JP7455225B2 - 乗りかご及びエレベーター - Google Patents

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Description

本発明は、かご側ドアを解錠可能に施錠するかご側ロック機構を備えた乗りかご、及びその乗りかごを備えたエレベーターに関する。
従来、エレベーターにおける乗り場側に設けられた乗り場ドアには、開閉動作をロック及び解錠する乗り場側ロック機構が設けられている。これにより、乗客が昇降路内に転落することを防止することができる。また、近年は、かご側ドアの開閉動作をロック及び解錠するかご側ロック機構が設けられた乗りかごが提案されている。
このようなかご側ロック機構に関する技術としては、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1には、かごドアを閉鎖位置にロックする施錠装置と、回動軸を中心として回動可能にかごドアに設けられているリンクを有するリンク機構と、リンク機構を介してかごドアに設けられた戸当たり側ブレードを備えた技術が記載されている。そして、特許文献1に記載された技術では、かご側係合子である戸当たり側ブレードと、乗り場側係合子であるインターロックローラが当接することで、施錠装置を解錠させている。
国際公開第2015/008386号公報
しかし、特許文献1に記載されたかごドアロック装置では、施錠装置が施錠状態(特許文献1の図3参照)である場合に、可動施錠子と固定施錠子との間には所定の間隙が生じている。そして、乗りかご内の乗客がかごドアをこじ開けようとした場合に、可動施錠子が固定施錠子に当接し、かごドアの開方向への移動が阻止される(特許文献1の図10を参照)。したがって、かごドアは、可動施錠子と固定施錠子との間に生じていた間隙の長さだけ開いてしまう。
本目的は、上記の問題点を考慮し、かご側ロック機構がかご側ドアの開閉動作をロックしている場合に、かごドアが開口しないようにすることができる乗りかご、及びその乗りかごを備えたエレベーターを提供することにある。
上記課題を解決し、本目的を達成するため、本発明の乗りかごは、かご室と、かご室に設けられた開口部を開閉可能に覆う一対のかご側ドアと、一対のかご側ドアを解錠可能に施錠するかご側ロック機構とを備える。かご側ロック機構は、かご側ドアに回動可能に支持された施錠側フック部材と、かご室に設けられ、施錠側フック部材と解除可能に係合する固定フック部材とを有する。一対のかご側ドアは、かご側ロック機構により施錠された施錠状態において重なり合う重ね部を有する。施錠状態における施錠側フック部材と固定フック部材との間には、ロック間隙が形成されている。そして、重ね部の重なり代の長さ(L3)は、ロック間隙における一対のかごドアの開閉方向の長さ(L1)よりも長く、一対のかご側ドアと当該一対のかご側ドアと一緒に移動する一対の乗り場側ドアとのストローク差未満である
また、本発明のエレベーターは、昇降路内を昇降動作する上記乗りかごを備えている。
上記構成の乗りかご及びエレベーターによれば、かご側ロック機構がかご側ドアの開閉動作をロックしている場合に、かごドアが開口しないようにすることができる。
一実施形態にかかるエレベーターを示す概略構成図である。 一実施形態にかかるエレベーターの乗りかごが任意の階に停止した状態を示す側面図である。 一実施形態にかかるエレベーターの乗りかごに設けたかご側ドアを示す正面図である。 一実施形態にかかるエレベーターの出入り口を乗りかご側から見た正面図である。 一実施形態にかかるエレベーターのかご側ロック機構が解錠された状態を示す正面図である。 一実施形態にかかるエレベーターのかご側ドアの戸開動作を示す正面図である。 一実施形態にかかるエレベーターにおける戸閉時の乗り場ドア及びかごドアを上方から見た説明図である。 一実施形態にかかるエレベーターにおける戸開時の乗り場ドア及びかごドアを上方から見た説明図である。
以下、実施の形態例にかかるエレベーターにいて、図1~図7を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.エレベーターの構成
まず、一実施形態にかかるエレベーターの構成について、図1~図3を参照して説明する。
図1は、一実施形態にかかるエレベーターの構成例を示す概略構成図である。図2は、乗りかごが任意の階に停止した状態を示す側面図である。
図1に示すように、エレベーター1は、建築構造物内に形成された昇降路100の上方に機械室を有しない、いわゆる機械室レスエレベーターである。なお、本発明のエレベーターは、機械室レスエレベーターに限定されるものではなく、昇降路100の上方に機械室を有するエレベーターであってもよい。
エレベーター1は、昇降路100内を昇降する乗りかご110と、巻上機120と、釣合おもり130と、第1の従動プーリ140と、第2の従動プーリ150と、ロープ170を有している。
乗りかご110の下部には、せり上げ用プーリ111が設けられている。せり上げ用プーリ111には、ロープ170が巻き掛けられている。なお、乗りかご110の詳細な説明については後述する。
釣合おもり130の上部には、おもり側プーリ131が設けられている。おもり側プーリ131には、ロープ170が巻き掛けられている。巻上機120は、昇降路100の最下部に配置されており、ロープ170を介して乗りかご110及び釣合おもり130をつるべ式に昇降させるものである。巻上機120は、不図示の制御部によってその駆動が制御される。
第1の従動プーリ140と、第2の従動プーリ150は、昇降路100の最上部に回転可能に取り付けられている。ロープ170の一端と他端は、昇降路100の最上部に固定されている。ロープ170は、釣合おもり130に設けられたおもり側プーリ131から第1の従動プーリ140に装架され、そして巻上機120、第2の従動プーリ150、乗りかご110のせり上げ用プーリ111の順に巻き掛けられている。
巻上機120が駆動することで、乗りかご110及び釣合おもり130が昇降路100内を昇降移動する。以下、乗りかご110及び釣合おもり130が昇降移動する方向を上下方向とする。
また、図2に示すように、建築構造物の各階における乗りかご110が停止する乗り場101には、人や物が乗りかご110へ出入りするための出入り口102が設けられている。出入り口102には、一対の乗り場側ドア211が開閉可能に設けられている。
乗り場側ドア211は、出入り口102の上下方向の上端部に設けられた乗り場側ドアユニット212と、出入り口102の上下方向の下端部に設けられた乗り場側ドアシル213によって開閉可能に支持されている。なお、乗り場側ドアユニット212については、後述する。
[乗りかご]
次に、乗りかご110の構成について説明する。
図1に示すように、乗りかご110は、乗りかご110は、人や物が乗り降りするかご室10と、一対のかご側ドア11A、11Bと、かご側ドアユニット12と、かご側ドアシル13(図2参照)とを有している。かご室10の一面には、開口部が設けられている。この開口部から人や物が出入りする。
かご側ドアユニット12は、かご室10の開口部における上下方向の上端部に設けられている。かご側ドアシル13は、かご室10の開口部における上下方向の下端部に設けられている。そして、一対のかご側ドア11A、11Bは、かご側ドアユニット12と、かご側ドアシル13によって、上下方向と直交する水平方向に開閉(移動)可能に支持されている。
図3は、かご側ドア11Aを乗り場側から見た正面図である。
図1及び図3に示すように、かご側ドアユニット12には、かご側ドアレール15と、駆動部16(図1参照)と、伝達ベルト17と、従動ローラ18が設けられている。かご側ドアレール15は、水平方向と平行をなして、一対のかご側ドア11A、11Bの開閉(移動)方向に沿って延在している。
駆動部16は、かご側ドアユニット12における水平方向の一端部に配置されており、従動ローラ18は、かご側ドアユニット12における水平方向の他端部に配置されている。駆動部16の駆動軸と、従動ローラ18には、伝達ベルト17が巻き掛けられている。
伝達ベルト17は、長手方向の両端部が連結された無端状に形成されている。そして、駆動部16が駆動すると、伝達ベルト17が従動ローラ18と駆動部16の駆動軸の間を循環移動する。このとき、伝達ベルト17における上下方向の上部と下部は、互いに反対向きに移動する。伝達ベルト17の下部には、後述する第1連結部材22が連結されており、伝達ベルト17の上部には、後述する第2連結部材23が連結されている。
また、かご側ドアユニット12には、後述するかご側ロック機構30を構成する固定フック部材34及びカム部材57が固定されている。固定フック部材34及びカム部材57は、一対のかご側ドア11A、11Bが閉じられた際に、第1かご側ドア11Aの上下方向の上方に配置されている。
次に、一対のかご側ドア11A、11Bについて説明する。
一対のかご側ドア11A、11Bは、それぞれ矩形状に形成されている。第1かご側ドア11Aにおける上下方向の上端部には、第1ドアハンガー21Aが設けられている。第2かご側ドア11Bにおける上下方向の上端部には、第2ドアハンガー21Bが設けられている。また、一対のかご側ドア11A、11Bの上下方向の下端部には、スライダ14が設けられている。スライダ14は、かご側ドアシル13に設けたガイド溝に摺動可能に係合する。
第1ドアハンガー21A及び第2ドアハンガー21Bには、それぞれ移動ローラ24が回転可能に設けられている。移動ローラ24は、かご側ドアレール15に摺動可能に係合する。
第1ドアハンガー21Aは、第1連結部材22を有しており、第2ドアハンガー21Bは、第2連結部材23を有している。第1連結部材22は、第1ドアハンガー21Aの上下方向の上端部から上方に向けて突出している。第2連結部材23は、第2ドアハンガー21Bの上下方向の上端部から上方に向けて突出している。第1連結部材22は、伝達ベルト17の下部に連結されており、第2連結部材23は、伝達ベルト17の上部に連結されている。
駆動部16が駆動して伝達ベルト17が移動すると、一対のかご側ドア11A、11Bは、第1連結部材22と第2連結部材23を介して互いに接近する戸開方向、または離反する戸閉方向に移動する。
また、第1かご側ドア11Aには、セーフティーシュー25と、かご側ロック機構30が設けられている。セーフティーシュー25は、第1かご側ドア11Aにおける戸閉方向側の端部、いわゆる第2かご側ドア11Bに接近する戸当たり側端部11aに設けられている。
セーフティーシュー25は、第1かご側ドア11Aの上下方向と長さと略同じ長さで上下方向に延在する長尺部材により形成されている。このセーフティーシューは、一対のリンク部材を介して第1かご側ドア11Aの戸当たり側端部11aに上下方向及び開閉方向に移動可能に支持されている。また、第1かご側ドア11Aの戸当たり側端部11aにおいて、セーフティーシュー25を支持するリンク部材の近傍には、セーフティーシュー25の移動を検出する不図示の検出部が設けられている。検出部は、セーフティーシュー25の移動を検出することで、セーフティーシュー25に荷重が加わったことを検出する。
[かご側ロック機構]
次に、かご側ロック機構30について説明する。
図3に示すように、かご側ロック機構30は、ベース板31と、第1かご側係合子32と、施錠側フック部材33と、固定フック部材34と、回動軸35と、施錠保持部材39と、一対の第1リンク部材41A、41Bとを有している。また、かご側ロック機構30は、第2かご側係合子52と、カム部材57と、一対の第2リンク部材61A、61Bとを有している。
ベース板31は、略平板状に形成されている。ベース板31は、第1ドアハンガー21Aに固定されている。以下、第1かご側ドア11Aの戸開方向を戸袋側とし、第1かご側ドア11Aの戸閉方向と戸当たり側と称す。ベース板31における戸当たり側の端部には、一対の第1リンク部材41A、41Bが配置されている。
一対の第1リンク部材41A、41Bは、下部第1リンク部材41Aと、上部第1リンク部材41Bから構成されている。下部第1リンク部材41Aは、ベース板31における上下方向の下端部に配置されており、上部第1リンク部材41Bは、ベース板31における上下方向の上端部に配置されている。下部第1リンク部材41A及び上部第1リンク部材41Bは、それぞれリンク軸42を介してベース板31に回動可能に支持されている。
一対の第1リンク部材41A、41Bにおけるリンク軸42とは反対側の端部には、それぞれ軸部43が設けられている。一対の第1リンク部材41A、41Bの軸部43には、第1かご側係合子32が取り付けられている。そのため、第1かご側係合子32は、一対の第1リンク部材41A、41Bを介してベース板31に移動可能に支持されている。
第1かご側係合子32は、上下方向に沿って所定の長さで延在する長尺状の部材で形成されている。第1かご側係合子32の長手方向の中途部には、伝達部36が設けられている。伝達部36は、第1かご側係合子32における戸袋側の端部に設けられている。伝達部36は、後述する伝達ピン37に接触している。
また、下部第1リンク部材41Aの近傍には、ベース板31に固定された第1ストッパー45が配置されている。第1ストッパー45は、かご側ロック機構30が施錠状態の場合、下部第1リンク部材41Aにおける戸袋側に当接している。そのため、下部第1リンク部材41Aは、図3における反時計回りへの回動が第1ストッパー45によって規制される。なお、本実施形態において、かご側ロック機構30が施錠状態とは、かご側ロック機構30が一対のかご側ドア11A、11Bの開閉動作をロックしている状態である。
第1かご側係合子32における戸当たり側には、ベース板31に固定された複数の第2ストッパー46が配置されている。第2ストッパー46は、かご側ロック機構30が施錠状態の場合、第1かご側係合子32と所定の間隔を開けて配置されている。そして、一対の第1リンク部材41A、41Bが回動し、第1かご側係合子32が戸当たり側に移動すると、第1かご側係合子32は、第2ストッパー46に当接する(図4参照)。これにより、第1かご側係合子32、及び一対の第1リンク部材41A、41Bの動作が第2ストッパー46により規制される。
回動軸35は、ベース板31において、第1かご側係合子32より戸袋側に配置されている。回動軸35には、施錠側フック部材33が回動可能に支持されている。
施錠側フック部材33は、フック部33aと、回動受け部33bと、接続部33cと、解錠受け部33dとを有している。回動受け部33bは、回動軸35に回動可能に支持されている。回動受け部33bにおける回動軸35よりも上下方向の下方で、かつ戸当たり側には、伝達ピン37が配置されている。
伝達ピン37は、第1かご側係合子32に設けた伝達部36に接触している。第1かご側係合子32が一対の第1リンク部材41A、41Bを介して上下方向の下方で、かつ戸当たり側に移動した際、第1かご側係合子32の動作は伝達部36を介して伝達ピン37に伝達される。これにより、施錠側フック部材33が回動軸35を中心に、図3における反時計回り(解錠方向)に回動する。
回動受け部33bにおける戸当たり側の端部には、接続部33cが設けられている。接続部33cは、回動受け部33bから戸当たり側に向けて突出している。そして、接続部33cにおける回動受け部33bとは反対側の端部には、フック部33aが形成されている。フック部33aは、第1かご側係合子32よりも戸当たり側に向けて突出している。そして、かご側ロック機構30が施錠状態の場合、フック部33aは、固定フック部材34の上下方向の上方に配置されて、固定フック部材34と所定のロック間隙L1を開けて係合する。
解錠受け部33dは、回動受け部33bにおける戸袋側の端部における上下方向の上端部から上方に向けて突出している。また、解錠受け部33dは、回動受け部33bを支持する回動軸35よりも戸袋側に配置されている。そして、解錠受け部33dは、後述する解錠レバー54と係合する。また、回動受け部33bは、解錠受け部33dが解錠レバー54と係合し、戸袋側に引き寄せられた際に回動し、解錠方向へ変位する。
施錠保持部材39は、施錠側フック部材33の接続部33cにおける上下方向の上端部に配置されている。また、施錠保持部材39は、第1かご側係合子32よりも戸当たり側に配置されている。そして、施錠保持部材39は、接続部33cを介して施錠側フック部材33を上下方向の下方、すなわち施錠方向に向けて付勢している。
本例の施錠保持部材39としては、圧縮コイルばねが適用されている。なお、施錠保持部材39としては、圧縮コイルばねに限定されるものではなく、板ばねやゴム等その他各種の弾性部材を用いてもよい。
また、ベース板31における戸袋側の端部には、一対の第2リンク部材61A、61Bが配置されている。一対の第2リンク部材61A、61Bは、下部第2リンク部材61Aと、上部第2リンク部材61Bから構成されている。下部第2リンク部材61Aは、ベース板31における上下方向の下端部に配置されており、上部第2リンク部材61Bは、ベース板31における上下方向の上端部に配置されている。下部第2リンク部材61A及び上部第2リンク部材61Bは、それぞれリンク軸62を介してベース板31に回動可能に支持されている。
一対の第2リンク部材61A、61Bにおけるリンク軸62とは反対側の端部には、それぞれ軸部63が設けられている。一対の第2リンク部材61A、61Bの軸部63には、第2かご側係合子52が取り付けられている。そのため、第2かご側係合子52は、一対の第2リンク部材61A、61Bを介してベース板31に移動可能に支持されている。
第2かご側係合子52は、上下方向に沿って所定の長さで延在する長尺状の部材で形成されている。第2かご側係合子52は、ベース板31において第1かご側係合子32と所定の間隔を開けて配置されている。第1かご側係合子32と第2かご側係合子52の間隔は、後述する乗り場側係合子235、236の間隔よりも大きく設定されている。これにより、第1かご側係合子32と第2かご側係合子52の間を、乗り場側係合子235、236が上下方向に通過することができる。
また、上部第2リンク部材61Bの上下方向の下方には、ベース板31に固定された第3ストッパー65が配置されている。第3ストッパー65には、時計回りに回動した上部第2リンク部材61Bが当接する(図6参照)。これにより、上部第2リンク部材61Bの回動動作が規制されると共に、第2かご側係合子52における上下方向の下方への移動が規制される。
さらに、第2かご側係合子52における戸袋側には、ベース板31に固定された第4ストッパー66が配置されている。そして、一対の第2リンク部材61A、61Bが回動し、第2かご側係合子52が戸袋側に移動すると、第2かご側係合子52は、第4ストッパー66に当接する。これにより、第2かご側係合子52、及び一対の第2リンク部材61A、61Bの動作が第4ストッパー66により規制される。
また、第2かご側係合子52における上下方向の上端部は、第1ドアハンガー21Aの上端部よりも上下方向の上方に向けて突出している。そして、第2かご側係合子52の上端部には、カムローラ53が回転可能に取り付けられている。一対のかご側ドア11A、11Bが閉じた状態において、カムローラ53は、かご側ドアユニット12に固定されたカム部材57に当接している。
カム部材57は、略円弧状に形成されており、第1かご側ドア11Aの戸開方向側、すなわち戸袋側が開放され、戸当たり側に向けて湾曲している。カムローラ53がカム部材57に当接することで、第2かご側係合子52の位置が図3に示す施錠状態で保持される。すなわち、上部第2リンク部材61Bが第3ストッパー65に当接せず、第2かご側係合子52が第4ストッパー66に当接しない位置で、第2かご側係合子52が保持される。なお、カムローラ53がカム部材57から離反すると、第2かご側係合子52は、その自重により上下方向の下方に移動する(図6参照)。
また、第2かご側係合子52には、解錠レバー54が設けられている。解錠レバー54は、第2かご側係合子52におけるカムローラ53と上部第2リンク部材61Bの間に配置されている。解錠レバー54は、第2かご側係合子52から戸当たり側に向けて突出している。また、解錠レバー54は、施錠状態において、施錠側フック部材33の解錠受け部33dと適当な間隔を開けて配置される。第2かご側係合子52が戸袋側に移動すると、解錠レバー54は、解錠受け部33dと係合し、解錠受け部33dを戸袋側に引き寄せる。
[乗り場側ドアユニット及び乗り場側ドア]
次に、図4を参照して、乗り場側ドアユニット212の構成について説明する。
図4は、出入り口102を乗りかご110側から見た正面図である。
図4に示すように、乗り場側ドアユニット212は、乗り場側ドアレール215と、第1プーリ216と、第2プーリ218と、伝達ベルト217と、ドアハンガー221、221と、乗り場側ロック機構230とを有している。ドアハンガー221は、乗り場側ドア211の上下方向の上端部に設けられている。ドアハンガー221には、移動ローラ224が回転可能に取り付けられている。移動ローラ224は、乗り場側ドアレール215に摺動可能に係合する。乗り場側ドアレール215は、一対の乗り場側ドア211、211の開閉(移動)方向に沿って延在している。
また、2つのドアハンガー221には、それぞれ連結部材222、223が設けられている。連結部材222、223は、後述する伝達ベルト217に連結される。また、2つのドアハンガー221、211のうち乗りかご110の第1ドアハンガー21Aと対向するドアハンガー221には、乗り場側ロック機構230が設けられている。乗り場側ロック機構230については、後述する。
第1プーリ216は、乗り場側ドアユニット212における水平方向の一側に配置されている。第2プーリ218は、乗り場側ドアユニット212における水平方向の他側に配置されている。第1プーリ216と第2プーリ218には、伝達ベルト217が巻き掛けられている。伝達ベルト217は、長手方向の両端部が連結された無端状に形成されている。そして、伝達ベルト217における上下方向の上部と下部は、互いに反対方向に向けて移動する。
伝達ベルト217の下部には、第1連結部材222が連結されている。伝達ベルト217の上部には、第2連結部材223が連結されている。そして、伝達ベルト217が移動すると、一対の乗り場側ドア211、211は、連結部材222、223を介して互いに接近する戸閉方向、または離反する戸開方向に移動する。
[乗り場側ロック機構]
図4に示すように、乗り場側ロック機構230は、施錠側フック部材231と、回動軸232と、2つの乗り場側係合子235、236と、ベース板237と、施錠保持部材239と、ストッパー241とを有している。また、乗り場側ロック機構230は、固定フック部材234を有している。
ベース板237は、略平板状に形成されている。ベース板237は、ドアハンガー221に固定されている。なお、固定フック部材234は、ベース板237が固定されているドアハンガー221とは異なるドアハンガー221または乗り場側ドア211に固定されている。
ベース板237には、回動軸232と、第2乗り場側係合子236が固定されている。回動軸232には、施錠側フック部材231が回動可能に設けられている。施錠側フック部材231には、ベース板237に固定されたストッパー241が当接する。ストッパー241は、規制片231bに当接することで、施錠側フック部材231における反時計回りへの回動を規制する。また、施錠側フック部材231の上端部には、第1乗り場側係合子235が回転可能に取り付けられている。
第1乗り場側係合子235と第2乗り場側係合子236は、一対の乗り場側ドア211、211の開閉方向に互いに対向して配置される。また、乗りかご110が任意の階に停止した際、第1乗り場側係合子235と第2乗り場側係合子236は、かご側ロック機構30における第1かご側係合子32と第2かご側係合子52の間に配置される(図3参照)。
また、施錠側フック部材231における第1乗り場側係合子235の近傍には、施錠保持部材239が配置されている。施錠保持部材239は、一端がベース板237に固定されており、他端が施錠側フック部材231の上下方向の上端部に固定されている。そして、施錠保持部材239は、施錠側フック部材231を施錠方向、すなわち上下方向の下方に向けて付勢する。これにより、乗り場側ロック機構230における施錠側フック部材231の施錠状態が保持される。
乗り場側ロック機構230における施錠保持部材239が施錠状態を保持する力は、かご側ロック機構30の施錠保持部材39が施錠状態を保持する力よりも大きく設定されている。すなわち、かご側ロック機構30の施錠保持部材39の付勢力は、乗り場側ロック機構230の施錠保持部材239の付勢力よりも小さく設定されている。
2.かご側ドア及び乗り場側ドアの戸開動作
次に、上述した構成を有するエレベーター1の戸開動作について図2、図3、図5、図6を参照して説明する。まず、乗りかご110が、かご側係合子32、52と乗り場側係合子235、236が当接可能な当接領域に停止している例について説明する。
図5は、かご側ロック機構30が解錠された状態を示す正面図である。図6は、かご側ドアの戸開動作を示す正面図である。
図2に示すように、乗りかご110が任意の階に停止すると、かご側ドアユニット12と乗り場側ドアユニット212が対向する。そして、かご側ロック機構30と乗り場側ロック機構230が対向する。そして、図3に示すように、第1かご側係合子32と第2かご側係合子52の間に、第1乗り場側係合子235と第2乗り場側係合子236が挿入される。
この状態で駆動部16(図1参照)が駆動し、一対のかご側ドア11A、11Bが互いに離間する戸開方向に移動すると、図5に示すように、第1かご側係合子32が第1乗り場側係合子235に当接する。
第1かご側ドア11Aがさらに戸開方向に移動すると、第1かご側係合子32は、第1乗り場側係合子235によって第1かご側ドア11Aが移動する向きとは反対向きに押圧される。そのため、一対の第1リンク部材41A、41Bは、それぞれリンク軸42を中心に回動する。そして、第1かご側係合子32は、第1かご側ドア11Aの移動する向きとは反対向きで、かつ上下方向の下方に向けて移動する。
第1かご側係合子32の移動動作は、伝達部36及び伝達ピン37を介して施錠側フック部材33に伝達される。そのため、施錠側フック部材33は、施錠保持部材39の付勢に抗して、回動軸35を中心に回動する。そして、施錠側フック部材33は、フック部33aが固定フック部材34と係合する施錠位置から、上下方向の上方を向く解錠位置に回動する。これにより、フック部33aと固定フック部材34の係合が解除され、かご側ロック機構30が解錠される。なお、第1かご側係合子32は、第2ストッパー46に当接することで、その移動が停止する。
図6に示すように、さらに第1かご側ドア11Aが戸開方向に移動すると、第2かご側係合子52に設けたカムローラ53がカム部材57から離間する。そのため、第2かご側係合子52は、その自重により上下方向の下方に移動する。また、第2かご側係合子52に連結された一対の第2リンク部材61A、61Bが、リンク軸62を中心に回動する。そのため、第2かご側係合子52は、第1かご側係合子32に接近する向き、すなわち戸当たり側に移動する。そして、第2かご側係合子52は、第2乗り場側係合子236に当接する。これにより、2つの乗り場側係合子235、236は、第1かご側係合子32と第2かご側係合子52によって保持される。
2つの乗り場側係合子235、236が第1かご側係合子32と第2かご側係合子52によって保持されると、一対のかご側ドア11A、11Bと一対の乗り場側ドア211、211の係合が完了する。そして、これ以降は、一対の乗り場側ドア211、211が一対のかご側ドア11A、11Bと一緒に戸開方向へ移動する。かご側ドア11Aが、図3に示す施錠状態から図7に示す係合完了状態まで移動した距離L2は、一対のかご側ドア11A、11Bと一対の乗り場側ドア211、211とのストローク差(以下、「ストローク差L2」とする。)となる。
さらに第1かご側ドア11Aが戸開方向に移動させようとすると、第1乗り場側係合子235は、第1かご側係合子32に押圧される。そして、乗り場側ロック機構230の施錠側フック部材231(図4参照)が施錠保持部材239の付勢力に抗して回動軸232を中心に回動する。これにより、乗り場側ロック機構230が解錠される。その結果、乗り場側ドア211、211が、かご側ドア11A、11Bと共に戸開方向に移動し、乗りかご110のかご側ドア11A、11Bと乗り場101の乗り場側ドア211、211の戸開動作が完了する。
停電時において、第1かご側係合子32と第2かご側係合子52の間に、第1乗り場側係合子235と第2乗り場側係合子236が挿入されている場合には、乗り場側ドア211、211を作業者の手で開くことで、かご側ドア11A、11Bを開くことができる。具体的には、乗り場101側から治具を用いて乗り場側ロック機構230を解錠する。次に、作業者の手で乗り場側ドア211、211を戸開方向に移動させる。
乗り場側ドア211、211が戸開方向に移動することで、第2乗り場側係合子236が第2かご側係合子52に当接する。さらに、乗り場側ドア211、211を戸開方向に移動させると、第2かご側係合子52は、第2乗り場側係合子236によって第1かご側係合子32とは離間する方向、すなわち戸袋側に押圧される。
第2かご側係合子52が戸袋側に押圧されることで、第2かご側係合子52に連結された一対の第2リンク部材61A、61Bが、リンク軸62を中心に回動する。そして、第2かご側係合子52に設けたカムローラ53が、カム部材57に沿って移動する。そのため、第2かご側係合子52は、上下方向の上方に移動する。
第2かご側係合子52が移動することで、この第2かご側係合子52に設けられた解錠レバー54も第2かご側係合子52と共に戸袋側に移動する。そのため、解錠レバー54が解錠受け部33dと係合し、解錠受け部33dを戸袋側に引き寄せる。これにより、施錠側フック部材33は、施錠保持部材39の付勢に抗して、回動軸35を中心にフック部33aが上下方向の上方を向く解錠方向に回動する。その結果、フック部33aと固定フック部材34の係合が解除され、かご側ロック機構30が解錠される。そして、かご側ドア11A、11Bも作業者の手によって戸開方向に移動させることができる。
3.かご側ドアのあいじゃくり構造
次に、上述した一対のかご側ドア11A、11Bのあいじゃくり構造について、図7及び図8を参照して説明する。
図7は、戸閉時の一対のかご側ドア11A、11B及び一対の乗り場側ドア211、211を上方から見た説明図である。図8は、戸開時の一対のかご側ドア11A、11B及び一対の乗り場側ドア211、211を上方から見た説明図である。
図7及び図8に示すように、一対のかご側ドア11A、11Bは、施錠状態において重なり合うあいじゃくり構造を有している。あいじゃくり構造は、一対のかご側ドア11A、11Bにおける戸当たり側端部11aの側面に形成されている。すなわち、あいじゃくり構造は、かご側ドア11Aに設けた内側重ね部311Aと、かご側ドア11Bに設けた外側重ね部311Bから形成されている。
内側重ね部311Aは、かご側ドア11Aの厚み方向におけるかご室10の室内側に設けられており、かご側ドア11Bに向かって突出している。一方、外側重ね部311Bは、かご側ドア11Bの厚み方向における乗り場側に設けられており、かご側ドア11Aに向かって突出している。図7に示すように、施錠状態において、内側重ね部311Aと外側重ね部311Bは、一対のかご側ドア11A、11Bの開閉(移動)方向に直交し、且つ、上下方向に直交する方向で互いに重なり合う。
施錠状態において、内側重ね部311Aの先端面は、かご側ドア11Bにおける戸当たり側端部11aの側面と適当な間隙を開けて対向する。また、施錠状態において、外側重ね部311Bは、かご側ドア11Aにおける戸当たり側端部11aの側面と適当な間隙を開けて対向する。これにより、内側重ね部311A及び外側重ね部311Bが、対向する戸当たり側端部11aの側面に接触しないようにすることができ、一対のかご側ドア11A、11Bの破損を抑制することができる。
内側重ね部311Aと外側重ね部311Bの互いに重なる部分(重なり代)との間には、適当な間隙が形成されている。したがって、内側重ね部311Aと外側重ね部311Bは互いに接触しない。また、内側重ね部311Aと外側重ね部311Bの重なり代において、一対のかご側ドア11A、11Bの開閉(移動)方向に沿う長さL3(以下、「重なり代の長さL3」という。)は、前述したフック部33aと固定フック部材34との間のロック間隙L1(図3)よりも長い。
停電時において、かご室10の室内側から一対のかご側ドア11A、11Bを無理やり開こうとした場合は、フック部33aが固定フック部材34に当接するまで(ロック間隙L1)まで開く。しかし、重なり代の長さL3がロック間隙L1よりも長いため、施錠状態において、一対のかご側ドア11A、11Bが開口しないようにすることができる。その結果、安全性の高い乗りかご、及びエレベーターを実現することができる。また、重ね部をあいじゃくり構造にしたことにより、比較的容易に重ね部を加工することができ、コストの削減を図ることができる。
なお、重なり代の長さL3は、ロック間隙L1と同じであれば、一対のかご側ドア11A、11Bが開口しない。つまり、重なり代の長さL3は、ロック間隙L1以上であればよい。
また、重なり代の長さL3は、前述したストローク差L2以下に設定されている。これにより、かご側ドアユニット12や乗り場側ドアユニット212の構造や開閉性能を変更しなくても、内側重ね部311Aと外側重ね部311Bが、一対のかご側ドア11A、11Bの開口部を狭めないようにすることができる(図8参照)。その結果、乗客の乗り降りの妨げにならないようにすることができる。
また、図8に示すように、一対のかご側ドア11A,11Bの戸開時の開口における開閉方向の長さは、一対の乗り場側ドア211,211の戸開時の開口における開閉方向の長さよりも長い。したがって、内側重ね部311Aと外側重ね部311Bが乗客の乗り降りの妨げにならないようにすることができる。
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施の形態例では、一対のかご側ドア11A、11B重ね部311A,311Bをあいじゃくり構造とした。しかし、本発明に係る重ね部は、あいじゃくり構造に限定されず、一対のかご側ドア11A、11Bが開口しないように重なりあっていればよい。本発明に係る重ね部としては、例えば、上下方向から見た形状が直角三角形に形成され、互いの傾斜面が対向することにより重なり合うものであってもよい。また、一方の重ね部の上下方向から見た形状が円弧状の凸部であり、他方の重ね部の上下方向から見た形状が円弧状の凹部であってもよい。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…エレベーター、 10…かご室、 11A,11B…かご側ドア、 11a…戸当たり側端部、 30…かご側ロック機構、 31…ベース板、 32…第1かご側係合子、 33…施錠側フック部材、 34…固定フック部材、 35…回動軸、 36…伝達部、 37…伝達ピン、 39…施錠保持部材、 41A…下部第1リンク部材、 41B…上部第1リンク部材、 42…リンク軸、 43…軸部、 45…第1ストッパー、 46…第2ストッパー、 52…第2かご側係合子、 53…カムローラ、 54…解錠レバー、 57…カム部材、 61A…下部第2リンク部材、 61B…上部第2リンク部材、 62…リンク軸、 63…軸部、 65…第3ストッパー、 66…第4ストッパー、 100…昇降路、 101…乗り場、 102…出入り口、 111…上げ用プーリ、 120…巻上機、 131…おもり側プーリ、 140…第1の従動プーリ、 150…第2の従動プーリ、 170…ロープ、 211…乗り場側ドア、 311A…内側重ね部、 311B…外側重ね部、 L1…ロック間隙、 L2…ストローク差、L3…重なり代の長さ

Claims (5)

  1. かご室と、
    前記かご室に設けられた開口部を開閉可能に覆う一対のかご側ドアと、
    前記一対のかご側ドアを解錠可能に施錠するかご側ロック機構と、を備え、
    前記かご側ロック機構は、前記かご側ドアに回動可能に支持された施錠側フック部材と、前記かご室に設けられ、前記施錠側フック部材と解除可能に係合する固定フック部材と、を有し、
    前記一対のかご側ドアは、前記かご側ロック機構により施錠された施錠状態において重なり合う重ね部を有し、
    前記施錠状態における前記施錠側フック部材と前記固定フック部材との間には、ロック間隙が形成されており、
    前記重ね部の重なり代の長さは、前記ロック間隙における前記一対のかごドアの開閉方向の長さよりも長く、前記一対のかご側ドアと当該一対のかご側ドアと一緒に移動する一対の乗り場側ドアとのストローク差未満である
    乗りかご。
  2. 前記一対のかご側ドアの戸開時の開口における開閉方向の長さは、前記一対の乗り場側ドアの戸開時の開口における開閉方向の長さよりも長い
    請求項に記載の乗りかご。
  3. 前記重ね部は、あいじゃくり構造である
    請求項1に記載の乗りかご。
  4. 前記重ね部は、対向するかご側ドアの側の側面に接触しない
    請求項に記載の乗りかご。
  5. 昇降路内を昇降動作する乗りかごを備えたエレベーターにおいて、
    前記乗りかごは、
    かご室と、
    前記かご室に設けられた開口部を開閉可能に覆う一対のかご側ドアと、
    前記一対のかご側ドアを解錠可能に施錠するかご側ロック機構と、を備え、
    前記かご側ロック機構は、前記かご側ドアに回動可能に支持された施錠側フック部材と、前記かご室に設けられ、前記施錠側フック部材と解除可能に係合する固定フック部材と、を有し、
    前記一対のかご側ドアは、前記かご側ロック機構により施錠された施錠状態において重なり合う重ね部を有し、
    前記施錠状態における前記施錠側フック部材と前記固定フック部材との間には、ロック間隙が形成されており、
    前記重ね部の重なり代の長さは、前記ロック間隙における前記一対のかごドアの開閉方向の長さよりも長く、前記一対のかご側ドアと当該一対のかご側ドアと一緒に移動する一対の乗り場側ドアとのストローク差未満である
    エレベーター。
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