JPH03266829A - 直接ポジハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

直接ポジハロゲン化銀写真感光材料

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JPH03266829A
JPH03266829A JP6625690A JP6625690A JPH03266829A JP H03266829 A JPH03266829 A JP H03266829A JP 6625690 A JP6625690 A JP 6625690A JP 6625690 A JP6625690 A JP 6625690A JP H03266829 A JPH03266829 A JP H03266829A
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JP
Japan
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sensitivity
emulsion
silver halide
layer
silver
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JP6625690A
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English (en)
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Yasuo Tosaka
泰雄 登坂
Yoshiyuki Nonaka
義之 野中
Masayuki Sasagawa
昌之 笹川
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関し、更に詳しく
は階調再現性及び色再現性が改良されたハロゲン化銀写
真感光材料に関する。
〔従来技術〕
被写体を撮影・記録して良好な写真を得ようとする場合
、被写体の輝度比をいかに好ましく写真感光材料上に再
現するかということは重要である。
輝度比の低い被写体には、比較的硬い階調の、あるいは
露光許容度の小さな感光材料が、一方、輝度比の高い被
写体には、比較的軟らかい階調の、あるいは露光許容度
の大きな感光材料が適している。
もし、輝度比が高い被写体を硬い階調の感光材料を用い
て撮影すると、陰影部及び/又は高輝度部の細部の描写
が不十分となる。特に、カラーリバーサルフィルムやイ
ンスタントフィルムのような露光域は比較的狭い感光材
料を用いて晴天の屋外で撮影する場合などに、この問題
が顕著になる。
一般に晴天下の屋外では被写体の輝度比は相当高いもの
となり、従ってカラーリバーサルフィルムやインスタン
トフィルムなどを用いて例えば顔の描写を十分に行おう
とすると、同一画面内の木陰部分や白壁部分などの描写
が不十分となる。
この種の問題は、手軽なカメラで風景や人物を直接撮影
する場合に限らず、原画から印画紙へ焼さ付けを行う所
謂プリントにおいても見られる。
プリントは通常ネガフィルムやポジフィルム、又、プリ
ント等を原画としてポジ写真あるいは複製画を得るもの
であるが、理想的なプリント写真を得るためには、原画
の輝度比を良好に再現できるような広い露光詐容度及び
好ましい階調を有する写真感光材料が望まれる。
一方において、カラー写真感光材料には益々高い画質が
要求され、鮮鋭度、粒状性等の像構造や色再現など総合
的な写真特性の改良が必要とされている。特に、明度の
高い被写体から明度の低い被写体までの色相を忠実に再
現することが望まれるている。
特開昭63−50835号には、最低感度層のピークの
175以上の分光感度域(λ1)が最高感度層のピーク
の115以上の分光感度域(λh)に対して0.3〜0
.9倍である感光材料が開示されている。この技術によ
り、低濃度、中濃度域の色再現を損なうことなく、彩度
及び飽和度が高く、しかも高濃度域の微妙な陰影の再現
に優れた感光材料を得ることができるが、これを内部潜
像型の直接ポジ感光材料に適用した場合、現像処理条件
が変動すると階調が変動し易いという欠点があり、直接
鑑賞する目的で用いられる直接ポジ感光材料においては
著しく画質を損ねることが判った。
〔発明の目的〕
従って本発明の目的は、良好な色再現性と高い分光感度
を有し、しかも階調再現性に優れたハロゲン化銀カラー
写真感光材料を提供することにある。
本発明の別の目的は、良好な色再現性と高い分光感度を
有し、しかもハイライト部からシャドー部までのニュー
トラルグレー再現が忠実なポジ型カラー感光材料を提供
することにある。
本発明の更に別の目的は、良好な色再現性とハイライト
部のニュートラルグレー及び顔の肌色が忠実に再現され
る反射型カラー感光材料を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、良好な色再現性とハイライト
部のニュートラルグレー及び顔の肌色が安定に得られる
直接ポジ型カラー感光材料を提供することにある。
(Ji!明の構成〕 本発明の上記目的は、同一感色性を有する少なくとも2
種の感度の異なる予めかぶらされていない内部潜像型ハ
ロゲン化銀乳剤を含有する少なくとも1層のハロゲン化
銀乳剤層を有する直接ポジハロゲン化銀写真感光材料に
おいて、前記ハロケン化銀乳剤は少なくとも20モル%
の塩化銀を含有し、かつ前記感度の異なるハロゲン化銀
乳剤のうち高感度乳剤の分光感度分布における極大感度
の60%以上の感度を有する波長領域RMが低感度乳剤
の分光感度分布における極大感度の60%以上の感度を
有する波長領域RLより広いことを特徴とする直接ポジ
ハロゲン化銀写真感光材料によって達成される。
以下、本発明をより具体的に説明する。
色再現及び明度の再現をテストするため、例えばJIS
標準色票(JIS Z 8721準拠)にあるような成
る一定の色相に対して彩度及び明度を各々変化させた色
サンプルが感光材料では何のように再現されるかを検討
することにより本発明は為された。
例えば色相5Rを例にとり簡単に説明すると、本発明の
評価法は彩度がOで明度が2〜9のニュートラルの明度
スクールができるだけ忠実に再現されるようハロゲン化
銀の階調再現性を調節した場合に、色相5Rの彩度及び
明度を変化させた各色相の色が何のように再現されるか
を、それぞれ色相の変化、彩度の変化、明度の変化とし
て評価し、更に官能評価を加えたものである。すなわち
、単に純色の彩度が高いことを以て色再現が良好とした
り、特定の色(例えば肌色)の再現性が良いということ
ではなく、総合的な色再現性の評価から生まれた発明で
ある。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、同一感色性を有
する少なくとも2種の感度の異なるハロゲン化銀乳剤を
含有する少なくとも1層の/%Oゲン化銀乳剤層を有す
るが、本発明における「同一感色性」とは少なくとも2
種のハロゲン化銀乳剤が、いずれも青感性であるか、又
は緑感性であるか、又は赤感性であることを言う。
本発明の同一感色性を有し感度の異なるノ10ゲン化銀
乳剤は、その感度が最も低感度の乳剤を基準として最も
高感度の乳剤が少なくとも10%、好ましくは20%、
更に好ましくは30%以上の感度差を有する。高感度乳
剤と低感度乳剤は同一層に混合されて塗布されていても
よく、別々の層に各々塗布されていてもよく、又、それ
らの組合せであってもよい。
次に「高感度乳剤の分光感度分布における極大感度の6
0%以上の感度を有する波長領域R8が低感度乳剤の分
光感度分布における極大感度の60%以上の感度を有す
る波長領域RLより広い」ということに関し詳しく述べ
る。
説明を簡略化するために高感度乳剤と低感度乳剤の二つ
の乳剤から成っている場合について述べるが、乳剤が3
種以上から成っていても、いづれ/ か二つの乳剤が以下に述べる条件に該等すればよい。
まず青感性層について説明する。
三酢酸セルロースフィルム支持体上に高感度赤感性乳剤
を塗布し、ゼラチン保護層を塗布して作成した試料の分
光感度を測定し、分光感度分布における極大感度に対し
て長波側で極大感度の60%の感度を示す波長を(λ。
I)Hとする。同様に低感度青感性乳剤を塗布・生成し
た試料についても分光感度分布から極大感度に対して長
波側で極大感度の60%の感度を示す波長を求め(λL
m)tとする。
青感性層においては、本発明でいう高感度乳剤の波長領
域R,が低感度乳剤の波長領域RLより広いとは、 RNRL−(λ。s) 、−(λ11.@)L≧5nm
であることであり、更に好ましくは、 R,−RL≧10nmである。
次に緑感性乳剤の場合について述べる。
三lt[セルロースフィルム支持体上に高感度緑感性乳
剤を塗布し、ゼラチン保護層を塗布して作成した試料に
イエローフィルターを通して露光して分光感度を測定し
、分光感度分布上の極大感度に対して短波側で極大感度
の60%の感度を示す波長を(λ。l) Hとする。
極大感度に対して長波側で極大感度の60%の感度を示
す波長を(λLa)++とする。同様にして低感度緑感
性乳剤を塗布・生成した試料についても分光感度分布か
ら極大感度に対して短波側で極大感度の60%の感度を
示す波長を求め(λ。、)Lとする。
極大感度に対して長波側で極大感度の60%の感度を示
す波長を(λL a)Lとする。
緑感性層においては、本発明でいう高感度乳剤の波長領
域R1が低感度乳剤の波長領域RLより広いとは、 R,−RL−1(λS、@)H(λ’:、@)H)((
λS、@)L(λ@、@)Ll  ≧5nI11である
ことであり、更に好ましくは、 RMRL≧10nmである。
更に赤感性層の場合について述べる。
三酢酸セルロースフィルム支持体上に高感度赤感性乳剤
を塗布し、ゼラチン保護層を塗布して作成した試料にイ
エローフィルターを通して露光して分光感度を測定し、
分光感度分布上の極大感度に対して短波側で極大感度の
60%の感度を示す波長を(λ。I) Mとする。同様
にして低感度緑感性乳剤を塗布・生成した試料について
も分光感度分布から極大感度に対して短波側で極大感度
の60%の感度を示す波長を求め(λ”0.@)Lとす
る。
赤感性層においては、本発明でいう高感度乳剤の波長領
域R,が低感度乳剤の波長領域RLより広いとは、 R,−R,−(λ0.@)H(λo、s)t≧5nmで
あることであり、更に好ましくは、 RN −RL≧10nmである。
11本発明においては、青感性層、緑感性層又は赤感性
層のいづれかの層が上記条件を満たしていればよい。好
ましい実施態様としては、二つ以上の感色性層が上記条
件を満たすものである。
本発明の好ましい分光感度分布を得るには、従来知られ
ている増感色素を単独又は組み合わせて用いることによ
り容易に実現することができる。
本発明に好ましく用いられる増感色素としては、以下の
一般式(I)〜〔■〕で示される化合物を挙げることが
できるが、勿論これに限定されない。
一般式〔工〕 1                    1R,R
(X re) r、r 一般式(n) Cxze) +++−1 一般式(II[] (X3e) +−1 一般式CI)中、2、.22で表される環は同一でも相
違してもよく、具体的にはベンゾチアゾール、ナツト[
1,2−d]チアゾール、ナ7 ト[2,1−d]チア
ゾール、ナ7 ト[2,3−d] チアゾール、ベンゾ
セレナゾール、ナフト[1,2−d] セレナゾール、
ナフト[2,1−d]セレナゾール、ナツト[2,3−
d]セレナゾール等の環が挙げられるが、そのうち好ま
しいものはベンゾチアゾール環である。
上述の環は1又は2以上の種々の置換基を有してもよい
このような置換基の好ましい例としては、ヒドロキシル
基、ハロゲン原子(例えば弗素、塩素、臭素原子)、未
置換又は置換アルキル基(例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ヒドロキシエチル、カルボキシメ
チル、エトキシカルボニルメチル、トリフルオロメチル
、クロロエチル、メトキシメチル基等)、未置換又は置
換アリール基(例えばフェニル、トリル、アニシル、ク
ロロフェニル、l−ナフチル、2−ナフチル、カルボキ
シフェニル基等)、複素環基(例えば、2−チエニル、
2−フリル、2−ピリジル基等)、アラルキル基(例え
ばベンジル、7エネチル、2−フリルメチル基等)、ア
ルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、ブトキシ基等
)、アルキルチオ基(例えばメチルチオ、エチルチオ基
等)、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基(例え
ばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ブトキシ
カルボニル基等)、アシルアミノ基(例えばアセチルア
ミノ、グロビオニルアミノ、ベンゾイルアミノ基等)、
又は相隣る2つの基が結合したメチレンジオキシ基、テ
トラメチレン基等が挙げられる。
R1及びR8で表される置換又は未置換アルキル基の具
体例としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イ
ソプロピル、ペンチル、ヘキシル、2−ヒドロキシエチ
ル、3−ヒドロキシプロピル、2−(2−ヒドロキシエ
トキシ)エチル、エトキシカルボニルメチル、2−ホス
ホノエチル、2−クロロエチル、2.2.2−トリフル
オロエチル、2,2.3.3−テトラフルオロプロピル
、2−力ルバモイルエチル、3−カルバモイルプロピル
、メトキシエチル、エトキシエチル、メトキシエチル、
ベンジル、フェネチル、p−スルホフェネチル、m−ス
ルホ7エ不チル、p−カルボキシフェネチル等の基が挙
げられる。
R1とR3の少なくとも一方は、スルホ基又はカルホキ
シル基で置換されたアルキル基であるが、カルボキシル
基で置換されたアルキル基としては、例えばカルボキシ
メチル、2−カルボキシエチル、3−カルボキシプロピ
ル基等を挙げることができ、スルホ基で置換されたアル
キル基としては、例えば2−スルホエチル、3−スルホ
プロピル、3−スルボブチル、4−スルホブチル、2−
ヒドロキシ−3−スルホプロピル、2−(3−スルホプ
ロピルオキン)エチル、2−スルファトエチル、3−ス
ルファトプロピル基等が挙げられる。これらスルホ基又
はカルボキシル基で置換されたアルキル基の炭素数は5
以下であることが好ましい。
xleで表されるアニオンとしては、ノ\ロゲン、無機
酸又は有機酸等のアニオンが挙げられる。
尚、R1又はR2がスルホアルキル基で縮合複素環上の
窒素原子と分子内塩を形成する場合には、X、eは存在
しなくてよい(Q−1)。
−数式(II)中、Z3.Z4で表される環は同一でも
相違してもよく、具体的には、ベンゾオキサゾール、ナ
ツト[2,1−dl オキサゾール、ナフト[1,2−
dl オキサゾール、ナ7 ト[2,3−dl オキサ
ゾール、ベンゾイミダゾール、ナ7 ト[2,1−d]
イミダゾール、ナツト[1,2−dl オキサゾール、
ナツト[2,3−dl オキサゾール、ベンゾチアゾー
ル、ナフト[1,2−dl チアゾール、ナツト[2,
1−d]チアゾール、ナ7 ト[2,3−dl チアゾ
ール等の環が挙げられる。
上述の環にはl又は2以上の置換基が存在してもよく、
好ましい置換基の例としては、前記−数式CI)で述べ
た基と同様の基が挙げられる。
R4及びR6で表される置換又は未置換のアルキル基の
具体例としては一般式CI)におけるR1及びR8と同
様の基が挙げられる。
R6及びR6の少なくとも一方は、スルホ基又はカルボ
キシル基で置換されたアルキル基であるが、具体的には
一般式(1)のR,及びR2で説明した基と同様の基が
挙げられる。
R1で表される低級アルキル基としては、好ましくは炭
素数4以下で例えばメチル、エチル、プロピル基等が挙
げられる。
X、eで表されるアニオンは、−数式CI)におけるx
、。と同義である。
一般式CI[[)中、Z s、Z @で表される環は同
一でも相違してもよく、具体的には、ベンゾチアゾール
環、ナフト[1,2・d]チアゾール、ナフト[2゜1
−dl チアゾール、ナツト[2,3−aコチアゾール
等の環が挙げられる。
上述の環はl又は2以上の置換基を有してもよく、置換
基の好ましい例としては、−数式CI〕で述べた基と同
様の基が挙げられる。
R2及びR6で表される置換又は無置換のアルキル基の
好ましい例としては一般式(IllのR1及ヒR2と同
様のものが挙げられる。又、R7及びR6の少なくとも
一方は、スルホ基又はカルボキシル基で置換されたアル
キル基であるが、これについても−数式CI)のR8及
びR2で説明した基と同様の基が挙げられる。
R,で表されるアルキル基としては、置換基を有するも
のを含み、例えばメチル、エチル、プロピル、ベンジル
、7エネチル等の基が挙げられる。
R,で表されるアリール基としては、好ましくはフェニ
ル基である。
x3eで表されるアニオンは、−数式(1)におけるx
leと同義である。
以下に、本発明に用いる一般式CI) 、l:I[)及
びCl11)で示される増感色素の具体例を挙げるが、
本発明はこれに限定されるものではない。
尚、[:l−1)〜[: I −17)は−数式(1)
の例示化合物、[1l−1)〜(II −25)は−数
式(II)の例示化合物、(III−1)〜(III 
−14)は−数式CI[[3の例示化合物を示す。
CI−1) CI−2) CI−4) CI−5) Cl−6) (I−7) (1−8) CI−9) (1−10) CI−16) (1−17) (I[−31 〔工 11) CI−12) (1−13) CI−14) (m −4) 〔■ 5〕 (I[−6) (If −9) (I[−17) (I[−18) し2nS (しI′12)35018 (I[−13) (I[−14) (II−15) (II−16) 〔■ 21) 〔■ 22〕 〔■ 23〕 (n−24) (II−25) (I[[−23 (I[[−4) (I[[−113 (![[−13) (I[[−14) (m−6) 〔■ 7〕 [111−9) (I[[−10) 本発明に用いる増感色素はハロゲン化銀1モル当たり、
それぞれl X 10−’〜5 X 10−1モル、好
ましくはl x IQ−’ −2,5x IQ−3モル
、特に好マシくは4 X 10−’ −I X 10−
”モルの範囲で乳剤中に含有される。
増感色素の添加時期は、ハロゲン化銀粒子の調整過程、
ハロケン化銀乳剤の化学熟成開始時、熟成進行中、熟成
終了後、又、乳剤塗布直前のいづれの工程でも差し支え
ない。
増感色素を写真乳剤に添加するには、従来から提案され
ている種々の方法か適用できる。例えば米国特許3,4
69,987号に記載されるように増感色素を揮発性有
機溶媒に溶解した溶液を親水性コロイド中に分散し、ハ
ロゲン化銀乳剤に添加する方法かある。又、増感色素を
個々に同−又は異なる溶媒に溶解し、乳剤に添加する前
に、これら溶液を混合するか別々に添加することができ
る。
増感色素の溶媒としては、例えばメチルアルコール、エ
チルアルコール、アセトン等の水混和性有機溶媒が好ま
しく用いられる。
増感色素ハロゲン化銀、それぞれ単独で用いてもよいが
、2種以上を組み合わせてもよい。又、増感色素と共に
それ自身分光増感作用を持たない色素あるいは可視光を
実質的に吸収しない化合物で増感色素の増感作用を強め
る強色増感剤を併用してもよい。
本発明の低感度乳剤の分光極大感度を示す波長は、低感
度青感性乳剤では430〜480nm、低感度緑感性乳
剤では520〜580nm、低感度赤感性乳剤では63
0〜720nmの範囲にあることが好ましい。
本発明の感光材料は。ポジ型カラー写真感光材料に適用
すると特に好ましい効果が得られる。ポジ型カラー写真
感光材料にはりバーサルカラーフィルム、リバーサルカ
ラーペーパー インスタントカラー感光材料、直接ポジ
カラーフィルム、直接ポジカラーペーパー、銀染料漂白
カラーフィルム及びペーパー等が含まれるか、反射支持
体を有する直接鑑賞用感光材料に使用した場合、特に好
ましい効果が得られる。
反射支持体としては、従来知られているものを使用する
ことができるが、例えばバライタ紙、樹脂でラミネート
した紙支持体、白色顔料を含有するポリエステルフィル
ム、白色塩化ビニル支持体、金属薄膜を有する支持体等
が挙げられる。
本発明の感光材料の写真乳剤層に含まれるハロゲン化銀
としては、臭化銀、沃臭化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、塩
沃臭化銀及び塩化銀のいづれでもよいが、好ましくは1
0モル%以上、より好ましくは30モル%以上の塩化銀
を含む塩臭化銀、塩沃臭化銀、塩沃化銀もしくは塩化銀
である。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤としては内部潜像
型直接ポジ乳剤が好ましい。内部潜像型直接ポジ乳剤に
ついては、米国特許2,466.957号、同2,49
7,875号、同2,588,982号、同2,590
.250号、同3,761.266号、同3,761,
276号、同3,796,577号、英国特許1,15
1,363号及び特開昭62−215269号等に記載
されている。
本発明における内部潜像型ハロゲン化銀写真感光材料は
少なくとも1層の内部潜像をハロゲン化銀乳剤からなる
本発明における内部潜像型ハロゲン化銀乳剤はハロゲン
化銀粒子の内部に主として潜像を形成し、感光核の大部
分を粒子の内部に有する/\ロゲン化銀粒子を有する乳
剤であって、任意のハロゲン化銀、例えば臭化銀、塩化
銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀等が包含される。
特に好ましくは、その乳剤は透明な支持体に塗布した試
料の一部を約1秒までのある定められた時間に亘って光
強度スケールに露光し、実質的にハロゲン化銀溶剤を含
有しない粒子の表面像のみを現像する下記の表面現像液
Aを用いて20°Cで4分間現像した場合に、同一の乳
剤試料の別の一部を同じく露光し、粒子の内部の像を現
像する下記の内部現像液Bで20℃で4分間現像した場
合に得られる最大濃度の115より大きくない最大濃度
を示すものである。好ましくは、表面現像液Aを用いて
得られた量大濃度は内部現像液Bで得られる最大濃度の
1/10より大きくないものである。
(表面現像液A) メ  ト − ル                 
                2.5 gL−アス
コルビン酸        10.0 gメタ硼酸ナト
リウム4水塩   35.Og臭化カリウム     
     1.0 g水を加えて          
 IQ(内部現像液B) メ  ト − ル                 
                    2.0  
g亜硫酸ソーダ(無水)       90.0 gハ
イドロキノン          8.0g炭酸ナトリ
ウム1水塩     52.5 g臭化カリウム   
       5.0g沃化カリウム        
  0.5g水を加えて           IQ又
、本発明に好ましく使用できる内部潜像型ハロゲン化銀
乳剤は、種々の方法で調製されるものが含まれる。例え
ば米国特許2,592.250号に記載されているコン
バージョン型ハロゲン化銀乳剤、又は米国特許3,20
6.316号、同3,317.322号及び同3.36
7.778号に記載されている内部化学増感されたハロ
ゲン化銀粒子を有するハロゲン化銀乳剤、又は米国特許
3,271.157号、同3,447.927号及び同
3.531,291号に記載されている多価金属イオン
を内蔵しているハロゲン化銀粒子を有するハロゲン化銀
乳剤、又は米国特許3.761,276号に記載されて
いるドープ剤を含有するハロゲン化銀粒子の粒子表面を
弱く化学増感したハロゲン化銀乳剤、又は特開昭50−
8524号、同50−38525号及び同53−240
8号に記載されている積層構造を有する粒子からなるハ
ロゲン化銀乳剤、その他、特開昭52−156614号
及び同55−127549号に記載されているハロゲン
化銀乳剤などである。
更に、本発明に使用できる内部潜像型ハロゲン化銀乳剤
には、通常用いられる安定剤、例えばアザインデン環を
持つ化合物及びメルカプト基を有する含窒素複素環化合
物(代表的なものとして、それぞれ4−ヒドロキン−6
−メチル−1,3,3a、7−チトラザインデン及びl
−フェニル−5−メルカプトテトラゾールが挙げられる
)等をハロゲン化銀1モルに対しla+g−10g含有
させることにより、より低い最小濃度を持った、より安
定な結果を与えることができる。
その他、本発明において、カブリ防止剤又は安定剤とし
て、例えば水銀化合物、トリアゾール系化合物、アザイ
ンデン系化合物、ベンゾチアゾリウム系化合物、亜鉛化
合物等を使用し得る。
本発明で用いるハロゲン化銀乳剤には、各種の写真用添
加剤を加えることは任意である。例えば、本発明におい
て使用し得る光学増感剤には、ンアニン類、メロンアニ
ン類、三核又は四核メロシアニン類、三核又は四核シア
ニン類、スチリル類、ホロポーラシアニン類、ヘミシア
ニン類、オキソノール類及びヘミオキソノール類が含ま
れ、これらの光学増感剤は含窒素複素環核として、その
構造の一部にチアゾリン、チアゾール等の塩基性基、又
はローダニン、チオヒダントイン、オキサゾリジンジオ
ン、バルビッール酸、チオバルビッール酸、ピラゾロン
等の核を含むものが好ましく、かかる核はアルキル、ヒ
ドロキンアルキル。スルホアルキル、カルホキ/アルキ
ル、ハロゲン、フェニル、シアノ、アルコキノ等の6基
で置換することができ、又、炭素環又は複素環と縮合す
ることは任意である。
本発明で用いる内部潜像型ハロゲン化銀乳剤は超色増感
することができる。超色増感の方法については、例えば
[超色増感の機構の総説J (Reviewof 5u
persensitization) 、Photog
aphic 5cienceand Engineer
ing (PSE) Vol、18.4418頁(19
74年)に記載されている。
その他、本発明に使用できる内部潜像型ハロゲン化銀乳
剤において、目的に応じて用いられる添加剤は、湿潤剤
として例えば、ジヒドロキシアルカン等が挙げられ、更
に膜物性改良剤として例えば、アルキルアクリレートも
しくはアルキルメタクリレートとアクリル酸もしくはメ
タクリル酸との共重合体、スチレン−マレイン酸共重合
体、スチレン−無水マレイン酸バー7アルキルエステル
共重合体等の乳化重合によって得られる水分散性の微粒
子状高分子物質等が適当であり、塗布助剤として例えば
、サポニン、ポリエチレングリコールラウリルエーテル
等が含まれる。その他写真用添加剤として、ゼラチン可
塑剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、pl調整剤、酸化防
止剤、帯電防止剤、増粘剤、粒状性向上剤、染料、モル
ダント、増白剤、現像速度調節剤、マット剤等を使用す
ることは任意である。
上述の如く調製されたハロゲン化銀乳剤は、必要に応じ
て下引層、ハレーション防止層、フィルター層等を介し
て支持体に塗布され、内部潜像型ハロゲン化銀写真感光
材料を得る。
本発明を適用するハロゲン化銀写真感光材料をカラー用
として用いることは有用であり、この場合ハロゲン化銀
写真乳剤中にシアン、マゼンタ及びイエローの色素像形
成カプラーを含ませることが好ましい。
又、色素画像の短波長の活性光線による褪色を防止する
ため紫外線吸収剤、例えばチアゾリドン、ベンゾトリア
ゾール、アクリロニトリル、ベンゾフェノン系化合物を
用いることは有用であり、特にチヌビンps、同320
、同326、同327、同328(いずれもチバガイギ
ー社製)の単用もしくは併用が有利である。
本発明を適用するハロゲン化銀写真感光材料の支持体と
しては任意のものが用いられるが、代表的な支持体とし
て、必要に応じて下引加工したポリエチレンテレフタレ
ートフィルム、ホリカーポ不−トフィルム、ポリスチレ
ンフィルム、ポリプロピレンフィルム、セルローズアセ
テートフィルム、ガラス、バライタ紙、ポリエチレンラ
ミネート紙等が含まれる。
本発明を適用するハロゲン化銀写真感光材料にはゼラチ
ンの他に目的に応じて適当なゼラチン誘導体を含ませる
ことができる。この適当なゼラチン誘導体としては、例
えば、アシル化ゼラチン、グアニジル化ゼラチン、カル
バミル化ゼラチン、シアノエタノール化ゼラチン、エス
テル化ゼラチン等を挙げることができる。
又、本発明においては、目的に応じて他の親水性バイン
ダーを含ませることができ、この適当なバインダーとし
てはゼラチンのほか、コロイド状アルブミン、寒天、ア
ラビアゴム、デキストラン、アルギン酸、アセチル含有
lO〜20%にまで加水分解されたセルローズアセテー
トの如きセルローズ誘導体、ポリアクリルアミド、イミ
ド化ポリアクリルアミド、カゼイン、ビニルアルコール
−ビニルアミノアセテート共重合体の如きウレタンカル
ボン酸基又はシアノアセチル基を含むビニルアルコール
ポリマー ポリビニルアルコール、ホリヒニルビロリド
ン、加水分解ポリビニルアセテート、蛋白質、飽和アシ
ル化蛋白質とビニル基を有する単量体との重合で得られ
るポリマー ポリビニルピリジン、ポリビニルアミン、
ポリアミノエチルメタクリレート、ポリエチレンアミン
等が含まれ、乳剤層あるいは中間層、保護層、フィルタ
ー層、裏引層等のハロゲン化銀写真感光材料構成層に目
的に応じて添加することができ、更に上記親水性バイン
ダーには目的に応じて適当な可塑剤、潤滑剤等を含有せ
しめることができる。
又、本発明を適用するハロゲン化銀写真感光材料の構成
層は任意の適当な硬膜剤で硬化せしめることができる。
これらの硬膜剤としては、クロム塩、ジルコニウム塩、
ホルムアルデヒドやムコハロゲン酸の如きアルデヒド系
、ハロトリアジン系、ポリエチレン化合物、エチレンイ
ミン系、ビニルスルホン系、アクリロイル系硬膜剤等が
挙げられる。
又、本発明を適用するハロゲン化銀写真感光材料は、支
持体上に乳剤層、フィルター層、中間層、保護層、下引
層、裏引層、ハレーション防止層等の種々の写真構成層
を多数設置することが可能である。
本発明を適用するハロゲン化銀写真感光材料は、一般用
、Xレイ用、カラー用、偽カラー用、印刷用、赤外用、
マイクロ用、銀色素漂白用等の種々の用途に有効に適用
することができ、又、コロイド転写法、ロジャースの米
国特許3,087,817号、同3.185.567号
及び同2,983,606号、ウエイヤーツらの米国特
許3,253,915号、ホワイトモアもの米国特許3
,227,550号、バールらの米国特許3,227,
551号、ホワイトモアの米国特許3,227,552
号及びランドの米国特許3,415.644号、同3,
415.645号及び同3,415,646号に記載さ
れているようなカラー画像転写法、カラー拡散転写法、
吸収転写法等にも適用できる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を例証するが、本発明の実
施の態様がこれによって限定されるものではない。
実施例−1 (EM−1の調製) ゼラチン水溶液を激しく撹拌し、75℃に保ちながら臭
化カリウムの水溶液と硝酸銀の水溶液とを15分間かけ
て同時に添加し、平均粒径が0.21μmの八面体臭化
銀粒子を得た。
この乳剤に銀1モル当たり0.1gの3,4−ジメチル
−1,3−チアゾリン−2−チオン、4mgのチオ硫酸
ナトリウム、7mgの塩化金酸(4水塩)を順次加え、
75℃で25分間加熱することにより化学増感を行った
。得られた粒子をコアとしてm1回目と同様の粒子成長
条件で更に成長させ、最終的に平均粒径が0.40μm
の八面体単分散のコア/シェル臭化銀乳剤を得た。粒径
分布は8%でありだ。
この乳剤の銀1モル当たり1.5mgのチオWL際ナト
リウムと1.5+gの塩化金酸(4水塩)を加え、60
℃で45分間加熱して化学増感を行い内部潜像型ハロゲ
ン化銀乳剤を得た。(EM−1とする)EM−1と同様
の方法でEM−2〜EM−15を表−1の如く調製した
表−1 上記の如く調製したEM−1−EM−3を用いて以下の
ように試料lを作成した。
M面ポリエチレンラミネート紙に第1層(最下層)〜第
9層(最上層)を塗布した。
なお、塗布助剤として5A−1,5A−2を用い、硬膜
剤としてHA−1,HA−2を用いた。
以下に成分と、g/m2単位で表した塗布量を示す。
ハロゲン化銀については銀換算の塗布量を示す。
第1層(赤感性乳剤層) 赤感性増感色素(n[−6)及び(III−7)で分光
増感されたEM−1・・・0.20赤感性増感色素(I
[[−6)及び(I[l−7)で分光増感されたEM−
2・・・0.15ゼラチン            ・
・・2.0シアンカプラー(C−1)      ・・
・0.26シアンカプラー(c−2)     ・・・
0.26溶媒(So−1)         ・・・0
.16安定剤(ST−1,5T−2,5T−3,5T−
4)82層(中間層) 混色防止剤(As−1)      ・・・0.08溶
媒(So−2)         ・・・0.18ゼラ
チン             ・・・1.00第3層
(緑感性乳剤層) 緑感性増感色素(If−10)で分光増感されたEM−
1・・・0.20 緑感性増感色素(ll−10)で分光増感されf:、 
E M −2・・・0.IOゼラチン        
    ・・・0.16マゼンタカプラー(M−1) 
   ・、0.22画像安定剤(AO−1)     
 ・・・0.15画像安定剤(AO−2)     ・
・・0.15溶媒(So−3)         −・
−0,15ステイン防止剤(AS−2)    ・・・
0.O1安定剤(ST−1,5T−2,5T−3,5T
−4)第4層(中間層) 第2層に同じ。
第5層(イエローフィルター層) イxa−コロイF銀+++ o、t。
ゼラチン            ・・・1.00混色
防止剤(AS−1)      ・・・0.06溶媒(
So−2)         ・・・0.15第6層(
中間層) 第2層に同じ。
第7層(青感性乳剤層) 青感性増感色素(1−17)で分光増感さしf: E 
M −3−・・0.35青感性増感色素(I−17)で
分光増感されたE M −1−・0.12 ゼラチン            ・・・1.50イエ
ローカプラー(Y−1)     ・・・0.60溶[
(S O−1)         ・・−0,15ステ
イン防止剤(A S −1)    ・・−0,005
安定剤(ST−1,5T−2,5T−3,5T−4)第
8層(紫外線吸収層) 紫外線吸収剤(UV−1)     ・・・0.5紫外
線吸収剤(UV−2)     ・・・0.5溶媒(S
o−3)          −・−0,15ゼラチン
            ・・・1.0第9層(保護層
) シリカ(平均粒子サイズ4μlI)   ・・・0.0
2ゼラチン            ・・・1.0次い
で試料lの第1層、第3層及び第7層の増感色素を表−
2に示すように変化させた試料2.3及び4を作成した
M−1 ST−1 ST 0 S。
O−1 A V−1 V A CH。
H 層 C0CH寓CH。
C,H。
CHzCOOCHzCHC4Hs NaO,S  CHCOOCH,CHC,H。
C,H。
Na0xS  CHCOOCTo(CFtCFz)JC
H2COOGHz(CFzCFz)J表−2(1) 又、試料1〜4におけるEM−1をEM−7に、EM−
2をEM−8に、EM−3をEM−9に、それぞれ置き
換えた点のみ異ならせて試料5〜8を作成した。
各試料に用いた各感色性乳剤について、R8及びRLを
測定した結果、試料8の赤感層、緑感層、青感層は本発
明に含まれ、それ以外の乳剤層については本発明に含ま
れないことを確認した。
以上のように作成した試料1〜8を、光学ウェッジを通
して感光針で露光した後、下記に示す処理工程−■で現
像処理を施しセンンメトリーを行った。
又、処理工程−■とは発色現像液のpHを9.90に調
整した以外は同様の、処理工程−■でも同様に処理し、
センシトメトリーを行った。
更に、同じ試料により、コニカカラー7(コニカ株式会
社製)を用いて、JIS Z−8721準拠の標準色票
の色相5R,5G及び5Bについて、明度及び彩度を、
それぞれ変化させた色票のコピーを行い、得られた色に
ついて原稿と比較し評価した。
結果を併せて表−3に示す。
処理工程−I      温度   時 間[1]浸漬
(発色現像液)38℃     8秒[2] カブリ露
光    −1ルツクスで10秒[31発色現像  3
8℃ [4]漂白定着  35℃ [51安定化処理  25〜30℃ [61乾     燥   75〜80°C処理液組成
は以下の通りである。
2分 60秒 1分30秒 1分 (発色現像液) ベンジルアルコール エチレングリコール 亜硫酸カリウム 臭化カリウム 塩化ナトリウム 炭酸カリウム ヒドロキシルアミン硫酸塩 ポリ燐酸(TPPS) 3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−(β−メタ
ンスルホンアミドエチル)アニリン硫酸塩 蛍光増白剤(4,4’−ジアミノ ジスルホン酸誘導体) 水酸化カリウム 水を加えて全量をlQとし、 スチルベン pH10,20に調整する。
10n+1 15n+(1 2,0g 1.5g 0.2g 30.0g 3.0g 2.5g 5.5g 1.0g 2.0g (漂白定着液) エチレンジアミン四酢酸第二鉄 アンモニウム2水塩         60gエチレン
ジアミン四酢@         3gチオ硫酸アンモ
ニウム(70%溶液)   100m12亜硫酸アンモ
ニウム (40%溶液)   27.5m12水を加え
て全量を112とし、pH7,1に調整する。
(安定化液) 5−クロロ−2−メチル−4 イソチアシン−3−オン         1.0gエ
チレングリコール          10g1−ヒド
ロキシエチレリデンー1.1 −ジホスホン酸            2.5g塩化
ビスマス            0.2g塩化マグネ
シウム          0.1g水酸化アンモニウ
ム(28%水溶液)    2.0gニトリロ三酢酸ナ
トリウム      1.0g水を加えて全量を11と
し、水酸化アンモニウム又は硫酸でpH7,0に調整す
る。
なお、安定化処理は2槽構成の向流方式にした。
表中、ガンマlは特性曲線において濃度0.5と濃度1
.5を結んだ直線の傾きの絶対値であり、ガンマlバラ
ンスは、Mのガンマlに対するY及びCのガンマ比を表
している。
ガンマ2は、特性曲線において濃度0.15と濃度0.
5の点を結んだ直線の傾きの絶対値であり、ガンマ2バ
ランスは、Mのガンマ2に対するY及びCのガンマ比を
表している。
又、ガンマlの変動は(処理−■でのガンマl)/(処
理−■でのガンマ1)X100を示t。
表−3の結果より、本発明の試料はガンマlとガンマ2
が約一定の値を示しており、良好なガンマバランスとな
っていることがわかる。
又、処理条件の変動に対しても本発明の感光材料は変動
が小さく、安定して処理できることを示している。
実施例−2 実施例−1における試料4及び8の使用乳剤を表−4の
如く変えて試料9〜11を作成した。
表−4 得られた各試料について、前記処理−■及び処理−■に
おけるカブリ露光照度を0.5ル・ンクス・10秒に変
更した以外は全く同様の処理−■を行った際のガンマ変
動を表−5に示した。
表−5から明らかなように、本発明の試料は光カブリ露
光条件が変動しても良好な安定性を示している。
実施例−3 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体(厚さ17
5μm)の表側に、下記の第1層から第12層を、裏側
に第13層から第14層を重層塗布したカラー写真感光
材料(試料12)を作成した。
ポリエチレンの第1層塗布側にはチタンホワイトを白色
顔料として含む。
(感光層組成) 以下に成分とg/m”単位で表した塗布量を示す。なお
、ハロゲン化銀については銀換算の塗布量を示す。各層
に用いた乳剤は後述のE M −16の製法に準じて調
製した。ただし、第12層の乳剤は化学増感せず、実質
的に感光性を持たない。
第1層(低感度赤感層) 赤色増感色素(SD−1,5D−2)で分光増感された
塩臭化銀乳剤(臭化銀30モル%、平均粒径0.3μm
、粒径分布8%、14面体’)    −=0.06赤
色増感色素(SD−1,3D−2)で分光増感された塩
臭化銀乳剤(臭化銀30モル%、平均粒径0.45μm
、粒径分布10%、14面体)   ・0.10ゼラチ
ン             ・・・ 1.00シアン
カプラー(C−3)       ・・・0,11シア
ンカプラー(C−4)      ・・・0,11退色
防止剤(UV−1,U−3等量)  ・0.12力プラ
ー分散媒(P−1)      ・・・0.03カプラ
ー溶媒(So−1,5o−4)  ・・・0.06第2
層(高感度赤感層) 赤色増感色素(S D −1、S D −2、S D 
−3)で分光増感された塩臭化銀乳剤(臭化銀30モル
%。
平均粒径0.60μm9粒径分布15%、14面体)0
.14 ・・・ 1.00 ・・・ 0.15 ・・・ 0.15 3等量) ・・・0.15 ・・・ 0,03 4)  ・・・ 0.10 ゼラチン シアンカプラー(C−3) シアンカプラー(c−4) 退色防止剤(UV−1,U− カプラー分散媒(P−1) カプラー溶媒(50−1,3〇− 第3層(中間層) ゼラチン             −= 1.00混
色防止剤(AS−1)       −0,08溶  
媒 (So−1,5o−5)        ・=  
0.16第4層(低感度緑感層) 緑色増感色素(S D −4)で分光増感された塩臭化
銀乳剤(臭化銀30モル%、平均粒径o、25μm1粒
径分布8%、14面体)      ・・・0.04緑
色増感色素(SD−4)で分光増感された塩臭化銀乳剤
(臭化銀30モル%、平均粒径o、45μm、粒径分布
11%、14面体)      −0,06ゼラチン 
            ・・・0.80マゼンタカプ
ラー(M−2)     ・・・0.11退色防止剤(
AO−3)        −0,10カプラー溶媒(
So−5,5O−6)  ・ 0.15第5層(高感度
緑感層) 緑色増感色素(SD−3,5D−4)?分光増感された
塩臭化銀乳剤(臭化銀30モル%、平均粒径0.8p 
m、粒径分布16%、14面体)  ・0.10ゼラチ
ン             ・・・0.80マゼンタ
カプラー(M−2)     ・・・0.11褪色防止
剤(AO−3)       ・・・0.IOカプラー
溶媒(So−5,So−6等量)・・・0.15第6層
(中間層) 第3層と同じ 第7層(イエローフィルター層) イエローコロイド銀・= 0.20 ゼラチン             ・・・ 1.00
混色防止剤(AS−1)       ・・・0.06
溶  媒 (So−1,5o−5)        ・
・・ 0.15第8層(中間層) 第3層と同じ 第9層(低感度青感層) 青色増感色素(SD−6)で分光増感された塩臭化銀乳
剤(臭化銀30モル%、平均粒径0.45μm9粒径分
布8%、14面体)     ・・・0.07青色増感
色素(SD−6)で分光増感された塩臭化銀乳剤(臭化
銀30モル%、平均粒径0.60μm2粒径分布14%
、8面体)     ・・・0.lOゼラチン    
         ・・・0.50イエローカプラー(
Y −2)      ・・・0.20退色防止剤(A
O−4)       −0,20カプラー溶媒(So
−4)      ・・・0.05第10層(高感度青
感層) 青色増感色素(SD−5,5D−6)で分光増感された
塩臭化銀乳剤(臭化銀30モル%、平均粒径L2p r
n、粒径分布21%、立方体)    −0,25ゼラ
チン             ・・・ 1.00イエ
ローカプラー(y−2)      ・・・0.38退
色防止剤(AO−4)       −0,10カプラ
ー溶媒(So−4)      −0,10第11層(
紫外線吸収層) ゼラチン             ・・・1.50紫
外線吸収剤(UV−1、UV−3,UV−4等量)  
・1.0混色防止剤(As−1,As−3等量)−0,
15溶  媒 (50−4)            
   −=  0.15イラジエーシヨン防止染料 (AI−1,Al−2等ji)   ・= 0.02イ
ラジエーシヨン防止染料 (AI−3,Al−4等量)   ・0.02第12層
(保護層) 微粒子塩臭化銀 (塩化銀97モル%、平均粒径0.2μm)・・・0.
05ポリビニルアルコールのアクリル変性 共重合体(変性度17%)      ・・・0.02
ポリメチルメタクリレ一ト粒子 (平均粒径2,4μm) 酸化硅素(平均粒径5μm)等量   ・・・0.05
ゼラチン             °°l・50ゼラ
チン硬化剤(HA−3)     ・・・0.17第1
3層(裏面層) ゼラチン              ・・・2.50
第14層(裏面保護層) ポリメチルメタクリレート粒子 (平均粒径2.4μl11) 酸化硅素(平均粒径5μm)等量   ・・・0.05
ゼラチン             ・・・2.00ゼ
ラチン硬化剤(HA−3)     ・・・0.11(
乳剤E M −16の調製) 本分散性の塩臭化銀乳剤(E M −16)を下記要領
で調製した。
オセインゼラチン及び平均粒径0.1μmの臭化銀種乳
剤を含む水溶液を40°Cに制御しながら、アンモニア
及び硝酸銀を含む水溶液と臭化カリウムを含む水溶液と
をコントロールダブルジェット法で同時Iこ、かつ、そ
の添加速度が新規にハロゲン化銀核が発生しない最大の
添加速度の50%の速度であるように添加して、平均粒
径0.25μmの臭化銀粒子を得た。その際、立方体粒
子が得られるように臭化カリウムを含む水溶液及び酢酸
を含む水溶液を用いて、乳剤のpH及びpAgを制御し
た。
得られた0、25μmの臭化銀乳剤に、更に硝酸銀を含
む水溶液と塩化ナトリウムとを含む水溶液とを、コント
ロールダブルジェット法で同時に、かつ、その添加速度
が新規にハロゲン化銀核が発生しない最大の添加速度の
50%の速度であるように添加して、平均粒径0.37
μmとなるまでシェルを形成した。
次いで水洗を行って水溶性塩を除去した後、ゼラチンを
加えて乳剤E M −16とした。この乳剤は、粒子形
状及びサイズが揃った単分散14面体乳剤であることを
確認した。(分布の広さ8%)各感光層にはカブリ剤と
して下記FA−1゜FA−2及びFA−3を各々、ノ\
ロゲン化銀1モル当たり2.OX 10−’モル、又、
安定剤として5T−1及び5T−5を各々、ハロゲン化
銀1モル当5D−1(例示色素I[[−4と同じ)D−
2 D−3 D 6 I−2 I I T−5 O−4 I−1 H U3h So、に  O 5 A−3 以上のようにして作成したノ\ロゲン化銀カラー写真感
光材料を像様露光(0,1秒、3200K 、/10ゲ
ンランプ、IQcMs)した後、自動現像機を用(1て
以下に記載の方法で、発色現像液の累積補充量がそのタ
ンク容量の3倍になるまで連続処理した。
処理工程A A− A−2 A CQO4θ CH2C二CH 発色現像  130秒 38°C8Q300mQ/m”
漂白定着   40秒 35°C3i2  300m(
1/m2水洗(1)    40秒 33°C3Q水洗
(1)    40秒 33°C30水洗(1)   
 15秒 33°C0,5Q320mQ/m2乾   
燥    30秒  80°C水洗水の補充方式は、水
洗浴(3)に補充し、水洗浴(3)のオーバー70−液
を水洗浴(2)に導き、水洗浴(2)のオーバーフロー
液を水洗浴(1)に導く、いわゆる向流補充方式とした
。このとき感光材料による漂白定着浴から水洗浴(1)
への漂白定着液の持ち込み量は35m<1/m”であり
、漂白定着液の持ち込み量に対する水洗水補充量の倍率
は9.1倍であった。
各処理液の組成は、以下の通りであった。
発色現像液 エチレンジアミンテトラキ スメチレンホスホン酸 ジエチレングリコール ベンジルアルコール 臭化カリウム 亜硫酸ナトリウム N、N−ジエチルヒドロキシルアミン トリエチレンジアミノ(l、4−ジアザビシクロ[2,
2,21オクタン) N4チル−N−β−メタンスルホンアミドエチル−3−
メチルアニリン硫酸塩 炭酸カリウム 蛍光増白剤(ジアミノスチルベン系) 水を加えて pH(25℃) 母液 補充液 0.5g     0.5g 0mQ 12.0+n12 0.65g 2.4g 4.0g 4、Og 5.6g 20.0g 1.0g 000mQ 10.50 0mff 14.4m(i 2.9g 4.8g 4.8g 6.6g 25.0g 1.2g 000m4 10.80 漂白定着液 母液 補充液 エチレンジアミン四酢酸         4.0g 
 母液に同じ2ナトリウム・2水塩 エチレンジアミン四酢酸         46゜0g
鉄(I[[)アンモニウム・2水塩 チオ硫酸アンモニウム(700g/Q)      1
55mQp−)ルエンスルフィン酸ナトリウム    
20.0g重亜硫酸ナトリウム          1
2.0g臭化アンモニウム           50
.0g硝酸アンモニウム           30.
0g水を加えて              looo
mQpH(25°C)               
6.20水洗水 母液、補充液とも水道水をH耐強酸性カチオン交換樹脂
(ローム&ハース社製アンバーライト■R−120B 
)と、OH型アニオン交換樹脂(同アンバーライトI 
R−400)を充填した混床式カラムに通水してカルシ
ウム及びマグネシュウムイオン濃度を3mg/(+以下
に処理し、続いて二塩化イソシアヌル酸ナトリウム20
mg#lと硫酸ナトリウム1.5g/aを添加した。こ
の液のpHは6゜5〜7.5の範囲にあった口 実施例−1と同様にセンントメトリー特性の評価を行い
、ガンマ1.ガンマ−1バランス、ガンマ2.ガンマ2
バランスを測定した。
結果を表−6に示す。
表−6 理−■及び処理−■で処理を行ったところ、Mのガンマ
変動は小さく良好な安定性を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 同一感色性を有する少なくとも2種の感度の異なる予め
    かぶらされていない内部潜像型ハロゲン化銀乳剤を含有
    する少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有する直接
    ポジハロゲン化銀写真感光材料において、前記ハロゲン
    化銀乳剤は少なくとも20モル%の塩化銀を含有し、か
    つ前記感度の異なるハロゲン化銀乳剤のうち高感度乳剤
    の分光感度分布における極大感度の60%以上の感度を
    有する波長領域R_Mが低感度乳剤の分光感度分布にお
    ける極大感度の60%以上の感度を有する波長領域R_
    Lより広いことを特徴とする直接ポジハロゲン化銀写真
    感光材料。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0677772A2 (en) * 1994-04-14 1995-10-18 Canon Kabushiki Kaisha Image forming method

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