JPH0326688A - 昇降機における荷物出入口の扉開閉システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、工事用エレベータやロングスパン型工事用エ
レベータ、建設用リフトや簡易リフトなどといった昇降
機にあっ．て、その荷物を搬入・搬出する荷物出入口に
設けられる扉を開閉するシステム、詳しくは、荷台を昇
降可能に設けるとともに、その荷台の昇降経路に臨んで
荷物出入口を設け、前記荷物出入口に開閉可能に扉を設
けるとともに、その扉を閉じ状態でロックするロック装
置を設けた昇降機における荷物出入口の扉開閉システム
に関する． 〈従来の技術〉 この種の荷物出入口の扉開閉システムでは、互いに平行
な支柱間に扉部材が四連リンクを形威するように連結さ
れて伸縮自在な扉が構威され、両支柱の一方が、荷物出
入口を形威する足場枠などにクランブ金具を介して取り
付けられるとともに、他方の支柱とそれに対応する足場
枠との間にロック装置が介装され、扉を閉じた状態でロ
ックするように構威されていた． そして、ロック装置としては、従来一般に、鉛直軸芯周
りで回転可能に設けられた一対のロックアームと、その
ロックアームの基端部に作用するストッパーとから構威
されている。ストッパーは、支柱を挿入した後に、ロッ
クアームの先端どうしの間隔が支柱の直径よりも小さく
なった状態でロックアームの基端部に作用し、先端間隔
が直径よりも大きくなる側に変位することを阻止するよ
うに、即ち、扉を閉じ状態でロックするように構威され
ている． また、ストッパーが、前述したロックアームの基端部に
作用する位置と作用しない位置とに変位可能に設けられ
とともに、そのストッパーに、押し込み操作用のノブが
連動連結され、支柱を挿入した状態でノブを押し込み操
作することによってストッパーを非作用位置に変位させ
、扉に対する閉じ状態でのロックを解除できるようにロ
ック解除機構が構威されている． このような構戒により、荷台が所定階に到着したときに
、適宜、作業者がノブを操作することによって扉を開き
、資材などの荷物の搬入・搬出を行うことができるよう
になっている． 〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上述のような従来構威の場合、ノブの操
作によって、誰でもが勝手に扉を開くことができるため
、例えば、荷台が到着していないにもかかわらず、扉が
開かれたままになり、その荷物出入口から、各種の資材
が落下したり作業者が転落するなど、安全性に欠ける欠
点があった。

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、荷台が到着していないときには作業者が勝手に荷物
出入口の扉を開くことができないようにして安全性を向
上できるようにすることを目的とする． 〈課題を解決するための手段〉 本発明は、上述のような目的を達威するために、冒頭に
記載した昇降機における荷物出入口の扉開閉システムに
おいて、荷台の昇降位置を検出する荷台位置検出センサ
を設けるとともに、前記荷台位置検出センサによって検
出された位置に対応する階のロック装置にのみ、扉の開
き動作を許容する扉開き信号を出力するＷ開閉制御手段
を備え、前記ロック装置に、前記扉開き信号に応答して
ロックを解除するロック解除機構を付設して構或する． 〈作用〉 本発明に係る昇降機における荷物出入口の扉開閉システ
ムによれば、荷台が到着している荷物出入口においての
み、ロック解除機構が作動して扉のロックを解除し、扉
を開くことができる。

く実施例〉 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
． 〈第１実施例〉 第１図は、昇降機における荷物出入口の扉開閉システム
の全体概略構戒図であり、躯体周囲の作業足場１・・・
の外周面所定箇所にマスト２が立設されるとともに、そ
のマスト２に昇降可能に荷台３が設けられて、昇降機が
構威されている．荷台３の昇降経路に臨むとともに各階
の作業足場１・・・それぞれに対応させて、第２図の正
面図に示すように、足場枠４・・・によって荷物出入口
５・・・が形威されるとともに、それらの荷物出入口５
・・・それぞれに扉６が設けられている． 扉６・・・それぞれは、互いに平行なキャスター車輪付
きの支柱７・・・間に、四連リンクを形或するように扉
部材８・・・が連結されて伸縮自在に構威されている． 扉６の支柱７・・・のうちの一端側の支柱７が、足場枠
４にクランブ金具９．９を介して取り付け固定され、そ
して、他方の足場枠４に、クランプ金具１０を介してロ
ック装置１１が取り付けられ、扉６の他端側の支柱７を
挟持して扉６を閉じ状態でロックするように構威されて
いる。

ロック装置１１は、第３図の斜視図、第４図の一部切欠
正面図、および、第５図の断面図に示すように、支柱７
を挿脱可能な切欠き１２を形成したケーシング１３に、
一対のロックアーム１４．１４それぞれを鉛直軸芯Ｐ，
Ｐ周りで回転可能に設けるとともに、ロックアーム１４
．１４の基端部に作用するように円板状のストッパー１
５を設けて構威されている． ストッパー１５は、支柱７を挿入した後に、ロックアー
ム１４．１４の先端どうしの間隔が支柱７の直径よりも
小さくなった状態でロックアーム１４．１４の基端部に
作用し、先端間隔が支柱７の直径よりも大きくなる側に
変位することを阻止するように、即ち、扉６を閉じ状態
でロックするように構威されている． ストッパー１５には、先端に押し込み操作用のノブ１６
を付設した支軸１７が連接され、その支軸１７がケーシ
ング１３に摺動可能に挿入され、摺動によって、ストッ
パー１５がロックアームｌ４．１４の基端部に作用する
位置と作用しない位置とに変位可能に構成され、そして
、支軸１７に圧縮コイルスプリング１８が介装されてス
トッパー１５を作用位置側に変位するように付勢されて
いる． 各階それぞれに、第１図に示すように、荷台３の昇降位
置を検出する荷台位置検出センサとしての荷台用リξッ
トスイッチ１９が設けられ、荷台３が到着するに伴い、
荷台到着信号を出力するように構成されている． 前記ストッパー１５にはソレノイド２０が連動連結され
、そのソレノイド２０の励磁によって、第６図の一部切
欠正面図および第７図の断面図に示すように、ストッパ
ー１５を非作用位置に変位し、扉の開き動作を許容する
ようにロック解除機構２１が構成されている． 前記ソレノイド２０は、ケース状カバー２２によって覆
われるとともに、そのケース状カバー２２に支軸１７挿
通用の開口２２ａが形威され、その開口２２ａと支軸１
７とにわたってゴム製で蛇腹状のシールカバー２３が取
り付けられ、雨水゛や塵埃がソレノイド２０内に浸入す
ることを防止するように構威されている． 前記ケーシングｌ３より上方に突出したノブ１６および
支軸１７部分は、筒状カバ−２４によって覆われ、スト
ッパー１５を外部から変位操作できないようにされてい
る． 前記荷台用リミットスイッチ１９・・・およびソレノイ
ド２０・・・それぞれが、扉開閉制御手段としての制御
装置２５に接続され、荷台用りξットスイッチ１９・・
・のいずれかが作用するに伴い、その荷台到着信号を受
け、それに対応する階のロック装置１１にのみ、扉６の
開き動作を許容する扉開き信号を出力し、その扉開き信
号に応答してソレノイド２０を励磁し、扉６に対する閉
じ状態でのロックを解除するように構成されている．以
上の構或により、荷台３が到着した階の扉６のみ、適宜
、作業者が支柱７を引き出すことによって扉６を開き、
資材などの荷物の搬入・搬出を行うことができ、そして
、荷台３が到着していない階の扉６は開くことができず
、荷物出入口５から外部への資材などの不測の落下や作
業者の転落などを確実に防止できるようになっている．
前記ロック装置１ｌには、扉ロックセンサとしての扉用
リミットスイッチ２６が設けられ、切欠き１２を通じて
挿入される支柱７に作用し、扉６が閉じ状態にあること
を検出して扉ロック信号を出力するように構威されてい
る． 扉用り主ットスイッチ２６が制御装置２５に接続される
とともに、制御装置２５に、荷台３を駆動昇降するウイ
ンチ用の電動モータ２７が接続され、制御装置２５にお
いて、扉ロック信号に応答して電動モータ２７を駆動可
能状態に切換え、扉６が閉じているときにのみ荷台３の
昇降動作を許容するように構威されている． また、ロック装置１１の上方箇所に、前記ソレノイド２
０に通電してそれを励磁する押しボタンスイッチを内装
した分岐ボックス２８が設けられるとともに、この分岐
ボックス２８がキーによってのみ開閉できるように構威
され、保守点検などに際し、キーを持った特定の者のみ
、荷台３の到着のいかんにかかわらず、扉６を開閉操作
できるように構威されている．このキーを持った特定の
者のみがスイッチを操作できる構威としては、スイッチ
自体をキースイッチで構或するようにしても良い．また
、押しボタンスイッチを分岐ボックス２８内に収容せず
に露出していても良い。荷台３が荷物出入口５に到着し
ていない限り、押しボタンスイッチを操作しても扉６を
開くことができないからである． 〈第２実施例〉 第８図は、第２実施例の一部切欠正面図であり、ケーシ
ング１３内に支持プレート２９が連接されるとともに、
その支持プレート２９とストッパー１５との間に圧縮コ
イルスプリング１８ａが介装されている． すなわち、第１実施例においては、従来品を利用し、そ
のノブ１６および支軸１７を筒状カバー２４で覆うこと
によって、第三者が扉６のロックを勝手に解除できない
ように構威したものであり、それに対し、第２実施例で
は、ノプ１６を無くすとともに支軸ｌ７を短くしてケー
シングｌ３の上方への突出部分を小型化し、それらを覆
うカバー２４ａを小型化して全体をコンパクトに構威し
ているのである． 〈第３実施例〉 第９図は第３実施例の正面図、第１０図は第９図のＸ−
Ｘ線断面図であり、ケーシングｌ３内に連接された支持
プレート３０に、アングル状のアーム３１が鉛直軸芯周
りで回転可能に取り付けられ、アーム３１の一端側にロ
ッド３２を介してソレノイド２０ａが連動連結されると
ともに、アーム３１に引張スプリング３３が付設されて
いる．アーム３１の他端側は、ソレノイド２０ａの非励
磁状態で、引張スプリング３３の付勢力によってストッ
パー１５の鉛直下方に位置し、ストッパー１５の非作用
位置への変位を当接阻止し、一方、ソレノイド２０ａの
励磁状態で、引張スプリング３３の付勢力に抗してスト
ッパー１５の鉛直下方から外れた位置に回転変位し、ス
トッパーｌ５の非作用位置への変位、即ち、ロック装置
１１のロック解除を許容できるように構威されている。

したがって、荷台３が到着していないときには、ノブ１
６を押し込み操作しても、アーム３１との当接によって
ストッパー１５を非作用位置に変位できず、扉６を閉じ
状態に維持し、一方、荷台３が到着したときには、ノブ
ｌ６の押し込み操作によってストッパー１５を作用位置
に変位し、扉６を開くことができる． この第３実施例においても、ソレノイド２０ａが、ケー
ス状カバー２２ｂとシールカバー２３ａとによって覆わ
れている． く第４実施例〉 第１１図は第４実施例の一部切欠正面図であり、ケーシ
ングｌ３上に筒状の取付座３４が取り付けられ、その取
付座３４上に、ソレノイド２０ｂが、そのロッド３５が
下側に突出する状態で設けられるとともに、ロッド３５
とストッパー１５に連接された支軸１７とが連結され、
かつ、ロフド３５に連接されたバネ座３６とケーシング
ｌ３上の軸支部材１３ａとの間に圧縮コイルスプリング
３７゛が介装され、ソレノイド２０ｂの励磁に伴い、圧
縮コイルスプリング３７をその付勢力に抗して圧縮し、
ストッパー１５をロック解除位置に押し込み変位するよ
うにロック解除機構２１が構威されている． この第４実施例によれば、ソレノイド２０ｂをケーシン
グｌ３の上部外面に設けるため、ケーシングｌ３の下方
に設ける場合に比べて取り付けを容易に行うことができ
る利点を有している．また、ロッド３５が下向きである
ため、雨水や塵埃が浸入しにくく、それらの浸入を防止
する場合に構戒を簡単にできる利点がある． 本発明のシステムは、上述実施例のような、躯体周囲に
設けられる昇降機に限らず、例えば、躯体内の、零設用
のエレベータホールを利用して設けられる昇降機にも適
用できる． 〈発明の効果〉 本発明の昇降機における荷物出入口の扉開閉システムに
よれば、荷台が到着していないときには、作業者が勝手
に扉を開くことができず、扉が開きっぱなしになって、
その荷物出入口から資材等が落下したり、作業者が転落
するといったことを回避でき、安全性を向上できる．

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明に係る昇降機における荷物出入口の扉開
閉システムの実施例を示し、第１図は、昇降機における
荷物出入口の扉開閉システムの全体概略構威図、第２図
は荷物出入口の正面図、第３図はロック装置の斜視図、
第４図はその一部切欠正面図、第５図は、第４図のＶ−
Ｖ線断面図、第６図は、ロック解除機構を示す一部切欠
正面図、第７図は、第６図の■一■線断面図、第８図は
、第２実施例の一部切欠正面図、第９図は第３実施例の
正面図、第ｌＯ図は第９図のＸ−Ｘ線断面図、第１１１
１は第４実施例の一部切欠正面図である．３・・・荷台 ５・・・荷物出入口 ６・・・扉 １１・・・ロック装置 ｌ９・・・荷台位置検出センサとしての荷台用リミット
スイッチ ２１・・・ロック解除機構

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）荷台を昇降可能に設けるとともに、その荷台の昇
   降経路に臨んで荷物出入口を設け、前記荷物出入口に開
   閉可能に扉を設けるとともに、その扉を閉じ状態でロッ
   クするロック装置を設けた昇降機における荷物出入口の
   扉開閉システムであって、前記荷台の昇降位置を検出す
   る荷台位置検出センサを設けるとともに、前記荷台位置
   検出センサによって検出された位置に対応する階のロッ
   ク装置にのみ、前記扉の開き動作を許容する扉開き信号
   を出力する扉開閉制御手段を備え、前記ロック装置に、
   前記扉開き信号に応答してロックを解除するロック解除
   機構を付設したことを特徴とする昇降機における荷物出
   入口の扉開閉システム。