JPH03265002A - Pid型制御方法 - Google Patents

Pid型制御方法

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JPH03265002A
JPH03265002A JP6268690A JP6268690A JPH03265002A JP H03265002 A JPH03265002 A JP H03265002A JP 6268690 A JP6268690 A JP 6268690A JP 6268690 A JP6268690 A JP 6268690A JP H03265002 A JPH03265002 A JP H03265002A
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JP
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pid
value
output
control
control device
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JP6268690A
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Kuniharu Komori
小森 国治
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はPID型制御方法(PID制御方法およびI−
P D制御方法)に関し、特にPIDパラメータの最適
値の決定方法に関する。
〔従来の技術〕
制御実行中にプロセスの特性に変化が生じたとき、それ
に追随して速やかにPIDパラメータを最適値に更新す
ることは、最適PID型制御を継続するための前提であ
る。
従来、PIDパラメータの最適値を定める方法としてス
テップ応答法とジーグラ・ニコルスの限界感度法がある
。しかし、これらの方法は、PIDパラメータの最適値
を決定する(以下、チューニングと記す)期間中、プロ
セス制御を中断しなければならないという欠点がある。
この欠点を克服するために、プロセス制御を継続したま
ま、チューニングを行う方法が特開昭62−86302
号公報(以下、文献1と記す)および特開昭63−54
601号公報(以下、文献2と記す)に記載されている
。文献1および文献2に記載ざわた方法(以下、文献記
載の方法と記す。)は、同一の発明者による発明で、そ
の原理は同じであるので、以下に、その原理を説明する
第9図は文献記載の方法の原理を示すブロック図で、第
9図(A)、(B)はそれぞれ通常運転モード、チュー
ニングモード時のPID制御装置の構成図である。
このPID制御方法においては、PID制御装置は通常
運転モードでは周知の構成をもち、周知のPID制御動
作を行う。第9図中、x、yはそれぞれ目標イeおよび
制御量を表わす。
チューニングを行う場合には、先ず、通常運転モードの
動作によって制御量を設定値に整定した後、PID制御
装置をチューニングモードに切替える。チューニングモ
ードにおいては、第9図(8)に示されているように、
P要素の前段に2位置動作特性をもつ非線形要素31が
接続され、かつ、D要素32は分離される(微分時間T
n=Oに設定される)。
いま、非線形要素31の記述関数をN、P要素9の比例
ゲインをにρ、■要素10の積分時間をT1.制御対象
の伝達関数をG (s)とする。また、プロセスはほぼ
整定していて、平衡点を中心とするリミットサイクルが
発生しているとする。そのとき。
巡伝達関数は次のようになる。
KP(N十−)G(S)=−1(1) T、s また、リミットサイクルを正弦波で近似し、その角周波
数をω。とじて、式(1)のSに、iω0を代入し両辺
の絶対値をとると、次式を得る。
NKp(1+ (NT+ωc)−2) ”2IG(Jω
c) l  = 1   (2)また、リミットサイク
ルの振幅をxcとするとN=4M(πX、:)−’  
      (3)が成立つ。式(2) 、 (3)か
ら X(” 4Mff−’KplG(、!ωc) l (1
+ (NT1ωC)−21”2(4) 式(4)は文献1の式(11)に該当する。以下の計算
においては、文献記載の方法の通用可能な範囲を明らか
にするためにG(s)の形を特定せず、一般形のまま記
述する。
いま、ナイキスト線図上のベクトル軌跡G(jω)の位
相角をφ(ω)とおくと、式(1)から tanφ (ωc)=(NTtωc)−’    (5
)が成立つ。式(5)は文献1の式(10)に該当する
ここで、制御対象がむだ時間りの時間要素であるとする
と、φ(ωC)は次式で表わされる。
φ(ωc) = −Lω。+ξ      (6)ξは
、 G(jωC)の形で定まる定数であるけれど、2π
を越えることはない。式(5) (6)からリミットサ
イクルの周期Tcは次のように表わされる。
Tc=2πωC =27tLξ−J++ξ−’jan−’(T、ωcN)
−’)−’(7) 式(7)は文献1の式(13)に該当する。文献lにお
いては、G (s)を特定している(文献1式(4)参
照)ので、ξがπ/2 になっている。
さて、ジーグラ・ニコルスの限界感度法はP要素のみを
もつ制御系においてリミットサイクル(以下、理想リミ
ットサイクルと記す)を発生させて周期TCOを観測し
、周期TCOと、比例ゲイン(限界比例ゲイン) Kc
oからPIDパラメータの最適値を求める方法である。
したがって、式(7)において、T、を無限大とおいて
得られる周期が理想リミットサイクルの周期Tc0に該
当する。その結果、次式が成立つ。
Tco=2πLξ−1(8) また、 (TI(IJcN)−’  <<  1       
    (9)が成立つ場合には、式(7) (8)か
ら次の近似が成立TCOM (!T(、(10) α  ”−、1−(Trωc  N g)−’   (
m式f+o) 、 (11)は文献(1)の式(18)
 、 (19)に該当する。
また、理想リミットサイクルの振幅XCOは、式(4)
の積分時間T、を無限大とおいて次式のように求められ
る。
X、、=4Mπ−’KplG(jωc) l   (1
2)さらに、式(9)の条件が成立つ場合には、次の近
似か成立つ。
XCO4βXc(13) β # 1−2”’(NTIωc)−”   (14)
式(13) 、 (+4)は文献1の式(11)に該当
する。式(13) 、 (14)を式(3)に代入する
と理想リミットサイクルに対する記述関数NGOが得ら
れる。したがって、理想リミットサイクルの比例ゲイン
KCOは次式によって計算される。
Kco = NcoKp          (15)
このようにして、観測された周期Tc、振幅xCに式(
10) 、 (13)による補正を施して定められた周
期TCO+比例ゲインに。。から、ジーグラ・ニコルス
の方法によってPIDパラメータの最適値が定められる
以上が文献記載の方法の概要である。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記の、文献記載の方法には次の問題点がある。
1)式(1)〜式(15)は、プロセスがほぼ整定した
状態て平衡点を中心とするリミットサイクルが発生して
いることを前提にしている。しかし、チューニング前に
はPIDパラメータは最適値ではないので、プロセスか
整定する迄に長時間を必要とするのが通常である。その
ため、整定前にチューニングモードを起動すると、整定
のためのハンチングとリミットサイクルとが重畳し、大
きな誤差を生ずる。
2)通常、プロセスを整定させるために、式(11)お
よび式(14)の補正因子がほぼ1に等しくなる程度に
積分時間T1を大きくすることができない。そのため、
振幅および周波数の観測値xc、 TCに、式(10)
 、 (13)の補正を施さなければならないという面
倒がある。さらに、それらの補正を施すとしても、式(
10) 、 (13)の補正は、式(9)の条件が成立
つ程度に積分時間T1が大きくなければ成立たないので
、積分時間T、が小さい場合には式(10) 、 (1
3)の補正は不正確になる。
(課題を解決するための手段) 本発明の第1のPID型制御方法は、 通常運転モードとチューニングモードを有し、チューニ
ングモード時には、微分時間を0に設定し、かつ、比例
要素の前段に2位置形の非線形要素を挿入した状態で、
プロセス制御を継続しながらリミットサイクルを発生さ
せ、該リミットサイクルから観測されるプロセスの特性
に基づいてPIDパラメータの最適値を決定し、通常運
転モードにはPIDパラメータを前記最適値に更新して
制御を行うPID型制御装置によるPID型制御方法で
あって、 チューニングに先立って、制御量が目標値に整定された
場合に積分要素が生成すべき積分補正値に相当する積分
補正バイアスを目標値に対応させて予め定め、 設定された目標値に対応する積分補正バイアスを比例・
積分要素の出力に加算して出力率を生成し、該出力率に
よって制御量を目標値に整定し、チューニングモードに
おいては、先ず積分時間をリミットサイクルの周期に比
べ充分大きく設定し、 リミットサイクルを発生させてその振幅と周期を観測し
、 前記振幅の観測値から、前記2位置形の非線形要素の記
述関数を演算し、前記比例要素の比例ゲインと、前記記
述関数との積を理想リミットサイクルの比例ゲインと見
做し、かつ、前記周期の観測値を理想リミットサイクル
の周期と見做し、前記見做した理想リミットサイクルの
比例ゲインと周期に基いてPIDパラメータの最適値を
決定する。
本発明の′i!iJ2のPID型制御方法は、制御対象
からフィードバックされた制御量の、目標値に対する偏
差に応答して制御量の正方向の変化を制御する第1のP
ID型制御装置と、前記偏差に応答して制御量の負方向
の変化を制御する第2のPID型制御装置を有し、チュ
ーニングモード時にはPIDパラメータの最適値を定め
、通常運転モード時にはPIDパラメータの債を前記最
適値に更新して正負両方向の制御を行う両方向制御装置
によるPID型制御方法であって、チューニングモード
時に、先ず、第1のPID型制御装置のPIDパラメー
タの最適値を定め、次に、第2のPID型制御装置の積
分時間と微分時間を、第1のPID型制御装置の積分時
間、微分時間の最適値にそれぞれ等しく設定し、制御量
を目標値に整定させた後、第1のPID型制御装置の比
例・積分要素の出力に、制御量の正方向の変化を生じさ
せる極性と所定の高さをもつステップ信号を加算し、第
1のPID型制御装置の制御のもとで該ステップ信号に
応答して変化する制御量の立上つ初期時における時間変
化率を観測して、これを第1の変化率とし、 制御量を目標値に整定させた後、第2のPID型制御装
置の比例・積分要素の出力に制御量の負方向の変化を生
じさせる極性と前記所定の高さをもつステップ信号を加
算し、第2のPID型制御装置の制御のもとで該ステッ
プ信号に応答して変化する制御量の立上り初期時におけ
る時間変化率を観測して、これを第2の変化率とし、第
2のPID型制御装置の比例ゲインを、第1のPID型
制御装置の比例ゲインの最適値に対する第2のPID型
制御装置の比例ゲインの比が第2の変化率に対する第1
の変化率の比に等しくなるように定める。
〔作用〕
本発明のPID型制御とは、通常概念のPID制御とI
−PD副制御両者を含む包括概念である。
したがって、以下の記載では包括概念としてのPID型
制御と通常概念としてのPIDIIilとを区別して記
載する。
一般にPID型制御において、積分時間が太き過ぎる場
合には、制御量が目標値に整定するために必要な積分補
正値をI要素が生成する時間(以下、積分補正時間と記
す)が長くなり、したがって整定時間が長くなる。一方
、積分時間が短か過ぎる場合には、制御量は速やかに目
標値付近に到達するけれど、ハンチングを生じて整定し
難い。
本発明の第1のPID型制御方法は、制御量を目標値に
整定するとき、PI要素の出力に積分補正バイアスを加
算するので、■要素は整定のための積分補正値を生成す
る必要がない。その結果、整定時間は制御対象の伝達関
数のむだ時間や遅れ時間のみに依存し、整定のための積
分補正時間に依存しないので、積分時間のいかんにかか
わらず、速く整定する。
したがって、積分時間T、を T+ >> (N ω、、)−’40.ITc   (
16)が成立つように定めても、そのために整定時間が
長くなることはない。式(16)の条件は、TT >>
 Tc          (17)が成立てば充分で
ある。
以下に、先ずPID制御の場合、次にI−PD副制御場
合について、本発明の第1のPID型制御方法を説明す
る。
本発明の第1のPID型制御方法を適用したPID制御
方法において、式(17)が成立つように積分時間を定
めると、α岬1.βL:r1(式(11)。
(14)参照)になり、その結果、観測された振幅xc
と周期Tcは理想リミットサイクルの振幅XCO周期T
C0に等しくなる。この振幅XCOを用いてNc0=4
M(πXco) −’を計算し、にco =にPNCO
と置いて理想リミットサイクルの限界比例ゲインKCO
を求める。このにcoと周期TCOを用い、ジーグラ・
ニコルスの方法を適用してPIDパラメータの最適値を
定める。
このように、PI要素の出力に、目標値に対応する積分
補正値をバイアスとして加算してプロセスを制御するこ
とにより、積分時間を大きくしても短い整定時間で整定
することができ、整定後に発生させたリミットサイクル
の観測値を補正しないで用いて、PIDパラメータの最
適値を正確に定めることができる。
本発明の第1のPID型制御方法を適用した1−PD制
御方法は次のように要約される。
周知のようにI−PD制御回路は前向き経路にI要素が
接続されているので、目標値に対する追従が遅く、その
ために積分時間を大きく設定することができない。しか
し、本発明の第1のPID型制御方法においては、積分
補正バイアスを用いるので、■要素は目標値に対応する
積分補正値を生成する必要がない。その結果、積分時間
が大きくても速やかに整定する。
整定後、■要素の積分時間を大きく設定してリミットサ
イクルを発生させると、リミットサイクルに対しては!
要素は切離されたのと等価になり、リミットサイクルは
P要素のみの制御で発振することになる。その結果、こ
のリミットサイクルは理想リミットサイクルと見做すこ
とができるので、その周期と振幅の観測値を補正するこ
となく用いて、前記PID制御方法と同一の仕方でPI
Dパラメータの最適値を定めることができる。
本発明の第2のPID型制御方法の作用を説明する前に
正方向および負方向を定義する。例えばモータの回転を
制御する場合には、電流の向きを変えるたけで、左右い
ずれの向きにも自由に回転させることができる。そして
、モータの回転速度またはその変化と電流の大きさまた
はその変化との関係は、左まわりと右まわりの場合にお
いて同一である。このように一方の向きの現象と逆向き
の現象が対等に起り得るとき、この現象を可逆現象とい
う。このような場合には、どちらの向きの変化をも正方
向または負方向にとることができ、正負両方向について
、向きは異るけれど同一の入出力関係で制御をすること
ができる。
しかし、例えば温度制御の場合には事情が異る。周知の
ように、熱は、自然には(人為的作用を加えなければ)
温度の高い所から低い所へ移動する。このように、人為
的作用を加えないとき現象が推移する方向は自発的方向
と呼ばれているつしたがって、例えば電気炉の温度が周
囲温度より高く、かつ、その電気炉が熱絶縁されていな
い場合には電気炉の温度変化の自発的方向は、温度が下
がる方向である。逆に、自発的方向と逆の方向に現象を
推移させるためには、何らかの人為的作用を加えなけれ
ばならない。例えば前記の電気炉の場合において、温度
を上昇させるためにはヒーターで加熱しなければならな
い。本発明において、自発的方向を負方向と定義し、逆
向きを正方向と定義する。
正負方向を前記のように定義すると、制御量を正方向に
制御する第1のPID型制御装置は単独で制御量の変動
のサイクル(以下、サイクルと記す)を発生させること
ができる。すなわち、第1のPID型制御装置が制御量
を正方向へ変化させ、制御量が目標値以下に達すると操
作量の出力を減少させ、または停止させる。その結果、
自発的に発生する負方向の変化が優勢になり、制御量は
自発的に目標値以下に引戻される。そこで、再び第1の
PID型制御装置は制御量を正方向へ変化させる。この
動作を緑返すことによってサイクルが発生する。
したがって、第1のPID型制御装置は単独でリミット
サイクルを発生させ、前記の、第1のPID型制御方法
によって最適のPTDパラメータを決定することができ
る。
しかし、負方向の制御を行う第2のPID型制御装置は
、単独でリミットサイクルを発生させることはできない
。その理由は、第2のPID型制御装置は、自発的に進
行する負方向変化を加速するように働き、制御量を正方
向に引戻す作用は自発的には発生しないからである。
本発明の第2のPID型制御方法は、制御Il量を正負
方向にそれぞれ制御する第1.第2のPID型制御装置
のPIDパラメータ(以下、それぞれ第1.第2のPI
Dパラメータと記す)の最適値を決定する方法の発明で
ある。
第1.第2のPID型制御装置の制御対象は同一である
ので、先ず第1のPIDパラメータの最適値を決定し、
次に、第2のPID型制御装置が外乱に対して第1のP
ID型制御装置と同一の応答をするように第20PID
パラメータを定める。
いま、第1のPID型制御装置を単独で動作させて決定
した第1のPIDパラメータの最適値をKPI+ TI
l、TDI とする。本発明においては、第2のPID
パラメータKp2+ TI2+ TD2中、積分時間T
12.微分時間TD2はそれぞれTII+TDlに等し
く設定し、比例ゲインKP□は、第2のPID型制御装
置が第1のPID型制御装置と同一の比例制御をするよ
うに定める。
以下、先ずPID制御の場合、次にT−PD制御の場合
について本発明の第2のPID型制御方法を説明する。
一般にPIDパラメータにP+ T1. ToをもつP
ID制御装置を用いて制御量yを制御する場合において
、制御対象の負荷変動その他によって外乱りが生じたと
き、外乱りに対する応答F (t)のラプラス変換η(
S)は次式で表わされる。
ここで、D (s)は外乱りのラプラス変換てあり、Δ
=Kp(1+ (T、s)−’ +T、s) HG(s
)= KprT HG(s)         (18
)n = 1 + (T+s)−’ +Tos    
(19)である。また、Hは操作部の伝達関数で、例え
ば制御対象が高温炉の場合、正方向、負方向の操作部は
、それぞ九の伝達関数が81.82のヒーターとクーラ
ーである。伝達関数Hは、PID演算部の出力(出力率
)と操作部の出力(例えば熱出力)の関係を表わし、一
般に時間に依存しない(Sに依存しない)定数である。
いま、第1および第2のPID制御装置で制御する場合
について、式(17)で表わされる応答η、 (s) 
、η2(S)を比較する。
まず、積分時間T、および微分時間T、は両方のPID
ID制御装置いて同一であるからnも同である(式(1
9)参照)。また、制御対象は同一であるから、応答η
、 (S) 、η2(S)中の伝達関数G(s)は同じ
である。したがって、もし にp+H+ = KP2H2(20) すなわち、 Hl にP2  =    Ll           (2
0a)2 が成立つようにKP2を定めれば、同一の外乱りに対す
る応答η2.η2は同一になり、第2のPID制御装置
による最適制御が得られる。
H1/82は次のようにして定められる。先ず、第1の
PID制御装置の制御によって制御量yを目標値Xに整
定した後、第1のPID制御装置の比例・積分要素の出
力に、高さξの正(制御量を正方向に変化させる極性)
のステップ信号を印加する。そのとき、応答ζ1(S)
は次式で表わされる。
応答Fl(t)(ζ1(s)の原関数)の初期値F、(
0)=0とすると、応答Fl(t)の時間微分の初期値
(第1の変化率)は次のようになる。
ここでθ、は応答の時間特性曲線の接線の初期時におけ
る傾角である。
いま、伝達関数G (s)を1次遅れの伝達関数G (
s) =            (23)1+Ts で表わすと、 tanθ、l=ξ(k/T) )11     (24
)次に、第1のPID制御装置により、制m@yを目標
値Xに整定した後、第2のPID制御装置の比例・積分
要素の出力に、高さξの負(制御量を負方向に変化させ
る極性)のステップ信号を印加し、第2のPID制御装
置に制御を移すと、該ステップ変化に対する応答F2(
t)の時間変化の初期値(第2の変化率)は次式で与え
られる。
tanθ21=ξ(k/T) H2(25)したがって
、 tanθ、 / tanθ21 = H+/ 82  
 (26)式(20a)より [112= (:tanθ、 / tanθ21)にp
+ (27)が得られる。
このように、第1.第2のPID制御装置PI要素の出
力にそれぞれ正、負のステップ変化を与え、該変化に対
する応答の時間特性曲線の、初期時における接線の傾角
と比例ゲインに2.とから比例ゲインにP2の最適値を
求めることができる。
以トの計算では、伝達関数G (s)として式(23)
を用いたが、むだ時間のある伝達関数 を用いた場合には式(22)は、時刻t=Lにおける微
分値になる。したかりて、この場合には、応答の時間特
性曲線の立上り初期時の接線の傾角を測定すると、式(
24)、式(25)が成立つ。その結果、式(27)は
この場合も成立つ。
本発明の第2のPID型制御方法を適用したI−P D
制御方法においては、前記第1.第2のPID制御装置
の代りに、それぞれ第1.第2のI−P D制御装置が
用いられる。
この方法においても、式(I7)は、そのままの形式で
成立つけれど、次式が成立つ。
Δ  =Δ1 +Δp          (29)Δ
、=にp(T+s)−’HG(s)       (3
0)Δ2 =にpi(G (s)          
  (31)しかし、この場合においても、比例・積分
要素の出力に印加された正負のステップ信号に対して第
1、第2のI−P D制御装置による応答の時間特性曲
線の接線の初期値と伝達関数H,,H2との間には、式
(26)と同一の関係が成立つ。したがって第2のI−
PD制御装置のPIDパラメータ(第2のPIDパラメ
ータ)の最適値も、第1のI−PD制御装置のPIDパ
ラメータ(第1のPIDパラメータ)から定めることが
できる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図は本発明のPID型制御方法を適用するためのP
ID型制御システムの第1の実施例のブロック図である
6 本実施例のPID制御装置1は、動作モードとして通常
運転モードとチューニングモードを任意に切換える切換
え手段(図示せず)を備えている。第1図のPID制御
装置1にはチューニングモード時の構成が示されている
設定ブロック3には、制#量yの目標値Xが設定される
。PID演算部4は、チューニングモード時にはD要素
(図示せず)が分離されると共に、P要素9の前段にヒ
ステリシスのある2位置形の非線形要素11が接続され
、■要素IOの前段には非線形要素11と異る型の非線
形要素12が接続されている。非線形要素11にビステ
リシスをもたせたのは、偏差εが0に近づいたとき外乱
や検出器7のノイズの影響でP要素9の出力が急激に変
動することを防止するためである。また、非線形要素1
2は、偏差εが完全に0になってリミットサイクルが発
生しなくなることを防止すると共に、検出器7のノイズ
対策のために挿入されたものである9通常運転モード時
には、D要素が再び接続され、非線形要素11. i2
は短絡される。積分補正バイアス設定ブロック5は積分
補正バイアスμを出力する。積分補正バイアスμは、制
御ityが目標値Xに整定したときの積分補正値に等し
く設定される。加算器13は、PID演算部acj出力
mと積分補正バイアスμとを加算し、出力率qを生成す
る。操作部6(伝達関数H)は出力率9に対応する操作
量を生成し、制御対象(伝達関数G(S))を制御する
。検出器7は、制御量yを検出する。平均化処理ブロッ
ク8は検出器7の出力を平均化処理(実測値の総和を実
測値の個数で除算する処理で、デジタルフィルタにおけ
るバタワースローバスフィルタに相当する)し、検出器
7のノイズや外乱を除去する。減算器14は、設定ブロ
ック3が生成した目標値Xから、平均化処理ブロック8
の出力を減算して偏差εを生成する。
次に本実施例の動作を説明する。
PIDパラメータのチューニングをするときには、目標
値Xおよび積分補正バイアスμをそれぞれ所♀の値に設
定した後、PTD制御装w1を駆動して制御量yを目標
値に整定する。
積分補正バイアスμは次のようにして実験的に定める。
先ず、PID演算部4の出力mを最小偵mmrnおよび
最大値−a8に固定して、PID制御装置1を駆動し、
制aIJ量の整定値を測定し、その測定値をそれぞれX
w+i。およびXイ、、とする。Xm1nおよびx、、
−の間の目標値Xに対するPID演算部4の出力mを次
式のように直線近似し、この埴を積分補正バイアスμと
定める 二μ                 (32)この
ようにして定めたμをバイアスとしてP■D演算部4の
出力に加算して出力率9を生成し、この出力率qによっ
て制御量を制御するので、制御量が目標値Xに整定した
ときには、出力率9はμに等しくなり、PID演算部4
が出力する積分補正値は0になる。このように、積分補
正バイアスを用いることにより、■要素の積分補正値の
初期値および最終値(整定時の値)は0になる。また、
整定前の過渡時においては過渡偏差によフて積分補正値
は0でなくなるが、この値は小さい。
したがって、積分時間を大きく設定しも、短い整定時間
で整定する7 次にPID制御装置1をチューニングモードに切換え、
積分時間T、を、リミットサイクルの予想される周期に
比較して充分大きくとる。そして比例ゲインKPを増大
させてリミットサイクルを発生させる。リミットサイク
ルの周期Tcと振幅xcは検出器7によって検出される
。以上で、PID制御装置1の、チューニングのために
必要な動作は終了する。
CPU (図示せず)またはオペレータは、振幅xcか
ら非線形要素11の記述間数Nを演算し、比例ゲインに
Pと記述間数Nの積を理想リミットサイクルの限界比例
ゲインKCOと定め、該限界比例ゲインにcoと周期T
Cを用いて、ジーグラ・ニコルスの方法によって最適の
PTDパラメータを決定する。PIDパラメータにP+
 T、、 Toを!&、通値に設定した後、通常運転モ
ードに切換える。
第2図は本発明のPID型制御方法を適用するPID型
制御システムの第2の実施例のブロック図である。
本実施例のPID型制御装置はI−PD制御装置で、動
作モードとして通常運転モードとチューニングモードを
任意に切換えることができることは、第1の実施例の装
置と同様である。第2図にはチューニングモード時の接
続が示され、第1図の装置と同一のブロックには同一の
参照番号がつけられている。
本実施例のI−P D制御装置tCは、チューニングモ
ード時にはD要素が分離されると共に、P要素の前段に
は2位置形の非線形要素11が、また、■要素の前段に
は、非線形要素11と型が異った非線形要素12がそれ
ぞれ接続される。これらの非線形要素11.12の効果
は第1の実施例と同様である。
非線形要素12の記述関数をNlとすると、−巡伝達関
数Δは次式で表わされる。
Δ=Kp(N+N+(T+S)−”) HG(s)  
  (33)積分補正バイアスとして式(32)から求
められる値を用いると、第1の実施例と同様に、積分時
間を大きく設定しても速やかに整定する。
積分時間T、をリミットサイクルの予想される周期より
′も充分大きくとると、式(33)は次のようになる。
Δ+  =KpN HG(s)           
  (33a)一連関数Δ1は、大きさにPNの比例ゲ
インをもつP要素のみを制御要素とする制御量系の一巡
伝達関数と同じである。したがって、第1の実施例と同
様の方法でPIDパラメータの最適値を定めることがで
きる。
第3図は本発明のPID型制御方法を適用するPID型
制御システムの第3の実施例である。
本実施例のPID型制御装置は、正負両方向のPIDi
l御(通常概念のPID制御)を行う両方向制御装置1
00である。
以下、第1の実施例のPID制御装置と同一の部品には
同一の参照番号をつけ、さらに、正方向、負方向の制御
を行うPID制御装置およびその部品には、それぞれA
、Bをつけてこれらを識別する。
両方向制御装置100は、正方向の制御を行うPID制
御装置IAと、負方向の制御を行うPID制御装置1B
を備えている。これらのPID制御装置IA、 1Bの
出力は同一の制御対象2を操作する。
本実施例の制御対象2は高温炉である。したがって、正
方向の操作部6Aはヒーターであり、負方向の操作部6
Bは冷却器6Bである。モしてPID制御装置IA、 
IBは共通の偏差εを入力し、それぞれ昇温および降温
の制御を行う。その他の各部の機能および動作は、第1
の実施例と同一である。
次に本実施例の動作を説明する。
第4図(A)、(B)は第3図のPIDil[装置IA
1Bの動作を示すフローチャート、第5図は、本実施例
の動作を示すタイムチャートである。
チューニングモードを起動する前に、制御tyを目標値
Xに整定するためにPID制御装置jlAを通常運転し
、制御量yが目標値に近づいた時点で正方向のチューニ
ングモードを起動する。チューニングモードが起動され
ると先ず整定判断を行い(ステップS1)、初期PID
パラメータで行われている現在の制御によって制御1y
が目標値付近の所定範囲内にあるか否かを判断する(時
刻1+)。制御tyが目標値付近の所定範囲に入ると(
時刻t2)、リミットサイクルを起動する(ステップS
2)。そしてリミットサイクルが発生したか否かを判断
する(ステップS3)。リミットサイクルか発生すると
、その振幅、および周期を解析する(ステップS4)。
次に、該解析が終了したか否かを判断しくステップS5
)、解析か終了した場合には正方向のPID制御装置の
PIDパラメータにPl、 T11. T(11(第1
のPIDパラメータ)を定める演算を行い(ステップS
6)、正方向のチューニングを終了する(時刻1.)。
そして制御を主プログラムにもどす。主プログラムは第
1のPIDパラメータをステップs6で演算された偵に
変更する。
整定判断(ステップSl)によって、制御量yが目標値
付近の所定の範囲に入っていない場合には、ステップS
3にジャンプし、制御1yの目標値からのずれがリミッ
トサイクルによって生じたものであるか否かを判断し、
もしリミットサイクルが発生していなければ、ステップ
S5にジャンブし、振幅および周期の解析が終了してい
るか否かを判断し、解析が終了していなければ主プログ
ラムに制御がもどされる。主プログラムは正方向のチュ
ーニングの状態を示すフラグを監視し、ステップSt、
S3.S5の判断が否定(NO)であった場合において
、前記フラグが正常状態を示さないときには、再び正方
向のチューニングを起動し、ステップS1以降の判断お
よび処理を緑返久す。
主プログラムは、次に負方向のチューニングモードを起
動し、PID演算部4Bの積分時間T、2.微分時間T
。2をそれぞれTII+ TO+に等しく設定すると共
に、積分補正バイアス設定ブロック5Bの出力μ2に負
のステップ変化(高さξ)を発生させ(時刻t4)、出
力(制御量y)の時間特性曲線の立下り初期時における
接線の傾角θ2を解析する(ステップS7)。次に、積
分補正バイアスμ2をもとにもどしく時刻t5)、出力
が目標値に整定した後、積分補正バイアスμlに正のス
テップ変化(高さξ)を与え(時刻t6、第5図におい
ては、実験時間の節約のため、積分補正バイアスμ2を
もとの値にもどすと同時に積分補正バイアスμ電に正の
ステップ変化を与え、制御ilyがもとの値にもどった
時刻をt6としている。)、出力の時間特性曲線の立上
り初期時における接線の傾角θ1を解析しくステップS
8)、負方向の比例ゲインKP2を演算する(ステップ
S9、式(27)参照)、、以上で負方向のチューニン
グを終了し、制御を主プログラムにもどす。主プログラ
ムは、PID演算部4Bの比例ゲインにP2をステップ
S9で演算された値に変更する。第5図に示されている
ように、時刻t7以後においては最適値に設定された第
1.第2のPIDパラメータによって、制御量は極めて
良く整定される。
第6図は2点制御(2つの制御点における制御)による
温度制御の状態を示すタイムチャートである。
時刻t1゜〜tl+の間はリミットサイクルによるチュ
ーニング期間、時刻tl+ ””’t12の間は、正方
向のPrDパラメータ(第1のPIDパラメータ〉のみ
が最適値に設定されているけれど、負方向のPIDパラ
メータ(第2のPIDパラメータ)は、初期値(M適葡
に設定される前の値)のままで制御が行われている期間
、時刻t12以後は、第1.第2のPIDパラメータが
いずれも最適値に設定されて制御が行われた期間である
。時刻1++〜t12の期間は、まだ、かなり温度の変
動があるが、時刻t12以後は、よく整定されているの
がわかる。
第7図は本発明のPID型制御方法を適用するPID型
制御システムの第4の実施例のブロック図である。
本実施例のPID型制御装置は正負両方向の制御を行う
両方向制御装置101で、第7図にはチュニングモード
時の構成が示されている。本実施−例の両方向制御装置
101と、第3の実施例の両方向制御装置100との相
違点は、本実施例においては、正、負方向の制御を行う
ためにI−P D制御装@IC,10を用いている点で
ある。したがって、非線形要素11A、 IIBの入力
は、平均化ブロック8の出力と直接に接続されている。
しかし、〔作用)の項に述べられているように、本実施
例の両方向制御装置101の動作およびPIDパラメー
タの最適値の定め方は、第3の実施例と同様である。
PID制御とI−PD副制御使い分けは、PID制御と
I−PD副制御長所および短所を考慮して行われる。
第8図は、PIDID制御万両方向制御装置PD制御制
御力両方向制御装置者を備えた汎用制御装置によって、
多点制御(複数の制御点における制御)を行う場合のチ
ューニングの一実施例のフローチャートである。
制御開始と共に、制御のための初期パラメータを設定し
くステップ511)、PID制御とI−P D制御との
いずれかを選択しくステップ512)、制御すべきゾー
ンの各制御点について正方向のチューニングを開始する
か否かを判断しくステップ513)、チューニングを開
始する場合には、該チューニングを実行しくステップ5
14)、全ゾーンのチューニングが完了したか否かを判
断しくステップ515)、全ゾーンのチューニングが完
了していない場合には、それが完了するまで正方向のチ
ューニングを実行する(ステップS14ヘジヤンブする
)6全ゾーンのチューニングが完了した場合、およびス
テップS+3において正方向チューニングを開始しない
場合には、負方向のチューニングを開始するか否かを、
制御点毎に判断する(ステップ516)。負方向のチュ
ーニングを開始する場合には負方向のチューニングを実
行する(ステップS 17)。負方向のチューニングが
終了した場合、およびステップ316において負方向の
チューニングを開始しない場合には、当該両方向制御装
置を通常運転モードに切換え、主プログラムに制御を移
す。上記のフローチャートで、ステップS15において
、全制御点でのチューニングが完了するまで負方向のチ
ューニングを開始しない理由は、隣接する2つの制御点
において、制御対象の時定数およびむだ時間の相違によ
る正方向チューニングを行い、他方が負方向の制御を行
うと、各制御点における制御量が相互に干渉しく例えば
、温度制御の場合、一方の制御点でリミットサイクルを
発生させ、隣接する制御点でtanθを測定するために
温度を上下させると、制御点相互の間に熱の移動が起り
、各制御点の温度変化が影響しあう)、誤差を生ずるか
らである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は次の効果を有する。
1)積分補正バイアスをPID演算部またはI−PD演
算部の出力に加算することにより、積分時間を大きく設
定しても制御量を速やかに目R411に整定することが
でき、かつ、積分時間を、リミットサイクルの周期に比
べて充分大きくとることにより、リミットサイクルの周
期と振幅の測定値を補正なしで用いてPIDパラメータ
の最適値を定めることができる効果がある。
2)正方向および負方向の制御をそれぞれ行う第1およ
び第2のPID制御装置またはT−P D装置を宥する
両方向制御装置においては、先ず正方向制御のための第
1のPIDパラメータの最適値を定め、次に、負方向制
御のための第2のPIDパラメータのうち、積分時間お
よび微分時間を第1のPIDパラメータの積分時間およ
び微分時間の最適値にそれぞれ等しく設定し、比例ゲイ
ンは、第2の変化率に対する第1の変化率の比が、第1
のPIDパラメータの比例ゲインに対する第2のPID
または]−PDパラメータの比例ケインの比に等しくな
るように定めることにより、負荷変動に対して、第2の
PIDまたはT−P D制御装置は第1のPIDまたは
I−PD制御装置と同一の最適制御をすることができる
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図はそれぞれ本発明のPID型制
御方法を適用するためのPID型制御システムの第1.
第2.第3の実施例のブロック図、第4図(A)、(B
)は第3図のPID型制御装置IA、 1Bの動作を示
すフローチャート、第5図は第3図の装置の動作を示す
タイムチャート、第6図は2点制御による温度制御の状
態を示すタイムチャート、第7図は本発明のPID型制
御方法を通用するPID型制御システムの第4の実施例
のブロック図、第8図はPIDID制御万両方向制御装
置−PD副制御形方向制御装置の両者を備えた汎用制御
装置によって多点制御を行う場合のチューニングの一実
施例のフローチャート、第9図は文献記載の方法の原理
を示すブロック図、第9図(A) 、 (B)はそれぞ
れ通常運転モード、チューニングモード時のPID制御
装置の構成図である。 1、 IA、 IB C 4、4A、 4B 9.9^、 9B 10、10^、10B PID制御装置 I−PD制御装置 制御対象 設定ブロック PID演算部 積分補正バイアス 操作部 検出部 平均化処理ブロック P要素 I要素 11^。 12^。 40^。 01 非線形要素 非線形要素 T−PD演算部 両方向制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)通常運転モードとチューニングモードを有し、チ
    ューニングモード時には、微分時間を0に設定し、かつ
    、比例要素の前段に2位置形の非線形要素を挿入した状
    態で、プロセス制御を継続しながらリミットサイクルを
    発生させ、該リミットサイクルから観測されるプロセス
    の特性に基づいてPIDパラメータの最適値を決定し、
    通常運転モードにはPIDパラメータを前記最適値に更
    新して制御を行うPID型制御装置によるPID型制御
    方法において、 チューニングに先立って、制御量が目標値に整定された
    場合に積分要素が生成すべき積分補正値に相当する積分
    補正バイアスを目標値に対応させて予め定め、 設定された目標値に対応する積分補正バイアスを比例・
    積分要素の出力に加算して出力率を生成し、該出力率に
    よって制御量を目標値に整定し、チューニングモードに
    おいては、先ず積分時間をリミットサイクルの周期に比
    べ充分大きく設定し、 リミットサイクルを発生させてその振幅と周期を観測し
    、 前記振幅の観測値から、前記2位置形の非線形要素の記
    述関数を演算し、前記比例要素の比例ゲインと、前記記
    述関数との積を理想リミットサイクルの比例ゲインと見
    做し、かつ、前記周期の観測値を理想リミットサイクル
    の周期と見做し、前記見做した理想リミットサイクルの
    比例ゲインと周期に基いてPIDパラメータの最適値を
    決定することを特徴とするPID型制御方法。
  2. (2)制御対象からフィードバックされた制御量の、目
    標値に対する偏差に応答して制御量の正方向の変化を制
    御する第1のPID型制御装置と、前記偏差に応答して
    制御量の負方向の変化を制御する第2のPID型制御装
    置を有し、チューニングモード時にはPIDパラメータ
    の最適値を定め、通常運転モード時にはPIDパラメー
    タの値を前記最適値に更新して正負両方向の制御を行う
    両方向制御装置によるPID型制御方法において、 チューニングモード時に、先ず、第1のPID型制御装
    置のPIDパラメータの最適値を定め、次に、第2のP
    ID型制御装置の積分時間と微分時間を、第1のPID
    型制御装置の積分時間、微分時間の最適値にそれぞれ等
    しく設定し、制御量を目標値に整定させた後、第1のP
    ID型制御装置の比例・積分要素の出力に、制御量の正
    方向の変化を生じさせる極性と所定の高さをもつステッ
    プ信号を加算し、第1のPID型制御装置の制御のもと
    で該ステップ信号に応答して変化する制御量の立上り初
    期時における時間変化率を観測して、これを第1の変化
    率とし、 制御量を目標値に整定させた後、第2のPID型制御装
    置の比例・積分要素の出力に、制御量の負方向の変化を
    生じさせる極性と前記所定の高さをもつステップ信号を
    加算し、第2のPID型制御装置の制御のもとで該ステ
    ップ信号に応答して変化する制御量の立上り初期時にお
    ける時間変化率を観測して、これを第2の変化率とし、 第2のPID型制御装置の比例ゲインを、第1のPID
    型制御装置の比例ゲインの最適値に対する第2のPID
    型制御装置の比例ゲインの比が第2の変化率に対する第
    1の変化率の比に等しくなるように定めることを特徴と
    するPID型制御方法。
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