JP2016210584A - 小荷物専用昇降機 - Google Patents

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伸弘 宮地
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Abstract

【課題】開閉戸が幅方向に移動した場合でも、開閉戸に対するロック機構によるロックが解除されることを防止できる小荷物専用昇降機を提供する。【解決手段】ロック機構35が、開閉戸14に備えられた当接体30に当接して開閉戸14の開き方向への移動を規制する主ロック位置及び当接体30に対して第1方向に退避した主ロック解除位置に移動自在な主ロック部31と、当接体30に当接して開閉戸14の開き方向への移動を規制する副ロック位置及び当接体30に対して第2方向に退避した副ロック解除位置に移動自在な副ロック部32と、を備え、当該ロック機構35が、主ロック部31が主ロック位置に位置する又は副ロック部32が副ロック位置に位置することでロック状態となり、主ロック部31が主ロック解除位置に位置し且つ副ロック部32が副ロック解除位置に位置することでロック解除状態となる。【選択図】図4

Description

本発明は、複数の停止位置が設定された昇降経路に沿って昇降自在な小荷物搬送用のカゴと、前記複数の停止位置の夫々に備えられて前記カゴに対して小荷物を出し入れする出し入れ口と、前記出し入れ口を開く開状態と閉じる閉状態とに開閉駆動装置によって又は手動操作によって切り換え自在な開閉戸と、が備えられ、前記開閉戸が、上下方向に沿う移動により前記開状態と前記閉状態とに切り換え自在に構成され、且つ、前記複数の出し入れ口の夫々に備えられている小荷物専用昇降機に関する。
かかる小荷物専用昇降機の従来例が、特開2008−179448号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1の小荷物専用昇降機には明記されていないが、このような小荷物専用昇降機には、一般的に、開閉戸を閉じ状態にロックするロック状態とロックを解除するロック解除状態とに切り換え自在なロック機構や、カゴが停止位置に移動するに伴ってその停止位置に対応する開閉戸のロック機構をロック状態からロック解除状態に切り換え且つカゴが停止位置から移動するに伴ってその停止位置に対応する開閉戸のロック機構をロック解除状態からロック状態に切り換えるロック切換機構が備えられている。これらロック機構及びロック解除機構を備えることで、カゴが停止位置に移動していない状態では開閉戸を閉じ状態にロックされるように構成されている。
特開2008−179448号公報
小荷物専用昇降機には、開閉戸を上下方向に案内する案内体が備えられているが、案内体が摩耗する又はその案内体にて案内される開閉戸が摩耗する等により案内体と開閉戸との間に隙間が生じると、開閉戸が幅方向にずれることが考えられる。そして、開閉戸が幅方向にずれると、カゴが停止位置に位置していないにも関わらず開閉戸に対するロック機構のロックが解除される虞がある。
具体的には、図10に示すように、ロック機構のロック部aは、開閉戸14の上戸14aに備えられた当接体bにおける左方向側の端部に対して上戸14aの閉じ方向に当接して上戸14aの開き方向への移動を規制している。上戸14aと下戸14bとはワイヤー23にて連動連結されており、ロック機構は、上戸14aの開き方向(上方向)への移動を規制することで下戸14bの開き方向(下方向)への移動も規制して、開閉戸14を閉じ状態にロックするように構成されている。また、上戸14a及び下戸14bには上戸14a及び下戸14bを上下方向に案内するための案内体12a及び12bが備えられている。
そして、開閉戸に備えられている被案内体cが摩耗する等により開閉戸14の上戸14aが右側にずれてしまうと、ロック部aが当接体bに対して相対的に左方向に移動して当接体bよりも左方向に移動することで、ロック機構により開閉戸の移動が規制できない状態となってしまう場合がある。このように、従来の小荷物専用昇降機では、カゴが停止位置に位置していないにも関わらず、開閉戸の移動が規制できない状態が発生する虞があった。
そこで、カゴが停止位置に位置していない場合には、開閉戸の移動を適切に規制し易い小荷物専用昇降機が求められている。
本発明に係る小荷物専用昇降機の特徴構成は、複数の停止位置が設定された昇降経路に沿って昇降自在な小荷物搬送用のカゴと、前記複数の停止位置の夫々に備えられて前記カゴに対して小荷物を出し入れする出し入れ口と、前記出し入れ口を開く開状態と閉じる閉状態とに開閉駆動装置によって又は手動操作によって切り換え自在な開閉戸と、が備えられ、前記開閉戸が、上下方向に沿う移動により前記開状態と前記閉状態とに切り換え自在に構成され、且つ、前記複数の出し入れ口の夫々に備えられている小荷物専用昇降機において、
前記開閉戸を前記閉状態にロックするロック状態とロックを解除するロック解除状態とに切り換え自在なロック機構と、前記カゴが前記停止位置に移動するに伴ってその停止位置に対応する前記開閉戸の前記ロック機構を前記ロック状態から前記ロック解除状態に切り換え、且つ、前記カゴが前記停止位置から移動するに伴ってその停止位置に対応する前記開閉戸の前記ロック機構を前記ロック解除状態から前記ロック状態に切り換えるロック切換機構と、前記開閉戸を上下方向に案内する案内体と、が備えられ、前記出し入れ口の幅方向に沿う一方の向きを第1方向とし、前記出し入れ口の幅方向に沿う他方の向きを第2方向として、前記ロック機構が、前記開閉戸に備えられた当接体における前記第1方向側の端部に対して前記開閉戸の閉じ方向に当接して前記開閉戸の開き方向への移動を規制する主ロック位置及び前記当接体に対して前記第1方向に退避した主ロック解除位置に移動自在な主ロック部と、前記当接体における前記第2方向側の端部に対して前記開閉戸の前記閉じ方向に当接して前記開閉戸の開き方向への移動を規制する副ロック位置及び前記当接体に対して前記第2方向に退避した副ロック解除位置に移動自在な副ロック部と、を備え、当該ロック機構が、前記主ロック部が前記主ロック位置に位置する又は前記副ロック部が前記副ロック位置に位置することで前記ロック状態となり、前記主ロック部が前記主ロック解除位置に位置し且つ前記副ロック部が前記副ロック解除位置に位置することで前記ロック解除状態となる点にある。
この特徴構成によれば、主ロック部が主ロック位置に位置する又は副ロック部が副ロック位置に位置することでロック機構はロック状態となっており、ロック機構により開閉戸の閉状態から開き方向への移動が規制されている。
また、主ロック部が主ロック解除位置に位置し且つ副ロック部が副ロック解除位置に位置することでロック機構はロック解除状態となっており、開閉戸の閉状態から開き方向への移動の規制が解除される。
ロック機構がロック状態となっている状態では、主ロック部は、開閉戸に備えられた当接体における第1方向側の端部に対して開閉戸の閉じ方向に当接して開閉戸の開き方向への移動を規制し、副ロック部は、開閉戸に備えられた当接体における第2方向側の端部に対して開閉戸の閉じ方向に当接して開閉戸の開き方向への移動を規制している。
そして、案内体が摩耗する等により開閉戸が第2方向にずれた場合では、主ロック部材については、主ロック部が当接体に対して退避する方向となる第1方向に相対的に移動するため主ロック解除位置に移動する虞があるが、副ロック部材については、当接体に対して退避する方向とは反対の第1方向に相対的に移動するため副ロック解除位置に移動しないため、ロック機構により開閉戸の移動を規制できる。また、開閉戸が第1方向にずれた場合では、副ロック部材については副ロック解除位置に移動する虞があるが、主ロック部材については主ロック解除位置に移動しないため、ロック機構により開閉戸の移動を規制できる。
そのため、カゴが停止位置に位置していない場合には、開閉戸の移動を適切に規制し易くなる。
ここで、前記当接体が、前記開閉戸における前記第1方向側の端部に備えられて前記主ロック部が当接する主当接部と、前記開閉戸における前記第2方向側の端部に備えられて前記副ロック部が当接する副当接部と、を備えていると好適である。
この構成によれば、主当接部を開閉戸における第1方向側の端部に備えることで、主当接部から第1方向に退避する主ロック部を開閉戸に干渉しない状態で備え易く、副当接部を開閉戸における第2方向側の端部に備えることで、副当接部から第2方向に退避する副ロック部を開閉戸に干渉しない状態で備え易い。このように、当接体の主当接部及び副当接部を開閉戸の両端に備えることで主ロック部や副ロック部を備え易くなる。
また、前記ロック機構が、前記主ロック部を前記幅方向の前記第2方向に向けて付勢する主付勢体と、前記副ロック部を前記幅方向の前記第1方向に向けて付勢する副付勢体と、を備え、前記当接体における第1方向側の端部に前記主ロック位置の前記主ロック部が当接している状態で、前記当接体における前記第2方向側の端部に対して前記副ロック位置の前記副ロック部が上方に離間していると好適である。
この構成によれば、ロック機構を手動でロック状態からロック解除状態に切り替える場合、副ロック部を副ロック位置に位置させた状態でも、主ロック部を主ロック位置から主ロック解除位置に移動させた後、当接部が副ロック部に当接するまで開閉戸を開き操作できる。このとき、主ロック部は主付勢体により主ロック位置に復帰しようとするが、当接部の存在により主ロック部は主ロック解除位置に維持される。この状態で、副ロック部を副ロック位置から副ロック解除位置に移動させることで、ロック機構をロック解除状態に切り換えることができる。このように、主ロック部と副ロック部とを手動で同時に操作しなくてもロック機構をロック解除状態に切り換えることができるため、手動でロック機構をロック解除状態に切り換え易い。
特に、当接体の主当接部及び副当接部を開閉戸の両端に備えた為に主ロック部と副ロック部とが離れて備えられているために、主ロック部と副ロック部とを手動で同時に操作し難い場合でも、ロック機構を手動でロック解除状態に切り換え易くなる。
また、前記ロック機構が、前記主ロック部を前記幅方向の前記第2方向に向けて付勢する主付勢体を備え、前記主ロック部が、前記当接体に対して前記閉じ方向に当接して前記開閉戸の開き方向への移動を規制する第1当接部分と、前記第1当接部分より前記第2方向側に位置して前記当接体に対して前記閉じ方向に当接して前記開閉戸の開き方向への移動を規制する第2当接部分と、を備え、前記主ロック位置として、前記当接体における前記第1方向側の端部に対して前記第1当接部分が前記閉じ方向に当接する第1主ロック位置と、前記当接体に対して前記第1当接部分が前記第1方向に退避し且つ前記当接体における前記第1方向側の端部に対して前記第2当接部分が前記閉じ方向に当接する第2主ロック位置と、があり、前記当接体における第1方向側の端部に前記第1当接部分が当接している状態で、前記当接体における前記第1方向側の端部に対して前記第2当接部分が上方に離間していると好適である。
この構成によれば、主ロック部が、第1主ロック位置から第1方向に移動した場合は、第2主ロック位置を経て主ロック解除位置に移動する。そのため、作業者が開閉戸を開き操作したときにその振動等により主ロック部が第1主ロック位置から第1方向に移動し、第1当接部分が当接体より第1方向に移動したために第1当接部分がロックの機能が果たせなくなったとしても、主ロック部は、第2主ロック位置において第2当接部分が当接体に接触してロック状態を維持でき、ロック機構によるロック状態が不意にロック解除状態に切り換わり難くなる。
小荷物専用昇降機の主要構造を示す外観斜視図 小荷物専用昇降機の設置状態を示す縦断側面図 制御ブロック図 内方側から見た出し入れ口戸を示す図 出し入れ口戸の横断面図 カゴが停止位置に停止している状態を示す図 ロック機構がロック状態に切り換えられている状態を示す図 ロック機構がロック状態に切り換えられている状態を示す図 ロック機構がロック解除状態に切り換えられている状態を示す図 従来のロック機構を示す図
本発明の小荷物専用昇降機の実施形態について、図面に基づいて説明する。
本実施形態の小荷物専用昇降機は、学校給食を搬送等するためのものとして小学校や中学校に設置されているものであり、床面を走行するキャスター付き小型台車等も搬送できるように、各階の出し入れ口Dが、床面高さに合わせて設けられているフロアタイプの小荷物専用昇降機である。そして、小荷物専用昇降機は、主に、1階の厨房から各階の配膳室へ食器や調理した給食を搬送する場合や、各階の配膳室から1階の厨房へ使用済みの食器や給食が入っていた空き容器を搬送する場合に使用される。
図1及び図2に示すように、小荷物専用昇降機は、1階から3階に連通する建物内の設置用空間に設けられた鉄骨製の昇降枠1に沿って形成される昇降経路Lを昇降自在な小荷物搬送用のカゴ6と、モータ、減速機、プーリー等で構成され、一対の巻き上げロープ9を巻き上げ又は繰り出すことでカゴ6を昇降駆動する昇降駆動装置としての巻上機10と、各階の出し入れ口Dに設置され、昇降指令を指令する昇降指令手段としての複数の運転操作ボタン20が備えられた操作盤PNLと、外部から動作用の電力が供給される受電盤や1階操作盤PNL1、2階操作盤PNL2及び3階操作盤PNL3の夫々に設けられた運転操作ボタン20による昇降指令に基づいて、巻上機10及び制動手段としてのディスクブレーキ(図示せず)の作動を制御する制御手段としての制御盤H等が内装された制御ボックスCBとを備えている。
昇降枠1の上端部には、前記制御ボックスCBのほか、巻き上げロープ9が架けられた巻上機10がマシンビーム受材3により固定されている。巻き上げロープ9の一方の端部には、カゴ6の昇降方向に平行に設けられた一対の直線状のガイドレール5の間にて昇降移動自在な釣合い重り11が連結され、巻き上げロープ9の他方の端部は、カゴ6の天井6sの上面に連結されている。
昇降枠1に沿った昇降経路Lには、1階出し入れ口D1、2階出し入れ口D2及び3階出し入れ口D3の夫々に対応した停止位置が設定されている。このように、カゴ6に対して小荷物を出し入れする出し入れ口Dは、各階の出し入れ口Dの夫々に対応した停止位置の夫々に備えられている。
制御盤Hは、いずれかの階における操作盤PNLの運転操作ボタン20により昇降指令が指令されると、その昇降指令が制御盤Hに入力され、1階出し入れ口D1、2階出し入れ口D2及び3階出し入れ口D3の夫々に対応して設定された停止位置のうちからその昇降指令にて指令された階に対応する出し入れ口Dについての停止位置を目標停止位置として、この目標停止位置にカゴ6を昇降させるように、各停止位置に対応して設けられた昇降位置検出手段としての昇降位置検出用リミットスイッチ(図示せず)の検出情報に基づいて、巻上機10の駆動を制御するように構成されている。
カゴ6は、小荷物を出し入れする扱い面の上方及び下方位置に設けられたスライドレールに案内されて上下に開くカゴ戸7が設けられた直方体形状の筐体で構成されている。本実施形態では、カゴ6は、床面積が1m2以下で、かつ、天井の高さが1.2m以下のステンレス製、又は、鋼板製の筐体で構成されている。
カゴ戸7は、カゴ戸モータM1により開状態と閉状態とに切り替え自在に構成されている。説明を加えると、カゴ戸7は、カゴ6の高さ方向の略中央位置にて上下2枚に分割された上下開き式の2枚戸で構成されており、カゴ上戸7aとカゴ下戸7bは、カゴ戸モータM1により連動して互いに逆方向に上下スライド動作するように構成されている。そして、カゴ上戸7aとカゴ下戸7bとが離間して、カゴ上戸7aの下端部がカゴ6の天面付近に位置するとカゴ下戸7bの上端がカゴ6の底面と同レベルの高さ位置に位置し、カゴ6の扱い面を開放する開状態となり、また、カゴ上戸7aとカゴ下戸7bとが接近し、カゴ上戸7aの下端とカゴ下戸7bの上端がカゴ6の高さ方向の略中央位置にて当接してカゴ6の扱い面を塞ぐ閉状態となる。
また、カゴ6には、カゴ戸7が開状態となるとカゴ上戸7aの被検出部と当接してオンすることによりカゴ戸7が開状態であることを検出するカゴ戸7についての開閉状態検出手段としてのリミットスイッチ8(以下、カゴ戸開スイッチ8という)と、カゴ戸7が閉状態となるとカゴ上戸7aの被検出部と当接してオンすることによりカゴ戸7が閉状態であることを検出するカゴ戸閉スイッチ4が設けられている。
カゴ戸開スイッチ8及びカゴ戸閉スイッチ4は、制御ボックスCBに内装された制御盤Hと、信号線により電気的に接続されており、これらのスイッチの検出情報が制御ボックスCB内の制御盤Hに入力されるように構成されている(図3参照)。
各階に設けられた出し入れ口Dは、床面が下端辺となるように壁面に設けられた開口の左右両側及び上側の縁部に設けられたステンレス製、又は、鋼板製の三方枠12、開口の下端辺に敷設された敷居13、三方枠12及び敷居13と昇降枠1との間で鉛直平面に沿って上下スライド自在な開閉戸としての出し入れ口戸14、及び、操作盤PNL等で構成されている。
出し入れ口戸14は、開閉駆動装置としての出し入れ口戸モータM2により開状態と閉状態とに切り替え自在に構成されている。説明を加えると、出し入れ口戸14は、出し入れ口Dの高さ方向の略中央位置にて上下2枚に分割された上下開き式の2枚戸で構成されており、上戸14aと下戸14bは、出し入れ口戸モータM2により連動して互いに逆方向に上下スライド動作するように構成されている。そして、上戸14aと下戸14bとを離間させて、上戸14aの下端部を三方枠12の上側フレーム付近に位置させると、下戸14bの上端が床面と同レベルの高さ位置に位置し、出し入れ口Dを開放する開状態となり、上戸14aと下戸14bを、上戸14aの下端と下戸14bの上端が出し入れ口Dの高さ方向の略中央位置にて当接するまで接近させると、出し入れ口Dを塞ぐ閉状態にすることができる。このように、出し入れ口戸14は、上下方向に沿う移動により開状態と閉状態とに切り換え自在に構成されている。
また、出し入れ口Dには、出し入れ口戸14が開状態となると上戸14aの被検出部と当接してオンすることにより出し入れ口戸14が開状態であることを検出する出し入れ口戸14についての開閉状態検出手段としてのリミットスイッチ15(以下、出し入れ口戸開スイッチ15という)と、出し入れ口戸14が閉状態となると上戸14aの被検出部と当接してオンすることにより出し入れ口戸14が閉状態であることを検出する出し入れ口戸閉スイッチ16が設けられている。
出し入れ口戸開スイッチ15及び出し入れ口戸閉スイッチ16は、制御ボックスCBに内装された制御盤Hと、信号線により電気的に接続されており、これらのスイッチの検出情報が制御ボックスCB内の制御盤Hに入力されるように構成されている(図3参照)。
カゴ6が出し入れ口Dに対応する停止位置に停止した状態で、運転操作ボタン20にて昇降指令が指令されると、制御盤Hは、その昇降指令が指令された運転操作ボタン20が設けられた出し入れ口Dに対応する出し入れ口戸14及びカゴ6のカゴ戸7を閉じ操作すべく、対応する出し入れ口戸モータM2及びカゴ戸モータM1の夫々についての閉用駆動指令を、各モータに対応して設けられたドライバ回路に出力して、これらのモータの駆動を制御するように構成されている。
なお、出し入れ口戸モータM2に対する閉用駆動指令は、出し入れ口戸閉スイッチ16により出し入れ口戸14が閉状態になったことが検出されると、制御盤Hから出力されなくなる。同様に、カゴ戸モータM1に対する閉用駆動指令は、カゴ戸閉スイッチ4によりカゴ戸7が閉状態になったことが検出されると、制御盤Hから出力されなくなる。
また、制御盤Hは、カゴ6を目標停止位置に停止させた後、目標停止位置に対応する出し入れ口Dに対応する出し入れ口戸14及びカゴ6のカゴ戸7を開き操作すべく、対応する出し入れ口戸モータM2及びカゴ戸モータM1の夫々についての開用駆動指令を、各モータに対応して設けられたドライバ回路に出力して、これらのモータの駆動を制御するように構成されており、カゴ6が目標停止位置に到着すると、到着した階の出し入れ口戸14及びカゴ6のカゴ戸7が自動的に開くようになっている。
なお、出し入れ口戸モータM2に対する開用駆動指令は、出し入れ口戸開スイッチ15により出し入れ口戸14が開状態になったことが検出されると、制御盤Hから出力されなくなり、同様に、カゴ戸モータM1に対する開用駆動指令は、カゴ戸開スイッチ8によりカゴ戸7が開状態になったことが検出されると、制御盤Hから出力されなくなる。
次に、出し入れ口戸14の上戸14aと下戸14bとの連動構造、及び、出し入れ口戸14を閉状態にロックするロック機構25等について説明する。
尚、これらを説明するにあたり、本明細書においては、便宜上、出し入れ口Dに対してカゴ6の昇降経路Lが存在する方向を内方、その反対側を外方と称し、内方から外方を見た状態で、左右方向を特定して説明する。
尚、左方向が、出し入れ口Dの幅方向に沿う一方の向きとなる第1方向に相当し、右方向が、出し入れ口Dの幅方向に沿う他方の向きとなる第2方向に相当する。また、上戸14aについては、上下方向における上方向が開方向に相当し、上下方向における下方向が閉方向に相当する。下戸14bについては、上下方向における下方向が開方向に相当し、上下方向における上方向が閉方向に相当する。
図4に示すように、上戸14aは、プーリー22に巻回されたワイヤー23の一端に連結されてワイヤー23にて吊り下げ支持されており、下戸14bは、ワイヤー23の他端が連結されてワイヤー23にて吊り下げ支持されている。このように、上戸14aと下戸14bとがワイヤー23にて連動連結されていることで、上戸14aを上下に移動させた場合はその上戸14aとは逆方向に下戸14bが上下に移動し、下戸14bを上下に移動させた場合はその下戸14bとは逆方向に上戸14aが上下に移動するように構成されている。
図5に示すように、上戸14aにおける幅方向の両端部及び下戸14bにおける幅方向の両端部に被案内体21が備えられている。
被案内体21として、上戸14aや下戸14bの左方向側の端部に備えられている第1被案内体21aと、上戸14aや下戸14bの右方向側の端部に備えられている第2被案内体21bと、が備えられている。
第1被案内体21aは、左方向側が開口する横断面形状が角ばったC字状に形成されており、三方枠12に連結された案内体としての第1枠12aが係合している。また、第2被案内体21bは、右方側が開口する横断面形状が角ばったC字状に形成されており、三方枠12に連結された案内体としての第2枠12bが係合している。
このように、被案内体21が第1枠12a及び第2枠12bに係合していることで、上戸14a及び下戸14bは、これら第1枠12a及び第2枠12bにて左右方向及び内外方向への移動が規制されながら、第1枠12a及び第2枠12bにて上下方向に案内される。
図4及び図5に示すように、ロック機構25には、第1枠12aに揺動自在に支持された主揺動体26と、第2枠12bに揺動自在に支持された副揺動体27と、が備えられている。主揺動体26は、内外方向に沿う第1揺動軸心周りに揺動自在な状態で第1枠12aに支持されている。副当接部30bは、内外方向に沿う第2揺動軸心周りに揺動自在な状態で第2枠12bに支持されている。
また、主揺動体26における第1揺動軸心より下方に位置する下部に主ロック部31が備えられ、副揺動体27における第1揺動軸心より下方に位置する下部に副ロック部32が備えられている。
出し入れ口戸14には、主ロック部31や副ロック部32が当接する当接体30が備えられている。この当接体30は、主ロック部31が当接する主当接部30aと、副ロック部32が当接する副当接部30bと、を備えている。主当接部30aは、上戸14aの左方向側の端部に当該上戸14aから左方向に突出する状態で、出し入れ口戸14の左方向側の端部に備えられている。副当接部30bは、上戸14aの右方向側の端部に当該上戸14aから右方向に突出する状態で、出し入れ口戸14の右方向側の端部に備えられている。尚、主当接部30aの左方向側の端部が当接体30の第1方向側の端部に相当し、副当接部30bの右方向側の端部が当接体30の第2方向側の端部に相当する。
主揺動体26は、第1揺動軸心周りに揺動することで、主ロック部31が主当接部30aの左方向側の端部の直上に位置するロック姿勢(図4及び図7参照)と、主揺動体26の全体が主当接部30aに対して左方向に退避したロック解除姿勢(図6、図8及び図9参照)と、に姿勢変更するように構成されている。
主揺動体26をロック姿勢に切り換えた状態では、主ロック部31は、主当接部30aの左方向側の端部に対して下方向に当接して上戸14aの上方向への移動を規制する主ロック位置となり、主揺動体26をロック解除姿勢に切り換えた状態では、主ロック部31は、主当接部30aに対して左方向側に退避した主ロック解除位置となる。
また、副揺動体27は、第2揺動軸心周りに揺動することで、副ロック部32が副当接部30bの右方向側の端部の直上に位置するロック姿勢(図4、図7及び図8参照)と、副揺動体27の全体が副当接部30bに対して右方向に退避したロック解除姿勢(図6及び図9参照)と、に姿勢変更するように構成されている。
副揺動体27をロック姿勢に切り換えた状態では、副ロック部32は、副当接部30bの右方向側の端部に対して下方向に当接して上戸14aの上方向への移動を規制する副ロック位置となり、副揺動体27をロック解除姿勢に切り換えた状態では、副ロック部32は、副当接部30bに対して右方向に退避した副ロック解除位置となる。
そして、上戸14aと下戸14bとはワイヤー23にて上述の如く連動連結されているため、主ロック部31が主ロック位置に位置する又は副ロック部32が副ロック位置に位置することで、上戸14aの上方向への移動が規制されるに伴って下戸14bの下方向への移動も規制され、出し入れ口戸14の開き方向への移動が規制される。
このように、主ロック部31は、当接体30における左方向側の端部に対して出し入れ口戸14の閉じ方向に当接して出し入れ口戸14の開き方向への移動を規制する主ロック位置及び当接体30に対して左方向に退避した主ロック解除位置に移動自在に構成されている。
また、副ロック部32は、当接体30における右方向側の端部に対して出し入れ口戸14の閉じ方向に当接して出し入れ口戸14の開き方向への移動を規制する副ロック位置及び当接体30に対して右方向に退避した副ロック解除位置に移動自在に構成されている。
ロック機構25は、主ロック部31が主ロック位置に位置する又は副ロック部32が副ロック位置に位置することでロック状態となり、主ロック部31が主ロック解除位置に位置し且つ副ロック部32が副ロック解除位置に位置することでロック解除状態となる。
図4及び図5に示すように、ロック機構25には、主揺動体26をロック解除姿勢からロック姿勢に向けて付勢する主付勢体28と、副揺動体27をロック解除姿勢からロック姿勢に向けて付勢する副付勢体29と、が備えられている。
主付勢体28は、主揺動体26の上部を左方向側に向けて付勢するスプリングにて構成されており、主揺動体26の上部と第1枠12aとの間に圧縮状態で備えられている。副付勢体29は、副揺動体27の上部を右方向側に向けて付勢するスプリングにて構成されており、副揺動体27の上部と第2枠12bとの間に圧縮状態で備えられている。
主揺動体26における第1揺動軸心より下方に位置する下部に主ガイドローラ33が備えられ、副揺動体27における第1揺動軸心より下方に位置する下部に副ガイドローラ34が備えられている。
また、カゴ6には、カゴ6が設定位置に移動したときに、その移動した設定位置に対応する主揺動体26の主ガイドローラ33に当接して主ロック部31を右方向に向けて移動させる主操作部6aと、移動した設定位置に対応する副揺動体27の副ガイドローラ34に当接して主ロック部31を左方向に向けて移動させる副操作部6bと、が備えられている。
つまり、カゴ6が設定位置に移動すると、図6に示すように、主操作部6aが主ガイドローラ33に当接して主ガイドローラ33を主付勢体28の付勢力に抗して左方向に押し操作することで、主ロック部31が主ロック位置から主ロック解除位置に移動し、且つ、副操作部6bが副ガイドローラ34に当接して副ガイドローラ34を副付勢体29の付勢力に抗して右方向に押し操作することで、副ロック部32が副ロック位置から副ロック解除位置に移動するように構成されている。
そのため、カゴ6が設定位置に移動するに伴って、カゴ6が移動した設定位置に対応するロック機構25がロック状態からロック解除状態に切り換えられる。
また、カゴ6が設定位置から移動すると、図4に示すように、主ロック部31は主付勢体28の付勢力によりロック解除位置からロック位置に移動するとともに、副ロック部32は副付勢体29の付勢力によりロック解除位置からロック位置に移動する。そのため、カゴ6が設定位置から移動するに伴って、カゴ6が位置していた設定位置に対応するロック機構25がロック解除状態からロック状態に切り換えられる。
ロック機構25は、主ロック部31を備えた主揺動体26、この主揺動体26を主ロック位置に保持するべく付勢する主付勢体28、副ロック部32を備えた副揺動体27、及び、この副揺動体27を副ロック位置に保持するべく付勢する副付勢体29を備えて構成されている。
ロック切換機構35は、カゴ6に備えられた主操作部6aと副操作部6b、主付勢体28及び副付勢体29を備えて構成されている。
図4に示すように、主当接部30aにおける主ロック部31が当接する上面部分と、副当接部30bにおける副ロック部32が当接する上面部分と、が同じ高さとなるように、主当接部30a及び副当接部30bがカゴ6に備えられている。
これに対して、主ロック位置に位置する主ロック部31の下端(主当接部30aに当接する部分)が、副ロック位置に位置する副ロック部32の下端(副当接部30bに当接する部分)より低い高さとなるように、主揺動体26が第1枠12aに支持され且つ副揺動体27が第2枠12bに支持されている。
そのため、図7に示すように、当接体30における左方向側の端部に主ロック位置の主ロック部31が当接している状態(図7(b)参照)で、当接体30における右方向側の端部に対して副ロック位置の副ロック部32が上方に離間(図7(c)参照)している。
図7〜図9に示すように、主ロック部31が、主当接部30aに対して下方向に当接して上戸14aの上方向への移動を規制する第1当接部分31aと、第1当接部分31aより右方向側に位置して主当接部30aに対して下方向に当接して上戸14aの上方向への移動を規制する第2当接部分31bと、を備えている。
主ロック位置として、主当接部30aにおける左方向側の端部に対して第1当接部分31aが下方向に当接する第1主ロック位置(図4及び図7参照)と、主当接部30aに対して第1当接部分31aが左方向に退避し且つ主当接部30aにおける左方向側の端部に対して第2当接部分31bが下方向に当接する第2主ロック位置(図示省略)と、がある。
図7に示すように、主当接部30aにおける左方向側の端部に第1当接部分31aが当接している状態で、主当接部30aにおける左方向側の端部に対して前記第2当接部分31bが上方に離間している。
そのため、作業者が出し入れ口戸14を開き操作したときにその振動等により主ロック部31が第1主ロック位置から左方向に移動し、第1当接部分31aが主当接部30aより左方向に移動したために第1当接部分31aがロックの機能が果たせなくなったとしても、主ロック部31は、第2主ロック位置において第2当接部分31bが主当接部30aに接触することでロック状態を維持でき、ロック機構25によるロック状態が不意にロック解除状態に切り換わり難くしている。
また、上戸14aと下戸14bとの間等から作業者が器具を差し込んで出し入れ口戸14の外側から手動で主揺動体26及び副揺動体27を揺動操作することで、ロック機構25をロック状態からロック解除状態に切り換える場合がある。
通常、作業者がロック機構25をロック状態からロック解除状態に切り換えて出し入れ口戸14を開き操作する場合は、開き操作しようとする出し入れ口戸14に対応する停止位置にはカゴ6は存在しておらず、図7に示すように主ロック部31は第1主ロック位置に位置し且つ副ロック部32は副ロック位置に位置しており、ロック機構25はロック状態となっている。
そして、ロック機構25を手動でロック状態からロック解除状態に切り換える場合は、まず、図8に示すように、主付勢体28の付勢力に抗して主揺動体26を揺動操作して主ロック部31を主ロック解除位置に移動させた後、副当接部30bが副ロック部32に当接するまで出し入れ口戸14を開き操作する。このように出し入れ口戸14を開き操作することで、主揺動体26に対する操作を解除しても主付勢体28により復帰する主揺動体26が主当接部30aに接触することで主ロック部31は主ロック解除位置に維持される。
この状態では、主ロック部31は主ロック解除位置に維持されているため、副ロック部32を副ロック位置から副ロック解除位置に移動させることで、ロック機構25をロック解除状態に切り換えることができる。そのため、作業者は、主ロック部31と副ロック部32とのうちの副ロック部32のみを副付勢体29の付勢力に抗して操作するだけで、図9に示すように出し入れ口戸14を開き状態まで開き操作できる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、当接体30に主ロック位置の主ロック部31が当接している状態で、当接体30に対して副ロック位置の副ロック部32が上方に離間させるように、主揺動体26及び副揺動体27を備えたが、当接体30に主ロック位置の主ロック部31が当接している状態で、当接体30に副ロック位置の副ロック部32が当接するように、主揺動体26及び副揺動体27を備えよい。また、当接体30に副ロック位置の副ロック部32が当接している状態で、当接体30に対して主ロック位置の主ロック部31が上方に離間するように、主揺動体26及び副揺動体27を備えてもよい。
また、主当接部30aと副当接部30bとを同じ高さに備えたが、これら主当接部30aと副当接部30bとを異なる高さに備えてもよい。
(2)上記実施形態では、主当接部30aを出し入れ口戸14の第1方向側の端部に備え、副当接部30bを出し入れ口戸14の第2方向側の端部に備えて、主当接部30aと副当接部30bとを別体に構成したが、これら主当接部30aと副当接部30bとの双方を主当接部30aと副当接部30bとの双方を出し入れ口戸14の上端で且つ幅方向で中央部に位置する箇所等の別の箇所に備えてもよい。また、主当接部30aと副当接部30bとを一体に構成してもよい。
(3)上記実施形態では、ロック機構25を、主付勢体28を備えて主付勢体28の付勢力により主ロック部31が主ロック位置に保持されるように構成したが、ロック機構25を、摩擦力により主ロック部31が主ロック位置に保持されるように構成してもよい。
また、ロック切換機構35を、主付勢体28を備えて主付勢体28の付勢力により主ロック部31を主ロック解除位置から主ロック位置に移動するように構成したが、ロック切換機構35を、カゴ6が設定位置から移動するときに、カゴ6に備えられた復帰用の当接部に当接することで、主ロック部31を主ロック解除位置から主ロック位置に復帰させる等、カゴ6の移動による操作力を利用して復帰させるように構成してもよい。
このようにロック機構25やロック切換機構35を構成することで、ロック機構25やロック切換機構35に主付勢体28を備えないようにしてもよい。また、同様に、ロック機構25やロック切換機構35に副付勢体29を備えないようにしよい。
(4)上記実施形態では、主ロック部31に第1当接部分31aと第2当接部分31bとの2つの当接部分を備えたが、主ロック部31に第1当接部分31aと第2当接部分31bとのうちの第1当接部分31aのみ備えてもよい。
(5)カゴ戸7がカゴ戸モータM1にて開閉駆動されるものを例示したが、カゴ戸7が、カゴ6が停止位置に停止している状態で出し入れ口戸14の開閉作動に連係して開閉するように構成されたものであってもよい。また、カゴ6がカゴ戸7を備えたものを例示したが、カゴ6がカゴ戸7を備えないものであってもよい。
(6)上記実施形態では、出し入れ口戸14が、開状態と閉状態とに開閉駆動装置によって切り換え自在に構成されたものを例示したが、これに代えて、出し入れ口戸14が、開状態と閉状態とに手動操作によってのみ切り換え自在に構成されたものであってもよい。
(7)上記実施形態では、カゴ6が各階の床面高さに合わせて設置された出し入れ口Dに停止するフロアタイプの小荷物専用昇降機を例示したが、これに限らず、カゴ6が作業者の腰の高さに合わせて各階に設置された出し入れ口Dに停止するテーブルタイプの小荷物専用昇降機であってもよく、また、各階によって異なる側面からカゴ6に対する扱い処理が行えるようにカゴ6及び出し入れ口Dが構成されているものでもよい。
(8)上記実施形態では、複数の停止位置が1階〜3階に設けられた1階出し入れ口D1、2階出し入れ口D2、及び、3階出し入れ口D3に対応して3箇所設定されたものを例示したが、停止位置は、2箇所又は4階以上の出し入れ口Dに対応して設定されたものでもよい。
(9)上記実施形態では、出し入れ口戸14を、上戸14aと下戸14bとにより上下開き式に構成したものを例示したが、これに代えて、出し入れ口戸14を、上開き式に構成してもよい。つまり、出し入れ口戸14の全体を上方向に移動させて開状態に切り換え、出し入れ口戸14の全体を下方向に移動させて閉状態に切り換えるように、出し入れ口戸14を構成してもよい。
6 カゴ
14 出し入れ口戸(開閉戸)
21 案内体
25 ロック機構
28 主付勢体
29 副付勢体
30 当接体
30a 主当接部
30b 副当接部
31 主ロック部
31a 第1当接部分
31b 第2当接部分
32 副ロック部
35 ロック切換機構
D 出し入れ口
L 昇降経路
M2 出し入れ口戸モータ(開閉駆動装置)

Claims (4)

  1. 複数の停止位置が設定された昇降経路に沿って昇降自在な小荷物搬送用のカゴと、
    前記複数の停止位置の夫々に備えられて前記カゴに対して小荷物を出し入れする出し入れ口と、
    前記出し入れ口を開く開状態と閉じる閉状態とに開閉駆動装置によって又は手動操作によって切り換え自在な開閉戸と、が備えられ、
    前記開閉戸が、上下方向に沿う移動により前記開状態と前記閉状態とに切り換え自在に構成され、且つ、前記複数の出し入れ口の夫々に備えられている小荷物専用昇降機であって、
    前記開閉戸を前記閉状態にロックするロック状態とロックを解除するロック解除状態とに切り換え自在なロック機構と、
    前記カゴが前記停止位置に移動するに伴ってその停止位置に対応する前記開閉戸の前記ロック機構を前記ロック状態から前記ロック解除状態に切り換え、且つ、前記カゴが前記停止位置から移動するに伴ってその停止位置に対応する前記開閉戸の前記ロック機構を前記ロック解除状態から前記ロック状態に切り換えるロック切換機構と、
    前記開閉戸を上下方向に案内する案内体と、が備えられ、
    前記出し入れ口の幅方向に沿う一方の向きを第1方向とし、前記出し入れ口の幅方向に沿う他方の向きを第2方向として、
    前記ロック機構が、
    前記開閉戸に備えられた当接体における前記第1方向側の端部に対して前記開閉戸の閉じ方向に当接して前記開閉戸の開き方向への移動を規制する主ロック位置及び前記当接体に対して前記第1方向に退避した主ロック解除位置に移動自在な主ロック部と、
    前記当接体における前記第2方向側の端部に対して前記開閉戸の前記閉じ方向に当接して前記開閉戸の開き方向への移動を規制する副ロック位置及び前記当接体に対して前記第2方向に退避した副ロック解除位置に移動自在な副ロック部と、を備え、
    当該ロック機構が、前記主ロック部が前記主ロック位置に位置する又は前記副ロック部が前記副ロック位置に位置することで前記ロック状態となり、前記主ロック部が前記主ロック解除位置に位置し且つ前記副ロック部が前記副ロック解除位置に位置することで前記ロック解除状態となる小荷物専用昇降機。
  2. 前記当接体が、前記開閉戸における前記第1方向側の端部に備えられて前記主ロック部が当接する主当接部と、前記開閉戸における前記第2方向側の端部に備えられて前記副ロック部が当接する副当接部と、を備えている請求項1記載の小荷物専用昇降機。
  3. 前記ロック機構が、前記主ロック部を前記幅方向の前記第2方向に向けて付勢する主付勢体と、前記副ロック部を前記幅方向の前記第1方向に向けて付勢する副付勢体と、を備え、
    前記当接体における第1方向側の端部に前記主ロック位置の前記主ロック部が当接している状態で、前記当接体における前記第2方向側の端部に対して前記副ロック位置の前記副ロック部が上方に離間している請求項1又は2記載の小荷物専用昇降機。
  4. 前記ロック機構が、前記主ロック部を前記幅方向の前記第2方向に向けて付勢する主付勢体を備え、
    前記主ロック部が、前記当接体に対して前記閉じ方向に当接して前記開閉戸の開き方向への移動を規制する第1当接部分と、前記第1当接部分より前記第2方向側に位置して前記当接体に対して前記閉じ方向に当接して前記開閉戸の開き方向への移動を規制する第2当接部分と、を備え、
    前記主ロック位置として、前記当接体における前記第1方向側の端部に対して前記第1当接部分が前記閉じ方向に当接する第1主ロック位置と、前記当接体に対して前記第1当接部分が前記第1方向に退避し且つ前記当接体における前記第1方向側の端部に対して前記第2当接部分が前記閉じ方向に当接する第2主ロック位置と、があり、
    前記当接体における第1方向側の端部に前記第1当接部分が当接している状態で、前記当接体における前記第1方向側の端部に対して前記第2当接部分が上方に離間している請求項1〜3のいずれか1項に記載の小荷物専用昇降機。
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