JPH03261518A - 管状物の製造方法 - Google Patents

管状物の製造方法

Info

Publication number
JPH03261518A
JPH03261518A JP5913590A JP5913590A JPH03261518A JP H03261518 A JPH03261518 A JP H03261518A JP 5913590 A JP5913590 A JP 5913590A JP 5913590 A JP5913590 A JP 5913590A JP H03261518 A JPH03261518 A JP H03261518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyimide
core
resin
tubular
coated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5913590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2912922B2 (ja
Inventor
Isamu Sakane
阪根 勇
Satsuki Kawauchi
川内 五月
Noboru Hagiwara
萩原 昇
Hitoshi Fujiwara
均 藤原
Yoji Tani
庸治 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
I S T KK
IST Corp Japan
Original Assignee
I S T KK
IST Corp Japan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by I S T KK, IST Corp Japan filed Critical I S T KK
Priority to JP5913590A priority Critical patent/JP2912922B2/ja
Publication of JPH03261518A publication Critical patent/JPH03261518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2912922B2 publication Critical patent/JP2912922B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリイミド又はポリイミド前駆体溶液樹脂よ
りなる管状物の製造方法に関する。
(従来の技術) ポリイミド樹脂は優れた耐熱性1寸法安定性。
機械的特性及び化学的特性を有してお2)、その用途は
夫々の特性をいかし、フレキシブル、プリント基板、耐
熱電線被膜材料1M1気テープなど種々の用途に使用さ
れている。市販されているポリイミドフィルムは1例え
ばビフェニルテトラカルボン酸二無水物のような酸無水
物とジアミンからボリアミド酸を作2)、この段階でキ
ャスティング等の方法でフィルムとしたのち、脱水環化
でポリイミドとする方法がとられている。
又、例えばポリイミド又はポリイミド前駆体溶液からな
る管状物の製造方法としては、四フッ化エチレンー六フ
ッ化エチレン共重合体フィルム表面をコロナ1?l電処
理後、ポリイミドフィルムと熱ラミネートし、その2層
構造体のテープを一定のラップ巾を設けて芯金に巻き付
け、再び四フッ化エチレンー六フッ化エチレン共重合体
の溶融温度まで加熱し、芯金に巻き付けたラップ部を四
フッ化エチレンー六フッ化プロピレン共重合体により接
着し、芯金を抜き取って管状物とする方法がある。
又、ポリイミド前駆体から管状物を製造する方法として
、内面が平滑なガラス管やステンレス管等の成形管の内
面に、ポリアミド酸溶液を流し込み一定の厚みに形成す
る。そして、加熱により乾燥及びイミド化しフィルムと
したのち、成形管から抜き出す方法も知られている。
更に、特開昭64−22514号に開示されている如く
、粘度3000ボイズのポリイミド前駆体を熱収縮チュ
ーブの外面に一定に塗布後、加熱によりイミド化し、ポ
リイミドの管状物とする。その後熱収縮チューブを加熱
し、収縮させその外径を小さくさせてからポリイミド管
状物を抜き取る方法もある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した第1の方法で製造される管状物
は、四フッ化エチレンー六フッ化エチレン共重合体の耐
熱性を越える温度領域では使用不可能でありポリイミド
の持つすぐれた耐熱性が生かし切れないばかりでなく、
さらにその構造上、螺線状のラップ部分が残り管状物の
厚みら厚い部分と薄い部分で構成されることになる。
又、第2の方法により製造される管状物は単一のポリイ
ミド樹脂から構成されているが、ガラスやステンレス管
などの成形管の内面からポリイミド管状物を抜き取る作
業が非常に困難である。又成形管の内面からポリイミド
管状物を取り出すため管状物の外径の小さいちのを作る
ことは難しく又、長尺品を作ることち非常に難しい方法
であると云わざるを得ない。
又、第3の方法により製造されるポリイミド管状物は、
上述の第2の方法と同じようにポリイミド樹脂単体より
得られる管状物である。しかし。
ポリイミド前駆体を外面に塗布する熱収縮チューブはポ
リイミド前駆体がイミド化するための反応温度及びポリ
イミド前駆体に含まれているN−メチル−2−ピロリド
ンに不溶でなければならない点を考慮すると、フッソ樹
脂を材料とした熱収縮チューブを使わざるを得ない、又
、ポリイミド管状物を製作するために同じ数量のフッソ
樹脂製熱収縮チューブを消費することになり非常にコス
トの高いものになる。
また、フッソ樹脂熱収縮チューブはその加工温度が高い
ため偏肉や外径の変動率も大きく熱収縮チューブの性能
のバラツキは、そのままポリイミド管状物に悪影響を及
ぼすことになる。
更に、フッソ樹脂製熱収縮チューブはその表面の接触角
が非常に大きいことから、液体をはじき易くフッソ樹脂
製熱収縮チューブの外面に粘度が低いポリアミド酸溶液
を塗布すると、溶液がフッソ樹脂チューブ層ではじいて
しまい塗布むらが発生し、ピンホールが発生するおそれ
がある。
本発明は上述した従来の問題点を解決し、製造が容易で
且つコストを低下できるポリイミド又はポリイミド前駆
体溶液を用いた管状物の製造方法を提供するちのである
(課題を解決するための手段) さて、本発明者等は、従来技術の問題点さらにポリイミ
ド樹脂が有する加工時の問題点に対し、種々の検討を行
った結果、ポリイミド管状物を形成させる成形芯体また
はシリングに対し、離型状樹脂を用いるか、又は離型性
樹脂で被覆した芯体またはシリンダを用いた新しいポリ
イミド管状物の製造方法を発明した。即ち、本発明は、
ポリイミド又はポリイミド前駆体溶液を塗布し、成型し
ようとする芯体又シリンダに、離型性樹脂、例えば、ポ
リフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化三フ
ッ化エチレン、ポリ四フッ化エチレン、四フッ化エチレ
ンー六フッ化プロピレン共重合体、エチレン−四フッ化
エチレン共重合体、エチレン−塩化三フッ化エチレン共
重合体、四フッ化エチレンーパーフルオロアルキルビニ
ルエーテル共重合体、シリコンポリイミド、ポリアミド
、フェノール、ポリプロピレン、エボシキ等の樹脂を使
用又は被覆する。そして、その外面または内周面に親水
性樹脂、例えば、ポリビニールアルコール、澱粉、セル
ロース、酢酸ビニール等のような水酸基(−OH)、カ
ルボキシル基(−COOH)  アミノ基(−NH,)
 、カルボニル基()CO) 、スルホン基(−5O,
H)等の極性基や解離基を含む樹脂からなる塗布膜を形
成し、その外面または内周面に、ポリイミド又はポリイ
ミド前駆体溶液からなる管状成形液を塗布し、この塗布
されたポリイミド又はポリイミド前駆体が、少なくとも
管状物として強度を保持できる状態まで加熱した後、芯
体より管状物を取り出すことを特徴とする。
又、取り出した管状物において、イミド化が完全になさ
れていない場合は、再度金型にはめるか又は管状物の状
態にてさらに加熱イミド化させることが好ましい。
(作用) 離型性樹脂又は離型性樹脂を被覆した芯体ちしくはシリ
ンダの外面又は内周面に親木性を有する薄い塗布膜を形
成することで、その上に粘度の低いポリイミド又はポリ
イミド前駆体を塗布しても、溶液がはじくことなく一様
に塗布される。
そして、加熱工程で、ポリイミド前駆体溶液からポリイ
ミドへの転化をはかり強固なポリイミド管状物が得られ
る。然る後、芯体もしくはシリンダからの分離は、ll
型性樹脂の有する離型効果により分離され、容易に両者
を離脱させることが出来る。
(実施例) 本発明の製造方法の一実施例を順を追って説明する。但
し、本実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
まず、本発明に使用する芯体であるが、前記の離型性樹
脂単体をそのまま成型、切り出し、切削加工等を施し、
管状物の加工内寸法に仕上げて使用するか、あるいは前
記離型性樹脂を金属又は耐熱樹脂からなる芯材の表面に
塗布又は塗布した後、焼付、硬化し、離型性樹脂の被覆
層を芯材の表面に設ける方法又は離型性樹脂を押出、加
圧成型し、芯材の上番こ成型する方法、又は離型性樹脂
からなるチューブを芯材にかぶせる方法等、種々の加工
方法が考えられる。
但し、一般的には管状物自体の寸法精度等の点より金属
芯材の表面4こ何らかの形で離型性樹脂を成型すること
が望ましい、又、金属等の芯材の表面に離型性樹脂を成
型する場合、芯材と離型性樹脂との密着性はかなり重要
で離型性層のみが加熱により芯材から剥離した2)、浮
いたりすると管状物の精度が全く出ないという状態にな
る。
また、本発明に使用するシリンダは、前記の離型性樹脂
単体をそのまま成型、切り出し、切削加工等を施し、内
周面を管状物の加工内寸法に仕上げて使用するか、ある
いは前記雌型性樹脂を金属又は耐熱樹脂からなるシリン
ダの内周面表面に塗布又は塗布した後、焼付、硬化し、
離型性樹脂の被覆層を芯材の表面に設ける方法等1種々
の加工方法が考えられる。
ところで、ポリイミド又はポリイミド前駆体溶液を加熱
することによりイミド化させ、芯材から分離する状態か
ら言うと、明らかに離型性樹脂の接触角が大きなちのほ
ど適しているといえるが。
離型性樹脂の接触角が大きなものほど、ポリイミド又は
ポリイミド前駆体溶液を離型性樹脂表面に均一に塗布す
ることが難しく、かりに均一に塗布が出来たとしても、
少し熱をかけてイミド化を少し行う場合(熱をかけて溶
質濃度を上げる場合)に塗布した液の均一性がくずれ、
精度のある管状物の成型が不可能となる。
そこで1本発明においては芯体の離型性樹脂の表面に親
水性樹脂1例えばポリビニールアルコール、澱粉、セル
ロース、酢酸ビニール等を塗布して、親水性塗布膜を形
成する。この親水性塗布膜によ2)、ポリイミド又はポ
リイミド前駆体溶液を離型性樹脂表面に均一に塗布する
ことが出来る。
続いて、この親水性塗布膜を形成した離型性芯体又はシ
リンダを用いて、ポリイミド又はポリイミド前駆体溶液
を用いた管状物を製造する。
例えば、ポリイミド溶液あるいは、ポリイミド前駆体溶
液が入った容器中に離型性芯体又はシリンダを浸漬する
そして、芯体の場合には、外径と所定の間隙を有する絞
りリングの間を通して芯体な引き上げると、この芯体上
に所定の厚みの樹脂皮膜が形成される。
一方、シリングの場合には、内径と所定の間隙を有する
砲丸状体又は球状体の間を通してシリンダを引き上げる
と、このシリンダ内周面に所定の厚みの樹脂皮膜が形成
される。
ポリイミド又はポリイミド前駆体溶液を芯体の外周表面
に、またシリンダの内周面に形成する方法としては、ス
クレーバを用いて成型しても、又は押出方法にて成型す
ることも可能である。
そして、この芯体又はシリンダをを加熱炉に入れ、所定
の温度で加熱し、ポリイミドまたはポリイミド前駆体溶
液中の溶媒濃度を低下させることによ2)、管状体とし
ての強度を保持させる。
又、この加熱により多少ポリイミド又はポリイミド前駆
体溶液自体のイミド転化が起こり樹脂が硬化する。ポリ
イミドまたはポリイミド前駆体溶液中の溶媒が徐々に除
去されるとと6に、少しづつイミド化が起こ2)、管状
物としての強度を保持する状態となる。
最後に、芯体又はシリンダを冷却し、芯体、シリンダの
離型効果により管状物が芯体又はシリンダより離れ、所
定の管状物が得られる。
また、芯体又はシリンダには離型層が強固に形成された
ままであるので、再度管状物を形成するには、親水性塗
布膜を形成する工程から始めればよい。
このようにして得られる管状物は、芯体又はシリンダの
上で完全にイミド化を行ってしまうよりち管状物に含ま
れている溶媒を少し除去し、又は少しのイミド化を行い
、管状物として強度の保持が行われた段階で冷却し芯体
又はシリンダより分離することが望ましい、なぜなら、
離型性芯体又はシリンダの上で完全に管状物のイミド化
を行ってしまうと、ポリイミド又はポリイミド前駆体溶
液は完全にイミド化する状態で密着性を増し、いかに離
型性芯体又はシリンダといえども密着してしまい分離で
きなくなる。
又、少レイミド化の始まった状態で分離した管状物は再
度芯体またはシリンダに入れるか又は管状物のみを再加
熱して完全にイミド化して管状物として使用することが
望ましい。
次に本発明の具体的実施例につき説明する。
(実施例1) 外径50m+m長さ50h−のステンレス製芯体にポリ
テトラフロロエチレン(以下、PTFEと記す、)樹脂
を被覆し、平滑なPTFE樹脂被覆芯体を作成した。
次に、親木塗布膜材料としてポリビニールアルコールの
10%水溶液を作2)、この溶液のなかに上記PTFE
被覆芯体を浸漬し、100℃の温度で2分間乾燥して0
.5〜1μの厚みの親水性塗布膜を形成した。
この芯体を常温まで冷却後、スフレバーを用いて100
0ポアズの粘度のポリイミド前駆体溶液を。
芯体の外面に210μmの厚みで塗布した。
この芯体を140℃のオーブンで90分間加熱し溶媒を
除去後、続いて、200℃で10分加熱しイミド転化を
行った。
然る後、常温まで冷却後、芯体から脱型し内径50mm
厚み100μm長さ450m+++のポリイミド管状物
を得た。
更に、この後、再度金属の芯体に管状物を挿入し、芯体
ごとオーブンに入れ、250℃で20分。
400℃で20分の加熱を行った。その後、再度冷却し
て完全にイミド化された管状物を得た。
この場合は金属芯体と管状物の密着は全くなく簡単に離
脱することができた。
(実施例2) 外径3011I11長さ1500+1111の四フッ化
エチレンーバーフロロアルキルビニルエーテル(以下、
 PFAと記す、)樹脂からなる芯体を形成する。そし
て、親水性布膜材料として澱粉系ノリを水で溶解した水
溶液を作2)、この溶液の中にPFA樹脂で成形した芯
体を浸漬し、常温で60分間乾燥してこの樹脂芯体外面
上に親水性塗布膜を形成した。
更に、この芯体を20ポアズの粘度のポリイミド前駆体
溶液に浸漬し、芯体の外径と200■mの間隙を有する
リング状外型の間を引き上げ、芯体の外面に210μm
の厚みでポリイミド前駆体溶液の塗布を行った。
この芯体を200℃のオーブンで15分間加熱し溶媒の
除去を行った。
更に、再度芯体ごとオーブンに入れ、350 ℃で60
分の加熱を行った。その後、冷却して完全にイミド化さ
れた管状物を得た。
この場合はPFA芯体と管状物の密着は全くなく簡単に
離脱することができ、内径30mm厚み18μm長さ1
400mmのポリイミド管状物を得た。
(実施例3) 外径90mm長さlooosimのアルミニウム製芯体
にPFAを被覆し、平滑なPFA樹脂被覆芯体を作成し
た。
次に、親木塗膜材料としてセルロース水溶液を作2)、
この溶液の中に上記PFA被覆芯体を浸漬し、100℃
の温度で15分間乾燥して0.5〜lLLmの厚みの親
水性塗布膜を形成した。
そして、スフレバーを用いて 100ポアズの粘度のポ
リイミド前駆体溶液を、芯体の外径に210μmの厚み
で塗布した。
この芯体を250℃のオーブンで10分間加熱し溶媒を
除去後、更に 120℃で90分加熱した後、160℃
にて20分加熱してイミド転化を行った。
然る後、常温まで冷却後、芯体から脱型し、内径90n
m厚み20μm長さ900間のポリイミド管状物を得た
(実施例4) 外径200■長さ1000m+oのアルミニウム製芯体
にPFAを被覆し、平滑なPFA m脂被覆芯体を作成
した。
次に、親木塗膜材料としてポリビニールアルコールの1
0%水溶液を作2)、この溶液の中に上記PFA被覆芯
体を浸漬し、100℃の温度で2分間乾燥して0.5〜
lμの厚みの親水性塗布膜を形成した。
この芯体を100ポアズの粘度のポリイミド前駆体溶液
に浸漬し、芯体の外面に200μmの厚みに均一にポリ
イミド前駆体溶液の塗布を行った。
この芯体を150℃のオーブンで10分間加熱し溶媒を
除去後、さらに120℃で90分加熱した後、160℃
にて20分加熱してイミド転化を行った。
然る後、常温まで冷却後、芯体から脱型し、更に、その
管状物を350℃にて、1時間加熱し、内径200Q1
ml厚み20μm長さ900■のポリイミド管状物を得
た。その引張強度は27kg/+n+n2であった。
(実施例5) 外径9hm長さ100011II11のアルミニウム製
芯体にポリフッ化ビニリデン(以下、PVdFと記す、
)を被覆し、平滑なPVdF樹脂被覆芯体を作成した。
次に、親木塗膜材料として酢酸ビニール水溶液を作2)
、この溶液のなかに芯体を浸漬し、 100 ”Cの温
度で15分間乾燥して親水性塗布膜を形成した。
この芯体を100ポアズの粘度のポリイミド前駆体溶液
を、芯体の外面に210g mの厚みに均一にポリイミ
ド前駆体溶液の塗布を行った。
この芯体を 150℃のオーブンで10分間加熱し溶媒
を除去後、更に 120 ’Cで90分加熱した後、 
160℃にて20分加熱してイミド転化を行った。
然る後、常温まで冷却後、芯体がら脱型し、更に、その
管状物を350℃にて、1時間加熱し、内径90m+o
厚み20um長さ900mm (7)ポリイミド管状物
を得た。
(実施例6) 内径50+im長さ500mo+のステンレス製シリン
ダの内表面にPTFE樹脂を被覆し、平滑なPTFE樹
脂被覆シリンダを作成した。
次に、親木塗膜材料としてポリビニールアルコールの1
0%水溶液を作2)、この溶液のなかに上記PTFE被
覆シリンダを浸漬し、100 ”Cの温度で2分間乾燥
して0.5〜1μの厚みの親水性塗布膜を形成した。
このシリンダを常温まで冷却後、この芯体を1000ポ
アズの粘度のポリイミド前駆体溶液に浸漬し、砲丸状型
の間を引き上げ、シリンダの内面に210μmの厚みで
ポリイミド前駆体溶液の塗布を行った。
このシリンダを 140’Cのオーブンで90分間加熱
し溶媒を除去後、更に200℃で10分加熱しイミド転
化を行った。
然る後、常温まで冷却後、シリンダから脱型し、外径5
0+u++厚み100gm長さ450++n+のポリイ
ミド管状物を得た。
更に、この後、再度金属のシリンダに管状物を挿入し、
シリンダごとオーブンに入れ、250℃で20分、40
0℃で20分の加熱を行った。そしてその後、再度冷却
して完全にイミド化された管状物を得た。
この場合は金属シリンダと管状物の密着は全くなく簡単
に離脱することができた。
(比較例1) 外径30mm長さ1500m+iのステンレス製芯体の
表面をパフ研磨により1表面粗さが0.5μm以下に鏡
面仕上げを行い、この芯体にポリイミド前駆体を実施例
2と同様の方法にて、芯体の外面に200μmの厚みで
塗布した。
このポリイミド前駆体溶液の塗布芯体を200℃のオー
ブンで15分間加熱し溶媒を除去後さらに350℃で6
0分加熱してイミド転化を行った。
冷却後ポリイミド管状物を取り外そうとしたが、ポリイ
ミド管状物はステンレス芯体に強固に密着してお2)、
管状を保ったまま芯体から外すことはできなかった。
(比較例2) 実施例4で使用したPTFE被厘芯体を用い、ポリビニ
ールアルコール溶液中に芯体を浸漬しない状態で直接P
TFE被覆面に実施例4と同じ方法にてポリイミド前駆
体を形成した。
この状態でのポリイミド前駆体溶液はPTFE被覆芯体
で直径l〜211Illでスポット状にハジキ現象が発
生した。
さらに、ポリアミド塗布金型を120℃オーブンに入れ
ると数分でハジキ現象が全体に広がりポリイミド管状物
は得られなかった。
尚、上述した本発明の実施例では、熱硬化性樹脂として
、種々のポリイミド前駆体溶液を使用したが、これらの
溶液は例えば特公昭37−97号、特公昭60−362
号、あるいは特開昭56−38324号等の公報でその
製造方法が知られてお2)、本発明の管状物の材料とし
て限定されるものではない。
更に、熱硬化性樹脂としては、ポリイミド前駆体以外に
、エポキシ樹脂等ら同様に用いることができる。
また、金属性芯体の表面に被覆するフッソ樹脂について
も、 PTFE樹脂以外に四フッ化エチレンーパーフロ
ロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)或は四フ
ッ化エチレンー六フッ化エチレン共重合体(FEP)ま
たは四フッ化エチレン共重合体(ETFE)など6使用
できる。
更に、離型性樹脂としては上述したフッソ樹脂以外に、
シリコンまたは、ポリプロピレン樹脂なども用いること
ができる。
本発明で製作したポリイミド管状物は、例えば寸法安定
性あるいは耐熱性を必要とする搬送ベルトあるいは複写
機やレーザビームブリンク−等の熱溶融トナーの定着用
管状フィルム等の非常に巾広い用途が期待される。
(発明の効果) 本発明は、離型性芯体又はシリンダの表面に形成された
親水性塗布膜によ2)、ポリイミド又はポリイミド前駆
体溶液が表面上にはじくことなく一様に塗布することが
できる。しがもポリイミド又はポリイミド前駆体溶液と
離型性芯体又はシリンダと離型性樹脂の表面張力をうま
く組合わせ、更に、ポリイミド又はポリイミド前駆体溶
液のイミド化率との組合わせによ2)、従来なし得なが
ったポリイミド管状物を成型することができる。
このように、本発明は極めて容易に管状物が製造できる
ととちに、芯体は繰り返し使用することができるので製
造コストを下げることができる。
更に、本発明製造方法で得られたポリイミド管状物は均
一な厚みを有し、非常に精度の高い管状物を容易に得る
ことができた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)離型性樹脂からなる芯体又は離型性樹脂を被覆し
    た芯体の外面に、親水性塗布膜を形成し、この親水性塗
    布膜上に、ポリイミド又はポリイミド前駆体溶液からな
    る管状成形液を塗布し、この塗布されたポリイミド又は
    ポリイミド前駆体溶液が、少なくとも管状物として強度
    を保持できるまで加熱した後、前記芯体より管状物を取
    り出すことを特徴とする管状物の製造方法。
  2. (2)離型性樹脂からなるシリンダ又は離型性樹脂を被
    覆したシリンダの内周面に、親水性塗布膜を形成し、こ
    の親水性塗布膜上に、ポリイミド又はポリイミド前駆体
    溶液からなる管状成形液を塗布し、この塗布されたポリ
    イミド又はポリイミド前駆体溶液が、少なくとも管状物
    として強度を保持できるまで加熱した後、前記芯体より
    管状物を取り出すことを特徴とする管状物の製造方法。
  3. (3)管状物の厚みが5〜5000μの範囲であること
    を特徴とする第1項または第2項に記載の管状物の製造
    方法。
  4. (4)親水性塗布膜材料として、水酸基(−OH)、カ
    ルボキシル基(−COOH)、アミノ基(−NH_2)
    、カルボニル基(>CO)、スルホル基(−SO_2H
    )などの極性基や解離基を含む樹脂を用いたことを特徴
    とする第1項、第2項または第3項のいずれかに記載の
    管状物の製造方法。
JP5913590A 1990-03-09 1990-03-09 管状物の製造方法 Expired - Lifetime JP2912922B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5913590A JP2912922B2 (ja) 1990-03-09 1990-03-09 管状物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5913590A JP2912922B2 (ja) 1990-03-09 1990-03-09 管状物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03261518A true JPH03261518A (ja) 1991-11-21
JP2912922B2 JP2912922B2 (ja) 1999-06-28

Family

ID=13104575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5913590A Expired - Lifetime JP2912922B2 (ja) 1990-03-09 1990-03-09 管状物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2912922B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07178741A (ja) * 1993-11-15 1995-07-18 I S T:Kk ポリイミド複合管状物とその製造方法及び製造装置
US5433913A (en) * 1993-10-29 1995-07-18 I.S.T. Corporation Method of manufacturing a heat-resistant resinous tube
US6984353B2 (en) 2001-06-05 2006-01-10 Showa Electric Wire & Cable Co., Ltd. Method for manufacturing a polyimide sleeve
EP2143770A1 (en) * 2007-04-27 2010-01-13 I.S.T. Corporation Coating material, layered product, and process for producing cylindrical layered product

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5433913A (en) * 1993-10-29 1995-07-18 I.S.T. Corporation Method of manufacturing a heat-resistant resinous tube
JPH07178741A (ja) * 1993-11-15 1995-07-18 I S T:Kk ポリイミド複合管状物とその製造方法及び製造装置
US5582886A (en) * 1993-11-15 1996-12-10 I.S.T. Corporation Polyimide composite tube and method of manufacturing the same
US6984353B2 (en) 2001-06-05 2006-01-10 Showa Electric Wire & Cable Co., Ltd. Method for manufacturing a polyimide sleeve
EP2143770A1 (en) * 2007-04-27 2010-01-13 I.S.T. Corporation Coating material, layered product, and process for producing cylindrical layered product
EP2143770A4 (en) * 2007-04-27 2012-10-03 Ist Corp COATING MATERIAL, LAMINATE PRODUCT AND PROCESS FOR PRODUCING LAMINATE LAMINATE PRODUCT

Also Published As

Publication number Publication date
JP2912922B2 (ja) 1999-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3054010B2 (ja) ポリイミド複合管状物とその製造方法及び製造装置
JP3103084B2 (ja) 管状物の製造方法
JP6883393B2 (ja) ポリイミド系樹脂膜洗浄液、ポリイミド系樹脂膜を洗浄する方法、ポリイミド膜を製造する方法、フィルタ、フィルターメディア又はフィルターデバイスを製造する方法、及びリソグラフィー用薬液の製造方法
JPH03261518A (ja) 管状物の製造方法
JP2012111790A (ja) 乾式ポリイミド系多孔性フィルム及びその製造方法
JP3667661B2 (ja) ポリイミドスリーブの製造方法
EP1698359A4 (en) MEDICAL TUBE AND METHOD OF PREPARATION
JP3822979B2 (ja) スパイラル管状ヒーターおよびその製造方法
JPS5922389A (ja) フレキシブル印刷回路用基板のカ−ル矯正方法
JP4186447B2 (ja) 樹脂組成物の製造方法
JP3822967B2 (ja) スパイラル管状ヒーターおよびその製造方法
JPS60203427A (ja) 芳香族ポリイミド樹脂管状物の製造法
JP2680894B2 (ja) 管状物の製造方法
JPH0243046A (ja) 複合管状物およびその製法
JP3952339B2 (ja) プラスチックレンズ製造セル用粘着テープ
JPH10138264A (ja) 複合フィルムの製造方法
JP2004255708A (ja) ポリイミド樹脂製無端ベルトの製造方法、及びポリイミド樹脂製無端ベルト
JP2625021B2 (ja) 変形管状物およびその製法
JP3976392B2 (ja) ポリイミド塗布成形型及びその製造方法、並びに、ポリイミド無端ベルトの製造方法
JP3122286B2 (ja) 管状物の製造方法
JP2002188620A (ja) 筒状体
JP2003266460A (ja) 合成樹脂管状物の製造方法
JPH035302B2 (ja)
JP4609254B2 (ja) 円筒状芯体の再生方法及び無端ベルトの製造方法
JP2003039457A (ja) ポリイミド管状体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term