JPH0859155A - ダムウェーター装置 - Google Patents
ダムウェーター装置Info
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- JPH0859155A JPH0859155A JP19066294A JP19066294A JPH0859155A JP H0859155 A JPH0859155 A JP H0859155A JP 19066294 A JP19066294 A JP 19066294A JP 19066294 A JP19066294 A JP 19066294A JP H0859155 A JPH0859155 A JP H0859155A
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Abstract
閉されることはなく、カゴ扉の閉め忘れによる運転を防
止することができ、カゴ内の荷崩れによる階間停止事故
等を確実に防止したダムウェーター装置を得る。 【構成】 昇降路内で昇降駆動される積み荷搭載用のカ
ゴKと、カゴの出し入れ口側で開閉されるカゴ扉1と、
各階床毎の出し入れ口Nで開閉される出し入れ口扉2
と、カゴ扉の開放状態に応答して出し入れ口扉の全閉を
阻止するロック機構5〜8aと、カゴ扉の全閉状態に応
答してロック機構を解除するロック解除手段3、4とを
備え、カゴ扉を全閉にすると、ロック解除手段がロック
機構を解除して出し入れ口扉を全閉可能にする。
Description
れ口扉を有するダムウェーター装置に関し、特にカゴ扉
の閉め忘れを防止してカゴ内の荷崩れによる階間停止事
故を防止したダムウェーター装置に関するものである。
構成を図式的に示す側断面図であり、図において、Sは
ダムウェーターの昇降路、Lは昇降路S内に設けられた
主ロープ、Tは主ロープLを駆動する綱車、Uは主ロー
プLをカゴ(後述する)からそらせるそらせ車である。
S内で昇降駆動されるカゴ、MはカゴK内の積み荷、W
は主ロープLの他端に接続されてカゴKに対抗するカウ
ンターウェイト、1はカゴKの出し入れ口に開閉自在に
設けられたカゴ扉、Nは各階床で積み荷Mを出し入れす
るための出し入れ口、2は階床毎の出し入れ口Nに設け
られた出し入れ口扉である。なお、出し入れ口扉2には
全閉検出スイッチ(図示せず)が設けられている。
装置の動作について説明する。たとえば、図示したよう
に、ある階床の出し入れ口NからカゴK内に積み荷Mを
搭載し終わると、破線のように、カゴ扉1および出し入
れ口扉2を閉める。出し入れ口扉2が全閉されると、全
閉検出スイッチがオンされて、カゴKの昇降運転が開始
されることになる。
れたとしても、出し入れ口扉2を閉めることができるた
め、カゴKはカゴ扉1を開けたまま昇降駆動され得る。
もし、カゴ扉1が開いたままカゴKが運転されると、昇
降駆動中の荷崩れにより、積み荷MがカゴKの出し入れ
口側にはみ出して昇降路Sの内周壁に引っかかり、昇降
路S内に落下するおそれがあるうえ、カゴKが階床間で
停止してしまう事故に発展しかねない。
装置は以上のように、カゴ扉1を閉め忘れても出し入れ
口扉2が全閉されれば運転可能であるため、カゴ扉1を
開けたままカゴKが昇降駆動されてしまい、カゴK内の
積み荷Mが崩れて昇降路Sの内周壁に引っかかるなどに
より、カゴKの階床間停止事故が発生して復旧修理に多
大の時間および労力を費やすという問題点があった。
ためになされたもので、カゴ扉を全閉にさせなければ出
し入れ口扉が閉まらないようなロック機構を設けること
により、カゴ内の荷崩れによる階間停止事故を防止した
ダムウェーター装置を得ることを目的とする。
るダムウェーター装置は、昇降路内で昇降駆動される積
み荷搭載用のカゴと、カゴの出し入れ口側で開閉される
カゴ扉と、各階床毎の出し入れ口で開閉される出し入れ
口扉と、カゴ扉の開放状態に応答して出し入れ口扉の全
閉を阻止するロック機構と、カゴ扉の全閉状態に応答し
てロック機構を解除するロック解除手段とを備えたもの
である。
ーター装置は、請求項1において、ロック機構は、出し
入れ口扉のレールに対して揺動自在に設けられたロック
レバーと、ロックレバーをロック方向に付勢する付勢部
材と、ロックレバーの一端に設けられたロックツメと、
出し入れ口扉に一体に取り付けられてロック状態でのロ
ックツメと干渉するストッパー金具とを含み、ロック解
除手段は、カゴ扉に一体に取り付けられたカムと、カゴ
扉が全閉されたときにカムと衝合してロックレバーをロ
ック解除方向に揺動させるローラーとを含むものであ
る。
にすると、ロック解除手段がロック機構を解除して出し
入れ口扉を全閉可能にする。これにより、カゴ扉を全閉
させなければ出し入れ口扉が全閉されることはなく、カ
ゴ扉の閉め忘れによる運転は防止される。
ゴ扉の開放時には、出し入れ口扉側のロックレバーをロ
ック方向に付勢して、ロックレバーの一端のロックツメ
を、出し入れ口扉と一体のストッパー金具に衝合させる
ことにより、出し入れ口扉の全閉を阻止する。また、カ
ゴ扉の全閉時には、カゴ扉と一体のカムをローラーに衝
合させてロックレバーをロック解除方向に揺動させ、ロ
ックツメをストッパー金具に対して非干渉位置に移動さ
せることにより、出し入れ口扉の全閉を可能にする。
する。図1はこの発明の実施例1のカゴ扉全閉状態(ロ
ック解除状態)を示す平面図、図2は図1内のロック機
構を拡大して示す平面図、図3は図2のロック機構を矢
印A方向から見た側面図、図4はこの発明の実施例1の
カゴ扉開放状態(ロック状態)を示す側面図、図5はこ
の発明の実施例1のカゴ扉全開状態(ロック状態)を一
部透視して示す図1内のB−B線による断面図であり、
各図において、K、M、N、S、1および2は前述と同
様のものである。また、図示されない基本的構成は、図
6に示した通りである。
あり、カゴK内の出し入れ口の近傍に取り付けられてい
る。2aは出し入れ口扉2の開閉軌道となるレールであ
り、昇降路S内の出し入れ口Nの近傍に取り付けられて
いる。3は出し入れ口扉2のロック機構(後述する)を
解除するためのカムであり、カゴ扉1に一体に取り付け
られている。3aはカム3をカゴ扉1に固定するための
カム取付板である。
ーラー、5は出し入れ口扉2のストッパー金具(後述す
る)が衝合するように配置されたロックツメ、5aはス
トッパー金具と衝合するロックツメ5の上面すなわちロ
ック面、6は出し入れ口扉2に一体に取り付けられたス
トッパー金具、7は一端に回転自在のローラー4を有し
且つ他端にロックツメ5を有するロックレバー、7aは
ロックレバー7をレール2aに対して枢着するための揺
動中心すなわち支点、8はロックレバー7をロック復帰
方向(矢印C方向)に付勢する圧縮バネ、8aは圧縮バ
ネ8の作用端を支持するようにロックレバー7に設けら
れた止金である。
れ口扉2に設けられたロック機構を構成しており、カム
3およびカム3と協動するローラー4は、ロック機構5
〜8aのロック状態を解除するためのロック解除手段を
構成している。
れていないときには、図4および図5のように、ロック
レバー7を矢印C方向に付勢して出し入れ口扉2を全閉
できないようにロックする。また、カゴ扉1が全閉され
たときには、図1〜図3のように、カム3をローラー4
に衝合させてロックレバー7を矢印D方向に揺動させ、
出し入れ口扉2のロック状態を解除するようになってい
る。
明の実施例1の動作について説明する。たとえば、ある
階床の出し入れ口NからカゴK内に積み荷Mを搭載する
場合、前述と同様に、出し入れ口N側から出し入れ口扉
2およびカゴ扉1を順次開けて全開状態とすることによ
り、図5のようにカゴK内に積み荷Mを搭載することが
できる。
ロック解除手段となるカム3がローラー4に衝合してい
るため、ロックレバー7は図3のように揺動しており、
ストッパー金具6がロックツメ5と干渉することはな
い。したがって、出し入れ口扉2を何ら支障なく開ける
ことができる。
は、カム3がカゴ扉1と一体に上方の全開方向に移動
し、ローラー4がカム3との衝合状態から解放されるた
め、ロックレバー7は、図4および図5のように、圧縮
バネ8の付勢力により支点7aを中心として矢印C方向
に揺動し、ロックツメ5は、ストッパー金具6と干渉す
る位置に移動する。
は、出し入れ口扉2に取り付けられたロック機構5〜8
aが有効となり、ストッパー金具6がロックツメ5と干
渉するため、積み荷MをカゴK内に搭載した後で出し入
れ口扉2が閉めようとしてもストッパー金具6がロック
面5aに衝合して阻止され、出し入れ口扉2が全閉され
ることはない。
ッチがオンされないため、カゴ扉1を閉めずにカゴKが
昇降運転されることはなく、カゴ扉1を閉め忘れて運転
したときの荷崩れ等による停止事故等を確実に防止する
ことができる。一方、カゴ扉1を全閉にすると、カム3
がローラー4を介してロック機構5〜8aを解除するた
め、出し入れ口扉2は全閉可能となり、出し入れ口扉2
の全閉後にダムウェーターのカゴKは運転される。
ネ8等からなるロック機構と、カム3およびローラー4
からなるロック解除手段とを用いることにより、比較的
簡単な構成で、コストアップを招くことなくカゴ扉1の
閉め忘れ運転を確実に防止することができる。なお、カ
ゴ扉1に取り付けられたカム3の動作は、出し入れ口扉
2を開けたときのみ有効となるため、何ら支障が生じる
ことはない。
ば、昇降路内で昇降駆動される積み荷搭載用のカゴと、
カゴの出し入れ口側で開閉されるカゴ扉と、各階床毎の
出し入れ口で開閉される出し入れ口扉と、カゴ扉の開放
状態に応答して出し入れ口扉の全閉を阻止するロック機
構と、カゴ扉の全閉状態に応答してロック機構を解除す
るロック解除手段とを備え、カゴ扉を全閉にすると、ロ
ック解除手段がロック機構を解除して出し入れ口扉を全
閉可能にするようにしたので、カゴ扉を全閉させなけれ
ば出し入れ口扉が全閉されることはなく、カゴ扉の閉め
忘れによる運転を防止することができ、カゴ内の荷崩れ
による階間停止事故等を確実に防止したダムウェーター
装置が得られる効果がある。
項1において、ロック機構は、出し入れ口扉のレールに
対して揺動自在に設けられたロックレバーと、ロックレ
バーをロック方向に付勢する付勢部材と、ロックレバー
の一端に設けられたロックツメと、出し入れ口扉に一体
に取り付けられてロック状態でのロックツメと干渉する
ストッパー金具とを含み、ロック解除手段は、カゴ扉に
一体に取り付けられたカムと、カゴ扉が全閉されたとき
にカムと衝合してロックレバーをロック解除方向に揺動
させるローラーとを含み、カゴ扉の開放時には、出し入
れ口扉側のロックレバーをロック方向に付勢して、ロッ
クツメをストッパー金具に衝合させることにより、出し
入れ口扉の全閉を阻止し、カゴ扉の全閉時には、カゴ扉
側のカムをローラーに衝合させてロックレバーをロック
解除方向に揺動させ、ロックツメをストッパーツメに対
して非干渉位置に移動させることにより、出し入れ口扉
を全閉できるようにしたので、コストアップを招くこと
なくカゴ内の荷崩れによる階間停止事故等を確実に防止
したダムウェーター装置が得られる効果がある。
る概略構成を示す平面図である。
拡大して示す平面図である。
矢印A方向から見た状態を示す側面図である。
ック機構およびロック解除手段をを示す側面図である。
口扉の全開状態(ロック状態)を示す側面図である。
し入れ口扉の全開状態を示す側面図である。
レール、3 カム、4 ローラー、5 ロックツメ、6
ストッパー金具、7 ロックレバー、7a 支点、8
圧縮バネ(付勢部材)、8a 止金、K カゴ、M
積み荷、N 出し入れ口、S 昇降路。
Claims (2)
- 【請求項1】 昇降路内で昇降駆動される積み荷搭載用
のカゴと、 前記カゴの出し入れ口側で開閉されるカゴ扉と、 各階床毎の出し入れ口で開閉される出し入れ口扉とを備
えたダムウェーター装置において、 前記カゴ扉の開放状態に応答して前記出し入れ口扉の全
閉を阻止するロック機構と、 前記カゴ扉の全閉状態に応答して前記ロック機構を解除
するロック解除手段とを設けたことを特徴とするダムウ
ェーター装置。 - 【請求項2】 前記ロック機構は、 前記出し入れ口扉のレールに対して揺動自在に設けられ
たロックレバーと、 前記ロックレバーをロック方向に付勢する付勢部材と、 前記ロックレバーの一端に設けられたロックツメと、 前記出し入れ口扉に一体に取り付けられてロック状態で
の前記ロックツメと干渉するストッパー金具とを含み、 前記ロック解除手段は、 前記カゴ扉に一体に取り付けられたカムと、 前記カゴ扉が全閉されたときに前記カムと衝合して前記
ロックレバーをロック解除方向に揺動させるローラーと
を含むことを特徴とする請求項1のダムウェーター装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06190662A JP3091370B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | ダムウェーター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06190662A JP3091370B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | ダムウェーター装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0859155A true JPH0859155A (ja) | 1996-03-05 |
JP3091370B2 JP3091370B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=16261822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06190662A Expired - Fee Related JP3091370B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | ダムウェーター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3091370B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100762859B1 (ko) * | 2007-02-13 | 2007-10-02 | 주식회사 금호엘리베이터 | 상승식 승강기 도어의 안전 록킹장치 |
JP2009215028A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータのドアスイッチ支持構造 |
JP2016210584A (ja) * | 2015-05-12 | 2016-12-15 | クマリフト株式会社 | 小荷物専用昇降機 |
CN110799440A (zh) * | 2017-07-03 | 2020-02-14 | 三菱电机株式会社 | 电梯的轿厢门装置 |
CN110809556A (zh) * | 2017-05-16 | 2020-02-18 | 威特控股有限公司 | 阻挡组件、电梯系统 |
-
1994
- 1994-08-12 JP JP06190662A patent/JP3091370B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2009215028A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータのドアスイッチ支持構造 |
JP2016210584A (ja) * | 2015-05-12 | 2016-12-15 | クマリフト株式会社 | 小荷物専用昇降機 |
CN110809556A (zh) * | 2017-05-16 | 2020-02-18 | 威特控股有限公司 | 阻挡组件、电梯系统 |
CN110809556B (zh) * | 2017-05-16 | 2021-12-21 | 威特控股有限公司 | 阻挡组件、电梯系统 |
CN110799440A (zh) * | 2017-07-03 | 2020-02-14 | 三菱电机株式会社 | 电梯的轿厢门装置 |
CN110799440B (zh) * | 2017-07-03 | 2021-11-16 | 三菱电机株式会社 | 电梯的轿厢门装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3091370B2 (ja) | 2000-09-25 |
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