JPH03270239A - ヘテロ接合バイポーラトランジスタ - Google Patents

ヘテロ接合バイポーラトランジスタ

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JPH03270239A
JPH03270239A JP7230290A JP7230290A JPH03270239A JP H03270239 A JPH03270239 A JP H03270239A JP 7230290 A JP7230290 A JP 7230290A JP 7230290 A JP7230290 A JP 7230290A JP H03270239 A JPH03270239 A JP H03270239A
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JP
Japan
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semiconductor
emitter
valley
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JP7230290A
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Inventor
Hiroshi Yamada
浩 山田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要] 本発明はへテロ接合バイポーラトランジスタに関し、 E/B接合に生ずる伝導帯のスパイク(不連続形状)を
利用してトランジスタを高速化することを目的とし、 エミッタをグレーデッド層或いは混晶層とすることによ
って該スパイクの高さを調整し、電子に該スパイクを越
えるエネルギを与えることによってベース領域を高速走
行させると共に、電子がベース領域及びコレクタ領域で
Lバレーに遷移することを抑制するよう、そのエネルギ
が制限される構造とし、 エミッタ領域のバンドギャップがこれに合致したものと
なるよう半導体材料を選定して構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明はへテロ接合バイポーラトランジスタの構造に関
わり、特にヘテロ接合を形成する半導体材料の選択に関
わるものである。
近年Siバイポーラトランジスタの開発が著しく進み、
スーパーコンピュータや超高速通信システム等に超高速
素子として広く用いられている。
しかしながら、その動作の高速化は限界に近づきつつあ
ると見られており、異なる半導体材料による更に高速な
トランジスタの開発が鋭意進められている。
より高速なバイポーラトランジスタとして注目されてい
る素子に、エミッタ/ベース接合をヘテロ接合としたバ
イポーラトランジスタ(HB T)があり、これはバン
ドギャップの差によって該接合部にできる障壁を利用し
て特性向上を図ったものである。
例えば工込ツタをn型のInAlAsで、ベースをp型
のInGaAsで形成したHBTのバンド・モデルは第
4図のようになるが、価電子帯に大きい段差が存在する
ためベースからエミッタに向けての正孔の移動は強く抑
制され、エミッタからの電子の注入効率は極めて高いも
のとなる。
このようにして注入効率に及ぼす不純物濃度の影響が小
となることから、BTではベース領域の不純物濃度をエ
ミッタの不純物濃度に無関係に高めることが可能であり
、ベースの薄層化とベース抵抗の低減が同時に実現して
素子の高速化が可能となる。
また、バイポーラトランジスタの消費電力はベース材料
のバンドギャップで定まるターンオン電圧に大きく影響
されるが、上記のトランジスタのベースであるI nC
raAsはバンドギャップが0.76eVと小さく、そ
れによって消費電力が節減されるという効果も生しるこ
とになる。
更にベース及びコレクタ中の電子の走行について見ると
、Fバレーを走行する限り、電子のエネルギが高いほど
走行速度も高く、「バレーからLバレーへの電子の遷移
が起こらないこと即ち「Lバレー間散乱を受けないこと
が望ましい、InGaAsのr−Lバレー間のエネルギ
差は0.55eVという比較的大きい値であるから、上
記HBTではベース及びコレクタ中の電子はr−Lバレ
ー間散乱を受は難く、ホットエレクトロンの効果や速度
オーバーシュート効果による高速走行が可能であり、電
子の移動度が大きいことと相俟ってトランジスタの高速
動作をもたらすものである。
一方エミッタ/ベース接合は、エミッタがInAlAs
の場合には階段接合となり、第4図に描かれているよう
に伝導帯が湾曲してスパイクが生しる。そのため、電子
がベースに注入されるにはこれを越えるエネルギを持つ
ことが必要である。
上記構成ではこのスパイクの高さは0.53eVであっ
て、これを越えて注入された電子はベース領域のr−L
バレー間のエネルギ差0.55eVに近いエネルギを持
ち、r−Lバレー間散乱を受けやすい状況に置かれる。
Lバレーに遷移した電子は走行速度が大幅に低下するの
で、トランジスタの動作は低速となる。更にターンオン
電圧も上昇するので消費電力の低減も阻害される。
即ち、E/B接合に生ずるスパイクはベースに注入され
る電子のエネルギを高めるのに利用できるが、同時に電
子はr−Lバレー間散乱を受けやすい状態となり、トラ
ンジスタのターンオン電圧を上昇させるといった不都合
を伴うものである。
〔従来の技術〕
HBTのE/B接合に生ずる伝導帯のエネルギ不連続の
問題に対処する構造として知られているのは次のような
ものである。
例えばベースがGaAsである場合に、エミッタをA 
l xG a +−11A S  で表される組成とし
くXZo、3)、ベース近傍でこの組成を連続的に変化
させてx=0とする。このように多元系化合物の組成を
変化させることにより、バンドギャップを連続的に変化
させた結晶構造はグレーデツド層と呼ばれるが、この従
来例は、エミッタのベース近傍でその組成をAJ!、1
Crae、tAsからGaAsまで変わるグレーデツド
層とすることによって、伝導帯のスパイクを解消し、ト
ランジスタのターンオン電圧を下げ、注入電子のエネル
ギも低く抑えるものである。
また、他に知られている方策としては、半導体材料を選
択してエミッタ領域のバンドギャップをより狭いものと
し、伝導帯のスパイクを低くするものがある。これは、
例えばベースの材料がInGaAsの場合、工果ツタの
材料をInPとするものであるが、InPが選ばれたの
は主として素子製造技術上の要求に従うものであり、結
果的にスパイクの高さが小になっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術の中、スパイクを解消した構造の第1の従
来例は専らターンオン電圧の低下を目的とするもので、
HBTの特徴である高い注入効率とスパイクを解消した
ことに伴う高速化の効果は弱められている。また、1n
Pのような2元系材料を選択・して用いる第2の従来例
では、単にスパイクの高さを減する効果のみを期待する
もので、ターンオン電圧の低下やr−Lバレー間散乱の
抑制に若干の効果を示すものの十分とは言えず、スパイ
クの高さを任意に設定することも不可能である。
更にこれ等の従来例は、E/B接合のスパイクはトラン
ジスタの望ましい動作を妨害するとの観点に立つもので
あり、スパイクを積極的に利用してトランジスタの動作
を高速化することは考慮されていない。
本発明ではE/B接合に存在するスパイクを利用し、ベ
ースに注入される電子のエネルギを高めることによって
、ベース中の電子走行速度を大とすると共に、スパイク
の高さを調節することでr−Lバレー間散乱を抑制して
おり、それによってHBTの特長を生かしつつ、動作の
高速化を図る。
〔課題を解決するための手段〕
上記意図を達成するため本発明の)(BTは、部分的に
第1の半導体から成るn型のエミッタと、該第1の半導
体より狭いバンドギャップを持つ第2の半導体から成る
p型のベースを備え、該エミッタの、該第1の半導体領
域から該ベース領域までの間は、第1の半導体のバンド
ギャップ値から順次減少する形状のバンドギャップを持
つ第3の半導体から戒り、 該第3の半導体の該ベースに接続する部分のバンドギャ
ップは、エミッタ/ベース接合部に於いて伝導帯に不連
続を生ずる値であると共に、該不連続値は第2の半導体
のrバレーとLバレーのエネルギ差より小である構造と
なっている。
また、他のi0明のI(BTは、 第1の半導体から成る一方導電型のエミッタと、該第1
の半導体より狭いバンドギャップを持つ第2の半導体か
ら成る他方導電型のベースを備え、該第1の半導体は多
元■−■化合物であり、該第1の半導体は、そのバンド
ギャップがエミッタ/ベース接合部に於いて伝導帯に不
連続を生ずる値であると共に、該不連続値は第2の半導
体のrバレーとLバレーのエネルギ差より小であるよう
に組成が調整された構造である。
〔作 用〕
本発明の槽底により、E/B接合のエミッタ側半導体の
組成を適当に選択することで、該接合部にrバレーとL
バレーのエネルギ差より明確に低いスパイクが意図的に
形成される。
該スパイクを越えて電子がベースに注入された場合、電
子はスパイクの高さに相当するエネルギが与えられてベ
ース中を高速に走行し、トランジスタの動作が高速化さ
れるが、スパイクの高さはrバレーとLバレーのエネル
ギ差より低く設定されているため、注入された電子はr
−Lバレー間散乱を殆ど受けず、準パリスティックに走
行するため、トランジスタの動作速度が低下することば
ない。
ここで形成されるスパイクの高さは、注入された電子が
r−Lバレー間散乱を殆ど受けない範囲で、電子をなる
べく高速に加速することとターンオン電圧を過度に高め
ないこととのトレードオフにより設定される。
〔実施例〕
第1図は請求項(1)に対応する第1の実施例のHBT
を示す断面模式図であり、第2図はこのHBTのバンド
構造を示す図である。以下、これ等の図を参照しながら
、該実施例を説明する。
第1図に見られる通り、本実施例の素子の構造は、In
P基@l上にn”  T no、ssG a o、aq
A Sサブコレクタ層2が設けられ、その上にIno、
ssG a *、 4?A Sのコレクタ3、P′″ 
Ino、siG 36.47A Sのベース4、n −
1no、、Afo、。
Asの工藁ツタ6から成るトランジスタが形成されたも
のである。而して該エミッタとベースの間にはグレーデ
ツド層5が設けられている。コレクタのI n o、 
ssG a @、 47A Sは通常n−型であるが、
i型式いはp−型であってもよい。その他の符号は8が
エミッタを極、9がベース電極、lOがコレクタ電極で
ある。
上記各層の厚さはサブコレクタ層が3000〜5000
人、コレクタが3000〜5000λ、ベースが500
〜1000人であり、グレーデツド層は500人の厚さ
の中で組成がI n o、 szA 1 o、 asA
 Sから(Ino、5zAi!o、msA S)0.6
(T na、5sGao、nvA S)0.4まで変化
するものである。
このようなグレープント層を設けた結果、そのバンド構
造は第2図に示すようなものとなっているが、スパイク
の高さは約0.3eVである。これはrバレー/Lバレ
ー間のエネルギ差0.55eVに比べ十分低く、r−L
バレー間散乱を殆ど受けることがないが、注入電子の加
速エネルギとして有効な値であり、トランジスタの動作
を高速化するものである。
第3図は請求項(2)に対応する第2の実施例のHBT
を示す断面模式図であり、第4図はこのHBTのバンド
構造を示す図である。以下、これ等の図を参照しながら
、該実施例を説明する。
第3図に示されるように、この実施例の素子も、InP
基板l上にn”  InGaAsサブコレクタ層2が設
けられ、その上にトランジスタが形成されている。ここ
でコレクタ4、ベース5は第1の実施例と同しであるが
、エミッタは(InGaAs)o、*(lncaAs)
o、sなる組成の4元混晶である。
更に、上記実施例ではベースはInCyaAsであるが
、第2の実施例のエミッタと同じように、組成が適当に
設定された(I nA11A5)x(I nG a A
 S )+−x4元混晶であってもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明発明のHBTではE/B接
合には高さ約0.3eVのスパイクが生じ、注入された
電子を高速に加速するが、r−バレー/Lバレー間のエ
ネルギ差0.55eVに比べて十分に低く、電子がr−
Lバレー間散乱を受けることは殆どない。即ち、通常の
rnAfAs/InGaAs階段接合を用いたものより
「−Lバレー間散乱は減少し、電子はベース中を準バリ
ステインクに走行するのでトランジスタの動作は高速化
される。
また、ベースにInGaAsを用いれば、そのバンドギ
ャップは0.76eVであり、スパイクの高さが0.3
eVであっても、Siバイポーラトランジスタよりター
ンオン電圧は低くなり、消費電力の節減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例の構造を示す断面模式図、第2図
は第1の実施例のバンド構造を示す図、第3図は第2の
実施例の構造を示す断面模式図、第4図は第2の実施例
のバンド構造を示す図、第廿図は従来例のバンド構造を
示す図 であって、 図に於いて lはInP基板、 2はn”  InGaAsのサブコレクタ層、3はI 
nCraAsのコレクタ、 4はI nGaAsのベース、 5はI nAj!As/I nGaAsのグレーデツド
層、 6はI nAj!Asの工1 ツタ、 7は(I nAj!As)o、a(I nCraAs)
a、4のエミッタ、 8はエミッタ電極、 9はベース電極、 lOはコレクタ電極 である。 8エミツタ電極 第2の実施例の構造を示す断面模式図 第3図 第2の実施例のバンド構造を示す口 筒4図 第1の実施例の構造を示す断面模式図 第1図 エミッタベース コレクタ 第1の実施例のバンド構造を示す口 筒2図 典型的なHBTのバンド構造を示す図 第5図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)部分的に第1の半導体から成るn型のエミッタと
    、該第1の半導体より狭いバンドギャップを持つ第2の
    半導体から成るp型のベースを備え、該エミッタの、該
    第1の半導体領域から該ベース領域までの間は、第1の
    半導体のバンドギャップ値から順次減少する形状のバン
    ドギャップを持つ第3の半導体から成り、 該第3の半導体の該ベースに接続する部分のバンドギャ
    ップは、エミッタ/ベース接合部に於いて伝導帯に不連
    続を生ずる値であると共に、該不連続値は第2の半導体
    のΓバレーとLバレーのエネルギ差より小であることを
    特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ。
  2. (2)第1の半導体から成る一方導電型のエミッタと、
    該第1の半導体より狭いバンドギャップを持つ第2の半
    導体から成る他方導電型のベースを備え、 該第1の半導体は多元III−V化合物であり、該第1の
    半導体は、そのバンドギャップがエミッタ/ベース接合
    部に於いて伝導帯に不連続を生ずる値であると共に、該
    不連続値は第2の半導体のΓバレーとLバレーのエネル
    ギ差より小であるように組成が調整されたものであるこ
    とを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ。
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