JPH0713608A - 制御装置 - Google Patents
制御装置Info
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- JPH0713608A JPH0713608A JP17368893A JP17368893A JPH0713608A JP H0713608 A JPH0713608 A JP H0713608A JP 17368893 A JP17368893 A JP 17368893A JP 17368893 A JP17368893 A JP 17368893A JP H0713608 A JPH0713608 A JP H0713608A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】制御対象の状態に応じてメンバーシップ関数の
上下限値を定め、最適な制御を行う。 【構成】制御手段2により制御対象1をオンオフ制御
し、その時の応答を測定手段3で求め、PID算出手段
4でPID定数を求める。他方、ファジイ演算手段5で
測定手段3による偏差の最大値、偏差の偏化率の最大値
をメンバーシップ関数の上下限値とし補正値hvを求
め、制御時、制御手段2の出力mvに操作量補正手段6
で修正し、操作量MVを制御対象1に出力する。
上下限値を定め、最適な制御を行う。 【構成】制御手段2により制御対象1をオンオフ制御
し、その時の応答を測定手段3で求め、PID算出手段
4でPID定数を求める。他方、ファジイ演算手段5で
測定手段3による偏差の最大値、偏差の偏化率の最大値
をメンバーシップ関数の上下限値とし補正値hvを求
め、制御時、制御手段2の出力mvに操作量補正手段6
で修正し、操作量MVを制御対象1に出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気炉その他の制御
対象の温度等のプロセス量の制御を行うような制御装置
に関するものである。
対象の温度等のプロセス量の制御を行うような制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】出願人は、特願平3−81284号(特
開平4−29440号)で、PID制御手段の後段に、
予め定められたファジイルールにしたがって設定値、測
定値の状態から操作量を補正するファジイ演算手段を設
けた制御装置を提案している。
開平4−29440号)で、PID制御手段の後段に、
予め定められたファジイルールにしたがって設定値、測
定値の状態から操作量を補正するファジイ演算手段を設
けた制御装置を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファジ
イルールを適用するメンバーシップ関数の横軸の上下限
値はあらかじめ実験で求め、固定した値とされたいるた
め、PID定数や、設定値の変更に対し、必ずしも適当
な値とされているとは限らなかった。
イルールを適用するメンバーシップ関数の横軸の上下限
値はあらかじめ実験で求め、固定した値とされたいるた
め、PID定数や、設定値の変更に対し、必ずしも適当
な値とされているとは限らなかった。
【0004】この発明の目的は、以上の点に鑑み、制御
対象の状態に応じて、メンバーシップ関数の上下限値を
定め、最適な制御を可能とした制御装置を提供すること
である。
対象の状態に応じて、メンバーシップ関数の上下限値を
定め、最適な制御を可能とした制御装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、あらかじめ
設定された設定値と制御対象からの測定値との偏差に基
いて操作量を出力する制御装置において、制御対象に所
定の操作量を与えたときの偏差の最大値または偏差の変
化率の最大値を測定する測定手段と、この測定手段によ
り求めた偏差の最大値または偏差の変化率の最大値から
メンバーシップ関数の上下限値を定め制御対象からの測
定値の偏差の大きさまたは偏差の変化率から操作量の修
正量を演算するファジイ演算手段と、このファジイ演算
手段の修正量に基き操作量を補正して出力する操作量補
正手段とを備えるようにした制御装置である。
設定された設定値と制御対象からの測定値との偏差に基
いて操作量を出力する制御装置において、制御対象に所
定の操作量を与えたときの偏差の最大値または偏差の変
化率の最大値を測定する測定手段と、この測定手段によ
り求めた偏差の最大値または偏差の変化率の最大値から
メンバーシップ関数の上下限値を定め制御対象からの測
定値の偏差の大きさまたは偏差の変化率から操作量の修
正量を演算するファジイ演算手段と、このファジイ演算
手段の修正量に基き操作量を補正して出力する操作量補
正手段とを備えるようにした制御装置である。
【0006】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示す構成説明
図である。
図である。
【0007】図において、1はムダ時間Lをもつ電気炉
その他の制御対象、2は、制御対象1の測定値PVと設
定値SVとに基いて制御対象1に所定の操作量mV(M
V)を出力し制御を行う制御手段である。また、測定手
段3は、制御対象1の状態量を測定し、この測定手段3
の出力からPID算出手段3はPID定数を算出し制御
手段2に与える。ファジイ演算手段5は、測定手段2の
測定量から操作量の修正量を演算し、この修正量に基き
操作量補正手段6は制御手段2の操作量を補正して出力
する。制御対象1を除く上記制御装置はマイクロコンピ
ュータ等で構成されている。
その他の制御対象、2は、制御対象1の測定値PVと設
定値SVとに基いて制御対象1に所定の操作量mV(M
V)を出力し制御を行う制御手段である。また、測定手
段3は、制御対象1の状態量を測定し、この測定手段3
の出力からPID算出手段3はPID定数を算出し制御
手段2に与える。ファジイ演算手段5は、測定手段2の
測定量から操作量の修正量を演算し、この修正量に基き
操作量補正手段6は制御手段2の操作量を補正して出力
する。制御対象1を除く上記制御装置はマイクロコンピ
ュータ等で構成されている。
【0008】次に、まず、図2を参照して動作を説明す
る。この種の制御装置は、あらかじめPID定数を求め
るため、制御対象1に操作量補正手段5を無視し所定の
操作量MVを与え、その応答波形からPID定数を決定
する。これには種々の手法があるが、出願人の提案した
特開昭60−83103号公報を以下参照して説明す
る。
る。この種の制御装置は、あらかじめPID定数を求め
るため、制御対象1に操作量補正手段5を無視し所定の
操作量MVを与え、その応答波形からPID定数を決定
する。これには種々の手法があるが、出願人の提案した
特開昭60−83103号公報を以下参照して説明す
る。
【0009】制御手段2により、設定値をSVとし、オ
ン・オフ制御を行うと、制御量(測定値)PVは上昇
し、設定値SV付近でサイクリング(リミットサイク
ル)を生じる応答を示す。制御対象1はムダ時間Lをも
ち、動作すきま2Δ(Δ=0としてもよい)があるため
操作量MVがONからOFFとなるのは、PVa=SV
+Δであり、その時点よりL時間、傾きRnで上昇を続
けた後に、最大値となり傾きRfで下降する。そしてP
Vb=SV−Δで操作量MVがOFFからONとなり、
その時点よりL時間傾きRfで下降を続けた後に、最低
値となり傾きRnで上昇する。
ン・オフ制御を行うと、制御量(測定値)PVは上昇
し、設定値SV付近でサイクリング(リミットサイク
ル)を生じる応答を示す。制御対象1はムダ時間Lをも
ち、動作すきま2Δ(Δ=0としてもよい)があるため
操作量MVがONからOFFとなるのは、PVa=SV
+Δであり、その時点よりL時間、傾きRnで上昇を続
けた後に、最大値となり傾きRfで下降する。そしてP
Vb=SV−Δで操作量MVがOFFからONとなり、
その時点よりL時間傾きRfで下降を続けた後に、最低
値となり傾きRnで上昇する。
【0010】操作量MVが100%のオン時間をto
n、操作量0%のオフ時間をtoffとすれば次式が成
り立つ。
n、操作量0%のオフ時間をtoffとすれば次式が成
り立つ。
【0011】 ton=L+(RfL+2Δ)/Rn (1) toff=L+(RnL+2Δ)/Rf (2) 両式よりRfを消去してRnを求めると次式となる。
【0012】 Rn=2Δtoff/(tontoff−Lt) (3) ここで、t=ton+toff、ムダ時間Lは、操作量
MVがONからOFFとなったときから傾きRnが無く
なる時までの時間を測定すればよく、そして、たとえ
ば、ジーグラー・ニコラスの調整則は次式で与えられ
る。
MVがONからOFFとなったときから傾きRnが無く
なる時までの時間を測定すればよく、そして、たとえ
ば、ジーグラー・ニコラスの調整則は次式で与えられ
る。
【0013】 Kp=1.2/RnL (4) p=100/Kp (5) Ti=2L (6) Td=0.5 (7) このようにPID定数は、測定手段3で、測定値PVの
サイクリングから、オン時間ton、オフ時間tof
f、周期tの少くとも2個およびムダ時間Lを測定し、
Rnを算出し、これら測定量からPID算出手段4で
(4)、(5)、(6)、(7)のような演算を行いP
ID定数を求め、制御手段2に与え、制御手段2はPI
D算定動作終了後、オンオフ制御からPID制御となり
制御を行う。
サイクリングから、オン時間ton、オフ時間tof
f、周期tの少くとも2個およびムダ時間Lを測定し、
Rnを算出し、これら測定量からPID算出手段4で
(4)、(5)、(6)、(7)のような演算を行いP
ID定数を求め、制御手段2に与え、制御手段2はPI
D算定動作終了後、オンオフ制御からPID制御となり
制御を行う。
【0014】他方、測定手段3は、制御対象1をオンオ
フ制御したときの上記の状態のうち、偏差(SV−P
V)が正のときの最大値RfL、負の時の最大値RnL
を求め、これをファジイ演算手段5の偏差についてのル
ールの部分の変化幅(上下限値)に用いる。また、偏差
の変化率を次式から求め、偏差の変化率についての上下
限値に用いる。
フ制御したときの上記の状態のうち、偏差(SV−P
V)が正のときの最大値RfL、負の時の最大値RnL
を求め、これをファジイ演算手段5の偏差についてのル
ールの部分の変化幅(上下限値)に用いる。また、偏差
の変化率を次式から求め、偏差の変化率についての上下
限値に用いる。
【0015】正の偏差の変化率の最大値 =−RnL/(toff−L)=+ΔEn (8) 負の偏差の変化率の最大値 =−RfL/(ton−L)=−ΔEn (9) 負の偏差の変化率の最大値は操作量MVがON(100
%)のときが最大で、正の偏差の変化率の最大値は、操
作量MVがOFF(0%)のときが最大である。操作量
の変化幅(上下限値)は、取り得る値の最大をとり、−
100%〜+100%とすればよい。
%)のときが最大で、正の偏差の変化率の最大値は、操
作量MVがOFF(0%)のときが最大である。操作量
の変化幅(上下限値)は、取り得る値の最大をとり、−
100%〜+100%とすればよい。
【0016】こうして求めた測定手段3の出力に基い
て、ファジイ演算手段5は、図3で示すように、メンバ
ーシップ関数の横軸の上下限値(スケーリング変化幅)
を定め、制御対象1についての偏差も、偏差の変化率Δ
Eから操作量mVの修正量hvを演算し、次いで操作量
補正手段5に出力して最終操作量MVとするのに用いら
れる。
て、ファジイ演算手段5は、図3で示すように、メンバ
ーシップ関数の横軸の上下限値(スケーリング変化幅)
を定め、制御対象1についての偏差も、偏差の変化率Δ
Eから操作量mVの修正量hvを演算し、次いで操作量
補正手段5に出力して最終操作量MVとするのに用いら
れる。
【0017】つまり、図3を参照し、測定手段2で求め
た偏差の最大値RnL<0、RfL>0に基いて、メン
バーシップ関数の偏差Eについての前件部の上下限値を
たとえば−10、+10とする。また、偏差の最大値、
最小値+ΔEn、−ΔEnに基く、メンバーシップ関数
の偏差の変化率ΔEについての前件部の上下限値をたと
えば−5、+5とする。メンバーシップ関数の修正操作
量hvについての後件部は、−100%、+100%と
する。つまり、制御対象1の測定値PVの偏差E、偏の
変化率ΔEから図3のファジイ演算を行い、修正操作量
hvを求める。
た偏差の最大値RnL<0、RfL>0に基いて、メン
バーシップ関数の偏差Eについての前件部の上下限値を
たとえば−10、+10とする。また、偏差の最大値、
最小値+ΔEn、−ΔEnに基く、メンバーシップ関数
の偏差の変化率ΔEについての前件部の上下限値をたと
えば−5、+5とする。メンバーシップ関数の修正操作
量hvについての後件部は、−100%、+100%と
する。つまり、制御対象1の測定値PVの偏差E、偏の
変化率ΔEから図3のファジイ演算を行い、修正操作量
hvを求める。
【0018】今、ファジイルールの一例として、 (1)もし、偏差Eが負で大きく、かつ偏差Eの変化率
Eが零ならば、操作量を正で上げる。 (2)もし、偏差Eが零で、かつ偏差Eの変化率ΔEが
負で大きければ、操作量を負で上げる。 (3)もし、偏差Eが正で大きく、かつ偏差Eの変化率
ΔEが正で大きければ、操作量をそのまま維持する。 の3つのルールを与え、制御手段2に入力される測定値
PVと設定値SVとの間に偏差E=+5、偏差Eの変化
率ΔE=+1が生じたとする。
Eが零ならば、操作量を正で上げる。 (2)もし、偏差Eが零で、かつ偏差Eの変化率ΔEが
負で大きければ、操作量を負で上げる。 (3)もし、偏差Eが正で大きく、かつ偏差Eの変化率
ΔEが正で大きければ、操作量をそのまま維持する。 の3つのルールを与え、制御手段2に入力される測定値
PVと設定値SVとの間に偏差E=+5、偏差Eの変化
率ΔE=+1が生じたとする。
【0019】すると、ファジイ演算手段4では、各ルー
ルの一致度を求め、偏差Eの度合と偏差Eの変化率ΔE
の度合を比べて小さい方の度合を修正操作量hvの度合
とする。
ルの一致度を求め、偏差Eの度合と偏差Eの変化率ΔE
の度合を比べて小さい方の度合を修正操作量hvの度合
とする。
【0020】まず、ルール(1)では、偏差Eが+5で
あるから、メンバーシップ関数A11より度合Wは0で
あり、また、偏差Eの変化率ΔEが+1であるから、メ
ンバーシップ関数A12より度合Wは0.55となる。
そして、偏差Eの度合の方が小さいから、修正操作量の
度合は0となる(図3(a)参照)。
あるから、メンバーシップ関数A11より度合Wは0で
あり、また、偏差Eの変化率ΔEが+1であるから、メ
ンバーシップ関数A12より度合Wは0.55となる。
そして、偏差Eの度合の方が小さいから、修正操作量の
度合は0となる(図3(a)参照)。
【0021】次に、ルール(2)では、偏差Eが+5で
あるから、メンバーシップ関数A21より度合Wは0で
あり、また、偏差Eの変化率ΔEが+1であるから、メ
ンバーシップ関数A22より度合Wは0となる。そし
て、偏差Eおよび偏差Eの変化率ΔEの度合が同じであ
るから、修正操作量の度合は0となる(図3(b)参
照)。
あるから、メンバーシップ関数A21より度合Wは0で
あり、また、偏差Eの変化率ΔEが+1であるから、メ
ンバーシップ関数A22より度合Wは0となる。そし
て、偏差Eおよび偏差Eの変化率ΔEの度合が同じであ
るから、修正操作量の度合は0となる(図3(b)参
照)。
【0022】さらに、ルール(3)では、偏差Eが+5
であるから、メンバーシップ関数A31より度合Wは1
であり、また、偏差Eの変化率ΔEが+1であるから、
メンバーシップ関数A32より度合Wは0.4となる。
そして、偏差Eの変化率ΔEの度合の方が小さいから、
修正操作量の度合は0.4となる(図3(c)参照)。
であるから、メンバーシップ関数A31より度合Wは1
であり、また、偏差Eの変化率ΔEが+1であるから、
メンバーシップ関数A32より度合Wは0.4となる。
そして、偏差Eの変化率ΔEの度合の方が小さいから、
修正操作量の度合は0.4となる(図3(c)参照)。
【0023】すなわち、各ルール(1)、(2)、
(3)の結論部に求めた度合を当てはめると、結論部の
メンバーシップ関数は、ちょうど度合Wでカットされた
メンバーシップ関数B1、B2、B3になる。
(3)の結論部に求めた度合を当てはめると、結論部の
メンバーシップ関数は、ちょうど度合Wでカットされた
メンバーシップ関数B1、B2、B3になる。
【0024】次に、度合Wでカットされた結論部の各ル
ール(1)、(2)、(3)のメンバーシップ関数B
1、B2、B3を1つに合成し、囲まれた境界部分の面
積の重心を求める(図3(c)参照)。
ール(1)、(2)、(3)のメンバーシップ関数B
1、B2、B3を1つに合成し、囲まれた境界部分の面
積の重心を求める(図3(c)参照)。
【0025】そして、求めた重心を操作量軸(X軸)に
向かって垂直に下ろし、操作量軸との交点が修正操作量
hv(=0)となる。この修正操作量hvは操作量補正
手段6において制御手段1で演算された操作量mvに加
算等され操作量mvに修正が施された後、最終的な操作
量MVが出力される。
向かって垂直に下ろし、操作量軸との交点が修正操作量
hv(=0)となる。この修正操作量hvは操作量補正
手段6において制御手段1で演算された操作量mvに加
算等され操作量mvに修正が施された後、最終的な操作
量MVが出力される。
【0026】なお、以上のファジイ演算手段5は、偏差
または偏差の変化率の両方でもよいし、そのいずれかの
みによりファジイ演算するようにしてもよい。
または偏差の変化率の両方でもよいし、そのいずれかの
みによりファジイ演算するようにしてもよい。
【0027】また、PID定数の算出のオートチューニ
ングの方法は、上記以外の従来の限界感度法、リミット
サイクル法等の手段でもよく、これらのチューニングと
並行してその応答波形からファジイ演算手段4のメンバ
ーシップ関数の偏差または偏差の変化率についてのスケ
ーリング・パラメータ(横軸の上下限値)を求めてお
き、次いで実際の制御に入るようにする。このパラメー
タの変更は、制御開始時、あるいは、設定値変更時、あ
るいは制御対象の状態の変化時等の必要時に制御対象の
応答から求めて変更すればよい。
ングの方法は、上記以外の従来の限界感度法、リミット
サイクル法等の手段でもよく、これらのチューニングと
並行してその応答波形からファジイ演算手段4のメンバ
ーシップ関数の偏差または偏差の変化率についてのスケ
ーリング・パラメータ(横軸の上下限値)を求めてお
き、次いで実際の制御に入るようにする。このパラメー
タの変更は、制御開始時、あるいは、設定値変更時、あ
るいは制御対象の状態の変化時等の必要時に制御対象の
応答から求めて変更すればよい。
【0028】また、上記の例では、後件部として操作量
の補正値としたが、直接、操作量を求めてもよい。ま
た、ファジイ演算手段5で、測定値PV、または設定値
SV、PID定数を後件部とし、修正するようにしても
よい。
の補正値としたが、直接、操作量を求めてもよい。ま
た、ファジイ演算手段5で、測定値PV、または設定値
SV、PID定数を後件部とし、修正するようにしても
よい。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、制御対
象に所定の操作量を与えたときの応答からファジイ演算
手段で用いるメンバーシップ関数の上下限値パラメータ
等を求めて用いるようにしているので、さまざまな制御
対象の状態に最適なファジイ演算による操作量制御が可
能となり、また、PIDパラメータのチューニングのた
めの応答波形を用いて並行して求めることができ、簡素
でしかも、高速に最適なファジイ演算定数を求めること
ができ、変更、更新も容易である。
象に所定の操作量を与えたときの応答からファジイ演算
手段で用いるメンバーシップ関数の上下限値パラメータ
等を求めて用いるようにしているので、さまざまな制御
対象の状態に最適なファジイ演算による操作量制御が可
能となり、また、PIDパラメータのチューニングのた
めの応答波形を用いて並行して求めることができ、簡素
でしかも、高速に最適なファジイ演算定数を求めること
ができ、変更、更新も容易である。
【図1】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【図2】この発明の一実施例についての説明図である。
【図3】この発明の一実施例についての説明図である。
1 制御対象 2 制御手段 3 測定手段 4 PID算出手段 5 ファジイ演算手段 6 操作量補正手段
Claims (1)
- 【請求項1】あらかじめ設定された設定値と制御対象か
らの測定値との偏差に基いて操作量を出力する制御装置
において、制御対象に所定の操作量を与えたときの偏差
の最大値または偏差の変化率の最大値を測定する測定手
段と、この測定手段により求めた偏差の最大値または偏
差の変化率の最大値からメンバーシップ関数の上下限値
を定め制御対象からの測定値の偏差の大きさまたは偏差
の変化率から操作量の修正量を演算するファジイ演算手
段と、このファジイ演算手段の修正量に基き操作量を補
正して出力する操作量補正手段とを備えたことを特徴と
する制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17368893A JPH0713608A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17368893A JPH0713608A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0713608A true JPH0713608A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15965269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17368893A Pending JPH0713608A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0713608A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009003817A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Toyota Central R&D Labs Inc | パラメータの同定装置およびそのプログラム |
CN104076687A (zh) * | 2014-06-04 | 2014-10-01 | 江苏大学 | 一种主动悬架和电动助力转向集成系统的解耦控制方法 |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP17368893A patent/JPH0713608A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009003817A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Toyota Central R&D Labs Inc | パラメータの同定装置およびそのプログラム |
CN104076687A (zh) * | 2014-06-04 | 2014-10-01 | 江苏大学 | 一种主动悬架和电动助力转向集成系统的解耦控制方法 |
CN104076687B (zh) * | 2014-06-04 | 2016-09-14 | 江苏大学 | 一种主动悬架和电动助力转向集成系统的解耦控制方法 |
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