JPH0326472Y2 - - Google Patents

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JPH0326472Y2
JPH0326472Y2 JP1984187319U JP18731984U JPH0326472Y2 JP H0326472 Y2 JPH0326472 Y2 JP H0326472Y2 JP 1984187319 U JP1984187319 U JP 1984187319U JP 18731984 U JP18731984 U JP 18731984U JP H0326472 Y2 JPH0326472 Y2 JP H0326472Y2
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light
shaft
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hand
wheel
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は光学的に時刻を指示表示する電子時
計に関する。
〔考案の背景〕
一般に、指針(時針、分針、秒針)で時刻を指
示する方法としては、指針を機械的に駆動する方
法、あるいは液晶表示装置を用いて指針を電気光
学的に表示する方法等がある。
しかし、機械的に指針を駆動する方法では、暗
い所で指針を見て時刻を知ることができないばか
りか、指針の取り付けが面倒であるという欠点が
ある。また、液晶表示装置で指針を表示する方法
では、液晶表示装置を駆動するための電子回路が
複雑で、その製作が面倒であるばかりか、大型化
が困難で、クロツク等に不向である等の欠点があ
る。また、例えば実開昭57−97288号公報に記載
されている如く、60分で1回転する回転体及び12
時間で1回転する回転体にそれぞれ発光体を配置
し、この発光体からの光を指針形状の光にして文
字板等に照射させることにより、時刻を光学的に
表示させることも考えられているが、時刻の経過
に伴なつて回転する回転体の先端に発光体を設け
る為に、発光体自体は小さくしなければならず十
分な光量が得られないばかりか、時、分等の時刻
単位毎に発光体を必要とするので、コストアツプ
となると共に、更に、複数の回転体の先端の発光
体夫々に電圧を供給しなければならないので電源
供給配線が複雑になる欠点がある。
〔考案の目的〕
この考案は上記のような事情を背景になされた
もので、複雑な電子回路を必要とせず、簡単な構
成で、大型化ができ、暗い所でも時刻を知ること
ができる光学的電子時計を提供することを目的と
する。
〔考案の要点〕
この考案は上記のような目的を達成するため
に、指針軸の一部から光を指針状に放出して時刻
を指示表示するようにしたものである。
〔実施例〕
以下、第1図ないし第3図を参照して、この考
案の一実施例を説明する。
第3図は置き時計の外観を示す斜視図であり、
図中1はケースである。このケース1は四角形状
の箱をなし、正面には時刻表示部2が、上面には
時刻修正車3の一部が、側面には電池収納部の収
納蓋4が、背面側には接続コード5を介してプラ
グ6がそれぞれ設けられている。なお、下面には
脚7,7が設けられている。
第1図は置き時計の内部構造を示す断面図であ
る。ケース1の内部には正面図(図中左側)に文
字板8が、その奥側(右側)にアナログムーブメ
ント9が、上部側に時刻修正装置10がそれぞれ
設けられており、背面には裏蓋11が取り付けら
れている。文字板8は球面状に湾曲したものであ
り、反射板としての機能を備え、内側周縁部に時
字が設けられていると共に、中心部に孔8aが形
成されている。
また、アナログムーブメント9は文字板8の孔
8aを通して突出する時針軸12、分針軸13、
秒針軸14等の指針軸を輪列機構15を介して駆
動部16でそれぞれ回転させ、指針軸内のランプ
17が指針状に光を文字板8上に放出し、時刻を
指示するようになつており、ケース1内に所定間
隔離れてビス止めされた地板18と受部材19と
の間に駆動部16と輪列機構15とが設けられて
いる。即ち、駆動部16はコイル(図示せず)に
よつて磁界を発生するステータ20と、このステ
ータ20によつて回転するロータ21とからな
り、ステータ20は地板18に取り付けられてお
り、ロータ21はステータ20の中心に位置し、
地板18と受部材19との間に回転自在に取り付
けられている。輪列機構15はロータ21の回転
を指針軸に伝達するものであり、中間車(五番
車)22、四番車23、三番車24、二番車2
5、日ノ裏車26、筒車27等より構成されてい
る。中間車22はロータ21のカナ21aに噛み
合つて回転するものであり、その軸22aが地板
18と受部材19との間に回転自在に取り付けら
れている。四番車23は中間車22のカナ22b
に噛み合つて回転するものであり、その軸が円筒
状の秒針軸14になつており、その下端が受部材
19に回転自在に取り付けられている。三番車2
4は四番車23のカナ23aに噛み合つて回転す
るものであり、その軸24aが地板18と受部材
19との間に回転自在に取り付けられている。二
番車25は三番車24のカナ24bに噛み合つて
回転するものであり、その軸は円筒状の分針軸1
3になつており、秒針軸14の外周に回転自在に
取り付けられている。日ノ裏車26は二番車25
の筒カナ25aに噛み合つて回転するものであ
り、その軸26aが地板18と受部材19との間
に回転自在に取り付けられている。筒車27は日
ノ裏車26のカナ26bに噛み合つて回転するも
のであり、その軸は円筒状の時針軸12になつて
おり、分針軸13の外周に回転自在に取り付けら
れている。
このような輪列機構15に設けられて回転する
指針軸は、文字板8の孔8aを通して秒針軸14
が最も長く突出し、次に分針軸13が突出し、時
針軸12が最も短く突出しており、秒針軸14の
内部にはランプ17がランプ取付部材28を介し
て取り付けられている。ランプ17は常時点灯す
るものであり、リード線17aを介して受部材1
9に設けられた基板29に接続されている。ま
た、各軸12,13,14にはその先端側壁にラ
ンプ17の光を文字板8上に放出する窓12a,
13a,14aがそれぞれ設けられている。この
窓12a,13a,14aのうち、例えば秒針軸
14の窓14aは第2図に示すように、秒針軸1
4に形成されたスリツト部30と、このスリツト
部30の奥側に形成された凹部31と、この凹部
31内にフイルタ32を介して配置されたレンズ
33とからなり、秒針軸14内に配置されたラン
プ17の光がレンズ33およびフイルタ32を通
り、スリツト部30から放出されると、文字板8
上に秒針光14bを表示する。なお、時針軸12
および分針軸13の各窓12a,13aも同様に
構成され、文字板8上にそれぞれ時針光12b,
13bを表示するようになつている。この場合、
各窓12a,13a,14aに設けられるフイル
タ32はカラーフイルタであり、各窓12a,1
3a,14aによつて表示される指針光12b,
13b,14bの色が異なるようになつている。
また、指針光12b,13b,14bは秒針光1
4bが最も細長く、次に分針光13bが細長く、
時針光12bが最も短くなるように、各窓12
a,13a,14aの各スリツト部30の長さお
よびその下端の傾斜がそれぞれ異なつている。即
ち、秒針軸14のスリツト部30は最も長く、か
つ下端部が最も急な傾斜になつており、分針軸1
3のスリツト部30は次に長く、かつ下端部が次
に急な傾斜になつており、時針軸12のスリツト
部30は最も短く、かつ下端部が最も緩やかな傾
斜になつている。また、秒針軸14は分針軸13
の窓13aおよび時針軸12の窓12aと対応す
る部分が透明な部材14c,14cで形成されて
おり、分針軸13は時針軸12の窓12aと対応
する部分が透明な部材13cで形成されている。
なお、時刻修正装置10は時刻修正車3と小鉄
車34とからなり、時刻修正車3はその軸3aが
ケース1内の取付部35,35に回転自在に取り
付けられ、時刻修正車3の一部がケース1の上方
へ突出している。小鉄車34は時刻修正車3の歯
車3bに常時噛み合つて回転するものであり、そ
の軸34aが地板18と受部材19との間に回転
自在に取り付けられており、時刻修正車3が押し
下げられると、その歯車3bに噛み合つた状態で
日ノ裏車26に噛み合い、指針軸12,13,1
4を回わすようになつている。
しかるに、上記のように構成された置き時計に
よれば、アナログムーブメント9の駆動部16に
より輪列機構15を介してそれぞれ回転する秒針
軸14、分針軸13、時針軸12に窓14a,1
3a,12aを設け、この窓14a,13a,1
2aから秒針軸14内に設けられたランプ17の
光を放出し、文字板8上に秒針光14b、分針光
13b、時針光12bをそれぞれ表示し、時刻を
指示するようにしたので、複雑な電子回路を必要
とせず、簡単な構造で容易に暗い所でも時刻を知
ることができる。この場合、特に指針軸12,1
3,14の各窓12a,13a,14aにカラー
フイルタ32を設け、各指針光12b,13b,
14bがそれぞれ異なる色にしたので、時刻を良
好に読み取ることができる。また、従来のような
指針を用いることなく、指針を光で表わしたの
で、漸新なデザインの時計を得ることができる。
なお、上述した実施例では輪列機構15が指針
軸12,13,14の真下であるアナログムーブ
メント9の中心に設けられているが、アナログム
ーブメント9の側方に設けてもよい。
また、上述した実施例では指針軸12,13,
14の各窓12a,13a,14aから放出され
た光を文字板8に当てるようにしているが、時計
ガラスの内側面に光を当てるようにしてもよく、
要は光を指針の形状に映し出して時刻を指示する
ようなものがあれば、どのようなものであつても
よい。
また、上述した実施例では光源としてランプ1
7を用いたが、これに限らず、発光ダイオード等
を用いてもよく、また光源は秒針軸14内に設け
る必要はなく、別の場所に配置してもよい。この
場合には光フアイバを用いて光源の光を指針軸に
導びいて放出することも可能である。
また、時刻の針としてアラーム時刻を同様にし
て目安針のかわりに光で指針の形状に映し出し指
示するようにしてもよいものである。
さらに、この考案は上述したような置き時計に
限られることなく、他の時計にも広く適用するこ
とができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の光学的時計に
よれば、分針軸内部に光源を配置して、この光源
の光を分針表示及び時針表示に用いたので複数な
発光体を用いる必要がなく、また光源への電源供
給も光源が指針軸内部に配置されているので極め
て容易であり、更に、指針軸の一部から光を指針
状に放出して時刻を指示表示するようにしたの
で、複雑な電子回路を必要とせず、比較的簡単な
構造で、容易に製作でき、かつ暗い所でも良好に
時刻を知ることができると共に、従来のような指
針がないので、漸新なデザインのものを得ること
ができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示し、第1図はその
断面図、第2図は秒針軸の要部拡大斜視図、第3
図は時計の外観斜視図である。 12……指針軸、13……分針軸、14……秒
針軸、12a,13a,14a……窓、12b…
…時針光、13b……分針光、14b……秒針
光。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に光源が収納され、中央部が透明部材から
    なり且つ先端に前記光源の光を通過させる第1の
    スリツトが形成された分針軸と、この分針軸の回
    転が伝達され前記分針軸の透明部材と対応する位
    置に前記光源からの光を通過させる第2のスリツ
    トが形成された時針軸と、前記分針軸の第1のス
    リツトからの光及び前記時針軸の第2のスリツト
    からの光が照射されて分及び時を表示する文字板
    とからなる光学的電子時計。
JP1984187319U 1984-12-12 1984-12-12 Expired JPH0326472Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984187319U JPH0326472Y2 (ja) 1984-12-12 1984-12-12

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JPS61102990U JPS61102990U (ja) 1986-07-01
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JP1984187319U Expired JPH0326472Y2 (ja) 1984-12-12 1984-12-12

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