JPH03263463A - 樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents

樹脂組成物及びその製造方法

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JPH03263463A
JPH03263463A JP6151690A JP6151690A JPH03263463A JP H03263463 A JPH03263463 A JP H03263463A JP 6151690 A JP6151690 A JP 6151690A JP 6151690 A JP6151690 A JP 6151690A JP H03263463 A JPH03263463 A JP H03263463A
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aromatic polysulfone
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敬 堀
Yuji Tanaka
祐二 田中
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金田 郁恵
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性、耐スチーム性、寸法安定性、機械的
強度等乙、−優れた号°香族ポリスルホンと芳香族ポリ
イミドからなる樹脂組成物及びイの製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、芳香族ポリスルホンのある種のものは、高重僑度
のものを得ることGこ成功1.でおり、200℃前後で
の熱安定性、引張強度、曲げ強度等の機械的性質、7X
線、β線及びT線等に対する耐放U=1線性、ス(−m
= 中・ (1′法 定性等 酋(ム性に優れたものが
、例えば、ビクI・レックスと一2rう商品名でI C
1社から販売されている。
しかし、Jれらの樹脂は、脂肪族炭化水素、アルコール
、ガソリン、あるいはいくつかの芳香族系溶剤に優れた
耐性を示すが、ある種の有機溶剤、例えば、ろ[・ン、
エステル、ハロゲン化炭化水素等に溶解性を示す難点が
ある。
一力、芳香族ジアミンとデトラカルボン酸二無水物の反
応により得られる芳香族ポリイミドは、芳香族ポリスル
ホンより更に高い耐熱性に加え、機械的性質、・1法安
定性、難燃性、電気絶縁性、耐薬品性等に優れこいる人
−め、電気・電子機器、宇宙航空用機器19の分野で広
く使用されでおり、デJ、ボン社で開発されたカプトン
は代表的な芳香族ポリイミドである。
しかし、耐熱性Gこ優れた芳香族ポリイミドは、−・般
に、加工性に劣るとか、耐スチーム性に難点があり、ま
た加工性改善のために開発された樹脂は、耐熱性、耐薬
品性に劣るとい・)難点があった。
以上のよ・)に、芳香族ポリスルホンと芳香族ポリイミ
ドは、それぞれ優れた面ばあるものの、高温でかつスチ
ー1、雰囲気下、各種溶剤を取り扱・)環境F等におい
て、どちらかを単独ご使用することは不ロJ能であった
〔発明が解決しよ・)とする課題〕
そこで、これら2種の樹脂を緊密混合した組成物は、各
樹脂特有の良好な物性を兼ね備えた樹脂となることが名
えられる。
しかし2、これら2種の樹脂は、溶融混合しようとして
も均一に混合せず、分離して各々独立な相を形成し、期
待された物性を得ることができない。
また、溶媒を用いる混合法として、芳香族ポリスルホン
と芳香族ポリイミドの前駆体であるポリアミド酸を用い
る方法が考えられる。
しかし、この方法でも、上記の溶融法の場合と同様に、
均一な組成物を得ることはできない。
更に、近年、I P N s (Interper+e
tratingPolymer Netivo「ks)
というア11イ化丁法が汁11を浴びている。
この方法は、1種のポリマー存在ドで別のポリマーを合
成す−れば、より均一・に分散し、た組成物が得られる
とい・うものである。
しかし、この方法も全−乙のポリマーの絹合せに応用ご
きるものではなく、本発明の芳香族ポリスルホンと芳香
族ポリイミドからなる均一な組成物を得る解決策とはな
らない。
本発明は、1−記のような問題を解決して、芳り族ポリ
スルボンと芳香族ポリイミドとの均一な混合物、4なわ
pH,、耐熱性、耐スチーム性、耐薬品性、加1゛性、
機械的強度等に優れた樹脂組成物と謹組成物の製造ノ1
−法を提供することを]」的とするものである。
〔課題を解決するためのf段〕
本発明者等は、上記目的を達成するために鋭意研究を重
ねた結果、有機溶剤中で、かつ芳香族ポリスルホンの存
在下で、超音波を照射しながら、芳香族ポリイミドを合
成するごとにより、均一に混合された樹脂組成物を得る
ことができることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
ずなわら、本発明は、 (1,)芳香族ポリスルホンと芳香族ポリイミドを含む
混合物であって、芳香族ポリスルホンと芳香族ポリイミ
ドの合計Vに対し芳香族ポリスルホンが10〜70重V
%で芳香族ポリイミドが30−・90重1%の緊密な混
合物よりなることを特徴と′づる樹脂組成物であり、ま
た、 (2)有機溶媒中で、かつ芳香族ポリスルホンの存在下
において、芳香族ジアミンと力香族メートラカルボン酸
−1無水物を、超音波を照射させながら反応さセること
を特徴とする樹脂組成物の製造方法であり、また、 (3)有機溶媒中で、一般弐 で表される繰返し単位を有する芳香族ポリスルホンの存
在下において、一般弐 %式% (式中、Arは2価の芳香族基) で表される芳香族ジアミンと、一般弐 (1) で表される芳香族テトラカルボン酸二無水物を、超音波
を照射させながら反応させることを特徴とする樹脂組成
物の製造方法を要旨とする。
本発明で用いる芳香族ポリスルホンは、アリーレン単位
がエーテル及びスルホン結合と共に無秩序又は秩序正し
く位置するポリアリーレン化合物であり、固有粘度(0
,5g/df、 ジメチルホルムアミド、30℃)が約
0.1〜4.0、好ましくは約0.3〜2.0のものが
好適である。
ORO−・ \、//  \\// 111 (II) 0      0 (式中、Rは単環式芳香族基、縮合多環式芳香族基が直
接若しくは架橋員により相互に連結された非縮合多環式
芳香族基からなる群より選ばれる4価の基である。) (III) (式中、Zは2価のアルキレン基若しくはカルボニル基
、又は酸素原子であり、m及びnはO又はlである。) で表され、更に具体的な繰返し単位の例として、等を挙
げることができる。
また、本発明で用いられるポリイミド樹脂の種々の良好
な物性を損なわない範囲で用いることのできる一般式(
1)で表される芳香族ジアミンとしては、メタフヱニレ
ンジアミン、オルトフェニレンジアミン、アミノベンジ
ルアミン、p−アミノベンジルアミン1.3.3’ −
ジアミノジフェニルエーテル、3.4’ −ジアミノジ
フェニルエーテル、4,4′−ジアミノジフェニルエー
テル、3.3′−ジアミノジフェニルスルホン、3,4
′ジアミノジフエニルスルホン、4,4′−ジアミノジ
フェニルスルホン、3.3′−ジアミノベンゾフェノン
、3.4′−ジアミノベンゾフェノン、4.4’−ジア
ミノベンゾフェノン、ビス(1(3−アミノフェノキシ
)フェニルコメタン、ビス(1−(4−アミノフェノキ
シ)フェニルコメタン、1,1−ビスC4−C3−アミ
ノフェノキシ)フヱニル〕エタン、1,2−ビス〔4(
4−アミノフェノキシ)フヱニル〕エタン、2.2−ビ
ス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン
、2.2−ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕プロパン、2.20 ビス[: 4−(3−アミツノγ〕1−・ン)ノー丁、
−=ル〕ブタン、2.2−じス〔4−(4アミノソア、
〕〜1”−シ)ノエ〕ルJノ′タン、2.2−ビス〔4
(,3lミノへ1.〕〕゛11シ〕フーフ;ル3−11
.3゜3 、 3 −、+サノルA11ノ°l−1パン
、22 ビスr4− (4−アミツノ丁ノキシ)フJ−
−一ル:l  1. 1. 1.3.3.3−へ1−1
J′ノルAロブ1′!パン、1,3 ビス(3−アミノ
八)−ノキシ)・ベンゼン、4,4′ −ビス(3−ア
ミノフスノ1−シ)ピッ、丁J′ル、4.4’−ビス(
4−アミツノエノキシ)じフlニル、じス l:4−(
3−アミノ′ノエノー1゛シ)フエ、フル〕))トン、
ビス〔4(4−アミノフ丁、〕1シ)フェ;−ル〕ゲ1
ン、ヒ゛ス−〔4(3−アミツノエノキシ)ノエニル〕
スルホン、ビス I: 4−(4−アミノフェノキシ)
ソニーJし〕ノ1月/ホン、ビス−〔4に3−アミツノ
l)十シ)ソ1.ニル〕工・−デJし、ビス−〔4(4
j′ミノノエノ・1゛シ)フッ6ニル〕ニーデル、1.
4 ビス−〔4(3−7ミノフエノキシ)ベンゾイル]
ヘンゼン、1.3−ビス−〔4(3−アミノ゛〕Jノ+
シ)ヘンソ゛イJし〕・<ンゼン等が挙げられる。
本発明65′おい−C,l記のような芳香族・ジアミン
と反応させ得る−・形式(11)で表される“η香族ア
1−ラカルホン酸二照水物と1,7Yは、ビl]メリソ
を酸−無水物、3.3’、/1.4’−ペンゾフエノン
アトラカルボン酸−無水物、2.2’ 、3.3’ヘン
シフエノンう一トラカルボン酸二無水物、3゜3’、4
.4’−ビノエニルテトラカルボン酸無水物、2.2’
、3.3’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2
.2 ビス(34−ジカルボ・トシノエニル)ブUパン
ーニー無水物、2.2ビス(2,3−ジカルボキシノエ
ニル)ブI」バン工無水物、ビス(:(,4−ジカルボ
キシノl、ニル)エーテル−4無水物2.ビス(3,4
−ジカルボ」−シソエユル)メタン−゛、無水物、2,
3,6.7ナフタレンテトラカルポン酸へ、無水物、■
、45.8−ナフタレンテlラカルボン酸二無水物、1
.2,5.6 −ナフタレンフートラカルボン酸無水物
、1.2.3.4  ベンゼンテトラカルボI 2 ン酸二無水物、3,4.9.20  ペリレンテトラカ
ルボン酸二無水物、2,3,6,7.−アントラセンテ
トラカルボン酸−無水物、I、2.78、−フlナンド
レンチトラカルボン酸二無水物等を挙げることができる
一方、芳香族ポリスルボン、及び芳香族ジアミンと芳香
族テトラカルボン酸こ無水物よりL[成する芳香族ポリ
アミド酸の両方を溶解する有機溶媒としては、7ミト系
溶媒、エーテル系溶媒、フェノール系溶媒等が使用され
、具体的には、N、 Nジメチルホルムアミド、N、N
〜ジメチルメトキシアセトアミド 1、3− ジメチル−2−イミダゾリジノン、Nメチル
カプロラクタム、1,2−ジメトキシエタン、ビス(2
−メトキシエチル)エーテル、1。
2−ビス(2 メト・キジエトキシ)エタン、ビス〔2
− (2−メ1−キジエトキシ)エチル〕エーテJし、
ラートラヒF1.1フラン、1.3−ジオ十4Jン、1
、4−−ジオキ(Jン、ピリジン、ピコリン、ジメチル
スルホキシド、ジメチルスルホン、アトラメナル尿素、
・\′V号メチルボスホルアミド、フェノール、m−ク
レゾール、p−フレジーニル、0 クレソ゛−ル、ア、
−ソーJし、p−りl]ロフェノール、ヘキサフルオロ
イソグ1コビルアル,1−ル等が挙げられる。
また、、これらの有機溶媒は、中独でも、あるいは2種
以」−混合して用いることもできる。
本発明による芳香族ポリスルボンと芳香族ポリイミドか
らなる均一な樹脂組成物は、有機溶媒中に芳香族ポリス
ルボンと芳香族ジアミンを溶解さ干ておき、該溶液中に
超音波を照射させながら、芳香族デlーラカルボン酸ニ
ー無水物を注入し7、芳香族ジアミンと芳香族テトラカ
ルボン酸−無水物とを反応させることにより得ることが
できる。
すなわら、−・般武(I[l)で表される繰返し単位を
有する芳香族ポリスルホンと一般式(1)で表される芳
香族ジアミンを有機溶媒に溶解し、この溶液を約−30
°Cから100°C、好ましくは約20°Cから5()
℃の温度に保持し、超音波の照射がされた状態で一般式
(n)で表される芳香族テ3 4 トラカルボン酸二無水物を約1時間から24時間反応さ
せることにより、一般弐(1)及び下記の一般式(IV
)で表される繰返し単位が含まれる均一な樹脂組成物が
得られる。
(TV) ((■)式中のRは、(TI)式中のRと同様であり、
Arは二価の芳香族基である。)上記の溶液を約−30
°Cから100℃に保持するのは、約−30°C未満で
は溶解物が凝固する可能性があり、100℃を超えると
使用する有機溶媒の沸点にもよるが、蒸気圧が高くなり
、反応上好ましくないからである。
また、超音波の照射条件は、周波数的20KH2から3
MHz、好ましくは約30KHzから500KHzであ
る。周波数が約20KHz未満では均一に混合している
分子を破壊する可能性があり、約3 M Hzを超える
と均一に混合するのに際し効果が少ないからである。
超音波の照射は、有機溶媒に芳香族ポリスルホンと芳香
族ジアミンを溶解させるときから連続して照射すること
も可能である。
以上により得られる樹脂をメタノール等の溶媒中で析出
させ、再度有機溶媒に溶解した後、あるいは反応溶液を
そのままの状態で約1時間から24時間、温度的lOO
°Cから300°C1好ましくは約120°Cから25
0 ”Cで加熱することにより、一般弐(III)及び
下記の一般式(V)で表される繰返し単位が含まれる均
一な目的とする樹脂組成物が得られる。
この際の高温処理は、ポリアミド酸の閉環によるポリイ
ミド形成を主目的としている 5 工6 ((V)式中のR及びArは(IV)式と同様である。
) なお、本発明の樹脂組成物において、本発明の目的を損
なわない範囲内において、10重量ppmから数重量%
程度、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、難燃助剤
、帯電防止剤、滑剤、着色剤等の通常の添加剤を1種以
上添加することも可能である。
また、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリアクリレー
ト、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド等の熱可塑
性樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹
脂、及びクレー、マイカ。
シリカ、グラファイト、ガラスピーズ、アルミナ。
炭酸カルシウム、ガラス繊維、炭素繊維等の充填剤や強
化剤もその目的に応じて数重量%から数10重量%まで
適量配合することも可能である。
〔作用〕
本発明の樹脂組成物では、芳香族ポリスルホンと芳香族
ポリイミドが緊密に混合しており、芳香族ポリスルホン
の特性と芳香族ポリイミドの特性を合わせ持つ樹脂とな
り、射出成形法、押出成形法、圧縮成形法、回転成形性
等公知の成形法により良好に成形加工することができる
他、溶液のままコーティング材料としても良好に用いる
ことができ成膜性にも優れている。
このとき、芳香族ポリスルホンと芳香族ポリイミドの合
計量に対し、芳香族ポリスルホンを約10〜70重量%
、芳香族ポリイミドを約30〜90重量%とするのは、
上記の作用を効果的に得るためである。
すなわち、芳香族ポリスルホンが約70重量%を超え、
芳香族ポリイミドが約30重量%未満であると、上記の
ような緊密な混合をせず、相分離が著しくなり、本発明
の樹脂組成物をフィルムに成形した際の均一性に劣り、
高温耐食性、機械的強度が不十分となる。一方、芳香族
ポリスルホンが約10重量%未満で、芳香族ポリイミド
が約90重量%を超えると、耐スチーム性、弾力性が不
十分となる。従って、芳香族ポリスルホンが約10〜7
0重量%で、芳香族ポリイミドが約30〜7 8 9()車量%のときに、両樹脂の優れた特性を保持17
だパラン  とれた物性をすI゛ず 樹脂組成物なるの
である。
2トた、本発明の製造方法では、芳香族ポリスルホン酸
の有機溶媒溶液中で、芳香族ジアミンと芳香族テトラカ
ルホン酸−“無水物を反応さP゛て芳^族ボリイミ1゛
を合成すること番こよっ“C1芳香族ポリスルホン酸と
芳香族ポリイミドが緊密に混合し。
た本発明の樹脂組成物を得るものである。
そし−(、この方法の一連の行程において、あるいは前
述のポリアミド酸の閉環によるポリイミドの形成を主L
I的とする高温処理の際において、超音波を照射するが
、この超音波の照射は、この−連の行程及びポリイミド
形成の際の処理温度を、超音波を照射L7ない場合より
も低温とする作用をなし”でいる。
例えば、上記のポリイミド形成の際に、超音波を照射す
ることにより、低温の処理でも容易にイミド化し、その
特性を引き出すことができる。乙゛い換えれば、超音波
を照射し7ない場合に例λば約:q o o℃程度の高
温を要する処理で得られる特tiを、約150’C程度
の低温の処理ご得る、′とができるのである。
なお、超音波照射rまるごとなく低温処理を可能と4゛
るために、イミド−他剤を用いることも斡えられるが、
該イミド化剤が残留1また場合に、樹脂の物性に悪い影
響をり−える場合があり好よj、2<ない。例えば、イ
ミド化剤の触媒としで知られるイミダゾール系化合物は
、その添加)C:、よ、)′□(ば、成形後、樹脂内に
残留し易く、ノイルJ、等に成形加工した際に、その機
械的強度は損なわれてしまうのである。
〔実施例〕
実施例1 攪拌機、窒素導入管を備えた容量5 (1rn 1のつ
[]ノラスーIに、基本構造としC 9 0 を有する芳香族ポリスルホン(IC1社製のグレー ド
5003P)0.40g、4.4’   ジ゛7ミノジ
フエニルエーテル ト“7ミド2Qmj2を採り、4 0 K H zの発
信能力を持つ超?)波反応槽中に設置し、0℃で窒素雰
囲気ド、完全に溶解するまで超音波を照射した状態で攪
拌した。
本例では、超音波照射に際し、超音波反応槽を用いたが
、プローブ式の超音波発生器の先端をノラスコの別の口
か反応溶液中に投入して照射することも可能である。
完全溶解後、超音波を照射した状態で、ピロメリット酸
二無水物1.1.3gを温度の上讐,に注意しながらゆ
っくり加え、温度を約0“Cの状態となるよう調節しな
がら100rpmで4時間撹拌し7た。
反応終r後、淡黄色の透明な粘稠な反応液を直ちにガラ
ス板上に展開し、ごのフィルムを減圧丁徐々air温度
を−[げ、I 5 Q−Cで15時間加熱処理し、黄色
で透明な平滑フィルJ、を得た。
更に、このフィルJ、の−・部を減圧下で3 0 0 
”Cで(5時間加熱処理し、処理温度の異なるフィルム
を得た。
これらのフィルムの機械的特性を知るためGこ、伸び、
引張強度、初期弾性率の測定を行った。
測定は、測定試料部を厚さ50μm,長さ50rrir
n、幅10mmの大きさに調整し、引張速度5。
0mm/mtn,の条件で行った。
これらの値と、参考例として芳香族ポリスルホンと芳香
族ポリイミドの各物性値を表1に示す。
また、ガラス板上での成膜性の結果について併せて示g
−。
実施例2 芳香族ポリスルホンと芳香族ポリイミドの混合割合の異
なる樹脂組成物を製造するため、芳香族ポリスルホンを
1.、19g、4.4’ −ジアミノジソエニルエーデ
ルを1、OOg、ピロメリット酸二無水物を1.09g
とした以外は、実施例1と同様の方法で反応を行い、黄
色で透明な平滑フィルムを得、このフィルムについて実
施例Iと同1 2 様の方法で諸物性を測定した。
この結果を表1に併せて示す。
比較例1,2 超音波を照射しない以外は、実施例1.2と同様の方法
で反応を行い、得られたフィルムについて実施例1.2
と同様の方法で諸物性を測定し、この結果を表1に併せ
て示す。
なお、比較例1の各成分量は実施例1と、比較例2の各
成分量は実施例2と同様である。
実施例;3 実施例1と同様な芳香族ポリスルボン0.4(1g、4
. 4’−シフ′ミノ・ンノl−ルゴ〜フール1.03
g、芳香族’r !−’、vカルボン酸ニー無水物とし
−と3 3’   /I  4’   ヘンソ゛)丁、
ノンフトラカlレボン酸で無水物1.Fi7g;を用い
た以外は、実施例1と同様の方法ご反応4−行い、得ら
れたフィル1、に・−2いて実施例1と同様の方法で諸
物性を測定した。この結果を表2に小ず。
実施例4 実施例1と同様な芳香族ポリスルホン1,22g、4.
4’−ジアミノジノJニルニーyル1゜021<、刀゛
晶族デトラカルポン酸二無水物としく3.3’、4.4
’−ヘンシフエノン’j−トラカルボン酸−゛無水物1
..64gを用いた以外は、実施例1と同様の方法で反
応を行い、得られたノイルムに一ついて実施例1と同様
の方法で諸物性を測定し7た。この結果4表2に併ゼて
示す。
実施例5 実施例1と同様な芳香族ポリスルホン1.76g、4.
4’−ジアミノシフyニルJ・ チル0゜51g、芳香
族i・トラカルボン酸二゛無水物と1−2−ζ3.3’
 、4.4’  ペンシフyノンy用うカルボン酸二無
水物0.82gを用いた以外は、実施例1と同様の方法
で反応を行い、得られたフィルムについて実施例1と同
様の方法で諸物性を測定し7た。この結果を表2に併せ
(ボす。
比較例3,4.5 超音波を照射しない以外は、実施例3,4.5と同様の
方法で反応を行い、得られたフィルムについて実施例3
,4.5と同様の方法で諸物性を測定し、この結果を表
2に併−1J(示す。
なお、比較例3の各成分量は実施例3と、比較例4の各
成分量は実施例4と、比較例5の各成分壁は実施例F)
と同様である。
実施例6 実施例1と同様な芳香族ポリスルホン1.21g、/1
,4’−ジアミノジフェニルエーテル1゜0/Ig、芳
香族テトラカルボン酸二無水物として3.3’、4.4
’ −ビフェニルテトラカルボン酸二無水物1.53g
を用いた以外は、実施例1と同様の方法で反応を行い、
得られたフィルムについて実施例1と同様の方法で諸物
性を測定した。
この結果と、参考例としての芳香族ポリイミドの各物性
値を併せて表3に示す。
比較例6 超音波を照射しない以外は、実施例6と同様の方法で反
応を行い、得られたフィルムについて実施例6と同様の
方法で諸物性を測定し、この結果を表3に併せて示す。
実施例′l 基本構造と(、て を有づ゛る芳香族ポリスルホン2゜211?、4,4′
ジアミノシフ1.:−ルエ・−チル1..0Og、、3
゜3’、4..1’  ベンゾソーY6ノンデlラカル
ボン酸ニ無水物1.Eilgを用いて、実施例1と同様
の方  反  行 黄色 透明 平滑フィルJ、を得、
このノイルムロJ′つき実施例1七同様のh法で諸物性
を測定し7、この結果を表4に示−1゜比較例′? 超音波庖照射しない以外は、実施例7と同様の方法で反
応を行い、得られたソイルムについて実施例゛1と同様
のh法で諸物性を測定し、この結果を表4に併せで示4
″。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の樹脂組成物は、一般弐(
II[)で表される芳香族ポリスルホンと一般式(V)
で表される芳香族ポリイミドとの緊密な混合物であるた
め、芳香族ポリスルホンと芳香族ポリイミドの特性を兼
ね備え、耐熱性、耐スチーム性、耐薬品性、機械的強度
及び電気的特性等の物性に優れ、かつ加工性、可撓性に
優れ、成形性、成膜性に冨む優れた工業材料である。
従って、本発明の樹脂組成物は、電気・電子機器用、輸
送機器用、プラン1−メインテナンス用、その他一般産
業機器用として、種々の分野で活用することができる。
また、本発明の樹脂組成物の製造方法は、従来の相溶し
難い樹脂を高分子量のまま緊密に混合することができる
と共に、イミド化に際し低温処理を可能とし、従来の高
温処理を要したコーティング時の難点を解決するもので
あり、工業的価値の高いものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芳香族ポリスルホンと芳香族ポリイミドを含む混
    合物であって、芳香族ポリスルホンと芳香族ポリイミド
    の合計量に対し芳香族ポリスルホンが10〜70重量%
    で芳香族ポリイミドが30〜90重量%の緊密な混合物
    よりなることを特徴とする樹脂組成物。
  2. (2)有機溶媒中で、かつ芳香族ポリスルホンの存在下
    において、芳香族ジアミンと芳香族テトラカルボン酸二
    無水物を、超音波を照射させながら反応させることを特
    徴とする樹脂組成物の製造方法。
  3. (3)有機溶媒中で、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される繰返し単位を有する芳香族ポリスルホンの存
    在下において、一般式 H_2N−Ar−NH_2・・・・・・・・・( I )
    (式中、Arは2価の芳香族基) で表される芳香族ジアミンと、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    (II) (式中、Rは単環式芳香族基、縮合多環式芳香族基が直
    接若しくは架橋員により相互に連結された非縮合多環式
    芳香族基からなる群より選ばれる4価の基である。) で表される芳香族テトラカルボン酸二無水物を、超音波
    を照射させながら反応させることを特徴とする樹脂組成
    物の製造方法。
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