JPH03259573A - アバランシェ・フォトダイオード - Google Patents

アバランシェ・フォトダイオード

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JPH03259573A
JPH03259573A JP2058902A JP5890290A JPH03259573A JP H03259573 A JPH03259573 A JP H03259573A JP 2058902 A JP2058902 A JP 2058902A JP 5890290 A JP5890290 A JP 5890290A JP H03259573 A JPH03259573 A JP H03259573A
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JP
Japan
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layer
electric field
impurity concentration
region
apd
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Application number
JP2058902A
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English (en)
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Haruhiko Kuwazuka
治彦 鍬塚
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 本発明はへテロ接合を有するアバランシェ・フォトダイ
オードに関し、 ヘテロ接合界面に於けるキャリヤのパイルアップ現象を
緩和することにより、APDの動作速度を向上させるこ
とを目的とし、 光吸収層とキャリヤ増倍層との間に高不純物濃度の電界
緩和層が設けられたアバランシェ・フォトダイオードに
於いて、 該電界緩和層は光吸収層に隣接する第1の半導体層と増
倍層に隣接する第2の半導体層から威り、該第1の半導
体は高不純物濃度であって該増倍層よりバンドギャップ
が狭く、且つ該第2の半導体は高不純物濃度であって該
光吸収層よりバンドギャップが広いものであり、 該第1の半導体層の厚さはキャリヤの平均自由行程より
小である構造をもって構成する。
典型的には、光吸収層がn−InGaAs、増倍層がn
−1nPである場合、光吸収層側の電界緩和層をn″ 
I nGaAs、増倍層側の電界緩和層をn”lnPと
する。
〔産業上の利用分野〕
本発明はアバランシェ・フォトダイオード(APD)の
構造に関わり、特に1655μm帯の光通信に用いられ
るInP/InGaAs型APDに関するものである。
光ファイバを用いる光通信の受光素子として、APDは
益々多用されているが、伝送速度の高速化など、通信技
術の高度化に伴って高速動作の可能なAPDが求められ
ている。APDの応答速度はGB積によって定まるので
、光通信の高速化にはCB積の大きいAPDを実現する
ことが必要である。
APDのCB積を上げるため一般的に充足すべき事項に
、キャリヤ増倍領域であるアバランシェ発生層の幅を小
にする事がある。アバランシェ発生層(以下、増倍層と
記す)を薄<シて而もこの領域の電界強度を十分に高く
するには、印加する電圧を高くしなければならないが、
単に高電圧を印加するだけでは、光吸収領域の電界も上
昇してアバランシェ・ブレークダウンの起こる領域が光
吸収領域にまで拡がるため、所期の目的が達成されない
状況が生しる。
〔従来の技術] 第3図は公知のInP/InGaAs型APDの構造を
示す断面模式図である。該素子はn゛InP基板1の上
に形成されており、上方から入射した光によってrl 
 InGaAsの光吸収層2に電子/正孔対が発生する
。n−TnPの増倍層5に到達した正孔はこの領域の高
電界に加速されてアバランシェを生し、キャリヤが増倍
される。
6はp°拡散領域、7はBeをイオン注入したPガード
リングである。
n”  InPn種層、上記の光吸収層でアバランシェ
が起こる問題に対処するために設けられた電界降下層で
、その効果を説明する図が第4図である。同図(B)は
p/n接合のn側の各領域の不純物濃度を示し、同図(
A)は各領域の電界強度を示している。前記n″ In
Pn種層設けられた結果、n側領域に於ける電界降下は
該領域に集中して生し、増倍領域は高電界に、光吸収領
域は低電界に保たれることになる。
(発明が解決しようとする課題〕 このような構造のAPDでは、n”lnPである電界降
下層とn−1nGaAsである光吸収層との間はへテロ
接合であり、キャリヤのパイルアンプが発生する。この
状況をエネルギ帯モデルで説明する図が第5図である。
上記構造のAPDでは、ヘテロ接合付近のエネルギ・ハ
ンドは第5図(a)のような形状で示されるが、価電子
帯に大きい段差があり、I nGaAs側からInP側
への正孔の移動に対して障壁となり、移動してきた正孔
はこの部分に停滞することになる。ここに多量の正孔が
蓄積(パイルアップ)されると、段差を越えてInP側
に進むようになるが、その間の遅延はAPDの応答速度
の低下となる。
このようなパイルアンプの影響を軽減するには、ヘテロ
接合部の電界を高め、トンネル効果による正孔の通過量
を増せば良く、そのための方策として電界降下層の不純
物濃度を低減し、該領域に於ける電界降下を軽減するこ
とによりヘテロ接合の電界を高めることが考えられる。
しかしながらそのような場合のAPD動作領域の電界分
布は、第峰図(b)に実線で示される通常の電界分布に
比べて、光吸収層の電界は破線で示されるように上昇し
たものとなる。そのため、ヘテロ接合部の電界を十分に
高めようとすると、光吸収層でもアバランシェが生しる
ことになる。
このようにして実行的な増倍領域が拡大されると、GB
積が減少し、APDの特性が劣化するので、ヘテロ接合
の電界を上昇させることによってキャリヤのパイルアン
プを解消する方策では、満足な成果が得られない場合が
多い。
本発明の目的は、電界降下層の不純物濃度を低下させた
場合にも光吸収層でアバランシェの生ずることのないA
PDの構造を提供することであり、それによって動作が
より高速のAPDを実現することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明のAPDは光吸収層と
キャリヤ増倍層との間に高不純物濃度の電界緩和層が設
けられたAPDであって、該電界緩和層は光吸収層に隣
接する第1の半導体層と増倍層に隣接する第2の半導体
層から成り、該第1の半導体は高不純物濃度であって該
増倍層よりバンドギャップが狭く、且つ該第2の半導体
は高不純物濃度であって該光吸収層よりバンドギャップ
が広いものであり、 該第1の半導体層の厚さはキャリヤの平均自由行程より
小である構造をとる。
典型的には、光吸収層がn−InGaAs、増倍層がn
−InPである場合、光吸収層側の電界緩和層をn” 
 InGaAs、増倍層側の電界緩和層をn”lnPと
する。
〔作 用] 第2図は本発明のAPDの動作領域の不純物濃度分布と
、それに対応させた電界分布を示す図である。以下、該
図面を参照しながら本発明のAPD構造の作用を説明す
る。
同図(B)には本発明のAPDを構成する各領域の不純
物濃度が示されている。左端はp″領域あり、これに隣
接してp/n接合を形成するn−91域はInPのキャ
リヤ増倍領域である。更に該領域に隣接してn’InP
の電界緩和領域(a)が設けられているが、該領域の不
純物濃度は通常のAPDに於ける電界降下領域の不純物
濃度より若干低く設定され、該領域に於ける電界降下が
抑制されている。
InGaAs光吸収領域の不純物濃度はn−であるが、
該領域の中、InPの電界降下領域に隣接する部分(b
)だけは不純#yJ濃度が高<n”である。
電界分布は同図(A)に示されている通りで、増倍領域
の高電界は先ず電界降下領域(a)で低下することにな
るが、通常の程度までは下がらず、ヘテロ接合部すなわ
ち領域(a)と領域(b)の境界部の電界を高(維持し
ている。電界分布は追加的電界降下領域である領域(b
)で更に降下し、n゛の光吸収領域はアバランシェの生
ずることのない程度に低電界となっている。
本発明のAPDに於いては電界分布は以上のようなもの
であり、ヘテロ接合部の電界が高められているため正孔
のパイルアップが低減され、APDの動作が高速となっ
ている。なお、n″ InG a A s 99域が高
電界となる点については、その厚さがキャリヤの平均自
由行程より小であるためアバランシェが生ずることはな
く、CB積の減少は起こらない。
上記作用効果を生ずるためにInGaAs光吸収領域中
に設けられる高不純物領域(b)が備えるべき基本的条
件は上に述べた通りであるが、これを更に具体的化する
と、該領域の厚さと不純物濃度との積が4 x 10 
” Cm −z以上であることになる。
〔実施例〕
第1図は本発明実施例のAPDの構造を示す断面模式図
である。以下、該図面を参照しながら、APDを構成す
る各層の不純物濃度と厚さの例を示す。
n”TnPの基板1上にn ”i 1 XIO”cm−
3、厚さ1.5 p mのI n G a A s @
 2が光吸収層として設けられており、その上にn ’
、 4.8 X1017cm−’厚さ100人のInG
aAs層3が第2の電界降下層として設けられている。
InPの第1の電界降下層4はn ’、 4.8XIO
17CI11−3、厚さ400人であり、キャリヤ増倍
層5はn# I XIO”cm−3、厚さ1.5 g 
mのInPである。
これ等、基板上に設けられる4つの層はいづれもMOV
PEによって形成される。
陽極であるp″領域6はInP層5に選択的にCdを1
.0amの深さに拡散して形成される。ガードリング7
はBe+のイオン注入によって形成され、8はSiNパ
ッシベーション膜、9は環状に形成されたA u / 
Z n / A uのP−コンタクト金属、10はA 
u G e / A uのn−コンタクト金属である。
これ等は通常のAPDと同じであり、各金属層の厚さは
、P−コンタクトに於いてAu120人、Zn80人、
Au400人、n−コンタクトに於いてA u G e
 300人、Au2700人である。光はP″領領土上
SiN膜8を透過して入射する。
上記構造のAPDでは、光吸収領域の電界を1、3 X
 105V / cmに抑えた時にヘテロ接合部の電界
値を2X105V/cmまで高めることが出来る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば光吸収領域にアバ
ランシェを起こさせることなくヘテロ接合部を高電界と
することが可能であり、トンネル効果によってキャリヤ
はへテロ接合を容易に通過するようになる。その結果、
キャリヤのパイルアップは低減され、APDの動作が高
速化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のAPDの構造を示す断面模式第2図は
本発明のAPDの作用を説明するための図、 第3図は従来のAPDの構造を示す断面模式図、第4図
は従来のAPDの問題点を説明する図、第5図はパイル
アップを説明するエネルギ帝国であって、 図に於いて 1はn″ nP基板、 2はn”  nC;aAsである光吸収層、3はn″ 
nGaAsである電界降下層、4はn”  nPである
電界降下層、 5はn−nPであるキャリヤ増倍層、 6はp゛拡散領域である陽極、 7はガードリング、 8はSiNパッシベーション膜、 9はA u / Z n / A uのp−コンタクト
金属、10はA u G e / A uのn−コンタ
クト金属電界強度 実施例のAPDの構造を示す断面模式図第1図 従来のAPDの構造を示す断面模式図 第3図 本発明のAPDの作用を説明するための図第2図 電界強度 従来のAPDの問題点を説明する間 第 図 パイルアップを説明するエネルギ帝国 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一導電型の光吸収層と同導電型のキャリヤ増倍層との間
    に同導電型の電界緩和層が設けられたアバランシェ・フ
    ォトダイオードであって、 前記光吸収層はInGaAs層であり、 前記電界緩和層は、100Å以下の厚さのInGaAs
    層であって該厚さとの積が4×10^1^1cm^−^
    2以上となる不純物濃度を有し且つ前記光吸収層に隣接
    する第1の層と、InP層であって前記第1の層及び前
    記増倍層に隣接する第2の層より成り、前記増倍層は前
    記第2の層より低不純物濃度であると共に、 前記増倍層中に受光部である反対導電型領域が設けられ
    ていることを特徴とするアバランシェ・フォトダイオー
    ド。
JP2058902A 1990-03-09 1990-03-09 アバランシェ・フォトダイオード Pending JPH03259573A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06291359A (ja) * 1993-04-07 1994-10-18 Nec Corp 半導体受光素子
JP2006302954A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Mitsubishi Electric Corp 半導体受光素子および該半導体受光素子の製造方法

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