■でカットオフ値は、0.08tsである。
(5)  ヒートシール強度 フィルムを2枚切出し、ポリエステルB層同士が接する
ように重ねた後、テスター産業■製ヒートシールテスタ
ー(TP701)にて温度145℃、圧力2kgf、時
間1秒にてヒートシールを行なった。ヒートシールバー
は15mX300mのものを使用した。ヒートシール部
を巾15mとなるように切出し、引張速度500 m/
m i nにて90”剥離試験を行なった。
ヒートシール部の剥離が、界面剥離又は凝集破壊による
M離のいずれの場合でも、剥離強度の初期応力の値をヒ
ートシール強度(g/15fi巾)とした。
(6)同位体ヨウ素透過性評価 フィルムを袋状に加工し、この袋の中に、0.74MB
q (20/1ci)Na”’I及び4.5%過酸化水
素を含む35mM#酸ナトリウム緩衝液(pH,4°6
)20μlをポリプロピレン装車試験管(9,5x40
m)を入れ、ヒートシールにより封をした(ヒートシー
ル温度145℃)。
この袋を両端に空気の流出入口を設けたポリプロピレン
製密閉容器に収納し、エアーポンプによりII!/分の
空気を流した。流出口に活性炭5gを充填したPE製注
射筒を2本直列に取付け、飛散した気体状125Iを捕
集し、井戸型Na1(TI)シンチレーションカウンタ
ーにより計測した。計数効率は、Na1!SIMA準溶
液(日本アイソトープ協会)を用いて算出し、測定開始
より24時間の12SI捕集量で評価した。
(7)作業性評価 袋及び手袋を作成する際の作業のしやすさについて評価
した。評価は○、Δ、×の3段階評価として、○・・・
全く問題なく良好、△・・・多少問題があるが使用可能
、×・・・問題があって使用不可能とした。また、ヒー
トシール強度、同位体ヨウ素透過性についても3段階評
価を行い、更に総合的評価を加えた。
実施例1.2 ポリエステル(A)層の原料としてジカルボン酸成分が
テレフタル酸単位98.5モル%、イソフタル酸単位1
.5モル%よりなり、ジオール成分がエチレングリコー
ル単位よりなる、平均粒径1.4μmの無定形シリカ粒
子を700ppm含む共重合ポリエステル(I)(極限
粘度0.65)を用いた。
一方、ポリエステル(C)層の原料として、ジカルボン
酸成分がテレフタル酸単位80モル%、イソフタル酸単
位20モル%よりなり、ジオール成分としてエチレング
リコール単位97モル%、ジエチレングリコール単位3
モル%よりなる、平均粒径1.4μmの無定形シリカ粒
子300ppmを含有する共重合ポリエステル(■)(
極限粘度0.70)を用いた。
上記ポリエステル(I)、  (n)を各々乾燥後、別
々の押出機にて290℃で溶融し、バイブ内で合流した
後、共押出法により押出し急冷して未延伸フィルムを得
た。該未延伸フィルムを85℃の加熱ロールと冷却ロー
ルの間で3.6倍長手方向に延伸し、次いでテンターに
導き100℃にて4゜0倍幅方向に延伸を行い、その後
230℃にて10秒間熱処理を行った。熱処理後、18
0℃の冷却ゾーンで幅方向に3%の弛緩を行った。得ら
れたフィルムのポリエステル(1)の層とポリエステル
(II)の層の厚さの構成は各々、13μm/7μm(
実施例1)、8μm/12μm(実施例2)であった。
実施例3 ポリエステル(A)層の原料としてジカルボン酸成分が
テレフタル酸単位よりなり、ジオール成分がエチレング
リコール単位97モル%、ネオペンチルグリコール単位
2モル%、ジエチレングリコール単位1モル%よりなる
、平均粒径0.9μmの合成炭酸カルシウム粒子120
0ppmを含有する共重合ポリエステル(■)(極限粘
度0.60)を用いた。一方、ポリエステル(C)層の
原料としてジカルボン酸成分がテレフタル酸単位よりな
り、ジオール成分としてエチレングリコール単位85モ
ル%、ネオペンチルグリコール単位15モル%よりなる
、平均粒径1.3μmのカオリンの粒子を400pp+
w含有する共重合ポリエステル(IV)(極限粘度0.
66)を用いた。
上記ポリエステル(III)、  (IV)を実施例1
と同様に乾燥、押出し、延伸を行なった後、240℃、
6秒間の緊張固定下における熱処理を行なった。得られ
たフィルムの厚さは、ポリエステル(I[[)の層が1
2μm、(IV)の層が23μmであった。
実施例4 ポリエステル(A)層の減量として、実施例1の共重合
ポリエステル(I)を用い、実施例1と同様にしてA層
重層にて製膜した。得られたフィルムの厚さは、8μm
であった。このフィルムの片面に、ドライラ貴ネート法
により、低密度ポリエチレンフィルム(60μm)を積
層した。
比較例 市販のポリエチレン製袋(厚さ40μm)について同位
体ヨウ素透過性を評価した。
[発明の効果] 本発明のフィルムは、気化した放射性同位元素等の遮断
性に優れており、危険性物質の揮発・拡散防止用として
、工業的価値の高いフィルムである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレンテレフタレート単位を主体とするポリエ
    ステル(A)層の少なくとも片面に、ポリオレフィン(
    B)層及び/又は共重合ポリエチレンテレフタレート(
    C)層を積層してなるフィルム。
  2. (2)請求項1に記載のフィルムからなる揮発性有害物
    質用包装体。
  3. (3)請求項1に記載のフィルムからなる保護具。
JP7009290A 1990-03-20 1990-03-20 積層フィルム、揮発性有害物質用包装体および保護具 Pending JPH03270934A (ja)

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