JPH0326679Y2 - - Google Patents

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JPH0326679Y2
JPH0326679Y2 JP11877183U JP11877183U JPH0326679Y2 JP H0326679 Y2 JPH0326679 Y2 JP H0326679Y2 JP 11877183 U JP11877183 U JP 11877183U JP 11877183 U JP11877183 U JP 11877183U JP H0326679 Y2 JPH0326679 Y2 JP H0326679Y2
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JP
Japan
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transistor
base
emitter
main
drive stage
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JP11877183U
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JPS6027537U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はドライブ段のトランジスタが完全に
オフしたのち、ダーリントン接続された主トラン
ジスタがターンオフするようにしたトランジスタ
のドライブ回路に関するものである。
第1図は従来のトランジスタのドライブ回路を
示す回路図である。同図において、1はダーリン
トン接続されたトランジスタ2aにおよび2b、
ダイオード3および抵抗4から構成され、コレク
タ端子1a、エミツタ端子1bおよびベース端子
1cを備えた主トランジスタ、5はコレクタがこ
の主トランジスタ1のコレクタ端子1aに接続さ
れ、エミツタがこの主トランジスタ1のベース端
子1cに接続され、ベースがノード6に接続され
るドライブ段のトランジスタ、7はカソードがノ
ード6に接続され、アノードがこのトランジスタ
5のエミツタに接続されるダイオード、8は電
源端子がノード9に接続されるベース正バイアス
電源、10は一端がこのベース正バイアス電源8
の電源端子に接続される抵抗、11はコレクタ
がこの抵抗10の他端に接続され、エミツタがノ
ード6に接続されるトランジスタ、12は電源
端子がノード9に接続されるベース負バイアス電
源13はコレクタがこのベース負バイアス電源1
2の電源端子に接続され、エミツタがノード6
に接続されるトランジスタ、14は電源端子ノ
ード9に接続される主電源、15は一端が主トラ
ンジスタ1のコレクタ端子1aに接続され、他端
が主電源14の電源端子に接続される負荷であ
る。
なお、第3図aは主トランジスタ1のコレクタ
電流icおよびコレクタ・エミツタ間電圧VCEを示
す波形図、第3図b、第3図cおよび第3図dは
それぞれドライブ段のトランジスタ5のベース電
流iB、コレクタ電流i01、エミツタ電流i02を示す波
形図である。
次に、上記構成によるトランジスタのドライブ
回路の動作について第2図に示す等価回路を参照
して説明する。いま、トランジスタ13がカツト
オフされており、トランジスタ11がオンしてい
るとき、このトランジスタ11に正のベース電流
が流れ、増幅された電流はドライブ段のトランジ
スタ5のベースからエミツタを通り、主トランジ
スタ1のベース・エミツタに流れて、ベース正バ
イアス電源8に返る。このベース電流により、ド
ライブ段のトランジスタ5がオンし、増幅された
電流がエミツタから主トランジスタ1のベースに
流れるため、主トランジスタ1がオンとなる。次
に、トランジスタ11がカツトオフされると同時
にトランジスタ13がオンされたとき、主トラン
ジスタ1のベース・エミツタ間が逆バイアスさ
れ、主トランジスタ1はターンオフする。
しかしながら、従来のトランジスタのドライブ
回路は主トランジスタ1をターンオフさせる場
合、ベースを逆バイアスすると、この逆バイアス
が印加された直後は主トランジスタ1には蓄積キ
ヤリアが残留しているために瞬時にはターンオフ
しない。この蓄積キヤリアはベースが負になつて
いるために、ベースに吸い出されるが、このと
き、主トランジスタ1より先にドライブ段のトラ
ンジスタ5の残留キヤリアがベースに吸い出され
る。このとき流れる電流iCOはほとんどがコレク
タからベースに吸い出される電流である。このと
き、吸い出し電流が完全に終らないうちに、すな
わち、ドライブ段のトランジスタ5が完全にカツ
トオフしないうちに、主トランジスタがオフし始
めるために、主トランジスタ1のコレクタ電圧が
上昇し始める。このコレクタ・エミツタ間の電圧
上昇率dv/dtがドライブ段のトランジスタ5の
コレクタ・エミツタにも同様に印加され、この電
圧上昇率によるdv/dt電流が一気にベースある
いはエミツタに大きな電流となつて流れる。そこ
で、この電流が大きい場合にはドライブ段のトラ
ンジスタ5が破壊され、続いて、主トランジスタ
1をも破壊に至らせる。この現象は特に主トラン
ジスタ1の増幅率が高い場合、また、インバータ
やチヨツパ回路のように、ターンオフ時のコレク
タ・エミツタ間のdv/dtが高い場合に顕著に起
る、などの欠点があつた。
したがつて、この考案の目的はドライブ段のト
ランジスタのターンオフ時間を短かくし、完全に
オフした後に、主トランジスタがターンオフでき
るようにして、ドライブ段のトランジスタの破壊
を防止するトランジスタのドライブ回路を提供す
るものである。
このような目的を達成するため、この考案はダ
ーリントン接続された第1導電型の主トランジス
タと、この主トランジスタのベースにエミツタが
接続された、主トランジスタを駆動する第1導電
型のドライブ段のトランジスタと、このドライブ
段のトランジスタのベース・エミツタ間に正およ
び負のバイアスを交互に印加する回路と、コレク
タが主トランジスタのエミツタに接続され、エミ
ツタがドライブ段のトランジスタのエミツタに接
続され、ベースが抵抗を介してドライブ段のトラ
ンジスタのベースに接続され、ターンオンにより
主トランジスタのベース・エミツタ間を短絡する
第2導電型のトランジスタとから構成されるもの
であり、以下実施例を用いて詳細に説明する。
第4図はこの考案に係るトランジスタのドライ
ブ回路の一実施例を示す回路図である。同図にお
いて、16は一端がドライブ段のトランジスタ5
のベースに接続される抵抗、17はコレクタがノ
ード18に接続され、エミツタがドライブ段のト
ランジスタ5のエミツタに接続され、ベースが上
記抵抗16の他端に接続されるトランジスタであ
る。このトランジスタ17は、主トランジスタ1
とドライブ段のトランジスタ5がnpn型(第1導
電型)であるのに対して逆導電型のpnp型(第2
導電型)を使用している。
なお、第6図aは主トランジスタ1のコレクタ
電流icおよびコレクタ・エミツタ間電圧VCEを示
す波形図、第6図b、第6図cおよび第6図dは
それぞれドライブ段のベース電流iB、コレクタ電
流i01、エミツタ電流i02を示す波形図、第6図e
はトランジスタ17のコレクタ電流i03を示す波
形図である。
次に上記構成によるトランジスタのドライブ回
路の動作について第5図に示す等価回路を参照し
て説明する。まず、トランジスタ11をターンオ
ンさせると、このトランジスタ11のコレクタ電
流はドライブ段のトランジスタ5のベース電流と
なり、このトランジスタ5はターンオンする。こ
のドライブ段のトランジスタ5のターンオンによ
り、主トランジスタ1がターンオンする。次に、
トランジスタ11をターンオフさせると同時に、
トランジスタ13をターンオンさせると、ドライ
ブ段のトランジスタ5のベース・エミツタ間に、
ベース負バイアス電流12により、逆にバイアス
が印加される。このとき、ドライブ段のトランジ
スタ5は残留キヤリアの故に、エミツタ・ベース
間はほとんど逆バイアスが加わらないため、トラ
ンジスタ17はカツトオフ状態である。その後、
トランジスタ5の残留キヤリアが完全に吸い出さ
れ、エミツタ・ベース間に逆バイアスが加わり始
めると、トランジスタ17はターンオンし、主ト
ランジスタ1のベース・エミツタ間を短絡する。
このときは主トランジスタ1には残留キヤリアが
残つているため、この残留キヤリアはトランジス
タ17を通つて、エミツタに吸い出される。その
後、主トランジスタ1はターンオフし、コレク
タ・エミツタ間の電圧は上昇するが、このとき、
既にドライブ段のトランジスタ5は完全にターン
オフしているために、dv/dt電流はほとんど流
れないので、ドライブ段のトランジスタの破壊を
防止することができる。
以上詳細に説明したように、この考案に係るト
ランジスタのドライブ回路によればドライブ段の
トランジスタが完全にオフしたのち、ダーリント
ン接続された主トランジスタがターンオフするた
め、ドライブ段のトランジスタを破壊から防止す
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトランジスタのドライブ回路を
示す回路図、第2図は第1図の等価回路を示す
図、第3図a〜第3図dはそれぞれ第1図の各部
の波形を示す図、第4図はこの考案に係るトラン
ジスタのドライブ回路の一実施例を示す回路図、
第5図は第4図の等価回路を示す図、第6図a〜
第6図eはそれぞれ第4図の各部の波形を示す図
である。 1……主トランジスタ、2aおよび2b……ト
ランジスタ、3……ダイオード、4……抵抗、5
……ドライブ段のトランジスタ、6……ノード、
7……ダイオード、8……ベース正バイアス電
源、9……ノード、10……抵抗、11……トラ
ンジスタ、12……ベース負バイアス電源、13
……トランジスタ、14……主電源、15……負
荷、16……抵抗、17……トランジスタ。な
お、図中、同一符号は同一または相当部分を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダーリントン接続された第1導電型の主トラン
    ジスタと、この主トランジスタのベースにエミツ
    タが接続された、主トランジスタを駆動する第1
    導電型のドライブ段のトランジスタと、このドラ
    イブ段のトランジスタのベース・エミツタ間に正
    および負のバイアスを交互に印加する回路と、コ
    レクタが前記主トランジスタのエミツタに接続さ
    れ、エミツタが前記ドライブ段のトランジスタの
    エミツタに接続され、ベースが抵抗を介して前記
    ドライブ段のトランジスタのベースに接続され、
    ターンオンにより前記主トランジスタのベース・
    エミツタ間を短絡する第2導電型のトランジスタ
    とからなるトランジスタのドライブ回路。
JP11877183U 1983-07-28 1983-07-28 トランジスタのドライブ回路 Granted JPS6027537U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11877183U JPS6027537U (ja) 1983-07-28 1983-07-28 トランジスタのドライブ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11877183U JPS6027537U (ja) 1983-07-28 1983-07-28 トランジスタのドライブ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6027537U JPS6027537U (ja) 1985-02-25
JPH0326679Y2 true JPH0326679Y2 (ja) 1991-06-10

Family

ID=30272856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11877183U Granted JPS6027537U (ja) 1983-07-28 1983-07-28 トランジスタのドライブ回路

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JP (1) JPS6027537U (ja)

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JPS6027537U (ja) 1985-02-25

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